JP2015142169A - 遅延回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】MOSキャパシタに電源電圧範囲外の電圧を印加することなくMOSキャパシタの容量の電圧依存性による遅延時間への影響を抑制する。
【解決手段】入力信号(Vin)のレベル変化に対応してクランプ動作及びクランプ解除動作を行い、クランプ動作時にキャパシタ(C)の電圧を所定の充電開始電圧にクランプするクランプ回路(M1,CS1)と、クランプ動作の解除に伴ってキャパシタ(C)を定電流で充電する充電回路(VDD,CS1)と、キャパシタ(C)の充電電圧(Vc)が所定の大きさに到達する時点で遅延信号(Vout)を生成する遅延信号生成回路(M2.CS2,COM)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャパシタを遅延要素として用いる遅延回路に関するものである。
特許文献1には、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)構成のキャパシタ(以下、MOSキャパシタという)を遅延要素として利用した遅延回路が開示されている。
後述するように、MOSキャパシタは、ゲート電圧に応じてその容量が変動する特性(電圧依存性)を有するので、このMOSキャパシタを遅延回路の遅延要素として用いる場合には、その電圧依存性による遅延時間への影響を抑制する必要がある。
そこで、特許文献1に係る遅延回路では、MOSキャパシタの基板(バックゲート)に電源電圧範囲外の所定の電圧を印加するようにしている。すなわち、MOSキャパシタがPチャネル型のMOSFETによって構成されている場合には電源電圧よりも高い所定の電圧を上記基板に印加し、また、MOSキャパシタがNチャネル型のMOSFETによって構成されている場合には接地電圧(0V)よりも低い所定の電圧を上記基板に印加するようにしている。上記基板に印加される電圧の値は、上記MOSキャパシタのゲートに電源電圧範囲内のどのような大きさの電圧が印加された場合でも、該MOSキャパシタが一定な容量値を示す大きさに設定される。
特開2001−251171号公報
上記のように、特許文献1に係る遅延回路は、電源電圧範囲外の電圧をMOSキャパシタの基板に印加するので、その電圧を生成するための電源回路を必要とする。この電源回路を含む遅延回路を集積回路として構成する場合、電源電圧範囲内の電圧が印加された回路と電源電圧範囲外の電圧が印加された回路とが共通の半導体基板上で混在することになるので、それらの回路間を絶縁するための処理等が必要となり、これは設計の自由度の低下と構成の複雑化を招き、結果として高コスト化に繋がる。
そこで、本発明は、MOSキャパシタに電源電圧範囲外の電圧を印加することなく該MOSキャパシタの容量の電圧依存性による遅延時間への影響を抑制することが可能な遅延回路を提供することを目的とする。
本発明は、MOS構成のキャパシタを遅延要素として使用する遅延回路であって、入力信号のレベル変化に対応してクランプ動作及びクランプ解除動作を行い、クランプ動作時に前記キャパシタの電圧を所定の充電開始電圧にクランプするクランプ回路と、前記クランプ動作の解除に伴って前記キャパシタを定電流で充電する充電回路と、前記キャパシタの充電電圧が所定の大きさに到達する時点で遅延信号を生成する遅延信号生成回路と、を備えることによって前記目的を達成している。
前記クランプ回路は、第1のMOSFETを用いた前記入力信号に対するソースフォロワ回路を備えることができる。この場合、前記ソースフォロワ回路によって前記キャパシタの電圧が前記第1のMOSFETの閾値電圧で規定される電圧にクランプされる。なお、前記第1のMOSFETとしては、例えばPチャネル型のMOSFETが使用される。
前記遅延信号生成回路は、前記キャパシタに接続されて該キャパシタの充電電圧が前記所定の大きさに到達する時点で導通する第2のMOSFETを有し、該第2のMOSFETを介して前記キャパシタを放電させる放電回路と、前記第2のMOSFETを介して入力される前記キャパシタの充電電圧を基準電圧と比較する比較回路と、を備えることができる。この構成において、前記放電回路による放電電流は前記充電回路による充電電流よりも小さく設定される。なお、前記第2のMOSFETとしては、例えばゲート端子に基準電圧が印加されているPチャネル型のMOSFETが使用される。
一態様として、前記放電回路は前記放電電流を定電流化するように構成される。また、他の態様として、前記比較回路は例えばCMOSロジック回路で構成される。
本発明によれば、MOSキャパシタに電源電圧範囲外の電圧を印加することなくことなく該MOSキャパシタの容量の電圧依存性による影響を抑制することが可能であるので、設計の自由度の向上と構成の簡単化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る遅延回路の構成を示す回路図である。 実施形態に係る遅延回路の動作を示すタイミングチャートである。 MOSキャパシタにおけるゲート電圧と容量比の関係を示すグラフである。 比較例に係る遅延回路の構成を示す回路図である。 比較例に係る遅延回路の動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1に本発明に係る遅延回路の実施形態を示す。この遅延回路は、Pチャネル型のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)からなるスイッチ素子M1、M2、定電流11,I2(11>I2)をそれぞれ発生する定電流源CS1,CS2、キャパシタC及び電圧比較回路COMを備え、集積回路として構成されている。
スイッチ素子M1は、ゲート端子が入力端子T1に接続され、ドレイン端子が接地されている。定電流源CS1は、キャパシタCを定電流充電するために設けたものであって、一端が電源端子T2に接続され、他端がスイッチ素子M1のソース端子及びキャパシタCの一端に接続されている。キャパシタCの他端は接地されている。
スイッチ素子M2は、ゲート端子が基準電圧入力端子T3に接続され、ソース端子がキャパシタCの一端に接続されている。定電流源CS2は、キャパシタCを定電流放電するために設けたものであって、一端がスイッチ素子M2のドレイン端子及び電圧比較回路COMの入力端子に接続され、他端が接地されている。電圧比較回路COMの出力端子は出力端子T4に接続されている。なお、定電流源CS1,CS2の発生電流11,I2には11>I2の関係がある。
図2は、図1に示す遅延回路の動作を示すタイミングチャートである。以下、図2を参照しながら本実施形態に係る遅延回路の動作について説明する。なお、以下の説明において、L(Low)レベルは0Vに対応し、H(High)レベルは端子T2に印加されている電源電圧VDD(本実施形態では3V)に対応している。また、スイッチ素子M1,M2は、同じ半導体基板に相互が接近した状態で形成されているので、共通の閾値電圧Vthpを有するものとする。
スイッチ素子M1は、ソースフォロワ回路を構成しているので、入力端子T1の信号電圧をVinとすると、そのソース端子の電圧VcをVin+|Vthp|=Vin-Vthpにクランプするように動作する。例えば、入力信号電圧VinがLレベルのときには、スイッチ素子M1が導通した状態にあるので、上記電圧Vcが|Vthp|=−Vthpにクランプされる。閾値電圧Vthpは負の電圧であるので、電圧Vcは正の電圧となる。なお、このときスイッチ素子M2は遮断した状態にある。
ここで、信号電圧VinがHレベルに変化すると、スイッチ素子M1によるクランプ電圧がVDD+|Vthp|に跳ね上がって、スイッチ素子M1が遮断される。これにより、電圧Vcがスイッチ素子M1によるクランプ動作から外れて、定電流源CS1からの電流I1によるキャパシタCの充電が開始される。電圧VcはこのキャパシタCの充電電圧となるので、該キャパシタCの充電の進行に伴って上昇する。
スイッチ素子M2のゲート端子には、端子T3を介して基準電圧Vref(<<VDD)が入力されているので、キャパシタCの充電電圧VcがVref+|Vthp|に達すると、スイッチ素子M2がソースフォロワ回路としての動作を開始し、該スイッチ素子M2がターンオンする。スイッチ素子M2がターンオンすると、該スイッチ素子M2に定電流源CS2による電流I2が流れる。この電流I2は、キャパシタCからの放電電流となる。この結果、キャパシタCの充電電流がI1から(I1−I2)に減少し、その結果、該キャパシタCの充電速度が低下する。
一方、スイッチ素子M2のターンオンに伴って、該スイッチ素子M2のドレイン端子の電圧Vxがソース端子の電圧Vcに引っ張られて急上昇する。すなわち、ドレイン端子の電圧Vxは、該ドレイン端子に接続される寄生容量の充電電圧である。上記寄生容量の容量値は微小なので、スイッチ素子M2がターンオフすると該寄生容量が急速に充電されて、電圧Vxが急上昇する。
この結果、厳密にいうと、スイッチ素子M2に流れる電流は、定電流源CS2に流れる電流と上記寄生容量を充電する電流の和ということになる。
図2では、急上昇したあとの電圧Vxが一定値となっているが、これはあくまでも一例であり、電流I2を生成する定電流源CS2の構成によっては一定にならないこともある。例えば、Vx≒Vcとなって、電圧Vxが電圧Vcと共に徐々に上昇することもあり得る。
電圧比較回路COMは、電圧Vxを所定の基準電圧と比較して、その比較結果を電圧Voutとして出力するものである。本実施形態では、この電圧比較回路COMとしてCMOSロジック回路(インバータ)を用いている。この場合、電圧比較回路COMにおける基準電圧は、CMOSロジック回路の閾値電圧Vthcとなる。従って、電圧VxがVthc以上になった場合に、電圧比較回路COMの出力電圧VoutがLレベルからHレベルに反転する。図2に示すように、本実施形態の遅延回路による遅延時間Tdは、入力信号電圧VinがHレベルに変化した時点から電圧比較回路COMの出力信号電圧VoutがLレベルからHレベルに反転する時点までの期間となる。
ところで、集積回路に用いるキャパシタとしては、MOS構成(金属−酸化物−半導体)のキャパシタを使用することが好ましい。なぜなら、MOS構成のキャパシタ(以下、MOSキャパシタという)は、ポリシリコン等を用いて構成したキャパシタに比して、同じ耐圧条件で単位面積あたりの容量値を大きくすることができるという利点、つまり、同じ容量を確保するための面積を数分の1程度に小さくすることができるという利点を有するからである。
そこで、本実施形態に係る遅延回路においては、キャパシタCとしてMOSキャパシタを使用している。
周知のように、MOSキャパシタは、ゲート酸化膜によるキャパシタと、その下に形成される空乏層によるキャパシタとが直列接続された構成を有する。
図3に、Nチャネル型のMOSFEを用いたMOSキャパシタにおけるゲート電圧Vgと容量比の関係の一例を示す。ここで、容量比は、設計値である飽和(最大)容量値と測定されたMOSキャパシタの容量値との比である。ここでMOSキャパシタの容量値は微分容量で、各ゲート電圧の測定点でゲート電圧を微小に変化させて測定している。この図3に示すように、MOSキャパシタの容量は電圧依存性を有する。これは、上記空乏層によるキャパシタの容量が電圧依存性を持つことに起因している。
本実施形態に係る遅延回路においては、スイッチ素子M1によるクランプ電圧−VthpがMOSキャパシタからなるキャパシタCの充電開始電圧となるので、該キャパシタCの容量の電圧依存性が遅延時間Tdの精度に及ぼす影響を少なくすることができる。以下、その作用を具体的に説明する。
例えば、スイッチ素子M1,M2の閾値電圧Vthpを−1.5Vとすると、該スイッチ素子M1が導通している時に電圧Vcが−Vthp=1.5Vにクランプされる。スイッチ素子M1が遮断されると、定電流源CS1からの電流I1によるキャパシタCの充電が開始されるので、電圧Vcが上記クランプ電圧1.5V(充電開始電圧)から徐々に上昇する。
ここで、スイッチ素子M2を制御する基準電圧Vrefを1.0Vとすると、電圧Vcが−Vthp+Vref=2.5Vに到達した時点でスイッチ素子M2が導通する。これに伴い、電圧Vxが急上昇して電圧比較回路COMの出力信号Voutが反転する。
このように動作する本実施形態の遅延回路において、遅延時間Tdを生成するのに使用されるキャパシタCの実効容量は、電圧Vcを−Vthp=1.5Vから−Vthp+Vref=2.5Vまで上昇させるときの容量である。つまり、上記実行容量は、電圧Vcが1.5V以上の領域にあるときのものである。
図3に示すように、MOSキャパシタは、ゲート電圧Vgが1.5V以上の領域にあるときに容量の電圧依存性が低くなる。従って、本実施形態の遅延回路によれば、キャパシタCとしてMOSキャパシタを適用しているにもかかわらず、該MOSキャパシタ容量の電圧依存性に起因した遅延時間Tdの精度低下が回避される。
すなわち、本実施形態によれば、電圧Vcを1.5Vから2.5Vまで上昇させるのに必要なキャパシタCの実効容量が例えば定格容量の95%から98%に変化し、その変化率は3%(=(98−95)/98*100)になる。すなわち、遅延時間をキャパシタCのゲート電圧を使用時の最大電圧である2.5Vでの実効容量で見積もると、実効容量の変動による遅延時間の誤差は3%以下に抑制できる。さらに、電圧Vcが1.5V以上の領域は容量値の変化が少ないため、個別の半導体素子間のばらつきも小さく、精度の高い遅延時間の見積もりをすることができる。
さらに、本実施形態の遅延回路によれば、次のような利点も得られる。すなわち、CMOSロジック回路からなる電圧比較回路COMは、電源電圧、温度、プロセス等の変動の影響により閾値電圧Vthcのばらつきが大きい(±20%程度)。しかし、本実施形態の遅延回路では、電圧比較回路COMの入力電圧Vxがスイッチ素子M2の導通と同時に0Vから電圧Vc(>Vthc)近くまで急上昇するため、上記閾値電圧Vthcのばらつきによらず電圧比較回路COMを安定かつ高精度に反転動作させることが可能であり、従って、閾値電圧Vthcのばらつきに起因した遅延時間Tdの変動を抑制することができる。
図4に比較例に係る遅延回路を示す。この比較例に係る遅延回路は、図1に示すスイッチ素子M1をNチャネルMOSFETからなるスイッチ素子M0に置換した点、入力端子T1とスイッチ素子M0との間にインバータINを介在させた点、及び、キャパシタCと定電流源CS1の接続点をCMOSロジック回路からなる電圧比較回路COMの入力端子に直接接続した点において図1に示す遅延回路と相違している。もちろん、この遅延回路においてもキャパシタCとしてMOSキャパシタが使用されている。図5は、図4に示す遅延回路の動作を示すタイミングチャートである。以下、図5を参照してこの比較例に係る遅延回路の動作を説明する。
入力信号電圧VinがLレベル(0V)からHレベル(3V)に変化すると、この信号Vinを反転した信号がスイッチ素子M0のゲート端子に入力されて該スイッチ素子M0が遮断される。これに伴い、電流源11からの電流I1によるキャパシタC1の充電が開始されるので、電圧比較回路COMの入力電圧Vcが0Vから次第に上昇する。そして、この入力電圧Vcが電圧比較回路COMを構成するCMOSロジック回路の閾値電圧Vthcに到達すると、電圧比較回路COMの出力信号VoutがLレベル(0V)からHレベル(3V)に反転する。
この結果、この比較例に係る遅延回路による遅延時間Td´は、入力信号電圧VinがHレベルに変化した時点から電圧比較回路COMの出力信号Voutが反転する時点までの期間となる。
ここで、上記閾値電圧Vthcを1.5Vとすると、上記遅延時間Td´はキャパシタCの充電電圧が0Vから1.5Vに到達するまでの期間となる。つまり、遅延時間Td´を規定する電圧Vcの変化量は1.5Vである。
図3に示すように、MOSキャパシタは、上記遅延時間Td´を規定する電圧の領域において、つまり、ゲート電圧Vgが0〜1.5Vの領域にあるときにおいて、容量の電圧依存性が高くなる。従って、比較例に係る遅延回路においては、キャパシタCの容量の電圧依存性が遅延時間Td´の精度に大きく影響することになる。
すなわち、比較例に係る遅延回路では、電圧Vcを0Vから1.5Vまで上昇させるのに必要な該MOSキャパシタの実効容量が例えば定格容量の65%から95%に変化し、その変化率は32%(=(95−65)/95*100)になる。すなわち、遅延時間をキャパシタCのゲート電圧を使用時の最大電圧である1.5Vでの実効容量で見積もると、実効容量の変動による遅延時間の誤差は数十%という大きなものになってしまう。また、ゲート電圧Vgが0〜1.5Vの領域は容量値(容量比)が急変する領域であるため個別の半導体素子間のばらつきも大きく、精度の高い遅延時間の見積もりが困難で、これも遅延時間のばらつきの大きな要因となっている。
比較例に係る遅延回路は、次のような問題点も有する。すなわち、前記したように、CMOSロジック回路からなる電圧比較回路COMは、閾値電圧Vthcに±20%程度のばらつきがあるので、定電流源CS1として高精度なものを用いたとしても、遅延時間ばらつきが±20%以上となる
以上の説明から明らかなように、本実施形態の遅延回路によれば、MOSキャパシタからなるキャパシタCの充電開始電圧をスイッチ素子M1の閾値電圧で規定される電圧に設定しているので、電圧依存性の小さい領域のキャパシタCの容量を用いて精度の高い信号の遅延を実現することができる。また、キャパシタCとCMOSロジック回路からなる電圧比較回路COMとの間に設けられたスイッチ素子M2の上述した動作によって閾値電圧Vthcのばらつきに起因した遅延時間のばらつきも抑制することができる。
なお、スイッチ素子M1に与えるLレベルとして、0Vではなく、0Vより大きく基準電圧Vrefより小さい定電圧を与えるようにしてもよい。
M1,M2 スイッチ素子
CS1,CS2 定電流源
T1〜T4 端子
C キャパシタ
COM 電圧比較回路

Claims (7)

  1. MOS構成のキャパシタを遅延要素として使用する遅延回路であって、
    入力信号のレベル変化に対応してクランプ動作及びクランプ解除動作を行い、クランプ動作時に前記キャパシタの電圧を所定の充電開始電圧にクランプするクランプ回路と、
    前記クランプ動作の解除に伴って前記キャパシタを定電流で充電する充電回路と、
    前記キャパシタの充電電圧が所定の大きさに到達する時点で遅延信号を生成する遅延信号生成回路と、
    を備えることを特徴とする遅延回路。
  2. 前記クランプ回路は、第1のMOSFETを用いた前記入力信号に対するソースフォロワ回路を備え、該ソースフォロワ回路によって前記キャパシタの電圧を前記第1のMOSFETの閾値電圧で規定される電圧にクランプすることを特徴とする請求項1に記載の遅延回路。
  3. 前記第1のMOSFETがPチャネル型のMOSFETであることを特徴とする請求項2に記載の遅延回路。
  4. 前記遅延信号生成回路は、
    前記キャパシタに接続されて、該キャパシタの充電電圧が前記所定の大きさに到達する時点で導通する第2のMOSFETを有し、該第2のMOSFETを介して前記キャパシタを放電させる放電回路と、
    前記第2のMOSFETを介して入力される前記キャパシタの充電電圧を基準電圧と比較する比較回路と、を備え、
    前記放電回路による放電電流は、前記充電回路による充電電流よりも小さく設定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遅延回路。
  5. 前記第2のMOSFETがゲート端子に基準電圧が印加されているPチャネル型のMOSFETであることを特徴とする請求項4に記載の遅延回路。
  6. 前記放電回路は、前記放電電流を定電流化するように構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の遅延回路。
  7. 前記比較回路がCMOSロジック回路で構成されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の遅延回路。
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