JP2015143062A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のエネルギー効率を向上させる。【解決手段】車両前方の情報を収集するカメラユニット41を備える車両用制御装置10であって、停車に対応する第1制御状態と、発車に対応する第2制御状態と、に制御されるモータジェネレータ14と、カメラユニット41からの情報に基づいて、車両前方の距離閾値内に先行車両がいる第1前方状況と、車両前方の距離閾値内に先行車両がいない第2前方状況と、を判定する制御ユニット(前方判定部)40と、登坂路で停車する際に、前方判定部によって第1前方状況であると判定された場合に、モータジェネレータ14を第2制御状態から第1制御状態に切り替えて制御する制御ユニット(車両制御部)40と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両前方の情報を収集するセンサを備える車両用制御装置に関する。
近年、動力源としてエンジンを用いるだけでなく、動力源として電動モータを用いた電気自動車や、動力源として電動モータおよびエンジンを用いたハイブリッド車両が開発されている。電気自動車やハイブリッド車両においては、電力消費量を抑制する観点から、停車時に電動モータの出力を停止させることが多い(特許文献1参照)。しかしながら、登坂路においては車両後退の虞があることから、一般的に、停車時であっても再発進に備えて電動モータの出力を継続させている(特許文献2参照)。
また、動力源としてエンジンのみを備えた車両においても、燃料消費量を抑制する観点から、停車時にエンジンを停止させる車両や、停車時にエンジンと車輪との間のクラッチを解放する車両も提案されている。これらの車両においても、登坂路で停車する際には、車輪にクリープトルクを伝達して車両後退を防止するため、エンジンの運転状態を継続したり、クラッチの接続状態を継続したりしている。
特開平7−154905号公報 特開2011−46377号公報
しかしながら、登坂路において停車する際に、電動モータの出力を継続したり、エンジンの運転状態を継続したり、クラッチの接続状態を継続したりすることは、車両の燃料消費量や電力消費量を増大させ、車両のエネルギー効率を低下させる要因であった。このため、登坂路において停車する場合であっても、電動モータやエンジンを停止したり、クラッチを解放したりすることにより、車両のエネルギー効率を向上させることが求められている。
本発明の目的は、車両のエネルギー効率を向上させることにある。
本発明の車両用制御装置は、車両前方の情報を収集するセンサを備える車両用制御装置であって、停車に対応する第1制御状態と、発車に対応する第2制御状態と、に制御される車両動作部と、前記センサからの情報に基づいて、車両前方の距離閾値内に先行車両がいる第1前方状況と、車両前方の距離閾値内に先行車両がいない第2前方状況と、を判定する前方判定部と、登坂路で停車する際に、前記前方判定部によって前記第1前方状況であると判定された場合に、前記車両動作部を前記第2制御状態から前記第1制御状態に切り替えて制御する車両制御部と、を有する。
本発明によれば、登坂路で停車する際に、前方判定部によって第1前方状況であると判定された場合に、車両動作部を第2制御状態から第1制御状態に切り替えて制御するので、車両のエネルギー効率を向上させることが可能となる。
本発明の一実施の形態である車両用制御装置を示す概略図である。 (a)は停車状況を示すイメージ図である。(b)はトルクカット制御の実行状況を示すタイミングチャートである。 (a)は停車状況を示すイメージ図である。(b)はトルクカット制御の実行状況を示すタイミングチャートである。 (a)は停車状況を示すイメージ図である。(b)はトルクカット制御の実行状況を示すタイミングチャートである。 トルクカット制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態である車両用制御装置を示す概略図である。 アイドリングストップ制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。 クラッチ制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である車両用制御装置10を示す概略図である。図1に示すように、車両用制御装置10は、パワートレイン11および制御系12を備えている。パワートレイン11は、動力源としてエンジン13およびモータジェネレータ14(電動モータ、車両動作部)14を有している。また、パワートレイン11には、プライマリプーリ15およびセカンダリプーリ16を備えた無段変速機17が設けられている。プライマリプーリ15の一方側には、トルクコンバータ18を介してエンジン13が連結されている。一方、プライマリプーリ15の他方側には、モータジェネレータ14が連結されている。また、セカンダリプーリ16には、出力軸19およびディファレンシャル機構20を介して車輪21が連結されている。すなわち、車輪21にはモータジェネレータ14が連結されている。なお、モータジェネレータ14のステータ22には、インバータ23を介してバッテリ24が接続されている。
トルクコンバータ18と無段変速機17との間には、解放状態と接続状態とに切り替えられる入力クラッチ30が設けられている。入力クラッチ30を解放状態に制御することにより、プライマリプーリ15とエンジン13とを切り離すことが可能となる。これにより、走行モードをモータ走行モードに設定することが可能となり、エンジン13を停止させてモータジェネレータ14の動力のみを車輪21に伝達することが可能となる。一方、入力クラッチ30を接続状態に制御することにより、プライマリプーリ15とエンジン13とを接続することが可能となる。これにより、走行モードをパラレル走行モードに設定することが可能となり、エンジン13およびモータジェネレータ14の動力を車輪21に伝達することが可能となる。なお、バッテリ24の充電状態にもよるが、図示する車両においては、低車速領域においてモータ走行モードが設定され、中高車速領域においてパラレル走行モードが設定される。
車両用制御装置10には、車輪21を制動するブレーキ装置31が設けられている。ブレーキ装置31は、運転手に操作されるブレーキペダル32と、ブレーキペダル32の踏み込み量に応じてブレーキ液圧を発生させるマスターシリンダ33とを備えている。また、ブレーキ装置31は、車輪21に設けられるディスクロータ34と、ディスクロータ34を制動するキャリパ35とを備えている。さらに、マスターシリンダ33とキャリパ35とは、ブレーキフルードを案内するブレーキ配管36を介して接続されている。そして、マスターシリンダ33から出力されたブレーキ液圧が、ブレーキ配管36を介してキャリパ35に伝達されると、キャリパ35は図示しないピストンを動作させてディスクロータ34を制動する。また、ブレーキ装置31は、ブレーキ液圧を制御するブレーキアクチュエータ37を有している。ブレーキアクチュエータ37は、図示しない電動ポンプ、アキュムレータおよび電磁バルブ等によって構成される。ブレーキアクチュエータ37は、クルーズコントロールシステム等による自動ブレーキ制御を実行する際に、後述する制御ユニット40からの制御信号に応じてブレーキ液圧を増減させる。
また、車両用制御装置10は、前方判定部、車両制御部およびブレーキ制御部として機能する制御ユニット40を有している。図1に示すように、制御ユニット40には、車両前方の画像情報を収集するカメラユニット(センサ)41、車速を検出する車速センサ42、路面勾配を検出する勾配センサ43、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ44、ブレーキペダル32の踏み込み量を検出するブレーキセンサ45等が接続されている。また、制御ユニット40は、カメラユニット41からの画像情報に基づいて車外情報を判定する。車外情報としては、先行車両V2との車間距離、先行車両V2の車速、先行車両V2の加速度等が挙げられる。そして、制御ユニット40は、センサ42〜45等の検出信号から車速や走行モード等の車両情報を判定し、車両情報と前述した車外情報とに基づいて、パワートレイン11やブレーキ装置31等に対する制御信号を演算する。なお、制御ユニット40は、制御信号等を演算するCPU、制御プログラム、演算式およびマップデータ等を格納するROM、一時的にデータを格納するRAM等によって構成される。
以下、制御ユニット40によって実行されるトルクカット制御について説明する。なお、トルクカット制御とは、電力消費量を抑制するため、停車時にモータジェネレータ14のトルクを低下させる制御である。図2(a)、図3(a)および図4(a)は、それぞれに停車状況を示すイメージ図である。また、図2(b)、図3(b)および図4(b)は、それぞれにトルクカット制御の実行状況を示すタイミングチャートである。なお、図2には後述する前車判定がOFFとなる場合の停車状況およびタイミングチャートが示されており、図3および図4には前車判定がONとなる場合の停車状況およびタイミングチャートが示されている。また、図2(b)、図3(b)および図4(b)には、ブレーキペダル32の踏み込み量がブレーキ操作量として記載されており、モータジェネレータ14から出力されるトルクがモータトルクとして記載されている。
前述のトルクカット制御を実行するため、制御ユニット40は、停車する際に先行車両V2の有無を判定する前車判定を実施している。ここで、前車判定OFFとは、車両前方に先行車両V2が存在しない状況を意味しており、前車判定ONとは、車両前方に先行車両V2が存在する状況を意味している。すなわち、前車判定がOFFである状況とは、図2(a)に示すように、車両前方の距離閾値D1内に先行車両V2がいない状況(第2前方状況)を意味している。一方、前車判定がONである状況とは、図3(a)および図4(a)に示すように、車両前方の距離閾値D1内に先行車両V2が存在する状況(第1前方状況)を意味している。
図2(a)および(b)に示すように、登坂路において停車する際に(符号A1)、前車判定がOFFであった場合には(符号A2)、モータトルクが基準トルクTsと同じTa(=Ts×1)に制御される(符号A3)。ここで、基準トルクTsとは、発進時のクリープトルクに相当する大きさのモータトルクである。このように、登坂路において停車する際に、車両前方の所定範囲内に先行車両V2がいない状況、すなわち自己車両V1の即時の再発進が許容される状況においては、再発進に備えてモータトルクの出力を継続している。さらに、登坂路においては、ブレーキペダル32が踏み込まれた場合であっても(符号A4)、モータトルクの出力を継続している(符号A3)。これにより、再発進時の応答性を高めることができるとともに、登坂路における車両後退を防止することが可能となる。このように、モータジェネレータ14が目標トルクTaつまり第2目標トルクに制御される状態とは、再発進つまり発車に対応するモータジェネレータ14の第1制御状態となっている。
一方、登坂路において停車する際に、前車判定がONであった場合には、先行車両V2との車間距離に基づいてモータトルクが引き下げられる。すなわち、登坂路において停車する際に、車両前方の所定範囲内に先行車両V2がいる状況、つまり自己車両V1が即時に再発進する可能性が低い状況においては、モータトルクを低下させて電力消費量を抑制している。例えば、図3(a)および(b)に示すように、登坂路において停車する際に(符号B1)、前車判定がONであった場合には(符号B2)、モータトルクが基準トルクTsからTb(=Ts×0.5)に下げられる(符号B3)。この図3(a)に示される停車状況とは、車間距離が閾値D1を下回る状況であり、自己車両V1が先行車両V2に接近した状況である。すなわち、自己車両V1が即時に再発進する可能性が低い状況であるため、モータトルクを前述の「Ta」よりも小さな「Tb」に引き下げている。また、例えば、図4(a)および(b)に示すように、登坂路において停車する際に(符号C1)、前車判定がONであった場合には(符号C2)、モータトルクが基準トルクTsからTc(=Ts×0)に下げられる(符号C3)。この図4(a)に示される停車状況とは、車間距離が閾値D1よりも小さな閾値D2を下回る状況であり、自己車両V1が先行車両V2に極めて接近した状況である。すなわち、自己車両V1が即時に再発進する可能性が極めて低い状況であるため、モータトルクを前述の「Tb」よりも小さな「Tc」に引き下げている。このように、モータジェネレータ14が目標トルクTb,Tcつまり第1目標トルクに制御される状態とは、停車に対応するモータジェネレータ14の第2制御状態となっている。
前述したように、登坂路において停車する際に、車両前方の所定範囲内に先行車両V2がいる状況、すなわち自己車両V1の即時の再発進が制限される状況においては、モータトルクを低下させている。これにより、登坂路での渋滞走行等において、モータトルクを積極的に低下させて電力消費量を抑制することが可能となり、車両のエネルギー効率を向上させることが可能となる。また、前述の説明では、先行車両V2との車間距離が小さくなるほど、モータトルクを小さくしている。しかしながら、登坂路においては車両後退の虞があることから、モータトルクを大きく引き下げる場合には、図4(b)に符号C4で示すように、ブレーキアクチュエータ37を制御してブレーキ液圧を上昇させている。これにより、モータトルクの低下を補うように、ブレーキ装置31の制動力が引き上げられるため、車両後退を防止することが可能となっている。また、ブレーキ装置31の目標制動力は、車両後退を防止する観点から、登坂路の路面勾配とモータトルクとに基づき設定されている。すなわち、路面勾配が大きいほどに目標制動力は大きく設定され、モータトルクが小さいほどに目標制動力は大きく設定されることになる。
続いて、前述したトルクカット制御の実行手順についてフローチャートを用いて説明する。図5は制御ユニット40によって実行されるトルクカット制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、ステップS10では、停車中であるか否かが判定される。ステップS10において、停車中であると判定された場合には、ステップS11に進み、前車判定がONであるか否かが判定される。ステップS11において、前車判定がONであると判定された場合には、ステップS12に進み、所定の路面勾配を超えた登坂路であるか否かが判定される。ステップS12において、登坂路であると判定された場合には、ステップS13に進み、先行車両V2との車間距離が閾値D2を超えるか否かが判定される。
ステップS13において、車間距離が閾値D2を超えていると判定された場合、つまり図3(a)に示した停車状況であると判定された場合には、ステップS14に進み、先行車両V2との車間距離D3に基づいてカット係数(0〜1)が算出される。続くステップS15では、所定の基準トルクTsにカット係数が乗算され、モータジェネレータ14の目標トルクが算出される。そして、ステップS16では、算出された目標トルクに基づいてモータジェネレータ14が制御される。なお、ステップS14で算出されるカット係数は、車間距離D3が長くなるほど大きく設定され、車間距離D3が短くなるほど小さく設定されている。すなわち、車間距離D3が長い場合には、先行車両V2に追従する可能性が高いことから、モータジェネレータ14の目標トルクが大きく設定される。一方、車間距離D3が短い場合には、先行車両V2に追従する可能性が低いことから、モータジェネレータ14の目標トルクが小さく設定される。
一方、ステップS13において、車間距離が閾値D2以下であると判定された場合、つまり図4(a)に示した停車状況であると判定された場合には、ステップS19に進み、カット係数が「0」に設定される。続いて、ステップS15では、所定の基準トルクTsにカット係数が乗算され、モータジェネレータ14の目標トルクが算出される。そして、ステップS16では、算出された目標トルクに基づいてモータジェネレータ14が制御される。このように、登坂路において停車する際に、自己車両V1が先行車両V2に極めて接近した状況、すなわち自己車両V1が即時に再発進する可能性が極めて低い状況においては、カット係数が「0」に設定されて目標トルクが0[Nm]に引き下げられる。
また、ステップS11において、前車判定がOFFであると判定された場合、つまり図2(a)に示した停車状況であると判定された場合には、ステップS20に進み、所定の路面勾配を超えた登坂路であるか否かが判定される。ステップS20において、登坂路であると判定された場合には、ステップS21に進み、カット係数が「1」に設定される。続いて、ステップS15では、所定の基準トルクTsにカット係数が乗算され、モータジェネレータ14の目標トルクが算出される。そして、ステップS16では、算出された目標トルクに基づいてモータジェネレータ14が制御される。このように、登坂路において停車する際に、車両前方に先行車両V2がいない状況、すなわち自己車両V1の即時の再発進が許容される状況においては、再発進に備えて基準トルクTsの出力が継続される。
また、ステップS12,S20において、路面勾配が所定値を下回る平坦路や下り坂であると判定された場合には、ステップS22に進み、ブレーキペダル32の踏み込み量つまりブレーキ操作量に応じてカット係数が算出される。続いて、ステップS15では、所定の基準トルクTsにカット係数が乗算され、モータジェネレータ14の目標トルクが算出される。そして、ステップS16では、算出された目標トルクに基づいてモータジェネレータ14が制御される。なお、ステップS22で算出されるカット係数は、ブレーキ操作量が大きくなるほど小さく設定され、ブレーキ操作量が小さくなるほど大きく設定されている。すなわち、ブレーキ操作量が大きい場合には、モータジェネレータ14の目標トルクが小さく設定され、モータトルクが大きく引き下げられる。一方、ブレーキ操作量が小さい場合には、モータジェネレータ14の目標トルクが大きく設定され、モータトルクが小さく引き下げられる。このように、平坦路や下り坂で停車する際には、前車判定に影響されることなく、ブレーキ操作量に応じてモータトルクの引き下げ量が制御されている。
そして、ステップS16において、算出された目標トルクに基づきモータジェネレータ14が制御されると、続くステップS17では、路面勾配と目標トルクとに基づいて車両後退の有無が判定される。ステップS17において、車両後退の虞があると判定された場合、つまり目標トルクの低下に伴って登坂路における車両後退の虞があると判定された場合には、ステップS18に進み、ブレーキ液圧を上昇させてブレーキ装置31の制動力が引き上げられる。一方、ステップS17において、車両後退の虞がないと判定された場合には、ブレーキ液圧を維持したままルーチンを抜ける。なお、ステップS18においては、路面勾配が大きいほどに目標ブレーキ液圧は大きく設定され、目標トルクが小さいほどに目標ブレーキ液圧は大きく設定される。
これまで説明したように、前述した車両用制御装置10は、車両動作部としてモータジェネレータ14を用いているが、これに限られることはなく、車両動作部としてエンジン13や入力クラッチ30を用いても良い。ここで、図6は本発明の他の実施の形態である車両用制御装置50を示す概略図である。なお、図6において、図1に示す部材や部品と同様の部材や部品については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、車両用制御装置50は、動力源としてエンジン13のみを備えたパワートレイン51を有している。エンジン13には、スタータモータ、燃料噴射システム、点火制御システム等の補機52が設けられている。制御ユニット40から補機52に制御信号が出力されており、制御ユニット40によってエンジン13が停止状態や運転状態に制御される。また、トルクコンバータ18と無段変速機17との間には、油圧アクチュエータ53を備えた入力クラッチ30が設けられている。油圧アクチュエータ53には、複数の電磁バルブが組み込まれたバルブユニット54が接続されている。制御ユニット40からバルブユニット54に制御信号が出力されており、制御ユニット40によって入力クラッチ30が解放状態や接続状態に制御されている。なお、入力クラッチ30は、エンジン13と車輪21との間に設けられるクラッチとなっている。
このようなパワートレイン51を備える車両は、燃費性能を向上させる観点から、アイドリングストップ機能を有しており、停車時や停車直前にエンジン13を停止させるアイドリングストップ制御を実施している。以下、制御ユニット40によって実行されるアイドリングストップ制御の実行手順について説明する。図7はアイドリングストップ制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。なお、図7において、図5に示すステップと同様のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、ステップS10において停車中であると判定され、ステップS12において登坂路であると判定された場合には、ステップS11に進み、前車判定がONであるか否かが判定される。ステップS11において、前車判定がONであると判定された場合には、ステップS30に進み、車両動作部であるエンジン13が停止状態に制御される。これにより、エンジン13の燃料消費量を抑制することが可能となる。なお、エンジン13の停止状態とは、停車に対応するエンジン13の第1制御状態である。続いて、ステップS11において前車判定がOFFであると判定された場合には、ステップS31に進み、エンジン13が運転状態に制御される。エンジン13の運転状態とは、発車に対応するエンジン13の第2制御状態である。
このように、登坂路において停車する際に、前車判定がONであった場合には、エンジン13を停止させている。すなわち、登坂路で停車する際に、車両前方の所定範囲内に先行車両V2がいる状況、つまり自己車両V1が即時に再発進する可能性が低い状況においては、エンジン13を停止させて燃料消費量を抑制している。一方、登坂路において停車する際に、前車判定がOFFであった場合には、エンジン13の運転を継続している。すなわち、登坂路で停車する際に、車両前方の所定範囲内に先行車両V2がいない状況、つまり自己車両V1の即時の再発進が許容される状況においては、再発進に備えてエンジン13の運転状態を継続している。このように、登坂路において停車する場合であっても、前車判定に基づきエンジン13を制御することにより、エンジン13を積極的に停止させることが可能となり、車両の燃費性能を向上させることが可能となる。なお、登坂路でエンジン13を停止させた場合には、クリープトルクの消滅に伴い車両後退の虞があることから、必要に応じてステップS18に進み、ブレーキ液圧を上昇させている。
前述の説明では、停車時にエンジン13を停止させているが、これに限られることはなく、停車時にエンジン13を運転状態に保持しながら入力クラッチ30を解放しても良い。すなわち、アイドリングストップ機能を持たない車両である場合や、エンジン13の停止条件が成立していない場合には、停車時にエンジン13を運転状態に保持しながら入力クラッチ30を解放しても良い。このように、入力クラッチ30を解放状態に切り替えることにより、停車中のエンジン負荷を軽減して燃料消費量を抑制することが可能となる。以下、停車時に入力クラッチ30を解放するクラッチ制御の実行手順について説明する。図8は制御ユニット40によって実行されるクラッチ制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。なお、図8において、図5に示すステップと同様のステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、ステップS10において停車中であると判定され、ステップS12において登坂路であると判定された場合には、ステップS11に進み、前車判定がONであるか否かが判定される。ステップS11において、前車判定がONであると判定された場合には、ステップS40に進み、車両動作部である入力クラッチ30が解放状態に制御される。これにより、エンジン負荷を軽減して燃料消費量を抑制することが可能となる。なお、入力クラッチ30の解放状態とは、停車に対応する入力クラッチ30の第1制御状態である。続いて、ステップS11において前車判定がOFFであると判定された場合には、ステップS41に進み、入力クラッチ30が接続状態に制御される。入力クラッチ30の接続状態とは、発車に対応する入力クラッチ30の第2制御状態である。
このように、登坂路において停車する際に、前車判定がONであった場合には、入力クラッチ30を解放している。すなわち、登坂路で停車する際に、車両前方の所定範囲内に先行車両V2がいる状況、つまり自己車両V1が即時に再発進する可能性が低い状況においては、入力クラッチ30を解放して燃料消費量を抑制している。一方、登坂路において停車する際に、前車判定がOFFであった場合には、入力クラッチ30の接続を継続している。すなわち、登坂路で停車する際に、車両前方の所定範囲内に先行車両V2がいない状況、つまり自己車両V1の即時の再発進が許容される状況においては、再発進に備えて入力クラッチ30を接続状態に保持している。このように、登坂路において停車する場合であっても、前車判定に基づき入力クラッチ30を制御することにより、入力クラッチ30を積極的に解放することが可能となり、車両の燃費性能を向上させることが可能となる。なお、登坂路で入力クラッチ30を解放した場合には、クリープトルクの消滅に伴い車両後退の虞があることから、必要に応じてステップS18に進み、ブレーキ液圧を上昇させている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、車両前方の情報を収集するため、カメラユニット41を用いているが、カメラユニット41としては、複数のカメラを備えたステレオカメラであっても良く、1つのカメラを備えた単眼カメラであっても良い。また、車両前方の情報を収集するため、ミリ波レーダやレーザレーダ等を使用しても良い。なお、カメラユニット41、ミリ波レーダ、レーザレーダ等を、組み合わせて使用しても良い。また、前述の説明では、ハイブリッド車両に適用される車両用制御装置10や、動力源としてエンジン13のみを備えた車両に適用される車両用制御装置50を例示しているが、これらの車両に限られることはない。例えば、動力源としてモータジェネレータ14のみを備えた電気自動車の車両用制御装置に対して本発明を適用しても良い。
また、前述の説明では、停車中に、モータジェネレータ14のトルクを引き下げたり、エンジン13を停止状態に制御したり、入力クラッチ30を解放状態に制御したりしているが、これに限られることはない。例えば、車速が0[km/h]よりも大きな停車前に、モータジェネレータ14のトルクを引き下げたり、エンジン13を停止状態に制御したり、入力クラッチ30を解放状態に制御したりしても良い。また、登坂路における停車中に、先行車両V2が移動して車間距離が変化した場合には、変化した車間距離に基づきモータジェネレータ14の目標トルクが再設定されることはいうまでもない。なお、前述の説明では、入力クラッチ30として油圧クラッチを用いているが、これに限られることはなく、例えば電磁クラッチ等を用いても良い。
10 車両用制御装置
13 エンジン(車両動作部)
14 モータジェネレータ(電動モータ、車両動作部)
21 車輪
30 入力クラッチ(クラッチ、車両動作部)
32 ブレーキペダル(ブレーキ操作部)
40 制御ユニット(前方判定部、車両制御部、ブレーキ制御部)
41 カメラユニット(センサ)
50 車両用制御装置
V2 先行車両
D1 距離閾値
D3 車間距離
Ta 目標トルク(第2目標トルク)
Tb,Tc 目標トルク(第1目標トルク)

Claims (6)

  1. 車両前方の情報を収集するセンサを備える車両用制御装置であって、
    停車に対応する第1制御状態と、発車に対応する第2制御状態と、に制御される車両動作部と、
    前記センサからの情報に基づいて、車両前方の距離閾値内に先行車両がいる第1前方状況と、車両前方の距離閾値内に先行車両がいない第2前方状況と、を判定する前方判定部と、
    登坂路で停車する際に、前記前方判定部によって前記第1前方状況であると判定された場合に、前記車両動作部を前記第2制御状態から前記第1制御状態に切り替えて制御する車両制御部と、
    を有する、車両用制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用制御装置において、
    前記車両動作部は、車輪に連結される電動モータであり、
    前記第1制御状態は、第1目標トルクに制御される状態であり、
    前記第2制御状態は、前記第1目標トルクよりも大きな第2目標トルクに制御される状態である、車両用制御装置。
  3. 請求項2記載の車両用制御装置において、
    前記第1目標トルクは、先行車両との車間距離に基づいて設定される、車両用制御装置。
  4. 請求項2または3記載の車両用制御装置において、
    ブレーキ装置の制動力を制御するブレーキ制御部、を有し、
    前記ブレーキ制御部は、登坂路の路面勾配と前記第1目標トルクとに基づいて、前記ブレーキ装置の目標制動力を設定する、車両用制御装置。
  5. 請求項1記載の車両用制御装置において、
    前記車両動作部は、エンジンであり、
    前記第1制御状態は、停止状態であり、
    前記第2制御状態は、運転状態である、車両用制御装置。
  6. 請求項1記載の車両用制御装置において、
    前記車両動作部は、エンジンと車輪との間に設けられるクラッチであり、
    前記第1制御状態は、解放状態であり、
    前記第2制御状態は、接続状態である、車両用制御装置。
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