JP2015134510A - 可変ダクトにおけるシャッタの異常報知装置 - Google Patents

可変ダクトにおけるシャッタの異常報知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】可変ダクトを有する車両において、付着した氷雪を原因としてシャッタが固着する初期の段階でシャッタの異常を報知することができるシャッタ異常報知装置を提供すること。【解決手段】車両前部に設けられた、シャッタ86の移動によって外気の導入量を調節可能な可変ダクト80におけるシャッタ86の異常を報知するシャッタ異常報知装置10である。シャッタ異常報知装置10は、シャッタ86が閉鎖位置に在るときにロアルーバ90のアッパフィン90bの先端とこの先端を受けるアッパルーバ88のロアフィン88cの先端(受け部)とからなるダクトシール部91におけるアッパフィン90bの先端とロアフィン88cの先端との接触により通電が得られる電気回路20と、閉鎖位置にあったシャッタ86に対して開作動指示が出ていないにも関わらず電気回路20が非通電となった場合に警報を発する報知手段60と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部に設けられたダクトを開閉するシャッタの異常を報知する装置に関する。
可変ダクトは車両前部に設けられており、ダクト内に設けられたシャッタを開閉位置へ動作させてこのダクトを介して車両内部に導入される外気量を調整することで、空力性能向上やエンジン過冷却の防止を図り、あわせて燃費の向上を可能とするものである。
寒冷地では、このシャッタが氷雪により固着して動作不能となることが問題となる。すなわち、シャッタを構成するルーバ同士が、あるいはルーバとダクト内壁が固着してダクトが閉鎖状態で動作不能となった場合に、ダクト内に熱がこもり、エンジンの過熱等に起因する車両故障が発生するおそれがある。
特許文献1には、車両のフロントグリルからエンジンルームへ通じるダクトを開閉するシャッタと、このシャッタを駆動する電動モータと、ロック電流値を検出するまでこの駆動モータに電流を印加してシャッタの駆動によってダクトを開閉制御する制御手段とを備える車両用グリル制御機構が開示されている。
この車両用グリル制御機構は、ダクトの開閉動作開始からロック電流値を検出するまでの時間が予め設定した範囲の所定時間を超えている場合に再度開閉動作をやり直す確認作動を行い、それでも所定時間を超えている場合にシャッタの作動状態が異常状態にあると判定する。
この車両用グリル制御機構によれば、ダクトの開閉動作開始からロック電流値を検出するまでの時間に基づいてシャッタの異常状態を判定することで、エンジンの過熱等が発生して走行不能に陥る前に車両の運転者はこの異常を知ることができる。これにより、車両の運転者は出力制限し、あるいは走行停止し、車両の故障を事前に防止することができる。
特開2011−105221号公報
しかし、特許文献1の車両用グリル制御機構によれば、氷雪等によるシャッタの固着が予見される場合であっても、シャッタが動作不能であることを確認作動によって確認した後でなければ異常状態を判定することができない。
したがって、特許文献1の車両用グリル制御機構によっては氷雪等によりシャッタが完全に固着する前に、あるいは固着初期の段階で車両乗員がシャッタの凍結を知ってこれに対応することができず、シャッタが動作不能となったことを車両乗員が知った場合には凍結の程度も進んでおり、凍結した氷を除去することにも時間がかかる。
また、シャッタの異常状態が判定されたときには必ずシャッタが動作不能に陥っているため、その場合車両乗員は必ず出力制限や走行停止等の措置を取らなければならないという問題も依然として残されていた。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本願発明の目的は、可変ダクトを有する車両において、付着した氷雪を原因としてシャッタが固着する初期の段階でシャッタの異常を報知することができるシャッタ異常報知装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両前部から導入される外気を車両内部に導くダクト部と、ダクト部内に設けられ、該ダクト部を開状態にする開放位置と閉状態にする閉鎖位置との間で移動するシャッタと、該シャッタの開閉を制御する制御部と、を有する可変ダクトにおけるシャッタの異常を報知するシャッタ異常報知装置において、前記シャッタが適正な閉鎖位置に在ることを示す信号を出力する閉鎖状態検知手段と、前記制御部が開作動指示を出していないにもかかわらず前記閉鎖状態検知手段が前記適正な閉鎖位置に在ることを示す信号を出力しない場合に該制御部による指示に基づいて警報を発する報知手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、閉鎖位置に在ったシャッタが制御部の開作動指示が無いにもかかわらず前記閉鎖状態検知手段が閉鎖状態にある情報を出力しない場合に警報が発せられる。
ここで、閉鎖位置に在ったシャッタが制御部の開作動指示が無いにもかかわらず前記閉鎖状態検知手段が閉鎖状態にある情報を出力しない場合とは、閉鎖位置にあるシャッタに氷雪が付着してこれがエンジンルーム内の熱により溶解して水になり、溶解した水が再び冷気で凍結し始める場合を想定する。すなわち、シャッタに付着した氷の結晶が成長し、シャッタによりダクトがシールされていた部位にこれにより間隙が生じた場合、もはやシャッタが閉鎖位置にあるとはいえないからである。
このような場合に報知手段が警報を発することで閉鎖位置に在ったシャッタによりダクトがシールされていた部位で固着し始める初期の段階で車両の乗員はこの警報によりシャッタが動作不能となる兆しを知ることができ、完全固着してシャッタが動作不能に陥る前にこれを防止するための対策を講じることが可能となる。又は、固着によりシャッタが動作不能となった場合でも固着の程度は軽度であるため、比較的容易に凍結を解除することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシャッタ異常報知装置において、前記閉鎖状態検知手段は、前記シャッタが適正な閉鎖位置にあるときに該シャッタと該シャッタを受ける受け部とからなるダクトシール部における該シャッタと該受け部との接触により通電が得られる電気回路であり、前記適正な閉鎖位置に在ることを示す信号は、電気回路の通電状態を示す信号であることを特徴とする。
この発明は、請求項1に記載したシャッタ異常報知装置の検知手段の構成の一例を具体的に示したものであり、この構成によれば、閉鎖位置にあるシャッタに氷雪が付着してこれがエンジンルーム内の熱により溶解して水になり、溶解した水が再び冷気で凍結し始める場合に、ダクトシール部に付着していた水も凍結し、この氷の結晶の成長によりシャッタがシャッタの受け部から離反し、通電が遮断される。すると、報知手段が警報を発する。したがって、閉鎖位置に在ったシャッタが受け部とダクトシール部で固着し始める初期の段階で車両の乗員はこの警報によりシャッタが動作不能となる兆しを知ることができ、完全固着してシャッタが動作不能に陥る前にこれを防止するための対策を講じることが可能となる。又は、固着によりシャッタが動作不能となった場合でも固着の程度は軽度であるため、比較的容易に凍結を解除することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のシャッタ異常報知装置において、前記制御部が開作動指示を出していないにもかかわらず前記シャッタと前記受け部が離反して前記電気回路が非通電となった場合に前記制御部による指示に基づいて前記ダクトシール部を加熱する加熱手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、ダクト部が閉鎖状態に在る場合に、ダクトシール部において氷の結晶が成長して通電が遮断されたときに加熱手段によりダクトシール部が加熱される。したがって、氷の結晶が生じ始めた初期の段階でこの発生した熱により適時に氷の結晶を溶解させることができ、シャッタが動作不能に陥る前に、或いは動作不能となった場合でもその初期の段階で迅速且つ効果的にシャッタの固着を防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のシャッタ異常報知装置において、前記電気回路の通電は、前記ダクトシール部において前記シャッタ及び前記受け部の一方に設けられ、複数の凸部を有する導電性部材が、前記シャッタ及び前記受け部の他方に設けられた導電部材に複数箇所で当接することにより得られることを特徴とする。
この構成によれば、電気回路がダクトシール部において複数の電気的接点を有することとなるので、シャッタと受け部とが互いに離反する方向への移動を始めてから通電が遮断されるまでの時間的な間隔に、段階的に導電部材と接触している凸部の数が減少していくことで一定の幅を持たせることが可能となる。したがって、ダクトシール部に氷が溶解した水が浸入し、その水が再び冷却されて氷の結晶が成長し、シャッタが動作不能となるまでの想定される時間を考慮して電気回路の通電が遮断されるまでの時間的間隔をある程度選択的に設定することが可能となる。
本発明によれば、閉鎖位置に在ったシャッタによりダクトがシールされていた部位に付着した水が凍結してシャッタが動作不能に陥る前に、あるいは動作不能となった場合でもその初期の段階で警報が発せられるので、シャッタの固着の比較的初期の段階でシャッタの固着を解消するための措置を取ることが可能となり、その措置に要する手間と時間が従来よりも軽減される。
また、加熱手段を備えた場合には、シャッタの固着の初期の段階で加熱手段を作動させてシャッタを動作可能とできるので、出力制限や車両停止等の措置が不要となるだけでなく、シャッタの固着の解消のために要する熱量及び時間も少なくて済み、経済的である。
本発明の第1実施の形態に係る可変ダクトにおけるシャッタ異常報知装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置が配置された可変ダクトの(a)閉状態及び(b)開状態を示す車両前部の前後方向縦断面図である。 図2のA部拡大図に本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置の要部構成を付加した図である。 本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置のダクトシール部におけるシャッタに設けられた導電性部材及び導電部材を説明するための斜視図である。 本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置の作動を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置が、シャッタの異常を報知した状態を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係るシャッタ異常報知の装置が配置された可変ダクトを示す車両前部の前後方向断面図である。 図7のB図拡大図にシャッタの異常報知装置の要部構成を付加した図である。
次に、本実施の形態について図に基づいて詳細に説明する。
(第1実施の形態)
車両前部に設けられ、ダクト内に設けられたシャッタを開閉位置に移動させて車両内部に導入される外気量を調整する可変ダクトにおけるシャッタの異常を報知するシャッタ異常報知装置の第1実施の形態を、図1〜図6を参照して説明する。
図1は本実施の形態に係る可変ダクトにおけるシャッタ異常報知装置の全体構成を示すブロック図、図2は本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置が配置された可変ダクトの(a)閉状態及び(b)開状態を示す車両前部の前後方向縦断面図、図3は図2のA部拡大図に本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置の要部構成を付加した図、図4は本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置のダクトシール部におけるシャッタに設けられた導電性部材及び導電部材を説明するための斜視図、図5は本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置の作動を説明するためのフローチャート、図6は本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置がシャッタの異常を報知した状態を示す図である。尚、図において矢印Ftは車両前方方向を示し、矢印Fは外気導入方向を示す。また、図2にバンパ82の一部を仮想線で示す。
まず、本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置10が配置された可変ダクト80について説明する。図2に示すように、可変ダクト80は、車両前部に位置するバンパ82の下部に開口したエアグリル82aから導入される外気を車両内部に導く車幅方向断面視略矩形のダクト部84と、このダクト部84内に設けられ、閉鎖位置でダクト部84を遮蔽して該ダクトを閉状態とし、開放位置でこのダクト部84を開放状態として外気の導入を可能とするシャッタ86と、このシャッタ86の開閉を制御するシャッタ制御部110と、を有する。シャッタ86の後方には図示しないラジエータが設けられている。
ダクト部84には、外気の導入方向途中位置に矩形枠状のフレーム120が嵌め込まれており、フレーム120に図示しないベアリング装置を介在させて上下に間隔を隔ててアッパルーバ88及びロアルーバ90が配置されており、このアッパルーバ88及びロアルーバ90によりシャッタ86が構成される。
フレーム120は、樹脂製であって、図2(a)に示すように、車幅方向に延在して対向するアッパフレーム122及びロアフレーム124と、アッパフレーム122及びロアフレーム124の左右端を連結する図示しないサイドフレームとによって車幅方向に長尺な矩形枠状に形成される。
左右のサイドフレームにはそれぞれ図示しないベアリング装置が設けられ、これらベアリング装置によって車幅方向に平行に延在する上側軸芯a及び下側軸芯bの回りにそれぞれ回動可能なアッパルーバ88及びロアルーバ90が設けられる。
アッパルーバ88は、樹脂製であって中央部に上側軸芯aに沿って車幅方向に延在する断面円弧状の軸部88aを有し、軸部88aの上部に沿って矩形板状のアッパフィン88bが延在し、軸部88aの下部に沿って矩形板状のロアフィン88cが延在する。
ロアルーバ90は、樹脂製であって下側軸芯bに沿って車幅方向に延在する断面円弧状の軸部90aを有し、軸部90aの上部に沿って矩形板状のアッパフィン90bが延在し、軸部90aの下部に沿って矩形板状のロアフィン90cが延在する。
アッパルーバ88は、閉鎖位置において図2(a)に示すようにアッパフィン88bの先端がアッパフレーム122に当接して回動が規制されるとともに、アッパルーバ88によってダクト部84の上部範囲を遮蔽する。ロアルーバ90は、閉鎖位置において図2(a)に示すようにロアフィン90cの先端がロアフレーム124に当接して回動が規制されるとともに、アッパフィン90bの先端がアッパルーバ88のロアフィン88cの先端に当接してダクト部84の下部範囲を遮蔽する。
したがって、シャッタ86の閉鎖位置において、アッパフィン88bの先端とアッパフレーム122の当接部89、ロアフィン88cの先端とアッパフィン90bの先端の当接部91、及びロアフィン90cの先端とロアフレーム124の当接部93が、それぞれ、シャッタ86で閉状態にされた外気導入路であるダクト部84の隙間を埋めるダクトシール部89、91及び93となる。閉鎖位置において、図示しないサイドフレームとシャッタ86との当接部も同様にダクトシール部となる。このように、ダクトシール部89、91及び93によってダクト部84の隙間が埋められた状態におけるシャッタ86の位置を適正な閉鎖位置とよぶこととする。
ここで、アッパフレーム122、ロアフィン88cの先端及びロアフレーム124を、それぞれ、シャッタ86を構成するアッパフィン88bの先端、アッパフィン90bの先端及びロアフィン90cの先端を受ける受け部と便宜上呼ぶことにする。尚、ロアフィン88cの先端及びアッパフィン90bの先端は、お互いにシャッタ86の一部でもあり、受け部でもある。
一方、アッパルーバ88は、開放位置において図2(b)に示すようにアッパフィン88bの先端がアッパフレーム122から離れた水平回転位置に在ることでダクト部84の上部範囲を開放し、ロアルーバ90は開放位置において図2(b)に示すようにロアフィン88cの先端がロアフレーム124から離れた水平回転位置に在ることでダクト部84の下部範囲を開放する。
このように、アッパルーバ88及びロアルーバ90からなるシャッタ86を閉鎖位置と開放位置の二位置に回動させることにより、走行中のバンパ82のエアグリル82aから車両内部に導入される外気量を調整することができる。
次に、上記構成からなる可変ダクト80の開閉制御について説明する。可変ダクト80は、図1のブロック図の下部に示される可変ダクト制御装置100を備える。可変ダクト制御装置100は、アッパルーバ88とロアルーバ90(シャッタ86)とを駆動させる駆動手段102、車速を検知する車速センサ104、外気温センサ106、エンジンの冷却水の温度を検出する冷却水温センサ108、及び駆動手段102を制御するシャッタ制御部110を有する。したがって、シャッタ制御部110は、可変ダクト制御装置100を備える可変ダクト80の構成要素となっている。尚、駆動手段102は、駆動モータ、並びに駆動モータ及びアッパルーバ88とロアルーバ90との間に介在する駆動力伝達機構からなる。
シャッタ制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータである。シャッタ制御部110は、ROMに記憶させたプログラムをRAM上に展開して対応する処理をCPUに実行させる。
尚、上記プログラムはROMに記憶されている場合に限らず、NVRAM(Non−Volatile Randam Access Memory)に記憶されていればよい。シャッタ制御部110には、車速センサ104、外気温センサ106、冷却水温センサ108からの検出信号が入力され、シャッタ制御部110はROM等に記録されていたプログラムに基づき、これらの検出に応じてアッパルーバ88及びロアルーバ90を開放位置とする開作動条件が成立しているか、閉鎖位置とすべき閉作動条件が成立しているかを判定する。
例えば、車速センサ104により検出される車速が大きく、冷却水温センサ108により検出される冷却速度が低い場合には走行安定性を向上させるために閉作動を行い、冷却水温センサ108により検出される冷却水温が高い場合には効率的に冷却するために閉作動を行う制御を行う。
シャッタ制御部110が開作動又は閉作動を行うべきと判断すると、シャッタ制御部110の開(閉)動作指示に基づき駆動手段102がアッパルーバ88及びロアルーバ90を回動させ、アッパルーバ88及びロアルーバ90はダクト部84を開状態にする開放位置(図2(a)参照乞う)又は閉状態にする閉鎖位置(図2(b)参照乞う)に移動する。この開放位置と閉鎖位置間の移動は、シャッタ制御部110のROM等に予め記録された、開放位置と閉鎖位置間のアッパルーバ88及びロアルーバ90の回動量に対応する駆動モータの回転角度となる回転数に基づいて行われる。
次に、上記可変ダクト制御装置100と関連を持って制御される、本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置10について説明する。図1に示すように、シャッタ異常報知装置10は、シャッタ86が適正な閉鎖位置に在るときに通電が得られる電気回路20(閉鎖状態検知手段)と、電気回路20が非通電である場合に後述する報知手段50及び加熱手段60に信号を送るシャッタ異常報知装置制御部40と、報知手段50と、加熱手段60と、を有する。
電気回路20は、図3に示すように、閉鎖位置にあるアッパルーバ88のロアフィン88cの先端とロアルーバ90のアッパフィン90bの先端との当接部(ダクトシール部91)に電気的接点を有しており、アッパルーバ88のロアフィン88cとロアルーバ90のアッパフィン90bが当接することで回路内に通電が生じ、離間することで非通電となる。
ダクトシール部91における電気的接点は、図4(a)に示すように、ロアルーバ90のアッパフィン90bの先端に埋め込まれた平面視矩形の金属製の導電性部材95と、導電性部材95に対向するアッパルーバ88のロアフィン88cの先端の面に埋め込まれた平面視略矩形の金属製の平板である導電部材97との当接点である。
導電性部材95は、図4(b)に示すように、所定の弾性を有する凸部として構成された複数の切り起こし部95aを有している。この切り起こし部95aは、平板状の導電部材97との当接により弾性変形し、電気的接触が得られると同時にロアルーバ90のアッパフィン90bとアッパルーバ88のロアフィン88cが面接触し、ロアルーバ90のアッパフィン90b及びアッパルーバ88のロアフィン88c間の隙間がシールされる。
また、導電性部材としては、図4(c)に示すように、電気回路を構成する一本の導線をアッパルーバ88のロアフィン88cの厚さ方向に波状に複数回貫通させることにより、この導線に生じた複数の屈曲部95bを複数の凸部としてもよい。
この屈曲部95bによる凸部は、平板状の導電部材97との当接によりアッパルーバ88のロアフィン88c内部へと押し込まれ、電気的接触が得られると同時にロアルーバ90のアッパフィン90bとアッパルーバ88のロアフィン88cが面接触し、ロアルーバ90のアッパフィン90b及びアッパルーバ88のロアフィン88c間の隙間がシールされる。
また、導電性部材だけでなく、導電部材に複数の凸部を設ける構成をとることも任意である。
電気回路20内には電流計30が設けられており、これにより電気回路20内に流れる電流を測定する。
シャッタ異常報知装置制御部40は、CPU、RAM、ROM等を備えたコンピュータである。シャッタ異常報知装置制御部40は、ROM(NVRAMであってもよい)に記憶させたプログラムをRAM上に展開して対応する処理をCPUに実行させる。
シャッタ異常報知装置制御部40は、シャッタ制御部110と接続されており、シャッタ異常報知装置制御部40とシャッタ制御部110は、互いにシャッタ異常報知装置10及び可変ダクト80の制御部(図1において破線で示す)の一部を構成しあう関係にある。シャッタ異常報知装置制御部40はROMに記憶されたプログラムに従い、アッパルーバ88及びロアルーバ90に対してシャッタ制御部110が最後に出した指示を確認し、その指示が閉作動であって、且つアッパルーバ88のロアフィン88cの先端とロアルーバ90のアッパフィン90bの先端とが当接して電気回路20内に通電が生じた場合にシャッタ86、すなわち、アッパルーバ88及びロアルーバ90が閉鎖位置にあると判定する。ここで、通電が生じたか否かの信号は電気回路20に設けられた電流計30の信号(電流値)であるから、電気回路20が、シャッタ86が適正な閉鎖位置に在ることを示す信号を出力する閉鎖状態検知手段となる。
その後、アッパルーバ88及びロアルーバ90が閉鎖位置に在ると判定されていた場合においてシャッタ制御部110が駆動手段102に対してアッパルーバ88及びロアルーバ90を開作動させる指示を出していないにもかかわらず検知手段30が検出した電流値が予め定めた閾値を下回っている場合に電気回路20が非通電であると判断し、報知手段50及び加熱手段60を作動させる。
報知手段50は、車室内のインストルメント・パネルに設けられたランプ又はブザーである。
加熱手段60は、図3に示すように、アッパルーバ88のロアフィン88cの先端にヒータ部60aを有する電熱回路である。回路の途中にスイッチ60bが設けられている。スイッチ60bが接続されているとき、加熱手段60はヒータ部60aを介してダクトシール部91を加熱し、スイッチ60bが遮断されているとき、加熱手段60はダクトシール部91の加熱を停止する。
尚、シャッタ異常報知装置制御部40は、報知手段50及び加熱手段60を作動させた後、検知手段30が検出した電流値が予め定めた閾値を上回ることにより電気回路20が通電であると判断した場合、報知手段50及び加熱手段60の作動を停止させる制御を行う。
以下、シャッタ異常報知装置制御部40により実行されるシャッタの異常報知処理の流れを、図5のフローチャートに基づいて説明する。
自動車のイグニションキーの投入によりシャッタ制御部110はROMに記録されたプログラムを読み出してシャッタの異常報知処理を開始し、第1ステップS102において車速センサ104、外気温センサ106、冷却水温センサ108からの検出値を読み取り、これらの検出値に応じてアッパルーバ88及びロアルーバ90の作動条件が成立しているかを確認する。そして、ステップS102ではその結果に応じてシャッタ制御部110は駆動手段102に信号を送り、シャッタ86の開作動又は閉作動を開始する。
シャッタ86の開(閉)作動が開始した後、ステップS103において、シャッタ異常報知装置制御部40はシャッタ86が閉鎖位置にあるか否かを判定する。シャッタ86が閉鎖位置に在る場合(YES判定)、ステップS104に移行し、シャッタ86が開放位置に在る場合(NO判定)、ステップS103を再び繰り返す。
ステップS104では、シャッタ異常報知装置制御部40は電気回路20が非通電であるか否かを判定する。非通電である場合(YES判定)、ステップS105に移行し、電気回路20が通電である場合(NO判定)、ステップS103にリターンする。
ステップS105では、シャッタ異常報知装置制御部40はシャッタ制御部110の記録を確認し、可変ダクト80から駆動手段102へと開作動指示が、すなわち、シャッタ86が閉鎖位置に在ったシャッタ86に対して閉鎖位置から開放位置側への移動指示が出たか否かを確認する。開作動指示が出ていない場合(YES判定)、ステップS106に移行する。開作動指示が出ている場合(NO判定)、ステップS103にリターンする。
ステップS106では、シャッタ異常報知装置制御部40は報知手段30に信号を送り、報知手段50を作動させる。そして、ステップS107では、シャッタ異常報知装置制御部40は加熱手段60に信号を送り、加熱手段60を作動させる。すなわち、閉鎖位置に在ったシャッタ86がその後に開動作指示が無いにもかかわらずダクトシール部91において離反しているのは付着した氷が溶解して水となり、その水がダクトシール部91に浸入し、侵入した水が再び氷となってその結晶が成長したことに起因するものであると推察される。この状態を報知手段50により車両乗員に報知し、あわせてダクトシール部91に固着していると推察される氷を溶解させるべく、加熱手段60を作動させる。
このように報知手段50及び加熱手段60が作動した後で、ステップS108においてシャッタ異常報知装置制御部40は電気回路20が通電であるか否かを判定する。電気回路20が通電である場合(YES判定)、ステップS109に移行する。電気回路20が非通電である場合(NO判定)、ステップS103にリターンする。
ステップS109においては、シャッタ異常報知装置制御部40は報知手段50及び加熱手段60に信号を送り、報知手段50及び加熱手段60の作動を停止させる。その後、ステップS103にリターンする。
すなわち、このような状態はダクトシール部91に固着した氷が溶解し、シャッタ86が動作不能となる兆しが解消され、あるいは動作不能となったシャッタ86が動作可能となっている状態であると考えられる。したがって、それ以上報知手段50による警報を発する必要はなく、加熱手段60の作動を継続させる必要もないので、これらを解除させる。そして、さらにはその後のシャッタ86の凍結に備え、ステップS103以降のフローを実行させている。
従って、本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置10によれば、閉鎖位置にあるシャッタ84に氷雪が付着してこれがエンジンルーム内の熱により溶解して水になり、溶解した水が再び冷気で凍結し始める場合に、ダクトシール部91に付着していた水も凍結し、この氷の結晶の成長によりシャッタ86の一部であるロアルーバ90のアッパフィン90bの先端が受け部であるアッパルーバ88のロアフィン88cの先端から離反し、電気回路20の通電が遮断される。すると、報知手段50が警報を発する。
よって、閉鎖位置に在ったシャッタ86におけるロアルーバ90のアッパフィン90bの先端が受け部(アッパルーバ88のロアフィン88cの先端)とダクトシール部91において固着し始める初期の段階で車両乗員はこの警報によりシャッタ86が動作不能となる兆しを知ることができ、完全固着してシャッタ86が動作不能に陥る前にこれを防止するための対策を講じることが可能となる。又は、固着によりシャッタ86が動作不能となった場合でも固着の程度は軽度であると考えられ、比較的容易に凍結を解除することができる。
また、ダクト部84が閉鎖状態に在る場合に、ダクトシール部91において氷の結晶が成長して通電が遮断されたときに加熱手段60によりダクトシール部91が加熱される。したがって、氷の結晶が生じ始めた初期の段階でこの発生した熱により適時に氷の結晶を溶解させることができ、シャッタ86が動作不能に陥る前に、或いは動作不能となった場合でもその初期の段階で迅速且つ効果的にシャッタ86の固着を解除することができる。
さらに、ロアルーバ90のアッパフィン90bの先端に設けられた導電性部材95が複数の弾性変形する切り起こし部95a(複数の凸部)を有し、この切り起こし部95aがアッパルーバ88のロアフィン88cの先端の面に埋め込まれた導電部材97と複数箇所で当接し、電気回路20はダクトシール部91において複数の電気的接点を有することとなる。
よって、ロアルーバ90のアッパフィン90bの先端と受け部(アッパルーバ88のロアフィン88cの先端)が離反する方向へと移動を始めてから通電が遮断されるまでの間に、段階的に導電部材97と接触している切り起こし部95aの数が減少していくことで一定の時間的な幅を持たせることが可能となる。したがって、シャッタ86等に付着する氷雪を原因としてシャッタ86が動作不能となるまでの時間を考慮してこの幅を設定することが可能となる。
(第2実施の形態)
次に、本発明のシャッタ異常報知装置の第2実施の形態を、図7及び図8を参照して説明する。第1実施の形態においては、アッパルーバ88及びロアルーバ90の組み合わせからシャッタを構成しているが、本実施の形態においては単一のルーバによってシャッタを構成している場合について説明する。尚、本実施の形態において第1実施の形態と同様の要素には、同一の符号を付しその説明を省略する。
本実施の形態においては、ダクト部84に嵌め込まれた矩形枠状のフレーム120の左右の図示しないサイドフレームに図示しないベアリング装置が設けられ、これらベアリング装置によってアッパフレーム122及びロアフレーム124の略中央の高さ位置で車幅方向に水平に延在する軸芯cの回りに回動可能なルーバ140(シャッタ150)が設けられる。
ルーバ140は、樹脂製であって中央部に軸芯cに沿って車幅方向に延在する断面円弧状の軸部140aを有し、軸部140aの上部に沿って矩形板状のアッパフィン140bが延在し、軸部140aの下部に沿って矩形板状のロアフィン140cが延在する。
ルーバ140は、閉鎖位置において図7に示すようにアッパフィン140bの先端がアッパフレーム122に当接し、且つロアフィン140cの先端がロアフレーム124に当接して回動が規制されるとともに、ダクト部84を遮蔽する。
したがって、シャッタ150の閉鎖位置において、アッパフィン140bの先端とアッパフレーム122との当接部142、及びロアフィン140cの先端とロアフレーム124との当接部144が、それぞれ、シャッタ150で閉状態にされた外気導入路であるダクト部84の隙間を埋めるダクトシール部142及び144となる。閉鎖位置において、図示しないサイドフレームとシャッタ150との当接部も同様にダクトシール部となる。
ここで、アッパフレーム122及びロアフレーム124を、それぞれ、シャッタ150を構成するルーバ140のアッパフィン140bの先端、ロアフィン140cの先端を受ける受け部と便宜上呼ぶことにする。
一方、ルーバ140は、図7に仮想線で示すようにアッパフィン140bの先端がアッパフレーム122から離れ、且つロアフィン140cの先端がロアフレーム124から離れた水平回転位置にあることでダクト部84を開放する。
このように、単一のルーバ140からなるシャッタ142を閉鎖位置と開放位置の二位置に回動させることにより、走行中のバンパ82のエアグリル82aから車両内部に導入される外気量を調整することができる。
また、シャッタ異常報知装置についても第1実施の形態と電気回路及び加熱手段の構成が一部異なるため、その点のみ説明を加える。
本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置160においては、電気回路170は、図8に示すように、閉鎖位置にあるルーバ140のアッパフィン140bの先端とアッパフレーム122との当接部142(ダクトシール部142)に電気的接点を有しており、アッパフィン140bの先端とアッパフレーム122とが当接することで回路内に通電が生じ、離間することで非通電となる。電気回路170における導電性部材及び導電部材の構成については変更がないため、その説明を省略する。
また、加熱手段180は、図8に示すように、アッパフレーム122のダクト部84側への突出部122aにヒータ部180aを有する電熱回路である。回路の途中にスイッチ180bが設けられている。スイッチ180bが接続されているとき、加熱手段180はヒータ部180aを介してダクトシール部142を加熱し、スイッチ180bが遮断されているとき、加熱手段180はダクトシール部142の加熱を停止する。
本実施の形態に係るシャッタ異常報知装置160によっても、第1実施の形態同様、ダクトシール部142において閉鎖位置に在ったルーバ140のアッパフィン140bの先端が受け部(アッパフレーム122のダクト部84側への突出部122a)と固着し始める初期の段階で車両乗員はこの警報によりシャッタ150が動作不能となる兆しを知ることができる。そのうえ、加熱手段180により、シャッタ150が動作不能に陥る前に、或いは動作不能となった場合でもその初期の段階で迅速且つ効果的にシャッタ150の固着を解除することができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態においては、シャッタを軸芯回りに回動するルーバとして構成しているが、ロールカーテン状、両開きドア状、片開きドア状等、種々の構成をとることが可能である。
また、加熱手段が上記実施の形態においてシャッタ異常報知装置において含まれているが、これは必須の構成ではない。シャッタ異常報知装置としては固着初期の段階で警報を発することができれば本願発明の目的は達成される。
10、160 シャッタ異常報知装置
20、170 電気回路(閉鎖状態検知手段)
40 シャッタ異常報知装置制御部(制御部)
50 報知手段
60、180 加熱手段
80 可変ダクト
84 ダクト部
86、150 シャッタ
89、91、93 ダクトシール部
95 導電性部材
97 導電部材
110 シャッタ制御部(制御部)

Claims (4)

  1. 車両前部から導入される外気を車両内部に導くダクト部と、ダクト部内に設けられ、該ダクト部を開状態にする開放位置と閉状態にする閉鎖位置との間で移動するシャッタと、該シャッタの開閉を制御する制御部と、を有する可変ダクトにおけるシャッタの異常を報知するシャッタ異常報知装置において、
    前記シャッタが適正な閉鎖位置に在ることを示す信号を出力する閉鎖状態検知手段と、
    前記制御部が開作動指示を出していないにもかかわらず前記閉鎖状態検知手段が前記適正な閉鎖位置に在ることを示す信号を出力しない場合に該制御部による指示に基づいて警報を発する報知手段と、
    を有することを特徴とするシャッタ異常報知装置。
  2. 前記閉鎖状態検知手段は、
    前記シャッタが適正な閉鎖位置にあるときに該シャッタと該シャッタを受ける受け部とからなるダクトシール部における該シャッタと該受け部との接触により通電が得られる電気回路であり、
    前記適正な閉鎖位置に在ることを示す信号は、電気回路の通電状態を示す信号であることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ異常報知装置。
  3. 前記制御部が開作動指示を出していないにもかかわらず前記シャッタと前記受け部が離反して前記電気回路が非通電となった場合に前記制御部による指示に基づいて前記ダクトシール部を加熱する加熱手段を有することを特徴とする請求項2に記載のシャッタ異常報知装置。
  4. 前記電気回路の通電は、前記ダクトシール部において前記シャッタ及び前記受け部の一方に設けられ、複数の凸部を有する導電性部材が、前記シャッタ及び前記受け部の他方に設けられた導電部材に複数箇所で当接することにより得られることを特徴とする請求項2又は3に記載のシャッタ異常報知装置。
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