JP2015142566A - 養魚用飼料 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]
マダイ、ヒラメ、カンパチ、トラフグ、ブリ、マグロ、ウナギ、ティラピア、ナマズ、シーバス、アユ、ニジマス、タイセイヨウサケ、ギンザケ、マスノスケ、バナメイエビ、クルマエビ、ウシエビ、ホワイトレッグシュリンプ、またはガザミの養殖に用いられる、イノシンが添加された養魚用飼料。
[2]
イノシンの添加量が、0.01%(w/w)以上である、前記飼料。
[3]
イノシンの添加量が、1.5%(w/w)以下である、前記飼料。
[4]
魚粉の量が低減されている、前記飼料。
[5]
魚粉の含有量が60%(w/w)以下である、前記飼料。
[6]
前記イノシンがイノシン発酵の発酵液由来である、前記飼料。
[7]
イノシンを含有する組成物であって、
魚類もしくは甲殻類用の免疫賦活剤、魚類もしくは甲殻類用の抗酸化剤、または魚類もしくは甲殻類用の腸管回復剤として利用される、組成物。
[8]
マダイ、ヒラメ、カンパチ、トラフグ、ブリ、マグロ、ウナギ、ティラピア、ナマズ、シーバス、アユ、ニジマス、タイセイヨウサケ、ギンザケ、マスノスケ、バナメイエビ、クルマエビ、ウシエビ、ホワイトレッグシュリンプ、またはガザミの養殖に用いられる、前記組成物。
[9]
飼料へのイノシンの添加量が0.01%(w/w)以上となるように養魚用飼料と併用される、前記組成物。
[10]
飼料へのイノシンの添加量が1.5%(w/w)以下となるように養魚用飼料と併用される、前記組成物。
[11]
飼料中のイノシン含量が0.1〜2.0%(w/w)となるように養魚用飼料と併用される、前記組成物。
[12]
前記養魚用飼料が、魚粉の量が低減された養魚用飼料である、前記組成物。
[13]
前記イノシンがイノシン発酵の発酵液由来である、前記組成物。
[14]
前記飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類を養殖する方法。
[15]
前記飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の飼料効率を上昇させる方法であって、前記飼料が魚粉の量が低減された飼料である、方法。
[16]
前記飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の免疫を賦活する方法。
[17]
前記飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の酸化ストレスを緩和する方法。
[18]
前記飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の腸管傷
害を予防および/または治療する方法。
本発明の飼料は、イノシンが添加された養魚用飼料である。言い換えると、本発明の飼料は、添加されたイノシンを含有する養魚用飼料である。
シンの粗精製品や精製品、その他イノシンを含有する各種処理物が挙げられる。なお、イノシン発酵の発酵液を処理して得られるイノシンを「イノシン発酵の発酵液に由来するイノシン」ともいう。イノシンは、所望の程度に精製されていてよい。
は野生株を紫外線照射やニトロソグアニジン(N-methyl-N'-nitro-N-nitrosoguanidine)処理などの変異誘起処理に供し、適当な選択培地を用いて所望の表現型を有する変異株を選択することにより取得できる。
を増強したブレビバクテリウム属細菌を用いて、イノシンを生産する方法が知られている(特開昭63-248394号公報)。また、エシェリヒア・コリでは、サクシニル−AMPシン
ターゼ遺伝子(purA)を破壊してアデニン要求性を付与し、さらに、プリンヌクレオシドホスホリラーゼ遺伝子(deoD)を破壊して、イノシンおよびグアノシンのヒポキサンチンおよびグアニンへの分解を抑制することによって、プリンヌクレオシド生産能が向上することが知られている(国際公開第99/03988号パンフレット)。イノシンを生産する微生物またはそれを育種するための親株としては、バチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis)、バチルス・アミロリキファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、エシェリヒア・コリ(Escherichia coli)、コリネ型細菌(Coryneform bacterium)が挙げられる。
、より好ましくは0.03%(w/w)〜0.9%(w/w)、特に好ましくは0.04%(w/w)〜0.6%(w/w)であってもよい。ここでいう「イノシンの添加量」とは、言い換えると、本発明の飼料における添加されたイノシンの含有量(濃度)である。イノシンの添加は、飼料の製造工程のいずれの段階で行われてもよい。すなわち、イノシンは、飼料の原料に添加されてもよく、製造途中の飼料に添加されてもよく、完成した飼料に添加されてもよい。例えば、イノシンを他の原料と混合し、必要により成型して、本発明の飼料としてもよいし、市販の飼料ペレット等の調製済み飼料にイノシンをまぶす等して本発明の飼料としてもよい。具体的には、例えば、魚ミンチやその他の配合原料にイノシンを添加して本発明の飼料を製造してもよい。
ージによる貪食細胞の貪食能を指標として評価することが出来る。特に血清を用いた殺菌活性やリゾチーム活性は簡便に測定できるため、一般的な指標として用いられる。殺菌活性は、既知量のE. coliを懸濁した溶液に被験動物の血清を添加し、室温(25℃)で一定時
間培養後、E. coliの生菌数をプレート培養法により計測し、添加時に対する生残率とし
て求め、生残率が低い方が殺菌活性が高いと評価される。リゾチーム活性は、細菌の細胞壁を構成する多糖類を分解する酵素活性のことであり、一定量のMicrococcus lysodeikticusを懸濁した溶液に、被験動物の血清を添加し、室温(25℃)で一定時間培養後、懸濁液
の吸光度の変化量を測定することで求められる。
dia seriolae)、イリドウイルス病(Irido virus)、ホワイトスポット病(White spot syndrome virus)、イエローヘッド病(Yellowhead virus)、タウラ症候群(Taura syndrome virus)が挙げられる。なお、カッコ内は、感染症を引き起こす病原体を示す。
測定することにより確認することが出来る。BAPは、以下の手順により測定できる。まず
、三価鉄イオンを呈色させ光度計で三価鉄イオン濃度を計測する。その後、遠心分離して得られた被験動物の血漿を反応系に添加し、再び光度計で三価鉄イオン濃度を計測する。三価鉄塩FeCl3は、ある特定のチオシアン酸塩誘導物を含む無色の溶液に溶解すると三価
鉄Fe3+イオンの機能として赤くなるが、血漿を添加すると血漿中の抗酸化物質の作用で二価鉄Fe2+イオンに還元され、脱色されるため、この色の変化を光度計で測定することで、血漿の抗酸化力を評価することができる(Morganti et al. 2002)。
加量となるように、養魚用飼料と併用されてよい。養魚用飼料については、上述した本発明の飼料に関する記載を準用できる。例えば、養魚用飼料は、通常の養魚用飼料と同様に構成されたものであってもよく、魚粉の量が低減されたものであってもよい。また、本発明の組成物が飼料として構成される場合は、本発明の組成物自体を養魚用飼料して使用してもよい。すなわち、本発明の組成物の一態様は、上述したような本発明の飼料である。
本発明の方法は、魚類または甲殻類に本発明の飼料を給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類を養殖(飼育)する方法である。「本発明の飼料を給餌する」とは、予め調製された本発明の飼料を給餌する場合に限られず、上述した本発明の飼料の要件を満たすようにイノシンおよびその他の成分を組み合わせて給餌する場合を含む。例えば、添加用のイノシンとイノシン配合前の飼料をそれぞれ準備し、給餌前または給餌時に混合して、あるいはそれぞれ別個に、給餌してもよい。別個に給餌する場合は、例えば、給餌された成分の全量に対するイノシンの量が上述したような所望の含有量となるように給餌する。すなわち、本発明の方法は、言い換えると、魚類または甲殻類に、養魚用飼料またはその原料にイノシンを添加して給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類を養殖(飼育)する方法であってよい。イノシンの添加量は、例えば、飼料中のイノシンの含有量が上述したような所望の含有量となるように設定できる。イノシンの添加量は、例えば、0.01%(w/w)以上、0.02%(w/w)以上、0.03%(w/w)以上、0.04%(w/w)以上、0.05%(w/w)以上、0.1%(w/w)以上、0.15%(w/w)以上、または0.3%(w/w)以上であってよい。イノシンの添加量は、例えば、1.5%(w/w)以下、1.2%(w/w)以下、1%(w/w)以下、0.9%(w/w)以下、0.8%(w/w)以下、0.7%(w/w)以下、または0.6%(w/w)以下であってよい。イノシンの添加量は、例えば、好ましくは0.01%(w/w)〜1.2%(w/w)、より好ましくは0.03%(w/w)〜0.9%(w/w)、特に好ましくは0.04%(w/w)〜0.6%(w/w)であってもよい。ここでいう「イノシンの添加量」とは、言い換えると、給餌される飼料における添加されたイノシンの含有量(濃度)である。
甲殻類を養殖(飼育)する通常の方法により行うことができる。養殖(飼育)は、例えば、海上の生簀や陸上の水槽で行うことができる。また、養殖には、種苗生産(稚魚生産)のみを行う増養殖および親魚までの生産を行う養殖が含まれる。
または治療できる。本発明の組成物は、例えば、給餌された成分の全量に対するイノシンの量が上述したような所望の含有量となるように養魚用飼料と併用して給餌することができる。その他、給餌態様については、上述したような本発明の飼料の給餌態様に関する記載を準用できる。
本実施例では、ヒラメにおいて、イノシンを強化した飼料を給餌した場合の効果を検討した。実施例において、イノシン量の「%」は「%(w/w)」を意味する。
平均体重1.86±0.4gのヒラメ稚魚を用い、試験飼料を飽食量与え、56日間の飼育試験を行った。試験飼料の組成は表1に示す通りである。なお、核酸母液(イノシン発酵液;表1中、ビタミンミネラル等プレミックスに含まれる)の添加量を調整することで、試験飼料に含まれるイノシン量の調整を行っている。試験飼料中のイノシン量の分析値は表2に示す通りである。ヒラメは各水槽に10尾ずつ収容し、各試験区3水槽を用いて試験を行った。2週間ごとに魚体重を測定し、飼育成績の指標は56日目まで観察した。56日間の増重率(体重増加量÷開始時体重×100)を図1に示す。56日間の総摂餌量を図2に示す
。56日間の飼料効率(=体重増加量÷総摂餌量)を図3に示す。試験飼料で飼育を続け、60日目に各試験区からランダムに5尾サンプリングし、採血を行い試験区ごとにプールした血清の大腸菌殺菌活性を測定した。大腸菌の殺菌活性の測定は、Ren et al., Journal of the Aquaculture Society 36, 4 (2005) 438-443の方法に準じて行った。すなわち
、E. coli IM1239懸濁液にヒラメ血清を添加し、室温(25℃)で一定時間培養の後、大腸菌の生菌数をプレート培養法によって計数した。結果を図4に示す。結果は、血清無添加区の生菌数を100とした場合の各血清添加区の生菌数として示す。
結果は図1〜4に示す。
飼料への核酸母液の添加によって、試験区3および試験区5では、対照区(試験区1)と
比較し有意に増重率が増加した。また、試験区2および試験区4でも、対照区(試験区1)
と比較し増重率が高くなる傾向が見られた。摂餌量については、イノシンを多く含む飼料で上昇する傾向が見られ、試験区5では有意に摂餌量が高かった。飼料効率については、
イノシン強化により全ての区で対照区と比較して改善が見られ、特に試験区3で最大とな
った。これらの飼育結果より、イノシンには摂餌量を向上させると同時に飼料効率も改善させ、ヒラメの成長を促進する効果がある事が示された。さらに、血清の大腸菌殺菌活性については、飼料中のイノシン量依存的に大腸菌殺菌能が高くなる事が示され、イノシンが非特異的な免疫機能を高める事が示された。
本実施例では、低魚粉飼料をベースに、イノシン非添加飼料1種およびイノシン添加飼料2種を作成した。これら飼料を給餌してマダイを飼育して飼育成績を比較し、次いで、ストレス試験を実施した。
飼育試験では平均体重2.29gのマダイ稚魚を用い、試験飼料を1日2回飽食量与え、60
日間の飼育試験を行った。マダイは各水槽に15尾ずつ収容し、各試験区3水槽を用いて試験を行った。試験飼料の組成は表3に示す通りである。イノシン非添加の対照飼料(試験区6)に対し、イノシン0.03%、イノシン0.1%を添加した飼料を作成し、マダイに給餌し、飼育成績を比較した。試験飼料中のイノシン量の分析値は表4に示す通りである。
抗性の指標とした。この結果は図5に示す。
結果は表5、図5に示す。
イノシンを添加した試験区7および試験区8では、対照区(試験区6)と比較して、最終
体重、増重率、FCR、および生残率の改善が見られ、イノシン添加がマダイの成長を促進
する事が示された。また、ストレス試験では、イノシン0.1%飼料添加を行った試験区8で
、対照区(試験区6)と比較して、淡水中での50%死亡時間が大幅に延長し、0.1%のイノシン添加によってストレス抵抗性が高まる事が示された。以上の通り、マダイにおいてもイノシンの成長促進効果が確認され、さらに、イノシン添加により淡水浴のような外部環境の変化に対するストレスへの耐性が高まる事が示された。
本実施例では、低魚粉飼料をベースに、イノシンを添加した飼料と添加しない飼料を作成した。これら飼料を給餌してカンパチを飼育し、飼育成績、酸化ストレス、および免疫指標の評価を実施した。
飼育試験では、カンパチ稚魚に試験飼料を飽食量与え、50日間の飼育試験を行った。カンパチは各水槽に20尾ずつ収容し、各試験区3水槽を用いて試験を行った。試験飼料の組成は表6に示す通りである。魚粉主体対照飼料(試験区9)、低魚粉対照飼料(試験区10)を作成し、さらに低魚粉飼料に対しイノシン0.1%、0.3%、0.6%、0.9%を添加した飼料(試験区11〜14)も作成した。試験飼料中のイノシン量の分析値は表7に示す通りである。これら6種の飼料を1日2回カンパチに飽食給餌し、飼育成績を観察した。飼育成績をもとに、増重率、FCR、タンパク効率(PER, Protein efficiency Ratio)(=体重増
加量÷飼料タンパク質摂取量)を計算した。
)を測定した。BAPは、Morganti et al., International Journal of Cosmetic Science 24 (2002) 331-339およびKader et al. aquaculture 350-353 (2012) 109-116の方法を参考に、FRAS4 (Diacon International s.r.l., Grosseo, Italy)を用い測定した。酸化
ストレスとは、生体内で生成する活性酸素群の酸化損傷力と生体内の抗酸化システムの抗酸化ポテンシャルとの差として定義され、余剰な活性酸素群が生じると生体の構造や機能を担っている脂質、蛋白質・酵素や、遺伝情報を担う遺伝子DNAを酸化し損傷する事が知られている。BAPとは、第二酸化鉄(Fe3+)イオンを第一鉄(Fe2+)イオンに還元できる能
力を測定するもので、血中のアスコルビン酸、α‐トコフェロール、ビルルビンなど様々な抗酸化物の総合的な抗酸化力をはかる指標である。リゾチーム活性は、非特異的免疫の指標として、Lygren et al., Fish & Shellfish Immunology (1999) 9, 95−107の方法を参考に測定した。結果を表8および9に示す。また、各水槽から1尾ランダムに選択し、腸管前部のHE染色標本を作製した。Cheng et al. (2011) の方法に倣って、腸粘膜上皮細胞の高さおよび腸粘膜ヒダの高さを測定した。結果を図6および7に示す。
結果は表8および9、図6および7に示す。
魚粉主体の試験区9と比較し、魚粉含量を減らした試験区10では、増体や生残率が悪化する事が示された。試験区9では飼料中の魚粉に由来するイノシンが存在するが、これが魚粉を減らした試験区10では大幅に減少している。一方、低魚粉飼料にイノシンを添加した試験区11〜14では、イノシン添加量に応じて飼料中イノシン含量の増加が確認された。また、イノシン0.1%〜0.6%添加までは、イノシン添加量依存的に、最終体重、増重率、日間増重率の改善が確認された。イノシン0.9%添加の試験区14では、最終体重、増重率、日間増重率はイノシン0.6%添加の試験区13より劣る結果となり、この試験での
イノシン最適添加量は0.6%と推測された。摂餌量、増肉計数、生残率、タンパク効率比もイノシン添加で改善し、最適な添加量は0.6%であった。
(試験区9)よりも低い値を示すが、イノシン添加によって魚粉主体飼料区と同等の値に上昇する事が示された。BAPは、特に、イノシン0.6%添加の試験区13では、低魚粉飼料
の試験区10と比較し有意に上昇した。よって、イノシンには、酸化ストレスの緩和効果(抗酸化効果)があると考えられる。また、自然免疫の指標であるリゾチーム活性も、低魚粉飼料区(試験区10)において低い値を示すが、イノシン添加によって改善する事が示された。
本実施例では、対照となる魚粉主体飼料に対し、魚粉を粗タンパク質換算で25%または50%大豆粕で代替した低魚粉飼料へのイノシンの添加効果について検討するため、これら飼料をカンパチに給餌し、飼育成績等の評価を実施した。
飼育試験ではカンパチ稚魚に試験飼料を1日2回飽食量与え、56日間の飼育試験を実施した。カンパチは各水槽に20尾ずつ収容し、各試験区3水槽を用いた。試験飼料の組成は表10に示す通りである。魚粉主体飼料(試験区15)に対し、粗タンパク含量の25%を
大豆粕で置き換えた試験飼料(試験区16)、試験区16にイノシン0.6%を添加した飼料(試験区17)、同様に粗タンパク含量の50%を大豆粕で置き換えた試験飼料(試験区1
8)、試験区18にイノシン0.6%を添加した飼料(試験区19)を準備した。試験飼料中のイノシン量の分析値は表11に示した。これら飼料を給餌して56日間飼育を行い、飼育成績を観察した。飼育成績の結果は表12に示した。
結果は表12に示す。
魚粉主体飼料を給餌した試験区15の飼育成績と比較すると、25%魚粉代替飼料を給餌
した試験区16では飼育成績の悪化は殆ど認められなかったが、50%魚粉代替飼料を給餌
した試験区18では飼育成績の悪化が明確に観察された。しかし、50%魚粉代替にイノシ
ン0.6%を添加した試験区19では、イノシンを添加した事によって飼育成績が回復し、魚粉主体飼料の試験区15と同程度の最終体重となった。
Claims (18)
- マダイ、ヒラメ、カンパチ、トラフグ、ブリ、マグロ、ウナギ、ティラピア、ナマズ、シーバス、アユ、ニジマス、タイセイヨウサケ、ギンザケ、マスノスケ、バナメイエビ、クルマエビ、ウシエビ、ホワイトレッグシュリンプ、またはガザミの養殖に用いられる、イノシンが添加された養魚用飼料。
- イノシンの添加量が、0.01%(w/w)以上である、請求項1に記載の飼料。
- イノシンの添加量が、1.5%(w/w)以下である、請求項1または2に記載の飼料。
- 魚粉の量が低減されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の飼料。
- 魚粉の含有量が60%(w/w)以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の飼料。
- 前記イノシンがイノシン発酵の発酵液由来である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の飼料。
- イノシンを含有する組成物であって、
魚類もしくは甲殻類用の免疫賦活剤、魚類もしくは甲殻類用の抗酸化剤、または魚類もしくは甲殻類用の腸管回復剤として利用される、組成物。 - マダイ、ヒラメ、カンパチ、トラフグ、ブリ、マグロ、ウナギ、ティラピア、ナマズ、シーバス、アユ、ニジマス、タイセイヨウサケ、ギンザケ、マスノスケ、バナメイエビ、クルマエビ、ウシエビ、ホワイトレッグシュリンプ、またはガザミの養殖に用いられる、請求項7に記載の組成物。
- 飼料へのイノシンの添加量が0.01%(w/w)以上となるように養魚用飼料と併用される、請求項7または8に記載の組成物。
- 飼料へのイノシンの添加量が1.5%(w/w)以下となるように養魚用飼料と併用される、請求項7〜9のいずれか1項に記載の組成物。
- 飼料中のイノシン含量が0.1〜2.0%(w/w)となるように養魚用飼料と併用される、請求項7〜10のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記養魚用飼料が、魚粉の量が低減された養魚用飼料である、請求項9〜11のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記イノシンがイノシン発酵の発酵液由来である、請求項7〜12のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類を養殖する方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の飼料効率を上昇させる方法であって、前記飼料が魚粉の量が低減された飼料である、方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の免疫を賦活する方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の酸化ストレスを緩和する方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の飼料を魚類または甲殻類に給餌することを特徴とする、魚類または甲殻類の腸管傷害を予防および/または治療する方法。
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