JP2015137506A - 足場システム - Google Patents

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Abstract

【課題】足場パネルの仮置き場や揚上作業場所を仮設足場の架設箇所付近に確保することが困難な場合であっても、構築物の保守・維持管理・修理作業などのための仮設足場の架設作業の省力化、工期短縮を図ることが可能な足場システムを提供する。
【解決手段】足場パネルPは、縦行用レール部材31に架設された縦行用搬送部33によって搬送され、ターンフレーム331とスライドレール332によって横行用レール部材32に架設された横行用搬送部34へと受け渡される。そして、足場パネルPを横行用レール部材32と作業床用レール部材21との交差位置まで搬送し、作業床22上で横行用搬送部34から作業床用レール部材21に架設された支持部24へと移動させる。そして、作業床22とともに支持部24を作業床用レール部材21の終点まで移動させ、足場パネルPを構築物Sの下面に吊設するとともに、隣接する足場パネルPと連結させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、足場システムに関し、詳しくは、高架道路や橋梁などの高層構築物に対して、主として保守・維持管理・修理作業などを行う際に用いる仮設の足場装置を、構築物の下方であって構築物の橋脚と橋脚との間に吊設する足場システムに関する。
高架道路や橋梁などの高層構築物に対して、主として保守・維持管理・修理作業などを行う際に用いる仮設足場を架設するためには、架設箇所の真下から足場パネルを一枚ずつ順次揚上して構築物の下方に吊り下げて、先に吊り下げた足場パネルと連結させるというのが従来の手順であった。しかし、この場合、足場パネルの揚上作業と吊り下げ作業を繰り返して行わなければならず、仮設足場の架設および撤去作業は大変手間がかかるものとなっていた。また、足場パネルを架設する箇所の真下の地上または水上において作業を行うため、その作業場所の確保が必要であった。
そこで、近年、高層構築物の保守・維持管理・修理作業などを行う箇所の下方に吊設する足場システムが提案されている。例えば、特許文献1には、高層構築物の保守・維持管理・修理作業などを行う箇所の下方に構築物の長さ方向に沿って連続するレール部材と、レール部材に沿って駆動部により移動可能に架設された作業床と、作業床を介して押動されることによりレール部材に沿って移動可能なウインチ装置とを有する足場システムが開示されている。
この足場システムによれば、足場パネルをレール部材の始端位置にある作業床の前側にウインチ装置によって揚上し、該足場パネルを作業床によって押動し搬送する。作業床に押動された足場パネルが搬送終点位置に至ると、構築物の下方に吊持されるとともに、隣接する足場パネル同士が連結される。そして、作業床とウインチ装置とは始端位置に引き返し、同様の動作を繰り返し行うことによって、足場パネルを高層構築物の保守・維持管理・修理作業などを行う箇所の下方全面に吊設する。これにより、仮設足場の仮設箇所の真下に作業場所を確保しなくとも、高層構築物の下方に仮設足場を架設することができる。また、仮設足場の架設および撤去作業の省人化や工期短縮を図ることができる。
特開2005−299280号公報
ところで、高架道路や橋梁などの高層構築物の真下には、他の道路や河川が存在する場合が多い。このような場合、特許文献1に記載された足場システムでは、レール部材の始点位置近辺の地上において、足場パネルなどの仮設材等を仮置きしたり足場パネルの揚上作業を行ったりする場所を確保することが困難となってしまう。そのため、足場パネル等を仮置き可能な位置から、レール部材に足場パネルを揚上する作業が可能な場所まで、人手によって足場パネル等を搬送しなければならず、人手や時間がかってしまうという問題があった。
これに対し、レール部材を延長し、レール部材に沿って作業床と足場パネルとが長距離を移動可能とすることにより、足場パネルの搬送を可能にすることが考えられる。すなわち、レール部材を構築物の下方に長距離にわたって架設することにより、足場パネル等の仮置き場から仮設足場の吊設箇所まで足場パネルを搬送することができる。しかしながら、高架道路や橋梁などの高層構築物の下部には橋脚が設けられており、レール部材は、橋脚と橋脚との間に架設することはできても、橋脚を跨いで架設することはできない。そのため、橋脚と橋脚との間隔が短い箇所に仮設足場を架設する場合は、延長したレール部材を用いて足場パネルを搬送することができない。
そこで、本発明は、足場パネルの仮置き場や揚上作業場所を仮設足場の架設箇所付近に確保することが困難な場合であっても、高層構築物の保守・維持管理・修理作業などのための仮設足場の架設作業の省人化、工期短縮を図ることが可能な足場システムを提供することを目的とする。
本発明に係る足場システムは、高架道路や橋梁などの構築物の保守、維持管理、修理作業などを行う保守作業箇所の下方に、足場パネルを移動させて複数の足場パネルからなる仮設足場を設置する足場システムであって、構築物の下方において仮設足場を設置する作業を行うための作業床と、作業床と足場パネルとを、構築物の下方の所定の移動開始地点から保守作業箇所の下方まで、構築物の長さ方向に沿って移動させる移動装置と、足場パネルを移動装置の移動開始地点まで搬送する足場パネル搬送装置と、を備え、足場パネル搬送装置は、構築物の橋脚よりも構築物の幅方向外側を、構築物の長さ方向に沿って足場パネルを移動させる足場パネル縦行手段と、構築物の下方において、構築物の幅方向に沿って足場パネルを移動装置の移動開始地点付近まで移動させる足場パネル横行手段と、足場パネル縦行手段から足場パネル横行手段へと足場パネルを受け渡す足場パネル受け渡し手段と、を有し、移動装置の移動開始地点に停止した作業床上において、足場パネル横行手段から移動装置へと足場パネルを移し替える作業が可能であることを特徴とする。
これにより、移動装置が、作業床と足場パネルを構築物の下方を移動開始地点から保守作業箇所の下方まで移動させて、仮設足場を設置する。そのため、構築物の下方において、足場パネルの移動作業および仮設足場の設置作業の安全化、省人化、工期短縮化を図ることができる。
また、足場パネル搬送装置が、足場パネルを、構築物の橋脚よりも幅方向外側を構築物の長さ方向に移動させ、さらに、受け渡し手段を経由して、構築物の下方を構築物の幅方向に移動させる。そして、移動開始地点の作業床上にて足場パネルを移動装置へと移し替える。そのため、橋脚の有無に関わらず足場パネルを構築物の長さ方向に長距離にわたって搬送して移動装置へと移し替えることができる。
本発明によれば、構築物の下方において、足場パネルの移動および設置作業を容易に行うことが可能となり、また、橋脚の有無に関わらず足場パネルを移動装置まで搬送することができる。そのため、仮設足場の設置箇所が橋脚と橋脚との間であり、足場パネルの仮置き場や揚上作業場所を、該設置箇所付近に確保することが困難な場合であっても、高層構築物の保守・維持管理・修理作業などのための仮設足場の架設作業の安全化、省人化、工期短縮を図ることが可能となる。
足場システムを示す斜視図である。 足場システムを概略的に示す側面図である。 足場パネルを示す斜視図である。 作業床周辺の斜視図である。 作業床用レール部材と横行用レール部材との交差部分の斜視図である。 着脱式レール部材の斜視図である。 足場システムの一部を拡大した斜視図である。 変形例における足場システムの一部を拡大した斜視図である。
図1乃至図7は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の足場システム1は、図1に示すように、仮設足場吊設部10と、作業床移動装置20(移動装置)と、足場パネル搬送装置30と、を備えている。
仮設足場吊設部10は、図1および図2に示すように、複数の足場パネルPからなる仮設足場Fを構築物Sの下方に吊設する手段であり、吊設部材11と連結部材12とを有している。
図3に示すように、足場パネルPは、矩形状に形成された板状部材であり、既存の高架道路や橋梁などの高層構築物に対して、主として保守・維持管理・修理作業などを行う際に用いる仮設足場Fとして、高層構築物の保守・維持管理・修理作業などを行う箇所の下方に吊設されて使用される。足場パネルPは、基本モジュール(幅1m×長さ8m×厚さ0.1m)の一体型成形品で、自重は230kgで、大型軽量のものである。足場パネルPは、外周に配設された外枠P1と、外枠内の長さ方向および幅方向にそれぞれ所定間隔で配設された中骨P2と、外枠P1と中骨P2との表面に張設されたアルミチェッカープレートからなる表面板P3とにより構成されている。また、足場パネルPは、外枠P1と外枠P1の幅方向に延びる中骨P2が交差する各位置に、上下移動して使用位置と収納位置とに突没可能の環状の吊り金具P4を設けている。
吊設部材11は、構築物Sの下面に係止されたクランプ11aから吊り下げられた縦長の板状部材であり、下端部を足場パネルPの吊り金具P4に連結して足場パネルPを構築物Sの下面に吊設する。なお、吊設部材11は、ワイヤ部材やチェーン部材等であってもよい。
連結部材12は、足場パネルPの外枠P1の長辺部に設けられ、足場パネルPを隣接する足場パネルPに対し連結、連結解除可能とする。具体的には、連結部材12は、足場パネルPの外枠P1の長辺部の全長に沿って取り付けられ、所定間隔に固定用ナットが設けられた下側連結板12aと、この下側連結板12aの上側に重ねられるように外枠P1の長辺部に所定間隔をおいて取り付けられ、固定ボルト挿通用の長穴を有する上側連結板12bと、下側連結板12aの上側に上側連結板12bを重ねた状態で上側連結板12bから下側連結板12aに挿通して螺着する固定ネジ(図示せず)とからなる。連結部材12は、下側連結板12aと上側連結板12bと固定ネジとによって、隣設する足場パネルP同士を連結させて仮設足場Fとすることができる。これにより、足場パネルP同士が水平方向に固定されて安定する。また、足場パネルP同士が隙間無く連結するので連結部分から工事用品が落下することがない。
図1、図2および図4に示すように、作業床移動装置20は、構築物Sの保守・維持管理・修理作業などを行う箇所の下方の橋脚Cと橋脚Cとの間に架設され、構築物Sの長さ方向に延びる左右一対の作業床用レール部材21と、作業床用レール部材21に沿って移動可能に作業床用レール部材21に架設される作業床22と、作業床22を作業床用レール部材21に沿って移動させる例えば電動モータ等の駆動部23と、作業床用レール部材21に沿って移動可能に作業床用レール部材21に架設され、足場パネルPを支持可能な支持部24と、を有している。
作業床用レール部材21は、構築物Sの梁部材の下面から吊り下げられたワイヤ等を介して構築物Sの下方に架設された、構築物Sの梁部材の下面に沿って水平に延びるラック部材である。作業床用レール部材21は、橋脚Cと橋脚Cとの間に構築物Sの長さ方向に沿って架設されるため、通常は、作業床用レール部材21の始点(移動開始地点)が橋脚Cの前面付近に位置するように設けられる。作業床用レール部材21の始点と終点の端部には、作業床22および支持部24の逸走を防止するためのストッパが取り付けられる。なお、足場システム1の前後方向を説明する場合、作業用床レール部材21の中間部から作業用床レール部材21の始点側方向を後方とし、作業用床レール部材21の終点側方向を前方とする。
また、作業床用レール部材21は固定式レール部材であるが、一対の作業床用レール部材21のそれぞれ始点側の一部において、着脱式レール部材21aが採用されている。図5に示すように、着脱式レール部材21aは、一端部がヒンジ21bを介して固定式レール部材に接続しており、他端部が着脱可能に固定式レールに接続している。図6に示すように、着脱式レール部材21aの一端側と接する固定式レール部材の端部には、ボルト21cが回動自在に取り付けられている。着脱式レール部材21aが固定式レール部材に取り付けられている状態では、ボルト21cが着脱式レール部材21aの一端側に係止されている。着脱式レール部材21aを固定式レール部材から取り外すときは、ボルト21cを回動させて着脱式レール部材21aからボルト21cを離間させ、ヒンジ21bを軸に着脱式レール部材21aを回動させる。着脱式レール部材21aは略180°回動させることが可能になっている。このように、着脱式レール部材21aの一端部は固定式レール部材に接続したままであり、また、ボルト21cも固定式レール部材に取り付けられているので、作業床用レール部材21から着脱式レール部材21aやボルト21cが落下することがない。
作業床22は、一対の作業床用レール部材21の間隔よりも幅広の移動足場である。図4に示すように、一対の作業床用レール部材21には、作業用床レール部材21に沿って延びる連結具21dを介してそれぞれ2個ずつ互いに連結したピニオン部22aが、作業床用レール部材21に沿って移動可能に架設されている。ピニオン部22aには揚重装置22bが設けられており、揚重装置22bの下方にはピニオン部221が揚重装置22bに対して昇降自在に吊下されている。また、作業床22の前部と後部とには、それぞれ作業床22の幅方向に延びるラック部材222が設けられており、ラック部材222はピニオン部221と係合して吊り下げられている。すなわち、作業床用レール部材21の下方に架設された作業床22は、ラック部材222とピニオン部221とによって作業床用レール部材21の幅方向に移動自在であり、揚重装置22bによって昇降自在であり、さらに、ピニオン部22aによって作業床用レール部材21に沿って移動自在となっている。また、駆動部23は、4カ所のピニオン部22aのうち作業床用レール部材21の始点側の2カ所のピニオン部22aに連結して作業床用レール部材21に設けられ、ピニオン部22aを押動または引動する。これにより、作業床22は作業床用レール部材21の下方を作業床用レール部材21の長さ方向に沿って駆動部23によって自動移動可能となっている。なお、本実施形態では、揚重装置22bはチェーンブロックを用いているが、ウインチ装置等を用いてもよい。
支持部24は、図4に示すように、一対の作業床用レール部材21にそれぞれ架設されており、昇降装置24aと、作業床用レール部材21に沿って移動可能に架設されて昇降装置24aを作業床用レール部材21に吊下するピニオン部24bと、昇降装置24aの下方に足場パネルPを吊下するパネル吊下部24cとを有している。昇降装置24aは、菱形に収縮するパンタグラフジャッキであり、パンタグラフが作業床用レール部材21の長さ方向に2個並列して設けられている。これにより、作業床用レール部材21から至近の位置にて足場パネルPを小刻みに昇降させることができる。また、ピニオン部24bは、作業床22を支持するピニオン部22aと連結可能となっており、駆動部23によってピニオン部22aとともに作業床用レール部材21に沿って移動可能となっている。
図1および図7に示すように、足場パネル搬送装置30は、構築物Sの長さ方向に沿って架設された縦行用レール部材31と、構築物Sの幅方向に沿って架設された横行用レール部材32と、縦行用レール部材31に架設され足場パネルPを搬送する縦行用搬送部33と、横行用レール部材32に架設され足場パネルPを搬送する横行用搬送部34と、を有している。なお、図1および図7においては、説明の便宜のために2個の縦行用搬送部33が表示されているが、実際は1個の縦行用搬送部33を往復移動させて使用するものである。
縦行用レール部材31は、所定間隔ごとに構築物Sの下方に吊持されるラック部材であり、構築物Sの橋脚Cよりも構築物Sの幅方向外側に設けられている。そのため、縦行用レール部材31は、橋脚Cがある箇所であっても構築物Sの下方に架設可能となっている。したがって、足場パネルPの仮置き場が構築物Sの保守・維持管理・修理作業などを行う箇所から離れた位置であっても、足場パネルPを仮置き場から構築物Sの保守・維持管理・修理作業などを行う箇所付近まで長距離にわたって架設することができる。
横行用レール部材32は、構築物Sの下方であって橋脚Cの前面付近に構築物Sの幅方向に沿って延び、作業床用レール部材21の始点側と上下に交差している(図4等参照)。本実施形態では、横行用レール部材32は、作業床用レール部材21よりも上方に設けられ、下方に設けられた作業床用レール部材21と略直角に交差している。横行用レール部材32は、トラスレールからなり、所定間隔ごとに構築物Sの下方に吊持されるラック部材である。
縦行用搬送部33は、図7に示すように、縦行用レール部材31に対して水平方向に旋回可能なターンフレーム331と、ターンフレーム331の下方に水平方向に移動可能に吊持された一対のスライドレール332と、を有している。
ターンフレーム331は、ピニオン部333を介して縦行用レール部材31に架設される上部フレーム331aと、上部フレーム331aの下面に水平方向に旋回自在に設けられたキャスター式の旋回サークル331bと、旋回サークル331bの下面に旋回サークル331bによって上部フレーム331aに対して水平方向に旋回自在に設けられた矩形状の下部フレーム331cと、を有している。ピニオン部333の後方の縦行用レール部材31には、例えば電動モータ等の搬送部駆動装置334が設けられ、ピニオン部333を押動または引動することにより、縦行用搬送部33を縦行用レール部材31に沿って移動可能としている。
スライドレール332は、下部フレーム331cの4カ所の角部の下方にそれぞれ同じ高さで吊設された4個のスライドレール用ピニオン部332bと、スライドレール用ピニオン部332bに支持されたラック部材である一対のスライドレール部332cと、スライドレール部332cの下面に足場パネルPの吊り金具P4を固定する固定部材332dと、を有している。一対のスライドレール部332cは、それぞれ縦行用レール部材31に沿って前後に並んだ2個のスライドレール用ピニオン部332bに支持されており、長手方向に水平に移動可能となっている。また、足場パネルPをスライドレール部332cの下面に固定する場合は、足場パネルPの長手方向をスライドレール部332cの長手方向の向きに合わせる。したがって、一対のスライドレール部332cの下面に固定された足場パネルPは、ターンフレーム331の下方において、足場パネルPの長手方向にスライド移動可能となる。本実施形態では、ターンフレーム331とスライドレール332とが、足場パネルPをから縦行用搬送部33へと横行用搬送部34へと受け渡す連結手段に相当する。
横行用搬送部34は、ピニオン部341を介して横行用レール部材32に架設される揚重装置342と、揚重装置342に昇降可能に吊持され、足場パネルPを支持可能な吊り金具343と、を有している。揚重装置342は、ピニオン部341によって横行用レール部材32に沿って移動可能である。そのため、吊り金具343に支持された足場パネルPは、横行用レール部材32に沿って移動可能であるとともに、揚重装置342によって昇降可能となっている。なお、本実施形態では、揚重装置342はチェーンブロックを用いているが、ウインチ装置等を用いてもよい。
次に、足場パネルPを仮置き場から搬送して、構築物Sの保守・維持管理・修理作業などを行う箇所の下方に仮設足場Fを吊設する方法について説明する。
縦行用レール部材31の始点位置は、足場パネルPの仮置き場付近とすることが望ましい。まず、縦行用レール部材31の始点位置にて足場パネルPを仮置き場から揚上して、縦行用搬送部33のスライドレール332の下面に足場パネルPを固定部材332dを用いて固定する。そして、ターンフレーム331を旋回させて、足場パネルPの長さ方向が構築物Sの長さ方向と平行になるようにし、搬送部駆動装置334によって縦行用搬送部33を縦行用レール部材31に沿って移動させる(図1および図2参照)。
縦行用搬送部33が、作業床用レール部材21の始点に停止している作業床22の幅方向端部付近に到達すると、縦行用搬送部33を停止させる。そして、作業員は、作業床22上にて縦行用搬送部33に固定された足場パネルPを持ち、スライドレール部332cの長さ方向が縦行用レール部材31に対して直角の角度になるように、スライドレール332を水平方向に旋回させる。これにより、スライドレール332がターンフレーム331によって旋回し、スライドレール部332cの長さ方向が、作業床22の幅方向および横行用レール部材32の長さ方向と平行になる(図7参照)。
次に、作業床22上の作業員は、足場パネルPを持って、スライドレール部332cを作業床22の幅方向中央側に向かって移動させる。スライドレール部332cを作業床22側に十分に引き込んだところで、足場パネルPを縦行用搬送部33から横行用搬送部34へと移す。すなわち、作業員は、固定部材332dを吊り金具P4から外して、足場パネルPをスライドレール部332cから取り外す。そして、縦行用搬送部33のスライドレール部332cから取り外した足場パネルPの吊り金具P4と、横行用レール部材32に架設されている横行用搬送部34の吊り金具343とを連結させる。そして、横行用搬送部34の揚重装置342によって足場パネルPを揚上し、横行用搬送部34を、横行用レール部材32に沿って作業床22の幅方向中央側に移動させる(図4および図7参照)。
横行用搬送部34によって、横行用レール部材32と作業床用レール部材21との交差位置まで足場パネルPが搬送されたところで、作業床用レール部材21の着脱式レール部材21aを回動させる。すなわち、作業員は、着脱式レール部材21aに係止されているボルト21cを回動させて取り外し、ヒンジ21bを軸に着脱式レール部材21aを180°回動させる。これにより、横行用レール部材32と作業床用レール部材21との交差位置を、横行用搬送部34に支持された足場パネルPが通過可能となる(図5参照)。
横行用搬送部34によって足場パネルPが作業床22の幅方向略中央部に到達すると、足場パネルPの吊り金具P4にパネル吊下部24cを連結させ、作業床用レール部材21に架設された支持部24に足場パネルPを支持させる。そして、支持部24の昇降装置24aによって足場パネルPを上昇させ、足場パネルPが横行用搬送部34の吊り金具343が浮き上がったところで、横行用搬送部34の吊り金具343から足場パネルPの吊り金具P4を取り外す。これにより、足場パネルPは、横行用搬送部34から支持部24へと移動する。この足場パネルPを横行用搬送部34から支持部24へと移動させる作業は、作業床22上にて行うことができる(図4参照)。
次に、作業床22と支持部24とを作業床用レール部材21に沿って終点側に向かって移動させる。支持部24のピニオン部24bは、作業床22を支持するピニオン部22aと連結しているため、ピニオン部22aが移動すると、ピニオン部24bがピニオン部22aに押動される。したがって、駆動部23によって作業床22と支持部24とは同時に作業床用レール部材21に沿って移動する。そして、足場パネルPを支持した支持部24が作業床用レール部材21の終点に到達すると、吊設部材11を足場パネルPの吊り金具P4に連結させる。次に、支持部24の昇降装置24aを用いて足場パネルPの高さを既に構築物Sの下方に吊設されている足場パネルPの高さと合わせ、連結部材12によって両足場パネルPの長辺同士を連結させる。そして、支持部24の昇降装置24aによって足場パネルPを下降させ、足場パネルPの荷重が吊設部材11に係ったことを確認すると、足場パネルPの吊り金具P4と支持部24のパネル吊下部24cとの連結を解除する。そして、足場パネルPを吊設部材11によって吊設した部分の作業床用レール部材21を取り外し、作業床22を作業床用レール部材21の始点まで戻す(図1および図2参照)。
このような作業を図7に示すように繰り返し行うことによって、足場パネルPを構築物Sの保守・維持管理・修理作業などを行う箇所の下方に複数吊設し、仮設足場Fを設置する。なお、仮設足場の設置作業において、足場パネルPを作業床用レール部材21に沿って移動させて構築物Sの下方に吊設する作業を行っている間に、次の足場パネルPを縦行用搬送部33と横行用搬送部34とによって作業床用レール部材21の始点付近まで搬送することにより、作業時間の短縮を図ることができる。
なお、本実施形態では、縦行用搬送部33が作業床用レール部材21の始点付近に到達すると、スライドレール部332cを移動させて、足場パネルPを縦行用搬送部33から横行用搬送部34へと受け渡す。そして、横行用搬送部34によって足場パネルPが作業床22の幅方向略中央部に到達すると、足場パネルPを、横行用搬送部34から支持部24へと移し替える。しかし、これに限らず、例えば、横行用レール部材32や横行用搬送部34を用いずに、足場パネルPを仮置き場から支持部24まで搬送するようにしてもよい。この場合、縦行用搬送部33が作業床用レール部材21の始点付近に到達すると、作業床22上の作業員は、スライドレール部332cを支持部22の近くまで引き込んで、足場パネルPを縦行用搬送部33から支持部24へと移し替える。これにより、足場パネルPを仮置き場から支持部24まで搬送する過程における作業を簡略化することができる。
次に、図8を用いて、足場パネル搬送装置の変形例として、足場パネル搬送装置40について説明する。なお、上記実施例と重複または同一の部分の説明については省略する。
図8に示すように、足場パネル搬送装置40は、構築物Sの長さ方向に沿って架設された縦行用レール部材41と、構築物Sの幅方向に沿って架設された横行用レール部材42と、縦行用レール部材41と横行用レール部材42とを連結するカーブ用レール部材43と、縦行用レール部材41とカーブ用レール部材43との分岐ポイントである分岐手段44と、縦行用レール部材41、横行用レール部材42、およびカーブ用レール部材43に架設可能であり足場パネルPを搬送する搬送部45と、を有している。
縦行用レール部材41は、所定間隔ごとに構築物Sの下方に吊持される略直線状のラック部材であり、構築物Sの橋脚Cよりも構築物Sの幅方向外側に、構築物Sの長さ方向に沿って長距離にわたって架設可能となっている。横行用レール部材32は、所定間隔ごとに構築物Sの下方に吊持されるラック部材であり、橋脚Cの前面付近に構築物Sの幅方向に沿って延びて設けられ、下方に設けられた作業床用レール部材21の始点側と略直角に交差している。
カーブ用レール部材43は、縦行用レール部材41の作業床用レール部材21の始点近くの部分と、横行用レール部材42の一端部とを連結するラックレール部材であり、橋脚Cの角部を迂回するような円弧軌道をなしている。変形例においては、カーブ用レール部材43が連結手段に相当する。
分岐手段44は、縦行用レール部材41の一部を構成する縦行用分岐レール部材441と、カーブ用レール部材43の一部を構成するカーブ用分岐レール部材442と、分岐手段44の上方の構築物Sの下面に吊設され、構築物Sの幅方向に延びる分岐用ラック部材443と、分岐用ラック部材443に分岐用ラック部材443に沿って移動可能に架設された分岐用ピニオン部444と、を有している。
縦行用分岐レール部材441は、縦行用レール部材41の一部を構成するラック部材であり、縦行用レール部材41は、カーブ用レール部材43付近の一部の区間が縦行用分岐レール部材441となっている。縦行用分岐レール部材441の終点側の端部は、縦行用レール部材41の端部にヒンジ441aを介して水平方向に回動自在に支持されている。縦行用分岐レール部材441は回動することにより、縦行用レール部材41と連結した状態(連結状態)と、縦行用レール部材と連結していない状態(非連結状態)とに変化可能となっている。縦行用分岐レール部材441が連結状態であるときは、縦行用レール部材41のヒンジが設けられた端部に回動自在に取り付けられたボルトが、縦行用分岐レール部材441の終点側の端部に係止されている。また、縦行用分岐レール部材441を非連結状態に変化させるときは、ボルトを回動させて縦行用分岐レール部材441から離間させ、縦行用分岐レール部材441を回動させる。
カーブ用分岐レール部材442は、カーブ用レール部材43の一部を構成するラック部材であり、カーブ用レール部材43は、縦行用レール部材41と連結する部分の区間がカーブ用分岐レール部材442となっている。カーブ用分岐レール部材442の横行用レール部材42側の端部は、カーブ用レール部材43の端部にヒンジ442aを介して水平方向に回動自在に支持されている。カーブ用分岐レール部材442は回動することにより、カーブ用レール部材43と連結した状態(連結状態)と、カーブ用レール部材43と連結していない状態(非連結状態)とに変化可能となっている。カーブ用分岐レール部材442が連結状態であるときは、カーブ用レール部材43のヒンジが設けられた端部に回動自在に取り付けられたボルトが、カーブ用分岐レール部材442の横行用レール部材42側の端部に係止されている。また、カーブ用分岐レール部材442を非連結状態に変化させるときは、ボルトを回動させてカーブ用分岐レール部材442から離間させてカーブ用分岐レール部材442を回動させる。
分岐手段44の上方に設けられた分岐用ラック部材443に架設された分岐用ピニオン部444には、2本のワイヤが吊下されており、2本のワイヤはそれぞれ縦行用分岐レール部材441とカーブ用分岐レール部材442とを支持している。縦行用分岐レール部材441が連結状態であるときは、分岐用ピニオン部444は分岐用ラック部材443に沿って第1の位置に移動し、カーブ用分岐レール部材442が連結状態であるときは、分岐用ピニオン部444は第2の位置に移動する。すなわち、縦行用分岐レール部材441とカーブ用分岐レール部材442とは、それぞれ分岐用ピニオン部444に吊持されているため、互いに連動して回動することになる。したがって、分岐用ピニオン部444が第1の位置にあるときは、縦行用分岐レール部材441は連結状態でありカーブ用分岐レール部材442は非連結状態である。また、分岐用ピニオン部444が第2に位置にあるときは、縦行用分岐レール部材441は非連結状態でありカーブ用分岐レール部材442は連結状態である。
搬送部45は、縦行用レール部材41、横行用レール部材42、およびカーブ用レール部材43に架設可能であり縦列に4個並んだピニオン部451と、4個のピニオン部451のうち最前列と最後列のピニオン部451にそれぞれ設けられた揚重装置452と、揚重装置452にワイヤを介して昇降可能に吊持され、足場パネルPを支持可能な吊り金具453と、を有している。4個のピニオン部451はそれぞれ前後のピニオン部451と連結部材によって連結されている。最後列のピニオン部451の後方には、例えば電動モータ等の搬送部駆動装置454が設けられており、搬送部駆動装置454が最後列のピニオン部451を押動または引動することにより、4個のピニオン部451が同時に移動可能となっている。これにより、吊り金具453に支持された足場パネルPは、搬送部駆動装置454によって、縦行用レール部材41、横行用レール部材42、およびカーブ用レール部材43に沿って移動可能であるとともに、揚重装置452によって昇降可能となっている。
このような構成の足場パネル搬送装置40において、足場パネルPを横行用レール部材42まで搬送する場合、まず、分岐手段44のカーブ用分岐レール部材442を連結状態とする。これに伴って分岐用ピニオン部444は第2の位置に移動し、縦行用分岐レール部材441は非連結状態となる。次に、仮置き場から揚上した足場パネルPを、縦行用レール部材41に架設された搬送部45の吊り金具453に支持させる。次に、足場パネルPを支持した搬送部45を、搬送部駆動装置454によって縦行用レール部材41に沿って移動させる。搬送部45が分岐手段44に到達すると、連結状態となっているのはカーブ用分岐レール部材442であるので、搬送部45は、そのままカーブ用分岐レール部材442に沿って移動する。そして、搬送部45は、カーブ用レール部材43を経て横行用レール部材42へと移動し、横行用レール部材42へ到達した搬送部45から足場パネルPを取り外して、作業床用レール部材21に架設された支持部24に足場パネルPを支持させる。
一方、足場パネルPを構築物Sのさらに遠方の保守・維持管理・修理作業などを行う箇所まで搬送する場合、まず、分岐手段44の縦行用分岐レール部材441を連結状態とし、カーブ用分岐レール部材442を非連結状態とする。そして、足場パネルPを支持した搬送部45を、搬送部駆動装置454によって縦行用レール部材41に沿って移動させる。搬送部45が分岐手段44に到達すると、連結状態となっているのは縦行用分岐レール部材441であるので、搬送部45は、そのまま縦行用分岐レール部材441を経由して、縦行用分岐レール部材441に沿って移動を継続する。
このように、上記の本実施形態の足場システム1によれば、足場パネルPは、足場パネル搬送装置30の縦行用搬送部33によって縦行用レール部材31に沿って移動し、ターンフレーム331およびスライドレール332からなる連結手段によって縦行用搬送部33から横行用搬送部34へと受け渡される。そして、横行用搬送部34に受け渡された足場パネルPを、作業床移動装置の作業床22上にて横行用搬送部34から支持部24へと移動させると、駆動部23によって作業床22と支持部24とを同時に作業床用レール部材21に沿って移動させる。そして、支持部24が作業床用レール部材21の終点に到達すると、仮設足場吊設部10の吊設部材11によって足場パネルPを構築物Sの下面に吊設するとともに、隣接する足場パネルPと連結部材12によって連結して仮設足場Fを架設する。
これにより、構築物Sの下方において、仮設足場Fを架設する箇所まで作業床用レール部材21に沿って足場パネルPを容易に搬送することできる。また、足場パネルPの仮置き場と仮設足場を架設する箇所との間に橋脚Cが存在したとしても、縦行用レール部材31に沿って足場パネルPを容易に長距離搬送することができる。したがって、足場パネルPの仮置き場や揚上作業場所を、仮設足場Fの架設箇所付近に確保することが困難な場合であっても、構築物Sの保守・維持管理・修理作業などのための仮設足場Fの架設作業の安全化、省人化、工期短縮を図ることが可能となる。
また、上記本実施形態によれば、縦行用搬送部33によって足場パネルPの長さ方向を進行方向にして縦行用レール部材31に沿って搬送し、足場パネルPが横行用レール部材32付近に到達すると、ターンフレーム331を用いて足場パネルPの長さ方向が横行用レール部材32における進行方向になるように向きを変える。そして、スライドレール部332cを用いて足場パネルPを横行用レール部材32側に引き込んでから、足場パネルPを横行用搬送部34に移動させる。これにより、橋脚Cを迂回させて足場パネルPを搬送する際に、足場パネルPの長さ方向の前端部と後端部の軌道が描く半径の差を最小にすることができるので、橋脚Cを迂回するためのスペースが小さい場所でも、足場パネルPを搬送することが可能となる。
また、上記の変形例によれば、足場パネルPを搬送する搬送部45は、縦行用レール部材31から、円弧軌道をなすカーブ用レール部材43を経て、横行用レール部材42へと移動可能となっている。これにより、橋脚Cを迂回して足場パネルPを搬送する際に、縦行用レール部材41から横行用レール部材42へと足場パネルPを移し替える工程が不要になり、作業の省力化を図りつつ、橋脚Cを超えた足場パネルPの搬送を行うことができる。
また、上記の本実施形態によれば、横行用レール部材32と交差する、一対の作業床用レール部材21のそれぞれ始点側の一部の区間が、着脱式レール部材21aで構成されている。これにより、着脱式レール部材21aを回動させて作業床用レール部材21の一部を開放することができるので、横行用レール部材32に沿って足場パネルPを搬送する横行用搬送部34が、足場パネルPを支持したまま作業床用レール部材21との交差地点を通過することが可能となる。なお、本実施形態では、作業床用レール部材21は横行用レール部材32の下方に架設され、作業床用レール部材21の横行用レール部材32との交差部分が着脱式レール部材21aとなっているが、これに限られない。例えば、横行用レール部材32を作業床用レール部材21よりも下方に架設し、横行用レール部材32の作業床用レール部材21との交差部分を着脱式のレール部材で構成するようにしてもよい。
さらに、上記の本実施形態によれば、昇降装置24aは、作業床用レール部材21の長さ方向に並列して設けられた複数のパンタグラフによって構成されている。これにより、パネル吊下部24に吊下された足場パネルPは、僅かな距離の昇降が可能となるので、足場パネルPと構築物Sの下面とが近距離であったとしても、足場パネルPを支持部24から吊設部材11へと移すことができる。したがって、仮設足場Fを構築物Sの下面に近い位置に吊設することが可能となる。
1 足場システム
10 仮設足場吊設部
11 吊設部材
11a クランプ
12 連結部材
12a 下側連結板
12b 上側連結板
20 作業床移動装置
21 作業床用レール部材
21a 着脱式レール部材
21b ヒンジ
21c ボルト
21d 連結具
22 作業床
22a ピニオン部
22b 揚重装置
221 ピニオン部
222 ラック部材
23 駆動部
24 支持部
24a 昇降装置
24b ピニオン部
24c パネル吊下部
30 足場パネル搬送装置
31 縦行用レール部材
32 横行用レール部材
33 縦行用搬送部
331 ターンフレーム
331a 上部フレーム
331b 旋回サークル
331c 下部フレーム
332 スライドレール
332b スライドレール用ピニオン部
332c スライドレール部
332d 固定部材
333 ピニオン部
334 搬送部駆動装置
34 横行用搬送部
341 ピニオン部
342 揚重装置
343 吊り金具
40 足場パネル搬送装置
41 縦行用レール部材
42 横行用レール部材
43 カーブ用レール部材
44 分岐手段
441 縦行用分岐レール部材
441a ヒンジ
442 カーブ用分岐レール部材
442a ヒンジ
443 分岐用ラック部材
444 分岐用ピニオン部
45 搬送部
451 ピニオン部
452 揚重装置
453 吊り金具
454 搬送部駆動装置
S 構築物
C 橋脚
F 仮設足場
P 足場パネル
P1 外枠
P2 中骨
P3 表面板
P4 吊り金具

Claims (6)

  1. 高架道路や橋梁などの構築物の保守、維持管理、修理作業などを行う保守作業箇所の下方に、足場パネルを移動させて複数の足場パネルからなる仮設足場を設置する足場システムであって、
    構築物の下方において仮設足場を設置する作業を行うための作業床と、
    作業床と足場パネルとを、構築物の下方の所定の移動開始地点から保守作業箇所の下方まで、構築物の長さ方向に沿って移動させる移動装置と、
    足場パネルを移動装置の移動開始地点まで搬送する足場パネル搬送装置と、を備え、
    足場パネル搬送装置は、
    構築物の橋脚よりも構築物の幅方向外側を、構築物の長さ方向に沿って足場パネルを移動させる足場パネル縦行手段と、
    構築物の下方において、構築物の幅方向に沿って足場パネルを移動装置の移動開始地点付近まで移動させる足場パネル横行手段と、
    足場パネル縦行手段から足場パネル横行手段へと足場パネルを受け渡す足場パネル受け渡し手段と、を有し、
    移動装置の移動開始地点に停止した作業床上において、足場パネル横行手段から移動装置へと足場パネルを移し替える作業が可能であることを特徴とする足場システム。
  2. 足場パネル縦行手段は、足場パネルを水平方向に移動可能に保持するスライド部と、スライド部を吊持するとともにスライド部を水平方向に旋回可能な旋回部材と、を有し、旋回部材とともにスライド部を構築物の長さ方向に移動させることによって足場パネルを移動させ、
    足場パネル受け渡し手段は、足場パネルを保持したスライド部を旋回部材によって旋回させるとともに、スライド部によって足場パネルを足場パネル横行手段まで移動させることにより、足場パネル縦行手段から足場パネル横行手段へと足場パネルを受け渡すことを特徴とする請求項1に記載の足場システム。
  3. 足場パネル搬送装置は、足場パネルを吊持可能な足場パネル吊持部を有し、
    足場パネル縦行手段は、構築物の長さ方向に沿って設けられた足場パネル縦行用レール部材に沿って足場パネル吊持部を移動させ、
    足場パネル横行手段は、構築物の幅方向に沿って設けられた足場パネル横行用レール部材に沿って足場パネル吊持部を移動させ、
    足場パネル受け渡し手段は、一端部が足場パネル縦行用レール部材に接続するとともに他端部が足場パネル横行用レール部材に接続した、足場パネル吊持部が移動可能な円弧軌道のレール部材であることを特徴とする請求項1に記載の足場システム。
  4. 移動装置は、構築物の橋脚間に構築物の長さ方向に沿って移動開始地点から保守作業箇所の下方まで設けられたレール部材であって、作業床および足場パネルが移動可能な移動用レール部材を有し、
    足場パネル横行手段は、構築物の幅方向に沿って延びて移動用レール部材の移動開始地点側と上下に交差するレール部材であって、足場パネルが移動可能な足場パネル横行用レール部材を有し、
    移動用レール部材の足場パネル横行用レール部材との交差部分、または足場パネル横行用レール部材の移動用レール部材との交差部分は、着脱可能なレール部材で構成され、下方の交差部分のレール部材を取り外すことにより、上方のレール部材を足場パネルが移動可能となることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の足場システム。
  5. 着脱可能なレール部材は、一端側に設けられたヒンジ機構により回動することによって前後のレール部材から着脱することを特徴とする請求項4に記載の足場システム。
  6. 移動装置は、複数のパンタグラフからなる昇降装置によって足場パネルを昇降可能に支持することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の足場システム。
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