JP2015137739A - 摺動部用部材およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項1にかかる発明は、金属基材部と、前記金属基材部上の摺動部に設けられたα−アルミナ単相からなる表面反応層と、前記金属基材部と前記表面反応層とを強固に結合させるために当該金属基材部と当該表面反応層との間に設けられた、金属間化合物を主成分として含む中間反応層と、を備え、前記表面反応層の厚さが、1μm以上であることを特徴とする摺動部用部材である。
先ず、本発明を適用した第1の実施形態である摺動部用部材の構成の一例について説明する。図1は、本発明を適用した一実施形態である摺動部用部材の構成を示す断面模式図である。図1に示すように、本実施形態の摺動部用部材1は、金属基材部2と中間反応層3と表面反応層4とを備えて、概略構成されている。
本実施形態の摺動部用部材1の製造方法(以下、単に「製造方法」という)は、金属基材部2の表面にアルミニウム皮膜を形成する工程(第1工程)と、アルミニウム皮膜に対して500℃以上660℃未満の温度で加熱処理を行う工程(第2工程)と、アルミニウム皮膜に対してマイクロアーク法による酸化処理を行なう工程(第3工程)と、マイクロアーク法による酸化処理によりアルミニウム皮膜の表面に形成される多孔質γ―アルミナ層を除去する工程(第4工程)と、を含んで概略構成されている。以下に、各工程について詳細に説明する。
第1工程では、金属基材部2の表面にアルミニウム皮膜を形成する。ここで、金属基材部2の表面をアルミニウム粉末で被覆してアルミニウム皮膜を形成する手段としては、コールドスプレー法が挙げられる。コールドスプレー法では、アルミニウム粉末を不活性ガスとともに超音速で基材に衝突させるため、アルミニウムの金属粉末が酸化することなく基材上で塑性変形する。このため金属基材部2の表面が湾曲していてもアルミニウムの金属粉末を所望の厚さで緻密に堆積させることができる。また、真空装置を必要とせず、基材の酸化劣化や熱変質を生じることがなく、熱応力も残留しないという効果も得られる。
[コールドスプレー条件]
作動ガス:ヘリウム、アルゴン、窒素、またはそれらの混合
作動ガスの温度:300〜660℃
ガス流量:100〜4000L/分(温度と圧力に依存する)
ガス圧力:0.5〜5MPa
スプレーガンの速度:50〜200mm/s
スプレーガンと基材との距離:20〜40mm
粒体供給量:10〜200g/分
次に、第2工程では、第1工程で得られたアルミニウム皮膜が形成された金属基材部2に対して500℃以上660℃未満の温度で加熱処理を行う。
加熱処理条件は、例えば以下の通りである。
[加熱処理条件]
温度:500℃以上660℃未満
時間:0.1〜12時間
雰囲気:大気、真空もしくはアルゴン(Ar)等の不活性ガス
次に、第3工程では、アルミニウム皮膜が設けられた金属基材部2(すなわち、中間反応層3が形成された後のアルミニウム皮膜)に対してマイクロアーク法による酸化処理を行なう。ここで、マイクロアーク酸化法について説明する。マイクロアーク酸化法とは、電解液中に設置した陽極に酸化させる金属、陰極にステンレス鋼などの電極を用い、両極間に数百V以上(金属種により異なる)の高周波数高電圧を加えることにより、断続的な火花放電が繰り返されて、金属表面を酸化処理するものである。このマイクロアーク酸化法では、アルマイト処理などの陽極酸化と比べて、高い電圧が利用される。なお、電解液としては、以下に記載のもの以外にも、NaOH,Na3P2O7、H2O2などを使用することもできる。
[マイクロアーク酸化処理条件]
電解液: Na2SiO3(2g/L),KOH(1g/L)水溶液
電源: バイポーラパルス電源(Bipolar pulse DC)
振動数(Hz): 10〜3000
電流密度(A/cm2): 0.05〜1.6
負荷サイクル: 10〜100%
処理時間: 10〜180分
処理溶液温度: 20〜80℃
マイクロアーク法による酸化処理で形成される表面反応層(α−アルミナ層)4の膜厚は、10μm〜5mmである。なお、マイクロアーク法による酸化処理で形成されるアルミナ層は、ガンマ(γ)層(γ−アルミナ層)とアルファ(α)層(α−アルミナ層)との2種類である。ここで、γ層は、アルミナ層の最表面に多孔質層として形成される。一方、α層は、γ層の下部(すなわち、γ層と中間反応層3との間)に緻密層として形成される。
次に、第4工程では、マイクロアーク法による酸化処理によりアルミニウム皮膜の表面に形成される多孔質層のγ―アルミナ層を除去する。すなわち、多孔質層であるγ−アルミナ層は不要なので、研磨などの物理的手法により除去する。これにより、金属基材部2と、金属基材部2上に設けられたTiAl3などの金属間化合物からなる中間反応層3と、中間反応層3上に設けられた、緻密で厚く、かつ高純度のα−アルミナ(α−アルミナ単相)を主成分とする表面反応層4とを備える摺動部用部材1を得ることができる。
次に、本発明を適用した第2の実施形態について説明する。本実施形態では、第1の実施形態の摺動部用部材1の製造方法のうち、工程の順番のみが異なる構成となっている。したがって、本実施形態の摺動部用部材の構成および製造方法の各工程については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
次に、本発明を適用した第3の実施形態について説明する。本実施形態では、第1及び第2実施形態の摺動部用部材1の製造方法のうち、一部の工程のみを省略する構成となっている。したがって、本実施形態の摺動部用部材の構成および製造方法の各工程については、第1及び第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本発明の摺動部用部材を適用した人工関節部材を以下の手順で製造した。
<実施例>
Ti−6Al−4V合金からなる金属基材にアルミニウムを皮膜した基材(Al被覆基材)を用意する。アルミニウムの皮膜方法は以下の通り。
(アルミニウム皮膜の形成)
Ti−6Al−4V合金からなり、なめらかな曲面を有する基材を研磨し、アセトン、2−プロパノール、超純水で順に各30分間超音波洗浄し、室温で乾燥した。次に、この基材に、平均粒径40μmの純アルミニウム粉末を次の条件でコールドスプレーすることにより、基材上に粉末を所定の厚さに堆積させた。
・ガスの種類、圧力、温度:N2、3MPa、380℃
・ノズルトラバース速度:250m/s
・ピッチ(ノズルを上下方向に移動させる距離):1.0mm
・膜厚:250μm
形成したAl被覆基材に、中間反応層の形成、マイクロアーク酸化処理(表面反応層の形成)を行った。その後、γ−アルミナ層の除去を行って、α−アルミナ単一相を得た。
金属基材にアルミニウムを皮膜したAl被覆基材を大気雰囲気中、640℃の処理温度で3時間加熱し、金属基材の金属成分であるTiと皮膜のアルミニウムとが反応しTiAl3が形成されて、実質的にTiAl3で成る中間反応層を形成した。ここで、化合物種(結晶相)についてはTF−XRDなどにより同定した。また、表面及び断面微細構造を含むについては、SEMなどにより観察した。さらに、各元素の含有比はEDXで元素分析することで求めた。
マイクロアーク法により酸化処理を行って、表面反応層を形成した。マイクロアーク酸化処理条件は、以下の通り。
電解液:Na2SiO3(2g/L)、KOH(1g/L)
周波数:500Hz
電流密度:0.08
負荷サイクル:40%
処理時間:90分
表面反応層の最表面にある多孔質層を除去した表面に対して、島津製作所製のマイクロ硬度計を用い荷重0.98Nのもとで圧子をその面に押付けて硬度を測定した。硬度として、Hv1650〜1720の値を得た。ここで、表面反応層の気孔率が0.5%を超えると、気孔の一部が表面にも存在して平滑性が失われるため、摩耗が促進される。ビッカース硬度が1000に満たないときも、この値より大きいときの摩耗量よりも摩耗が促進される。
電流密度および処理時間以外は、上述した実施例1と同じ条件で同様のマイクロアーク酸化処理を行った。マイクロアーク酸化処理条件は、以下の通り。
電解液:Na2SiO3(4g/L)、KOH(2g/L)
周波数:500Hz
電流密度:0.2−0.4
負荷サイクル:40%
処理時間:30分
電流密度および処理時間以外は、上述した実施例1と同じ条件で同様のマイクロアーク酸化処理を行った。マイクロアーク酸化処理条件は、以下の通り。
電解液:Na2SiO3(4g/L)、KOH(2g/L)
周波数:500Hz
電流密度:0.2−0.4
負荷サイクル:40%
処理時間:60分
金属基材へのアルミニウム被膜を形成し、マイクロアーク酸化処理によって表面反応層を形成した後、大気雰囲気下で500℃〜640℃の加熱処理を行って中間反応層を形成した。その後、γ−アルミナ層の除去を行って、α−アルミナ単一相を得た。
上記実施例1〜3の場合と同様に、TiAl3からなる中間反応層およびα―アルミナ単一相からなる表面反応層が形成されていることを、SEM写真およびEDXによる元素分析により確認できた。
金属基材へのアルミニウム被膜を形成し、マイクロアーク酸化処理によって中間反応層および表面反応層を形成した。その後、γ−アルミナ層の除去を行って、α−アルミナ単一相を得た。
上記実施例1〜3の場合と同様に、3層からなるTiAl3からなる中間反応層およびα―アルミナ単一相からなる表面反応層が形成されていることを、SEM写真およびEDXによる元素分析により確認できた。
上述の実施例に記載の方法で金属基材にアルミニウムを所定の厚さに皮膜した後、アルゴン雰囲気中、800℃で2〜5時間加熱した。これにより、アルミニウムがチタンと反応し、TiAl3などの金属間化合物からなる中間反応層を形成した。次に、大気中、800〜900℃で3〜10時間保持して酸化処理を行うことで表面反応層を形成した。
2・・・金属基材部(金属基材)
3・・・中間反応層
4・・・表面反応層
Claims (11)
- 金属基材部と、
前記金属基材部上の摺動部に設けられたα−アルミナ単相からなる表面反応層と、
前記金属基材部と前記表面反応層とを強固に結合させるために当該金属基材部と当該表面反応層との間に設けられた、金属間化合物を主成分として含む中間反応層と、を備え、
前記表面反応層の厚さが、1μm以上であることを特徴とする摺動部用部材。 - 前記表面反応層の厚さが、5μm以上5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の摺動部用部材。
- 前記表面反応層が、1000以上のビッカース硬度を有することを特徴とする請求項2に記載の摺動部用部材。
- 前記表面反応層が、0.5%以下の気孔率を有することを特徴とする請求項2に記載の摺動部用部材。
- 前記中間反応層の厚さが、5μm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の摺動部用部材。
- 前記金属基材部が、チタン又はチタン合金であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の摺動部用部材。
- 前記金属間化合物が、前記金属基材部中の金属成分とアルミニウム成分とを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の摺動部用部材。
- 前記金属間化合物が、TiAl3であることを特徴とする請求項6又は7に記載の摺動部用部材。
- 金属基材部の表面にアルミニウム皮膜を形成する工程と、前記アルミニウム皮膜に対してマイクロアーク法による酸化処理を行なう工程と、を含むことを特徴とする摺動部用部材の製造方法。
- 前記アルミニウム皮膜に対して500℃以上660℃未満の温度で加熱処理を行う工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の摺動部用部材の製造方法。
- 前記マイクロアーク法による酸化処理により前記アルミニウム皮膜の表面に形成される多孔質γ―アルミナ層を除去する工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の摺動部用部材の製造方法。
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2014
- 2014-01-23 JP JP2014010820A patent/JP2015137739A/ja active Pending
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