JP2005241167A - ヒートポンプ式給湯暖房装置 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯暖房装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 給湯用の水冷媒熱交換器と暖房用の水冷媒熱交換器とに冷媒を振り分けて同時に流す際に、給湯のトラブル発生を防止すること。
【解決手段】 圧縮機21の能力が9.0kWのものでも、放熱ロス等が起因して暖房効率が給湯効率よりも劣るため、7.7kW程度の実質能力となるので、暖房用に4.7kW、給湯用に3.0kWとなるように制御装置S1が割り振ると共に圧縮機21の周波数制御、暖房用の膨張弁26及び貯湯用の膨張弁27の弁開度制御をする。残湯量が50リットルとなって、湯温検出センサ45による検出湯温が55℃未満となって湯切れ寸前の緊急事態と判断された場合には、圧縮機21の実質能力を8.4kW程度として、暖房用に2.4kW、給湯用に6.0kWとなるように制御装置S1が割り振ると共に圧縮機21の周波数制御、膨張弁26及び27の弁開度制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、HFCやCO等の冷媒を用いたヒートポンプ式給湯暖房装置に関する。詳述すれば、圧縮機、それぞれ膨張弁が接続された暖房用の第1水冷媒熱交換器と貯湯用の第2水冷媒熱交換器との並列回路、空気熱交換器とを順次環状に接続してなる冷媒回路と、前記第1水冷媒熱交換器と温水暖房器との間で温水を循環させる第1温水循環路と、前記第2水冷媒熱交換器と貯湯タンクとの間で温水を循環させる第2温水循環路とを備えたヒートポンプ式給湯暖房装置に関する。
この種のヒートポンプ式給湯暖房装置において、ヒートポンプユニットの冷媒回路に給湯用の水冷媒熱交換器と暖房用の水冷媒熱交換器を組み込み、給湯用の温水と暖房用の温水とを得られるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−257366号公報
しかし、圧縮機の能力の問題から給湯用の水冷媒熱交換器と暖房用の水冷媒熱交換器とに冷媒を同時に流す際に、適切に冷媒を振り分ける必要があるが、特に貯湯タンク内の使用できる貯湯量が減少してきて湯切れ状態となると、給湯にトラブルが生じる。
そこで本発明は、給湯用の水冷媒熱交換器と暖房用の水冷媒熱交換器とに冷媒を振り分けて同時に流す際に、貯湯タンク内の使用できる貯湯量が十分にある場合には、暖房用の第1水冷媒熱交換器に多く冷媒を流し、そうでない場合には貯湯用の第2水冷媒熱交換器に多く冷媒を流すようにすることを目的とする。
このため第1の発明は、圧縮機、それぞれ流量調整弁が接続された暖房用の第1水冷媒熱交換器と貯湯用の第2水冷媒熱交換器との並列回路、空気熱交換器とを順次環状に接続してなる冷媒回路と、前記第1水冷媒熱交換器と温水暖房器との間で温水を循環させる第1温水循環路と、前記第2水冷媒熱交換器と貯湯タンクとの間で温水を循環させる第2温水循環路とを備えたヒートポンプ式給湯暖房装置において、前記貯湯タンク内の使用できる温水の量が一定レベル以下となったことを検出する検出センサと、前記圧縮機の運転により前記冷媒回路内の並列回路に冷媒を流す際に前記検出センサが前記一定レベル以下となったことを検出していない場合には暖房用の流量調整弁を介する冷媒の流量が貯湯用の流量調整弁を介する冷媒の流量より多くなるように制御すると共に前記一定レベル以下となったことを検出した場合には暖房用の流量調整弁を介する冷媒の流量が貯湯用の流量調整弁を介する冷媒の流量より少なくなるように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
また第2の発明は、第1の発明において、前記圧縮機を能力調整が可能なものとし、前記検出センサが前記一定レベル以下となったことを検出していない場合と検出した場合とで前記圧縮機の能力を変更するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、給湯用の水冷媒熱交換器と暖房用の水冷媒熱交換器とに冷媒を振り分けて同時に流す際に、貯湯タンク内の使用できる貯湯量が十分にある場合には、暖房用の第1水冷媒熱交換器に多く冷媒を流し、そうでない場合には貯湯用の第2水冷媒熱交換器に多く冷媒を流すようにすることができる。従って、貯湯タンク内の使用できる貯湯量が十分にある場合には、瞬間的に動作が要求される暖房側を優先とし、貯湯量が減少してきて湯切れ寸前の緊急事態になった場合には、貯湯側を優先するようにして、給湯にトラブルが生じることが防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はヒートポンプ式給湯暖房装置の全体システムを示す系統図である。図1において、Aはヒートポンプユニット、Bはタンクユニット、C1は温水暖房用の第1温水循環路、C2は貯湯用の第2温水循環路、RはヒートポンプユニットAに内蔵された冷媒回路である。HFCやCO等の冷媒を用いることができるが、本実施形態ではCOを用いる。
1及び2は前記第1温水循環路C1に設けられた床暖房パネル、3及び4は床暖房パネル1及び2に対応して設けられた床暖房リモートコントローラ(以下、「床暖房リモコン」という)であり、前記第1温水循環路C1には、熱動弁5及び6、循環ポンプ7、膨張タンク8、第1水冷媒熱交換器9の水流路9B、バイパス管10の途中に設けられたバイパス弁11などが設けられている。
また、前記温水循環路C1には、暖房用の第1水冷媒熱交換器9の水流路9Bから流出した暖房用温水の温度を検出するサーミスタ12、浴室暖房用のファンコイル13が設けられている。14は浴室暖房リモートコントローラ(以下、「浴室暖房リモコン」という)、15は前記ファンコイルの13の入口部に設けられた熱動弁、16は前記循環ポンプ7によって膨張タンク8から流出した温水の一部を床暖房パネル1、2に供給するための混合熱動弁、18は床暖房パネル1、2に流入する温水温度を検知するサーミスタである。
前記冷媒回路Rは、CO冷媒を用いた能力調整が可能な2段圧縮式の圧縮機21と、共に一端が前記圧縮機21に接続される第1開閉弁23及び第2開閉弁24と、前記第1開閉弁23の他端に接続される前記第1水冷媒熱交換器9の冷媒流路9A、前記第2開閉弁24の他端に接続される貯湯用の第2水冷媒熱交換器22の一次流路22A、冷媒流路9Aが接続される内部熱交換器25の一次流路25A、この一次流路25Aの他端が接続される暖房用の流量調整弁である膨張弁(減圧装置)26、一次流路22Aの他端が接続される流量調整弁である貯湯用の膨張弁(減圧装置)27、空気熱交換器28と、内部熱交換器25の二次流路25Bと、アキュムレーター29とが順次環状に配管接続されている。
前記第2温水循環路C2において、第2水冷媒熱交換器22の水流路22Bの一端と貯湯タンク31の下部とが循環ポンプ32を介して接続されると共に、水流路22Bの他端と貯湯タンク31の上部とが接続されており、また第2水冷媒熱交換器22の水流路22Bから流出した温水の温度を検知するサーミスタ33が水流路22Bの他端と貯湯タンク31の上部との間の第2温水循環路C2に設けられている。
前記貯湯タンク31には追焚用の水々熱交換器34の一次流路34Aが循環ポンプ35を介して接続されている。また、水々熱交換器34の二次流路34Bには循環ポンプ36を介して浴槽37が接続されている。40は貯湯タンク31の上部に接続された給湯管であり、この給湯管40にはミキシングバルブ41が設けられている。42は減圧弁43が配設された給水管であり、この給水管42は貯湯タンク31の下部とミキシングバルブ41とに分岐接続され、更に開閉弁44を介して前記膨張タンク8に接続されている。
そして、前記貯湯タンク31には、湯温検出センサ45が設けられ、沸き上げ可能温度が85℃までのため、前記湯温検出センサ45の検出湯温が55℃以上の場合には残湯ありと判断し、55℃未満の場合には湯切れ寸前の緊急事態と判断される。このとき、湯温検出センサ45の配置箇所は残湯量が例えば50リットルの位置である。
なお、部屋が暖まってくると、床暖房パネル1、2ではそれほど放熱されなくなり、膨張タンク8から水冷媒熱交換器9へは50〜60℃の高温水が供給されることとなるため、水冷媒熱交換器9ではそれほど熱交換されず、冷媒温度も高温となり、圧縮機21に高負荷が掛かることとなる。そこで、高温となった冷媒の冷却機構として前記水冷媒熱交換器9の他に設けたのが前記内部熱交換器25である。この内部熱交換器25での放熱分は同じ冷媒回路R内の空気熱交換器28を通過した後の冷媒に取込まれるので、冷媒回路Rの吸熱効率をも向上させている。さらに、サーミスタ50は冷媒が所定の高温度に達したのを検知すると、圧縮機21の保護のため、この圧縮機21を停止させるように制御するためのものである。
なお、46は台所リモートコントローラ(以下、「台所リモコン」という)、47は風呂リモートコントローラ(以下、「風呂リモコン」という)である。
また、ヒートポンプユニットAとタンクユニットBにはそれぞれマイクロコンピュータから成る制御装置(制御手段)S1、S2が設けられている。この制御装置S1、S2は床暖房リモコン3、4、浴室暖房リモコン14、台所リモコン46、風呂リモコン47からの運転信号やサーミスタ12、17、18、33、50の温度信号とに応じて、圧縮機21の運転及び周波数制御、循環ポンプ7、32の運転制御、熱動弁5、6、16の開閉制御、膨張弁26、27の開度制御などを行うものであり、以下その動作を説明する。
〈給湯運転〉
台所リモコン46や風呂リモコン47からの運転信号が制御装置S2に入力されると、その信号が制御装置S2から制御装置S1に伝達され、貯湯タンク31への貯湯が行なわれる。即ち、制御装置S1により循環ポンプ32が運転し、第2温水循環路C2では、貯湯タンク31→循環ポンプ32→第2水冷媒熱交換器22の水流路22B→貯湯タンク31の順に給湯用の温水が流れ、貯湯タンク31内に貯湯される。
一方、ヒートポンプユニットAでは制御装置S1が圧縮機21を運転させて、第2開閉弁24及び貯湯用の膨張弁27を開かせ、冷媒回路Rでは、圧縮機21→第2開閉弁24→貯湯用の第2水冷媒熱交換器22の冷媒流路22A→貯湯用の膨張弁27→空気熱交換器28→内部熱交換器25のニ次流路25B→アキュムレーター29→圧縮機21の順に冷媒が流れる。このとき、暖房は行われないので、第1開閉弁23及び暖房用の膨張弁26は閉じている。
貯湯タンク31へ供給される温水温度は65℃〜85℃であるが、サーミスタ33が検知する温度がこの温度になるように、圧縮機21の周波数制御、貯湯用の膨張弁27の弁開度制御が制御装置S1により行われる。
貯湯タンク31に貯湯された高温水は給水管42からの15℃程度の水道水が加えられミキシングバルブ41にて適度な温度に調整され、給湯管40から台所や浴槽37へのお湯張り等に利用される。そして、給湯が行われると、給水管42から貯湯タンク31に給水が行われる。また、循環ポンプ35、36を運転することにより、貯湯タンク31の高温水と浴槽37の温水を追焚用の水々熱交換器34で熱交換し、浴槽37の温水の追焚きを行うこともできる。
以上のような通常の給湯運転動作の場合では、9.0kWの能力があるヒートポンプユニットAの圧縮機21の能力が、例えば効率の良い6.0kW程度となるように、圧縮機21の周波数制御、貯湯用の膨張弁27の弁開度制御が制御装置S1により行われる。しかし、使用できる残湯量が50リットルとなって、前記湯温検出センサ45による検出湯温が55℃未満となって湯切れ寸前の緊急事態と判断され場合には、ヒートポンプユニットAの圧縮機21の能力が、9.0kWとなるように、圧縮機21の周波数制御、貯湯用の膨張弁27の弁開度制御が制御装置S1により行われる。
〈床暖房運転〉
次に、床暖房パネル1又は2による床暖房を行う場合、その部屋の壁面等に取り付けられた床暖房リモコン3又は4の運転スイッチをオンにする。すると、運転信号を受けた制御装置S2によりこれに対応した熱動弁5又は6が開かれ、循環ポンプ7が運転し、第1温水循環路C1では、膨張タンク8→循環ポンプ7→第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁5又は6→床暖房パネル1又は2→膨張タンク8の順に温水が流れる。なお、バイパス弁11は、熱動弁5又は6が開くのに時間がかかり、また熱動弁5又は6が故障している場合に開いて対応できるように、温水の一部をバイパス管10を介してバイパスさせるものであり、微少量の温水が流れる。
一方、前記床暖房リモコン3又は4の運転スイッチをオンにした際に、制御装置S2から運転信号が伝達された制御装置S1によりヒートポンプユニットAの圧縮機21が運転すると共に第1開閉弁23が開き、冷媒回路Rでは、圧縮機21→第1開閉弁23→暖房用の第1水冷媒熱交換器9の冷媒流路9A→内部熱交換器25の一次流路25A→暖房用の膨張弁26→空気熱交換器28→内部熱交換器25の二次流路25B→アキュムレーター29→圧縮機21の順に冷媒が流れる。このとき、貯湯は行われないので、第2開閉弁24及び貯湯用の膨張弁27は閉じており、貯湯用の水冷媒熱交換器22の一次流路22Aには冷媒は流れない。
前記床暖房パネル1又は2に供給される温水の温度は60〜70℃であるが、サーミスタ12が検知する温水温度がこの温度になるように圧縮機21の周波数制御、暖房用の膨張弁26の弁開度制御が制御装置S1により行われる。
また、床暖房制御は、床暖房リモコン3又は4に搭載された室温サーミスタ(図示せず)により室温を検知し、設定温度と室温との偏差に基づき熱動弁5又は6を開閉制御し、床暖房パネル1又は2への温水量を制御装置S2が制御する。
また、床暖房パネル1及び2で同時に床暖房を行う場合、床暖房リモコン3及び4の運転スイッチをオンにすることにより、同様に熱動弁5及び6が開閉制御され、床暖房パネル1及び2に同時に温水が供給され、床暖房パネル1及び2への温水量を個別に制御することにより、床暖房の個別制御が可能となっている。
このような床暖房運転を行う場合、床暖房する部屋が暖まってくると、床暖房パネル1、2からの放熱量が小さくなり、膨張タンク8から水冷媒熱交換器9の水流路9Bへは50〜60℃の温水が供給されることとなる。このため、水冷媒熱交換器9ではそれほど熱交換されず、冷媒温度も高温となって圧縮機21に負荷がかかる。このような場合の冷媒の冷却機構として設けたのが内部熱交換器25であり、内部熱交換器25の一次流路25Aでの放熱分は同じ冷媒回路Rにある内部熱交換器25の二次流路25Bで再度吸収されるため、無駄なく、効率を落とすことなく、冷媒回路Rを構成できる。
〈浴室暖房運転〉
次に、ファンコイル13による浴室の温風暖房を行う場合、浴室暖房リモコン14をオンにする。すると、制御装置S2によりファンコイル13入口部の熱動弁15が開き、循環ポンプ7が運転する。第1温水循環路C1では、膨張タンク8→循環ポンプ7→暖房用の第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁15→ファンコイル13→膨張タンク8の順に温水が流れる。なお、バイパス弁11は、熱動弁15が開くのに時間がかかり、また熱動弁15が故障している場合に開いて対応できるように、温水の一部をバイパス管10を介してバイパスさせるものであり、微少量の温水が流れる。
ヒートポンプユニットAの動作と冷媒循環は床暖房運転と同様であり、貯湯は行われないので、第2開閉弁24及び熱動弁27は閉じており、水冷媒熱交換器22の一次流路22Aには冷媒は流れない。
前記ファンコイル21に供給される温水の温度は80℃であるが、そのための温水制御は床暖房運転の場合と同様である。また、制御装置S2による浴室暖房制御はファンコイル13に搭載された室温サーミスタ(図示せず)により室温を検知し、ファン回転数を制御し、熱動弁15を開閉制御することにより行われる。
以上のような床暖房運転又は浴室暖房運転動作の場合では、9.0kWの能力があるヒートポンプユニットAの圧縮機21の能力が、例えば7.0kW程度となるように、圧縮機21の周波数制御、暖房用の膨張弁26の弁開度制御が制御装置S1により行われる。
〈床暖房と浴室暖房の同時運転〉
床暖房パネル1、2による床暖房と、ファンコイル13による浴室温風暖房を同時に行う場合、それぞれのリモコン3、4、14の運転スイッチをオンにする。すると、制御装置S2により熱動弁5、6、15が開き、循環ポンプ7が運転し、第1温水循環路C1では、膨張タンク8→循環ポンプ7→暖房用の第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁5及び6→床暖房パネル1及び2→膨張タンク8の順に温水が流れると共に、膨張タンク8→循環ポンプ7→暖房用の第1水冷媒熱交換器9の水流路9B→熱動弁15→ファンコイル13→膨張タンク8の順に温水が流れる。
バイパス弁11は、熱動弁5、6、15が開くのに時間がかかり、また熱動弁5、6、15が故障している場合に開いて対応できるように、温水の一部をバイパス管10を介してバイパスさせるものであり、微少量の温水が流れる。
このときのサーミスタ12による温水温度制御は80℃であるが、これでは床暖房パネル1、2用の温水としては温度が高すぎることになる。これを解決するために、混合熱動弁16を開くことで80℃の温水に膨張タンク8からの中温水を混ぜ、サーミスタ18にて検知される温水の温度が60〜70℃になるように制御している。また、中温水を混ぜすぎて低温になった場合は混合熱動弁16を閉じ、サーミスタ18の検知温度に基づく熱動弁16の開閉制御を制御装置S2が行う。
ヒートポンプユニットAの動作と冷媒循環は床暖房運転又は浴室暖房運転と同様であり、貯湯は行われないので、第2開閉弁24及び貯湯用の熱動弁27は閉じており、貯湯用の水冷媒熱交換器22の一次流路22Aには冷媒は流れない。
以上のような床暖房及び浴室暖房の同時運転動作の場合では、9.0kWの能力があるヒートポンプユニットAの圧縮機21の能力が、例えば7.0kW程度となるように、圧縮機21の周波数制御、貯湯用の膨張弁26の弁開度制御が制御装置S1により行われる。
〈暖房と給湯の同時運転〉
暖房と給湯の同時運転の場合の暖房用温水の循環経路と給湯用温水の循環経路は上述したとおりである。冷媒回路Rでは、制御装置S1により第1及び第2開閉弁23、24が共に開き、圧縮機21→第1及び第2開閉弁23、24→暖房用の第1水冷媒熱交換器9の冷媒流路9A及び貯湯用の第2水冷媒熱交換器22の一次流路22A→内部熱交換器25の一次流路25Aと暖房用の膨張弁26、及び貯湯用の膨張弁27→空気熱交換器28→内部熱交換器25の二次流路25B→アキュムレーター29→圧縮機21の順に冷媒が流れる。このとき、第1水冷媒熱交換器9、第2水冷媒熱交換器22及び内部熱交換器25で熱交換が行われるのは言うまでもない。
以上のような通常の暖房と給湯の同時運転動作の場合では、ヒートポンプユニットAの圧縮機21の能力が9.0kWのものであっても、放熱ロスなどが起因となって暖房効率が給湯効率よりも劣るため、例えば7.7kW程度の実質能力となる。そこで、暖房用に4.7kW、給湯用に3.0kWとなるように制御装置S1が割り振って、圧縮機21の周波数制御、暖房用の膨張弁26及び貯湯用の膨張弁27の弁開度制御が制御装置S1により行われる。しかし、使用できる残湯量が50リットルとなって、前記湯温検出センサ45による検出湯温が55℃未満となって湯切れ寸前の緊急事態と判断された場合には、ヒートポンプユニットAの圧縮機21の実質能力を例えば、8.4kW程度として、暖房用に2.4kW、給湯用に6.0kWとなるように制御装置S1が割り振って、圧縮機21の周波数制御、暖房用の膨張弁26及び貯湯用の膨張弁27の弁開度制御が制御装置S1により行われる。
従って、ヒートポンプユニットの出力に限界があり、貯湯側と暖房側の出力がヒートポンプユニットの出力より上回る場合があるので、出力の振り分けが必要であるが、この場合、瞬間的に動作の要求される暖房を優先させて、使用者は安心して使用できる。但し、湯切れ寸前の緊急事態と判断された場合には、湯切れ予防のため、貯湯側へヒートポンプユニットの出力の大半を移行させて、トラブルを予防できる。
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
ヒートポンプ式給湯暖房装置の全体系統図である。
符号の説明
9 第1水冷媒熱交換器
21 圧縮機
22 第2水冷媒熱交換器
26 暖房用の膨張弁
27 貯湯用の膨張弁
28 空気熱交換器
31 貯湯タンク
32 循環ポンプ
45 湯温検出センサ
S1 制御装置
S2 制御装置
A ヒートポンプユニット
B タンクユニット
C1 温水暖房用の第1温水循環路
C2 貯湯用の第2温水循環路
R 冷媒回路

Claims (2)

  1. 圧縮機、それぞれ流量調整弁が接続された暖房用の第1水冷媒熱交換器と貯湯用の第2水冷媒熱交換器との並列回路、空気熱交換器とを順次環状に接続してなる冷媒回路と、前記第1水冷媒熱交換器と温水暖房器との間で温水を循環させる第1温水循環路と、前記第2水冷媒熱交換器と貯湯タンクとの間で温水を循環させる第2温水循環路とを備えたヒートポンプ式給湯暖房装置において、前記貯湯タンク内の使用できる温水の量が一定レベル以下となったことを検出する検出センサと、前記圧縮機の運転により前記冷媒回路内の並列回路に冷媒を流す際に前記検出センサが前記一定レベル以下となったことを検出していない場合には暖房用の流量調整弁を介する冷媒の流量が貯湯用の流量調整弁を介する冷媒の流量より多くなるように制御すると共に前記一定レベル以下となったことを検出した場合には暖房用の流量調整弁を介する冷媒の流量が貯湯用の流量調整弁を介する冷媒の流量より少なくなるように制御する制御手段とを設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯暖房装置。
  2. 前記圧縮機を能力調整が可能なものとし、前記検出センサが前記一定レベル以下となったことを検出していない場合と検出した場合とで前記圧縮機の能力を変更するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式給湯暖房装置。
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