JP2015142064A - 導電性ボールの配列装置 - Google Patents

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貴善 英
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Abstract

【課題】導電性ボールの配列装置でのボール交換時のボール排出や回収を確実に行い、基板への導電性ボールの搭載不良を防止する方法の提供。
【解決手段】導電性ボールの配列装置2に次の手段を採用する。第1に、配列治具5と、配列治具5の収容孔である保持孔54に、導電性ボールBのボール群を供給するボール供給ヘッドと、ボール供給ヘッドを相対移動させる移動手段とを備える。第2に、ボール群を移動させる落とし込み動作により、保持孔54に導電性ボールBを落とし込んで配列する。第3に、落とし込み動作の際にボール群が通過する領域から外れた位置に配列治具5を貫通する排出孔53を設ける。第4に、ボール供給ヘッドからボール群を配列治具5上面外に排出する際は、ボール群を排出孔53が設けられた位置に移動させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、導電性ボールの配列装置の改良に関するもので、詳しくは、導電性ボールを基板に搭載する装置において、導電性ボールを所定のパターンで配列する装置の改良に関するものである。
従来より、特許文献1に示されるような導電性ボール搭載装置が存在した。この種の装置は、吸着ヘッドに所定パタ−ンで形成された多数の吸着孔に導電性ボールを吸着保持し、その導電性ボールを基板に搭載するものであった。
この種の導電性ボール搭載装置では、ランダムな状態で多数貯留されているボール供給部に吸着ヘッドが移動し、そこにある導電性ボールを吸着ヘッドの吸着孔に吸着保持するものであった。
このような導電性ボールの吸着手段では、吸着ヘッドの吸着孔の一部に導電性ボールが保持されない状態が生じることがあった。このような状態で基板への搭載動作が行われると導電性ボール搭載動作後のワークである基板には、ボールが搭載されていない箇所の発生、いわゆる歯抜け状態が生じてしまうという問題があった。
そこで、かかる問題を解決する手段として、導電性ボールの収容孔が所定の配列パターンで形成された配列治具を用い、その上面で、ボール供給ヘッドとなる多数の導電性ボールが収容された下面開口のボールカップを移動させ、配列治具の収容孔に導電性ボールを所定配列パターンで収容し、配列された導電性ボールを吸着ヘッドで保持し、基板に搭載する導電性ボール搭載装置が提案された。
更に、この装置を改良させたものとして、特許文献2に示される導電性ボール搭載装置が開示されている。この装置は、傾斜状態のテンプレート(配列治具)の上面に沿ってボールスウィーパ(ボールカップ)を移動させ、テンプレートのアパーチャ(収容孔)に導電性ボールを収容することによって所定のパターンで導電性ボールを配列する配列装置を用い、その配列装置によって配列された導電性ボールをピックヘッド(吸着ヘッド)で保持し、基板に搭載するものであった。
特許第4487142号特許公報 Patent No.US6766938B2 米国特許公報
導電性ボールの収容孔が形成された配列治具とボールカップ等(特許文献2ではボールスウィーパ)とを用いた配列装置においては、先に搭載が行われていた導電性ボールと径の異なる導電性ボールを次に取り扱う場合、ボールカップに貯留されている導電性ボールを交換する必要があった。導電性ボールの交換のためには、先に使用されたボールカップ内の導電性ボールの排出又は回収をしなければならなかった。しかし、特許文献2記載の配列装置では、この導電性ボールの排出又は回収の手段が開示されていない。
通常、この種の配列装置における導電性ボールの排出又は回収は、品種替えの度にオペレータが吸引具により導電性ボールを吸引して行っていた。この作業は、非常に面倒な作業であると共に漏れがあると新旧の径の異なる導電性ボールが混在することになり、搭載不良を生じさせる原因ともなっていた。
本発明は、導電性ボールの排出や回収に伴う面倒な作業を不要とし、確実な導電性ボールの排出や回収を可能にして、基板への導電性ボールの搭載不良を防止することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、導電性ボールの配列装置に次の手段を採用する。
第1に、導電性ボールの収容孔が所定の配列パターンに形成された配列治具と、前記配列治具上面のうち所要の領域に形成された収容孔に、多数の導電性ボールからなるボール群を供給するボール供給ヘッドと、前記ボール供給ヘッドを配列治具の上面に沿って相対移動させる移動手段とを備える。
第2に、前記配列治具上面に沿って前記ボール群を移動させる落とし込み動作により、当該配列治具の収容孔に導電性ボールを落とし込んで配列する導電性ボールの配列装置とする。
第3に、前記配列治具上面のうち、前記落とし込み動作の際に前記ボール群が通過する領域から外れた位置に前記配列治具を貫通する排出孔を設ける。
第4に、前記ボール供給ヘッドから前記ボール群を前記配列治具上面外に排出する際は、前記ボール群を前記排出孔が設けられた位置に移動させる。
第2の発明は、第1の発明に、次の手段を採用した導電性ボールの配列装置とする。
第1に、上記配列治具に、当該配列治具を傾斜させる傾斜手段を設ける。
第2に、上記ボール供給ヘッドを、下面に開口部が形成され、前記配列治具との間で多数の導電性ボールを収容可能なボールカップとする。
第3に、上記落とし込み動作では、前記配列治具を傾斜させる傾斜手段により、前記配列治具の一端側が他端側よりも上方に位置した傾斜状態とし、多数の導電性ボールを収容した前記ボールカップを前記配列治具上面の一端側から他端側に向けて相対移動させることにより、当該配列治具の収容孔に導電性ボールを落とし込むようにする。
第4に、上記排出孔は、前記配列治具上面のうち、前記落とし込み動作の際に前記ボールカップの開口部が通過する領域から外れた位置に設けられる。
第5に、前記ボールカップに収容された多数の導電性ボールを排出する際は、前記配列治具を傾斜状態として、前記開口部が前記排出孔と連通する位置まで前記ボールカップを移動させる。
第3の発明は、第1又は第2の発明における配列治具に導電性ボール回収手段を設け、上記排出孔から排出される導電性ボールを収容することを付加した導電性ボールの配列装置とする。
第1の発明は、配列治具上面のうち、落とし込み動作の際にボール群が通過する領域から外れた位置に配列治具を貫通する排出孔を設け、ボール供給ヘッドからボール群を配列治具上面外に排出する際は、ボール群を排出孔が設けられた位置に移動させることにより、自重により自動的に排出するものであるので、品種替えの度にオペレータが吸引具により導電性ボールを吸引して排出するといった、導電性ボールの排出に伴う面倒な作業を不要とした。更に、排出の漏れがなくなり、新旧の径の異なる導電性ボールが混在するといったことがなくなったので、基板へ誤った導電性ボールを搭載してしまうと言う搭載不良を防止することができた。
第2の発明は第1の発明と同様の効果を発揮するほか、配列治具に、当該配列治具を傾斜させる傾斜手段を設け、ボールカップに収容された多数の導電性ボールを排出する際は、配列治具を傾斜状態として、ボールカップの開口部が排出孔と連通する位置までボールカップを移動させて排出するので、導電性ボールの排出がより確実で容易となった。
第3の発明の効果ではあるが、配列治具に導電性ボール回収手段を付設し、排出孔から排出される導電性ボールを回収手段に収容することにより、導電性ボールの回収が簡単で確実なものとなった。
第1実施例に係る半田ボール搭載装置の概要を示す説明図 同半田ボール搭載装置における配列装置の平面説明図 配列装置における整列領域での整列状態の説明図 往復整列方式における配列装置の往路動作を示す説明図で、(イ)は、整列動作を示し、(ロ)は、その直後の吸着ヘッドでの吸着動作を示す。 往復整列方式における配列装置の復路動作を示す説明図で、(イ)は、整列動作を示し、(ロ)は、その直後の吸着ヘッドでの吸着動作を示す。 排出回収時のボールカップ位置を示す配列装置の平面説明図 排出回収状態を示す説明図で、(イ)は、左下がり状態を示し、(ロ)は、右下がり状態を示す。 配列治具が傾斜手段を有さないマスクである第2実施例を示す説明図で、(イ)は、平面説明図で、(ロ)は、側面説明図で、(ハ)は、排出回収時の拡大説明図である。 ボールカップが、カップ内に設けられたボール吸着体でボールを吸着又は落下させることによりボールを供給するものである第3実施例を示す説明図で、(イ)は、平面説明図で、(ロ)は、側面説明図で、(ハ)は、排出回収時の拡大説明図である。
以下、図示の第1実施例と共に本発明の実施の形態について説明する。図1は半田ボール搭載装置の概要を示す説明図であり、半田ボール搭載装置は、導電性ボールである半田ボールBを吸着保持し、基板Aに搭載する吸着ヘッド1と、吸着ヘッド1の吸着孔に相当する位置に半田ボールBを配列させる配列装置2と、吸着ヘッド1が基板Aに半田ボールBを搭載する基板ステージ3と、配列装置2のボールカップ7に半田ボールBを供給するボール供給装置4とを有する。
吸着ヘッド1は、図示されていない移動装置により、図1中の配列装置2の上方の点線で示される吸着ヘッド1の待機位置と同図中配列装置2の上方の実線で示される吸着ヘッド1の取り出し位置と同図中基板ステージ3の上方の点線で示される吸着ヘッド1の搭載位置の間を移動可能とされている。
図2はボール搭載装置における配列装置2の平面説明図であり、配列装置2は、図2及び図1に示されるように、導電性ボールBの収容孔が所定の配列パターンに形成された配列治具5と、配列治具5を傾斜させる傾斜手段6と、下面に開口部が形成されており配列治具5との間で多数の半田ボールBを収容可能なボールカップ7と、ボールカップ7を配列治具5の上面に沿って移動させる移動装置8と、ボール回収ボックス9とを備えている。尚、本発明では、ボールカップ7と配列治具5とは相対移動であれば良いが、第1実施例では、ボールカップ7が配列治具5の上面を単独で移動するものである。
配列治具5は、整列プレート51と揺動ステージ52とよりなる。本来、配列治具5は、整列プレート51のみで良いが、第1実施例では図1に示されるように、排出孔53が揺動ステージ52をも貫通する構造となっているため、揺動ステージ52も配列治具5の一部となっている。
整列プレート51は、一定の厚みのある硬質のプレートであり、中央部に整列領域55が形成され、整列領域55から外れた位置の左右両端部に多数の排出孔53で形成される排出部が列として形成されている。
図2中整列プレート51の中央部に示した点線で囲まれた矩形部分が整列領域55となる。整列領域55には、半田ボールBの収容孔である保持孔54が所定の配列パターンに形成されている。整列領域55の配列パターンは、吸着ヘッド1の吸着孔(図示されていない)の配列と同じものである。
保持孔54は、図3に示されるように、半田ボールBが、1つ入る大きさの孔で、使用される半田ボールBの大きさ、使用される吸着ヘッド1の吸着孔の配列に合致させて形成されている。尚、保持孔54は、貫通孔ではなく、半田ボールBを収容するための凹部とされている。
整列領域55は、半田ボールBを所定の配列パターンに整列させる領域であり、整列領域55の保持孔54は、図3中矢印で示されるように下面側から図示されない真空源により吸引されている。これにより、半田ボールBの保持孔54への落とし込みを容易とし、その保持を確実なものとしている。
排出孔53は、整列プレート51を貫通する貫通孔、正確には、整列プレート51及び揺動ステージ52をも貫通する貫通孔として穿設されている。第1実施例での排出孔53は半田ボールBが通過可能な小孔を間隔を空けて多数並べた列として形成され、半田ボールBの排出部を構成している。排出孔53は小孔とされているため、整列プレート51及び揺動ステージ52が硬質なプレートであっても、長孔の形成に比べ低コストで作成することが可能である。また、排出孔53が小孔を間隔を空けて多数並べた列とされているため、連続するスリットと比較して強い強度を確保できるものである。排出孔53の形成位置は、整列領域55から外れた位置であるが、正確にはボールカップ7の下面の開口部が、整列領域55の保持孔54へのボール落とし込み動作のために通過する領域から外れた位置、表現を変えると、落とし込み動作の際にボール群が通過する領域から外れた位置である。
第1実施例での排出孔53の列は、整列プレート51の左右両端部に設けられているが、左右両端に設ける必要はなく、一方端部にのみ設けるようにしても良い。更に、整列プレート51に設けられた排出孔53の列は、第1実施例では図中左右に1列設けられているが、2列又は複数列設けても良い。更に、排出孔53の列の長さは、ボールカップ7の開口部長尺方向の全域に対応する長さで形成されているが、全域に対応する長さ分設ける必要もない。
整列プレート51は、使用される半田ボールBの大きさの変更、使用される吸着ヘッド1の吸着孔の配列の変更により、交換される必要がある。そこで、整列プレート51は、揺動ステージ52上に整列プレート固定具50により着脱自在に装着されている。尚、第1実施例における整列プレート51と揺動ステージ52とが本願発明における配列治具となる。整列プレート51は揺動プレート52と一体になって揺動する。
揺動ステージ52は、整列プレート51を揺動させるため硬質のプレートで形成され、整列プレート51と同位置に、排出孔53となる貫通孔が設けられている。揺動ステージ52の下面側で排出孔53のある位置には、半田ボールBの回収手段となるボール回収ボックス9が設けられている。ボール回収ボックス9は、揺動プレート51に直接着脱自在に装着されている。揺動ステージ52が第1実施例より小さなもので、排出孔53の列が整列プレート51にのみ存在するときは、ボール回収ボックス9を整列プレート51の下面側で排出孔53の列の位置に着脱自在に装着する。
ボール回収ボックス9は第1実施例では、配列治具5に直接取り付けられているが、配列治具5が、図8や図9に示される配列マスク56のように薄いものである場合、直接取り付けることができず僅かに離して保持される必要がある。かような場合、排出部を連続する切欠空部や長窓とすると、ボール回収ボックス9は、ボールの跳躍による外への飛び出しを防止するため、ボール回収の必要以上の深さのものとしなければならず、装置のスペースの増大に繋がる問題点があったが、ボール回収ボックス9の上方に存在する排出部である排出孔53が小孔であるので、浅いボール回収ボックス9でも対応することが可能である。
整列プレート51と揺動ステージ52とを傾斜させる傾斜手段6は、固定ベース60に回動軸63を支点に揺動する揺動ベース62と、該揺動ベース62を揺動させる揺動モータ61とよりなる。
揺動ステージ52は、揺動ベース62に固定されており、整列プレート51も整列プレート固定具50により揺動ステージ52上に着脱自在ではあるが固定されている。従って、揺動モータ61の駆動により、固定ベース60の回転軸63に回動自在に装着された揺動ベース62を回動させ、左下がり状態及び右下がり状態に傾斜させることにより、揺動ベース62上面に固定される揺動ステージ52及び整列プレート51を左下がり状態及び右下がり状態に傾斜させる。揺動角度である傾斜角度は、第1実施例では水平状態より上下に30度ずつ計60度である。
配列装置2は、上面及び下面が開口部とされたボールカップ7が配置されている。
本発明におけるボール供給ヘッドとなるボールカップ7は、整列プレート5との間で多数の半田ボールBを収容可能とする。ボールカップ7は、移動装置8により、配列治具5の上側を構成する整列プレート51の上面に沿って移動する。これにともないボールカップ7に収容された半田ボールBは、ボール群として整列プレート51上を移動する。尚、本発明ではボールカップ7と配列治具5との関係は、相対移動で良いが、第1実施例ではボールカップ7のみが移動する。
移動装置8は、カップ移動用モータ80及び駆動プーリ81及び従動プーリ82及びタイミングベルト83及びスライダ84よりなる。即ち、ボールカップ7は、カップ移動用モータ80の駆動により、駆動プーリ81及び従動プーリ82に巻かれたタイミングベルト83に取り付けられるスライダ84を介して図2中左右方向に移動可能とされている。
尚、ボールカップ7は、図示されていない残量検知センサによる監視が行われており、半田ボールBの残量が所定量となると、ボール供給装置4によって、半田ボールBがボールカップ7内に追加補充される。
以下、第1実施例における配列装置2の動作について説明する。先ず整列動作について説明する。配列装置2は、往復整列方式を採用しており、図4は往路動作を示す説明図で、(イ)は、整列動作を示し、(ロ)は、その直後の吸着ヘッドでの吸着動作を示している。
配列装置2の初期状態は図1のように水平状態であり、ボールカップ7は図1中左方の実線位置にある。ここから揺動モータ61を駆動し、固定ベース60に軸着された揺動ベース62を揺動、即ち、回動させて右下がりに傾斜させる。これにより、揺動ベース62に装着された揺動ステージ52と、揺動ステージ52に装着されている整列プレート51を図4(イ)に示されるように右下がり状態とする。
この状態で、配列装置2は、一端側(図4(イ)中の左端)が、他端側(同図中右端)よりも上方に位置した傾斜状態となっている。この状態でカップ移動用モータ80を駆動して、ボールカップ7を図4(イ)中の点線で示された左側のボールカップ7の位置から同図中実線で示された右側のボールカップ7の位置に移動させる。この移動の間、整列プレート51の各保持孔54を真空源と接続させておき、吸引しておく。
半田ボールBの収容されたボールカップ7が、整列プレート51の上面を移動する落とし込み動作を行うことにより、整列プレート51の収容孔である保持孔54に半田ボールBが落とし込まれ収容され、半田ボールBは、所定の配列に整列される。
その後、図4(ロ)に示されるように水平状態に復帰させ、図示されない検査カメラで半田ボールBの収容を点検し、吸着ヘッド1を取り出し位置上方に移動させ、各保持孔54と真空源の接続を切り、吸着ヘッド1を吸引状態として、吸着ヘッド1にて半田ボールBを吸着保持して、整列プレート51の各保持孔54より取り出す。その後、吸着ヘッド1は、図1中で右方に示される基板ステージ3上方へ移動し、下降して基板Aに半田ボールBを搭載する。
次の搭載動作では、ボールカップ7は、図4(ロ)中右上方の実線ボールカップ7の位置にあるので、図5(イ)のように配列装置2を左下がりに傾斜させ、図5(イ)の右上方の点線ボールカップ7の位置より、左下の実線ボールカップ7の位置へ移動させ、整列プレート51の各保持孔54に半田ボールBを収容させる。その後、最初の搭載動作と同様の手順で半田ボールBは基板Aに搭載される。
第1品種の半田ボールBの搭載が終了し、径の異なる第2品種の半田ボールBに変更する場合は、次のような排出動作を行い、ボールカップ7内の半田ボールBを排出する。
先ず、直前の搭載動作の終了時点でのボールカップ7の位置が図4(ロ)に実線で示されたボールカップ7の位置である場合、整列プレート51を図7(ロ)に示されるような右下がりの傾斜状態として、同図に示されるようにボールカップ7の開口部が下方側の排出孔53と連通する位置までボールカップ7を移動させる。
尚、第1実施例のように排出孔53の列が、整列プレート51の左右両端部に形成されている場合には、整列プレート51の傾斜は、右下がりだけでなく、図7(イ)に示されるように左下がりの傾斜状態としても良い。この場合も同様にボールカップ7の開口部が下方側の排出孔53と連通する位置までボールカップ7を移動させる。
ボールカップ7の開口部と排出孔53が連通する結果、排出孔53から半田ボールBが自重により排出され、排出された半田ボールBは、ボール回収ボックス9で受け止められる。このボール回収ボックス9を取り外して処理することができる。
第1実施例では、図7(イ)(ロ)に示したように、傾斜させた配列装置2の下方に位置する側の排出孔53より排出する例が示されているが、上方に位置する側の排出孔53から排出させることも可能である。
また、第1実施例では、硬質で一定の厚みを有する整列プレート51を用いているが、図8に示す第2実施例の配列治具5や図9に示す第3実施例の配列治具5にあっては、使用される半田ボールBの径と同様の薄さの配列マスク56を用いている。このような薄い配列マスク56を配列治具5として利用するには、張力を与えて枠(図示されていない)に張らなければならない。このような状況で配列マスク56に長孔や連続するスリットを形成することは強度上難しいものである。しかし、排出孔53が小孔であり、間隔を空けて多数並べた列として形成されるのであれば、連続するスリットや長孔と比較して強い強度を確保できる。
尚、本発明におけるボール供給ヘッドは図示の各実施例では、ボールカップ7が用いられているが、ボールカップ7に限定されるものではなく、多数の半田ボールBからなるボール群を収容又は保持し、配列治具5上を移動させることが可能なものであれば良い。
更に、ボールカップ7にあっても、第1実施例や第2実施例でのボールカップ7では、上面及び下面が開口部とされ、整列領域55をカバーする長さを有する長尺の箱体で、整列プレート51との間で多数の半田ボールBを収容するものであるが、図9に示される第3実施例のように上面は非開口で、整列領域55より小さいな下面開口面積の箱体で、内部に設けられた吸着プレート70に半田ボールBを吸着して移動し、整列領域55及び排出孔53が形成された排出部で吸着を一回又は複数回解除して、半田ボールBを整列領域55及び排出孔53に落とし込み又は排出するものであっても良い。
尚、ボールカップ7の下面開口面積が第3実施例のように整列領域55より小さい場合、排出孔53は、長尺の列に形成されず、図9に示されるようにボールカップ7の下面開口部と同形に並べて形成することが好ましい。
第1実施例での配列治具5は、傾斜手段6を有するものであるが、図8及び図9に示される第2及び第3実施例のように、傾斜手段6を有さず、配列治具5を水平状態のまま、ボールカップ7を排出孔53の位置に移動させ排出することも可能である。
図8に示す第2実施例の配列治具5では、整列領域55に対する半田ボールBの落とし込み動作や、排出孔53への半田ボールBの排出動作を、水平状態で行う。落とし込み動作では、配列治具5を水平状態としたまま図8中右方にあるボールカップ7を図中左方へ移動させ整列領域55にて、半田ボールBを整列のための保持孔(図8では図示されていない)に落とし込むという動作を往復して行い、排出動作では、配列治具5を水平状態としたまま排出孔53の手前で停止していたボールカップ7を、図8(ハ)のように排出孔53上を移動させ、ボールカップ7より半田ボールBを自重により排出孔53より排出させる。
尚、図9に示す第3実施例の配列治具5にあっては、配列治具5を水平状態としたまま、ボールカップ7を整列領域55をカバーするように、蛇行往復移動させ、整列領域55の保持孔(図9では示されていない)に落とし込むという動作を行い、排出動作では、配列治具5を水平状態としたままボールカップ7を図9(ハ)のように排出孔53上に移動させ、吸着プレート70の吸着を1回又は数回解除して、半田ボールBを排出孔53より排出させるのである。
1・・・・・・・・吸着ヘッド
2・・・・・・・・配列装置
3・・・・・・・・基板ステージ
4・・・・・・・・ボール供給装置
5・・・・・・・・配列治具
6・・・・・・・・傾斜手段
7・・・・・・・・ボールカップ
8・・・・・・・・移動装置
9・・・・・・・・ボール回収ボックス
50・・・・・・・整列プレート固定具
51・・・・・・・整列プレート
52・・・・・・・揺動ステージ
53・・・・・・・排出孔
54・・・・・・・保持孔
55・・・・・・・整列領域
56・・・・・・・配列マスク
60・・・・・・・固定ベース
61・・・・・・・揺動モータ
62・・・・・・・揺動ベース
63・・・・・・・回動軸
70・・・・・・・吸着プレート
80・・・・・・・カップ移動用モータ
81・・・・・・・駆動プーリ
82・・・・・・・従動プーリ
83・・・・・・・タイミングベルト
84・・・・・・・スライダ
A・・・・・・・・基板
B・・・・・・・・半田ボール

Claims (3)

  1. 導電性ボールの収容孔が所定の配列パターンに形成された配列治具と、
    前記配列治具上面のうち所要の領域に形成された収容孔に、多数の導電性ボールからなるボール群を供給するボール供給ヘッドと、
    前記ボール供給ヘッドを配列治具の上面に沿って相対移動させる移動手段とを備え、
    前記配列治具上面に沿って前記ボール群を移動させる落とし込み動作により、当該配列治具の収容孔に導電性ボールを落とし込んで配列する導電性ボールの配列装置において、
    前記配列治具上面のうち、前記落とし込み動作の際に前記ボール群が通過する領域から外れた位置に前記配列治具を貫通する排出孔を設け、
    前記ボール供給ヘッドから前記ボール群を前記配列治具上面外に排出する際は、前記ボール群を前記排出孔が設けられた位置に移動させる
    ことを特徴とする導電性ボールの配列装置。
  2. 上記配列治具に、当該配列治具を傾斜させる傾斜手段を設け、
    上記ボール供給ヘッドを、下面に開口部が形成され、前記配列治具との間で多数の導電性ボールを収容可能なボールカップとし、
    上記落とし込み動作では、前記配列治具を傾斜させる傾斜手段により、前記配列治具の一端側が他端側よりも上方に位置した傾斜状態とし、多数の導電性ボールを収容した前記ボールカップを前記配列治具上面の一端側から他端側に向けて相対移動させることにより、当該配列治具の収容孔に導電性ボールを落とし込むようにし、
    上記排出孔は、前記配列治具上面のうち、前記落とし込み動作の際に前記ボールカップの開口部が通過する領域から外れた位置に設けられ、
    前記ボールカップに収容された多数の導電性ボールを排出する際は、前記配列治具を傾斜状態として、前記開口部が前記排出孔と連通する位置まで前記ボールカップを移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性ボールの配列装置。
  3. 上記配列治具に導電性ボール回収手段を設け、上記排出孔から排出される導電性ボールを収容する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の導電性ボールの配列装置。
JP2014015115A 2014-01-30 2014-01-30 導電性ボールの配列装置 Pending JP2015142064A (ja)

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