JP2015137056A - 車両用灯具ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】従来に比べて低コスト化を図りつつ、バックドアが開かれているときの車両後方への安全性を確保する。【解決手段】車両用灯具ユニット1は、バックドアDに設けられたリッドランプ3と、バックドア閉時にはバックドアDに覆われるとともにバックドア開時には車両後方へ露出する車両C本体の後部に車両後方向きに設けられた車体側ランプ2とを備える。車体側ランプ2は、第一LED231及び第二LED232を有するとともにこれら2つのLEDからの光を車両後方へ出射させるように構成されている。リッドランプ3は、バックドア閉時に、車体側ランプ2の車両後方に位置しつつ当該車体側ランプ2と一体的に組み合うように構成されるとともに、車体側ランプ2から車両後方へ出射された光を通過させる貫通孔3aや灯室3bを有している。【選択図】図1
Description
本発明は、車両後部に搭載される車両用灯具ユニットに関する。
従来、車両に搭載される車両用灯具ユニットとして、車両本体の後面に搭載されるリアコンビネーションランプの少なくとも一部を、車両後部の荷室を開閉するためのバックドアにリッドランプとして設けたものが知られている。このような車両用灯具ユニットによれば、灯具全体の発光面積を確保しつつ、荷室の開口幅を広く取ることが可能となる。
ところが、この種の車両用灯具ユニットでは、バックドアが開かれて荷室が開放しているときには、バックドアに設けられたリッドランプを車両後方から視認できず、安全性を低下させてしまうおそれがあった。
そこで、例えば特許文献1には、リアコンビネーションランプ(テールランプ)の一部を、常態でバックドアに覆われる荷室内の下端縁部に補助ランプとして搭載しておく技術が提案されている。この技術によれば、バックドアが開かれているときであっても、補助ランプを車両後方から視認でき、車両後方への安全性を確保することができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、バックドア開閉時のそれぞれにおいてはリッドランプ及び補助ランプの何れか一方のみしか点灯させないにも係らず、これらリッドランプ及び補助ランプとして互いに独立して点灯可能な2つのランプが必要であるために、コストが嵩む構成となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、従来に比べて低コスト化を図りつつ、バックドアが開かれているときの車両後方への安全性を確保することができる車両用灯具ユニットの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両用灯具ユニットであって、
車両本体後部の荷室を開閉するバックドアに設けられたリッドランプと、
前記バックドアが閉じられているときには当該バックドアに覆われるとともに前記バックドアが開かれているときには車両後方へ露出する車両本体の後部に、車両後方向きに設けられた車体側ランプと、
を備え、
前記車体側ランプは、光源を有するとともに当該光源からの光を車両後方へ出射させるように構成され、
前記リッドランプは、
前記バックドアが閉じられているときに、前記車体側ランプの車両後方に位置しつつ当該車体側ランプと一体的に組み合うように構成されるとともに、
前記車体側ランプから車両後方へ出射された光を通過させる通光部を有していることを特徴とする。
車両本体後部の荷室を開閉するバックドアに設けられたリッドランプと、
前記バックドアが閉じられているときには当該バックドアに覆われるとともに前記バックドアが開かれているときには車両後方へ露出する車両本体の後部に、車両後方向きに設けられた車体側ランプと、
を備え、
前記車体側ランプは、光源を有するとともに当該光源からの光を車両後方へ出射させるように構成され、
前記リッドランプは、
前記バックドアが閉じられているときに、前記車体側ランプの車両後方に位置しつつ当該車体側ランプと一体的に組み合うように構成されるとともに、
前記車体側ランプから車両後方へ出射された光を通過させる通光部を有していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用灯具ユニットにおいて、
前記リッドランプは、
前記通光部として車両前後方向への貫通孔を有し、
前記バックドアが閉じられているときに、前記車体側ランプの発光部を前記貫通孔から車両後方へ露出させるように構成されていることを特徴とする。
前記リッドランプは、
前記通光部として車両前後方向への貫通孔を有し、
前記バックドアが閉じられているときに、前記車体側ランプの発光部を前記貫通孔から車両後方へ露出させるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用灯具ユニットにおいて、
前記リッドランプは、前記通光部として、前記車体側ランプから出射された光を配光制御するレンズが収容された灯室を有していることを特徴とする。
前記リッドランプは、前記通光部として、前記車体側ランプから出射された光を配光制御するレンズが収容された灯室を有していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用灯具ユニットにおいて、
前記リッドランプが光源を有していないことを特徴とする。
前記リッドランプが光源を有していないことを特徴とする。
本発明によれば、バックドアが閉じられているときには、車体側ランプから車両後方へ出射された光が、当該車体側ランプと一体的に組み合ったリッドランプの通光部を通じて車両後方へ照射される。一方、バックドアが開かれているときには、リッドランプがバックドアとともに移動して当該車体側ランプが車両後方に露出するため、車体側ランプから車両後方へ出射された光はそのまま車両後方へ照射される。
したがって、リッドランプに光源を設ける必要なく、バックドアが閉じられているときにリッドランプから車両後方へ光を出射させることができるので、互いに独立して点灯可能な2つのランプが必要であった従来に比べ、リッドランプから光源やその制御基板及び配線類を省いて低コスト化を図ることができる。また、バックドアが開かれているときには、車体側ランプが車両後方に露出して発光するので、バックドアが開かれているときの車両後方への安全性を確保することができる。
したがって、リッドランプに光源を設ける必要なく、バックドアが閉じられているときにリッドランプから車両後方へ光を出射させることができるので、互いに独立して点灯可能な2つのランプが必要であった従来に比べ、リッドランプから光源やその制御基板及び配線類を省いて低コスト化を図ることができる。また、バックドアが開かれているときには、車体側ランプが車両後方に露出して発光するので、バックドアが開かれているときの車両後方への安全性を確保することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における車両用灯具ユニット1が搭載された車両C後部のバックドアDが閉じられた状態での斜視図であり、図2は、当該車両C後部のバックドアDが開かれた状態での斜視図である。また、図3は、バックドアDが閉じられた状態での車両用灯具ユニット1の縦断面図であり、図4は、バックドアDが開かれた状態での車両用灯具ユニット1の縦断面図である。
図1は、本実施形態における車両用灯具ユニット1が搭載された車両C後部のバックドアDが閉じられた状態での斜視図であり、図2は、当該車両C後部のバックドアDが開かれた状態での斜視図である。また、図3は、バックドアDが閉じられた状態での車両用灯具ユニット1の縦断面図であり、図4は、バックドアDが開かれた状態での車両用灯具ユニット1の縦断面図である。
図1及び図2に示すように、車両用灯具ユニット1は、車両Cの後部左端に搭載されて主に車両Cの後方に向けて発光するリアコンビネーションランプユニットである。この車両用灯具ユニット1は、車両C本体(バックドアD等を除くボディ)に設けられた車体側ランプ2と、車両C本体後部の荷室を開閉する跳ね上げ式のバックドアDに設けられたリッドランプ3とを備えて構成されている。
なお、以下の説明において、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両Cから見た方向を意味するものとする。また、バックドアDは、特に断りのない限り、閉じられた状態にあるものとする。
なお、以下の説明において、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両Cから見た方向を意味するものとする。また、バックドアDは、特に断りのない限り、閉じられた状態にあるものとする。
車体側ランプ2は、図3及び図4に示すように、バックドアDが閉じられているバックドア閉時にはリッドランプ3の光源ユニットとして機能し、バックドアDが開かれているバックドア開時には単体でリアコンビネーションランプとして機能するものである。そのため、車体側ランプ2は、バックドア閉時には当該バックドアDに覆われるとともに、バックドア開時には後方へ露出するように、車両C本体のうち荷室の開口縁部に後方向きに設けられている。
具体的には、車体側ランプ2は、後方へ開口したハウジング20と、当該ハウジング20の開口を覆う素通しのアウターレンズ21とを備えている。このうち、アウターレンズ21は、正面視で略矩形状の中央部211と、中央部211の上側を除く周縁を囲う周縁部212とを有しており(図2参照)、中央部211が周縁部212よりも後方へ突出した段付き状に形成されている。
ハウジング20とアウターレンズ21とで画成される車体側ランプ2の灯室内は、アウターレンズ21の中央部211に後方を覆われた灯室中央部2aと、アウターレンズ21の周縁部212に後方を覆われた灯室周縁部2bとに、遮光板22によって仕切られている。
これら灯室中央部2a及び灯室周縁部2bには、光源であるLED(発光ダイオード)と、このLEDからの光を配光制御するインナーレンズとがそれぞれ設けられている。
このうち、灯室中央部2aには、第一LED231と第一インナーレンズ241とが設けられている。
第一LED231は、赤色光を発するものであり、発光面を後方に向けた状態でハウジング20に固定されている。
第一インナーレンズ241は、第一LED231の後方に配置されており、当該第一LED231から後方へ出射された光を後方への平行光としつつ所定範囲に広げるように配光制御する。具体的には、第一インナーレンズ241は、第一LED231と対向する位置に設けられた入射部241aと、入射部241aの後方に設けられた第一反射面241bと、第一反射面241bの反射方向に設けられた第二反射面241cと、第二反射面241cの後方に設けられた出射面241dとを有している。そして、第一LED231からの光は、入射部241aによって前後方向に略沿った平行光とされつつ当該第一インナーレンズ241内に入射した後に、第一反射面241bによって灯具の周囲側方へ分岐されつつ反射され、第二反射面241cによって後方へさらに反射されて、出射面241dから後方へ出射されるようになっている。
第一LED231は、赤色光を発するものであり、発光面を後方に向けた状態でハウジング20に固定されている。
第一インナーレンズ241は、第一LED231の後方に配置されており、当該第一LED231から後方へ出射された光を後方への平行光としつつ所定範囲に広げるように配光制御する。具体的には、第一インナーレンズ241は、第一LED231と対向する位置に設けられた入射部241aと、入射部241aの後方に設けられた第一反射面241bと、第一反射面241bの反射方向に設けられた第二反射面241cと、第二反射面241cの後方に設けられた出射面241dとを有している。そして、第一LED231からの光は、入射部241aによって前後方向に略沿った平行光とされつつ当該第一インナーレンズ241内に入射した後に、第一反射面241bによって灯具の周囲側方へ分岐されつつ反射され、第二反射面241cによって後方へさらに反射されて、出射面241dから後方へ出射されるようになっている。
一方、灯室周縁部2bには、第二LED232と第二インナーレンズ242とが設けられている。
第二LED232は、第一LED231と同様に、赤色光を発するものであり、発光面を後方に向けた状態でハウジング20に固定されている。但し、この第二LED232は、図示は省略するが、灯室周縁部2bに沿って正面視で灯室中央部2aの上側を除く周囲を囲うように、複数設けられている。
第二インナーレンズ242は、第二LED232の後方に配置されており、当該第二LED232から後方へ出射された光が例えば後方への平行光となるように配光制御する。
第二LED232は、第一LED231と同様に、赤色光を発するものであり、発光面を後方に向けた状態でハウジング20に固定されている。但し、この第二LED232は、図示は省略するが、灯室周縁部2bに沿って正面視で灯室中央部2aの上側を除く周囲を囲うように、複数設けられている。
第二インナーレンズ242は、第二LED232の後方に配置されており、当該第二LED232から後方へ出射された光が例えば後方への平行光となるように配光制御する。
リッドランプ3は、バックドア閉時において、車体側ランプ2と一体となってリアコンビネーションランプとして機能するものである。そのため、リッドランプ3は、バックドア閉時に車体側ランプ2の後方に位置しつつ当該車体側ランプ2と一体的に組み合うように構成されている。具体的には、リッドランプ3は、正面視で中央やや上側の位置に、車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211の形状に対応した前後方向への貫通孔3aを有している。そして、バックドア閉時には、この貫通孔3aが車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211と嵌合するようにして、リッドランプ3と車体側ランプ2とが一体的に組み合うようになっている。また、リッドランプ3は、バックドア閉時に貫通孔3aを通じて荷室内が外気と連通しないように、車体側ランプ2との間の隙間をシールするように構成されている。
より詳しくは、リッドランプ3では、いずれも貫通孔3aを有する前側カバー30と後側カバー31とが前後方向に組み合わされて、その外形が構成されている。これら前側カバー30及び後側カバー31は、いずれも赤色に着色された透光性のランプカバーである。また、前側カバー30のうち、貫通孔3aの上側を除くその周縁を囲う部分は、車体側ランプ2の灯室周縁部2bの後方に位置しており、当該灯室周縁部2bから後方へ出射された光をリッドランプ3の灯室内にそのまま入射させる。
前側カバー30と後側カバー31とで画成されるリッドランプ3の灯室3b内には、インナーレンズ32が収容されており、これに対応する光源は設けられていない。インナーレンズ32は、車体側ランプ2の灯室周縁部2b内の第二LED232を光源としており、この灯室周縁部2bから当該灯室3b内に入射してきた光を所定範囲に広げるように配光制御する。そのため、インナーレンズ32は、車体側ランプ2の灯室周縁部2bに対応しており、正面視で上方へ開口するU字状に形成されて、リッドランプ3の灯室3b内のうち、貫通孔3aの上側を除くその周縁を囲う部分に設けられている(図2参照)。
具体的には、インナーレンズ32は、車体側ランプ2の第二インナーレンズ242の後方に位置する入射面32aと、入射面32aの後方に設けられた第一反射面32bと、第一反射面32bの反射方向に設けられた複数の第二反射面32c,…と、複数の第二反射面32c,…の後方に設けられた出射面32dとを有している。このうち、第一反射面32bは、入射面32aからの光を、貫通孔3aから離間する灯具側方に向けて反射させる。また、複数の第二反射面32c,…は、貫通孔3aから灯具側方へ離間するに連れて段階的に後方に位置する階段状の面における段差面として形成されており、第一反射面32bからの光を後方へ反射させる。このようなインナーレンズ32の構成により、車体側ランプ2の灯室周縁部2bからリッドランプ3の灯室3b内に入射してきた光は、入射面32aから当該インナーレンズ32内に入射した後に、第一反射面32bによって灯具側方へ反射され、複数の第二反射面32c,…によって灯具側方へ広げられつつ後方へさらに反射されて、出射面32dから後方へ出射されるようになっている。
続いて、車両用灯具ユニット1の点灯動作について説明する。
まず、バックドア閉時における車両用灯具ユニット1の点灯動作について説明する。
図3に示すように、バックドア閉時には、リッドランプ3の貫通孔3aと車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211とが嵌合した状態で、これらリッドランプ3と車体側ランプ2とが一体的に組み合っている。そのため、車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211は、リッドランプ3の貫通孔3aを通じて後方に露出している。
まず、バックドア閉時における車両用灯具ユニット1の点灯動作について説明する。
図3に示すように、バックドア閉時には、リッドランプ3の貫通孔3aと車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211とが嵌合した状態で、これらリッドランプ3と車体側ランプ2とが一体的に組み合っている。そのため、車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211は、リッドランプ3の貫通孔3aを通じて後方に露出している。
このときに、車体側ランプ2の灯室中央部2a内に収容された第一LED231が点灯すると、この第一LED231から出射された光は、第一インナーレンズ241を通じて所定範囲に広げられつつ後方への平行光とされる。そして、この光は、アウターレンズ21の中央部211を透過して灯室中央部2aから後方へ出射された後に、リッドランプ3の貫通孔3aを通過して後方へ照射される。したがって、車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211が、リッドランプ3の貫通孔3aを介して後方向きに発光することとなる。なお、この車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211は、本実施形態では、制動灯(ストップランプ)として発光する。
また、車体側ランプ2の灯室周縁部2b内に収容された第二LED232が点灯すると、この第二LED232から出射された光は、第二インナーレンズ242を通じて後方への平行光とされる。そして、この光は、アウターレンズ21の周縁部212を透過して灯室周縁部2bから後方へ出射された後に、リッドランプ3の前側カバー30を透過して当該リッドランプ3の灯室3b内に入射する。リッドランプ3の灯室3b内に入射した光は、インナーレンズ32を通じて所定範囲に広げられて後方へ出射され、後側カバー31を透過して後方へ照射される。したがって、リッドランプ3の後側カバー31のうち、インナーレンズ32の後方に位置する略全面が、後方向きに広く発光することとなる。なお、このリッドランプ3の後側カバー31は、本実施形態では、尾灯(テールランプ)として発光する。
次に、バックドア開時における車両用灯具ユニット1の点灯動作について説明する。
図4に示すように、バックドア開時には、バックドアDに設けられたリッドランプ3がバックドアDとともに上方に跳ね上げられているため、車体側ランプ2が後方に露出している。
図4に示すように、バックドア開時には、バックドアDに設けられたリッドランプ3がバックドアDとともに上方に跳ね上げられているため、車体側ランプ2が後方に露出している。
このときに、車体側ランプ2の灯室中央部2a内に収容された第一LED231が点灯すると、この第一LED231から出射された光は、第一インナーレンズ241を通じて所定範囲に広げられつつ後方への平行光とされる。そして、この光は、アウターレンズ21の中央部211を透過して灯室中央部2aから後方へ照射される。したがって、バックドア閉時と同様に、車体側ランプ2のアウターレンズ21中央部211が後方向きに発光することとなる。
また、車体側ランプ2の灯室周縁部2b内に収容された第二LED232が点灯すると、この第二LED232から出射された光は、第二インナーレンズ242を通じて後方への平行光とされる。そして、この光は、アウターレンズ21の周縁部212を透過して灯室周縁部2bから後方へ照射される。したがって、車体側ランプ2のアウターレンズ21周縁部212が後方向きに発光することとなる。なお、このアウターレンズ21周縁部212は、本実施形態では、尾灯(テールランプ)として発光する。
以上のように、本実施形態の車両用灯具ユニット1によれば、バックドア閉時には、車体側ランプ2から後方へ出射された光が、当該車体側ランプ2と一体的に組み合ったリッドランプ3の貫通孔3aや灯室3b内を通じて後方へ照射される。一方、バックドア開時には、リッドランプ3がバックドアDとともに移動して車体側ランプ2が後方に露出するため、車体側ランプ2から後方へ出射された光はそのまま後方へ照射される。
したがって、リッドランプ3に光源を設ける必要なく、バックドア閉時にリッドランプ3から後方へ光を出射させることができるので、互いに独立して点灯可能な2つのランプが必要であった従来に比べ、リッドランプから光源やその制御基板及び配線類を省いて低コスト化を図ることができる。また、バックドア開時には車体側ランプ2が後方に露出して発光するので、バックドアDが開かれているときの車両後方への安全性を確保することができる。
したがって、リッドランプ3に光源を設ける必要なく、バックドア閉時にリッドランプ3から後方へ光を出射させることができるので、互いに独立して点灯可能な2つのランプが必要であった従来に比べ、リッドランプから光源やその制御基板及び配線類を省いて低コスト化を図ることができる。また、バックドア開時には車体側ランプ2が後方に露出して発光するので、バックドアDが開かれているときの車両後方への安全性を確保することができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態及びその変形例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、バックドアDは、開閉式のものであれば、トランクリッドやテールゲート等と呼ばれるものであってもよいし、跳ね上げ式のものでなく、横開き式や観音開き式のものであってもよい。
また、リッドランプ3は、光源を有していないこととしたが、貫通孔3aや灯室3b内のインナーレンズ32を利用しない他のランプ機能(例えば信号灯など)用のものであれば、光源を有していてもよい。
また、リッドランプ3の貫通孔3aは、車体側ランプ2から後方への光が通過できればよく、例えば透明のクリアレンズが嵌め込まれていてもよい。さらに、このクリアレンズにより貫通孔3aをシールする構成とすれば、リッドランプ3と車体側ランプ2との間の隙間はシールされていなくともよい。
1 車両用灯具ユニット
2 車体側ランプ
2a 灯室中央部
2b 灯室周縁部
20 ハウジング
21 アウターレンズ
211 中央部
212 周縁部
231 第一LED
232 第二LED
241 第一インナーレンズ
242 第二インナーレンズ
3 リッドランプ
3a 貫通孔(通光部)
3b 灯室(通光部)
30 前側カバー
31 後側カバー
32 インナーレンズ
C 車両
D バックドア
2 車体側ランプ
2a 灯室中央部
2b 灯室周縁部
20 ハウジング
21 アウターレンズ
211 中央部
212 周縁部
231 第一LED
232 第二LED
241 第一インナーレンズ
242 第二インナーレンズ
3 リッドランプ
3a 貫通孔(通光部)
3b 灯室(通光部)
30 前側カバー
31 後側カバー
32 インナーレンズ
C 車両
D バックドア
Claims (4)
- 車両本体後部の荷室を開閉するバックドアに設けられたリッドランプと、
前記バックドアが閉じられているときには当該バックドアに覆われるとともに前記バックドアが開かれているときには車両後方へ露出する車両本体の後部に、車両後方向きに設けられた車体側ランプと、
を備え、
前記車体側ランプは、光源を有するとともに当該光源からの光を車両後方へ出射させるように構成され、
前記リッドランプは、
前記バックドアが閉じられているときに、前記車体側ランプの車両後方に位置しつつ当該車体側ランプと一体的に組み合うように構成されるとともに、
前記車体側ランプから車両後方へ出射された光を通過させる通光部を有していることを特徴とする車両用灯具ユニット。 - 前記リッドランプは、
前記通光部として車両前後方向への貫通孔を有し、
前記バックドアが閉じられているときに、前記車体側ランプの発光部を前記貫通孔から車両後方へ露出させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具ユニット。 - 前記リッドランプは、前記通光部として、前記車体側ランプから出射された光を配光制御するレンズが収容された灯室を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具ユニット。
- 前記リッドランプが光源を有していないことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用灯具ユニット。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014010985A JP2015137056A (ja) | 2014-01-24 | 2014-01-24 | 車両用灯具ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014010985A JP2015137056A (ja) | 2014-01-24 | 2014-01-24 | 車両用灯具ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015137056A true JP2015137056A (ja) | 2015-07-30 |
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