JP2015144088A - 燃料電池コージェネレーションシステム、その制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム内に用いる熱源機の設置や選択の自由度を高め、システム構築の容易化や、システム動作の安定化を実現する。【解決手段】 自動ガス遮断機能を有するガスメータ(14)を介して燃料ガスが供給される燃料電池コージェネレーションシステムで(2)あって、燃料電池ユニット(4)の排熱で加熱された熱媒を溜める蓄熱ユニット(タンクユニット6)と、前記燃料電池ユニットと別個に設置され、前記蓄熱ユニットから供給される前記熱媒または外部から供給される熱媒を前記燃料ガスの燃焼熱により加熱する熱源機と(給湯器8)を備え、前記熱源機は、前記自動ガス遮断機能が動作する時間間隔より短い時間間隔で前記燃料ガスを燃焼する。【選択図】図1

Description

本開示の技術は、プロパンガスや都市ガスなどの燃料ガスを用いる燃料電池コージェネレーションシステムの制御技術に関する。
一般家庭など、小規模な給電・給湯需要向けの燃料電池コージェネレーションシステムが普及している。この燃料電池コージェネレーションシステムでは、燃料ガスを改質して発電する燃料電池ユニットとともに給湯システムが備えられ、給湯システムでは燃料電池ユニットの発電に伴う排熱を熱源に利用する。これら燃料電池および給湯システムは、システムを構成するひとつの筐体に設置され、給湯システムにはその筐体内に熱源機および蓄熱タンクが備えられる。
この燃料電池コージェネレーションシステムに関し、燃料電池ユニット、熱源機および蓄熱タンクを備えること、燃料ガスの消費量がマイコンメータによって検出されること、消費ガス量の変化が所定範囲で、一定時間以上継続した場合、マイコンメータがガス漏れと判断し、ガス供給を遮断すること、燃料ガスの継続使用に起因するマイコンメータのガス遮断を回避することが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2008−159397号公報
ところで、燃料電池および給湯システムを備えるとともに、給湯システムには熱源機および蓄熱タンクを含む燃料電池コージェネレーションシステムを設置するには、一定の設置スペースが必要である。設置スペースが狭い環境では、斯かるシステムを設置できない場合がある。燃料電池と蓄熱タンクが別個に構成され、蓄熱タンクに給湯システムが一体化されたシステムでも蓄熱タンクの占める割合が大きく、この場合も設置スペースが問題となる。
システム内には熱源が備えられており、需要箇所に既に熱源機を設置していても、この熱源機を使用することができず、システムの設置のために、既存の熱源機の廃棄を余儀なくされるといった事態も想定される。
燃料電池コージェネレーションシステムには自動ガス遮断機能を有するガスメータを通して燃料ガスが供給される。ガスメータは所謂マイコンメータであり、消費ガス量の変化が所定範囲で、一定時間以上継続した場合にはガス漏れと判断し、ガス供給やガス消費が正常であってもガス供給を遮断する。
燃料電池コージェネレーションシステムに用いられるFCシステムがSOFC(Solid Oxide Fuel Cell :固体酸化物型燃料電池)タイプである場合、このSOFCでは作動温度が高温であるため、起動および停止に時間を要する。斯かるシステムを効率よく動作させるには、一定の発電を長時間連続することが望ましい。しかし、ガスメータの自動ガス遮断機能が動作すると、同一のガス消費量で連続かつ継続したFCシステムの運転が停止され、効率的な運転が妨げられるという課題がある。
そこで、本開示の発明の目的は上記課題に鑑み、システム内に用いる熱源機の設置や選択の自由度を高め、システム構築の容易化を実現することにある。
また、本開示の発明の他の目的は上記課題に鑑み、システム動作の安定化を実現することにある。
上記目的を達成するため、本開示の燃料電池コージェネレーションシステムの一側面によれば、自動ガス遮断機能を有するガスメータを介して燃料ガスが供給される燃料電池コージェネレーションシステムであって、燃料電池ユニットの排熱で加熱された熱媒を溜める蓄熱ユニットと、前記燃料電池ユニットと別個に設置され、前記蓄熱ユニットから供給される前記熱媒または外部から供給される熱媒を前記燃料ガスの燃焼熱により加熱する熱源機とを備え、前記熱源機は、前記自動ガス遮断機能が動作する時間間隔より短い時間間隔で前記燃料ガスを燃焼する。
上記燃料電池コージェネレーションシステムにおいて、前記ガスメータの自動ガス遮断機能の自動遮断時間より短い時間間隔で前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる制御手段を備え、該制御手段の制御により前記燃料ガスの消費に変化を生じさせてもよい。
上記燃料電池コージェネレーションシステムにおいて、前記燃料電池ユニットの動作開始から時間を計測し、該計測時間が所定時間を超えた場合、前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる制御手段を備えてもよい。
上記燃料電池コージェネレーションシステムにおいて、前記熱源機で加熱される前記熱媒の経路に開閉弁を備え、該開閉弁を開き、前記熱源機に前記熱媒を流して前記燃料ガスを消費させてもよい。
上記目的を達成するため、本開示の燃料電池コージェネレーションシステムの制御プログラムの一側面によれば、自動ガス遮断機能を有するガスメータを介して燃料ガスが供給される燃料電池ユニットの排熱で加熱された熱媒を溜める蓄熱ユニットと、前記燃料電池ユニットと別個に設置され、前記蓄熱ユニットから供給される前記熱媒または外部から供給される熱媒を前記燃料ガスの燃焼熱により加熱する熱源機とを備える燃料電池コージェネレーションシステムのコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、自動ガス遮断機能を有するガスメータの自動遮断時間より短い時間間隔で前記熱源機に前記燃料ガスを消費させ、前記燃料ガスの消費に変化を生じさせる処理を前記コンピュータに実行させる。
上記燃料電池コージェネレーションシステムの制御プログラムにおいて、燃料電池ユニットの動作開始から時間を計測し、該計測時間が所定時間を超えた場合、前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる処理を前記コンピュータに実行させてもよい。
上記燃料電池コージェネレーションシステムの制御プログラムにおいて、前記熱源機で加熱される前記熱媒の経路に開閉弁を備え、該開閉弁を開き、前記熱源機に前記熱媒を流して前記燃料ガスを消費させる処理を前記コンピュータに実行させてもよい。
上記目的を達成するため、本開示の燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法の一側面によれば、自動ガス遮断機能を有するガスメータを介して燃料ガスが供給される燃料電池ユニットの排熱で加熱された熱媒を溜める蓄熱ユニットと、前記燃料電池ユニットと別個に設置され、前記蓄熱ユニットから供給される前記熱媒または外部から供給される熱媒を前記燃料ガスの燃焼熱により加熱する熱源機とを備える燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法であって、自動ガス遮断機能を有するガスメータの自動遮断時間より短い時間間隔で熱源機に前記燃料ガスを消費させ、前記燃料ガスの消費に変化を生じさせる処理を前記コンピュータに実行させる。
上記燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法において、燃料電池ユニットの動作開始から時間を計測し、該計測時間が所定時間を超えた場合、前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる処理を前記コンピュータに実行させてもよい。
上記燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法において、前記熱源機で加熱される前記熱媒の経路に開閉弁を備え、該開閉弁を開き、前記熱源機に前記熱媒を流して前記燃料ガスを消費させてもよい。
以上説明したように、本開示の発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 熱源機の選択の自由度が高められるとともに、熱源機と蓄熱タンクを別に設置できので、設置環境などの設置スペースの多様化に容易に応じることができる。
(2) 熱源機に既設の熱源機など、ユーザが希望する熱源機などを使用でき、システム構築コストを抑制でき、システム構築が容易化できる。
(3) ガスメータの自動ガス遮断機能による正常時のシステムの動作停止を回避でき、安定したシステム動作を実現でき、効率的な運転形態を実現できる。
第1の実施の形態に係る燃料電池コージェネレーションシステムを示す図である。 燃料電池コージェネレーションシステムの制御系統の一例を示すブロック図である。 ガス遮断の回避制御の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係る燃料電池コージェネレーションシステムを示す図である。 変形例に係る燃料電池コージェネレーションシステムの制御系統の一例を示すブロック図である。 ガス遮断の回避制御の一例を示すフローチャートである。 給湯器の一例を示す図である。 三方弁の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る燃料電池コージェネレーションシステムを示す図である。 ガス遮断の回避制御の一例を示すフローチャートである。 ふろ給湯器の一例を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
<燃料電池コージェネレーションシステム>
図1は、燃料電池コージェネレーションシステムを示している。この燃料電池コージェネレーションシステム2には、FC(Fuel Cell :燃料電池)ユニット4、タンクユニット6、給湯器8およびリモートコントロール(以下「リモコン」と称する)装置10が備えられる。FCユニット4および給湯器8には、燃料供給路12を介して燃料ガスGが供給される。燃料ガスGは都市ガス、各需要箇所に設置されるボンベから供給されるプロパンガスなどの燃焼用ガスであればよい。給湯器8は、燃料ガスGを燃焼させる熱源機の一例である。燃料供給路12にはガスメータ14が設置され、燃料ガスGの使用ガス量が監視され、計測される。このガスメータ14ではたとえば、マイコンメータが使用されており、ガスの供給状態が一定時間継続した場合に自動的にガス供給を遮断する自動ガス遮断機能を備える。この自動ガス遮断機能には自動ガス遮断時間として一定時間が設定されており、ガス遮断機能として消費ガス量の変化が所定範囲で、一定時間以上継続した場合に、ガス漏れと判断する機能や、その際、ガス供給を遮断する機能である。
FCユニット4には改質器16、燃料電池18、熱交換器20、ポンプ22およびFC制御部24−1が備えられる。改質器16では燃料ガスGの供給を受け、改質処理により発電に必要な水素(H2 )や一酸化炭素(CO)が生成される。燃料電池18にはたとえば、SOFC(固体酸化物型燃料電池)が用いられ、改質器16から提供される水素や一酸化炭素を用いて発電する。このSOFCでは、酸素イオンが水素や一酸化炭素と反応し、電気と熱とが生成される。この熱が排熱として処理され、熱交換器20で回収される。
熱交換器20では燃料電池18の発電時の排熱が熱媒のたとえば、水Wに熱交換される。この熱交換器20には熱媒循環路26が接続されており、この熱媒循環路26にはポンプ22の駆動により、タンクユニット6側から水Wが循環し、排熱が水Wに熱交換される。水Wは熱媒の一例である。
FC制御部24−1は燃料電池18の発電制御や、ポンプ22の駆動制御を行う。発電時、加熱された水Wが熱媒循環路26に流れるとともに、このFC制御部24−1からFCユニット4の動作情報がタンクユニット制御部24−2に通信線28−1を通して通知される。
タンクユニット6はFCユニット4の排熱を蓄積する蓄熱ユニットの一例である。このタンクユニット6には貯湯タンク30が設置されている。この貯湯タンク30は、FCユニット4の排熱で加熱された水W、つまり湯が溜められる。貯湯タンク30は、階層蓄熱を行う密閉タンクであり、熱媒循環路26を備えて下層側の低温水を熱交換器20に流し、熱交換器20で加熱された高温水が上層側に戻される。この熱媒循環路26には、貯湯タンク30の下層部から熱交換器20に至る第1の経路26−1、熱交換器20から三方弁32−1に至る第2の経路26−2、三方弁32−1を介して貯湯タンク30の上層部と下層部とを結ぶ第3の経路26−3が備えられる。
貯湯タンク30には貯湯温度t1、t2、t3、t4を検出するため、複数の貯湯温度センサ34−1、34−2、34−3、34−4が上層部から下層部の複数箇所に設置されている。経路26−1には貯湯温度センサ34−5、ラジエター36および排熱低温センサ34−6が備えられる。貯湯温度センサ34−5は、貯湯タンク30の下層部から排出される水Wの温度t5を検出する。ラジエター36には循環する水Wの予備加熱手段であるヒータ38およびファン40が備えられている。排熱低温センサ34−6は熱交換器20の入側温度t6を検出する。経路26−2に設置された排熱高温センサ34−7は、熱交換器20の出側温度t7を検出する。
貯湯タンク30には下層部側に給水路44、上層部側に給湯路46−1および排水路48−1、48−2が接続されている。給水路44には入水温センサ34−8、減圧弁32−2、ミキシング弁32−3および水量センサ50−1が備えられる。入水温センサ34−8は、給水路44に導入される水Wの入水温度t8を検出する。減圧弁32−2は、給水圧を減圧する。給水路44はミキシング弁32−3および水制御弁32−4を介して給湯路46−1に接続され、ミキシング弁32−3の開閉により給湯路46−1の給湯に対し給水の混合量を調整する。水量センサ50−1は、貯湯タンク30内に流す水量を検出する。
給湯路46−1には給湯器8が接続され、貯湯タンク30の上層部から温水を給湯器8に給湯する。この給湯路46−1には出湯温センサ34−9、水制御弁32−4、混合温センサ34−10が備えられる。出湯温センサ34−9は、貯湯タンク30から給湯路46−1に流れる温水の出湯温度t9を検出する。水制御弁32−4にはたとえば、閉止機能付き制御弁が用いられ、その開度によって出湯量が調整される。混合温センサ34−10は、水制御弁32−4の下流側に設置され、給水がミキシングされた温水の混合温度t10を検出する。
排水路48−1、48−2は給湯路46−1から分岐されており、排水路48−1には排水電磁弁32−5、排水路48−2には加圧逃がし弁32−6が設置されている。排水電磁弁32−5は、貯湯タンク30の温水を排水する際に開かれる。加圧逃がし弁32−6にはたとえば、バキュームブレーカ付きバルブが用いられ、貯湯タンク30が過圧状態に到達した際、過圧状態を正常状態に制御する。
タンクユニット制御部24−2はこの実施の形態では、FCユニット4の制御状態を監視しつつ、タンクユニット6内の各種弁やヒータ38の制御とともに、給湯器8との連係制御を行う。
給湯器8には給湯のみを行うたとえば、給湯単能機が用いられる。この給湯器8にはバーナ52、熱交換器54および給湯器制御部24−3が備えられる。バーナ52にはガスメータ14の下流側から燃料ガスGが供給される。熱交換器54には貯湯タンク30から給湯路46−1を介して給湯され、バーナ52の燃焼熱を熱交換する。給湯器制御部24−3は通信線28−2を介してタンクユニット制御部24−2およびリモコン装置10に接続されている。この給湯器制御部24−3ではバーナ52の着火、燃焼制御を行う。
給湯器8の出側給湯路46−2には三方弁32−7が接続されている。この三方弁32−7には、出湯路46−3および排水路46−4が接続され、出側給湯路46−2からの出湯を出湯路46−3または排水路46−4に選択的に切り替える。この切替えは、タンクユニット制御部24−2によって制御される。この三方弁32−7は給湯器8に内蔵されてもよい。出湯路46−3はふろ給湯の他、シャワーなどの一般給湯に供される。
そして、リモコン装置10は、タンクユニット制御部24−2および給湯器制御部24−3に通信線28−2によって接続されているとともに、通信線28−3により三方弁32−7に接続されている。このリモコン装置10はタンクユニット制御部24−2、給湯器制御部24−3および三方弁32−7に無線により接続されてもよい。このリモコン装置10により給湯指示や給湯パターン選択の操作が可能であり、三方弁32−7の切替えがリモコン装置10の操作によっても可能である。
このような構成を備えることにより、FCユニット4では燃料ガスGを改質し発電を行う。その際、発電によって生じる熱を排熱として回収するための熱媒循環路26が備えられ、ポンプ22の駆動により排熱を熱媒である水Wによってタンクユニット6へ移動させる。これにより、タンクユニット6は、FCユニット4の排熱を水Wによって貯湯タンク30に溜め、必要に応じ所定温度で給湯する。
給湯器8は、一般的に単体で市販されている給湯機器を使用する。タンクユニット6からの給湯を入水として受け、必要に応じてバーナ52の燃焼熱を熱交換器54により熱交換することにより設定温度での給湯を行う。このとき、給湯器8を遠隔操作するリモコン装置10は、通信線28−2によりタンクユニット制御部24−2に接続されている。この場合、タンクユニット6は、給湯器8の動作状態をモニタするとともに、リモコン装置10と同様の制御出力を給湯器8に出力することが可能である。リモコン装置10には通信線28−2から分岐された通信線28−3により三方弁32−7に接続されており、通信線28−3を通して三方弁32−7のポート切替えが可能である。
<タンクユニット制御部24−2>
図2は、燃料電池コージェネレーションシステム2の制御系統24の一例を示している。この制御系統24にはFC制御部24−1、タンクユニット制御部24−2および給湯器制御部24−3が含まれる。この制御系統24は本発明における制御手段の一例であり、各FC制御部24−1、タンクユニット制御部24−2および給湯器制御部24−3はコンピュータで構成される。
各FC制御部24−1、タンクユニット制御部24−2および給湯器制御部24−3はバス58で接続されているとともに、このバス58には通信線28−2を介してリモコン装置10が接続されている。通信線28−2はたとえば、リモコン線である。
タンクユニット制御部24−2にはプロセッサ60、メモリ62、燃焼なしタイマー64−1、燃焼時間タイマー64−2、入出力部(I/O)66および通信インターフェース67が含まれ、これらはバス58によって接続され、連係されている。
プロセッサ60は記憶手段の一例であるメモリ62にあるOS(Operating System)や各種プログラムを実行し、情報処理を行う。この情報処理には、ガスメータ14の正常時のガス遮断を回避するガス遮断機能の処理が含まれる。
メモリ62には一例としてプログラム記憶部68、データ記憶部70およびRAM(Random-Access Memory)72が含まれる。プログラム記憶部68にはOSや各種プログラムが格納されており、このプログラムには本発明の制御プログラムや制御方法を実現するためのソフトウェアやファームウェアが含まれる。データ記憶部70にはプログラムを実行するための各種データや、遮断記録などの履歴情報が格納される。これらプログラム記憶部68およびデータ記憶部70は不揮発性の記録媒体を用いればよい。RAM72は情報処理のワークエリアを構成し、処理途上の各種データが一時的に格納される。
燃焼なしタイマー64−1は、FCユニット4以外の燃焼器たとえば、給湯器8にガス消費が発生していない時間を計測する。この燃焼なしタイマー64−1には、計数情報としてたとえば、給湯器制御部24−3から燃焼情報が提供される。燃焼なしタイマー64−1は常時カウントアップするタイマーである。
燃焼時間タイマー64−2はFCユニット4や給湯器8の燃料ガスGの連続した燃焼時間を計測する。この燃焼時間タイマー64−2には、計数情報としてFC制御部24−1や給湯器制御部24−3から燃焼情報が提供される。燃焼時間タイマー64−2は燃焼なしタイマー64−1と同様に常時カウントアップするタイマーである。
I/O66には各種弁32−1、32−2・・・32−7、各種温度センサ34−1、34−2・・・34−10、ファン40および水量センサ50−1などの機能部品が接続されている。各種温度センサ34−1、34−2・・・34−10から取り込まれた検出情報が情報処理に用いられ、制御情報が各種弁32−1、32−2・・・32−7、ファン40や水量センサ50−1のほか、各種機能部の駆動制御に提供される。
通信インターフェース67には通信線28−1を介してFC制御部24−1が接続され、通信線28−2を介して給湯器制御部24−3およびリモコン装置10が接続されている。通信線28−2には通信線28−3を介して三方弁32−7が接続されている。つまり、三方弁32−7は通信線28−3および通信線28−2を介してタンクユニット制御部24−2、給湯器制御部24−3およびリモコン装置10に接続されている。通信線28−1、28−2、28−3はたとえば、二線の給電線などのリモコン線である。
<ガス遮断の回避制御の処理手順>
図3は、ガス遮断の回避制御の処理手順の一例を示している。この処理手順は、本発明の制御方法または制御プログラムの一例であり、タンクユニット制御部24−2で実行される。
この処理手順ではたとえば、動作開始または電源投入時、タンクユニット制御部24−2の入出力の初期化を行う(S11)。
この処理手順にはタンクユニット管理(S12)が含まれる。このタンクユニット管理には熱源機情報管理(リモコン装置10を媒介とするリモコン信号により管理)、排熱回収管理、給湯管理およびタンク内貯留管理が含まれ、常時、これらの管理を行う。
このタンクユニット管理では、FCユニット4が発電中であるかを判断する(S13)。この判断により、燃料ガスGの燃焼が判断される。FCユニット4とタンクユニット制御部24−2は通信線28−1により接続され、タンクユニット制御部24−2にはFC制御部24−1から動作情報つまり燃焼情報が提供されている。
FCユニット4が発電中でなければ(S13のNO)、燃焼なしタイマー64−1および燃焼時間タイマー64−2を初期化し(S14)、S12に戻る。燃焼なしタイマー64−1はFCユニット4以外の燃焼器、この例では給湯器8にガス消費が発生していない時間を計測し、燃焼時間タイマー64−2はFCユニット4や給湯器8の燃料ガスの連続した燃焼時間を計測している。この初期化により、燃焼なしタイマー64−1および燃焼時間タイマー64−2の計測時間がリセットされる。
FCユニット4が発電中であれば(S13のYES)、たとえば、給湯器8が燃焼中であるかを判断する(S15)。通信線28−2を経由して給湯器8からタンクユニット制御部24−2が動作情報を取得する。
S15において、給湯器8のバーナ52が燃焼中でなければ(S15のNO)、燃焼時間タイマー64−2を初期化する(S16)。この初期化の後、所定時刻に到達したか否かを判断する(S17)。この所定時刻は、給湯器8を動作させるたとえば、夜間の9時である。この所定時刻に到達していなければ(S17のNO)、燃焼なしタイマー64−1が計測した燃焼なし時間Taが所定時間T1たとえば、T1=10時間を超えているかを判断する(S18)。
Ta>T1であれば(S18のYES)、非加熱上水の供給準備を行い(S19)、三方弁32−7を排水に切り替える(S20)。これにより、排水路46−4から水Wが排水される。この場合、Ta>T1でなければ(S18のNO)、S12に戻る。また、S17で所定時刻に到達していれば(S17のYES)、S18をスキップし、S19の処理を行う。
このような処理により、給湯器8の燃焼動作が開始され、燃料ガスGの燃焼が行われる。
これにより燃焼時間タイマー64−2が時間計測を開始し、燃焼時間Tbが所定時間T2、たとえば、T2=130〔秒〕を超えているかを判断する(S21)。
Tb>T2でなければ(S21のNO)、タンクユニット管理を行う(S22)。給湯管理は、S19の状態が維持される。
Tb>T2であれば(S21のYES)、三方弁32−7を給湯に切り替え(S23)、これにより、三方弁32−7が排水から給湯に切り替えられる。つまり、三方弁32−7は、S20の切替状態から通常状態に戻される。
この三方弁32−7の切り替えに続き、非加熱上水供給解除(S24)を行い、燃焼なしタイマー64−1を初期化し(S25)、燃焼なしタイマー64−1の計測時間をリセットする。つまり、燃焼により、ガス消費量に変動が生じたので、燃焼なしタイマー64−1を初期化する。
S15において、給湯器8が燃焼中であれば(S15のYES)、燃焼時間タイマー64−2が燃焼時間を計測し、この燃焼時間Tbが所定時間T2、たとえば、T2=130〔秒〕を超えて連続しているかを判断する(S26)。
Tb≦T2であれば(S26のNO)、S12に戻る。Tb>T2であれば(S26のYES)、燃焼なしタイマー64−1の計測時間を初期化し(S27)、S12に戻る。この初期化により、燃焼なしタイマー64−1の計測時間はリセット状態に維持される。つまり、燃焼中であるから燃焼なし時間は計測されない。
このような処理手順によれば、給湯器8のバーナ52の燃焼を行うので、燃焼(ガス消費量に変動)がない場合のガスメータ14のガス遮断を回避できる。
この実施の形態では、燃焼準備としてタンクユニット6の水制御弁32−4を閉止状態にし、加熱水の供給を停止し、ミキシング弁32−3により供給水量が少なくなるように調整している。供給水量は最低燃焼水量としてたとえば、3〔リットル/分〕以上であればよい。燃焼によるガス消費量に変動を生じればよく、給湯器8のバーナ52の燃焼時間は少なくてよい。つまり、最低燃焼水量はより少ないほうがよい。
<変形例>
図4は、変形例に係る燃料電池コージェネレーションシステムを示している。図4において、図1と同一部分には同一符号を付してある。図1に示す構成例では、出湯路46−3に三方弁32−7を設けて排水路46−4を備えているが、この排水路46−4を出湯路46−3から分岐し、この排水路46−4に開閉弁32−13を設置してもよい。この場合、開閉弁32−13により排水路46−4が開閉され、開閉弁32−13が開状態のとき、給湯器8が燃焼状態となる。
図5は、この変形例に係る燃料電池コージェネレーションシステムの制御系統の一例を示している。図5において、図2と同一部分には同一符号を付してある。開閉弁32−13は三方弁32−7に代えて設置されており、この開閉弁32−13はI/O66に接続されている。
図6は、ガス遮断の回避制御の一例を示している。この処理手順では、S19の後、開閉弁32−13を開き(S31)、S21の処理を行い、S21の後で開閉弁32−13を閉じ(S32)、S24に移行する。その他の処理は図3と同一であるので、同一符号を付し、その説明を割愛する。
<給湯器8>
図7は、給湯器8の一例を示している。図7において、図1および図4と同一部分には同一符号を付してある。この給湯器8には高効率給湯器が用いられ、熱交換器54として一次熱交換器54−1に対し、二次熱交換器54−2が設置されている。燃焼排気EGはバーナ52から一次熱交換器54−1、二次熱交換器54−2に流れ、排気口73から外気に放出される。一次熱交換器54−1では、水Wにバーナ52の燃焼排気EGから顕熱を熱交換し、二次熱交換器54−2では、給水Wにバーナ52の燃焼排気EGから潜熱を熱交換する。
給湯路46−1に対する水Wが二次熱交換54−2を循環して予備加熱され、その温水が一次熱交換器54−1に流れて加熱された後、出側給湯路46−2に流れる。一次熱交換54−1の入側および出側はバイパス路46−5で連結されている。給湯路46−1に入る水の温度T11は、入水温センサ34−11で検出され、出湯温度T12は、混合温センサ34−12で検出される。出側給湯路46−2には水量センサ50−2および水制御弁32−8が備えられ、給水量の制御および検出が行われる。
バーナ52には、燃料ガスGが元ガス電磁弁32−9、給湯ガス電磁弁32−10、給湯ガス切替え弁32−11、32−12を介して供給される。バーナ52、一次熱交換器54−1および二次熱交換器54−2を備える燃焼室74の底面部には給気ファン76が設置され、この給気ファン76により燃焼空気がバーナに供給される。
燃焼排気EGの潜熱回収により、二次熱交換器54−2に生じたドレンDはドレン回収受け78で回収され、ドレンパイプ80を介して中和器82に導かれる。この中和器82で中和されたドレンDは、中和器82のオーバーフロー分がオーバーフローパイプ84から排出される。
既述の給湯器制御部24−3は電装基板86に実装され、この電装基板86には漏電安全装置88を介して商用電源ACが給電されている。
<三方弁32−7>
図8は、三方弁32−7の一例を示している。図8において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この三方弁32−7には弁筐体90、ギヤードモータ(以下、「モータ」と称する)92、位置検出部94および弁制御部96が備えられる。
弁筐体90には弁体98が回転可能に備えられ、モータ92によって回転する。モータ92は、ギヤとモータとを一体化させて弁体98を回転させる回転駆動手段の一例であって、弁体98を回動させる手段であればよく、モータ92に限定されない。弁体98の回転位置は、位置検出部94で検出される。この位置検出部94は、弁体98の回転位置検出手段の一例であって、ホール素子を用いた回転検出器、エンコーダ、近接スイッチなど、回転位置を検出できるものであればよい。
弁制御部96は、弁体98の制御手段であって、例えば、CPU(Central Processing Unit )などのプロセッサ、記憶手段などで構成される。この実施の形態では、弁制御部96は、弁体98を回転させるモータ92の制御手段を構成しており、モータ92に対して駆動信号を出力するとともに、位置検出部94からの位置検出信号を受け、タンクユニット制御部24−2、給湯器制御部24−3またはリモコン装置10から制御情報を受け、所定の位置に弁体98を切り替える。その弁体98の位置検出信号は、弁体98の位置を表す位置情報の一例である。
斯かる構成では、制御情報が通信線28−3を介して弁制御部96に入力されると、その制御情報を受けた弁制御部96がモータ92に駆動信号を付与する。モータ92によって回転する弁体98の回転位置は、位置検出部94によって検出され、その位置検出信号が弁制御部96に取り込まれる。この結果、弁制御部96は付与された制御情報に応じて、弁体98を所定の位置に制御する。この制御により、三方弁32−7が所定方向に切り替えられる。
この三方弁32−7では、弁筐体90およびモータ92が取付板100に取り付けられている。モータ92は、ギヤとモータとを一体化しており、取付板100の上面に設置されている。弁筐体90は、取付板100の下面に設置され、第1、第2および第3のポート102A、102B、102Cを備えている。これらポート102A、102B、102Cは、弁筐体90の中央に形成された弁室104に連通されている。この弁室104は球形のキャビティであり、この弁室104には弁体98が設置されている。
この弁体98には、弁体98の図中水平方向の角度に応じてポート102A−102C間を開、ポート102A、102B、102Cの全てを閉、ポート102B−102C間を開に切り替えるための遮断部106と、通路部108と、弁軸110とを備えている。図示の弁体98は、ポート102C−102B間の開放状態の位置である。
このような切替えまたは遮断の状態を回転によって実現するため、弁体98の弁軸110にはモータ92が連結されている。弁体98は、その上下部に配置された弁座部112を介して弁筐体90に回動可能に支持されている。また、この弁軸110の近傍には、弁体98の位置を検出する位置検出部94が設置されている。
<第1の実施の形態の効果>
(1) この燃料電池コージェネレーションシステム2では、FCシステム4、タンクユニット6および給湯器8で構成されるが、給湯器8はタンクユニット6と別体で構成されている。タンクユニット6と給湯器8が一体化された専用装置では、既存の給湯装置が利用できないなど、設置コストが必要であり、コストアップとなり、設置スペースも大きくなるなどの不都合がある。これに対し、タンクユニット6から給湯器8を独立させているので、市販の給湯器8や既設の給湯設備を給湯器8に利用でき、燃料電池コージェネレーションシステム2のコストダウン、設置コストの低減、設置スペースの縮小化を図ることができる。
(2) SOFCタイプのFCシステム4では作動温度が高温であるため、起動および停止に時間を要するので、効率よく動作させるには、一定の発電を長時間連続することが望ましい。上記実施の形態では、所定時間以内にガス消費量に変化を加えることにより、ガスメータ14の自動ガス遮断を回避でき、同一のガス消費量で連続かつ継続した運転を行うことができ、運転の効率化を図ることができる。
(3) 通信線28−2のリモコン信号の利用により、給湯器8に燃焼動作を実行させ、所定時間以内にガス消費量に変化を加えることができる。
〔第2の実施の形態〕
図9は、第2の実施の形態に係る燃料電池コージェネレーションシステム2を示している。図9において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
燃料電池コージェネレーションシステム2には図9に示すように、第1の実施の形態の給湯器8に代え、ふろ給湯器114を用いてもよい。このふろ給湯器114には既述の給湯器8の構成に加え、追焚循環路116が備えられている。この追焚循環路116には追焚往き管116−1および追焚戻り管116−2が備えられている。この追焚循環路116にはバーナ118の燃焼熱を浴槽水BWに熱交換する追焚熱交換器120が接続されるとともに、浴槽122が接続されている。バーナ118にはバーナ52と共通にガスメータ14を介して燃料ガスGが供給される。この場合、浴槽水BWは浴槽122から追焚戻り管116−2を経て追焚熱交換器120に循環させ、給湯往き管116−1により熱交換後の浴槽水BWを浴槽122に流す。この実施の形態では、浴槽水BWは熱媒の一例である。
追焚往き管116−1には出側給湯路46−2が注湯路124により接続されているとともに、三方弁32−7が設置されている。この三方弁32−7は浴槽122への給湯または排水を切り替える。
斯かる構成では、ガスメータ14の自動遮断機能を回避するため、ふろ給湯器114のバーナ52を燃焼させた際、三方弁32−7を浴槽側または排水側に切り替えることにより、浴槽122に注湯しまたは排水することができる。
<ガス遮断の回避制御の処理手順>
図10は、ガス遮断の回避制御の処理手順の一例を示している。この処理手順は、本発明の制御方法または制御プログラムの一例であり、第1の実施の形態と同様にタンクユニット制御部24−2で実行される。
この処理手順ではたとえば、動作開始または電源投入時、タンクユニット制御部24−2の入出力の初期化を行う(S41)。
この処理手順には同様にタンクユニット管理(S42)が含まれる。このタンクユニット管理には熱源機情報管理(リモコン装置10を媒介とするリモコン信号により管理)、排熱回収管理、給湯管理およびタンク内貯留管理が含まれ、常時、これらの管理を行う。
このタンクユニット管理では、FCユニット4が発電中であるかを判断する(S43)。この判断により、燃料ガスGの燃焼が判断される。FCユニット4とタンクユニット制御部24−2は通信線28−1により接続され、タンクユニット制御部24−2にはFC制御部24−1から動作情報つまり燃焼情報が提供されている。
FCユニット4が発電中でなければ(S43のNO)、燃焼なしタイマー64−1および燃焼時間タイマー64−2を初期化し(S44)、S42に戻る。燃焼なしタイマー64−1はFCユニット4以外の燃焼器、この例ではふろ給湯器114にガス消費が発生していない時間を計測し、燃焼時間タイマー64−2はふろ給湯器114の燃料ガスGの連続した燃焼時間を計測している。この初期化により、燃焼なしタイマー64−1および燃焼時間タイマー64−2の計測時間がリセットされる。
FCユニット4が発電中であれば(S43のYES)、たとえば、ふろ給湯器114が燃焼中であるかを判断する(S45)。通信線28−2を経由してふろ給湯器114からタンクユニット制御部24−2が動作情報を取得する。
S45において、ふろ給湯器114のバーナ52が燃焼中でなければ(S45のNO)、燃焼時間タイマー64−2を初期化する(S46)。この初期化の後、所定時刻に到達したか否かを判断する(S47)。この所定時刻は、ふろ給湯器114を動作させるたとえば、夜間の9時である。この所定時刻に到達していなければ(S47のNO)、燃焼なしタイマー64−1が計測した燃焼なし時間Taが所定時間T1たとえば、T1=10時間を超えているかを判断する(S48)。
Ta>T1であれば(S48のYES)、非加熱上水の供給準備を行い(S49)、三方弁32−7を排水に切り替える(S50)。ふろ給湯器114には、給湯(たし湯)指示が行われる(S51)。この場合、Tb>T2であるかを判断する(S52)。Tb>T2でなければ(S52のNO)、タンクユニット管理を行う(S53)。ただし、S49の状態は維持する。この管理の後、S52に戻る。また、S48において、Ta>T1でなければ(S48のNO)、S42に戻る。
Tb>T2であれば(S52のYES)、給湯(たし湯)指示を停止し(S54)、三方弁32−7を給湯に切り替え(S55)、これにより、三方弁32−7が排水から給湯に切り替えられる。つまり、三方弁32−7は、S50の切替状態から通常状態に戻される。
この三方弁32−7の切り替えに続き、非加熱上水供給解除(S56)を行い、燃焼なしタイマー64−1を初期化し(S57)、燃焼なしタイマー64−1の計測時間をリセットする。つまり、燃焼により、ガス消費量に変動が生じたので、燃焼なしタイマー64−1を初期化する。
S45において、ふろ給湯器114が燃焼中であれば(S45のYES)、燃焼時間タイマー64−2が燃焼時間を計測し、その計測時間Tbが所定時間T2、たとえば、T2=130〔秒〕を超えて連続しているかを判断する(S58)。
Tb≦T2であれば(S58のNO)、S42に戻る。Tb>T2であれば(S58のYES)、燃焼なしタイマー64−1を初期化し(S59)、S42に戻る。この初期化により、燃焼なしタイマー64−1の計測時間がリセット状態に維持され、既述した処理と同様に燃焼中であれば燃焼なし時間の計測はない。
このような処理手順によれば、ふろ給湯器114のバーナ52の燃焼を行うので、燃焼(ガス消費量に変動)がない場合のガスメータ14のガス遮断を回避できる。
この実施の形態においても、燃焼準備としてタンクユニット6の水制御弁32−4を閉止状態にし、加熱水の供給を停止し、ミキシング弁32−3により供給水量が少なくなるように調整している。供給水量は最低燃焼水量としてたとえば、3〔リットル/分〕以上であればよい。燃焼によるガス消費量に変動を生じればよく、ふろ給湯器114のバーナ52の燃焼時間は少なくてよい。つまり、最低燃焼水量はより少ないほうがよい。
<ふろ給湯器114>
図11は、ふろ給湯器114の一例を示している。図11において、図7と同一部分には同一符号を付してある。
このふろ給湯器114では、給湯器8の機能を備えるとともに、自動運転機能として浴槽122に所定温度および所定水量の注湯を行い、浴槽水BWの追焚き機能を備える。この追焚き機能では、浴槽水BWを追焚きによって所定温度まで沸き上げる。たし湯機能では、追焚き時、たとえば、所定温度の20リットルの湯を浴槽122に供給する。また、非加熱水を所定量たとえば、10リットルだけ浴槽122に供給するなどの機能を備える。
このふろ給湯器114では、2つのバーナ52、118に対応し、排気口73−1、73−2が備えられ、リモコン装置10にはふろリモコンや台所リモコンの2つが含まれている。
<第2の実施の形態の効果>
(1) 第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(2) ふろ給湯器114を用いれば、ガスメータ14の自動遮断機能を回避する際、たし湯の機能を利用することにより、無駄な給湯を回避することができる。
(3) 燃焼動作により湯水が発生する際は、ユーザに気づかれないように処理する。
(4) シャワー、蛇口などの給湯栓が開放され、給湯が行われるのを水量センサにて検出すると、予め設定された給湯温度になるようにガス供給量などを調整し、バーナ燃焼を行うことができる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、給湯器8またはふろ給湯器114に二次熱交換器を備える高効率タイプの給湯装置を用いているが、高効率タイプ以外の給湯器であってもよい。
(2) 第2の実施の形態ではガス遮断機能回避の処理手順において、バーナ52を燃焼させているが、バーナ118を燃焼させてもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本開示の燃料電池コージェネレーションシステム、その制御プログラムおよび制御方法では、自動ガス遮断機能を有するガスメータを介して燃料ガスが供給される燃料電池コージェネレーションシステムであって、正常時に自動ガス遮断機能が働くことによる不都合の回避や、熱源機選択の自由度や、多様化する設置スペースに対する利便性を高めることができる。
2 燃料電池コージェネレーションシステム
4 FCユニット
6 タンクユニット
8 給湯器
10 リモコン装置
12 燃料供給路
14 ガスメータ
16 改質器
18 燃料電池
20 熱交換器
22 ポンプ
24 制御系統
24−1 FC制御部
24−2 タンクユニット制御部
24−3 給湯器制御部
26 熱媒循環路
26−1 第1の経路
26−2 第2の経路
26−3 第3の経路
28−1 通信線
28−2 通信線
28−3 通信線
30 貯湯タンク
32−1 三方弁
32−2 減圧弁
32−3 ミキシング弁
32−4 水制御弁
32−5 排水電磁弁
32−6 加圧逃がし弁
32−7 三方弁
32−8 水制御弁
32−9 元ガス電磁弁
32−10 給湯ガス電磁弁
32−11、32−12 給湯ガス切替え弁
32−13 開閉弁
34−1、34−2、34−3、34−4、34−5 貯湯温度センサ
34−6 排熱低温センサ
34−7 排熱高温センサ
34−8 入水温センサ
34−9 出湯温センサ
34−10 混合温センサ
34−11 入水温センサ
34−12 混合温センサ
36 ラジエター
38 ヒータ
40 ファン
44 給水路
46−1 給湯路
46−2 出側給湯路
46−3 出湯路
46−4 排水路
46−5 バイパス路
48−1、48−2 排水路
50−1 水量センサ
50−2 水量センサ
52 バーナ
54 熱交換器
54−1 一次熱交換器
54−2 二次熱交換器
58 バス
60 プロセッサ
62 メモリ
64−1 燃焼なしタイマー
64−2 燃焼時間タイマー
66 入出力部(I/O)
67 通信インターフェース
68 プログラム記憶部
70 データ記憶部
72 RAM
73、73−1、73−2 排気口
74 燃焼室
76 給気ファン
78 ドレン回収受け
80 ドレンパイプ
82 中和器
84 オーバーフローパイプ
86 電装基板
88 漏電安全装置
90 弁筐体
92 ギヤードモータ
94 位置検出部
96 弁制御部
98 弁体
100 取付板
102A 第1のポート
102B 第2のポート
102C 第3のポート
104 弁室
106 遮断部
108 通路部
110 弁軸
112 弁座部
114 ふろ給湯器
116 追焚循環路
116−1 追焚往き管
116−2 追焚戻り管
118 バーナ
120 追焚熱交換器
122 浴槽
124 注湯路
G 燃料ガス
W 水
t1、t2、t3、t4 貯湯温度
T1 所定時間
T2 所定時間
t5 温度
t6 入側温度
t7 出側温度
t8 入水温度
t9 出湯温度
Ta 燃焼なし時間
Tb 燃焼時間Tb
EG 燃焼排気
T11 温度
T12 出湯温度
D ドレン
AC 商用電源
BW 浴槽水

Claims (10)

  1. 自動ガス遮断機能を有するガスメータを介して燃料ガスが供給される燃料電池コージェネレーションシステムであって、
    燃料電池ユニットの排熱で加熱された熱媒を溜める蓄熱ユニットと、
    前記燃料電池ユニットと別個に設置され、前記蓄熱ユニットから供給される前記熱媒または外部から供給される熱媒を前記燃料ガスの燃焼熱により加熱する熱源機とを備え、
    前記熱源機は、前記自動ガス遮断機能が動作する時間間隔より短い時間間隔で前記燃料ガスを燃焼することを特徴とする燃料電池コージェネレーションシステム。
  2. 前記ガスメータの自動ガス遮断機能の自動遮断時間より短い時間間隔で前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる制御手段を備え、該制御手段の制御により前記燃料ガスの消費に変化を生じさせることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  3. 前記燃料電池ユニットの動作開始から時間を計測し、該計測時間が所定時間を超えた場合、前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  4. 前記熱源機で加熱される前記熱媒の経路に開閉弁を備え、該開閉弁を開き、前記熱源機に前記熱媒を流して前記燃料ガスを消費させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料電池コージェネレーションシステム。
  5. 自動ガス遮断機能を有するガスメータを介して燃料ガスが供給される燃料電池ユニットの排熱で加熱された熱媒を溜める蓄熱ユニットと、
    前記燃料電池ユニットと別個に設置され、前記蓄熱ユニットから供給される前記熱媒または外部から供給される熱媒を前記燃料ガスの燃焼熱により加熱する熱源機とを備える燃料電池コージェネレーションシステムのコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
    自動ガス遮断機能を有するガスメータの自動遮断時間より短い時間間隔で前記熱源機に前記燃料ガスを消費させ、
    前記燃料ガスの消費に変化を生じさせる
    処理を前記コンピュータに実行させるための燃料電池コージェネレーションシステムの制御プログラム。
  6. 燃料電池ユニットの動作開始から時間を計測し、
    該計測時間が所定時間を超えた場合、前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる
    処理を前記コンピュータに実行させるための請求項5に記載の燃料電池コージェネレーションシステムの制御プログラム。
  7. 前記熱源機で加熱される前記熱媒の経路に開閉弁を備え、該開閉弁を開き、前記熱源機に前記熱媒を流して前記燃料ガスを消費させる
    処理を前記コンピュータに実行させるための請求項6に記載の燃料電池コージェネレーションシステムの制御プログラム。
  8. 自動ガス遮断機能を有するガスメータを介して燃料ガスが供給される燃料電池ユニットの排熱で加熱された熱媒を溜める蓄熱ユニットと、
    前記燃料電池ユニットと別個に設置され、前記蓄熱ユニットから供給される前記熱媒または外部から供給される熱媒を前記燃料ガスの燃焼熱により加熱する熱源機とを備える燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法であって、
    自動ガス遮断機能を有するガスメータの自動遮断時間より短い時間間隔で前記熱源機に前記燃料ガスを消費させ、
    前記燃料ガスの消費に変化を生じさせる
    処理を前記コンピュータに実行させるための燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法。
  9. 燃料電池ユニットの動作開始から時間を計測し、
    該計測時間が所定時間を超えた場合、前記熱源機に前記燃料ガスを消費させる
    処理を前記コンピュータに実行させるための請求項8に記載の燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法。
  10. 前記熱源機で加熱される前記熱媒の経路に開閉弁を備え、該開閉弁を開き、前記熱源機に前記熱媒を流して前記燃料ガスを消費させることを特徴とする請求項8または9に記載の燃料電池コージェネレーションシステムの制御方法。
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