JP5699716B2 - 摺動式トリポード型等速ジョイント - Google Patents

摺動式トリポード型等速ジョイント Download PDF

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Description

本発明は、摺動式トリポード型等速ジョイントに関するものである。
摺動式トリポード形等速ジョイントにおいて、特開2010−261559号公報(特許文献1)トリポード軸部の根元部に、針状転動体との転動面よりも後退するように凹んだぬすみ溝を設けることが記載されている。
特開2010−261559号公報
ところで、トリポード軸部の根元部は応力が集中する部位であるため、高い強度を確保する必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、より高い強度を確保できるぬすみ溝を有する摺動式トリポード型等速ジョイントを提供することを目的とする。
本発明は、トリポード軸部の縦断面において、ぬすみ溝の曲率半径を単一とせずに、複数の曲率半径とすることにより、より高い強度を確保できるぬすみ溝とした。以下に、具体的な構成は、以下の通りである。
(請求項1)本発明は、筒状に形成され、内周面に外輪回転軸方向に延びる3本の軌道溝が形成された外輪と、シャフトに連結されるボス部、および、前記ボス部の外周面からそれぞれ前記ボス部の径方向外方に延びるように立設されそれぞれの前記軌道溝に挿入される3本のトリポード軸部を備えるトリポードと、前記トリポード軸部の外周面に転動可能に配置された複数の転動体と、環状に形成され、それぞれの前記トリポード軸部の外周側に前記複数の転動体を介して回転可能に軸支され、且つ、前記軌道溝に転動可能に配置されるローラと、を備える摺動式トリポード型等速ジョイントであって、前記トリポード軸部は、前記転動体が転動するトルク伝達面と、前記ボス部側の根元であって前記トルク伝達面より前記ボス部側に形成されるぬすみ溝とを備え、前記ぬすみ溝は、前記トリポード軸部の縦断面において、前記トリポード軸部の最も根元側から先端側の順に、第一円弧部と、前記第一円弧部に連続的に接続した第二円弧部とを備え、前記第一円弧部の曲率半径は、前記トリポード軸部の縦断面において、第一曲率半径の円弧とし、前記第二円弧部の曲率半径は、前記トリポード軸部の縦断面において、前記第一曲率半径より小さな第二曲率半径の円弧とし、前記第一円弧部の円弧の角度範囲は、前記トリポード軸部の縦断面において、90°以上である
(請求項2)本発明において、前記転動体は、軸状転動体であり、前記トリポード軸部は、前記トルク伝達面と、前記トルク伝達面より前記ボス部側に形成され前記トルク伝達面より径方向外方に張り出し前記軸状転動体の端部に当接し得る座部と、前記トルク伝達面と前記座部との間に形成される前記ぬすみ部とを備えるようにしてもよい。
(請求項3)本発明において、前記第一円弧部の前記座部側は、前記トルク伝達面より径方向外方に位置するようにしてもよい。
(請求項4)本発明において、前記ぬすみ溝は、前記トリポード軸部の縦断面において、前記トリポード軸部の最も根元側から先端側の順に、前記第一円弧部と、前記第二円弧部と、前記第二円弧部に連続的に接続し且つ前記トルク伝達面に接続されるテーパ部とを備えるようにしてもよい。
(請求項1)本発明によれば、ぬすみ溝におけるトリポード軸部の根元側の曲率半径を先端側の曲率半径よりも大きく形成している。ここで、曲率半径が大きいほど、応力の大きさは小さくなることが知られている。また、ぬすみ溝の幅は、トリポード軸部の外周面と転動体との接触長さを十分に確保するために、広げることができない。さらに、ぬすみ溝の溝深さは、転動体との干渉を回避するための深さとする必要がある。
そこで、本発明におけるぬすみ溝と単一の曲率半径のぬすみ溝とを比較した場合に、ぬすみ溝の溝幅および溝深さを同一とすると以下のようになる。つまり、本発明におけるぬすみ溝の根元側の曲率半径は、単一の曲率半径よりも大きくできる。これにより、根元側に生じる応力を低減することができる。一方、本発明におけるぬすみ溝の先端側の曲率半径は、単一の曲率半径よりも小さくなる。そのため、ぬすみ溝の先端側に生じる応力は、単一の曲率半径の場合に比べて大きくなる。ただし、トリポード軸部において根元側ほど高い応力が生じる。つまり、ぬすみ溝の先端側に生じる応力は、そもそも、ぬすみ溝の根元側に生じる応力に比べて小さい。従って、ぬすみ溝の根元側に生じる応力の低減効果が非常に大きくなるため、ぬすみ溝の先端側に生じる応力が若干大きくなったとしても、全体として応力集中の低減効果を図ることができる。従って、トリポード軸部の根元部の強度を高くすることができる。
さらに、ぬすみ溝を二種の曲率半径の円弧により形成して、大きな曲率半径である第一曲率半径の円弧をぬすみ溝の根元側に形成することで、大きな曲率半径とする角度範囲を広くすることができる。つまり、大きな曲率半径の範囲を広くすることで、トリポード軸部の根元部の強度をより高くすることができる。なお、本発明において、円弧を連続的に接続した形状とは、二種の曲率半径の円弧が接続される部位において両者の接線が一致する形状を意味する。つまり、二種の曲率半径の円弧が段差なく接続されていることを意味する。
さらに、ぬすみ溝において特に応力集中する部位は、ぬすみ溝の接線がトリポード軸部の軸方向と同一となる点よりも根元側に位置する部位である。そこで、本発明のように、第一曲率半径の角度範囲を90°以上にすることで、ぬすみ溝において特に応力集中する部位を第一曲率半径とすることができる。これにより、ぬすみ溝に生じる応力を確実に低減することができる。
等速ジョイントの一部の径方向断面図である。 第一実施形態:図1のA部の拡大図である。 第二実施形態:図1のA部の拡大図である。
<第一実施形態>
(トリポード型等速ジョイントの全体構成)
摺動式トリポード型等速ジョイントについて、図1を参照して説明する。摺動式トリポード型等速ジョイントは、例えば、車両の動力伝達シャフトの連結に用いられる。具体的には、ディファレンシャルギヤに連結された軸部とドライブシャフトとの連結部位に用いられる。摺動式トリポード型等速ジョイントは、外輪10と、トリポード20と、ローラ30と、複数の軸状転動体40と、リテーナ50と、スナップリング60とから構成される。
外輪10は、筒状(例えば、有底筒状)に形成されており、一端側がディファレンシャルギヤに連結されている。外輪10の筒状部分の内周面には、外輪軸方向(図1の前後方向)に延びる軌道溝11が、外輪軸の周方向に等間隔に3本形成されている。なお、図1においては、1本の軌道溝11のみを示す。この軌道溝11の両側の溝側面における横断面形状(外輪回転軸に直交する方向の断面形状)は、ゴシックアーチ形状に形成されている。
トリポード20は、外輪10の筒状部分の内側に配置されている。このトリポード20は、ボス部21と、3本のトリポード軸部22とを備える。ボス部21は、円環状に形成されており、ボス部21の内周側には内歯スプライン21aが形成されている。この内歯スプライン21aは、中間シャフト(図示せず)の端部の外歯スプラインに噛合される。
それぞれのトリポード軸部22は、ボス部21の外周面からそれぞれのボス部21の径方向外方に向かって延びるように立設されている。これらのトリポード軸部22は、ボス部21の周方向に等間隔(120°間隔)に形成されている。そして、それぞれのトリポード軸部22の少なくとも先端部は、外輪10のそれぞれの軌道溝11内に挿入されている。
トリポード軸部22は、トルク伝達面22aと、座部22bと、ぬすみ溝22cと、リング溝22dとを備える。トルク伝達面22aは、その横断面形状が円形状に形成される。座部22bは、トリポード軸部22の最根元部、すなわち最もボス部21側の位置に形成され、トルク伝達面22aよりも径方向外方に張り出している。ぬすみ溝22cは、トリポード軸部22の根元側に形成され、トルク伝達面22aと座部22bとの間に形成される。ぬすみ溝22cは、周方向全周に亘って形成されている。このぬすみ溝22cは、軸状転動体40の端部との干渉を回避するために形成されている。リング溝22dは、トリポード軸部22の先端側に形成されており、周方向全周に亘って形成されている。ぬすみ溝22cについては、後に詳細に説明する。
ローラ30は、環状に形成されている。具体的には、ローラ30の内周面は、円筒状内周面を形成している。つまり、ローラ30の内周面における縦断面形状(ローラ軸方向の断面形状)は、ローラ軸に平行な直線形状に形成されている。ローラ30の外周面における縦断面形状は、径方向外方に凸となる凸湾曲形状に形成されている。このローラ30は、トリポード軸部22の外周側に複数の軸状転動体40を介して軸支されている。つまり、軸状転動体40は、トリポード軸部22の外周面とローラ30の内周面との間に介在している。そして、軸状転動体40は、トリポード軸部22のトルク伝達面22aの外周面とローラ30の内周面とに転動する。
従って、ローラ30は、複数の軸状転動体40を介してトリポード軸(トリポード軸部22の中心軸)回りに回転可能に設けられている。さらに、ローラ30は、トリポード軸部22に対してトリポード軸方向に移動可能に設けられ、且つ、トリポード軸部22に対して揺動することを規制されて設けられている。また、ローラ30は、軌道溝11に嵌挿され、軌道溝11に転動可能に係合している。
軸状転動体40は、ほぼ円柱形状に形成されている。ただし、本実施形態においては、軸状転動体40の先端面は、僅かに凸湾曲形状に形成されている。さらに、軸状転動体40の外周面のうち両端側付近は、クラウニング加工が施されることにより、緩やかな先細形状に形成されている。
リテーナ50は、環状に形成されており、トリポード軸部22の外周側であって、軸状転動体40の図1の上方に積層するように配置される。このリテーナ50は、軸状転動体40の抜け止めの役割を有している。そして、リテーナ50は、トリポード軸部22のリング溝22dに係止されるスナップリング60により、トリポード軸部22から抜け落ちないようにされている。つまり、スナップリング60によってリテーナ50がトリポード軸部22の先端側から抜け落ちることを規制し、当該リテーナ50によって軸状転動体40がトリポード軸部22の先端側から抜け落ちることを規制している。
(ぬすみ溝22cの詳細形状)
ぬすみ溝22cの詳細形状について図2を参照して説明する。ぬすみ溝22cは、上述したように、トルク伝達面22aと座部22bとの間に形成されており、トルク伝達面22aの外周面および座部22bに対して周方向溝を形成している。ぬすみ溝22cに溝幅はWで、ぬすみ溝22cの溝深さはDである。なお、ぬすみ溝22cの溝深さDは、トルク伝達面22aからぬすみ溝22cの溝底までの径方向距離を意味する。
このぬすみ溝22cは、トリポード軸部22の根元側から順に、第一円弧部22c1と、第二円弧部22c2と、テーパ部22c3とを備える。第一円弧部22c1は、トリポード軸部22の縦断面において、ぬすみ溝22cにおけるトリポード軸部22の根元側(座部22b側)に位置する。この第一円弧部22c1は、点P1を中心とする第一曲率半径R1の凹円弧形状に形成される。この第一円弧部22c1の角度範囲θ1は、90°以上に形成されるとよいが、本実施形態において当該角度範囲θ1は90°としている。
第二円弧部22c2は、トリポード軸部22の縦断面において、ぬすみ溝22cにおけるトリポード軸部22の先端側(トルク伝達面22a側)に位置する。この第二円弧部22c2は、点P2を中心とする第二曲率半径R2の凹円弧形状に形成される。第二曲率半径R2は、第一曲率半径R1よりも小さく設定されている。この第二円弧部22c2の角度範囲θ2は、90°以下に形成されるが、本実施形態において約30°程度に形成されている。そして、第一円弧部22c1と第二円弧部22c2とは連続して接続されている。つまり、第一円弧部22c1の境界における接線と第二円弧部22c2の境界における接線とが一致するように形成されている。
テーパ部22c3は、第二円弧部22c2に連続的に接続されており、トルク伝達面22aに接続される。このテーパ部22c3は、約30°の傾きにて形成されているが、任意の角度にすることができる。さらには、テーパ部22c3を形成しないようにしてもよい。
以上のように、トリポード軸部22の縦断面において、ぬすみ溝22cにおけるトリポード軸部22の根元側に位置する第一円弧部22c1の第一曲率半径R1は、ぬすみ溝22cにおけるトリポード軸部22の先端側に位置する第二円弧部22c2の第二曲率半径R2より大きく形成されている。
従って、ぬすみ溝22cの第一円弧部22c1の曲率半径R1を第二円弧部22c2の曲率半径R2よりも大きく形成している。ここで、曲率半径が大きいほど、応力の大きさは小さくなる。また、ぬすみ溝22cの幅Wは、トリポード軸部22のトルク伝達面22aの外周面と軸状転動体40との接触長さを十分に確保するために、広げることができない。さらに、ぬすみ溝22cの溝深さDは、軸状転動体40との干渉を回避するための深さとする必要がある。そこで、ぬすみ溝22cと単一の曲率半径のぬすみ溝とを比較した場合に、ぬすみ溝22cの溝幅Wおよび溝深さDを同一とすると以下のようになる。つまり、ぬすみ溝22cの根元側に位置する第一円弧部22c1の第一曲率半径R1は、単一の曲率半径よりも大きくできる。これにより、第一円弧部22c1に生じる応力を低減することができる。
一方、ぬすみ溝22cの先端側に位置する第二円弧部22c2の第二曲率半径R2は、単一の曲率半径R0よりも小さくなる。そのため、ぬすみ溝22cの第二円弧部22c2の第二曲率半径R2が単一の曲率半径R0よりも小さくなることで、第二円弧部22c2に生じる応力は高くなる。ただし、トリポード軸部22において根元側ほど高い応力が生じる。つまり、ぬすみ溝22cの第二円弧部22c2に生じる応力は、そもそも、第一円弧部22c1に生じる応力に比べて小さい。従って、ぬすみ溝22cの第一円弧部22c1に生じる応力の低減効果が非常に大きくなるため、第二円弧部22c2に生じる応力が若干大きくなったとしても、全体として応力集中の低減効果を図ることができる。従って、トリポード軸部22の根元部の強度を高くすることができる。
特に、本実施形態においては、ぬすみ溝22cを二種の曲率半径R1,R2により形成し、大きな曲率半径である第一曲率半径R1の第一円弧部22c1をぬすみ溝22cの根元側に形成することで、大きな曲率半径とする角度範囲θ1を広くすることができる。つまり、大きな曲率半径である第一円弧部22c1の角度範囲θ1を広くすることで、トリポード軸部22の根元部の強度をより高くすることができる。
さらに、ぬすみ溝22cの第一円弧部22c1の角度範囲θ1を90°以上に形成するものとした。ここで、応力集中する部位は、ぬすみ溝22cの接線がトリポード軸部の軸方向と同一となる点、すなわちぬすみ溝22cの最深部よりもトリポード軸部22の根元側に位置する部位である。つまり、第一円弧部22c1の角度範囲θ1を90°以上にすることで、ぬすみ溝22cにおいて特に応力集中する部位を第一曲率半径R1とすることができる。これにより、ぬすみ溝22cに生じる応力を確実に低減することができる。
<第二実施形態>
(ぬすみ溝122cの詳細形状)
第二実施形態におけるぬすみ溝122cについて図3を参照して説明する。ここで、図3において、第一実施形態と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。ぬすみ溝122cは、第一実施形態と同様の溝幅Wおよび溝深さDである。ぬすみ溝122cは、トリポード軸部22の根元側から順に、弧状部122c1と、第一実施形態と同一構成のテーパ部22c3とを備える。
弧状部122c1の縦断面形状は、凹曲面形状に形成され、弧状部122c1の幅はW1である。この弧状部122c1の曲率半径は、トリポード軸部22の縦断面において、トリポード軸部22の根元側からトリポード軸部22の先端側に向かって連続的に大きく変化するように形成されている。弧状部122c1の曲率半径は、トリポード軸部22の根元側からR11,R12,R13としたときに、R11>R12>R13の関係となる。もちろん、R11,R12,R13の間も連続的に変化している。つまり、ぬすみ溝122cの曲率半径は、トリポード軸部22の根元側から先端側に向かって徐々に小さくなっている。なお、各曲率半径の中心位置は逐次変化している。
このように、ぬすみ溝122cの曲率半径を連続的に変化させる場合においても、単一の曲率半径R0のぬすみ溝に比べると、ぬすみ溝122cの根元側に生じる応力を低減することができる。従って、トリポード軸部22の根元部の強度を高くすることができる。
10:外輪、 11:軌道溝、 20:トリポード、 21:ボス部
22:トリポード軸部、 22c,122c:ぬすみ溝、 22c1:第一円弧部
22c2:第二円弧部、 30:ローラ、 40:軸状転動体
50:リテーナ、 60:スナップリング

Claims (4)

  1. 筒状に形成され、内周面に外輪回転軸方向に延びる3本の軌道溝が形成された外輪と、
    シャフトに連結されるボス部、および、前記ボス部の外周面からそれぞれ前記ボス部の径方向外方に延びるように立設されそれぞれの前記軌道溝に挿入される3本のトリポード軸部を備えるトリポードと、
    前記トリポード軸部の外周面に転動可能に配置された複数の転動体と、
    環状に形成され、それぞれの前記トリポード軸部の外周側に前記複数の転動体を介して回転可能に軸支され、且つ、前記軌道溝に転動可能に配置されるローラと、
    を備える摺動式トリポード型等速ジョイントであって、
    前記トリポード軸部は、前記転動体が転動するトルク伝達面と、前記ボス部側の根元であって前記トルク伝達面より前記ボス部側形成されるぬすみ溝とを備え、
    前記ぬすみ溝は、前記トリポード軸部の縦断面において、前記トリポード軸部の最も根元側から先端側の順に、第一円弧部と、前記第一円弧部に連続的に接続した第二円弧部とを備え、
    前記第一円弧部の曲率半径は、前記トリポード軸部の縦断面において、第一曲率半径の円弧とし、
    前記第二円弧部の曲率半径は、前記トリポード軸部の縦断面において、前記第一曲率半径より小さな第二曲率半径の円弧とし、
    前記第一円弧部の円弧の角度範囲は、前記トリポード軸部の縦断面において、90°以上である摺動式トリポード型等速ジョイント。
  2. 請求項1において、
    前記転動体は、軸状転動体であり、
    前記トリポード軸部は、前記トルク伝達面と、前記トルク伝達面より前記ボス部側に形成され前記トルク伝達面より径方向外方に張り出し前記軸状転動体の端部に当接し得る座部と、前記トルク伝達面と前記座部との間に形成される前記ぬすみ部とを備える摺動式トリポード型等速ジョイント。
  3. 請求項2において、
    前記第一円弧部の前記座部側は、前記トルク伝達面より径方向外方に位置する摺動式トリポード型等速ジョイント。
  4. 請求項1−3の何れか一項において、
    前記ぬすみ溝は、前記トリポード軸部の縦断面において、前記トリポード軸部の最も根元側から先端側の順に、前記第一円弧部と、前記第二円弧部と、前記第二円弧部に連続的に接続し且つ前記トルク伝達面に接続されるテーパ部とを備える摺動式トリポード型等速ジョイント。
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