JP2015135837A - 半導体デバイス、表示装置、電子機器、及び、半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

半導体デバイス、表示装置、電子機器、及び、半導体デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有機半導体層と電極との剥離を抑制することの可能な半導体デバイス、表示装置、電子機器、及び、半導体デバイスの製造方法を提供する。【解決手段】薄膜トランジスタは、高分子化合物層13と、前記高分子化合物層13上に形成された有機半導体層14と、前記有機半導体層14の接合面に接合されるソース電極15とドレイン電極16とを備え、前記接合面は凹凸を有する。前記有機半導体層14とソース電極15、ドレイン電極16の接合面積増加により、剥離が抑制される。【選択図】図2

Description

本開示の技術は、有機半導体層を備える半導体デバイス、表示装置、電子機器、及び半導体デバイスの製造方法に関する。
半導体デバイスの1つである薄膜トランジスタは、例えば、電子機器のディスプレイにおける画素のスイッチング素子や駆動素子として用いられる。例えば、プラスチックフィルム等を基板とするフレキシブルディスプレイでは、その基板に薄膜トランジスタがスイッチング素子や駆動素子として形成される。
例えば、特許文献1に記載されるように、薄膜トランジスタの能動層として有機半導層を利用するものは、薄膜の形成を低い温度下で行うことができる。プラスチックフィルム等のフレキシブル基板の耐熱温度は、ガラス基板等のリジッド基板の耐熱温度と比べて低い傾向を有するから、有機半導体層は、フレキシブル基板用の薄膜トランジスタの能動層に特に適している。
特開平7−249775号公報
ところで、薄膜トランジスタは、有機半導体層に接合される電極を備える。この電極と有機半導体層とが接合する部位は、有機半導体層の膜応力や電極の膜応力を受ける。有機半導体層と電極とは、それらの間に分子間力やクーロン力等の密着力を生じ難い材料から形成される。それゆえに、膜応力の程度によっては、電極の一部が有機半導体層から剥がれる場合がある。
特に、有機半導体層と電極とがフレキシブル基板に形成される場合には、有機半導体層と電極とが接合する部位は、膜応力の他に、フレキシブル基板の曲げ応力も受ける。結果として、電極の一部が有機半導体層から剥がれる問題が一層顕在化する。
本開示の技術は、電極と有機半導体層との剥離を抑制することの可能な半導体デバイス、表示装置、電子機器、及び、半導体デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
本開示における半導体デバイスの一態様は、絶縁層と、前記絶縁層上に形成された有機半導体層と、前記有機半導体層の上面である接合面に接合される電極とを備え、前記接合面は凹凸を有する。
本開示における表示装置の一態様は、薄膜トランジスタを備え、前記薄膜トランジスタが、絶縁層と、前記絶縁層上に形成された有機半導体層と、前記有機半導体層の上面である接合面に接合される電極とを備え、前記接合面は凹凸を有する。
本開示における電子機器の一態様は、表示部を備え、前記表示部が、薄膜トランジスタを備え、前記薄膜トランジスタが、絶縁層と、前記絶縁層上に形成された有機半導体層と、前記有機半導体層の上面である接合面に接合される電極とを備え、前記接合面は凹凸を有する。
本開示における半導体デバイスの製造方法の一態様は、液膜を相分離させることによって、絶縁層上に有機半導体層を形成する工程と、前記有機半導体層の上面である接合面に電極を形成する工程とを備え、前記有機半導体層を形成する工程では、前記接合面に凹凸を有する有機半導体層が形成される。
本開示における技術の一態様によれば、有機半導体層が有する凹凸面である接合面に電極が接合されるから、有機半導体層と電極との接合面積は、有機半導体層と電極とが単に平面で接合する場合の接合面積と比べて大きい。結果として、有機半導体層と電極との接触面積が増えてその接合強度が大きくなるから、有機半導体層とこれに接合される電極との剥離を抑制することができる。
本開示における半導体デバイスの製造方法によれば、相分離によって形成された有機半導体層の接合面が凹凸を含むため、絶縁層と有機半導体層との間に不要な物質が混入することを抑えつつ、有機半導体層と電極との接触面積を増やすことができる。
本開示の一実施形態における薄膜トランジスタの平面図である。有機半導体層の下にある高分子化合物層を示すべく有機半導体層の一部が切り欠かれている。 図1のA−A線断面における断面図である。 一実施形態における有機半導体層の接合面の平面構造を示す平面図である。 図3のB−B線断面における部分断面図である。 一実施形態にてゲート電極が形成される工程を示す工程図である。 一実施形態にて液膜が形成される工程を示す工程図である。 一実施形態にて有機半導体層が形成される工程を示す工程図である。 実施例における有機半導体層の平面構造を示すAFM撮像画像の図である。 変形例の半導体デバイスの断面図である。 第1実施例の表示装置の断面図である。 第2実施例の表示装置の断面図である。 第3実施例の表示装置の断面図である。 第4実施例の電子機器の斜視図である。 第5実施例の電子機器の斜視図である。 第6実施例の電子機器の斜視図である。 第7実施例の電子機器の斜視図である。 第7実施例の電子機器の平面図である。 第8実施例の電子機器の斜視図である。 第9実施例の電子機器の斜視図である。 第9実施例の電子機器の斜視図である。
以下に、本開示の技術における半導体デバイス、及び、薄膜トランジスタの各々をボトムコンタクト型の薄膜トランジスタに具体化した一実施の形態について説明する。
[半導体デバイスの構成]
図1に示されるように、薄膜トランジスタ10のゲート電極11は、1つの方向に延びる帯状をなす導電性の薄膜である。ゲート電極11の形成材料には、例えば、タングステン、タンタル、モリブデン、アルミニウム、クロム、チタン、銅、及び、ニッケルやこれらの合金等の金属材料が用いられる。
ゲート電極11上には、ゲート電極11と交差する帯状をなすゲート絶縁層12が積層されている。ゲート絶縁層12の形成材料には、例えば、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム等の無機材料、又は、ポリビフェノール、ポリメタクリル酸メチル、ポリイミド、及び、フッ素樹脂等の有機材料が用いられる。
ゲート電極11とゲート絶縁層12とが重なる部分には、矩形形状をなす絶縁性の高分子化合物層13が積層されている。高分子化合物層13は絶縁層の一例である。高分子化合物層13は、可溶性高分子化合物を含む。高分子化合物層13は、一種類の可溶性高分子化合物を含む単一の層であってもよいし、相互に異なる可溶性高分子化合物を含む単一の層であってもよいし、相互に異なる可溶性高分子化合物を含む2つ以上の層の積層体であってもよい。なお、可溶性は、溶質としての化合物が所定の溶媒の中で分子ごとに分散される性質である。この際、溶質としての化合物が分散するのであれば、攪拌や加熱が伴ってもよい。可溶性高分子化合物の分子量は、絶縁性と可溶性とを備える範囲であればよく、可溶性が高められる観点では、10000以上であることが好ましく、15000以上であることがより好ましく、20000以上であることがさらに好ましい。ゲート絶縁層12が有機材料の高分子化合物で形成される場合、可溶性高分子化合物は、ゲート絶縁層12を構成する高分子化合物と相溶しない。
可溶性高分子化合物には、例えば、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリジメチルシロキサン、ナイロン、ポリイミド、環状オレフィンコポリマー、エポキシポリマー、セルロース、ポリオキシメチレン、及び、ポリオレフィン系ポリマー、ポリビニル系ポリマー、ポリエステル系ポリマー、ポリエーテル系ポリマー、ポリアミド系ポリマー、フッ素系ポリマー、生分解性プラスチック、フェノール樹脂、アミノ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアクリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、及び、シリコーン樹脂等が用いられる。
可溶性高分子化合物は、可溶性高分子化合物を形成する単量体の単独重合体(ホモポリマー)でもよく、相互に異なる2以上の単量体の共重合体(コポリマー)でもよい。可溶性高分子化合物は、可溶性高分子化合物同士が架橋された架橋構造をなすものでもよいし、可溶性高分子化合物同士が架橋剤を介して架橋されたものでもよい。
なお、高分子化合物層13は、可溶性高分子化合物のうち、一種類の可溶性高分子化合物から構成されてもよいし、相互に異なる2以上の可溶性高分子化合物の組み合わせから構成されてもよい。高分子化合物層13の形成には、可溶性高分子化合物が溶解された溶液が用いられてもよいし、可溶性高分子化合物を形成する単量体、あるいは、架橋前の可溶性高分子化合物が溶解された溶液が用いられてもよい。すなわち、高分子化合物層13は、液状の薄膜として形成された後に重合が開始されてもよいし、液状の薄膜として形成された後に架橋が開始されてもよい。なお、こうした重合反応や架橋反応は、液状の薄膜に対する加熱や光の照射によって進行する。
可溶性高分子化合物を溶解する溶媒には、例えば、塩素系溶媒、芳香族系溶媒、ケトン類溶媒、含窒素類溶媒、含硫黄類溶媒、及び、脂肪族有機系溶媒等が用いられる。塩素系溶媒には、例えば、ジクロロメタン、トリクロロメタン、モノクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、及び、1,2,2−テトラクロロエタンが用いられる。芳香族系溶媒には、例えば、アニソール、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、及び、テトラリンが用いられる。ケトン類溶媒には、例えば、1,4−ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、及び、酢酸n−ブチル等が用いられる。含窒素類溶媒には、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、2−メチルピロリドン、及び、ジメチルイミダゾリジノン等が用いられる。含硫黄類溶媒には、例えば、ジメチルスルホキシド等が用いられる。脂肪族有機系溶媒には、例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、及び、デカリン等が用いられる。なお、溶媒は、混合溶媒でもよい。沸点が100℃よりも高い溶媒は、溶液の調製時において扱いやすく、且つ、安定であるため、より好ましい。
高分子化合物層13には、高分子化合物層13の外縁と同じ外縁を有する低分子化合物層としての有機半導体層14が積層されている。有機半導体層14を形成する有機半導体材料は、可溶性高分子化合物よりも小さい分子量を有する低分子化合物であって、可溶性高分子化合物を溶解する溶媒に分子ごとに分散される可溶性を備えた可溶性低分子化合物である。有機半導体層14は、一種類の可溶性低分子化合物を含む単一の層であってもよいし、相互に異なる可溶性低分子化合物を含む単一の層であってもよいし、相互に異なる可溶性低分子化合物を含む2つ以上の層の積層体であってもよい。有機半導体層14を構成する低分子化合物は、高分子化合物層13を構成する高分子化合物と相溶する。
可溶性低分子化合物には、3つ以上の芳香族環を備える共役芳香族材料が用いられる。共役芳香族材料の芳香族環は、5員環以上7員環以上が好ましく、更には、5員環あるいは6員環がより好ましい。芳香族環は、セレン、テルル、リン、ケイ素、ホウ素、ヒ素、窒素、酸素、及び、硫黄等のヘテロ原子を含んでいてもよい。なお、有機半導体層14の移動度が高められる観点では、芳香族環は、窒素、酸素、及び、硫黄の少なくとも1つを含んでいることがより好ましい。
芳香族環上の水素は、例えば、アルキル基、アルコキシ基、ポリアルコキシ基、チオアルコキシル基、アシル基、アリール基、ハロゲン基、シアノ基、ニトロ基、アルキルアミノ基、及び、アリールアミノ基等の官能基に置換されていてもよい。なお、ハロゲン基には、例えば、フッ素基が用いられ、アルキルアミノ基、及び、アリールアミノ基には、第二級若しくは第三級が用いられる。芳香族環上の水素は、こうした官能基の誘導体で置換されていてもよい。
可溶性低分子化合物には、より具体的には、ポリチオフェン、ポリ−3−ヘキシルチオフェン、ペンタセン、ポリアントラセン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリフラン、ポリセレノフェン、ポリイソチアナフテン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンビニレン、ポリチエニレンビニレン、ポリナフタレン、ポリピレン、ポリアズレン、フタロシアニン、メロシアニン、ポリエチレンジオキシチオフェン、ポリ[3,4−エチレンジオキシチオフェン]−ポリ[スチレンスルホン酸]、及び、6,12−ジオキサンアンタントレンが用いられる。可溶性低分子化合物は、これらの低分子化合物の誘導体でもよい。
ゲート絶縁層12の表面に対する可溶性低分子化合物の親和性は、可溶性高分子化合物のものより低いことが好ましい。固化した状態での可溶性低分子化合物の密度は、溶媒や可溶性高分子化合物より小さいことが好ましい。溶媒に対する可溶性低分子化合物の溶解度は、可溶性高分子化合物のものよりも小さいことが好ましい。
ゲート絶縁層12の長手方向の両端部には、有機半導体層14と高分子化合物層13とを挟む一対の電極であるソース電極15とドレイン電極16とが積層されている。ソース電極15は、ゲート絶縁層12の長手方向にて、有機半導体層14の一端部に積層される。ドレイン電極16は、ゲート絶縁層12の長手方向にて、有機半導体層14の他端部に積層される。ソース電極15とドレイン電極16とは、有機半導体層14上においてチャンネル長Lだけ離間している。
ソース電極15とドレイン電極16とには、例えば、金、白金、銀、銅、アルミニウム、及び、モリブデン等の単体や合金等の金属材料、あるいは、これら金属材料の酸化物が用いられる。ソース電極15と有機半導体層14との接合、及び、ドレイン電極16と有機半導体層14との接合は、オーミック接合であってもよいし、ショットキー接合であってもよい。薄膜トランジスタ10の駆動方式は、ショットキー接合によって制約される場合がある。それゆえに、ソース電極15と有機半導体層14との接合、及び、ドレイン電極16と有機半導体層14との接合は、オーミック接合が好ましい。
図2に示されるように、高分子化合物層13と有機半導体層14とは、ゲート絶縁層12を挟んで、ゲート電極11の直上に積層されている。
ゲート絶縁層12の上面である基準面12aに高分子化合物層13は積層される。基準面12aのうち、少なくとも高分子化合物層13に対応する範囲は平坦である。つまり、基準面12aにおける少なくとも高分子化合物層13の積層される範囲は平坦である。図示した例では、基準面12aの全体が平坦である。高分子化合物層13の下面である絶縁層下面13bは、ゲート絶縁層12の基準面12aの形状に倣う平坦な面である。
高分子化合物層13の上面13aに有機半導体層14は形成される。上面13aは、有機半導体層14と接合する全ての範囲で凹凸面である。有機半導体層14の下面である半導体層下面14bは、高分子化合物層13の上面13aと一致する形状を有する面である。有機半導体層14の上面である接合面14aは、上面13aの凸部に対応する位置に凸部を有し、上面13aの凹部に対応する位置に凹部を有する。つまり、接合面14aは、高分子化合物層13と有機半導体層14との積層方向における上面13aの凸部上で凸となり、積層方向における上面13aの凹部で凹となる。したがって、有機半導体層14の接合面14aの全体は上面13aの形状に倣う凹凸面である。
例えば、図3に示されるように、接合面14aは、うねる曲線形状の凹部14sを多数含む。うねる曲線形状は、接合面14a内にて様々な方向に複数回湾曲した部分を有する形状である。例えば、凹部14sの形状には、2つ以上に分岐する曲線形状、相互に平行な曲線形状、相対的に密度の高い部分から放射状に広がる曲線形状、及び、環状が含まれている。凹部14sは、湾曲部分と直線形状に延びる部分とを含むことがあるが、湾曲部分に対し、直線形状部分の占める割合は顕著に小さい。なお、図3では、凹部14sの幅が曲線の太さで示されて、凹部14sに挟まれる部分が凸部として示されている。うねる曲線形状の凹部14sとは、すなわち、複数の湾曲部分を含む不規則な形状の凹部である。上面13a及び接合面14aは、すなわち、不規則な形状の凸部と凹部に占有された凹凸面である。
図4に示されるように、段差Hは、凸部14cと凹部14sとの高さの差である。この段差Hは、1nm以上100nm以下である。段差間隔Pは、1つの凸部14cを挟む2つの凹部14sの距離である。この段差間隔Pは、1μm以上10μm以下である。有機半導体層14の接合面14aに形成された凸部14cと凹部14sとは、高分子化合物層13の上面13aに形成された凹部と凸部とに追従した形状である。
有機半導体層14の接合面14aが凹凸面であるから、接合面14aが平坦な面である構造と比べて、接合面14aの表面積は大きい。それゆえに、接合面14aが平坦な面である構造と比べて、有機半導体層14とソース電極15との接合する面積は大きく、有機半導体層14とソース電極15との密着性は高められる。有機半導体層14とドレイン電極16との接合する面積も同様に拡大するから、有機半導体層14とドレイン電極16との密着性は高められる。さらに、段差H及び段差間隔Pが上述した大きさに設定されることにより、有機半導体層14の接合面14aと各電極15,16との間の分子間力やクーロン力等の密着力もより大きなものとなるため、有機半導体層14と各電極15,16との密着性がさらに高められる。
接合面14aにおける凹凸が複数のうねる曲線状であるから、接合面14aにおける凹凸は、様々な方向に延びることになる。それゆえに、接合面14aにおける凹凸が直線状に延びる構造と比べて、実施形態の有機半導体層14に接合される電極と有機半導体層14との密着性が高められる。特に、様々な方向への応力が薄膜トランジスタ10に作用する場合には、有機半導体層14に接合される電極と有機半導体層14との密着性の向上が顕著になる。
一方で、有機半導体層14の接合面14aが凹凸であるから、ソース電極15やドレイン電極16の形成に際して、凹部14sに電極材料を埋め込む必要がある。この点で、段差Hは、2nm以上100nm以下であって、段差間隔Pと比べて非常に小さい。すなわち、段差間隔Pに対する段差Hの比であるアスペクト比は、0.01以下と非常に小さい値であるから、接合面14aが平坦な面である場合と同様の成膜技術によって、凹部14sに電極材料を埋め込むことが可能である。ソース電極15やドレイン電極16の形成に際しては、凹部14sに埋め込まれた電極材料をエッチングする必要もある。この点でも、凹部14sのアスペクト比が非常に小さいから、接合面14aが平坦な面である場合と同様のエッチング技術によって、凹部14sから電極材料をエッチングすることが可能にもなる。
なお、段差Hが2nm以上100nm以下と非常に小さいから、その段差Hに比べれば、1μm以上10μm以下の段差間隔Pは非常に大きい。しかし、有機半導体層14とソース電極15とが重なる部分の面積や有機半導体層14とドレイン電極16とが重なる部分の面積と比べれば、段差間隔Pは非常に小さい。それゆえに、段差Hが小さいことによって上述の加工上の効果が得られつつも、有機半導体層14とソース電極15との密着性や有機半導体層14とドレイン電極16との密着性を高めることが可能となる。
凸部における厚さと凹部における厚さとが略等しいから、ソース電極15とドレイン電極16との間の有機半導体層14では、有機半導体層14の膜厚が略均一となる。それゆえに、有機半導体層14の膜厚のばらつきに起因する電気特性のばらつきを抑えることが可能でもある。
有機半導体層14に含まれる低分子化合物と高分子化合物層13に含まれる高分子化合物とが可溶性を備えるから、有機半導体層14と高分子化合物層13とを塗布法等の湿式の成膜方法によって形成することが可能となる。それゆえに、有機半導体層14と高分子化合物層13とを蒸着法等の乾式の成膜方法によって形成する場合と比べて、成膜方法の簡素化を図ることが可能であって、薄膜トランジスタ10ごとの性能のばらつきが抑えられる。
有機半導体層14を構成する低分子化合物と高分子化合物層13を構成する高分子化合物とが相溶性を備えるから、有機半導体層14を構成する低分子化合物を溶解する溶媒に、高分子化合物層13を構成する高分子化合物を溶解することが可能になる。それゆえに、有機半導体層14と高分子化合物層13とを相分離法で形成することが可能であるから、有機半導体層14と高分子化合物層13との間に不要な物質が混入することが抑えられる。結果として、高分子化合物層13と有機半導体層14とに対し、薄膜トランジスタ10の電気的な特性を高めることが可能となる。
例えば、有機半導体層14と高分子化合物層13との界面が、薄膜トランジスタ10ごとに安定するから、上述の高分子材料を含む高分子化合物層13が備えられない構成と比べて、薄膜トランジスタ10におけるキャリアの移動度やオンオフ比が、薄膜トランジスタ10ごとにばらつくことが抑えられる。なお、オンオフ比とは、薄膜トランジスタ10がオン状態であるときのソース電極15とドレイン電極16との間の電流と、薄膜トランジスタ10がオフ状態であるときのソース電極15とドレイン電極16との間の電流に対する比である。
そして、ゲート絶縁層12を構成する高分子化合物と高分子化合物層13を構成する高分子化合物とが相溶しないから、ゲート絶縁層12が形成された後に、高分子化合物層13を液相のプロセスで形成することが可能になる。それゆえに、有機半導体層14の下地に求められる絶縁性がゲート絶縁層12で得られない場合であっても、高分子化合物層13によってそれを補うことが可能となる。
[半導体デバイスの製造方法]
次に、上述の薄膜トランジスタ10の製造方法の一例について説明する。
図5に示されるように、まず、基板Sの上面にゲート電極11が形成される。例えば、上述の金属材料を含む金属層が基板Sの上面の全体に形成された後に、マスクを用いるエッチングによって金属層が加工されて、ゲート電極11が形成される。基板Sには、例えば、アルミニウム、ニッケル、及び、ステンレス等の金属基板、あるいは、ポリカーボネートやポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムが用いられる。金属層の形成には、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法、電界めっき、及び、印刷法等が用いられる。マスクには、レジストマスク、金属材料や絶縁材料を含むハードマスクが用いられる。金属層のエッチングには、イオンミリング、反応性イオンエッチング、及び、ウェットエッチング等が用いられる。
次いで、ゲート電極11の全体を覆うゲート絶縁層12が形成される。ゲート絶縁層12の形成には、例えば、上述の無機材料をターゲットに用いるスパッタリング法、上述の無機材料を気相成長させるCVD法が用いられる。ゲート絶縁層12の形成には、例えば、上述の有機材料が含まれるインクを用いる塗布法や印刷法が用いられる。
成膜用溶液は、上述の可溶性高分子化合物と可溶性低分子化合物とが上述の溶媒に溶解されることで調製される。あるいは、上述の可溶性分子化合物の前駆体と可溶性低分子化合物とが上述の溶媒に溶解されることで、成膜用溶液が調製されてもよい。
図6に示されるように、成膜用溶液がゲート絶縁層12上に供給されることによって、ゲート絶縁層12上に液膜17が形成される。そして、ゲート絶縁層12上に形成された液膜17は、例えば、オーブン等の加熱装置によって焼成処理が施される。なお、可溶性高分子化合物の前駆体が成膜用溶液に含まれる場合には、上述の焼成処理に先立って、例えば、光照射や加熱によって前駆体を用いる重合反応が進行されて、液膜17の内部に可溶性高分子化合物が生成される。
この際に、高分子化合物層13と有機半導体層14とが、これらが積層される方向にて完全に分離されるうえでは、以下に示される成膜用溶液の調製が好ましい。すなわち、可溶性低分子化合物の溶媒に対する溶解度、及び可溶性高分子化合物の溶媒に対する溶解度はいずれも、0.1重量%以上であることが好ましく、0.3重量%以上であることがより好ましく、0.5重量%以上であることがさらに好ましい。可溶性低分子化合物に対する可溶性高分子化合物の重量比は、特に限定されないが、中でも、1/10以上10以下が好ましく、1/5以上5以下がより好ましく、1/3以上3以下がさらに好ましい。
上述の液膜17の形成には、浸漬法、噴霧法、塗布法、及び、印刷法が用いられる。塗布法や印刷法には、例えば、キャストコーティング法、スプレーコーティング法、インクジェット印刷法、凸版印刷法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、グラビア印刷法、及び、グラビアオフセット印刷法等が用いられる。
図7に示されるように、ゲート絶縁層12上に形成された液膜17に焼成処理が施されると、高分子化合物を含む相と可溶性低分子化合物を含む相とに相分離する。これにより、ゲート絶縁層12上には高分子化合物層13が形成され、且つ、高分子化合物層13上には有機半導体層14が形成される。この際に、高分子化合物層13の上面13aと有機半導体層14の接合面14aとに凹部と凸部とが形成される。
なお、図7の破線で示されるように、ゲート絶縁層12の上面の全体に可溶性分子層が形成される場合には、マスクを用いた可溶性分子層のエッチングによって高分子化合物層13と有機半導体層14とが形成される。マスクのパターニング方法には、例えば、フォトリソグラフィ法、又は、電子ビームリソグラフィ法等が用いられ、エッチング方法には、例えば、ウェットエッチング法等が用いられる。なお、高分子化合物層13と有機半導体層14とが形成される部位にのみ成膜用溶液が供給される場合には、その成膜用溶液が焼成されることによって、高分子化合物層13と有機半導体層14とが形成される。
上述の上面13aや接合面14aに形成される凹凸は、液膜17に施される焼成の速度によって調製することが可能である。例えば、焼成の速度が高いほど、段差Hは小さくなり、薄膜トランジスタ10の電気的な特性が高められる。液膜17にて焼成処理の開始状態の均一化を図り、薄膜トランジスタ10ごとの電気的な特性の均一性を高めるうえでは、液膜17から溶媒が蒸発することを焼成処理前に抑える、例えば、液膜17が形成された直後に焼成処理を開始する、あるいは、液膜17の形成を加圧下で行うことが好ましい。
高分子化合物層13と有機半導体層14とが形成されると、有機半導体層14の面方向における対向する2つの端部に、ソース電極15とドレイン電極16とが形成される。この際に、まず、金属膜の形成時には、ゲート絶縁層12の全体を覆う金属膜が形成される。そして、金属膜における有機半導体層14の上方の領域を覆うレジスパターンが形成された後、レジストパターンを用いた金属膜のエッチングが行われる。
[実施例1]
基板Sとして、ホウ素、リン、アンチモン、及び、ヒ素の少なくとも1つが注入されたシリコン基板が用いられて、基板Sの表面に、ゲート電極11としてタングステン層が形成された後に、ゲート絶縁層12として、膜厚が500nmのポリビフェノール樹脂層が形成された。
可溶性高分子化合物と可溶性低分子化合物と溶媒とに、それぞれシクロオレフィンコポリマーとジオキサンアンタントレン系化合物とトルエンとが用いられて成膜用溶液が調製された。シクロオレフィンコポリマーとは、ポリプラスチックス株式会社製のTOPAS6015(TOPASはTopas Advanced Polymers GmbHの登録商標)である。ジオキサンアンタントレン系化合物とは、以下の化学式1に示されるように、3,9−ビス(p−メチルフェニル)ペリキサンテノキサンテンである。成膜用溶液では、シクロオレフィンコポリマーとジオキサンアンタントレン系化合物とが重量比で1:1とされて、これら溶質の濃度が0.45重量%とされた。
ゲート絶縁層12の上面の全体に上述の成膜用溶液がスピンコート法によって塗布されて、上述の成膜用溶液からなる液膜17が形成された。不活性ガスの雰囲気で液膜17が140℃に加熱されることによって、液膜17が乾燥、及び焼成された。これにより、高分子化合物層13と有機半導体層14とが形成された。
高分子化合物層13と有機半導体層14とがエッチングされた後に、有機半導体層14にて相互に対向する2つの端部に金のソース電極15と金のドレイン電極16とが形成されて、実施例1の薄膜トランジスタ10が作成された。
有機半導体層14の膜厚は約20nmであり、ソース電極15とドレイン電極16との距離であるチャンネル長Lは約50μmであり、ソース電極15の幅あるいはドレイン電極16の幅であるチャンネル幅Wは30mmであった。
[実施例2]
液膜17の厚さのみが実施例1よりも大きくされ、液膜17の容量以外の条件が実施例1と同じ方法によって、有機半導体層14の膜厚が約30nmである実施例2の薄膜トランジスタ10が作成された。
[実施例3]
液膜17の厚さのみが実施例2よりも大きくされ、液膜17の容量以外の条件が実施例1と同じ方法によって、有機半導体層14の膜厚が約50nmである実施例3の薄膜トランジスタ10が作成された。
[実施例4]
平均分子量が10万であるポリアルファメチルスチレンが可溶性高分子化合物に用いられて、可溶性高分子化合物以外の条件が実施例1と同じ方法によって、有機半導体層14の膜厚が約20nmである実施例4の薄膜トランジスタ10が作成された。
[実施例5]
液膜17の容量のみが実施例4よりも大きくされ、液膜17の容量以外の条件が実施例4と同じ方法によって、有機半導体層14の膜厚が約30nmである実施例5の薄膜トランジスタ10が作成された。
[実施例6]
液膜17の厚さのみが実施例5よりも大きくされ、液膜17の容量以外の条件が実施例4と同じ方法によって、有機半導体層14の膜厚が約50nmである実施例6の薄膜トランジスタ10が作成された。
[比較例]
可溶性低分子化合物のみが溶媒に含まれる成膜用溶液が調製されて、成膜用溶液の組成以外の条件が実施例1と同じ方法によって、有機半導体層の膜厚が約20nmである比較例の薄膜トランジスタが作成された。
実施例1〜6、及び、比較例の各々における有機半導体層14の表面粗さが、JISB0601に準じて測定された。
実施例1〜6、及び、比較例の各々における有機半導体層14の移動度が、以下の方法で測定された。すなわち、移動度の測定では、各薄膜トランジスタが、23℃の不活性ガスの雰囲気に置かれて、ソース電極15にソース電圧Vs(Vss=0V)が印加され、且つ、ドレイン電極16への印加電圧であるドレイン電圧Vdが、ゲート電極11への印加電圧であるゲート電圧Vg以上(Vd≧Vg)に設定された。そして、ドレイン電流の平方根とゲート電圧Vgとの関係を示すVg−Id曲線が、−30V≦Vg≦0Vの範囲で測定されて、ゲート電圧Vgに対するドレイン電流の平方根の傾きから移動度が算出された。
実施例1〜6、及び、比較例の各々における有機半導体層14の移動度が、以下の巻き付け試験後に測定された。すなわち、巻き付け試験では、テスト棒に対する基板の巻き付けと、テスト棒に巻き付けられた基板の巻き取りとが、実施例1〜6、及び、比較例の基板の各々で1万回繰り返された。テスト棒には、半径が5mmの円柱が用いられた。
実施例1〜6、及び、比較例の各々における表面粗さRa、及び、移動度の測定結果を表1に示す。表1に示されるように、実施例1から実施例6のいずれにおいても、有機半導体層14の表面粗さRaは、2nm以上であることが認められた。実施例1から実施例3における測定結果、及び、実施例4から実施例6における測定結果から、有機半導体層14の膜厚が大きいほど、表面粗さRaは大きくなることが認められた。さらに、実施例1から実施例3における測定結果と、実施例4から実施例6における測定結果との比較から、可溶性高分子化合物が異なっていても、膜厚が同一であれば、有機半導体層14の表面粗さRaは略等しいことが認められた。
実施例4における有機半導体層14の接合面14aを原子間力顕微鏡によって撮像した結果を図8に示す。なお、図8では、深さの大きい部分ほど有機半導体層14の像が黒く示されている。図8に示されるように、有機半導体層14の接合面14aの全体は、多数のうねる曲線状をなす凹凸が形成されていることが認められた。なお、実施例1から実施例3、実施例5、及び、実施例6における有機半導体層14の接合面14aにも、図8に示される凹凸と略同様の凹凸が形成されていることが認められた。これに対し、比較例1の有機半導体層における表面粗さRaは1nm以下であって、その表面には、上述の凹凸が認められなかった。
実施例1から実施例6の各々の移動度は、初期値として約0.5(cm/Vs)を示し、巻き付け試験後にも、初期値の90%以上を示すことが認められた。これに対し、比較例の移動度は、初期値として0.4(cm/Vs)を示し、巻き付け試験後には、初期値の12.5%にまで低下していることが認められた。
以上説明したように、上述の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
・接合面14aが凹凸面であるから、有機半導体層14と電極との接合する面積が大きくなる。結果として、有機半導体層14と電極との密着性が高められる。
・接合面14aにおける凹凸が複数のうねる曲線状であるから、特に、様々な方向への応力が薄膜トランジスタ10に作用する場合には、有機半導体層14と電極との密着性の向上が顕著になる。
・段差間隔Pに対する段差Hの比であるアスペクト比が0.01以下と非常に小さい値であるから、接合面14aが平坦な面である場合と同様の加工技術によって電極を形成することが可能である。
・凸部における厚さと凹部における厚さとが略等しいから、有機半導体層14の膜厚のばらつきに起因する電気特性のばらつきを抑えることが可能でもある。
・有機半導体層14の形成材料と高分子化合物層13の形成材料とが相溶性を備えるから、有機半導体層14と高分子化合物層13とを湿式の相分離法によって形成することが可能となる。それゆえに、有機半導体層14と高分子化合物層13との形成方法の簡素化を図ること、薄膜トランジスタ10ごとの性能のばらつきを抑えること、これらが可能にもなる。
[半導体デバイスの変形例]
以下に、本開示の技術における半導体デバイスをトップコンタクト型の薄膜トランジスタに具体化した変形例について説明する。
図9に示されるように、上述の可溶性高分子化合物を含む高分子化合物層23には、上述の可溶性低分子化合物を含む有機半導体層24が積層されている。高分子化合物層23の下面である絶縁層下面23bは、平坦な面である一方、高分子化合物層23の上面23aは、有機半導体層24と接合する全ての範囲で凹凸面である。有機半導体層24の下面である半導体層下面24bは、高分子化合物層23の上面23aと一致する形状を有する面である。有機半導体層24の上面である接合面24aは、上面23aの凸部に対応する位置に凸部を有し、上面23aの凹部に対応する位置に凹部を有する。つまり、接合面24aは、高分子化合物層23と有機半導体層24との積層方向における上面23aの凸部上で凸となり、上面23aの凹部上で凹となる。したがって、有機半導体層24の全体は上面23aの形状に倣う凹凸面である。接合面24aに形成される凸部の形状と凹部の形状とには、上述の接合面14aと同様に、うねる曲線形状が多数含まれている。
有機半導体層24の接合面24aの一部には、相互に離れた一対の電極であるソース電極25とドレイン電極26とが積層されている。接合面24aの残部には、ソース電極25とドレイン電極26とを覆うゲート絶縁層22が積層されている。ゲート絶縁層22の上面のうちソース電極25とドレイン電極26との間の上方には、ゲート電極21が積層されている。
こうしたトップゲート型の薄膜トランジスタでも、先に説明されたボトムゲート型の薄膜トランジスタと同様に、接合面24aが凹凸面であるから、有機半導体層24と電極との接合する面積が大きくなる。結果として、有機半導体層24と電極との密着性が高められる。
なお、上述の半導体デバイスは、以下のように変更することもできる。
・有機半導体層14の接合面14aのうち電極が接合されていない部位の下方では、有機半導体層14と高分子化合物層13とが分離されていなくともよい。すなわち、接合面14aのうち少なくとも電極が接合される部位の下方で、有機半導体層14と高分子化合物層13とが分離されていればよい。接合面24aのうち少なくとも電極が接合される部位の下方で、有機半導体層24と高分子化合物層23とが分離されていればよい。
・ゲート絶縁層12の上面が凹凸面である場合には、高分子化合物層13が割愛されて、有機半導体層14がゲート絶縁層12に直接積層されてもよい。有機半導体層24の形成される基板の上面が凹凸面である場合には、高分子化合物層23が割愛されて、有機半導体層24が基板の上面に直接積層されてもよい。要は、有機半導体層14は、絶縁層における凹凸面である上面に積層されていればよい。
・接合面14a,24aの備える凹部の形状は、1つの方向に延びる直線形状であってもよいし、相互に交差する方向に延びる格子形状であってもよい。例えば、高分子化合物層13,23の下地が、予め直線形状や格子形状のパターンを備えていてもよい。あるいは、絶縁層の表面に直線形状や格子形状の凹部が形成されて、この絶縁層に有機半導体層14,24が直接積層されてもよい。
・半導体デバイスは、薄膜トランジスタに限らず、有機半導体層14,24の接合面14a,24aに電極が接合された整流素子であってもよい。要は、凹凸を含む上面を有した絶縁層と、絶縁層の上面に形成され、上面と対向する接合面を有する有機半導体層と、接合面に接合される電極とを備える半導体デバイスであればよい。
[表示装置]
次に、上述の薄膜トランジスタを備える表示装置について説明する。なお、薄膜トランジスタは、様々な用途に適用可能であって、薄膜トランジスタの適用対象は、特に限定されるものではない。そこで、以下では、例えば、薄膜トランジスタが表示装置の駆動素子に適用された構成について説明するものの、その構成はあくまでも一例であり、適宜の変更が可能である。
図10に示されるように、有機EL表示装置50の備える支持基板51上には、上述の複数の薄膜トランジスタ10が、画素を駆動する駆動素子として形成されている。複数の薄膜トランジスタ10の各々には、薄膜トランジスタ10を覆う絶縁層52を通じて画素電極53が接合されている。各画素電極53は、絶縁層52上に所定の間隔を置いて形成された隔壁54の間に形成されている。複数の画素電極53の各々には、電子注入層と発光層と正孔輸送層とが含まれる多層構造の有機EL層55を介して、共通する対向電極56が積層されている。そして、画素電極53と対向電極56との間における電流の供給態様が、すなわち、画素電極53と対向電極56とに挟まれる有機EL層55での発光の態様が、薄膜トランジスタ10の駆動によって制御される。
図11に示されるように、液晶表示装置60の備える支持基板61上には、上述の複数の薄膜トランジスタ10が、画素を駆動する駆動素子として形成されている。複数の薄膜トランジスタ10の各々には、薄膜トランジスタ10を覆う絶縁層62を通じて画素電極63が接合されている。複数の画素電極63の上方には、共通する対向電極64が液晶65を挟んで積層されている。そして、画素電極63と対向電極64との間における電圧の印加態様が、すなわち、画素電極63と対向電極64とに挟まれる液晶65の配向の態様が、薄膜トランジスタ10の駆動によって制御される。
図12に示されるように、電気泳動表示装置70の備える支持基板71上には、上述した複数の薄膜トランジスタ10が、画素を駆動する駆動素子として形成されている。複数の薄膜トランジスタ10の各々には、薄膜トランジスタ10を覆う絶縁層72を通じて画素電極73が接合されている。複数の画素電極73を覆う封止層74には、電気泳動粒子75が混ぜられた絶縁性の液層76を挟んで、各画素電極73に共通する対向電極77が積層されている。そして、画素電極73と対向電極77との間における電圧の印加態様が、すなわち、画素電極73と対向電極77との間における電気泳動粒子75の泳動の態様が、薄膜トランジスタ10の駆動によって制御される。
[電子機器]
次に、上述の表示装置を備える電子機器について説明する。なお、表示装置は、さまざまな用途に適用可能であって、特に限定されるものではない。そこで、以下では、例えば、表示装置が表示部を備える電子機器に適用された構成について説明するものの、その構成はあくまでも一例であり、適宜の変更が可能である。
図13に示されるように、電子書籍端末100の筐体101には、上述の表示装置を含む表示部102と、表示部102における表示の態様を操作する操作ボタン103とが搭載されている。
図14に示されるように、パーソナルコンピューター110の下側筐体111には、キーボード112と操作部113とが搭載され、パーソナルコンピューター110の上側筐体114には、上述の表示装置を含む表示部115が搭載されている。
図15に示されるように、テレビジョン120の支持台121に取り付けられた筐体122には、上述の表示装置を含む表示部123が搭載されている。
図16に示されるように、デジタルスチルカメラ130の筐体131の1つの面側には、撮像対象を写すレンズ132と、デジタルスチルカメラ130に撮像させるための撮像ボタン133とが形成されている。また、図17に示されるように、筐体131の他の面側には、上述の表示装置を含む表示部134と、操作ボタン135とが搭載されている。
図18に示されるように、デジタルビデオカメラ140の筐体141には、レンズ142と、操作ボタン143とが搭載されている。また、筐体141には、連結部144を介して表示部用筐体145が連結され、表示部用筐体145には、上述の表示装置を含む表示部146が搭載されている。
図19に示されるように、携帯電話端末150の備える下側筐体151には、操作ボタン152が搭載され、また、下側筐体151には、連結部153を介して上側筐体154が連結されている。上側筐体154には、上述の表示装置を含む表示部155が搭載されている。また、図20に示されるように、上側筐体154における表示部155とは対向する面には、上述の表示装置を含む裏面表示部156が搭載されている。
本開示の薄膜トランジスタは、以下のような構成とすることもできる。
(1)絶縁層と、前記絶縁層上に形成された有機半導体層と、前記有機半導体層の上面である接合面に接合される電極とを備え、前記接合面は凹凸を有する半導体デバイス。
(2)前記接合面の凹凸が、複数のうねる曲線状を含む前記(1)に記載の半導体デバイス。
(3)前記接合面の凹凸が、複数の湾曲部分を含む不規則な形状を含む前記(1)又は(2)に記載の半導体デバイス。
(4)前記接合面の凹凸における段差は、1nm以上100nm以下であり、前記接合面における前記段差の間隔は、1μm以上10μm以下である前記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
(5)前記絶縁層は高分子化合物層である前記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
(6)前記有機半導体層が、低分子化合物を含む層であり、前記絶縁層が、高分子化合物を含む層であり、前記有機半導体層を構成する低分子化合物と前記絶縁層を構成する高分子化合物とが相溶性を有する前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
(7)前記絶縁層は、前記有機半導体層の形成される面に凹凸を有し、前記接合面の凹凸は、前記絶縁層の凹凸に倣う前記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
(8)前記電極が、薄膜トランジスタのソース電極とドレイン電極とである前記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
(9)前記絶縁層下に形成されたゲート電極をさらに備え、前記電極が、前記有機半導体層上に形成されたソース電極と、前記有機半導体層上に形成されたドレイン電極とを備える前記(1)〜(8)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
(10)前記絶縁層が、第1絶縁層であり、前記半導体デバイスは、前記第1絶縁層下に形成された第2絶縁層をさらに備え、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層とが、高分子化合物を含む層であり、前記第1絶縁層を構成する高分子化合物と前記第2絶縁層を構成する高分子化合物とが相溶しない前記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
(11)前記有機半導体層上に形成されたゲート絶縁層と、前記ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極とをさらに備え、前記電極が、前記有機半導体層上に形成されたソース電極と、前記有機半導体層上に形成されたドレイン電極とを備える前記(1)〜(10)のいずれか1つに記載の半導体デバイス。
10…薄膜トランジスタ、11,21…ゲート電極、12,22…ゲート絶縁層、12a…基準面、13,23…高分子化合物層、13a,23a…上面、13b,23b…絶縁層下面、14,24…有機半導体層、14a,24a…接合面、14b,24b…半導体層下面、14c…凸部、14s…凹部、15,25…ソース電極、16,26…ドレイン電極、17…液膜、50…有機EL表示装置、51,61,71…支持基板、52,62,72…絶縁層、53,63,73…画素電極、54…隔壁、55…有機EL層、56,64,77…対向電極、60…液晶表示装置、65…液晶、70…電気泳動表示装置、74…封止層、75…電気泳動粒子、76…液層、100…電子書籍端末、101,122,131,141…筐体、102,115,123,134,146,155…表示部、103,135,143,152…操作ボタン、110…パーソナルコンピューター、111,151…下側筐体、112…キーボード、113…操作部、114,154…上側筐体、120…テレビジョン、121…支持台、130…デジタルスチルカメラ、132,142…レンズ、133…撮像ボタン、140…デジタルビデオカメラ、144,153…連結部、145…表示部用筐体、150…携帯電話端末、156…裏面表示部、H…段差。

Claims (14)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された有機半導体層と、
    前記有機半導体層の上面である接合面に接合される電極とを備え、
    前記接合面は凹凸を有する
    半導体デバイス。
  2. 前記接合面の凹凸が、複数のうねる曲線状を含む
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  3. 前記接合面の凹凸が、複数の湾曲部分を含む不規則な形状を含む
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  4. 前記接合面の凹凸における段差は、1nm以上100nm以下であり、
    前記接合面における前記段差の間隔は、1μm以上10μm以下である
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  5. 前記絶縁層は高分子化合物層である
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  6. 前記有機半導体層が、低分子化合物を含む層であり、
    前記絶縁層が、高分子化合物を含む層であり、
    前記有機半導体層を構成する低分子化合物と前記絶縁層を構成する高分子化合物とが相溶性を有する
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  7. 前記絶縁層は、前記有機半導体層の形成される面に凹凸を有し、
    前記接合面の凹凸は、前記絶縁層の凹凸に倣う
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  8. 前記電極が、
    薄膜トランジスタのソース電極とドレイン電極とである
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  9. 前記絶縁層下に形成されたゲート電極をさらに備え、
    前記電極が、
    前記有機半導体層上に形成されたソース電極と、
    前記有機半導体層上に形成されたドレイン電極とを備える
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  10. 前記絶縁層が、第1絶縁層であり、
    前記半導体デバイスは、前記第1絶縁層下に形成された第2絶縁層をさらに備え、
    前記第1絶縁層と前記第2絶縁層とが、高分子化合物を含む層であり、
    前記第1絶縁層を構成する高分子化合物と前記第2絶縁層を構成する高分子化合物とが相溶しない
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  11. 前記有機半導体層上に形成されたゲート絶縁層と、
    前記ゲート絶縁層上に形成されたゲート電極とをさらに備え、
    前記電極が、
    前記有機半導体層上に形成されたソース電極と、
    前記有機半導体層上に形成されたドレイン電極とを備える
    請求項1に記載の半導体デバイス。
  12. 薄膜トランジスタを備え、
    前記薄膜トランジスタが、
    絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された有機半導体層と、
    前記有機半導体層の上面である接合面に接合される電極とを備え、
    前記接合面は凹凸を有する
    表示装置。
  13. 表示部を備え、
    前記表示部が、薄膜トランジスタを備え、
    前記薄膜トランジスタが、
    絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された有機半導体層と、
    前記有機半導体層の上面である接合面に接合される電極とを備え、
    前記接合面は凹凸を有する
    電子機器。
  14. 液膜を相分離させることによって、絶縁層上に有機半導体層を形成する工程と、
    前記有機半導体層の上面である接合面に電極を形成する工程とを備え、
    前記有機半導体層を形成する工程では、前記接合面に凹凸を有する有機半導体層が形成される
    半導体デバイスの製造方法。
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