JP2015141428A - サーバー装置、感情報知システム、感情報知方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレーター及び顧客の通話状況を容易に把握することのできる技術の提供を目的とする。【解決手段】サーバー装置であって、オペレーターの音声である第1の音声と、該オペレーターの通話相手である顧客の音声である第2の音声とを受け付ける音声受付部と、音声から「怒り」の度合である感情度合を特定する感情特定部と、前記感情特定部により特定される、前記第1の音声に基づく前記オペレーターの前記感情度合と、前記第2の音声に基づく前記顧客の前記感情度合と、を表示する表示情報を生成する表示情報生成部と、前記表示情報を出力する表示情報出力部と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、サーバー装置、感情報知システム、感情報知方法、及びプログラムに関する。
近年、コールセンターや電話での問い合わせ窓口に、自動音声応答装置が用いられている。自動音声応答装置が受け付けた顧客の音声から判別する感情に基づいて、所定の連絡先に通知する技術が知られている。
特許文献1には、「店舗に対する顧客からの電話の音声を取得する第1音声取得手段と、前記第1音声取得手段により取得した音声から感情を認識する感情認識手段と、前記感情認識手段により認識した感情の種別が、「怒り」および「興奮」の少なくとも一方を表すか否かに基づいて、音声内容が苦情か否かを判別する苦情判別手段と、前記苦情の対応を行う担当者の連絡先を記憶する連絡先記憶手段と、前記苦情判別手段により、前記音声内容が苦情であると判別した場合、前記連絡先記憶手段に記憶されている連絡先へ通知を行う第1通知手段と、を備えたことを特徴とする」顧客対応装置が開示されている。
ところで、オペレーターと顧客との通話が進むにつれ、徐々にオペレーター又は顧客の感情が高ぶり、通話を継続するに適さない状況に陥ることがある。特許文献1に開示された技術は、オペレーターと顧客との通話中に各々の感情を認識するものではない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、オペレーター及び顧客の通話状況を容易に把握することのできる技術の提供を目的とする。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
上記課題を解決するため、本発明に係るサーバー装置は、オペレーターの音声である第1の音声と、該オペレーターの通話相手である顧客の音声である第2の音声とを受け付ける音声受付部と、音声から「怒り」の度合である感情度合を特定する感情特定部と、前記感情特定部により特定される、前記第1の音声に基づく前記オペレーターの前記感情度合と、前記第2の音声に基づく前記顧客の前記感情度合と、を表示する表示情報を生成する表示情報生成部と、前記表示情報を出力する表示情報出力部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、前記音声受付部は、前記オペレーターにより操作される第1の端末装置から前記第1の音声及び前記第2の音声を受け付け、前記表示情報出力部は、前記オペレーターの前記感情度合と前記顧客の感情度合とを含む第1の表示画面を表示する前記表示情報を、前記第1の端末装置に対して送信することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、前記表示情報出力部は、前記オペレーターの前記感情度合と前記顧客の感情度合との組み合わせを複数含む第2の表示画面を表示する前記表示情報を、オペレーターの管理者により操作される第2の端末装置に対して送信することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るサーバー装置は、前記第2の端末装置を特定する端末特定情報と、該第2の端末装置が転送を受け付けられる状態であるか否かを示す転送フラグと、を関連付けた登録情報を記憶する記憶部と、当該サーバー装置に接続される複数の前記第2の端末装置のうち、前記第2の表示画面を送信する前記第2の端末装置を特定する管理者端末特定部とを備え、前記管理者端末特定部は、前記感情特定部が前記感情度合を特定した前記オペレーターの管理者に操作される前記第2の端末装置に係る前記端末特定情報を用いて前記登録情報を参照し、該端末特定情報が転送を受け付けられる状態でないことを示す前記転送フラグと関連付けられている場合に、転送を受け付けられる状態であることを示す転送フラグと関連付けられた前記第2の端末装置の少なくともいずれかを特定することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明のサーバー装置は、前記顧客との通話を前記第1の端末装置から前記第2の端末装置へと切り替える指示である切替指示に応じて、呼の確立先を前記第1の端末装置から前記第2の端末装置へ切り替える切替部を備えることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、前記表示情報生成部は、前記顧客との通話を前記第1の端末装置から前記第2の端末装置へ切り替える要求である切替要求を前記切替部が前記第2の端末装置から受け付けると、該切替要求があった旨の表示を含む前記第1の表示画面に係る前記表示情報を生成し、前記切替部は、前記切替指示を前記第1の端末装置から受け付けることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面は、前記オペレーターの感情度合と前記顧客の感情度合とを識別可能に表示させ、前記感情度合が所定水準以上である場合に、該感情度合の表示を前記感情度合が前記所定水準未満である該感情度合の表示と異ならせることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面は、前記オペレーターの感情度合であるオペレーター感情度合と前記顧客の感情度合である顧客感情度合とを識別可能に表示させ、前記オペレーター感情度合が第1の水準以上である場合に、該オペレーター感情度合の表示を前記オペレーター感情度合が前記第1の水準未満である前記オペレーター感情度合の表示と異ならせ、前記顧客感情度合が第2の水準以上である場合に、該顧客感情度合の表示を前記顧客感情度合が前記第2の水準未満である前記顧客感情度合の表示と異ならせることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、前記第1の水準は、前記オペレーターの感情度合の平均に基づいて生成された判定基準に基づいて前記オペレーター毎に定まることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面は、前記感情度合をインジケーターに表示し、前記インジケーターの表示色を、該感情度合の水準に応じて異ならせることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るサーバー装置は、前記第1の音声及び前記第2の音声に基づいてテキスト情報を生成するテキスト情報生成部を備えることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る感情報知システムは、オペレーターにより操作される第1の端末装置と、前記オペレーター側端末装置とネットワークを介して接続されるサーバー装置とを含む感情報知システムであって、前記第1の端末装置は、入力装置を介して入力される前記オペレーターの音声である第1の音声と、ネットワークを介して入力される該オペレーターの通話相手である顧客の音声である第2の音声とを取得する音声取得部と、前記サーバー装置から送信される第1の表示情報を表示装置に表示させるオペレーター側表示部と、前記音声取得部により取得された前記第1の音声と前記第2の音声とを前記サーバー装置に対して送信する送信部と、を備え、前記サーバー装置は、前記第1の音声と前記第2の音声とを前記第1の端末装置から受け付ける音声受付部と、前記第1の音声から前記オペレーターの感情度合を特定するとともに、前記第2の音声から前記顧客の感情度合を特定する感情特定部と、前記感情特定部により特定される、前記オペレーターの前記感情度合と、前記顧客の前記感情度合と、を示す表示画面を表示する前記第1の表示情報を生成する表示情報生成部と、前記表示情報を前記第1の端末装置に送信する通信部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る感情認識方法は、制御部を備えるサーバー装置を用いた感情認識方法であって、前記制御部は、当該サーバー装置のオペレーターの音声である第1の音声と、該オペレーターの通話相手である顧客の音声である第2の音声とを受け付ける音声受付ステップと、音声から感情度合を特定する感情特定ステップと、前記感情特定ステップにおいて特定される、前記第1の音声に基づく前記オペレーターの前記感情度合と、前記第2の音声に基づく前記顧客の前記感情度合と、を表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップと、前記表示情報を出力する表示情報出力ステップと、を実行することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピューターに、当該コンピューターのオペレーターと顧客との感情認識を行うステップを実行させるプログラムであって、前記コンピューターを、制御手段として機能させ、前記制御手段に対して、前記オペレーターの音声である第1の音声と、該オペレーターの通話相手である前記顧客の音声である第2の音声とを受け付ける音声受付ステップと、音声から感情度合を特定する感情特定ステップと、前記感情特定ステップにおいて特定される、前記第1の音声に基づく前記オペレーターの前記感情度合と、前記第2の音声に基づく前記顧客の前記感情度合と、を表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップと、前記表示情報を出力する表示情報出力ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、オペレーター及び顧客の通話状況を容易に把握することのできる技術を提供することができる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の例を説明する。図1は、感情報知システム1の概要の一例を示す図である。
電話機40は、公衆電話網70に接続されている。オペレーター側端末装置20及び管理者側端末装置30は、音声IVR(Interactive Voice Response)90、及びPBX(Private Branch eXchange)80を介して公衆電話網70に接続されている。PBX80は、オペレーター側端末装置20、管理者側端末装置30、及び電話機40の間の呼制御を行う装置である。音声IVR90は、電話機40に対して自動にて音声応答を行う装置である。
オペレーター側端末装置20は、オペレーター50により操作される端末装置である。顧客60が有する電話機40からの発呼をオペレーター側端末装置20が着呼するか、又はオペレーター側端末装置20からの発呼を電話機40が着呼することにより、オペレーター側端末装置20と電話機40との間で呼が確立される。
オペレーター50と顧客60との会話の音声がオペレーター側端末装置20で取得され、サーバー装置10に送信される。サーバー装置10では、オペレーター50の音声に基づいて、オペレーター50の怒りの感情が認識される。また、顧客60の音声に基づいて、顧客60の怒りの感情が認識される。認識された各々の感情は、感情度合を示す値(水準)として数値化される。以下、怒りの感情度合を単に感情度合として表記することがある。
サーバー装置10は、オペレーター50の感情度合と、通話相手の顧客60の感情度合とを示す表示画面を表示するための表示情報を生成し、オペレーター側端末装置20に送信する。オペレーター50は、オペレーター側端末装置20に表示されたオペレーター50自身の感情度合と、通話相手である顧客60の感情度合とを閲覧しながら、顧客60との通話を継続する。
ところで、各オペレーター50は、チームに属しており、チーム毎に管理者が設けられている。管理者により操作される管理者側端末装置30は、サーバー装置10に接続されている。
サーバー装置10は、チーム員である各オペレーター50の感情度合と、各々の通話相手である顧客60の感情度合とを示す画面を表示するための表示情報を生成し、該チームの管理者が操作する管理者側端末装置30に対して送信する。該チームの管理者が対応できない場合、サーバー装置10は、例えば隣のチームの管理者等、他の管理者に係る管理者側端末装置30に対して、表示情報を送信する。
管理者は、管理するチームの各オペレーター50と、各オペレーター50の通話相手である顧客60との感情度合を閲覧する。管理者側端末装置30は、管理者の入力に基づいて、サーバー装置10に対し、顧客60との通話をオペレーター50と交代するための切替要求を送信する。また、管理者は、他のチームの管理者が対応不可である場合等には、他の管理者に代わって他チームのオペレーター50及び顧客60の感情度合を閲覧し、必要に応じて切替要求を送信する。
サーバー装置10は、切替要求を受信すると、管理者側端末装置30から切替要求があった旨の情報を表示する表示情報を生成し、オペレーター側端末装置20に送信する。オペレーター側端末装置20では、切替要求があった旨の表示がなされる。
切替要求があったことを認識したオペレーター50は、必要に応じて、顧客60との通話を管理者と交代するための切替指示を、オペレーター側端末装置20に対して入力する。オペレーター側端末装置20は、オペレーター50の入力に基づいて、サーバー装置10に対して切替指示を出力する。切替指示が出力されると、サーバー装置10は、切替指示を出力したオペレーター側端末装置20が行っている顧客60との接続を、管理者側端末装置30に切り替える。管理者側端末装置30は、オペレーター側端末装置20に代わって、顧客60の有する電話機40と接続される。管理者は、管理者側端末装置30を介して顧客60と通話を行う。
なお、電話機40と、オペレーター側端末装置20及び管理者側端末装置30とは、IP電話の回線で接続されていてもよい。その場合、呼制御をPBX80に代わってサーバー装置10が行うものであってもよい。また、サーバー装置10と音声IVRは一体であってもよい。
次に、感情報知システム1の機能の例について説明する。図2は、感情報知システム1の機能ブロック図である。
感情報知システム1は、サーバー装置10と、オペレーター側端末装置20と、管理者側端末装置30とを備える。各装置は、例えばLAN(Local Area Network)により接続されている。なお、各装置は、インターネット等のネットワークを介して接続されていてもよい。
サーバー装置10は、例えばPC(Personal Computer)等であって、オペレーター50と顧客60との通話時の感情認識、及び感情度合の表示を制御する。オペレーター側端末装置20、及び管理者側端末装置30は、PCや、PDA(Personal Digital Assistant)、又はスマートフォン等の端末装置である。
サーバー装置10は、制御部110と、記憶部120とを備える。制御部110は、音声受付部111と、感情特定部112と、表示情報生成部113と、通信部114と、転送可否判定部115と、管理者端末特定部116と、切替部117と、テキスト情報生成部118とを備える。
音声受付部111は、オペレーター側端末装置20により取得されたオペレーター50の音声、及び顧客60の音声を、オペレーター側端末装置20から受信する。
感情特定部112は、オペレーター50の音声から、オペレーター50の感情度合を特定する。同様に、感情特定部112は、顧客60の音声から顧客60の感情度合を特定する。
感情度合の特定には、公知の方法が用いられる。例えば、音声から感情度合を特定する方法として、「森山 剛、茂 美穂、「音声が感情を含むことによる声質変化の解析」、東京工芸大学工学部紀要Vol.34 No.1(2011)」を用いる。
オペレーター50の感情度合の特定について、感情特定部112は、オペレーター50の平静時の音声に基づいて生成された基準パラメータを予め記憶部120に格納しておき、音声取得部211により取得されたオペレーター50の音声と比較することにより感情度合を特定する。これにより、「嫌悪」や「憤慨」といったマイナスの感情を示す度合が認識され、怒りの感情度合として取り扱われる。
オペレーター50の感情度合を特定するための基準パラメータとは、例えばオペレーター50が「嫌悪」や「憤慨」といった感情を伴わない平常時の音声に基づいて生成される。感情特定部112は、音声受付部111が受け付けた音声に基づいて感情パラメータを生成し、基準パラメータと感情パラメータを比較することで、感情度合が特定される。
この際、基準パラメータと感情パラメータとの差異の出方については個人差がある。例えば、感情が音声に現れやすいタイプのオペレーター50は、基準パラメータに対して感情パラメータが乖離しやすい傾向にあり、感情が音声に現れにくいタイプのオペレーター50は、前者に比べ感情パラメータが基準パラメータ近傍に存在しやすい傾向にあるといえる。このため、感情特定部112は、基準パラメータ以外にオペレーター50毎に感情パラメータの平均値を求め、基準パラメータと平均値との差と、基準パラメータと感情パラメータとの差と、の割合に基づいて、オペレーター50毎に相対的に感情度合を特定してもよい。感情パラメータの平均値は、通話の開始時から所定時間内の感情パラメータに基づいて生成されてもよいし、オペレーター50の通話履歴に基づいて予め生成されたものであってもよい。
顧客60の感情度合の特定について、感情特定部112は、通話の開始時から所定時間の顧客60の音声に基づいて、基準パラメータを生成する。感情特定部112は、所定時間経過後の顧客60の音声と基準パラメータとを比較することにより、顧客60の感情度合を特定する。
なお、感情特定部112は、例えば性別毎に予め生成された一般的な基準パラメータを用いて感情度合を特定してもよい。また、例えば発話される単語と感情度合を示すパラメータを関連付けたテーブルを予め生成しておき、このテーブルを用いて感情度合を特定してもよい。また、これらを複合して用いてもよい。
表示情報生成部113は、オペレーター側端末装置20に対して送信する、対オペレーター表示画面を表示するための表示情報を生成する。また、表示情報生成部113は、管理者側端末装置30に対して送信する、対管理者表示画面を表示するための表示情報を生成する。対オペレーター表示画面と、対管理者表示画面とについては、後に詳述する。なお、表示情報生成部113は、サーバー装置10が備える表示装置に対して、生成した表示情報を出力してもよい。
通信部114は、オペレーター50及び顧客60の音声や、対オペレーター表示画面の表示情報等の情報の送受信を、オペレーター側端末装置20との間で行う。また、通信部114は、対管理者側表示画面の表示情報等の情報の送受信を、管理者側端末装置30との間で行う。
転送可否判定部115は、管理者側端末装置30から転送不可であることを示す情報が送信された場合に、該管理者側端末装置30を特定する情報と転送不可であることを示す情報とを関連付けて、記憶部120に格納する。その後、転送可否判定部115は、転送可能であることを示す情報が管理者側端末装置30から送信された場合に、管理者側端末装置30を特定する情報と転送可能であることを示す情報とを関連付けて、記憶部120を更新する。また、転送可否判定部115は、表示情報生成部113が対オペレーター表示画面を生成する際、及び対管理者表示画面を生成する際に、記憶部120を参照し、管理者側端末装置30が転送可能であるか否かを判定する。
管理者端末特定部116は、オペレーター側端末装置20と関連付けられた管理者側端末装置30が転送不可である場合に、対管理者表示画面の送信先である他の管理者側端末装置30を決定する。詳しくは後述するが、管理者端末特定部116は、管理者テーブル121及び転送テーブル122を参照して、対管理者表示画面の送信先を決定する。
切替部117は、管理者側端末装置30から切替要求を受け付け、切替要求をオペレーター側端末装置20に対して送信する。また、切替部117は、オペレーター側端末装置20から切替指示を受け付けると、顧客60との呼接続をオペレーター側端末装置20から管理者側端末装置30に切り替える。なお、切替部117は、管理者側端末装置30から切替指示を受け付け、顧客60との呼接続をオペレーター側端末装置20から該管理者側端末装置30に切り替えてもよい。
テキスト情報生成部118は、オペレーター側端末装置20から受け付けたオペレーター50の音声に基づいて、音声をテキスト化したテキスト情報を生成する。同様に、テキスト情報生成部118は、顧客60の音声をテキスト化したテキスト情報を生成する。音声からのテキスト情報の生成については、公知の技術が用いられる。また、テキスト情報生成部118は、生成したテキスト情報を記憶部120に記憶させる。
記憶部120は、管理者テーブル121と、転送テーブル122と、テキスト情報123と、顧客情報124と、を記憶する。
管理者テーブル121は、管理者側端末装置30を特定する情報毎に、管理されるオペレーター50に係るオペレーター側端末装置20を特定する情報を記憶させた情報である。管理者テーブル121には、他に管理者側端末装置30が転送可能であるか否かを示す転送フラグが各管理者側端末装置30に対して関連付けられているが、詳細は後述する。
転送テーブル122は、管理者側端末装置30が転送不可である場合に、対管理者表示画面の受信を代替させる他の管理者側端末装置30を関連付けた情報である。所定の管理者側端末装置30が転送不可である場合には、転送テーブル122に定められた優先順位に基づいて、他の管理者側端末装置30に対管理者表示画面が送信される。
テキスト情報123は、オペレーター50及び顧客60の音声に基づいてテキスト情報生成部118により生成されたテキスト情報である。テキスト情報123は、オペレーター50の音声及び顧客60の音声の各々について生成され、それぞれオペレーター側端末装置20を特定するオペレーターIDと、顧客60を特定する顧客IDと関連付けられている。
顧客情報124は、顧客60に関する情報である。顧客情報124は、例えば顧客IDに対し、顧客60の電話番号や、顧客60が使用している製品を特定する情報等が関連付けられている。
オペレーター側端末装置20は、制御部210を備える。制御部210は、音声取得部211と、オペレーター側表示部212とを備える。
音声取得部211は、通話時のオペレーター50の音声と、通話相手である顧客60の音声とを取得する。音声取得部211は、オペレーター側端末装置20が有するマイクロフォンを介して取得した音声に、オペレーターIDを関連付ける。また、音声取得部211は、電話回線を介して取得した音声に、サーバー装置10から取得した顧客IDを関連付ける。音声取得部211は、取得した音声をサーバー装置10に対して送信する。なお、電話回線は、IP電話の回線であっても、従来の公衆回線であってもよい。
オペレーター側表示部212は、サーバー装置10から受信した対オペレーター表示画面を、該オペレーター側端末装置20に接続された表示装置に対して表示させる。
管理者側端末装置30は、制御部310を備える。制御部310は、管理者側表示部311と、転送可否通知部312とを備える。
管理者側表示部311は、サーバー装置10から受信した対管理者表示画面を、該管理者側端末装置30に対して接続された表示装置に対して表示させる。
転送可否通知部312は、管理者の入力に基づいて、転送可能、又は転送不可であることを示す情報をサーバー装置10に対して送信する。
本実施形態では、オペレーター側端末装置20が取得したオペレーター50及び顧客60の音声に基づいて、サーバー装置10の感情特定部112がオペレーター50と顧客60との感情度合を特定する。特定された感情度合を表示するための表示情報が表示情報生成部113により生成されると、生成された表示情報はオペレーター側端末装置20及び管理者側端末装置30に送信され、各々で表示画面が表示される。これにより、オペレーター50及び管理者は、通話中のオペレーター50と顧客60との感情度合を経時的に把握することができる。また、オペレーター側端末装置20において、必要に応じて切替指示が出力されると、サーバー装置10は顧客60との通話をオペレーター側端末装置20から管理者側端末装置30に切り替えることができ、例えばオペレーター50が対応困難である顧客60との通話を管理者に切り替えることで、利便性が向上する。
図3は、管理者テーブル121の一例を示す図である。管理者テーブル121は、管理者側端末ID121a毎に、管理者名121bと、チームID121cと、オペレーター側端末ID121dと、オペレーター名121eと、転送フラグ121fとを関連付けた情報である。
管理者側端末ID121aは、管理者側端末装置30を特定する識別情報である。管理者側端末ID121aは、例えば管理者側端末装置30のMacアドレスである。管理者名121bは、管理者側端末装置30を操作する管理者の氏名である。
チームID121cは、管理者が管理するチームを特定する識別情報である。オペレーター側端末ID121dは、オペレーター側端末装置20を特定するための識別情報である。オペレーター側端末IDは、例えばオペレーター側端末装置20のMacアドレスである。オペレーター側端末ID121dは、対応するオペレーター側端末装置20を操作するオペレーター50が属するチームの管理者に係る管理者側端末装置30の管理者側端末ID121aと関連付けられる。
オペレーター名121eは、オペレーター側端末ID121dに係るオペレーター側端末装置20を操作するオペレーター50の名称である。転送フラグ121fは、管理者側端末ID121aに係る管理者側端末装置30が転送可能であるか否かを示す情報である。例えば、転送フラグ121fが「0」の場合は管理者側端末装置30は転送可能であり、転送フラグ121fが「1」の場合は管理者側端末装置30が転送不可であることを示す。
図4は、転送テーブル122の一例を示す図である。転送テーブル122は、転送元122a毎に、転送先122bを関連付けたテーブルである。
転送元122aは、管理者側端末装置30を特定するための識別情報であって、管理者テーブル121の管理者側端末ID121aと対応する。転送先122bは、転送元122aから対管理者表示画面の転送が可能である管理者側端末装置30を特定する情報である。転送先122bは、関連する転送元122a以外の管理者側端末IDであって、1つの転送元122aに対して複数の転送先122bが関連付けられていてもよい。その場合、複数の転送先122bには優先順位が付されている。
図4に示す転送テーブル122では、優先順位が高い順に上から転送先122bが転送元122aに対して関連付けられている。
なお、図4に示す転送テーブル122の場合、転送元122a「****0001」に対して、転送先122b「****0002」、「****0003」、「****0004」が関連付けられている。これは、管理者側端末ID「****0001」の管理者側端末装置30が転送不可である場合に、該管理者側端末装置30に代わって「****0002」、「****0003」、「****0004」の優先順位で対管理者側表示画面が送信されることを示す。なお、管理者側端末ID「****0002」も転送不可である場合、管理者側端末ID「****0001」に送信される予定であった対管理者側表示画面は、「****0003」に送信されることとなる。
図5は、サーバー装置10のハードウェア構成例を示す図である。サーバー装置10は、CPU(Central Processing Unit)130と、RAM(Random Access Memory)131と、不揮発性ストレージ132と、表示装置133と、入力装置134と、ネットワークI/F(Interface)135とを備える。
CPU130は中央演算装置であり、RAM131又は不揮発性ストレージ132に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。サーバー装置10では、RAM131又は不揮発性ストレージ132上に読み出されたプログラムに従って動作するCPU130により処理が行われる。
RAM131は記憶装置であり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。不揮発性ストレージ132は、プログラムや各種データの格納先として用いられる。記憶部120は、RAM131又は不揮発性ストレージ132によってその機能が実現される。
表示装置133は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイである。入力装置134は、ユーザーからの入力操作を受け付ける装置であり、タッチパネル又はハードウェアボタン等である。ネットワークI/F135は、サーバー装置10をネットワークに接続するためのインターフェイスである。サーバー装置10は、ネットワークI/Fを介してオペレーター側端末装置20、管理者側端末装置30、及び音声IVR90と接続される。
なお、サーバー装置10の各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、サーバー装置10の各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
オペレーター側端末装置20及び管理者側端末装置30のハードウェア構成は、サーバー装置10と同様であるため、説明を省略する。なお、オペレーター側端末装置20の入力装置は、オペレーター50の音声を取得可能なマイクロフォンを含む。
図6は、通話開始から感情度合を示す画面を表示するまでの処理の流れを示すシーケンス図である。顧客60とオペレーター側端末装置20との間で呼接続が確立されると、本シーケンスの処理が開始され、例えば所定時間毎に本シーケンス図の処理が繰り返される。
まず、オペレーター側端末装置20の音声取得部211は、顧客60の音声とオペレーター50の音声とを取得する(ステップS11)。具体的に説明すると、まず音声取得部211は、オペレーター側端末装置20の図示しない記憶部に記憶されたオペレーターIDを取得する。また、音声取得部211は、顧客60の電話番号をサーバー装置10に送信する。サーバー装置10の通信部114は受信した電話番号を用いて顧客情報124を参照し、電話番号と関連付けられた顧客IDを特定する。電話番号が顧客情報124にない場合は、通信部114は新たな顧客IDを作成する。通信部114は、顧客IDをオペレーター側端末装置20に送信する。なお、オペレーターIDと顧客IDとは、例えば桁数の違いにより判別可能であってもよいし、特定のタグが付されていることにより判別可能であってもよい。
音声取得部211は、入力装置であるマイクロフォンを介して取得したオペレーター50の音声に、特定したオペレーターIDを関連付けるとともに、電話回線を介して取得した顧客60の音声に、サーバー装置10から受信した顧客IDを関連付ける。
次に、音声取得部211は、取得した顧客60の音声とオペレーター50の音声とをサーバー装置10に送信する(ステップS12)。送信された情報には、送信元であるオペレーター側端末装置20を特定するオペレーター側端末IDが含まれている。サーバー装置10の音声受付部111は、音声取得部211により送信された音声を受け付ける。
次に、感情特定部112は、顧客60の感情とオペレーター50の感情とを特定する(ステップS13)。具体的には、感情特定部112は、音声受付部111が受け付けた音声に付されたIDを参照し、顧客IDであるかオペレーターIDであるかを特定する。感情特定部112は、顧客60の音声を用いて顧客60の感情度合を示す値を特定する。また、感情特定部112は、オペレーター50の音声を用いてオペレーター50の感情度合を示す値を特定する。
次に、管理者端末特定部116は、対応を行う管理者側端末装置30を特定する(ステップS14)。ここでは、対応を行う管理者側端末装置30の管理者側端末IDが特定される。管理者側端末装置30の特定処理については、後に詳述する。
次に、表示情報生成部113は、対オペレーター表示画面を表示するための表示情報を生成する(ステップS15)。対オペレーター表示画面については後述する。
次に、通信部114は、表示情報生成部113により生成された表示情報をオペレーター側端末装置20に対して送信する(ステップS16)。ステップS12でオペレーター側端末装置20から受け付けた情報には、オペレーター側端末IDが含まれているため、通信部114は、これを用いてステップS15で生成した表示情報をオペレーター側端末装置20に送信する。
次に、オペレーター側端末装置20のオペレーター側表示部212は、受信した表示情報に基づいて表示装置に対して対オペレーター表示画面を表示させる(ステップS17)。
図10は、対オペレーター表示画面220の一例を示す図である。対オペレーター表示画面220は、顧客情報表示領域221と、オペレーター感情度合表示領域222と、顧客感情度合表示領域223と、テキスト表示領域224と、管理者状況表示領域225と、切替要求表示領域226と、通知ボタン227と、切替実行ボタン228とを含む。
顧客情報表示領域221は、通話相手である顧客60の情報を表示する領域である。通信部114が、オペレーター側端末装置20から顧客60の電話番号を受信すると、表示情報生成部113は受信した電話番号を用いて顧客情報124を参照し、電話番号と関連付けられた顧客情報124を特定する。表示情報生成部113は、特定した顧客情報124を顧客情報表示領域221に表示するよう、表示情報を生成する。なお、オペレーター側端末装置20から受信した電話番号が顧客情報124にない場合、又はオペレーター側端末装置20から電話番号を受信しない場合には、顧客情報表示領域221には顧客情報124が表示されない。
オペレーター感情度合表示領域222は、オペレーター50の感情度合を表示する領域である。表示情報生成部113は、オペレーター感情度合表示領域222に表示する感情度合を、例えばインジケーターに表示し、感情度合を示す値に応じてインジケーターの表示を異ならせる。感情度合が高くなるほど、インジケーターの表示は、より視界に強く訴える色に表示される。例えば感情度合を5段階に評価する場合、インジケーターは、青、緑、黄、オレンジ、赤と変化して表示される。
顧客感情度合表示領域223は、顧客60の感情度合を表示する領域である。表示方法については、オペレーター感情度合表示領域222と同様である。
テキスト表示領域224は、テキスト情報生成部118がオペレーター50の音声に基づいて生成したテキストと、顧客60の音声に基づいて生成したテキストとを表示する領域である。
管理者状況表示領域225は、管理者の状況を表示する領域である。管理者状況表示領域225には、ステップS14において対応を行う管理者側端末装置30として特定された管理者側端末装置30を操作する管理者名が表示される。表示情報生成部113は、ステップS14で特定された管理者側端末装置30を特定する情報を用いて管理者テーブル121を参照し、管理者側端末ID121aと関連付けられた管理者名121bを特定することにより、管理者状況表示領域225に管理者名を表示させる。なお、対応する管理者側端末装置30を特定するまでに、転送不可であると判定された管理者側端末装置30が存在する場合には、該管理者側端末装置30を操作する管理者名を、転送不可であることを示す情報とともに表示してもよい。
切替要求表示領域226には、管理者側端末装置30から切替要求があった場合に、切替要求があったことを示す情報が表示される。
通知ボタン227は、管理者状況表示領域225に表示された、対応を行う管理者側端末装置30に対して通知を希望する場合に、選択を受け付けるボタンである。通知ボタン227が選択された場合、表示情報生成部113は、対応を行う管理者側端末装置30に対して送信する対管理者表示画面に、通知があった旨を示す情報を表示させるよう表示情報を生成する。
切替実行ボタン228は、対応を行う管理者側端末装置30に対して、顧客60との通話を代替させる場合に、選択を受け付けるボタンである。切替実行ボタン228が選択された場合、切替部117は、顧客60との呼接続を該オペレーター側端末装置20から、ステップS14で特定された管理者側端末装置30に切り替える。
図10に示す例では、現在通話中のオペレーター50の感情度合が1、顧客60の感情度合が3であって、A管理者及びB管理者が対応不可(転送不可)であるために、対応を行う管理者側端末装置30がC管理者により操作される管理者側端末装置30として特定されていることを示す。また、切替要求表示領域226には、切替要求があったことを示す情報が表示されているため、C管理者によって切替要求が出力されたことを示す。
オペレーター側端末装置20に、オペレーター50と顧客60との感情度合を表示することにより、オペレーター50は通話相手の感情度合を認識することができるだけでなく、オペレーター50自身の音声に基づいて特定された感情度合を認識することができる。これにより、オペレーター50は通話を管理者に切り替えるか否かを客観的に判断することができる。
なお、オペレーター感情度合表示領域222に表示されるオペレーター50の感情度合と、顧客感情度合表示領域223に表示される顧客60の感情度合とは、感情度合を示す値が所定の値以上である場合に、所定未満である場合と異なる表示を行ってもよい。例えば感情度合が「5」以上である場合に、注意を引く表示色でインジケーターを表示してもよい。
また、オペレーター50の感情度合と顧客60の感情度合とで各々閾値を設け、感情度合が閾値以上である場合に、閾値に満たない感情度合と異なる表示を行ってもよい。例えば、顧客60の感情度合を示すインジケーターは「3」以上である場合に赤色で表示され、オペレーター50の感情度合を示すインジケーターは「5」以上である場合に赤色で表示されるなど、オペレーター50の注意を引くために必要に応じた閾値を設けることにより、利便性が向上する。
また、オペレーター50の通話時の感情度合の平均に基づいて生成された平均値を予め記憶部120に記憶しておき、これを用いてオペレーター50の感情度合の表示を異ならせる閾値を定めてもよい。これにより、例えば感情特定部112による感情度合の特定が、基準パラメータに対する感情パラメータの値に応じて、オペレーター50の別に関わらず絶対的に定められる場合であっても、オペレーター50の感情度合の傾向を考慮することができる。例えば、感情度合が絶対的に定められる場合、怒りの感情に陥りやすいオペレーター50の感情度合については、そうでないオペレーター50の感情度合に比べて高い値が出ることが考えられる。インジケーターの表示を変化させる閾値を、平均値に基づいて定めることにより、このようなオペレーター50の傾向に応じた感情度合の表示を行うことができる。
説明を図6に戻す。次に、表示情報生成部113は、対管理者表示画面を表示するための表示情報を生成する(ステップS18)。対管理者表示画面については後述する。
次に、通信部114は、ステップS18で生成された表示情報を、対応する管理者側端末装置30に対して送信する(ステップS19)。通信部114は、ステップS14で特定された管理者側端末装置30の管理者側端末IDを用いて、表示情報を送信する。
次に、管理者側端末装置30の管理者側表示部311は、ステップS19で送信された表示情報を用いて、表示装置に対して対管理者表示画面を表示させる(ステップS20)。その後、管理者側表示部311は本シーケンスの処理を終了する。
図11は、対管理者表示画面320の一例を示す図である。対管理者表示画面320は、対管理者情報表示領域321と、切替要求ボタン322と、テキスト表示ボタン323と、テキスト表示領域324とを含む。
対管理者情報表示領域321は、管理者側端末装置30が管理するオペレーター側端末装置20の通話状況を表示する表示画面であって、表示時に継続している通話毎にオペレーター50と顧客60との感情度合が表示される。なお、他の管理者側端末装置30に代わって管理を行っているオペレーター側端末装置20が存在する場合には、該オペレーター側端末装置20の通話状況も表示される。表示される通話状況は、顧客60の感情度合が高いものから緊急度合が高いと判断され、緊急度の高いものから優先的に表示される。例えば、緊急度の高さ順に従って、通話状況が上から順に表示される。対管理者情報表示領域321は、優先順位の高い通話状況が所定数表示される。なお、緊急度は、顧客60の感情度合及びオペレーター50の感情度合の平均値に基づいて特定されるものであってもよい。
対管理者情報表示領域321は、チーム名321aと、オペレーター名321bと、オペレーター感情321cと、顧客番号321dと、顧客名321eと、顧客感情321fと、切替要求ラジオボタン321gと、テキスト表示ラジオボタン321hとを含む。
チーム名312aは、オペレーター50が属するチームの名称である。オペレーター名321bは、オペレーター50の名称である。オペレーター側端末装置20から通知を受け付けた場合、オペレーター感情321c又は顧客感情321fに関わらず、通知を発したオペレーター側端末装置20の操作者であるオペレーター50のオペレーター名321bは、他のオペレーター名321bと区別して表示される。
表示情報生成部113は、管理者テーブル121を参照することによりこれらの情報を取得する。オペレーター感情321cは、感情特定部112により特定された、オペレーター50の感情度合である。
顧客番号321dは、顧客60を特定する識別情報である。顧客名321eは、顧客60の名称である。表示情報生成部113は、顧客情報124を参照することにより、顧客番号321dと顧客名321eとを特定する。
顧客感情321fは、顧客60の感情度合である。切替要求ラジオボタン321gは、接続の切替要求をオペレーター側端末装置20に対して出力したい場合に、切替要求を希望する通話の指定を受け付ける。テキスト表示ラジオボタン321hは、オペレーター50と顧客60との通話の内容に関するテキスト情報を表示させたい場合に、通話の指定を受け付ける。
切替要求ボタン322は、切替要求ラジオボタン321gにおいて選択された通話の当事者であるオペレーター側端末装置20に対して、切替要求の出力を希望する場合に、選択を受け付けるボタンである。テキスト表示ボタン323は、テキスト表示ラジオボタン321hにおいて選択された通話について、テキスト表示領域324へのテキスト情報の出力を希望する場合に、選択を受け付けるボタンである。
テキスト表示領域324は、テキスト表示ラジオボタン321hのいずれかが選択され、かつテキスト表示ボタン323が選択された場合に、選択された通話のテキスト情報123を表示する領域である。
図11は、チーム「A」の管理者に係る管理者側端末装置30において表示される対管理者表示画面320の一例である。本図に示す例では、チーム名321aが「A」のチームに属するオペレーター名321b「aaaaaaa」のオペレーター感情321cが「2」、通話相手の顧客60の顧客感情321fが「5」であって、切替要求ラジオボタン321gとテキスト表示ラジオボタン321hにチェックが入っている。
ここでテキスト表示ボタン323が選択されると、オペレーター名321b「aaaaaaa」と顧客60との通話内容をテキスト化したテキスト情報123が、テキスト表示領域324に表示される。また、切替要求ボタン322が選択されると、オペレーター名「aaaaaaa」のオペレーター50に代わって管理者が通話を行うための切替要求が、サーバー装置10に対して送信される。
また、オペレーター名321b「eeeeeee」のチーム名321aは「B」である。表示情報生成部113は、対管理者表示画面を生成する際、管理者テーブル121の管理者側端末ID121aを参照し、生成する対管理者表示画面に係る管理者が管理するオペレーター側端末ID121dの通話状況を、対管理者情報表示領域321に表示するよう表示情報を生成する。表示情報生成部113は、次に転送フラグ121fを参照し、転送不可であることを示す情報である転送フラグ121fと関連付けられた管理者側端末ID121aを用いて転送テーブル122を参照する。表示情報生成部113は、管理者側端末IDと対応する転送元122aと関連付けられた転送先122bが対管理者表示画面320を表示する管理者側端末装置30である場合に、該転送フラグ121fと関連付けられたオペレーター側端末装置121dの通話状況を、対管理者情報表示領域321に表示するよう表示情報を生成する。
なお、オペレーター感情321cと顧客感情321fの表示については、対オペレーター表示画面220と同様に、所定の閾値に応じてインジケーターの表示を異ならせてもよい。
本図では、チーム「B」の管理者に係る管理者側端末装置30が転送不可であるため、チーム「B」に属するオペレーター50の通話が本画面に表示されている。
また、オペレーター名321b「ccccccc」については他のオペレーター名321bと異なる表示がされているが、これは該オペレーター50から通知があったことを示している。対オペレーター表示画面220で通知ボタン227が選択された場合、このように他のオペレーター名321bと区別して表示がなされる。この表示を閲覧した管理者は、必要に応じて、該オペレーター50に係るオペレーター側端末装置20に対して切替要求を送信する。
本画面により、管理者はオペレーター50と顧客60の感情を把握することができる。また、併せてオペレーター50からの通知を受け付けたことも認識できる。これにより、必要に応じて通話内容をテキスト化したテキスト情報123を閲覧することができ、また必要に応じて、通話を交代するための切替要求をサーバー装置10に対して出力することができる。
図7は、転送可否登録処理の流れを示すフローチャートである。
まず、管理者側端末装置30の転送可否通知部312は、転送可否状態の入力を受け付ける(ステップS21)。転送可否通知部312は、管理者側端末装置30が備える入力装置を介して、管理者による転送可否状態の入力を受け付ける。ここで受け付ける転送可否状態は、管理者側端末装置30が転送可能状態であるか、又は転送不可状態であるかを示す。
次に、転送可否通知部312は、転送可否状態を通知する(ステップS22)。転送可否状態の通知には、管理者側端末装置30の管理者側端末IDが含まれる。
次に、サーバー装置10の転送可否判定部115は、管理者側端末IDと転送可否状態とを関連付けて記憶する(ステップS23)。具体的には、転送可否判定部115は、ステップS23で管理者側端末装置30から受信した通知に含まれる管理者側端末IDを用いて管理者テーブル121を参照する。受信した転送可否状態が転送不可であることを示す場合、転送可否判定部115は、受信した管理者側端末IDと対応する管理者側端末ID121aと関連付けられた転送フラグ121fを「1」に設定する。その後、転送可否判定部115は本シーケンスの処理を終了する。
受信した転送可否状態が転送可能であることを示す場合、転送可否判定部は、同様に管理者テーブル121の転送フラグ121fを「0」に設定する。
図8は、管理者端末特定処理の流れを示すフローチャート(その1)である。本フローチャートは、図6のシーケンス中のステップS14の処理を細分化したものである。
まず、管理者端末特定部116は、オペレーター側端末装置20と関連付けられた管理者側端末装置30を特定する(ステップS141)。具体的には、管理者端末特定部116は、ステップS12でオペレーター側端末装置20から受信したオペレーター側端末IDを用いて管理者テーブル121を参照し、受信したオペレーター側端末IDと対応するオペレーター側端末ID121dと関連付けられた管理者側端末ID121aを特定する。
次に、転送可否判定部115は、特定した管理者側端末装置30が転送不可状態でないか否かを判定する(ステップS142)。転送可否判定部115は、ステップS142で特定した管理者側端末ID121aと、管理者テーブル121において関連付けられた転送フラグ121fを参照し、管理者側端末装置30が転送不可状態でないか否かを判定する。
転送可否判定部115が、管理者側端末装置30が転送不可状態でないと判定した場合(ステップS142で「YES」の場合)、管理者端末特定部116は、ステップS141で特定した管理者側端末装置30を送信先として特定する(ステップS143)。その後、本フローチャートの処理は図6のステップS15に進む。
転送可否判定部115が、管理者側端末装置30が転送不可状態でないと判定しない場合(ステップS142で「NO」の場合)、管理者端末特定部116は、特定した管理者側端末装置30と転送テーブル122内において関連する転送先の中で、最も優先順位が高い転送先を特定する(ステップS144)。
具体的には、管理者端末特定部116は、ステップS141で特定した管理者側端末IDを用いて転送テーブル122を参照し、特定した管理者側端末IDと対応する転送元122aと関連付けられた転送先122bのうち、最も優先順位の高い転送先122bを特定する。
図9は、管理者端末特定処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
次に、転送可否判定部115は、特定した管理者側端末装置30が転送不可状態でないか否かを判定する(ステップS145)。転送可否判定部115は、ステップS144で特定した転送先122bを用いて管理者テーブル121を参照し、転送先122bと対応する管理者側端末ID121aと関連付けられた転送フラグ121fが転送不可状態であることを示すか否かを判定する。
転送可否判定部115が、特定した管理者側端末装置30が転送不可状態でないと判定した場合(ステップS145で「YES」の場合)、管理者端末特定部116は、特定した管理者側端末装置30を送信先として特定する(ステップS146)。その後、本フローチャートの処理は図6のステップ15に進む。
転送可否判定部115が、特定した管理者側端末装置30が転送不可状態でないと判定しない場合(ステップS145で「NO」の場合)、管理者端末特定部116は、特定した管理者側端末装置30にマークを付加する(ステップS147)。具体的には、転送可否判定部115は、特定した管理者側端末装置30の管理者側端末IDとマークを示す情報とを関連付けて、記憶部120中の図示しないマーク記憶領域に格納する。
次に、管理者端末特定部116は、マークのない管理者側端末装置30中、最も優先順位の高い管理者側端末装置30を特定する(ステップS148)。管理者端末特定部116は、マーク記憶領域に記憶された管理者側端末IDを用いて転送テーブルを参照し、マークのない転送先122bのうち最も優先順位の高い管理者側端末装置30を特定する。
次に、転送可否判定部115は、特定した管理者側端末装置30が転送不可状態でないか否かを判定する(ステップS149)。ステップS149及びステップS150において行われる処理は、ステップS145及びステップS146で行われる処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS150の後、管理者端末特定部116は、本フローチャートの処理を図6のステップS15に進める。
ステップS149において、特定した管理者側端末装置30が転送不可状態でないと判定しない場合(ステップS149で「NO」の場合)、管理者端末特定部116は、全装置にマークが付加されているか否かを判定する(ステップS151)。具体的には、管理者端末特定部116は、図8のステップS141で特定した管理者側端末装置30の管理者側端末IDと転送テーブル122において対応する転送元122aと関連付けられた転送先122bと、マーク記憶領域に格納された管理者側端末IDとを比較する。すべての転送先122bにマークが付加されている場合、管理者端末特定部116は、全装置にマークが付加されていると判定する。
ステップS151において、管理者端末特定部116が、全装置にマークがあると判定しない場合(ステップS151で「NO」の場合)、管理者端末特定部116は処理をステップS148に戻す。
ステップS151において、管理者端末特定部116が、全装置にマークがあると判定した場合(ステップS151で「YES」の場合、管理者端末特定部116は処理を図8のステップS151に戻す。その後、転送不可状態でない管理者側端末装置30が特定されるまで、本フローチャートの処理を繰り返す。
本フローチャートにおいて説明した実施形態により、転送不可状態でない管理者側端末装置30を、優先順位に応じて、オペレーター側端末装置20と顧客60との通話に対応する管理者側端末装置30として特定することができる。これにより、オペレーター50と顧客60との感動度合を監視し、必要に応じて通話の切り替えを行うのに適切な管理者側端末装置30が設定される。
以上、本発明に係る各実施形態の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
例えば、上述の実施形態では、オペレーター側端末装置20がオペレーター50及び顧客60の音声を取得し、サーバー装置10に送信するものとした。しかしながら、サーバー装置10が顧客60の音声を音声IVR90から取得し、感情特定部112で顧客60の感情を特定するとともに、顧客60の音声をオペレーター側端末装置20に送信するものであってもよい。
以上、本実施形態により、オペレーター50と顧客60との感情度合を含む通話状況を、適切な管理者に把握させることができる。また、オペレーター50は客観的に特定された自身の通話中の感情度合を認識することができ、知らず知らずのうちに怒りの感情が発展することを未然に防ぐのに資する。また、管理者は通話状況を閲覧し、必要に応じて切替要求を通知することで、例えばオペレーター50又は顧客60の怒りの感情が発展する前に通話を交代することができ、利便性が向上する。
1:感情報知システム、10:サーバー装置、20:オペレーター側端末装置、30:管理者側端末装置、40:電話機、50:オペレーター、60:顧客、110:制御部、111:音声受付部、112:感情特定部、113:表示情報生成部、114:通信部、115:転送可否判定部、116:管理者端末特定部、117:切替部、118:テキスト情報生成部、120:記憶部、121:管理者テーブル、122:転送テーブル、123:テキスト情報、124:顧客情報、130:CPU、131:RAM、132:不揮発性ストレージ、133:表示装置、134:入力装置、135:ネットワークI/F、210:制御部、211:音声取得部、212:オペレーター側表示部、220:対オペレーター表示画面、221:顧客情報表示領域、222:オペレーター感情度合表示領域、223:顧客感情度合表示領域、224:テキスト表示領域、225:管理者状況表示領域、226:切替要求表示領域、227:通知ボタン、228:切替実行ボタン、310:制御部、311:管理者側表示部、312:転送可否通知部、320:対管理者表示画面、321:対管理者情報表示領域、322:切替要求ボタン、323:テキスト表示ボタン、324:テキスト表示領域
Claims (14)
- オペレーターの音声である第1の音声と、該オペレーターの通話相手である顧客の音声である第2の音声とを受け付ける音声受付部と、
音声から「怒り」の度合である感情度合を特定する感情特定部と、
前記感情特定部により特定される、前記第1の音声に基づく前記オペレーターの前記感情度合と、前記第2の音声に基づく前記顧客の前記感情度合と、を表示する表示情報を生成する表示情報生成部と、
前記表示情報を出力する表示情報出力部と、
を備えることを特徴とするサーバー装置。
- 請求項1に記載のサーバー装置であって、
前記音声受付部は、前記オペレーターにより操作される第1の端末装置から前記第1の音声及び前記第2の音声を受け付け、
前記表示情報出力部は、前記オペレーターの前記感情度合と前記顧客の感情度合とを含む第1の表示画面を表示する前記表示情報を、前記第1の端末装置に対して送信することを特徴とするサーバー装置。
- 請求項2に記載のサーバー装置であって、
前記表示情報出力部は、前記オペレーターの前記感情度合と前記顧客の感情度合との組み合わせを複数含む第2の表示画面を表示する前記表示情報を、オペレーターの管理者により操作される第2の端末装置に対して送信することを特徴とするサーバー装置。
- 請求項3に記載のサーバー装置であって、
前記第2の端末装置を特定する端末特定情報と、該第2の端末装置が転送を受け付けられる状態であるか否かを示す転送フラグと、を関連付けた登録情報を記憶する記憶部と、
当該サーバー装置に接続される複数の前記第2の端末装置のうち、前記第2の表示画面を送信する前記第2の端末装置を特定する管理者端末特定部とを備え、
前記管理者端末特定部は、前記感情特定部が前記感情度合を特定した前記オペレーターの管理者に操作される前記第2の端末装置に係る前記端末特定情報を用いて前記登録情報を参照し、該端末特定情報が転送を受け付けられる状態でないことを示す前記転送フラグと関連付けられている場合に、転送を受け付けられる状態であることを示す転送フラグと関連付けられた前記第2の端末装置の少なくともいずれかを特定することを特徴とするサーバー装置。
- 請求項3又は4に記載のサーバー装置であって、
前記顧客との通話を前記第1の端末装置から前記第2の端末装置へと切り替える指示である切替指示に応じて、呼の確立先を前記第1の端末装置から前記第2の端末装置へ切り替える切替部を備えることを特徴とするサーバー装置。
- 請求項5に記載のサーバー装置であって、
前記表示情報生成部は、前記顧客との通話を前記第1の端末装置から前記第2の端末装置へ切り替える要求である切替要求を前記切替部が前記第2の端末装置から受け付けると、該切替要求があった旨の表示を含む前記第1の表示画面に係る前記表示情報を生成し、
前記切替部は、前記切替指示を前記第1の端末装置から受け付けることを特徴とするサーバー装置。
- 請求項3から6のいずれか一項に記載のサーバー装置であって、
前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面は、前記オペレーターの感情度合と前記顧客の感情度合とを識別可能に表示させ、前記感情度合が所定水準以上である場合に、該感情度合の表示を前記感情度合が前記所定水準未満である該感情度合の表示と異ならせることを特徴とするサーバー装置。
- 請求項3から6のいずれか一項に記載のサーバー装置であって、
前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面は、前記オペレーターの感情度合であるオペレーター感情度合と前記顧客の感情度合である顧客感情度合とを識別可能に表示させ、前記オペレーター感情度合が第1の水準以上である場合に、該オペレーター感情度合の表示を前記オペレーター感情度合が前記第1の水準未満である前記オペレーター感情度合の表示と異ならせ、前記顧客感情度合が第2の水準以上である場合に、該顧客感情度合の表示を前記顧客感情度合が前記第2の水準未満である前記顧客感情度合の表示と異ならせることを特徴とするサーバー装置。
- 請求項8に記載のサーバー装置であって、
前記第1の水準は、前記オペレーターの感情度合の平均に基づいて生成された判定基準に基づいて前記オペレーター毎に定まることを特徴とするサーバー装置。
- 請求項3から9のいずれか一項に記載のサーバー装置であって、
前記第1の表示画面及び前記第2の表示画面は、前記感情度合をインジケーターに表示し、前記インジケーターの表示色を、該感情度合の水準に応じて異ならせることを特徴とするサーバー装置。
- 請求項1から10のいずれか一項に記載のサーバー装置であって、
前記第1の音声及び前記第2の音声に基づいてテキスト情報を生成するテキスト情報生成部を備えることを特徴とするサーバー装置。
- オペレーターにより操作される第1の端末装置と、前記第1の端末装置とネットワークを介して接続されるサーバー装置とを含む感情報知システムであって、
前記第1の端末装置は、
入力装置を介して入力される前記オペレーターの音声である第1の音声と、ネットワークを介して入力される該オペレーターの通話相手である顧客の音声である第2の音声とを取得する音声取得部と、
前記サーバー装置から送信される第1の表示情報を表示装置に表示させるオペレーター側表示部と、
前記音声取得部により取得された前記第1の音声と前記第2の音声とを前記サーバー装置に対して送信する送信部と、
を備え、
前記サーバー装置は、
前記第1の音声と前記第2の音声とを前記第1の端末装置から受け付ける音声受付部と、
前記第1の音声から前記オペレーターの感情度合を特定するとともに、前記第2の音声から前記顧客の感情度合を特定する感情特定部と、
前記感情特定部により特定される、前記オペレーターの前記感情度合と、前記顧客の前記感情度合と、を示す表示画面を表示する前記第1の表示情報を生成する表示情報生成部と、
前記表示情報を前記第1の端末装置に送信する通信部と、
を備えることを特徴とする感情報知システム。
- 制御部を備えるサーバー装置を用いた感情認識方法であって、
前記制御部は、
当該サーバー装置のオペレーターの音声である第1の音声と、該オペレーターの通話相手である顧客の音声である第2の音声とを受け付ける音声受付ステップと、
音声から感情度合を特定する感情特定ステップと、
前記感情特定ステップにおいて特定される、前記第1の音声に基づく前記オペレーターの前記感情度合と、前記第2の音声に基づく前記顧客の前記感情度合と、を表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
前記表示情報を出力する表示情報出力ステップと、
を実行することを特徴とする感情認識方法。
- コンピューターに、当該コンピューターのオペレーターと顧客との感情認識を行うステップを実行させるプログラムであって、
前記コンピューターを、制御手段として機能させ、
前記制御手段に対して、
前記オペレーターの音声である第1の音声と、該オペレーターの通話相手である前記顧客の音声である第2の音声とを受け付ける音声受付ステップと、
音声から感情度合を特定する感情特定ステップと、
前記感情特定ステップにおいて特定される、前記第1の音声に基づく前記オペレーターの前記感情度合と、前記第2の音声に基づく前記顧客の前記感情度合と、を表示する表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
前記表示情報を出力する表示情報出力ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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