JP2015136588A - コネクタ抜け止め構造および弾球遊技機 - Google Patents

コネクタ抜け止め構造および弾球遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】遊技機用センサに装着されているコネクタの、確実でかつ安価な抜け止めを達成できるコネクタ抜け止め構造、およびそれを備えた弾球遊技機を提供すること。【解決手段】弾球遊技機1において、遊技機用センサとしての第2の磁気センサ56は、センサ固定構造71を用いて、サイドランプユニット31の背面板49の背面に固定される。センサ固定構造71は、背面視でコ字枠状をなす収容空間区画壁72と、収容空間区画壁72によって形成されたセンサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の抜け止めを図る一対のセンサ抜け止め片74,75と、センサ収容空間73に配置されている第2の磁気センサ56からコネクタ64を抜け止めるためのコネクタ抜け止め構造76とを含む。コネクタ抜け止め構造76は、一対のセンサ抜け止め片74,75に設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、遊技機用センサに装着されているコネクタの抜け止め構造であるコネクタ抜け止め構造、およびそれを備えた弾球遊技機に関する。
下記特許文献1には、主制御基板に設けられたコネクタ受け部に装着(嵌合)されたコネクタに、コネクタおよびコネクタ受け部を覆うように取り付けられて、これにより、コネクタの抜けを防止する抜け止め部材(コネクタ抜け止め部材)が記載されている。
特開2005−065749号公報
特許文献1のように、弾球遊技機では、コネクタを抜け止めるべく、それ専用の抜け止め部材を用いることが多い。
ところで、サイドランプユニット等の遊技機用ユニットには、不正検出センサ等の遊技機用センサが搭載されている。この遊技機用センサには、ハーネス接続のために、コネクタが装着されている。ところが、このようなコネクタにおいて抜け止めは行われていない。
本願発明者は、遊技機用センサからのコネクタの抜け止めを検討している。この場合において、特許文献1に記載のように、コネクタの抜け止め専用の抜け止め部材を用いるとすると、コストアップするおそれがある。
そこで、本発明の目的は、遊技機用センサに装着されているコネクタの、確実でかつ安価な抜け止めを達成できるコネクタ抜け止め構造、およびそれを備えた弾球遊技機を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、コネクタ(64)が装着されている状態でセンサ収容空間(73)に配置されている遊技機用センサ(56)から前記コネクタを抜け止めるための構造(76,176,276)であって、前記コネクタと対向配置されて当該コネクタを抜け止めるためのコネクタ抜け止め面(86,90,186,190,286)が、前記遊技機用センサに対向配置されて当該遊技機用センサを前記センサ収容空間から抜け止めるためのセンサ抜け止め片(74,75,174,274)に設けられている、コネクタ抜け止め構造である。
なお、この項において、括弧内の数字等は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符合を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。
請求項2に記載の発明は、遊技盤(5)と、前記遊技盤に配置される遊技機用ユニット(31)とを有する弾球遊技機(1)であって、前記遊技機用ユニットは、遊技機用センサ(56)と、遊技機用センサ(56)を収容するためのセンサ収容空間(73)を区画する収容空間区画壁(72)と、前記遊技機用センサを前記センサ収容空間から抜け止めるためのセンサ抜け止め片(74,75,174,274)と、請求項1に記載の前記コネクタ抜け止め構造とを含む、弾球遊技機である。
請求項3に記載の発明は、前記遊技機用センサは、前記弾球遊技機に対する不正を検出するための不正検出センサを含む、請求項2に記載の弾球遊技機である。
遊技機用センサに装着されているコネクタの、確実でかつ安価な抜け止めを達成できる。
本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の斜視図である。 図1に示す弾球遊技機に含まれる遊技盤の正面図である。 図2に示すサイドランプユニットの斜視図である(その1)。 図2に示すサイドランプユニットの斜視図である(その2)。 図2に示すサイドランプユニットの斜視図である(その3)。 本発明の第1の実施形態に係るコネクタ抜け止め構造を含むセンサ固定構造を示す斜視図である。 図6に示すセンサ固定構造の拡大平面図である。 図7に示す切断面線VIII−VIIIから見た図である。 本発明の第2の実施形態に係るコネクタ抜け止め構造を含むセンサ固定構造を示す斜視図である。 図9に示すセンサ固定構造の拡大平面図である。 図10に示す切断面線XI−XIから見た図である。 本発明の第3の実施形態に係るコネクタ抜け止め構造を含むセンサ固定構造を示す斜視図である。 図12に示すセンサ固定構造の拡大平面図である。 図13に示す切断面線XIV−XIVから見た図である。 本発明の第1の実施形態の変形例を示す拡大平面図である。 図15に示す変形例の断面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾球遊技機の斜視図である。弾球遊技機1は、遊技店内に配列された遊技島への取付け(設置)のための略四角枠状の外枠2と、この外枠2に対し片開き可能に取り付けられた前枠3とを備えている。外枠2の左右一方、たとえば左側のヒンジ4によって、前枠3はヒンジ4の回動軸まわりに回動可能に保持されている。
前枠3の上部分には、遊技盤5(図2参照)が収容保持されている。前枠3の下部分には、発射装置(図示しない)が収容保持されている。前枠3の手前側には、前扉6が開閉可能に設けられている。また、前枠3の手前側には、前扉6の下方に、下部開閉板7が開閉可能に設けられている。前扉6には、遊技盤5に対向する位置に略円形の開口8が形成されている。この開口8には、ガラス板などの透明板9が嵌められていて、前扉6を閉じた状態で、その透明板9を介して、透明板9の奥側の遊技盤5(図2参照)を視認することができるようになっている。前扉6の上部には、左右一対のスピーカ10が配設されている。また、前扉6の下部には、左右一対のランプユニット11が配設されている。
下部開閉板7には、遊技に使用する鉄(強磁性体)製の遊技玉(パチンコ玉)を貯留しておくための上皿12と、上皿12からオーバーフロー路(図示しない)を通して溢れた遊技玉を受け止める下皿13とが上下に並んで設けられている。また、下皿13の右側には、遊技玉を遊技盤5に打ち出す際に操作されるハンドル14が配設されている。遊技者が、ハンドル14を把持して回転操作することにより、発射装置から遊技盤5に向けて遊技玉を発射することができ、また、ハンドル14の回転角度を調整することにより、遊技盤5に向けて発射される遊技玉の勢いを調節することができる。
図2は、遊技盤5の正面図である。遊技盤5の盤面には、中央部に略円形の遊技領域Sが設定されている。遊技領域Sの周縁には、発射装置から発射された遊技玉を、遊技盤5の上方(左側上部)に導くための略円弧状のガイドレール15と、ガイドレール15に対向するように延びる内レール16とが配置されている。内レール16の先端は遊技領域Sの上部まで延びていて、発射装置により発射された遊技玉は、内レール16とガイドレール15との間を通って遊技領域Sの上部へと導かれる。遊技領域Sには、多数本の障害釘(図示しない)が植設されている。
遊技盤5の中央部には、センターユニット17が取り付けられている。センターユニット17は、液晶表示装置18と、液晶表示装置18の外側を取り囲む枠部材19とを含む。枠部材19の周囲は、所定のモチーフに基づく装飾20が取り付けられている。
遊技領域Sの下部には、第1の特別図柄始動口21、第2の特別図柄始動口22および電動チューリップ役物23をユニット化して構成される始動入賞口ユニット24が配置されている。第1の特別図柄始動口21および第2の特別図柄始動口22は、上下に並置されている。電動チューリップ役物23は、第2の特別図柄始動口22を開閉する一対の可動羽根23Aを含み、各可動羽根23Aの先端部が互いに接近する状態に窄められた姿勢(以下「狭窄姿勢」という)と、一対の可動羽根23Aが互いに離間するように拡開された姿勢(以下「拡開姿勢」という)との間で姿勢変形可能に設けられている。第1または第2の特別図柄始動口21,22に遊技玉が入ると、予め定める個数(第1の特別図柄始動口21への遊技玉入玉に対してはたとえば5玉、または第2の特別図柄始動口22への遊技玉入玉に対してはたとえば3玉の賞玉が、賞玉払出装置(図示しない)から払い出される。また、第1または第2の特別図柄始動口21,22への遊技玉の入玉に伴って、次
に述べる可変入賞役物27が可変入賞口25の開閉動作を複数回行う大当たり遊技を実行するか否かを決定するための大当たり抽選が実行される。
始動入賞口ユニット24の下方には、たとえば、左右に長い平面視長略方形状をなす可変入賞口25を有する可変入賞口ユニット26が配置されている。可変入賞口25は、左右方向に関して、複数個(たとえば3〜4個)の遊技玉が同時に入玉可能なサイズに形成されている。可変入賞口25は、横長の矩形板状の可変入賞役物27によって開閉される。可変入賞口25に遊技玉が入玉すると、予め定める個数(たとえば10玉)の賞玉が、賞玉払出装置から払い出される。
遊技領域Sのたとえば左部(センターユニット17の左方)には、遊技盤5の盤面に沿って流下する遊技玉が通過可能な普通ゲート28が配設されている。普通ゲート28を遊技玉が通過すると、電動チューリップ役物23を開状態にするか否かを決定するための普通図柄抽選が実行される。
また、遊技領域Sの左下部には、第1の普通入賞口29および第2の普通入賞口30をユニット化して構成されるサイドランプユニット(遊技機用ユニット)31が配置されている。各普通入賞口29,30に遊技玉が入賞すると、予め定める個数(たとえば10玉)の賞玉が、賞玉払出装置(図示しない)から払い出される。
サイドランプユニット31は、遊技領域Sの左下部で内レール16の内側に沿って配設されている。サイドランプユニット31は、当該ベニヤ板を構成する矩形のベニヤ板における、内レール16の内側に沿う部分に対応して形成されたサイドランプユニット装着孔(図示しない)に前側から着脱可能に嵌合されており、ベニヤ板にねじ止め等によって固定されている。サイドランプユニット31の背面は、遊技盤5の背面側に露出している。
遊技者のハンドル操作により、遊技盤5の左側上部からガイドレール15および内レール16に沿って右斜め上方に向けて放たれた遊技玉は、遊技領域Sの左上部分から右斜め上方に向けて(ガイドレール15および内レール16に沿って)放たれる。遊技領域Sの左上部分から放たれた遊技玉は、遊技領域Sの左半分(左部分および左下部分)の多数本棚の障害釘(図示しない)の間を通って流下していく。遊技領域Sを流下する遊技玉のうち、第1もしくは第2の特別図柄始動口21,22、可変入賞口25および第1,第2普通入賞口29,30のいずれにも入玉しなかった遊技玉(アウト玉)は、遊技領域Sの下部に形成されたアウト口32から機内に入り、玉回収部(図示しない)に回収される。
図3〜図5は、サイドランプユニット31の斜視図である。図3および図4には、前方左斜め上方から見た斜視図を、図5には後方左斜め上方から見た斜視図をそれぞれ示す。また、図4には、分解図を示す。図3〜図5を参照して、サイドランプユニット31の構成について説明する。以下、弾球遊技機1(図1参照)の背面方向をY方向として説明する。
サイドランプユニット31は、2つの普通入賞口を有する2連の普通入賞口ユニットとしての機能と、サイドランプとしての機能とを併せ持っている。サイドランプユニット31は、図4に示すように、略円弧状に延びる台板33と、台板33よりも一回り小さい相似形の正面形状を有し、台板33の背面に取り付けられる裏箱34と、裏箱34内に収容配置され、裏箱34の前面側に収容配置されるサイドランプ基板35と、台板33内に収容され、サイドランプ基板35の帯電を防止するためのシールド板(図示しない)と、台板33の次に述べる第1の流入孔36の前方を覆うように取り付けられて、第1の普通入賞口29を区画する第1の入賞口役物37と、台板33の次に述べる第2の流入孔38の前方を覆うように取り付けられて、第2の普通入賞口30を区画する第2の入賞口役物39と、台板33の左上端部の前面に取り付けられる、外郭形状が下に凸の略三角形の装飾40とを含む。台板33と裏箱34とが互いに前後に組み付けられることにより、サイドランプユニット31の主要部が構成されている。
台板33は、遊技盤5を構成するベニヤ板に形成されるサイドランプユニット装着孔(図示しない)を塞ぐように、当該ベニヤ板の前面に沿って配置される略円弧状の板状部41と、板状部41の外周縁のやや内寄り(周縁部)から後方に向けて突出する環状の周壁部42とを一体に備えている。
板状部41は、遊技盤5の内レール16(図2参照)の右下部分に沿う略円弧状をなしている。サイドランプユニット31を遊技盤5(図2参照)に装着した状態では、板状部41の周縁部の背面が、遊技盤5の前面に面接触する。すなわち、サイドランプユニット31の装着状態において遊技盤5の前面と板状部41の前面とは略同一平面に含まれる。
図4に示すように、板状部41の中央部分には、第1の流入孔36が形成されている。板状部41の右下端部には、第2の流入孔38が形成されている。各流入孔36,38は、遊技玉の直径よりもやや大きな略円形をなし、板状部41を前後方向に貫通している。
板状部41の上側縁部には、第1および第2の案内部材66,67が、長手方向に間隔を空けて配置されている。第1の案内部材66の上面は、左側(遊技領域S(図2参照)の中心側)に向かうに従って下がる緩やかな傾斜面からなる第1の案内面68を有している。第2の案内部材68の上面は、左側(遊技領域S(図2参照)の中心側)に向かうに従って下がる緩やかな傾斜面からなる第2の案内面69を有している。案内面68,69は、遊技玉を、普通入賞口29,30の側方に案内する。
図3および図4に示すように、装飾40を装着するための三角枠状の装飾装着部45が設けられている。装飾装着部45の上面は、左側(遊技領域S(図2参照)の中心側)に向かうに従って下がる緩やかな傾斜面からなる案内面46を有している。案内面46は、遊技玉を、装飾装着部45(装飾40)の側方に案内する。
図4に示すように、板状部41の後側には、第1の流入孔36に流入した遊技玉を後ろ向きに案内するための第1の案内樋(図示しない)と、第2の流入孔38に流入した遊技玉を後ろ向きに案内するための樋状の第2の案内樋48とが設けられている。第1の案内樋および第2の案内樋48はそれぞれ背面視で当該流入孔36,38の下方および両側方を取り囲む略U字状をなしている。第1の案内樋および第2の案内樋48は、周壁部42と同じ前後幅を有している。
周壁部42は、板状部41の外周の略全域に亘って、ほぼ等しい前後幅を有して設けられている。サイドランプユニット装着孔にサイドランプユニット31を嵌合させる際に、サイドランプユニット装着孔の内周壁(図示しない)に周壁部42が摺接または近接するようになる。
板状部41、周壁部42、第1の案内樋および第2の案内樋48ならびに装飾装着部45は、合成樹脂材料(ポリカーボネート(Polycarbonate)やABS樹脂など)を用いて一体的に形成されており、これらにより台板33が設けられている。
裏箱34は、サイドランプユニット31の背面を構成する平面視略円弧状の背面板49を備えている。背面板49には、第1のスイッチ装着部52が設けられている。第1のスイッチ装着部52には、近接センサからなる第1の検出スイッチ51が装着されている。背面板49において第1のスイッチ装着部52の上方には、第1の案内樋を流通する遊技玉を第1の検出スイッチ51に向けて案内する第1の案内流路部61が形成されている。
また、背面板49には、第2のスイッチ装着部54が設けられている。第2のスイッチ装着部54には、近接センサからなる第2の検出スイッチ53が装着されている。背面板49において第2のスイッチ装着部54の上方には、第2の案内樋48を流通する遊技玉を第2の検出スイッチ53に向けて案内する第2の案内流路部62が形成されている。第1および第2の検出スイッチ51,53は、それぞれ、たとえばスイッチ本体の上下面を貫通する貫通孔に対する、遊技玉の通過を検出する高周波発振形の貫通型近接センサである。
背面板49、第1および第2のスイッチ装着部52,54、第1および第2の案内流路部61,62は、合成樹脂材料(ポリカーボネート(Polycarbonate)やABS樹脂など)を用いて一体的に形成されている。
背面板49の背面には、複数の磁気センサ55〜57が配置されている。具体的には、背面板49の左上端部の背面には第1の磁気センサ装着部58が設けられており、第1の磁気センサ装着部58に第1の磁気センサ55が収容配置されている。また、背面板49の背面において第1のスイッチ装着部52の左斜め上方には、第2の磁気センサ装着部59が設けられており、第2の磁気センサ装着部59に第2の磁気センサ56が収容配置されている。また、背面板49の背面において第1のスイッチ装着部52と第2のスイッチ装着部54との間には、第3の磁気センサ装着部60が設けられており、第3の磁気センサ装着部60に第3の磁気センサ57が収容配置されている。第1〜第3の磁気センサ55〜57は、所定の磁界を検出することにより検出信号を出力するようになっている。第1〜第3の磁気センサ55〜57には、スイッチング出力タイプの磁気センサを採用することができる。
各磁気センサ55〜57は、略直方体状をなす本体63と、コネクタ64(図5には図示しない。図6〜図8に、第2の磁気センサ56のコネクタ64を図示)を介して本体63と接続されたハーネス65(図5には、第2の磁気センサ56のハーネス65のみを図示し、第1および第3の磁気センサ55,57のハーネスの図示を省略する)とを含む。これらのハーネス65には、磁気センサ55〜57に給電するための給電用ハーネスや、磁気センサ55〜57からの出力を送り出す信号線が含まれている。
第1〜第3の磁気センサ55〜57は、いわゆる大玉ゴトというゴト行為(不正行為)を検出するために用いられている。大玉ゴトは、通常の遊技玉より一回り大きな鉄(強磁性体)製の不正用玉(ベアリングの玉)を、遊技盤5の入賞口(普通入賞口29,30)に入賞させることにより当該入賞口(普通入賞口29,30)に対応する検出スイッチ(検出スイッチ51,53)に故意に詰まらせ、その不正用玉に電磁波を不正に照射して、検出スイッチを誤動作させるものである。入賞口への不正用玉の誘導は、透明板9(図1参照)の前から磁石を用いて行われる。
弾球遊技機1は、遊技の動作制御を司る主制御基板(図示しない)と、この主制御基板に、当該主制御基板からの信号を入力可能にそれぞれ接続された演出制御基板(図示しない)と、主制御基板に接続された外部出力端子基板(図示しない)とを含む。また、演出制御基板には、液晶制御基板(図示しない)が演出制御基板からの信号を入力可能に接続されている。各制御基板には、たとえばマイクロコンピュータが実装されている。
第1〜第3の磁気センサ55〜57の検出により大玉ゴトの発生が検出された場合、主制御基板は、異常が発生した旨の制御コマンドを演出制御基板に送信する。このような制御コマンドを演出制御基板から受信した液晶制御基板は、液晶表示装置18(図2参照)に「不正がされています」など不正がある旨のメッセージを表示する。また、演出制御基板は、ランプユニット11(図1参照)を所定のエラー態様で点灯制御させるとともに、スピーカ10(図1参照)から警告音を出力させる。さらに、主制御基板は、外部出力端子基板を通して、当該弾球遊技機1が設置されている遊技店の店舗コンピュータ(図示しない)に、不正があった旨の出力を行う。
弾球遊技機1では、磁気センサ55〜57がサイドランプユニット31における普通入賞口29,30に配置されている。そのため、普通入賞口29,30に関して行われる大玉ゴトを精度良く検出できる。第2の磁気センサ56は、センサ固定構造71を用いて背面板49の背面に固定されている。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るセンサ固定構造71を示す斜視図である。図7は、センサ固定構造71の拡大平面図である。図8は、図7に示す切断面線VIII−VIIIから見た図である。以下の説明では、次に述べるセンサ収容空間73からコネクタ64を抜き取る一方向(第2の磁気センサ56の本体63の長手方向に沿う一方向)をX方向とし、背面板49の背面に沿いかつX方向と直交する方向をZ方向として説明する。
センサ固定構造71は、背面板49の背面から突出する、背面視でコ字枠状をなす収容空間区画壁72と、収容空間区画壁72によって形成されたセンサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の抜け止めを図る第1および第2のセンサ抜け止め片74,75と、センサ収容空間73に配置されている第2の磁気センサ56からコネクタ64を抜け止めるためのコネクタ抜け止め構造76とを含む。コネクタ抜け止め構造76は、各センサ抜け止め片74,75に設けられている、後述する第1および第2のコネクタ抜け止め面86,90を含む。
収容空間区画壁72は、第2の磁気センサ56を収容するための直方体状のセンサ収容空間73を区画するためのものであり、背面視で略コ字枠状をなしている。センサ収容空間73は、第2の磁気センサ56の本体63と整合する大きさに形成されている。収容空間区画壁72は、裏箱34の背面板49と一体的に設けられており、背面板49の背面から背面方向に向けて立ち上がっている。収容空間区画壁72の互いに対向する一対の側壁72Aには、それぞれセンサ収容空間73の内方に向けて突出する爪部77が一体的に形成されている。各爪部77は、センサ収容空間73からの第2の磁気センサ56の背面方向(Y方向)の抜け止めを図るものである。
図7および図8を参照して、第1および第2のセンサ抜け止め片74,75は、背面板49において、収容空間区画壁72の開放側(X方向側)に配置されている。具体的には、背面板49には、収容空間区画壁72のX方向側に、凹所78が形成されている。凹所78におけるZ方向の一方側(図7に示す上側)の側辺は、収容空間区画壁72の一方側の側壁72Aよりも一方側に位置しており、凹所78におけるZ方向の他方側(図7の下側)の側辺は、収容空間区画壁72の一方側の側壁72Aよりも他方側に位置している。第1のセンサ抜け止め片74は、凹所78におけるZ方向の一方側の側辺から、Z方向の他方側に向けて背面板49に沿って延びる第1の抜け止め片本体79と、第1の抜け止め片本体79の先端から背面方向(Y方向)に向けて立ち上がる略方形状の第1の抜け止め部80とを一体的に含む。第2のセンサ抜け止め片75は、凹所78における他方側の側辺(第1の抜け止め片本体79が設けられる側辺と対向する側辺)から、Z方向の一方側に向けて背面板49に沿って延びる第2の抜け止め片本体81と、第2の抜け止め片本体81の先端から背面方向(Y方向)に向けて立ち上がる略方形状の抜け止め部82とを一体的に含む。第1および第2の抜け止め片本体79,81は、互いに接近する方向に延びている。
この実施形態では、第1および第2の抜け止め片本体79,81が、合成樹脂製の背面板49に設けられた凹所78によって小幅に縁取られることにより形成されており、そのため、第1および第2のセンサ抜け止め片74,75は、それぞれ弾性片として機能する。
第1の抜け止め部80と第2の抜け止め部82との間には、コネクタ64の長手方向長さ(Z方向長さ)よりも短い所定の間隔の隙間S1が設けられている。センサ収容空間73への第2の磁気センサ56の収容状態においては、隙間S1をハーネス65が挿通する。ハーネス65は複数本(たとえば3本)のケーブルを含む。
第1の抜け止め部80は、X方向と反対側の端面が第1のセンサ抜け止め面83として機能する。第1のセンサ抜け止め面83は、センサ収容空間73に収容された第2の磁気センサ56の本体63の先端面63AのZ方向の一方側端部(図7に示す上端部)に近接状態で対向する。第1のセンサ抜け止め面83は、センサ収容空間73への収容状態からX方向に移動しようとする第2の磁気センサ56の先端面56AのZ方向の一方側端部と当接し、これにより、センサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の移動を規制している。また、第1の抜け止め部80における、第2の抜け止め部82との対向面84におけるX方向と反対側の端部には、第1のセンサ抜け止め面83に連続する第1のL段部85が形成されている。第1のL段部85は、第2の磁気センサ56がセンサ収容空間73に収容配置された状態で、コネクタ64の先端面64Aに対向する第1のコネクタ抜け止め面86と、第1のコネクタ抜け止め面86に直交かつ連続する第1の側面93とを含む。第1のコネクタ抜け止め面86は、X方向に関連して、第1のセンサ抜け止め面83よりもX方向側に寄っている。第1のセンサ抜け止め面83および第1のコネクタ抜け止め面86は、互いに平行な平坦面である。
第2の抜け止め部82は、X方向と反対側の端面が第2のセンサ抜け止め面87として機能する。第2のセンサ抜け止め面87は、センサ収容空間73に収容された第2の磁気センサ56の本体63の先端面63AのZ方向の他方側端部(図7に示す下端部)に近接状態で対向する。第2のセンサ抜け止め面87は、センサ収容空間73への収容状態からX方向に移動しようとする第2の磁気センサ56の先端面56AのZ方向の他方側端部と当接し、これにより、センサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の移動を規制している。また、第2の抜け止め部82における、第1の抜け止め部80との対向面88におけるX方向と反対側の端部には、第2のセンサ抜け止め面87に連続する第2のL段部89が形成されている。第2のL段部89は、第2の磁気センサ56がセンサ収容空間73に収容配置された状態でコネクタ64の先端面64Aに対向する第2のコネクタ抜け止め面90と、第2のコネクタ抜け止め面86に直交かつ連続する第2の側面94とを含む。第2のコネクタ抜け止め面90は、X方向に関連して、第2のセンサ抜け止め面87よりもX方向側に寄っている。第2のセンサ抜け止め面87および第2のコネクタ抜け止め面90は、互いに平行な平坦面である。
第1および第2のコネクタ抜け止め面86,90は、それぞれ、第2の磁気センサ56への装着状態からX方向に移動(離脱)しようとするコネクタ64の先端面64AのZ方向の両端部と当接し、これにより、コネクタ64の離脱を規制している。ゆえに、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。
以上により第1の実施形態によれば、センサ抜け止め片74,75に設けられたコネクタ抜け止め面86,90によって、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。コネクタ抜け止め面86,90が、センサ抜け止め片74,75に設けられているので、センサ抜け止め片74,75とは別にコネクタ64の抜け止め専用の抜け止め片を設ける場合と比較してコストダウンを図ることができる。これにより、第2の磁気センサ56に装着されたコネクタ64の、確実でかつ安価な抜け止めを達成できる。
図9は、本発明の第2の実施形態に係るセンサ固定構造171を示す斜視図である。図10は、センサ固定構造171の拡大平面図である。図11は、図10に示す切断面線XI−XIから見た図である。
第2の実施形態において、第1の実施形態と共通する部分については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
第2の実施形態では、第2の磁気センサ装着部59に装着された状態の第2の磁気センサ56の向きは、第1の実施形態の場合(図7および図8参照)と異なるが、第2の磁気センサ56および磁気センサ装着部59に同一の参照符号を付し、説明を省略する。以下の説明において、センサ収容空間73からコネクタ64を抜き取る一方向をX方向とし、背面板49の背面に沿いかつX方向と直交する方向をZ方向として説明する。
センサ固定構造171は、背面板49の背面から突出する、背面視でコ字枠状をなす収容空間区画壁72と、収容空間区画壁72によって形成されたセンサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の抜け止めを図る1つのセンサ抜け止め片174と、センサ収容空間73に配置されている第2の磁気センサ56からコネクタ64を抜け止めるためのコネクタ抜け止め構造176とを含む。コネクタ抜け止め構造176は、センサ抜け止め片174に設けられている、後述する第1および第2のコネクタ抜け止め面186,190を含む。
センサ抜け止め片174は、背面板49において、収容空間区画壁72の開放側(X方向側)に配置されている。具体的には、収容空間区画壁72のX方向側には、凹所178が形成されている。センサ抜け止め片174は、凹所178におけるX方向側から背面板49に沿って、X方向と反対側に向けて延びる抜け止め片本体179と、抜け止め片本体179のZ方向の一方側(図10に示す上側)における先端から背面方向(Y方向)に向けて立ち上がる第1の抜け止め部180と、抜け止め片本体179のZ方向の他方側(図10に示す下側)における先端から背面方向(Y方向)に向けて立ち上がる第2の抜け止め部182を一体的に含む。抜け止め片本体179は、長手方向の途中部において、X方向と反対側に向かうに従って幅広をなしている。
この実施形態では、抜け止め片本体179が、合成樹脂製の背面板49に設けられた凹所178によって小幅に縁取られることにより形成されており、そのため、センサ抜け止め片174は弾性片として機能する。
第1の抜け止め部180と第2の抜け止め部182との間には、コネクタ64の長手方向長さ(Z方向長さ)よりも短い所定の間隔の隙間S2が設けられている。センサ収容空間73への第2の磁気センサ56の収容状態においては、隙間S2をハーネス65が挿通する。ハーネス65は複数本(たとえば3本)のケーブルを含む。
第1の抜け止め部180は、X方向と反対側の端面が第1のセンサ抜け止め面183として機能する。第1のセンサ抜け止め面183は、センサ収容空間73に収容された第2の磁気センサ56の本体63の先端面63AのZ方向の一方側端部(図10に示す上端部)に近接状態で対向する。第1のセンサ抜け止め面183は、センサ収容空間73への収容状態からX方向に移動しようとする第2の磁気センサ56の先端面56AのZ方向の一方側端部と当接し、これにより、センサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の移動を規制している。また、第1の抜け止め部80における、第2の抜け止め部182との対向面184には、第1のセンサ抜け止め面183に連続する第1のL段部185が形成されている。第1のL段部185は、第2の磁気センサ56がセンサ収容空間73に収容配置された状態でコネクタ64の先端面64Aに対向する第1のコネクタ抜け止め面186と、第1のコネクタ抜け止め面186に直交かつ連続する第1の側面193とを含む。第1のコネクタ抜け止め面186は、X方向に関連して、第1のセンサ抜け止め面183よりもX方向側に寄っている。第1のセンサ抜け止め面183および第1のコネクタ抜け止め面186は、互いに平行な平坦面である。第1の抜け止め部180における、第2の抜け止め部182との対向部分からは第1の突出部191がX方向に向けて延びている。
第2の抜け止め部182は、X方向と反対側の端面が第2のセンサ抜け止め面187として機能する。第2のセンサ抜け止め面187は、センサ収容空間73に収容された第2の磁気センサ56の本体63の先端面63AのZ方向の他方側端部(図10に示す下端部)に近接状態で対向する。第2のセンサ抜け止め面187は、センサ収容空間73への収容状態からX方向に移動しようとする第2の磁気センサ56の先端面56AのZ方向の他方側端部と当接し、これにより、センサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の移動を規制している。また、第2の抜け止め部182における、第1の抜け止め部180との対向面188には、第2のセンサ抜け止め面187に連続する第2のL段部189が形成されている。第2のL段部189は、第2の磁気センサ56がセンサ収容空間73に収容配置された状態で、コネクタ64の先端面64Aに対向する第2のコネクタ抜け止め面190と、第2のコネクタ抜け止め面190に直交かつ連続する第2の側面193とを含む。第2のコネクタ抜け止め面190は、X方向に関連して、第2のセンサ抜け止め面187よりもX方向側に寄っている。第2のセンサ抜け止め面187および第2のコネクタ抜け止め面190は、互いに平行な平坦面である。第2の抜け止め部182における、第1の抜け止め部180との対向部分からは第2の突出部192がX方向に向けて延びている。
第1および第2のコネクタ抜け止め面186,190は、第2の磁気センサ56への装着状態からX方向に移動(離脱)しようとするコネクタ64の先端面64AのZ方向の両端部と当接し、これにより、コネクタ64の離脱を規制している。これにより、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。
以上により第2の実施形態によれば、センサ抜け止め片174に設けられたコネクタ抜け止め面186,190によって、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。コネクタ抜け止め面186,190が、センサ抜け止め片174に設けられているので、センサ抜け止め片174とは別にコネクタ64の抜け止め専用の抜け止め片を設ける場合と比較してコストダウンを図ることができる。これにより、第2の磁気センサ56に装着されたコネクタ64の、確実でかつ安価な抜け止めを達成できる。
図12は、本発明の第3の実施形態に係るセンサ固定構造271を示す斜視図である。図13は、センサ固定構造271の拡大平面図である。図14は、図13に示す切断面線XIV−XIVから見た図である。
第3の実施形態において、第1の実施形態と共通する部分については、同一の参照符号を付して、説明を省略する。第3の実施形態が、第1の実施形態と相違する点は、2つのセンサ抜け止め片74,75の一方(センサ抜け止め片274)のみにより、第2の磁気センサ56およびコネクタ64の抜け止めを図る点である。
背面板49の裏面には、第2の磁気センサ装着部59が設けられている。第2の磁気センサ装着部59に装着された状態の第2の磁気センサ56の向きは、第1の実施形態の場合(図7および図8参照)と異なるが、第2の磁気センサ56および磁気センサ装着部59に同一の参照符号を付し、説明を省略する。以下の説明において、センサ収容空間73からコネクタ64を抜き取る一方向をX方向とし、背面板49の背面に沿いかつX方向と直交する方向をZ方向として説明する。
センサ固定構造271は、背面板49の背面から突出する、背面視でコ字枠状をなす収容空間区画壁72と、収容空間区画壁72によって形成されたセンサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の抜け止めを図るセンサ抜け止め片274、センサ収容空間73に配置されている第2の磁気センサ56からコネクタ64を抜け止めるためのコネクタ抜け止め構造276とを含む。コネクタ抜け止め構造276は、センサ抜け止め片274に設けられている、後述する第1のコネクタ抜け止め面286を含む。
センサ抜け止め片274は、背面板49において、収容空間区画壁72の開放側(X方向側)に配置されている。具体的には、背面板49には、収容空間区画壁72のX方向側に、凹所278が形成されている。凹所278におけるZ方向の一方側(図13に示す上側)の側辺は、収容空間区画壁72の一方側の側壁72Aよりも一方側に位置している。センサ抜け止め片274は、第1の実施形態に係る第1のセンサ抜け止め片74と同等の構成を有している。すなわち、センサ抜け止め片274は、凹所278におけるZ方向の一方側の側辺から背面板49に沿って延びる第1の抜け止め片本体79と、第1の抜け止め片本体79の先端から背面方向(Y方向)に向けて立ち上がる略方形状の第1の抜け止め部80とを一体的に含む。
この実施形態では、センサ抜け止め片274が、合成樹脂製の背面板49に設けられた凹所278によって小幅に縁取られることにより形成されており、そのため、センサ抜け止め片274は弾性片として機能する。
第1の実施形態の場合と同様、第1のセンサ抜け止め面83は、センサ収容空間73に収容された第2の磁気センサ56の本体63の先端面63AのZ方向の一方側端部(図13に示す上端部)に近接状態で対向する。第1のセンサ抜け止め面83は、センサ収容空間73への収容状態からX方向に移動しようとする第2の磁気センサ56の先端面56AのZ方向の一方側端部と当接し、これにより、センサ収容空間73からの第2の磁気センサ56のX方向の移動を規制している。
また、第1のコネクタ抜け止め面86は、第2の磁気センサ56への装着状態からX方向に移動(離脱)しようとするコネクタ64の先端面64AのZ方向の一方側端部と当接し、これにより、コネクタ64の離脱を規制している。これにより、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。
以上により第3の実施形態によれば、センサ抜け止め片274に設けられた第1のコネクタ抜け止め面286によって、コネクタ64の抜け止めを図ることができる。第1のコネクタ抜け止め面286が、センサ抜け止め片274に設けられているので、センサ抜け止め片274とは別にコネクタ64の抜け止め専用の抜け止め片を設ける場合と比較してコストダウンを図ることができる。これにより、第2の磁気センサ56に装着されたコネクタ64の、確実でかつ安価な抜け止めを達成できる。
以上、この発明の3つの実施形態について説明したが、本発明は、他の実施形態で採用できる。
図15は、本発明の第1の実施形態の変形例を示す拡大平面図である。図16は、図15に示す変形例の断面図である。この変形例では、第1の抜け止め部80の対向面84には、平坦面からなる第1の抜け止め部80の上面80Aに連続する、第3のL段部301が形成されている。第3のL段部301は、X方向に沿う方向に関し、第1の抜け止め部80の全域に亘って形成されている。第3のL段部301は、上面80Aと平行な第1の上端面302と、第1の上端面302に直交かつ連続する第1の内面303とを含む。第1の上端面302は、上面80AとY方向に間隔Y1を隔てて設けられている。第1の内面303は平坦面であり、第1の側面93に連続している。
この変形例では、第2の抜け止め部82の対向面88には、平坦面からなる第2の抜け止め部82の上面82Aに連続する、第4のL段部304が形成されている。第4のL段部304は、X方向に沿う方向に関し、第2の抜け止め部82の全域に亘って形成されている。第4のL段部304は、上面82Aと平行な第2の上端面305と、第2の上端面305に直交かつ連続する第2の内面306とを含む。第2の上端面305は、上面80AとY方向に間隔Y2を隔てて設けられている。第2の内面306は平坦面であり、第2の側面94に連続している。なお、図16では、間隔Y1と間隔Y2とが等しい長さである場合を例に挙げて説明するが、間隔Y1と間隔Y2とが互いに異なる長さを有していてもよい。
第1の内面303と第2の内面306とのZ方向の幅Z1は、コネクタ64のZ方向の寸法よりも長く設定されている。具体的には、第1の内面303は、コネクタ64のZ方向の一方側(図16に示す右側)の側辺よりも一方側に位置しており、第2の内面306は、コネクタ64のZ方向の他方側(図16に示す左側)の側辺よりも他方側に位置している。
コネクタ64をセンサ収容空間73から離脱させる際には、作業者は、第1のセンサ抜け止め片74の第1の抜け止め部80、および第2の抜け止め片75の第2の抜け止め部82を、それぞれ、背面板49(の背面)側(図16に示すY方向の反対側)に向けて押し下げる。
上端面302,305がコネクタ64の下端面(図16に示すY方向の反対側の端面)よりも背面板49側寄りに位置するまで、第3および第4のL段部301,304を背面板49側に向けて押し下げたとき、コネクタ64の離脱が可能になる。このとき、第1および第2の抜け止め部80,82の全てがコネクタ64よりも、背面板49側寄りに位置していない状態であれば、未だ、第1の抜け止め部80および第2の抜け止め片75と、第2の磁気センサ56の本体63の先端面63Aとの係合は保たれている。この状態では、センサ収容空間73から第2の磁気センサ56を離脱させることなく、コネクタ64のみを第2の磁気センサ56から離脱させることが可能である。
この状態から、第1および第2の抜け止め部80,82をさらに押し下げて、第1および第2の抜け止め部80,82の全てを、コネクタ64よりも、背面板49側寄りに位置させることにより、センサ収容空間73から第2の磁気センサ56を離脱させることが可能になり、かつコネクタ64を第2の磁気センサ56から離脱させることが可能になる。
図15および図16に示す変形例は、第1の実施形態だけでなく、第2の実施形態や第3の実施形態にも適用することができる。
また、前述の各実施形態では、第2の磁気センサ56のセンサ固定構造71,171,271(コネクタ抜け止め構造76,176,276)について説明したが、センサ固定構造71,171,271は、第2の磁気センサ56を固定する構造に限られず、他の磁気センサ55,57を固定する構造にも適用できる。また、固定する対象となる不正検出センサは、磁気センサ55〜57に限られず、光学式センサ等の他の遊技機用センサとすることもできる。
また、サイドランプユニット31として、2連の普通入賞口ユニットを例に挙げて説明したが、サイドランプユニット31を、3つの普通入賞口を有する3連の普通入賞口ユニットに設けることもできる。
また、センサ固定構造71,171,271(コネクタ抜け止め構造76,176,276)は、不正検出センサを固定する構造に限られず、たとえば近接センサからなる検出スイッチ51,53をサイドランプユニット31のケーシング(たとえば背面板49)を固定する構造にも適用できる。
また、前述の各実施形態では、遊技用センサの固定先をサイドランプユニット31と説明したが、遊技用センサの固定先は、センターユニット17や始動入賞口ユニット24、可変入賞口ユニット等の他の遊技機用ユニットであってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 弾球遊技機
5 遊技盤
31 サイドランプユニット(遊技機用ユニット)
56 第2の磁気センサ(遊技機用センサ)
64 コネクタ
72 収容空間区画壁
73 センサ収容空間
74 第1のセンサ抜け止め片
75 第2のセンサ抜け止め片
76 コネクタ抜け止め構造
86 第1のコネクタ抜け止め面
90 第2のコネクタ抜け止め面
174 センサ抜け止め片
176 コネクタ抜け止め構造
186 第1のコネクタ抜け止め面
190 第2のコネクタ抜け止め面
274 センサ抜け止め片
276 コネクタ抜け止め構造
286 コネクタ抜け止め面

Claims (3)

  1. コネクタが装着されている状態でセンサ収容空間に配置されている遊技機用センサから前記コネクタを抜け止めるための構造であって、前記コネクタと対向配置されて当該コネクタを抜け止めるためのコネクタ抜け止め面が、前記遊技機用センサを前記センサ収容空間から抜け止めるためのセンサ抜け止め片に設けられている、コネクタ抜け止め構造。
  2. 遊技盤と、前記遊技盤に配置される遊技機用ユニットとを有する弾球遊技機であって、
    前記遊技機用ユニットは、
    遊技機用センサと、
    前記遊技機用センサを収容するためのセンサ収容空間を区画する収容空間区画壁と、
    前記遊技機用センサを前記センサ収容空間から抜け止めるためのセンサ抜け止め片と、
    請求項1に記載の前記コネクタ抜け止め構造とを含む、弾球遊技機。
  3. 前記遊技機用センサは、前記弾球遊技機に対する不正を検出するための不正検出センサを含む、請求項2に記載の弾球遊技機。
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