JP2015140124A - 車両のステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動モータに対する負荷を低減し得ると共に省スペース化を可能とする電動チルト機構を備えた車両のステアリング装置を提供する。
【解決手段】電動チルト機構が、メインハウジング2に揺動可能に支持される電動モータ5と、電動モータに回転駆動されるチルト螺子軸6と、その軸心を中心とする回転駆動に応じて軸方向に移動するナット部材7と、このナット部材に揺動可能に支持されると共に、メインハウジング及び固定ブラケット3に対し揺動可能に支持されるリンク機構LMを備える。更に、ナット部材の軸方向移動量を規制する規制部材(係止部材8)とナット部材との間に、ステアリングシャフトの傾斜角度を増加させるときにナット部材が移動する方向にナット部材を付勢する付勢部材(圧縮コイルばね9)が介装される。
【選択図】図1
【解決手段】電動チルト機構が、メインハウジング2に揺動可能に支持される電動モータ5と、電動モータに回転駆動されるチルト螺子軸6と、その軸心を中心とする回転駆動に応じて軸方向に移動するナット部材7と、このナット部材に揺動可能に支持されると共に、メインハウジング及び固定ブラケット3に対し揺動可能に支持されるリンク機構LMを備える。更に、ナット部材の軸方向移動量を規制する規制部材(係止部材8)とナット部材との間に、ステアリングシャフトの傾斜角度を増加させるときにナット部材が移動する方向にナット部材を付勢する付勢部材(圧縮コイルばね9)が介装される。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両のステアリング装置に関し、特に、電動モータによってステアリングシャフトを所望の傾斜角度に調整する電動チルト機構を備えたステアリング装置に係る。
ステアリングホイールの操作位置を所望の傾斜角度に調整する車両のステアリング装置に関し、例えば下記の特許文献1には、「駆動ユニットに対する負荷を極力低減して小型化を図り、車両への搭載が容易な小型の電動チルト機構を構成し得るステアリング装置を提供する」ことを目的とし、「車体に固定される固定ブラケットと、前記車体に対し揺動可能に支持されるステアリングコラムを備え、該ステアリングコラムを前記固定ブラケットに対し所望の傾斜角度のチルト位置に調整する車両のステアリング装置において、前記固定ブラケットに対する前記ステアリングコラムの相対位置を調整する駆動ユニットと、前記固定ブラケットに一端を支持し前記駆動ユニットの非駆動時に前記ステアリングコラムを所定の中立位置に保持する付勢部材とを備える」ステアリング装置が提案されている(特許文献1の段落〔0007〕及び〔0008〕に記載)。そして、駆動ユニットとして電動チルト機構を備えたステアリング装置に関し、固定ブラケットと左右のブラケットとの間に引張コイルばねが張架された実施形態が開示されている(同段落〔0034〕乃至〔0036〕及び図10)。
上記特許文献1に記載のステアリング装置によれば、「駆動ユニットの非駆動時には、付勢部材によってステアリングコラムが所定の中立位置に保持されており、駆動ユニットは、当該中立位置からチルトアップ側又はチルトダウン側に作動させるときに必要な駆動力を出力できればよいので、駆動ユニットに対する負荷を大幅に低減することができる」が(特許文献1の段落〔0013〕に記載)、付勢部材として「固定ブラケットに一端を係止しステアリングコラムに他端を係止するコイルばね」が用いられ、例えば「引張コイルばねやねじりコイルばねによって付勢部材を構成することができ、一対の引張コイルばねを車体横方向で対称に配置し、あるいは一つのダブルトーション型ねじりコイルばねを装着すればよい」と記載されているように(同段落〔0014〕に記載)、車両の前後方向に対しステアリングコラムの左右に引張コイルばねやねじりコイルばねが配設されるので、ステアリングコラムの左右に大きな取り付けスペースが必要となる。また、前述の固定ブラケットと左右のブラケットとの間に引張コイルばねが張架された実施形態においては、引張コイルばねを係止するフックが必要となり、そのためのスペースを確保する必要もある。また、ステアリングコラムを支持するため大きな付勢力が必要となるので、ばねの大型化が不可避である。
そこで、本発明は、電動モータに対する負荷を低減し得ると共に省スペース化を可能とする電動チルト機構を備えた車両のステアリング装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、車体に対しステアリングシャフトを揺動可能に支持するメインハウジングと、当該車体に固定する固定ブラケットとを連結し、前記ステアリングシャフトを所望の傾斜角度に調整する電動チルト機構を備えた車両のステアリング装置において、前記電動チルト機構が、前記メインハウジングに揺動可能に支持される電動モータと、前記メインハウジングに揺動可能に支持され、前記電動モータに回転駆動されるチルト螺子軸と、該チルト螺子軸に螺合され、当該チルト螺子軸の軸心を中心とする回転駆動に応じて軸方向に移動するナット部材と、該ナット部材に揺動可能に支持されると共に、前記メインハウジング及び前記固定ブラケットに対し揺動可能に支持されるリンク機構と、前記チルト螺子軸に配設され前記ナット部材の軸方向移動量を規制する規制部材と、該規制部材と前記ナット部材との間に介装され、前記ステアリングシャフトの傾斜角度を増加させるときに前記ナット部材が移動する方向に前記ナット部材を付勢する付勢部材とを備えることとしたものである。
上記のステアリング装置において、前記付勢部材は、前記チルト螺子軸を囲繞するように配設されるコイルばねで構成するとよい。あるいは、前記付勢部材は、前記チルト螺子軸に平行に配設される一対のコイルばねで構成してもよい。
更に、上記のステアリング装置において、前記規制部材は、前記チルト螺子軸の先端部に固定されるものとし、前記コイルばねを圧縮コイルばねで構成するとよい。あるいは、前記規制部材は、前記電動モータと前記ナット部材との間に配設されるものとし、前記コイルばねを引張コイルばねで構成してもよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明のステアリング装置においては、電動チルト機構が、メインハウジングに揺動可能に支持される電動モータと、メインハウジングに揺動可能に支持され、電動モータに回転駆動されるチルト螺子軸と、このチルト螺子軸に螺合され、チルト螺子軸の軸心を中心とする回転駆動に応じて軸方向に移動するナット部材と、このナット部材に揺動可能に支持されると共に、メインハウジング及び固定ブラケットに対し揺動可能に支持されるリンク機構と、チルト螺子軸に配設されナット部材の軸方向移動量を規制する規制部材と、この規制部材とナット部材との間に介装され、ステアリングシャフトの傾斜角度を増加させるときにナット部材が移動する方向にナット部材を付勢する付勢部材とを備えているので、ステアリングシャフトを所望の傾斜角度に容易に調整することができる。特に、従来のように別途引張コイルばね等を固定ブラケットと左右のブラケットとの間に設ける必要はなく、電動チルト機構によってステアリングシャフトの傾斜角度を増加させるときには、ナット部材の移動方向に付勢部材の付勢力が付加されるので、電動モータに対する負荷を低減することができ、以って、電動モータの小型化が可能となると共に、省スペース化が可能となる。
上記のステアリング装置において、付勢部材が、チルト螺子軸を囲繞するように配設されるコイルばねで構成されている場合、あるいは、チルト螺子軸に平行に配設される一対のコイルばねで構成されている場合には、電動チルト機構内に付勢部材を組み込むことができるので、従来のコイルばねを左右のブラケットに係止するためのフック等は不要であり、そのためのスペースを確保する必要もないので、一層の省スペース化が可能となる。
上記の付勢部材を構成するコイルばねは、チルト螺子軸の先端部に固定された規制部材とナット部材との間に介装される圧縮コイルばねとしてもよいし、電動モータとナット部材との間に介装される引張コイルばねとしてもよく、何れも電動チルト機構内に容易に組み込むことができる。
以下、本発明の望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るステアリング装置の全体構成を示すもので、車体Bに対しステアリングシャフト1を揺動中心(C)回りに揺動可能に支持するメインハウジング2と、車体Bに固定する固定ブラケット3が電動チルト機構MTを介して連結され、その作動に応じてステアリングシャフト1が所望の傾斜角度に調整され、ステアリングホイールWの操作位置が調整されるように構成されている。本実施形態のステアリングシャフト1は、後端部にステアリングホイールWが接続される筒状のアッパシャフト1aと、このアッパシャフト1aの前端部とスプライン結合されるロアシャフト1bから成り、コラム部材4を介してメインハウジング2に支持されている。アッパシャフト1aとロアシャフト1bは軸方向に相対移動可能に連結されており、ロアシャフト1bの前端部が転舵機構(図示せず)に接続されている。この転舵機構はステアリングホイールWの操作に応じて駆動されて車輪操舵機構(図示せず)を介して操舵輪(図示せず)を転舵するように構成されている。
本実施形態の電動チルト機構MTは、メインハウジング2に対し出力回転軸を中心に回転可能に支持される電動モータ5と、これに回転駆動される台形螺子のチルト螺子軸6と、これに螺合され、チルト螺子軸6の軸心を中心とする回転駆動に応じて軸方向に移動するナット部材7と、これに揺動可能に支持されると共に、メインハウジング2及び固定ブラケット3に対し揺動可能に支持されるリンク機構LMを備えている。
電動モータ5は、減速機5a及びコネクタ部5bを有し、メインハウジング2に対しモータピボット軸P0を中心に回転可能に支持されている。減速機5aは、例えばウォーム軸及びウォームホイール(図示せず)から成り、電動モータ5の出力回転軸が減速機5aを介してチルト螺子軸6に連結されており、電動モータ5の出力トルクが適切に調整されてナット部材7に伝達される。このナット部材7はチルトナットあるいはチルトスライダとも呼ばれ、軸方向の両端部にストッパSが配設されている。
本実施形態においては、チルト螺子軸6に配設されナット部材7の軸方向移動量を規制する規制部材として、チルト螺子軸6の先端部に固定される係止部材8と、電動モータ5(より具体的には減速機5aのハウジング)が用いられ、ナット部材7との当接部にはストッパSが配設されている。更に、ステアリングシャフト1の傾斜角度を増加させるときにナット部材7が移動する方向にナット部材7を付勢する付勢部材として、係止部材8とナット部材7との間に圧縮コイルばね9が介装されている。本実施形態においては、図3に拡大して示すように、チルト螺子軸6を囲繞するように圧縮コイルばね9が配設されている。
上記のリンク機構LMは、ナット部材7に対し第1のピボット軸P1を中心に回転可能に支持されると共にメインハウジング2に対し第2のピボット軸P2を中心に回転可能に支持される第1のリンク部材11と、第1のリンク部材11に対し第3のピボット軸P3を中心に回転可能に支持され固定ブラケット3に対し第4のピボット軸P4を中心に回転可能に支持される第2のリンク部材12とを備えている。
本実施形態の第1のリンク部材11は側面視V字形部材で、ベルクランク機構が構成されており、ナット部材7の軸方向移動に応じて第2のピボット軸P2を中心に第1のピボット軸P1と第3のピボット軸P3が同方向に揺動する。また、図2に示すように、第1のリンク部材11は断面H字状で、一対の腕部11a、11aには、夫々第2のリンク部材12が第3のピボット軸P3を中心に回転可能に支持されており、一対の脚部11b、11bの間にはナット部材7が介装され、第1のピボット軸P1を中心に回転可能に支持されている。一方、第2のリンク部材12は、ステアリングシャフト1の左右両側に対称に配置されており、断面π字状の固定ブラケット3の一対の脚部3a、3aに、夫々第2のリンク部材12が第4のピボット軸P4を中心に回転可能に支持されている。
而して、上記の電動チルト機構MTにおいて、電動モータ5が回転駆動されると、チルト螺子軸6がその軸心を中心に回転駆動され、その回転駆動に応じて、ナット部材7がチルト螺子軸6の軸方向に移動する。これにともない、第1のリンク部材11が第2のピボット軸P2を中心に揺動すると共に、第2のリンク部材12が第4のピボット軸P4を中心に揺動し、メインハウジング2(並びに、コラム部材4、ステアリングシャフト1及びステアリングホイールW)が揺動中心(C)を中心に揺動し、ステアリングホイールWが車体上下方向に移動する。
特に、ステアリングホイールWが車体上方に移動するときには、圧縮コイルばね9によって、ステアリングシャフト1の傾斜角度を増加させるときにナット部材7が移動する方向(図1及び図3の左方向)にナット部材7が付勢されており、メインハウジング2(並びに、コラム部材4、ステアリングシャフト1及びステアリングホイールW)等の自重によってナット部材7に印加される荷重に抗する付勢力が付加されるので、電動モータ5の回転駆動力を極力小さくすることができ、電動モータ5の小型化、低コスト化が可能となる。尚、ステアリングホイールWが車体下方に移動するときには、上記メインハウジング2等の自重によってナット部材7に印加される(図1及び図3の右方向の)荷重が圧縮コイルばね9に付与されるので、圧縮コイルばね9を圧縮するために電動モータ5の回転駆動力を増大させる必要はない。
上記の構成になるステアリング装置の全体作動を説明すると、ステアリングホイールWを車体上方に移動するときには、電動モータ5が回転駆動(例えば正転)され、この回転運動に応じてナット部材7がチルト螺子軸6に沿って、(チルト螺子軸6と共に)モータピボット軸P0を中心に回転しながら、モータピボット軸P0に近接する方向(図1の左方向)に軸方向移動する。これにともない、第1のリンク部材11が第2のピボット軸P2を中心に揺動すると共に、第2のリンク部材12が第4のピボット軸P4を中心に揺動する。この結果、メインハウジング2(並びに、コラム部材4、ステアリングシャフト1及びステアリングホイールW)は揺動中心(C)を中心に反時計方向に揺動(レイクアップ)し、ステアリングホイールWの操作位置は、図4に示すように、中立位置(二点鎖線で示す)から揺動中心(C)を中心に角度α上方に傾斜し、最上段位置となる。
一方、ステアリングホイールWを車体下方に移動するときには、電動モータ5が上記と逆方向に回転駆動され、この回転運動に応じてナット部材7が、(チルト螺子軸6と共に)モータピボット軸P0を中心に回転しながら、モータピボット軸P0から離隔する方向(図1の右方向)に軸方向移動する。これにともない、第1のリンク部材11が第2のピボット軸P2を中心に揺動すると共に、第2のリンク部材12が第4のピボット軸P4を中心に揺動する。この結果、メインハウジング2(並びに、コラム部材4、ステアリングシャフト1及びステアリングホイールW)は揺動中心(C)を中心に時計方向に揺動(レイクダウン)し、ステアリングホイールWの操作位置は、図5に示すように、中立位置(二点鎖線で示す)から揺動中心(C)を中心に角度β下方に傾斜し、最下段位置となる。
而して、本実施形態のステアリング装置においては、ステアリングシャフト1の傾斜角度を増加させるとき(レイクアップ時)には、前述のように、ナット部材7の移動方向に圧縮コイルばね9の付勢力が付加されるので、電動モータ5の小型化、省エネルギー化、あるいはレイクアップ作動の速度アップが可能となる。しかも、圧縮コイルばね9は、電動チルト機構MT内に組み込まれるので、従来のように固定ブラケットと左右のブラケットとの間に係止フック等を設ける必要はなく、そのためのスペースを確保する必要もないので、従来に比し省スペース化が可能となる。
図6は、本発明の他の実施形態における電動チルト機構の一部を拡大して示すもので、本実施形態においては、図1及び図3の圧縮コイルばね9に代えて、引張コイルばね90が電動モータ5とナット部材7との間に介装されている。具体的には、第1のピボット軸P1を構成するナット部材7の支持軸部7sに引張コイルばね90の一端部91が係止され、モータピボット軸P0を構成する減速機5aの支持軸部5sに引張コイルばね90の他端部92が係止されており、この引張コイルばね90によって、ナット部材7がモータピボット軸P0に近接する方向(図6の左方向)に、即ち、ステアリングシャフト1の傾斜角度を増加させるときにナット部材7が移動する方向に、ナット部材7が付勢されている。その他の構成は前述の実施形態と同様であるので、実質的に同一の部材については同一の符合を付して説明は省略する。
図7は、本発明の更に他の実施形態における電動チルト機構の一部を拡大して示すもので、本実施形態においては、図1及び図3の圧縮コイルばね9に代えて、一対の圧縮コイルばね9x、9xがナット部材7と係止部材8との間に介装され、チルト螺子軸6と平行に配設されている。その他の構成は前述の実施形態と同様であるので、実質的に同一の部材については同一の符合を付して説明は省略する。尚、図示は省略するが、一対の圧縮コイルばね9x、9xに代えて、一対の引張コイルばね(図示せず)を電動モータ5とナット部材7との間に介装し、チルト螺子軸6と平行に配設することとしてもよい。
更に、上記の図1に示したステアリング装置に対し、テレスコピック機構を具備した構成としてもよい。例えば、図示は省略するが、上記の電動チルト機構MTに電動テレスコピック機構(図示せず)を併設することとしてもよい。これにより、メインハウジング2に対し、コラム部材4、ステアリングシャフト1及びステアリングホイールWが一体となって軸方向に移動可能とし、ステアリングホイールWを所望の車体前後方向位置に調整することができる。
B 車体
MT 電動チルト機構
LM リンク機構
P0 モータピボット軸
P1 第1のピボット軸
P2 第2のピボット軸
P3 第3のピボット軸
P4 第4のピボット軸
1 ステアリングシャフト
2 メインハウジング
3 固定ブラケット
4 コラム部材
5 電動モータ
5a 減速機
6 チルト螺子軸
7 ナット部材
8 係止部材(規制部材)
9,9x 圧縮コイルばね(付勢部材)
11 第1のリンク部材
12 第2のリンク部材
90 引張コイルばね(付勢部材)
MT 電動チルト機構
LM リンク機構
P0 モータピボット軸
P1 第1のピボット軸
P2 第2のピボット軸
P3 第3のピボット軸
P4 第4のピボット軸
1 ステアリングシャフト
2 メインハウジング
3 固定ブラケット
4 コラム部材
5 電動モータ
5a 減速機
6 チルト螺子軸
7 ナット部材
8 係止部材(規制部材)
9,9x 圧縮コイルばね(付勢部材)
11 第1のリンク部材
12 第2のリンク部材
90 引張コイルばね(付勢部材)
Claims (5)
- 車体に対しステアリングシャフトを揺動可能に支持するメインハウジングと、当該車体に固定する固定ブラケットとを連結し、前記ステアリングシャフトを所望の傾斜角度に調整する電動チルト機構を備えた車両のステアリング装置において、前記電動チルト機構が、前記メインハウジングに揺動可能に支持される電動モータと、前記メインハウジングに揺動可能に支持され、前記電動モータに回転駆動されるチルト螺子軸と、該チルト螺子軸に螺合され、当該チルト螺子軸の軸心を中心とする回転駆動に応じて軸方向に移動するナット部材と、該ナット部材に揺動可能に支持されると共に、前記メインハウジング及び前記固定ブラケットに対し揺動可能に支持されるリンク機構と、前記チルト螺子軸に配設され前記ナット部材の軸方向移動量を規制する規制部材と、該規制部材と前記ナット部材との間に介装され、前記ステアリングシャフトの傾斜角度を増加させるときに前記ナット部材が移動する方向に前記ナット部材を付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とする車両のステアリング装置。
- 前記付勢部材が、前記チルト螺子軸を囲繞するように配設されるコイルばねであることを特徴とする請求項1記載の車両のステアリング装置。
- 前記付勢部材が、前記チルト螺子軸に平行に配設される一対のコイルばねであることを特徴とする請求項1記載の車両のステアリング装置。
- 前記規制部材が、前記チルト螺子軸の先端部に固定され、前記コイルばねが圧縮コイルばねで構成されることを特徴とする請求項2又は3記載の車両のステアリング装置。
- 前記規制部材が、前記電動モータと前記ナット部材との間に配設され、前記コイルばねが引張コイルばねで構成されることを特徴とする請求項2又は3記載の車両のステアリング装置。
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Publication Number | Publication Date |
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