JP2015136588A - コネクタ抜け止め構造および弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、サイドランプユニット等の遊技機用ユニットには、不正検出センサ等の遊技機用センサが搭載されている。この遊技機用センサには、ハーネス接続のために、コネクタが装着されている。ところが、このようなコネクタにおいて抜け止めは行われていない。
そこで、本発明の目的は、遊技機用センサに装着されているコネクタの、確実でかつ安価な抜け止めを達成できるコネクタ抜け止め構造、およびそれを備えた弾球遊技機を提供することである。
請求項2に記載の発明は、遊技盤(5)と、前記遊技盤に配置される遊技機用ユニット(31)とを有する弾球遊技機(1)であって、前記遊技機用ユニットは、遊技機用センサ(56)と、遊技機用センサ(56)を収容するためのセンサ収容空間(73)を区画する収容空間区画壁(72)と、前記遊技機用センサを前記センサ収容空間から抜け止めるためのセンサ抜け止め片(74,75,174,274)と、請求項1に記載の前記コネクタ抜け止め構造とを含む、弾球遊技機である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の斜視図である。弾球遊技機1は、遊技店内に配列された遊技島への取付け(設置)のための略四角枠状の外枠2と、この外枠2に対し片開き可能に取り付けられた前枠3とを備えている。外枠2の左右一方、たとえば左側のヒンジ4によって、前枠3はヒンジ4の回動軸まわりに回動可能に保持されている。
遊技領域Sの下部には、第1の特別図柄始動口21、第2の特別図柄始動口22および電動チューリップ役物23をユニット化して構成される始動入賞口ユニット24が配置されている。第1の特別図柄始動口21および第2の特別図柄始動口22は、上下に並置されている。電動チューリップ役物23は、第2の特別図柄始動口22を開閉する一対の可動羽根23Aを含み、各可動羽根23Aの先端部が互いに接近する状態に窄められた姿勢(以下「狭窄姿勢」という)と、一対の可動羽根23Aが互いに離間するように拡開された姿勢(以下「拡開姿勢」という)との間で姿勢変形可能に設けられている。第1または第2の特別図柄始動口21,22に遊技玉が入ると、予め定める個数(第1の特別図柄始動口21への遊技玉入玉に対してはたとえば5玉、または第2の特別図柄始動口22への遊技玉入玉に対してはたとえば3玉の賞玉が、賞玉払出装置(図示しない)から払い出される。また、第1または第2の特別図柄始動口21,22への遊技玉の入玉に伴って、次
に述べる可変入賞役物27が可変入賞口25の開閉動作を複数回行う大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選が実行される。
また、遊技領域Sの左下部には、第1の普通入賞口29および第2の普通入賞口30をユニット化して構成されるサイドランプユニット(遊技機用ユニット)31が配置されている。各普通入賞口29,30に遊技玉が入賞すると、予め定める個数(たとえば10玉)の賞玉が、賞玉払出装置(図示しない)から払い出される。
板状部41の上側縁部には、第1および第2の案内部材66,67が、長手方向に間隔を空けて配置されている。第1の案内部材66の上面は、左側(遊技領域S(図2参照)の中心側)に向かうに従って下がる緩やかな傾斜面からなる第1の案内面68を有している。第2の案内部材68の上面は、左側(遊技領域S(図2参照)の中心側)に向かうに従って下がる緩やかな傾斜面からなる第2の案内面69を有している。案内面68,69は、遊技玉を、普通入賞口29,30の側方に案内する。
図4に示すように、板状部41の後側には、第1の流入孔36に流入した遊技玉を後ろ向きに案内するための第1の案内樋(図示しない)と、第2の流入孔38に流入した遊技玉を後ろ向きに案内するための樋状の第2の案内樋48とが設けられている。第1の案内樋および第2の案内樋48はそれぞれ背面視で当該流入孔36,38の下方および両側方を取り囲む略U字状をなしている。第1の案内樋および第2の案内樋48は、周壁部42と同じ前後幅を有している。
板状部41、周壁部42、第1の案内樋および第2の案内樋48ならびに装飾装着部45は、合成樹脂材料(ポリカーボネート(Polycarbonate)やABS樹脂など)を用いて一体的に形成されており、これらにより台板33が設けられている。
背面板49の背面には、複数の磁気センサ55〜57が配置されている。具体的には、背面板49の左上端部の背面には第1の磁気センサ装着部58が設けられており、第1の磁気センサ装着部58に第1の磁気センサ55が収容配置されている。また、背面板49の背面において第1のスイッチ装着部52の左斜め上方には、第2の磁気センサ装着部59が設けられており、第2の磁気センサ装着部59に第2の磁気センサ56が収容配置されている。また、背面板49の背面において第1のスイッチ装着部52と第2のスイッチ装着部54との間には、第3の磁気センサ装着部60が設けられており、第3の磁気センサ装着部60に第3の磁気センサ57が収容配置されている。第1〜第3の磁気センサ55〜57は、所定の磁界を検出することにより検出信号を出力するようになっている。第1〜第3の磁気センサ55〜57には、スイッチング出力タイプの磁気センサを採用することができる。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るセンサ固定構造71を示す斜視図である。図7は、センサ固定構造71の拡大平面図である。図8は、図7に示す切断面線VIII−VIIIから見た図である。以下の説明では、次に述べるセンサ収容空間73からコネクタ64を抜き取る一方向(第2の磁気センサ56の本体63の長手方向に沿う一方向)をX方向とし、背面板49の背面に沿いかつX方向と直交する方向をZ方向として説明する。
第1の抜け止め部80と第2の抜け止め部82との間には、コネクタ64の長手方向長さ(Z方向長さ)よりも短い所定の間隔の隙間S1が設けられている。センサ収容空間73への第2の磁気センサ56の収容状態においては、隙間S1をハーネス65が挿通する。ハーネス65は複数本(たとえば3本)のケーブルを含む。
以上により第1の実施形態によれば、センサ抜け止め片74,75に設けられたコネクタ抜け止め面86,90によって、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。コネクタ抜け止め面86,90が、センサ抜け止め片74,75に設けられているので、センサ抜け止め片74,75とは別にコネクタ64の抜け止め専用の抜け止め片を設ける場合と比較してコストダウンを図ることができる。これにより、第2の磁気センサ56に装着されたコネクタ64の、確実でかつ安価な抜け止めを達成できる。
第2の実施形態において、第1の実施形態と共通する部分については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
第1の抜け止め部180と第2の抜け止め部182との間には、コネクタ64の長手方向長さ(Z方向長さ)よりも短い所定の間隔の隙間S2が設けられている。センサ収容空間73への第2の磁気センサ56の収容状態においては、隙間S2をハーネス65が挿通する。ハーネス65は複数本(たとえば3本)のケーブルを含む。
以上により第2の実施形態によれば、センサ抜け止め片174に設けられたコネクタ抜け止め面186,190によって、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。コネクタ抜け止め面186,190が、センサ抜け止め片174に設けられているので、センサ抜け止め片174とは別にコネクタ64の抜け止め専用の抜け止め片を設ける場合と比較してコストダウンを図ることができる。これにより、第2の磁気センサ56に装着されたコネクタ64の、確実でかつ安価な抜け止めを達成できる。
第3の実施形態において、第1の実施形態と共通する部分については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。第3の実施形態が、第1の実施形態と相違する点は、2つのセンサ抜け止め片74,75の一方(センサ抜け止め片274)のみにより、第2の磁気センサ56およびコネクタ64の抜け止めを図る点である。
以上により第3の実施形態によれば、センサ抜け止め片274に設けられた第1のコネクタ抜け止め面286によって、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。第1のコネクタ抜け止め面286が、センサ抜け止め片274に設けられているので、センサ抜け止め片274とは別にコネクタ64の抜け止め専用の抜け止め片を設ける場合と比較してコストダウンを図ることができる。これにより、第2の磁気センサ56に装着されたコネクタ64の、確実でかつ安価な抜け止めを達成できる。
図15は、本発明の第1の実施形態の変形例を示す拡大平面図である。図16は、図15に示す変形例の断面図である。この変形例では、第1の抜け止め部80の対向面84には、平坦面からなる第1の抜け止め部80の上面80Aに連続する、第3のL段部301が形成されている。第3のL段部301は、X方向に沿う方向に関し、第1の抜け止め部80の全域に亘って形成されている。第3のL段部301は、上面80Aと平行な第1の上端面302と、第1の上端面302に直交かつ連続する第1の内面303とを含む。第1の上端面302は、上面80AとY方向に間隔Y1を隔てて設けられている。第1の内面303は平坦面であり、第1の側面93に連続している。
上端面302,305がコネクタ64の下端面(図16に示すY方向の反対側の端面)よりも背面板49側寄りに位置するまで、第3および第4のL段部301,304を背面板49側に向けて押し下げたとき、コネクタ64の離脱が可能になる。このとき、第1および第2の抜け止め部80,82の全てがコネクタ64よりも、背面板49側寄りに位置していない状態であれば、未だ、第1の抜け止め部80および第2の抜け止め片75と、第2の磁気センサ56の本体63の先端面63Aとの係合は保たれている。この状態では、センサ収容空間73から第2の磁気センサ56を離脱させることなく、コネクタ64のみを第2の磁気センサ56から離脱させることが可能である。
図15および図16に示す変形例は、第1の実施形態だけでなく、第2の実施形態や第3の実施形態にも適用することができる。
また、センサ固定構造71,171,271(コネクタ抜け止め構造76,176,276)は、不正検出センサを固定する構造に限られず、たとえば近接センサからなる検出スイッチ51,53をサイドランプユニット31のケーシング(たとえば背面板49)を固定する構造にも適用できる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
5 遊技盤
31 サイドランプユニット(遊技機用ユニット)
56 第2の磁気センサ(遊技機用センサ)
64 コネクタ
72 収容空間区画壁
73 センサ収容空間
74 第1のセンサ抜け止め片
75 第2のセンサ抜け止め片
76 コネクタ抜け止め構造
86 第1のコネクタ抜け止め面
90 第2のコネクタ抜け止め面
174 センサ抜け止め片
176 コネクタ抜け止め構造
186 第1のコネクタ抜け止め面
190 第2のコネクタ抜け止め面
274 センサ抜け止め片
276 コネクタ抜け止め構造
286 コネクタ抜け止め面
Claims (3)
- コネクタが装着されている状態でセンサ収容空間に配置されている遊技機用センサから前記コネクタを抜け止めるための構造であって、前記コネクタと対向配置されて当該コネクタを抜け止めるためのコネクタ抜け止め面が、前記遊技機用センサを前記センサ収容空間から抜け止めるためのセンサ抜け止め片に設けられている、コネクタ抜け止め構造。
- 遊技盤と、前記遊技盤に配置される遊技機用ユニットとを有する弾球遊技機であって、
前記遊技機用ユニットは、
遊技機用センサと、
前記遊技機用センサを収容するためのセンサ収容空間を区画する収容空間区画壁と、
前記遊技機用センサを前記センサ収容空間から抜け止めるためのセンサ抜け止め片と、
請求項1に記載の前記コネクタ抜け止め構造とを含む、弾球遊技機。 - 前記遊技機用センサは、前記弾球遊技機に対する不正を検出するための不正検出センサを含む、請求項2に記載の弾球遊技機。
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