JP2015139211A - 車載用アンテナ装置 - Google Patents

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Yoshihiro Niihara
佳紘 新原
佑一郎 山口
Yuichiro Yamaguchi
佑一郎 山口
武 戸倉
Takeshi Tokura
武 戸倉
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Abstract

【課題】円偏波の送受信を行う車載用アンテナ装置であって、縦列を形成して走行する車両同士の車車間通信を可能にする車載用アンテナ装置を実現する。
【解決手段】基板120と、基板120上に形成されたループアンテナ121と、基板120を収容するレドーム111とを備えた車載用アンテナ装置101であって、基板120は、ループアンテナ121の中心部が車載用アンテナ装置101の前方又は後方を向くように屈曲又は湾曲している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載用アンテナ装置に関する。
無線通信の用途拡大に伴い、種々の周波数帯域で動作するアンテナが求められている。例えば、車載用アンテナとしては、FM/AM放送、地上波デジタル放送、DAB(Digital Audio Broadcast)、3G(3rd Generation:第3世代携帯電話)、LTE(Long Term Evolution)、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム)、ETC(Electronic Toll Collection:電子料金徴収システム)等の周波数帯域で動作するアンテナ等が求められている。
また、交通の安全性、輸送効率、快適性などの向上を目的とするITS(Intelligent Transport System:高度道路交通システム)が普及し始めている。ITSにおいて、各車両は、ITSスポットに代表される交通システムと無線通信を行う共に、他の車両とも無線通信を行う。以下において、走行する車両間における無線通信のことを、車車間通信とも表現する。
特許文献1には、車車間通信システムで用いられるアンテナ装置が記載されている。上記アンテナ装置は、垂直偏波を送受信する直線形状のモノポール型のアンテナエレメントを備えている。
特開2013−223023号公報(2013年10月28日公開)
垂直偏波を用いて車車間通信を行う場合に、上記アンテナ装置を用いることができる。一方、円偏波を用いて車車間通信を行うアンテナ装置に、上記アンテナ装置の構成をそのまま適用することはできない。以下、その理由について、図8を参照しながら説明する。なお、以下においてアンテナ装置のことを車載用アンテナ装置と表現する。
図8は、従来の車載用アンテナ装置501の構成を示す斜視図である。車載用アンテナ装置501は、レドーム511、ベース部512、基板521、アンテナ522、及び別のアンテナ530を備えている。
アンテナ522は、基板521上に形成されており、ベース部512及びレドーム511によって形成される空間、より詳しくは、マスト部511a内に配置されている。アンテナ522として円偏波を送受信可能なループアンテナを選択する場合、その主放射方向は、車両が走行する方向に対して垂直な方向、すなわち車両横方向となる。この場合、車載用アンテナ装置501を用いて、縦列を形成して走行する車両同士が車車間通信を行うことは困難であった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、円偏波の送受信を行う車載用アンテナ装置であって、縦列を形成して走行する車両同士の車車間通信を可能ならしめる車載用アンテナ装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る車載用アンテナ装置は、基板と、上記基板上に形成されたループアンテナと、上記基板を収容するレドームとを備えた車載用アンテナ装置であって、上記基板は、上記ループアンテナの中心部が当該車載用アンテナ装置の前方又は後方を向くように屈曲又は湾曲している、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、円偏波を送信又は受信可能なループアンテナの中心部は、当該車載用アンテナ装置の前後方向を向いている。したがって、このループアンテナの主放射方向は、当該車載用アンテナ装置の前後方向を向くことになる。これにより、当該車載用アンテナ装置を用いて、縦列を形成して走行する車両同士の車車間通信を行うことが可能になる。また、ループアンテナの主放射方向が車載用アンテナ装置の前後方向に向けられた基板は湾曲または屈曲しているため、車載用アンテナ装置の前後面の面積を小さくして、当該車載用アンテナ装置が前方から受ける空気抵抗を抑制するように、上記レドームを形成することが可能になる。
上記車載用アンテナ装置において、上記基板は、上記ループアンテナの中心部における法線の仰角が0度以上30度以下となるように後傾していることが好ましい。
上記の構成によれば、車載用アンテナ装置の前後方向に対するループアンテナの利得を確保しつつ、上記ループアンテナを後傾して配置することができる。したがって、当該車載用アンテナ装置が前方から受ける空気抵抗を抑制するように、上記レドームを形成することが可能になる。
上記車載用アンテナ装置において、上記基板上に形成された他のアンテナを更に備えており、上記基板は、上記他のアンテナが当該車載用アンテナ装置の側方を向くように屈曲又は湾曲している、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記基板上には、上記ループアンテナに加えて上記他のアンテナが形成されており、上記他のアンテナは、当該車載用アンテナ装置の側方を向いている。したがって、複数のアンテナを、コンパクトに配置することが可能になる。
上記車載用アンテナ装置において、他の基板と、上記他の基板上に形成された更に他のアンテナとを更に備えており、上記レドームは、上記他の基板を更に収容する、
ことが好ましい。
上記の構成によれば、当該車載用アンテナ装置は、他の基板と、上記他の基板上に形成された更に他のアンテナとを更に備えている。したがって、より幅広い用途に対応した車載用アンテナを実現することができる。
上記車載用アンテナ装置において、上記レドームの形状は、シャークフィン型であることが好ましい。
上記の構成によれば、当該車載用アンテナ装置が前方から受ける空気抵抗を抑制することができる。
上記車載用アンテナ装置において、自動車のルーフ上面に配置されていることが好ましい。
一般的な自動車において、ルーフは、最も高い位置に配置されている部品の1つである。上記の構成によれば、当該車載用アンテナが配置される車両が自動車である場合に、自動車の最も高い位置に当該車載用アンテナ装置を配置することができる。したがって、当該車載用アンテナ装置の前後方向に縦列して走行している自動車同士で車車間通信を行う場合に、当該車車間通信を遮るものをなくすことができる。すなわち、当該車載用アンテナ装置の前後方向に縦列して走行している自動車同士の車車間通信を、より良い通信環境において行うことが可能になる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る車載用アンテナ装置は、シャークフィン型のレドームと、上記レドームの内壁上に形成されたループアンテナとを備えた車載用アンテナ装置であって、上記レドームの内壁は、上記ループアンテナの中心部が当該車載用アンテナ装置の前方又は後方を向くように屈曲又は湾曲している、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、円偏波を送信又は受信可能な上記ループアンテナは、上記シャークフィン型のレドームの内壁上に形成されている。また、上記ループアンテナの中心部は、当該車載用アンテナの前後方向を向いている。したがって、このループアンテナの主放射方向は、当該車載用アンテナ装置の前後方向を向くことになる。これにより、当該車載用アンテナ装置を用いて、縦列を形成して走行する車両同士の車車間通信を行うことが可能になる。
本発明は、円偏波の送受信を行う車載用アンテナ装置であって、縦列を形成して走行する車両同士の車車間通信を可能ならしめる車載用アンテナ装置を実現する。
本発明の実施形態1に係る車載用アンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図1の車載用アンテナ装置が備えるFPC(基板)の構成を示す展開図である。 図1の車載用アンテナ装置が備えるFPC(基板)を拡大した斜視図である。 本発明の実施形態1に係る車載用アンテナ装置の変形例の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る車載用アンテナ装置の別の変形例の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る車載用アンテナ装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る車載用アンテナ装置の変形例の構成を示す斜視図である。 従来の車載用アンテナ装置の構成を示す斜視図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置について、図面を参照して説明すれば以下のとおりである。なお、本実施形態に係るアンテナ装置は、車両への搭載に好適な車載用アンテナ装置である。以下、本実施形態に係るアンテナ装置のことを、車載用アンテナ装置と記載する。また、本実施形態では、車両の一例として自動車を用いて説明する。しかし、本実施形態に係る車載用アンテナ装置を搭載可能な車両は、自動車に限られるものではない。
〔車載用アンテナ装置の構成〕
本実施形態に係る車載用アンテナ装置101について、図1〜図2を参照して説明する。図1は、車載用アンテナ装置101の構成を示す斜視図である。図2は、車載用アンテナ装置101が備えるFPC120の展開図を示す図である。
図1に示すように、車載用アンテナ装置101は、アンテナ121〜アンテナ123(アンテナ123は図1に不図示)に加えて、レドーム111、ベース部112、FPC(Flexible Printed Circuits:フレキシブルプリント基板)120、アンテナユニット130を備えている。
レドーム111は、マスト部111aとドーム部111bとからなり、その材質は樹脂である。レドーム111は、内部にFPC120及びアンテナユニット130を収容可能な空間を備えている。
ベース部112は、楕円形の板状部材であり、その材質はアルミニウムである。レドーム111の開口部と、ベース部112の外縁とが嵌合することによって、FPC120、アンテナ121〜123及びアンテナユニット130を収容するための密閉空間が形成される。この密閉が保たれている限り、車載用アンテナ装置101を屋外環境において使用しても、アンテナ121〜アンテナ123及びアンテナユニット130が雨水に晒される虞はない。また、レドームの材質は樹脂である。したがって、車載用アンテナ装置101に到来した電磁波の電界強度が、レドーム111によって減衰される虞はない。
ベース部112のレドーム111側の表面には、FPC120及びアンテナユニット130を支持する支持部が形成されていることが好ましい(不図示)。また、レドーム111のマスト部111aの内壁にも、FPC120を支持する支持部が形成されていることが好ましい(不図示)。これらの支持部によって支持されるため、FPC120及びアンテナユニット130は、所期の配置場所からずれることなく、所期の性能を発揮することができる。
アンテナユニット130は、FPC120とは異なる他の基板(不図示)と、上記他の基板上に形成された更に他のアンテナ(不図示)とを備えている。本実施形態における更に他のアンテナは、GPS(Global Positioning System)用アンテナ、及び、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service)用アンテナである。GPS及びSDARSは、いずれも衛星から送信される情報を利用するサービスである。したがって、GPS用アンテナ及びSDARS用アンテナは、その主放射方向が天頂方向であることが好ましい。ベース部112上に、アンテナユニット130を配置することによって、GPS用アンテナ及びSDARS用アンテナの主放射方向は、天頂方向となる。
FPC120は、展開したときに図2に示す形状を有し、その表面には、アンテナ121、アンテナ122及びアンテナ123が形成されている。アンテナ121は、ループアンテナであり、例えば車車間通信を行うためのものである。以下において、アンテナ121のことをループアンテナ121とも表現する。ループアンテナ121は、円偏波の送受信に好適なアンテナである。
一方、アンテナ122及びアンテナ123は、FPC120上に形成された他のアンテナである。アンテナ122は、3G(3rd Generation)/LTE(Long Term Evolution)に代表される移動電話用アンテナであり、アンテナ123は、Wi−Fiなどに代表される移動データ通信用アンテナである。なお、図2におけるアンテナ121〜アンテナ123は、各アンテナが配置されている領域を概略的に示すものである。
図2に記載の破線124は、屈曲されたFPC120における稜線を示すものである。破線124において屈曲されたFPC120は、「コ」の字型となり、ループアンテナ121の中心部が、車載用アンテナ装置101の前方を向くようにベース部112上に配置される。ここで車載用アンテナ装置101の前方とは、車載用アンテナ装置101を搭載する自動車の進行方向を意味する。
なお、本実施形態において、FPC120は、ループアンテナ121の中心部が、車載用アンテナ装置101の前方を向くように屈曲されているが、後方を向くように屈曲されていてもよい。これは、円偏波を送受信するループアンテナ121にとって、車載用アンテナ装置101における前方及び後方は等価であるためである。また、FPC120は、ループアンテナ121の中心部が、車載用アンテナ装置101の前方又は後方を向くように湾曲していてもよい。
図3は、ベース部112上に配置されたFPC120の拡大図である。図3において、xyz座標系は、次の通り定義されている。
・車載用アンテナ装置101が配置されている自動車が直進する方向をx軸方向とし、
・x軸と直交する方向のうち水平面内に含まれる方向をy軸方向とし、
・x−y平面(水平面)と直交する方向(天頂方向)をz軸方向とする。
図3において、破線125は、x軸と平行であり、かつ、ループアンテナ121の中心部Cを通る直線である。また、破線126は、中心部Cの接面の法線であって、中心部Cを通る直線である。ここで、破線125と破線126とのなす角をθとする。θは、ループアンテナ121の中心部Cにおける法線の仰角とも言い換えられる。
ループアンテナ121の中心部Cにおける法線、すなわち破線126の示す方向は、ループアンテナ121の主放射方向と一致する。ループアンテナ121の主放射方向とは、ループアンテナ121が放射する電磁波の強度が最大になる方向を意味する。したがって、ループアンテナ121の主放射方向は、仰角θの分だけz−x平面内で傾いてはいるものの、車載用アンテナ装置101の前後方向を向いている。言い換えれば、ループアンテナ121は、縦列状態を形成し走行している前後の車両と車車間通信を行うために好適に配置されている。
車載用アンテナ装置101において、仰角θは、0度以上30度以下であることが好ましい。上記の構成によれば、自動車の前方または後方から到来する電磁波に対する、ループアンテナ121のループの有効面積を大きく狭めることなく、FPC120を後傾させることができる。したがって、FPC120を収容するレドーム111のマスト部111aの形状を、FPC120の後傾角に応じて後傾させることができる。結果として、自動車が走行している場合において、車載用アンテナ装置101が前方から受ける空気抵抗を抑制することができる。
また、図3に示すように、FPC120は、他のアンテナであるアンテナ122及びアンテナ123が、車載用アンテナ装置101の側方を向くように屈曲している。ここで、「車載用アンテナ装置101の側方を向くように」とは、アンテナ122及びアンテナ123の主面が、z−x平面と平行となることを意味する。上記構成によれば、ループアンテナ及び他のアンテナからなる複数のアンテナを、コンパクトに配置可能であるという効果を奏する。
〔車載用アンテナ装置の配置〕
車車間通信に用いる電磁波の周波数は、たとえば800MHz程度である。この周波数領域の電磁波は、高い直進性を有する。言い換えれば、障害物を裏回る(回り込む)特性が弱い。したがって、車車間通信を行いたいアンテナ同士の間に障害物が存在すると、車車間通信を実行できない可能性が高まる。車車間に障害物が存在する状況を、できるだけ避けるために、車車間通信用のアンテナは車のできるだけ高い位置に配置されていることが好ましい。
以上の理由から、車載用アンテナ装置101は、自動車のルーフ上面に配置されていることが好ましい。一般的な自動車において、ルーフは、最も高い位置に配置されている部品の1つである。車載用アンテナ装置101を自動車のルーフ上面に配置することによって、車載用アンテナ装置101の前後方向に縦列して走行している複数の車と車車間通信を行う場合に、当該車車間通信を遮る障害物を避け、車車間通信の通信環境を向上させることができる。
〔レドームの形状〕
車載用アンテナ装置101が備えているレドーム111は、マスト部111aと、ドーム部111bとを備えている。車載用アンテナ装置101は、上述のように例えば自動車のルーフ上面に搭載されるため、自動車の走行に伴い絶えず空気抵抗を受ける。
当該空気抵抗を抑制するために、レドーム111の形状は、車載用アンテナ装置101の前方からの流体に対向する面の面積を小さくし、かつ前方からの流体に対して流線型であることが好ましい。流線型の一例としては、いわゆるシャークフィン型が挙げられる。図1に示すレドーム111の形状は、マスト部を備えたシャークフィン型である。
なお、車載用アンテナ装置101が備えるシャークフィン型のレドームは、図1に示すように、マスト部を備えた形状であってもよいし、後述するような、マスト部を備えていない形状であってもよい。
〔変形例1〕
車載用アンテナ装置101の変形例1について、図4を参照して説明する。図4は、車載用アンテナ装置101の変形例の構成を示す斜視図である。本変形例に係る車載用アンテナ装置101は、FPC120を屈曲せずに湾曲している点において、実施形態1に係る車載用アンテナ装置101と異なる。
本変形例に係る車載用アンテナ装置101は、FPC120上に形成されたループアンテナ121と、FPC120を収容するレドーム111とを備えた車載用アンテナ装置であって、FPC120は、ループアンテナ121の中心部が車載用アンテナ装置の前方を向くように湾曲している。本変形例に係る車載用アンテナ装置101は、実施形態1に係る車載用アンテナ装置101と同様の効果を奏する。
〔変形例2〕
車載用アンテナ装置101の変形例2について、図5を参照して説明する。図5は、車載用アンテナ装置101の別の変形例の構成を示す斜視図である。本変形例に係る車載用アンテナ装置101は、マスト部を備えていないシャークフィン型のレドーム111’を備えている点において、実施形態1に係る車載用アンテナ装置101と異なる。
レドーム111’は、マスト部を備えたシャークフィン型のレドーム111と同様に車載用アンテナ装置前方からの流体に対して流線型であるため、自動車の走行に伴い生じる空気抵抗を抑制することができる。
〔実施形態2〕
本実施形態に係る車載用アンテナ装置201について、図6を参照して説明する。図6は、車載用アンテナ装置201の構成を示す斜視図である。
図6に示すように、車載用アンテナ装置201は、ループアンテナ221及びアンテナ222に加えて、レドーム211、ベース部212、FPC220及びアンテナユニット230を備えている。ベース部212及びアンテナユニット230は、実施形態1に記載のベース部112及びアンテナユニット130と同様の部材であるため、ここではその説明を省略する。
レドーム211は、実施形態1に記載のレドーム111と同様のマスト部を備えたシャークフィン型の形状である。しかし、ループアンテナ221が、レドーム211のマスト部211aの内壁に形成されている点において、車載用アンテナ装置201は、車載用アンテナ装置101と異なる。なお、ループアンテナ221は、実施形態1に記載のループアンテナ121と同様に、円偏波を送受信することが可能なアンテナである。
実施形態2に係るレドームは、空気抵抗を低減するという観点から、シャークフィン型であることが好ましい。図6に示すように、マスト部を備えたシャークフィン型である場合、ループアンテナ221をマスト部の内壁前側に形成することによって、ループアンテナ221をより高い位置に配置できるとともに、ループアンテナ221の中心部を、車載用アンテナ装置201の前方に向けることができる。
以上のように、車載用アンテナ装置201は、レドーム211と、レドーム211の内壁上に形成されたループアンテナ221とを備えた車載用アンテナ装置であって、レドーム211の内壁は、上記ループアンテナの中心部が当該車載用アンテナの前方又は後方を向くように屈曲又は湾曲している、といえる。
上記構成によれば、車載用アンテナ装置201は、円偏波の送受信を行う車載用アンテナ装置であって、アンテナの主放射方向が、当該車載用アンテナ装置の前後方向を向いている車載用アンテナ装置を実現する。
〔変形例3〕
実施形態2に係るレドームは、図7に示すように、マスト部を備えないシャークフィン型の形状であってもよい。
また、後続車両との車車間通信を図るべく、図7に示すように、ループアンテナの中心部を車載用アンテナ装置201の後方に向けるようにして、ループアンテナ221’をレドーム211’の内壁後ろ側に形成してもよい。当該構成によれば、円偏波の送受信を行う車載用アンテナ装置であって、アンテナの主放射方向が、当該車載用アンテナ装置の後方向を向いている車載用アンテナ装置を実現することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、車両に搭載するアンテナ装置として好適に利用することができる。車両の例としては、自動車などが挙げられる。
101 アンテナ装置(車載用アンテナ装置)
111 レドーム
111a マスト部
111b ドーム部
112 ベース部
120 FPC(基板)
121 アンテナ(ループアンテナ)
122 アンテナ
123 アンテナ
130 アンテナユニット

Claims (7)

  1. 基板と、前記基板上に形成されたループアンテナと、前記基板を収容するレドームとを備えた車載用アンテナ装置であって、
    前記基板は、前記ループアンテナの中心部が当該車載用アンテナ装置の前方又は後方を向くように屈曲又は湾曲している、ことを特徴とする車載用アンテナ装置。
  2. 前記基板は、前記ループアンテナの中心部における法線の仰角が0度以上30度以下となるように後傾している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載用アンテナ装置。
  3. 前記基板上に形成された他のアンテナを更に備えており、
    前記基板は、前記他のアンテナが当該車載用アンテナ装置の側方を向くように屈曲又は湾曲している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載用アンテナ装置。
  4. 他の基板と、前記他の基板上に形成された更に他のアンテナとを更に備えており、
    前記レドームは、前記他の基板を更に収容する、
    ことを特徴とする請求項1から3までの何れか一項に記載の車載用アンテナ装置。
  5. 前記レドームの形状は、シャークフィン型であることを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載の車載用アンテナ装置。
  6. 自動車のルーフ上面に配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車載用アンテナ装置。
  7. シャークフィン型のレドームと、前記レドームの内壁上に形成されたループアンテナとを備えた車載用アンテナ装置であって、
    前記レドームの内壁は、前記ループアンテナの中心部が当該車載用アンテナ装置の前方又は後方を向くように屈曲又は湾曲している、ことを特徴とする車載用アンテナ装置。
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