JP2015143527A - ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】循環部品の戻し路において、ボールを円滑に移動させることができるボールねじを提供する。
【解決手段】本発明のボールねじは、外周面に螺旋のボール転走溝1aを有するねじ軸1と、内周面に前記ボール転走溝1aに対向する螺旋の負荷ボール転走溝2aを有するナット2と、ナット2の負荷ボール転走溝2aの一端と他端を接続する戻し路7の少なくとも一部が形成される循環部品4と、循環可能な複数のボール3と、を備える。循環部品4の戻し路7bの外周側には、ボール3に二点以上で接触する接触部8が形成される。循環部品4の接触部8は、ボール3に働く遠心力の方向の変化に合わせてねじれている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ねじ軸とナットとの間に転がり運動可能に複数のボールを介在させるボールねじに関する。
ボールねじは、ねじ軸、ナット、及びねじ軸とナットとの間に介在する複数のボールを備える。ねじ軸の外周面には、螺旋のボール転走溝が形成される。ナットの内周面には、ねじ軸のボール転走溝に対向する螺旋の負荷ボール転走溝が形成される。複数のボールは、ねじ軸のボール転走溝とナットの負荷ボール転走溝との間に転がり運動可能に介在する。ナットに対してねじ軸を相対的に回転させると、ボールがこれらの間を転がり運動する。ボールの転がり運動によって軽快な動きが得られるので、回転運動を直線運動に変換し、又は直線運動を回転運動に変換する機械要素として用いられている。
ナットには、ボールを循環させるための循環部品が設けられる。循環部品には、ナットの負荷ボール転走溝の一端と他端とを接続する戻し路の全体又は戻し路の一部が形成される。戻し路の全体が形成される循環部品には、ナットの負荷ボール転走溝の一端と他端とを接続するリターンパイプがある。戻し路の一部が形成される循環部品には、ナットの軸線に平行な貫通孔の端部に配置されるエンドピースがある。エンドピースには、ナットの負荷ボール転走溝の一端と貫通孔とを接続する戻し路が形成される。
典型的な循環部品の戻し路は、ナットの負荷ボール転走溝の接線方向に配置される直線部と、直線部に接続されてボールの進行方向を変える円弧部と、を備える。ボールが螺線の負荷ボール転走溝を移動するとき、ボールには、ナットの半径方向に遠心力が働く。ボールが負荷ボール転走溝から循環部品の戻し路の直線部に入ると、ボールは遠心力から開放されて直線的に直線部を移動する。ボールは、直線部を移動した後、進行方向を変えるために、円弧部を移動する。
特開2009−30809号公報
しかし、循環部品の円弧部を移動するボールにも遠心力が働く。ボールは遠心力によって円弧部の外側の壁に沿いながら移動する。循環部品の円弧部の断面形状は、ボールの直径よりも大きい円になっているので、ボールは円弧部の内周面に一点でのみ接触する。このため、円弧部の断面においてボールの位置が決まらず、少しでもボールに働く遠心力の向きが変わると、ボールが進行方向に対して左右に蛇行してしまう。このことは、ボールが円滑に進まない原因の一つになっている。
そこで本発明は、循環部品の戻し路において、ボールを円滑に移動させることができるボールねじを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、外周面に螺旋のボール転走溝を有するねじ軸と、内周面に前記ボール転走溝に対向する螺旋の負荷ボール転走溝を有するナットと、前記ナットの前記負荷ボール転走溝の一端と他端を接続する戻し路の少なくとも一部が形成される循環部品と、前記ねじ軸のボール転走溝と前記ナットの前記負荷ボール転走溝との間の負荷ボール転走路、及び前記戻し路に配列される複数のボールと、を備えるボールねじにおいて、前記循環部品の前記戻し路の外周側には、前記ボールに二点以上で接触する接触部が形成され、前記循環部品の前記接触部は、前記ボールに働く遠心力の方向の変化に合わせてねじれているボールねじである。
本発明によれば、ボールが循環部品の曲線の戻し路を接触部に二点以上で接触しながら移動するので、戻し路の断面においてボールの位置が安定し、ボールが循環部品の戻し路を整然と並んだ状態で移動する。接触部は、ボールに働く遠心力の方向の変化に合わせてねじれているので、遠心力の方向が変化しても、戻し路の断面におけるボールの位置は安定したままである。このため、ボールの無駄な動きがより少なくなり、ボールの動きが円滑になる。
本発明の一実施形態のボールねじの外観斜視図である。 図2(a)はナットの外観斜視図であり、図2(b)はナットに装着されるエンドピースの外観斜視図である。 ボールねじの側面図である。 エンドピースが装着されたナットの斜視図である。 エンドピースの外観斜視図である。 ナットの貫通孔に沿った断面図である。 エンドピースの分解斜視図である。 エンドピースのターン部の中心線を示す(図8(a)はナットの軸線方向から見たターン部の中心線を示し、図8(b)はナットの側方から見たターン部の中心線を示す)。 遠心力の算出方法を示す模式図である。 遠心力の方向と接触部の位置との関係を示す図である(図10(a)は本発明例を示し、図10(b)は比較例を示す)。 接触部の他の例を示す図である(図11(a)は接触部を三本の直線から構成した例を示し、図11(b)は接触部を五本の直線から構成した例を示し、図11(c)は接触部を三つの突起から構成した例を示す)。 ボールからエンドピースに作用する接触力を解析した結果を示す図である(図12(a)はXZ平面でのエンドピースの断面図であり、図12(b)はYZ平面でのエンドピースの断面図である)。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態のボールねじを詳細に説明する。図1は本実施形態のボールねじの外観斜視図を示す。図1に示すように、ボールねじは、ねじ軸1と、ねじ軸1を囲み、ねじ軸1と軸線が共通するナット2と、を備える。
ねじ軸1の外周面には、一定のリードを持つ螺旋のボール転走溝1aが形成される。ボール転走溝1aの断面形状は、二つの円弧を組み合わせたゴシックアーチ溝である。ゴシックアーチ溝の円弧の半径は、ボール3(図3参照)の半径よりも大きい。ボール3は、ねじ軸1のボール転走溝1aに二点で接触する。ボール転走溝1aの条数は、一条、二条、三条等適宜設定することができる。
図2(a)はねじ軸1から取り外したナット2の外観斜視図を示す。ナット2は、円筒の本体部2−1と、本体部2−1の軸線方向の一端部に設けられるフランジ2−2と、を備える。フランジ2−2には、ナット2を相手部品に取り付けるための取付け穴2cが空けられる。ナット2の内周面には、ねじ軸1のボール転走溝1aに対向する螺旋の負荷ボール転走溝2aが形成される。負荷ボール転走溝2aのリード及び条数は、ボール転走溝1aのリード及び条数と等しい。負荷ボール転走溝2aの断面形状も、二つの円弧を組み合わせたゴシックアーチ溝である。
図1に示すように、ナット2の軸線方向の両端部には、ボール3を循環させるための循環部品としての一対のエンドピース4が装着される。図1には、ナット2の手前側のエンドピース4のみが示されているが、ナット2の奥側にもエンドピース4が設けられる。図2(a)に示すように、ナット2の軸線方向の端面には、エンドピース4を装着するための装着穴2bが空けられる。エンドピース4はナット2の装着穴2bに嵌められる。
図3は、ボールねじの循環路の模式図を示す。この図3には、フランジ2−2を取り外したナット2を示す。ねじ軸1のボール転走溝1aとナット2の負荷ボール転走溝2aとの間には、複数のボール3が配列される。ねじ軸1のボール転走溝1aとナット2の負荷ボール転走溝2aとの間で、負荷ボール転走路が構成される。負荷ボール転走路では、ボール3はナット2とねじ軸1との間で荷重を受けながら転がる。
ナット2には、負荷ボール転走溝2aの一端と他端を接続する戻し路7が形成される。戻し路7にも複数のボール3が配列される。ナット2には、ナット2の軸線に平行な貫通孔7aが形成される。ナット2の貫通孔7aの両端部には、エンドピース4が配置される。戻し路7は、ナット2の貫通孔7a及びエンドピース4のターン部7bによって構成される。負荷ボール転走溝2aの一端まで転がったボール3は、戻し路7内に入り、戻し路7を経由して、負荷ボール転走溝2aの他端に戻る。そして、再び負荷ボール転走溝2aの一端まで転がる。戻し路7の内径は、ボール3の直径よりも大きく、戻し路7ではボール3は荷重から開放されている。
図4は、エンドピース4が装着されたナット2の斜視図を示す。図4において、エンドピース4のターン部7b及び負荷ボール転走溝2aを破線で示し、貫通孔7aを一点鎖線で示す。上記のように、エンドピース4のターン部7bは、ナット2の負荷ボール転走溝2aの一端と貫通孔7aとを接続する。エンドピース4のターン部7bの中心線は、ターン部7bを移動するボール3に遠心力が働くようにターン部7bの全長に渡って曲線に形成される。エンドピース4のターン部7bの中心線の形状は後述する。ナット2の負荷ボール転走溝2aの一端部には、図4中斜線部で示すクラウニング5が形成される。エンドピース4のターン部7bの外周側には、後述するゴシックアーチ溝からなる接触部8が形成される。接触部8のゴシックアーチ溝の深さは、ナット2の負荷ボール転走溝2aのゴシックアーチ溝の深さよりも深い。クラウニング5は、傾斜面から構成され、ナット2の負荷ボール転走溝2aとエンドピース4の接触部8との間に段差が生ずるのを防止する。
図5は、エンドピース4の詳細図を示す。エンドピース4のターン部7bの中心線は、ボール3に遠心力が働くような曲線である。図5中の三点鎖線L3は、ターン部7bの外周側と内周側との境界を示す。ターン部7bを移動するボール3には、ターン部7bの外周側に向く遠心力が働く。遠心力を受けるボール3の位置を安定させるためには、ターン部7bの外周側がボール3に二点以上で接触する必要がある。このため、ターン部7bの外周側には、ボール3に二点で接触する接触部8が形成される。接触部8の断面形状は、二つの円弧からなるゴシックアーチ溝である。ゴシックアーチ溝の円弧の半径は、ボール3の半径よりも大きい。図5には、ボール3の進行方向に一定間隔毎に切断した接触部8の形状を二点鎖線L2で示す。図5中の一点鎖線L1は、接触部8の底を結んだ線である。
エンドピース4のターン部7bを移動するボール3に働く遠心力は、ボール3の進行方向の位置の変化に伴って変化する。以下に遠心力の方向の変化を説明する。ナット2の負荷ボール転走溝2aに接続されるターン部7bの端部7b1では、負荷ボール転走溝2aと同様にナット2の半径方向に遠心力が働くようになっている。接触部8の底は負荷ボール転走溝2aの底に連続している。図8(a)に示すように、ナット2の軸線方向から見たとき、ターン部7bの端部では、ナット2の半径方向(1)に遠心力が働く。
一方、エンドピース4のターン部7bの途中には、ボール3の方向を変えるために、中心線が単一の円弧からなる円弧部7b2が形成される。円弧部7b2については後述する。図8(b)に示すように、ナット2の側方から見たとき、ターン部7bの円弧部7b2では、ボール3には円弧部7b2の半径方向(2)に遠心力が働く。遠心力の方向(1)と遠心力の方向(2)とは、異なっている。ボール3の進行方向の位置の変化に伴って遠心力の方向が変化しても、ボール3の位置を安定させるために、接触部8はボール3に働く遠心力の方向の変化に合わせてターン部7bの中心線を中心にしてねじれている。エンドピース4のターン部7bは、円弧部7b2と端部7b1との間において、ねじれている。図5に示すように、接触部8の底を結んだ線L1も、接触部8のねじれに合わせて90〜110度程度ねじれている。
図5に示すように、エンドピース4のターン部7bの内周側11は、断面形状が半円に形成される。ターン部7bの内周側11の端部には、ナット2の負荷ボール転走溝2aを転がるボール3をターン部7b内に掬い上げる掬上げ部12が形成される。ボール3はターン部7bの外周側の接触部8に接触しながら移動するので、ターン部7bの内周側11の掬上げ部12に当たってターン部7b内に導かれる訳ではない。循環軌道を外れたり、又は速度の遅かったりするボール3であっても、確実にターン部7b内に導くために掬上げ部12が設けられる。ターン部7bの内周側11の半円の半径は貫通孔7aの半径に等しい。
図6は、ナット2の貫通孔7aに沿った断面図を示す。図6中の一点鎖線は、エンドピース4のターン部7bの中心線14を示す。ターン部7bの中心線14は、その一端部(図6の下端部)が負荷ボール転走溝2aの中心線に繋がり、他端部(図6中の上端部)が貫通孔7aの中心線に繋がる。図7は、ナット2に装着されるエンドピース4の分解斜視図を示す。エンドピース4は、製造を容易にするために内側4aと外側4bとに二分割される。分割面は、図5の三点鎖線で示すターン部7bの内周側と外周側との境界L3とは異なっている。なお、この実施形態では、分割面上には境界L3が存在しないが、分割面上に境界L3が存在するようにしてもよい。
図8は、エンドピース4のターン部7bの中心線14を示す。図8(a)はナット2の軸線方向から見たターン部7bの中心線14を示し、図8(b)はナット2の側方から見たターン部7bの中心線14を示す。上記のように、ターン部7bはナット2の負荷ボール転走溝2aとナット2の貫通孔7aとを接続する。図8(a)に示すように、ナット2の軸方向から見たとき、ターン部7bの端部7b1近傍の中心線14の曲率は、ナット2の負荷ボール転走溝2aの曲率に一致する。ここで、ナット2の負荷ボール転走溝2aの曲率半径は、BCD(Ball Circle Diameter)の1/2である。曲率は、曲率半径の逆数である。そして、ターン部7bの中心線14の曲率は、負荷ボール転走溝2aから離れるにしたがって徐々に小さくなる。この実施形態では、曲率が連続的に小さくなる。曲率が連続的に変化する曲線には、クロソイド曲線、スプライン曲線等を用いることができる。
エンドピース4のターン部7bの中心線14をこのように構成することで、ナット2の負荷ボール転走溝2aとターン部7bとの遠心力の連続性を保つことができると共に、貫通孔7aに近づくにつれてナット2の半径方向の遠心力を小さくすることができる。貫通孔7aでは、ボール3は直線軌道を移動するので、ボール3には遠心力がかからない。貫通孔7aに近づくにつれて遠心力を小さくすることで、ナット2の貫通孔7aの直線軌道との遠心力の連続性も確保することができる。
図8(b)に示すように、ナット2の側方から見たとき、エンドピース4のターン部7bは、中心線14が円弧からなる円弧部7b2と、ナット2の負荷ボール転走溝2aに接続される端部7b1と、円弧部7b2と端部7b1とを接続する第一の曲線部7b3と、円弧部7b2と貫通孔7aとを接続する第二の曲線部7b4と、を備える。
円弧部7b2は、中心線14が単一の円弧からなり、ボール3の方向を変える役割を持つ。図8(b)には、円弧部7b2の区間を角度θで示す。
図8(b)に示すように、ナット2の側方から見たとき、端部7b1は、ナット2の負荷ボール転走溝2aのリードに合わせて中心線14が傾いている。ナット2の軸線を水平方向(X軸)に配置したとき、垂直方向(Z軸)に対する端部7b1の傾き角θ1は、ナット2の負荷ボール転走溝2aのリード角に等しい。
図8(b)に示すように、ナット2の側方から見たとき、第一の曲線部7b3は、端部7b1と円弧部7b2とを中心線14の接線方向及び曲率が連続するように接続する。第一の曲線部7b3の曲率は、端部7b1との接続部分でゼロであり、円弧部7b2との接続部分で円弧部7b2の曲率と等しくなる。
図8(b)に示すように、ナット2の側方から見たとき、第二の曲線部7b4は、円弧部7b2と貫通孔7aとを中心線14の接線方向及び曲率が連続するよう接続する。第二の曲線部7b4の曲率は、円弧部7b2との接続部分で円弧部7b2の曲率と等しく、貫通孔7aとの接続部分でゼロになる。第一及び第二の曲線部7b3,7b4には、クロソイド曲線、スプライン曲線等の曲率が連続する曲線を用いることができる。
エンドピース4のターン部7bの中心線14は、図8(a)に示す二次元的な曲線と図8(b)に示す二次元的な曲線を複合させた三次元的な曲線である。図8(a)及び図8(b)で示す二次元的な曲線で曲率の連続性が保たれれば、三次元的な曲線でも曲率の連続性が保たれる。曲率の連続性を保つことで、急激な遠心力の変化が発生するのを防止できる。
ボール3に働く遠心力の方向の算出方法は以下のとおりである。エンドピース4のターン部7bの中心線14が数式で表される場合は、二階微分することで、遠心力の方向を求めることができる。図9に示すように、ターン部7bの中心線14が座標のみでしか表されない場合でも、ターン部7bの中心線14の座標から数式1に示すように遠心力の方向を求めることができる。ボール3に働く遠心力の方向を求めたら、遠心力の方向を底にする接触部8を作成すればよい。
ここで、rは位置ベクトルであり、vは速度ベクトルであり、aは加速度ベクトルである。添字の−1,0,1は、位置を表す。
図10(a)は、エンドピース4のターン部7bの断面図を示す。遠心力を受けるボール3の位置を安定させるためには、二点以上の接触点が必要になる。図10(a)に示す例では、接触部8の断面形状をゴシックアーチ溝にし、接触部8がボール3に二点P1,P2で接触するようにしている。接触部8とボール3との接触点は、ボール3に働く遠心力の方向Dに対して左右対称に配置される。
図10(b)は、比較例として、ボール3と一点で接触する従来のエンドピースのターン部7b´の断面を示す。ターン部7b´の内周面とボール3とが一点P3で接触する場合、遠心力の方向Dが変化するとボール3が左右方向にずれ、位置が安定しなくなる。
図11(a)(b)(c)は、エンドピース4のターン部7bの断面形状の他の例を示す。図11(a)は、接触部18を三本の直線から構成した例を示す。両側の二本の直線18aがボール3に接触する。図11(b)は、接触部28を五本の直線から構成した例を示す。中央の直線を除く四本の直線28aがボール3に接触し、接触部28はボール3に四点で接触する。図11(c)は、接触部38を三つの突起38aから構成した例を示す。接触部38はボール3に三点で接触する。このように、接触部8,18,28,38とボール3との接触点は二点以上であれば、任意の数でよく、接触部8,18,28.38の断面形状も円弧、直線、突起等を任意に組み合わせることができる。
以上に本実施形態のボールねじの構成を詳細に説明した。本実施形態のボールねじによれば、以下の効果を奏する。
ボール3がエンドピース4の曲線のターン部7bを接触部8に二点で接触しながら移動するので、ターン部7bの断面においてボール3の位置が安定し、ボール3がエンドピース4のターン部7bを整然と並んだ状態で移動する。接触部8は、ボール3に働く遠心力の方向の変化に合わせてねじれているので、遠心力の方向が変化しても、ターン部7bの断面におけるボール3の位置は安定したままである。このため、ボール3の無駄な動きがより少なくなり、ボール3の動きが円滑になる。
エンドピース4の接触部8が、円弧部7b2と端部7b1との間において、ねじれているので、ボール3の方向を変える円弧部7b2と負荷ボール転走溝2aに接続される端部7b1との間で遠心力の方向が変わっても、ボール3の位置が安定する。
ナット2の軸線方向から見たとき、エンドピース4のターン部7bの中心線14は、曲率がナット2の負荷ボール転走溝2aから離れるにしたがって徐々に小さくなる曲線に形成されるので、ナット2の負荷ボール転走溝2aからエンドピース4のターン部7bに入った直後のボール3に遠心力を働かせることができ、エンドピース4のターン部7bに入った直後のボール3の位置が安定する。ターン部7bの中心線14の曲率は、貫通孔7aに近づくほど小さくなるので、貫通孔7aの直線軌道との遠心力の連続性も確保することができる。さらに、ボール3がエンドピース4のターン部7bの外周側に接触しながら移動するので、ターン部7bの内周側の掬上げ部12とボール3の接触が減少し、掬上げ部12の寿命が向上する。
ナット2の側方から見たとき、エンドピース4のターン部7bが、円弧部7b2と、ナット2の負荷ボール転走溝2aに接続される端部7b1と、円弧部7b2と端部7b1とを中心線14の曲率が連続するように接続する第一の曲線部7b3と、円弧部7b2と貫通孔7aとを中心線14の曲率が連続するように接続する第二の曲線部7b4と、を備えるので、ターン部7bにおける遠心力の連続性を確保できる。
エンドピース4のターン部7bの断面で見たとき、エンドピース4の接触部8,18,28,38のボール3との接触点を、ボール3に働く遠心力の方向に関して左右対称に配置するので、ボール3に遠心力の方向と反対方向の反力を作用させることができ、ボール3の位置を安定させることができる。
図1に示すボールねじのナット2に軸線方向の負荷荷重をかけ、ねじ軸1を回転させたとき、エンドピース4に発生するボール3との接触力を解析した。図12はその解析結果を示す。図12(a)はXZ平面でのエンドピース4の断面図であり、図12(b)はYZ平面でのエンドピース4の断面図である。図中●でプロットされている部分はボール3がターン部7bに接触する接触部8である。ボール3は、ターン部7bの外周側の接触部8に接触するのみであり、ターン部7bの内周側の掬上げ部12に接触することは殆どなかった。ボール3と接触部8との接触力も全体的に安定した小さな値となり、部分的に急激に大きくなることもなかった。●でプロットされている部分がねじれているので、接触部8がねじれていることがわかる。
なお、本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲でさまざまな実施形態に具現化可能である。
上記実施形態では、循環部品として、戻し路の一部が形成されるエンドピースの例を説明したが、循環部品として、戻し路の全体が形成されるリターンパイプを用いることもできる。
上記実施形態では、エンドピースのターン部の中心線の全長をボールに遠心力が働くような曲線に形成しているが、エンドピースのターン部の中心線の一部を直線にすることもできる。
上記実施形態では、図8(a)に示す二次元曲線と図8(b)に示す二次元曲線を複合して三次的な曲線を形成したが、三次元的な位置をプロットし、プロットした点を三次元的なスプライン曲線(すなわち、曲率が連続したNURBS曲線等のスプライン曲線)又は三次元的なクロソイド曲線で補間することで、三次元的な曲線を構成することもできる。
上記実施形態では、エンドピースのターン部の内周側の断面を半円にしているが、ゴシックアーチ溝にすることもできる。
上記実施形態では、ねじ軸のボール転走溝及びナットの負荷ボール転走溝の断面形状を二つの円弧からなるゴシックアーチ溝にしているが、単一の円弧からなるサーキュラアーク溝にすることもできる。
1…ねじ軸,1a…ボール転走溝,2…ナット,2a…負荷ボール転走溝,3…ボール,4…エンドピース(循環部品),7…戻し路,7a…貫通孔,7b…エンドピースのターン部(戻し路),1…端部,7b2…円弧部,7b3…第一の曲線部,7b4…第二の曲線部,8,18,28,38…接触部,14…戻し路の中心線

Claims (5)

  1. 外周面に螺旋のボール転走溝を有するねじ軸と、
    内周面に前記ボール転走溝に対向する螺旋の負荷ボール転走溝を有するナットと、
    前記ナットの前記負荷ボール転走溝の一端と他端を接続する戻し路の少なくとも一部が形成される循環部品と、
    前記ねじ軸の前記ボール転走溝と前記ナットの前記負荷ボール転走溝との間、及び前記戻し路に配列される複数のボールと、を備えるボールねじにおいて、
    前記循環部品の前記戻し路の外周側には、前記ボールに二点以上で接触する接触部が形成され、
    前記循環部品の前記接触部は、前記ボールに働く遠心力の方向の変化に合わせてねじれているボールねじ。
  2. 前記循環部品の前記戻し路は、
    中心線が円弧からなる円弧部と、
    前記ナットの前記負荷ボール転走溝に接続される端部と、を備え、
    前記循環部品の前記接触部は、前記円弧部と前記端部との間において、ねじれていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記ナットには、前記ナットの軸線と平行な貫通孔が設けられ、
    前記循環部品には、前記ナットの前記貫通孔の端部に配置されて、前記ナットの前記負荷ボール転走溝の一端と前記貫通孔とを接続するターン部が形成され、
    前記循環部品の前記ターン部の外周側に、前記接触部が形成され、
    前記ナットの軸方向から見たとき、
    前記循環部品の前記ターン部の中心線は、曲率が前記ナットの前記負荷ボール転走溝から離れるにしたがって徐々に小さくなる曲線に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のボールねじ。
  4. 前記ナットの側方から見たとき、
    前記循環部品の前記戻し路は、
    中心線が円弧からなる円弧部と、
    前記ナットの前記負荷ボール転走溝のリードに合わせて中心線が傾けられ、前記ナットの前記負荷ボール転走溝に接続される端部と、
    前記円弧部と前記端部とを、中心線の曲率が連続するように接続する第一の曲線部と、
    前記円弧部と前記貫通孔とを、中心線の曲率が連続するように接続する第二の曲線部と、を備えることを特徴とする請求項3に記載のボールねじ。
  5. 前記循環部品の前記戻し路の断面で見たとき、
    前記循環部品の前記接触部の前記ボールとの接触点は、前記ボールに働く遠心力の方向に関して左右対称に配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のボールねじ。
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