JP2015134950A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015134950A
JP2015134950A JP2014006722A JP2014006722A JP2015134950A JP 2015134950 A JP2015134950 A JP 2015134950A JP 2014006722 A JP2014006722 A JP 2014006722A JP 2014006722 A JP2014006722 A JP 2014006722A JP 2015134950 A JP2015134950 A JP 2015134950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
work
sub
claws
film forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014006722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6135519B2 (ja
Inventor
賢太 杉山
Kenta Sugiyama
賢太 杉山
瀧口 昌之
Masayuki Takiguchi
昌之 瀧口
迫 雄二
Yuji Sako
雄二 迫
山口 浩司
Koji Yamaguchi
浩司 山口
岡田 誠
Makoto Okada
誠 岡田
翔兵 藤田
Shohei Fujita
翔兵 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014006722A priority Critical patent/JP6135519B2/ja
Publication of JP2015134950A publication Critical patent/JP2015134950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6135519B2 publication Critical patent/JP6135519B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】複数のワークに均一な厚みの膜を形成することが可能な成膜装置を提供する。【解決手段】成膜装置1は、主回転台11と、副回転台23と、ワークホルダ31と、ギヤ33と、キッカー50とを備え、PVD法を用いてターゲット2から放出させた成膜材料によって、ワークの表面に成膜する。成膜装置1のキッカー50が有する複数の爪51は、ターゲット2に対面する位置の複数のワークホルダ31のギヤ33にそれぞれ係合可能であり、副回転台23の回転に伴って、これらの複数のワークホルダ31に支持されたワークをターゲット2の正面で回転させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークを回転させながら成膜を行う成膜装置に関する。
従来、成膜対象であるワークに均一な膜を形成するために、ワークを回転させながら成膜を行う成膜装置が知られている。特に、生産性を向上させるために、複数のワークを同時に回転可能なワーク回転手段を備える成膜装置が知られている。
例えば、特許文献1には、ワーク回転手段として、回転駆動される主回転台と、主回転台の回転に連動して主回転台の回転軸を中心に公転しながら自転する複数の副回転台と、各副回転台に回転可能な状態で支持された複数のワークホルダと、各副回転台に対応して配置されたキッカーとを備える成膜装置が開示されている。特許文献1に開示された成膜装置では、主回転台と副回転台との回転はギヤ機構で連動しているが、ワークホルダの回転はこのギヤ機構から独立している。そこで、ワークホルダの外周に固定された別のギヤにキッカーが係合しており、キッカーは、副回転台の回転に伴ってギヤおよびワークホルダを回転させる。
特開2009−280881号公報
一般的な成膜装置では、ワークに対して一方側に配置された成膜材料源(例えばPVD法ではターゲット)が、ワークに向かって成膜材料を放出する。よって、ワークの周囲に均一な膜を形成するためには、成膜材料源に対するワークの回転が重要である。
しかしながら、特許文献1に開示されたような従来の成膜装置では、ワークを保持するワークホルダが、キッカーと係合するギヤの1つの歯による回転分しか回転しない。また、従来の成膜装置では、キッカーの配置に着目されておらず、ワークホルダは成膜材料源の正面とは異なる位置でしか回転できない。したがって、成膜材料源に対するワークの回転が十分ではなく、ワークに形成される膜の厚みにばらつきが生じる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、複数のワークの周囲に均一な厚みの膜を形成することが可能な成膜装置を提供することにある。
本発明の成膜装置は、回転駆動される主回転台と、主回転台の回転軸の周りに配置され、主回転台の回転駆動に連動して主回転台の回転軸を中心に公転しながら自転する複数の副回転台と、副回転台の自転軸の周りに配置され、当該副回転台に回転可能な状態で支持されている、ワークを保持可能な複数のワークホルダと、ワークホルダの回転軸と同軸に設けられているギヤと、副回転台に対応して設けられたキッカーと、主回転台の径方向外側に配置され、ワークホルダに保持されたワークに向かって成膜材料を放出する成膜材料源を備えている。
また、本発明の成膜装置では、キッカーは、対応する副回転台上の複数のワークホルダのうち、成膜材料源に対面する位置のワークホルダに対応するギヤにそれぞれ係合可能であり、副回転台の自転に伴って当該ギヤをそれぞれ回転させる複数の爪と、複数の爪を保持する爪ホルダと、を備えている。
上記構成によれば、ワークホルダは、副回転の自転軸を中心にして公転する。このとき、キッカーの各爪は、成膜材料源に対面する位置を移動するワークホルダに設けられたギヤに係合し、当該ワークホルダを回転させることができる。また、ワークホルダは、成膜材料源に対面する位置を移動する間、対応するギヤが複数の爪に順に係合することによって、より大きな角度回転することができる。
したがって、本発明の成膜装置は、複数のワークホルダにそれぞれ保持されたワークを、成膜材源の正面でより多大きな角度回転させることができる。よって、複数のワークの周囲に均一な厚みの膜を形成することができる。
本発明の第1実施形態による成膜装置を概略的に示す平面図である。 本発明の第1実施形態による成膜装置を概略的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるキッカーを示す平面図である。 本発明の第1実施形態によるターゲット、コマ、およびキッカーの関係を説明するための説明図である。 図1のキッカーとギヤとの係合部分を示す部分拡大図である。 ワークホルダにセットされたワークとターゲットとの関係を模式的に示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 本発明の第2実施形態によるキッカーと副回転台とを概略的に示す平面図である。 本発明の第2実施形態によるキッカーと副回転台とを概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態による成膜装置を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による成膜装置を図1〜図6を参照して説明する。この成膜装置は、PVD法(物理気相成長法)を用いてワークの表面に成膜するものである。具体例としては、燃料噴射弁のプランジャ等の円筒状の金属製摺動部品の表面にDLC(ダイアモンドライクカーボン)等の硬質膜を生成するための装置である。このような用途では、膜厚を周方向に均一とすることが求められる。
一般にPVD法では、ワークに対して一方側に配置されたターゲットに高電圧を印加し放電させることで、成膜材料となる粒子をターゲットからワークに向けて放出する。したがって、ワークに形成される膜の膜厚を周方向に均一とするためには、ターゲットの正面でワークを軸中心に一周以上、回転させることが望ましい。本実施形態の成形装置は、このような目的を達成するための独創的な構成を備えることを特徴とする。
本実施形態の成膜装置1は、図1および図2に示すように、成膜材料源としての複数のターゲット2と、成膜対象のワークを回転保持するワーク回転機構3とを備えている。なお、複数のターゲット2およびワーク回転機構3は成膜室(不図示)内に配置されているものとする。
複数のターゲット2は、概略的には円筒形状のワーク回転機構3の径方向外側に外周を囲うように配置されている。成膜時には、ターゲット2の一部が成膜材料としてワーク回転機構3に向かって飛び出し、ワーク回転機構3にセットされたワークに成膜される。なお、図2では、紙面手前に配置されるターゲット2の図示を省略している。
以下に、ワーク回転機構3の構成について説明する。ワーク回転機構3は、成膜室内の中央に配置された主回転台11、主回転台11に配置された複数の支柱21、各支柱21に配置された複数の副回転台23、各副回転台23に配置された複数のコマ30、主回転台11に配置された複数のサイドポール41、および、各サイドポール41に配置された複数のキッカー50を備えている。
なお、ワーク回転機構3は、各支柱21に沿って、副回転台23、コマ30、およびキッカー50のそれぞれが鉛直方向に複数段重ねられた多段構造を有している。図の簡略化のため、図1では、1段分の副回転台23、コマ30、およびキッカー50を示している。また、図2では、1段目のみを図示している。また、図1および図2では、実質的に同一の部材の符号の図示を省略している。
主回転台11は円板状であり、他の部材を支える支持板となる。ターゲット2は主回転台2よりも径方向外側に配置されている。また、主回転台11の中心はモータ(図示しない)に接続されており、主回転台11は、モータに駆動されて回転する。以下、主回転台11の回転軸を主軸mと称する。
複数の支柱21は、主回転台11上に主軸mを中心にして配置されており、それぞれ鉛直方向に延びている。支柱21には、複数の副回転台23が鉛直方向に配置されている。副回転台23は円板状であり、その中心は支柱21に固定されている。
また、支柱21は、主回転台11に対して回転可能に支持されると共に、モータに接続されたギヤ機構(図示しない)に支持されており、モータ駆動時、主回転台11の回転と共に主軸mを中心にして公転しながら、当該ギヤ機構によって自転する。支柱21に固定された副回転台23も同様に、主軸mを中心に公転しながら自転する。以下、副回転台23の自転軸を副軸sと称する。
複数のコマ30は、副回転台23上に支柱21を中心にして等間隔に配置されており、それぞれ、ワークを保持するワークホルダ31と、ギヤ33とを備えている。なお、図1および図2では、図を簡略化するために、副回転台23に配置されるコマ30の数を実際よりも少なく示している。
ワークホルダ31は、内側が中空の有底円筒形状であり、ワークホルダ31の底部中心には、副回転台23に接続された軸部(図示しない)が設けられている。ワークホルダ31は、当該軸部を中心に回転自在な状態で副回転台23に支持されている。以下、ワークホルダ31の回転軸をホルダ軸hと称する。
また、ワークホルダ31の内側には、円柱形状のワーク4がセットされる(図6参照)。ワーク4は、ワークホルダ31と一体に回転可能である。
ギヤ33は、ホルダ軸hと同軸に設けられ、ワークホルダ31と一体的に構成されている。また、ギヤ33は、ワークホルダ31の径方向外側に突出する複数の歯を有している。後述するキッカー50の爪51に係合する側の歯面の傾斜は、他方の歯面よりも緩やかである。
複数のサイドポール41は、複数の支柱21の脇にそれぞれ配置されている。サイドポール41は、主回転台11に固定されており、主回転台11の回転に伴って主軸mを中心に公転する。1つのサイドポール41は、複数のキッカー50を支持している。なお、図2では、図の簡略化のために、1つのサイドポール41および1つのキッカー50を代表的に示している。
複数のキッカー50は、複数の副回転台23に対応して設けられている。キッカー50は、対応する副回転台23のコマ30よりも主回転台11の径方向外側に配置されている。
キッカー50は、複数の爪51と、複数の爪51を保持する爪ホルダ52とを備えている。複数の爪51は、対応する副回転台23の円周の一部に沿って等間隔に配置されており、各爪51は当該副回転台23の副軸sに向かって延びている。複数の爪51は、対応する副回転台23上の全てのコマ30のうち、主回転台11の径方向外側に位置する複数のコマ30のギヤ33にそれぞれ接触可能である。爪ホルダ52は、副回転台23の円周の一部に沿って伸びており、その端部がサイドポール41に取り付けられている。
ここで、副回転台23の副軸sを中心として、隣接する爪51同士の間の角度を、複数の爪51の隣接角度αとする(図3参照)。また、副回転台23の副軸sを中心として、隣接するワークホルダ31同士の間の角度を、複数のワークホルダ31の隣接角度βとする(図4参照)。このとき、複数の爪51の隣接角度αと、複数のワークホルダ31の隣接角度βとは等しい。なお、図4では、図面を簡略化するために、コマ30の形状を概略的に円形で示している。また、ワークホルダ31の隣接角度とは、コマ30の隣接角度を意味している。
また、各キッカー50が有する複数の爪51の数は、各コマ30のギヤ33の歯数と等しく、その数は例えば8個である。
(作動)
次に、ワーク回転機構3の作動について、図1、図5を参照して説明する。
図1に示すように、主回転台11が、モータ駆動により主軸mを中心にして矢印A方向に回転する。主回転台11の回転に連動して、支柱21および副回転台23が、主軸mを中心にして矢印A方向に公転しつつ、副軸sを中心にして矢印B方向に自転する。サイドポール41およびキッカー50は、主回転台11の回転に伴って、主軸mを中心にして矢印A方向に公転する。このとき、副回転台23とキッカー50との位置関係は一定である。
コマ30は、副回転台23の自転に伴って、副軸sを中心にして矢印B方向に公転する。ここで、図5に示すように、コマ30がキッカー50の近傍を通るとき、爪51がコマ30のギヤ33に係合する。このギヤ33と爪51との係合により、コマ30は、矢印B方向への公転に伴って、ホルダ軸hを中心に矢印C方向に自転する。すなわち、コマ30は、主軸mを中心にして矢印A方向へ公転する副軸sを中心にして矢印B方向へ公転する軌道を移動すると同時に、キッカー50の近傍を通るときにはホルダ軸hを中心にして矢印C方向へ回転する。
(効果)
本実施形態の効果について、図4および図6を参照して説明する。図4は、副回転台23がターゲット2の正面に位置したときを示している。また、図4では、ターゲット2から成膜材料が飛ぶ方向を示している。図6では、ターゲット2の正面に位置する1つのコマ30のワークホルダ4にセットされたワーク4を示している。
図4に示すように、コマ30は、矢印B方向へ公転する間、ターゲット2に対面可能な成膜範囲dを移動する。成膜範囲dは、各副回転台23上のコマ30位置のうち、主回転台11の径方向外側の位置であって、副回転台23がターゲット2の正面に位置するときにコマ30がターゲット2に対面する位置である。
例えば本実施形態では、同時に6個のコマ30が成膜範囲dに位置する。また、キッカー50が有する複数の爪51のうち内側の6個の爪51は、成膜範囲dに位置する6個のコマ30のギヤ33にそれぞれ係合する。このため、キッカー50は、成膜範囲dでコマ30を確実に回転させることができる。
また、本実施形態では、複数の爪51の隣接角度αと複数のコマ30の隣接角度βとは等しいため、ギヤ33は、コマ30が成膜範囲dを移動するときに複数の爪51と順に係合する。このため、コマ30は、成膜範囲d内で連続的に回転することができる。
また、本実施形態では、各キッカー50が有する爪の数51は、ギヤ33の歯数と等しい。このため、ギヤ33が、複数の爪51に順に係合することにより、コマ30は成膜範囲dを含む範囲内で1回転することができる。なお、図4では、コマ30の回転角度をわかりやすくするため、コマ30上に円形の印を示している。
以上によれば、図6(a)(b)に示すように、ワークホルダ31にセットされたワーク4は、ターゲット2の正面を移動するときには必ず回転することができる。このため、ターゲット2から放出される成膜材料粒子23は、ワーク4の側面に均一に堆積し、これによりワーク4の側面には均一な厚みの膜5が形成される。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態と異なる構成のキッカーを有する他は、第1実施形態と実質的に同一の構成を有する。以下では、図7および図8を参照して、第2実施形態のキッカー60について説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。また、図7および図8では、図面を簡略化するために、コマ30を概略的に円筒形状により示している。
図7に示すように、第2実施形態のキッカー60は、対応する副回転台23の副軸sを中心とする仮想円周上に配置された複数の爪61と、複数の爪61を保持する環状部を有する爪ホルダ63とを備えている。
複数の爪61の数は、副回転台23上のコマ30の数と等しい。また、複数の爪51の隣接角度αと複数のコマ30の隣接角度βとは等しい。このため、複数の爪61は、対応する副回転台23上の全てのコマ30のギヤ33にそれぞれ接触可能である。
このような構成によれば、コマ30は、成膜範囲を移動するときだけでなく、常にキッカー60によって回転することが可能である。これにより、より均一な膜を形成することができる。また、爪ホルダ63が環状部を有することにより、キッカー60の剛性を高めることができる。
また、爪ホルダ63には、カムフォロア70、80がそれぞれ設けられている。カムフォロア70、80は、それぞれ、シャフト部71、81およびベアリング部72、82から構成されている。
図8に示すように、カムフォロア70では、シャフト部71が副軸sに平行な方向に爪ホルダ63を挿通しており、ベアリング部72が副回転台23の側面に接している。副回転台23の矢印B方向への回転に伴って、ベアリング部72は矢印x方向に回転する。カムフォロア70は、爪ホルダ63が副回転台23に対して副軸sに位置ずれすることを抑制することができる。
また、カムフォロア80では、シャフト部81が副軸sに対して垂直な方向に爪ホルダ63を挿通しており、ベアリング部82が副回転台23の上面に接している。副回転台23の矢印B方向への回転に伴って、ベアリング部82は矢印y方向に回転する。このため、カムフォロア80は、爪ホルダ63が副回転台23に対して傾くことを抑制することができる。
したがって、第2実施形態では、爪ホルダ63の姿勢が保持されているため、爪61とギヤ33とを確実に係合させ、コマ30を安定的に回転させることが可能になる。
(他の実施形態)
(ア)上述の各実施形態において、複数の爪51の隣接角度αと複数のコマ30の隣接角度βとは異なっていてもよい。また、上述の各実施形態で示している「成膜範囲dに位置するコマ30の数」、「ギヤ33の歯数」、および「爪51の数」等は、単なる例示であって限定されず、異なる数であってもよい。
(イ)第2実施形態のカムフォロア70、80は、少なくともいずれか一方が設けられていればよい。また、カムフォロア70、80の少なくともいずれか一方が、第1実施形態のキッカー50に設けられていてもよい。また、特許請求の範囲に記載の「回転支持体」は、カムフォロア70、80であることに限定されず、例えば他のガイドローラーであってもよい。
(ウ)キッカー50の形状は、上述の各実施形態のものに限られず、複数の爪がコマ30のギヤ33に係合可能な形状であればよい。例えば、副回転台の円周に沿って延びる「はしご状」の部材をキッカーとしてもよい。この場合、2本の縦木に相当する部材が爪ホルダとなり、2本の縦木の間に配置された複数の横木に相当する部材が複数の爪となる。
(エ)上述の各実施形態では、PVD法による成膜装置を例として説明しているが、本発明はこれに限られず、様々な成膜方法の成膜装置に適用することが可能である。例えば、化学気相成長法(CVD法)による成膜装置に適用する場合、特許請求の範囲に記載の「成膜材料源」は、ターゲットではなく、ワークに向かう成膜用ガスを成膜室内に供給するガス供給源等であってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1・・・成膜装置
2・・・ターゲット(成膜材料源)
3・・・ワーク回転機構
4・・・ワーク
11・・・主回転台
23・・・副回転台
31・・・ワークホルダ
33・・・ギヤ
50、60・・・キッカー
51、61・・・爪
53、63・・・爪ホルダ

Claims (7)

  1. 回転駆動される主回転台(13)と、
    前記主回転台の回転軸(m)の周りに配置され、前記主回転台の回転駆動に連動して前記主回転台の回転軸を中心に公転しながら自転する複数の副回転台(23)と、
    前記副回転台の自転軸(s)の周りに配置され、当該副回転台に回転可能な状態で支持されており、前記ワークを保持可能である複数のワークホルダ(31)と、
    前記ワークホルダの回転軸(h)と同軸に設けられているギヤ(33)と、
    前記副回転台に対応して設けられたキッカー(50、60)と、
    前記主回転台の径方向外側に配置され、前記ワークホルダに保持されたワーク(4)に向かって成膜材料を放出する成膜材料源(2)と、
    を備えており、
    前記キッカーは、
    対応する前記副回転台上の前記複数のワークホルダのうち、前記成膜材料源に対面する位置の前記ワークホルダに対応する前記ギヤに係合可能であり、前記副回転台の自転に伴って当該ワークホルダおよび当該ギヤを回転させる複数の爪(51、61)と、
    前記複数の爪を保持している爪ホルダ(53、63)と、
    を有することを特徴とする成膜装置。
  2. 前記副回転台の自転軸を中心として、隣接する前記複数の爪同士の間の角度を前記複数の爪の隣接角度(α)とし、
    前記副回転台の自転軸を中心として、隣接する前記複数のワークホルダ同士の間の角度を前記複数のワークホルダの隣接角度(β)とすると、
    前記複数の爪の隣接角度は、前記複数のワークホルダの隣接角度と等しいことを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記複数の爪の数は、前記ギヤの歯数以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置。
  4. 前記複数の爪は、対応する前記副回転台上の前記複数のワークホルダのうち、前記成膜材料源に対面する位置の全ての前記ワークホルダに対応する前記ギヤにそれぞれ係合可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の成膜装置。
  5. 前記複数の爪は、前記副回転台の自転軸を中心とする仮想円周上に配置されており、
    前記爪ホルダは、前記複数の爪を保持している部分が円環状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の成膜装置。
  6. 前記爪ホルダに固定され、前記副回転台に接触しながら回転可能な回転支持体(70、80)をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の成膜装置。
  7. PVD法による成膜に適用され、前記成膜材料源は、エネルギー源の衝突により粒子を放出するターゲットであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の成膜装置。
JP2014006722A 2014-01-17 2014-01-17 成膜装置 Active JP6135519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006722A JP6135519B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 成膜装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006722A JP6135519B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 成膜装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015134950A true JP2015134950A (ja) 2015-07-27
JP6135519B2 JP6135519B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=53766977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014006722A Active JP6135519B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 成膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6135519B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107267949A (zh) * 2017-07-27 2017-10-20 大连维钛克科技股份有限公司 真空镀膜机内为方形片状钕铁硼工件镀膜的翻转装置
JP2020509221A (ja) * 2017-02-16 2020-03-26 エリコン サーフェス ソリューションズ アーゲー、 プフェフィコン 複数工程ステップ用のツール固定具
CN113584452A (zh) * 2021-07-26 2021-11-02 深圳天成真空技术有限公司 一种真空镀膜产品多角度翻转设备及方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04110749U (ja) * 1991-03-04 1992-09-25 株式会社神戸製鋼所 アークイオンプレーテイング装置における回転テーブル
JP2009108384A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Raiku:Kk 成膜装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04110749U (ja) * 1991-03-04 1992-09-25 株式会社神戸製鋼所 アークイオンプレーテイング装置における回転テーブル
JP2009108384A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Raiku:Kk 成膜装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020509221A (ja) * 2017-02-16 2020-03-26 エリコン サーフェス ソリューションズ アーゲー、 プフェフィコン 複数工程ステップ用のツール固定具
JP7190184B2 (ja) 2017-02-16 2022-12-15 エリコン サーフェス ソリューションズ アーゲー、 プフェフィコン 複数工程ステップ用のツール固定具
CN107267949A (zh) * 2017-07-27 2017-10-20 大连维钛克科技股份有限公司 真空镀膜机内为方形片状钕铁硼工件镀膜的翻转装置
CN113584452A (zh) * 2021-07-26 2021-11-02 深圳天成真空技术有限公司 一种真空镀膜产品多角度翻转设备及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6135519B2 (ja) 2017-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6135519B2 (ja) 成膜装置
TWI522486B (zh) PVD processing device and PVD processing method
JP6722691B2 (ja) コーティングシステムにおけるワークピースの装填装置及び方法
US7988787B2 (en) Workpiece support system and method
JP6016753B2 (ja) 成膜装置
TW200632881A (en) Sputtering apparatus and film deposition method
WO2018147122A1 (ja) 成膜装置および成膜物の製造方法
JP2012067359A (ja) 膜形成対象物品支持装置及び膜形成装置
JP2015506278A (ja) 非対称歯車
JP2018135558A (ja) ワーク回転装置およびそれを備えた成膜装置
US20120199476A1 (en) Production of Nanoparticles
JPH09157844A (ja) 回転式コンプレッサ用ベーンの物理蒸着膜形成方法および装置
CN208087737U (zh) 一种高效环形对溅射磁控镀膜机
CN208087735U (zh) 一种真空镀膜机的过滤滚筒转架
WO2015186702A1 (ja) 可搬型回転装置及び成膜装置
JP2017197367A (ja) ワークの給送装置
JP2012162752A (ja) 気相成長装置
CN106239258B (zh) 一种蜗杆凸轮分度机构
JP2013155419A (ja) 表面処理用治具
JP2019194354A (ja) 成膜装置及び成膜方法
JP2009280881A (ja) 膜形成対象物品支持装置及び膜形成装置
KR102615201B1 (ko) 성막품의 제조 방법 및 스퍼터링 장치
JP2014077177A (ja) 成膜装置
JP2020527451A5 (ja)
US9478394B2 (en) Method for increased target utilization in ion beam deposition tools

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6135519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250