JP2007040161A - オーバーヒート防止装置及びオーバーヒート防止方法 - Google Patents

オーバーヒート防止装置及びオーバーヒート防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の走行風導入口が凍結して閉塞状態にある場合であっても、内燃機関のオーバーヒートを有効に防止することができるようにする。
【解決手段】車両のフロントグリル等の走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための機構として、例えばPTCヒータ2等を走行風導入口1に設置する。そして、制御部3が、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると判定したときには、走行風導入口1に設けられたPTCヒータ2に通電して、その発熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される内燃機関のオーバーヒートを防止するオーバーヒート防止装置及びオーバーヒート防止方法に関する。
エンジン等の内燃機関を搭載した車両においては、内燃機関の発熱が非常に大きい場合や、内燃機関の冷却を十分に行うことができない場合に、当該内燃機関を冷却する冷却水の温度が過度に上昇して、オーバーヒートに至ることがある。このようなオーバーヒートを防止する技術としては、例えば特許文献1や特許文献2等に記載されたものがある。
具体的には、特許文献1には、車両停車時のレーシング状態に、内燃機関の回転数が所定の閾値を超えた場合に燃料供給を停止することにより、当該内燃機関の過回転を防止する技術が開示されている。
また、特許文献2には、車両走行時に得られる走行風による内燃機関の冷却効果を考慮して、車速が高くなるほど内燃機関の冷却効果も高くなるとの観点から、車速に応じて燃料供給を停止する内燃機関の回転数の閾値を変更する技術が開示されている。
特開昭61−66839号公報 実用新案登録第2544062号公報
ところで、上述した特許文献1や特許文献2に記載された従来の技術においては、内燃機関を冷却するために、車両前方のフロントグリルなどの走行風導入口から外気が車両内に流入することを前提としている。しかしながら、寒冷地等で用いられる車両においては、車両の走行風導入口が雪や氷による凍結によって閉塞してしまうことがあり、このような状態の場合には、外部から走行風を流入させることができず、走行風による内燃機関の冷却効果が得られないことになる。したがって、従来の技術においては、車両の走行風導入口が凍結して閉塞状態にある場合には、内燃機関が燃料供給を停止する回転数に到達する前にオーバーヒートしてしまうという問題があった。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、寒冷地などにおいて車両の走行風導入口が凍結して閉塞状態にある場合であっても、内燃機関のオーバーヒートを有効に防止することができるオーバーヒート防止装置及びオーバーヒート防止方法を提供することを目的としている。
本発明は、前記目的を達成するために、車両の走行風導入口が凍結による閉塞状態であるか否かを判定し、走行風導入口が凍結による閉塞状態であると判定された場合に、当該走行風導入口の凍結による閉塞状態を解除する。これにより、走行風の流入が促進されて、走行風による内燃機関の冷却効果が得られることになる。
本発明によれば、寒冷地などにおいて車両の走行風導入口が凍結して閉塞状態にある場合であっても、その状態を迅速に解除して走行風の流入を促進させることができるので、内燃機関のオーバーヒートを有効に防止することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明のオーバーヒート防止装置は、車両に搭載される内燃機関であるエンジンのオーバーヒートを防止するものである。特に、このオーバーヒート防止装置は、車両の走行風導入口の凍結による閉塞状態を解除するための機構を設け、走行風の流入を促進させることによって、エンジンのオーバーヒートを有効に防止できるようにしたものである。
(第1の実施形態)
まず、本発明を適用した第1の実施形態のオーバーヒート防止装置について説明する。
本実施形態のオーバーヒート防止装置は、図1に示すように、車両のフロントグリル等の走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための機構として、PTC(Positive Temperature Coefficient;正温度係数)ヒータ2を用いるものである。このPTCヒータ2は、ある温度を超えた場合に抵抗体の電気抵抗値が増加し、これにともない通電電流を低下させる特性を有するものである。本実施形態のオーバーヒート防止装置では、このようなPTCヒータ2を車両の走行風導入口1に設置し、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると判定されるときに、このPTCヒータ2に通電し、その発熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。
図2は、本実施形態のオーバーヒート防止装置の制御系の構成を示す図である。この図2に示すように、本実施形態のオーバーヒート防止装置は、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定して、その判定結果に応じてPTCヒータ2への通電を制御する制御部3を備えている。この制御部3は、エンジン4を冷却するためのエンジン冷却水の温度を検出する水温センサ5の検出値をモニタリングして、水温センサ5の検出値(エンジン冷却水温度)が所定の閾値を超えたときに、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると判定してPCTヒータ2に対する通電を行い、走行風導入口1の閉塞状態を解除させる。なお、制御部3は、PCTヒータ2に対する通電を行ってもなおエンジン冷却水温度が所定の閾値以下とならない場合には、走行風導入口1の凍結閉塞状態以外の要因によってエンジン冷却水温度が上昇していると判断し、エンジン4の制御を行うエンジンコントロールユニット6に対して指令を出して、エンジン4への燃料供給を停止させる、いわゆる燃料カット制御等を行わせる。
なお、走行風導入口1が凍結するのは、外気温度が氷点下に近い低温環境となっている場合である。したがって、外気温度が高温であるにもかかわらずエンジン冷却水温度が上昇している場合には、走行風導入口1の凍結閉塞状態以外の原因により、エンジン冷却水温度が上昇しているものと考えられる。そこで、本実施形態のオーバーヒート防止装置において、制御部3は、エンジン冷却水温度だけでなく外気温度も用いて、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定するようにしている。
具体的には、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、エンジン4の吸気温度を検出する吸気温センサ7の検出値を制御部3に入力し、制御部3が、この吸気温センサ7の検出値も判定材料に加えて、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定するようにしている。これにより、制御部3は、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かの判定をより精度良く行うことが可能となる。なお、外気温度を検出する手法としては、吸気温センサ7の検出値を取り込む以外にも、外気温度を直接検出する外気温センサを設けてその検出値を制御部3が読み込むといった手法を採用してもよい。
また、走行風導入口1が凍結閉塞状態にある場合には、走行風の流入量低下によりエンジン4に向かって流れる空気の流量が低下することになる。したがって、エンジン4に向かって流れる空気の流量が低下していないにもかかわらずエンジン冷却水温度が上昇している場合には、走行風導入口1の凍結閉塞状態以外の原因により、エンジン冷却水温度が上昇しているものと考えられる。そこで、本実施形態のオーバーヒート防止装置において、制御部3は、エンジン冷却水温度や外気温度だけでなくエンジン4に向かう空気流量も用いて、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定するようにしている。
具体的には、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、エンジン4の前方にエアフローメータ8を設置し、制御部3が、このエアフローメータ8の検出値を読み込んでエンジン4に向かう空気流量を求めるようにしている。また、制御部3は、エンジンコントロールユニット6によって作動制御されるモータファン9の作動状況と、車輪速センサ10の検出値から求まる車速とから、現在の車速およびモータファン9の作動状況に応じた予想空気流量を求め、エアフローメータ8の検出値から求まる実際の空気流量が予想空気流量を下回っているか否かも判断材料に加えて、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定するようにしている。これにより、制御部3は、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かの判定をより精度良く行うことが可能となる。
以上のような本実施形態のオーバーヒート防止装置では、制御部3の制御のもとで、例えば図3に示すような一連の手順に従って、エンジン4のオーバーヒートを防止する。なお、この図3に示す制御フローは、制御部3が水温センサ5の検出値をモニタリングしている中で、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値を超えたと判定したときに開始されるものである。
エンジン冷却水温度が所定の閾値を超えて図3に示す制御フローが開始されると、制御部3は、まず、ステップS101において、吸気温センサ7の検出値を読み込んで外気温度Toを求め、ステップS102において、外気温度Toが所定の閾値T1以下となっているか否かを判定する。なお、ここでの閾値T1は、走行風導入口1が凍結する可能性のある外気温上限値(例えば5℃)に設定される。そして、このステップS102での判定の結果、外気温度Toが閾値T1以下であると判定されると次のステップS103に進み、外気温度Toが閾値T1を超えていると判定された場合にはステップS113へと処理を移行する。
外気温Toが閾値T1以下であると判定した場合、制御部3は、次のステップS103において、エアフローメータ8の検出値を読み込んで、エンジン4に向かって流れている実際の空気流量Afを求める。また、制御部3は、ステップS104において、モータファン9の作動状況を示す情報をエンジンコントロールユニット6から取得するとともに、車輪速センサ10の検出値を読み込んで、現在の車速およびモータファン9の作動状況に応じた予想空気流量A1を求める。そして、制御部3は、ステップS105において、ステップS103で求めた実際の空気流量Afが、ステップS104で求めた予想空気流量A1を下回っているか否かを判定する。このステップS105での判定の結果、実際の空気流量Afが予想空気流量A1を下回っていると判定されると次のステップS106に進み、実際の空気流量Afが予想空気流量A1以上となっていると判定された場合にはステップS113へと処理を移行する。
実際の空気流量Afが予想空気流量A1を下回っていると判定した場合、制御部3は、車両の走行風導入口1が凍結して閉塞状態にあると判定し、次のステップS106において、PTCヒータ2に通電し、当該PCTヒータ2の発熱によって走行風導入口1の凍結を解除させる。そして、制御部3は、PTCヒータ2に対する通電を行っている間も、ある一定間隔で、エアフローメータ8の検出値を読み込んで実際の空気流量Afを求めるとともに(ステップS107)、モータファン9の作動状況および車輪速センサ10の検出値から現在の車速およびモータファン9の作動状況に応じた予想空気流量A1を求め(ステップS108)、実際の空気流量Afが予想空気流量A1を下回った状態が継続しているか否かを判定する(ステップS109)。そして、実際の空気流量Afが予想空気流量A1以上となればステップS111へと処理を移行し、実際の空気流量Afが予想空気流量A1を下回った状態が継続していれば、予め設定した通電時間t1が経過するまでPTCヒータ2に対する通電を継続しながら、ステップS107からステップS109の処理を繰り返す。そして、通電時間t1が経過した段階(ステップS110で肯定判定)で、ステップS111へと移行する。なお、ここでの通電時間t1は、PTCヒータ2の発熱により車両の走行風導入口1の凍結が解除されるのに十分な時間であり、予め実験等によって求めたPTCヒータ2の設定温度に応じた最適な値に設定される。
実際の空気流量Afが予想空気流量A1以上となった場合、或いはPTCヒータ2に対する通電時間t1が経過した場合、制御部3は、ステップS111において、PTCヒータ2に対する通電を停止させる。そして、制御部3は、次のステップS112において、モニタリングしている水温センサ5の検出値に基づいて、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値以下にまで低下したか否かを確認し、エンジン冷却水温度が閾値以下となっていれば一連の処理を終了する。
また、制御部3は、外気温度Toが閾値T1を超えていた場合(ステップS102で否定判定)、或いはPTCヒータ2への通電前に実際の空気流量Afが予想空気流量A1以上となっていた場合(ステップS105で否定判定)、或いはPTCヒータ2への通電後もエンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値を超えている場合(ステップS112で否定判定)には、走行風導入口1の凍結閉塞状態以外の要因によってエンジン冷却水温度が上昇していると判断し、ステップS113において、エンジンコントロールユニット6に対して制御指令を出力して燃料カット制御等を行わせた上で、一連の処理を終了する。なお、このとき制御部3は、エンジン冷却水温度が上昇している旨を示す情報を図示しないディスプレイ等に表示したり、音声メッセージを出力したりすることによって運転者に警告し、エンジン4の停止を促すようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、車両のフロントグリルなどの走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定し、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると判定したときには、走行風導入口1に設けられたPTCヒータ2に通電して、その発熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。したがって、このオーバーヒート防止装置によれば、走行風導入口1が凍結閉塞状態にある場合に、その状態を迅速に解除して必要な流量の走行風を車両内部に流入させることができ、エンジン4のオーバーヒートを有効に防止することができる。
また、このオーバーヒート防止装置によれば、エンジン冷却水温度が閾値を超えたときには、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除する操作を行った後に、なおエンジン冷却水温度が閾値以下とならない場合にのみ燃料カット制御等を行うようにしているので、不用意に燃料カット制御を行うことで所望のエンジン出力が得られなくなる不都合を有効に防止できる。
また、このオーバーヒート防止装置においては、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための機構として、ある温度を超えた場合に抵抗体の電気抵抗値が増加し、これにともない通電電流を低下させる特性を有するPTCヒータ2を用い、このPTCヒータ2の発熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしているので、例えばPTCヒータ2が30℃以上にまで上昇しないように設定しておくことにより、当該PTCヒータ2の発熱によって、フロントグリルなどの走行風導入口1となる樹脂成型品が熱劣化や変形したりするのを防止することができる。
なお、以上説明した本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、エンジン冷却水温度だけでなく、外気温度や、エンジン4に向かう空気の流量も判断材料に加えて、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定するようにしているが、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かの判定は、これらのうちのいずれか1つ、或いはこれらの任意の組み合わせを判断材料として行うことも可能である。ただし、本実施形態のように、エンジン冷却水温度と、外気温度と、エンジン4に向かう空気の流量との全てを判断材料として走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定するようにすれば、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かの判定を精度良く行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用した第2の実施形態のオーバーヒート防止装置について説明する。
本実施形態のオーバーヒート防止装置は、図4に示すように、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための機構として、PTCヒータ2の代わりに電熱線11を用いたものである。すなわち、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、PTCヒータ2の代わりに電熱線11を車両の走行風導入口1に設置し、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると制御部3が判定したときに、この電熱線11に通電して、その発熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。
また、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、制御部3が、エンジン冷却水温度と外気温度とに基づいて走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定するようにしており、判定ロジックの簡素化が図られている。したがって、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、第1の実施形態で説明したエアフローメータ8や車輪速センサ10は不要とされている。なお、本実施形態のオーバーヒート防止装置におけるその他の構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、以下、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分を中心に説明する。
本実施形態のオーバーヒート防止装置では、制御部3の制御のもとで、例えば図5に示すような一連の手順に従って、エンジン4のオーバーヒートを防止する。なお、この図5に示す制御フローは、制御部3が水温センサ5の検出値をモニタリングしている中で、エンジン冷却水温度が予め定められた第1の閾値Tw1を超えたと判定したときに開始されるものである。ここで、第1の閾値Tw1は、エンジン4がオーバーヒートする可能性のある第2の閾値Tw2より若干低い値に設定され、例えば第1の閾値Tw1が110℃、第2の閾値Tw2が120℃に設定される。これらの閾値Tw1,Tw2は、予め実験等によって求めた値である。
エンジン冷却水温度が第1の閾値Tw1を超えて図5に示す制御フローが開始されると、制御部3は、まず、ステップS201において、吸気温センサ7の検出値を読み込んで外気温度Toを求め、ステップS202において、外気温度Toが所定の閾値T1以下となっているか否かを判定する。なお、ここでの閾値T1は、走行風導入口1が凍結する可能性のある外気温上限値(例えば5℃)に設定される。そして、このステップS202での判定の結果、外気温度Toが閾値T1以下であると判定されると次のステップS203に進み、外気温度Toが閾値T1を超えていると判定された場合にはステップS208へと処理を移行する。
外気温Toが閾値T1以下であると判定した場合、制御部3は、車両の走行風導入口1が凍結して閉塞状態にあると判定し、次のステップS203において、電熱線11に通電し、当該電熱線11の発熱によって走行風導入口1の凍結を解除させる。そして、制御部3は、電熱線11に対する通電を行っている間、モニタリングしている水温センサ5の検出値に基づいて、エンジン冷却水温度が第1の閾値Tw1以下にまで低下したか否かを確認し(ステップS204)、エンジン冷却水温度が第1の閾値Tw1以下にまで低下していればステップS206へと処理を移行し、エンジン冷却水温度が第1の閾値Tw1以下にまで低下していなければ、予め設定した通電時間t2が経過するまで電熱線11に対する通電を継続しながら、ステップS204での判定を繰り返す。そして、通電時間t2が経過した段階(ステップS205で肯定判定)で、ステップS206へと移行する。なお、ここでの通電時間t2は、電熱線11の発熱により車両の走行風導入口1の凍結が解除されるのに十分な時間であり、予め実験等によって求めた電熱線11の発熱量に応じた最適な値(例えば5分)に設定される。
エンジン冷却水温度が第1の閾値Tw1以下にまで低下した場合、或いは電熱線11に対する通電時間t2が経過した場合、制御部3は、ステップS206において、電熱線11に対する通電を停止させる。そして、制御部3は、次のステップS207において、モニタリングしている水温センサ5の検出値に基づいて、エンジン冷却水温度が第2の閾値Tw2以下となっているか否かを確認し、エンジン冷却水温度が第2の閾値Tw2以下となっていれば一連の処理を終了する。
また、制御部3は、外気温度Toが閾値T1を超えていた場合(ステップS202で否定判定)、或いは電熱線11への通電後にエンジン冷却水温度が第2の閾値Tw2を超えていると判定された場合(ステップS207で否定判定)には、走行風導入口1の凍結閉塞状態以外の要因によってエンジン冷却水温度が上昇していると判断し、ステップS208において、エンジンコントロールユニット6に対して制御指令を出力して燃料カット制御等を行わせた上で、一連の処理を終了する。なお、このとき制御部3は、エンジン冷却水温度が上昇している旨を示す情報を図示しないディスプレイ等に表示したり、音声メッセージを出力したりすることによって運転者に警告し、エンジン4の停止を促すようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、車両のフロントグリルなどの走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定し、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると判定したときには、走行風導入口1に設けられた電熱線11に通電して、その発熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。したがって、このオーバーヒート防止装置によれば、第1の実施形態のオーバーヒート防止装置と同様に、走行風導入口1が凍結閉塞状態にある場合に、その状態を迅速に解除して必要な流量の走行風を車両内部に流入させることができ、エンジン4のオーバーヒートを有効に防止することができる。
また、このオーバーヒート防止装置によれば、エンジン冷却水温度が閾値を超えたときには、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除する操作を行った後に、なおエンジン冷却水温度が閾値以下とならない場合にのみ燃料カット制御等を行うようにしているので、不用意に燃料カット制御を行うことで所望のエンジン出力が得られなくなる不都合を有効に防止できる。
また、このオーバーヒート防止装置においては、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための機構として電熱線11を用いるようにしているので、PTCヒータ2を用いる場合に比べて、装置コストを低減させることができる。
なお、以上説明した本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、エンジン冷却水温度と外気温度とに基づいて走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定するようにしているが、第1の実施形態と同様に、エンジン4に向かう空気流量を判断材料に加えるようにしてもよいし、これらのうちのいずれか1つ、或いはこれらの任意の組み合わせを判断材料として、走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明を適用した第3の実施形態のオーバーヒート防止装置について説明する。
本実施形態のオーバーヒート防止装置は、図6に示すように、エンジン冷却水が流れる冷却水配管12を走行風導入口1の近傍に延在させて、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると制御部3が判定したときに、この冷却水配管12にエンジン冷却水を流すことによって、走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。すなわち、エンジン冷却水は、エンジン4内部での熱交換によってその温度が上昇した状態となっているので、このエンジン冷却水の熱を利用して走行風導入口1の解凍を促進することが可能である。また、エンジン冷却水の熱で走行風導入口1の解凍を促進するようにすれば、そのときの熱交換によりエンジン冷却水温度自体を低下させることもでき、エンジン4のオーバーヒートを防止する上で非常に有利である。このような観点から、本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、走行風導入口1の近傍に冷却水配管12を延在させて、走行風導入口1が凍結閉塞状態にある場合にこの冷却水配管12にエンジン冷却水を流すようにしている。
また、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、制御部3が、エンジン冷却水温度のみに基づいて走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定するようにしており、判定ロジックの更なる簡素化が図られている。したがって、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、第1の実施形態で説明したエアフローメータ8や車輪速センサ10、吸気温センサ7は不要とされている。なお、本実施形態のオーバーヒート防止装置におけるその他の構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、以下、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分を中心に説明する。
本実施形態のオーバーヒート防止装置では、制御部3の制御のもとで、例えば図7に示すような一連の手順に従って、エンジン4のオーバーヒートを防止する。なお、この図7に示す制御フローは、制御部3が水温センサ5の検出値をモニタリングしている中で、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値を超えたと判定したときに開始されるものである。
エンジン冷却水温度が所定の閾値を超えて図7に示す制御フローが開始されると、制御部3は、まず、ステップS301において、冷却水配管12への通水を行うバルブ13を開放し、走行風導入口1の近傍に延在させた冷却水配管12内にエンジン冷却水を循環させて、このエンジン冷却水の熱によって走行風導入口1の凍結を解除させる。そして、制御部3は、予め設定した所定時間t3が経過するまでバルブ13を開放させたままにして、冷却水配管12内でのエンジン冷却水の循環を継続させ、所定時間t3が経過した段階で(ステップS302で肯定判定)、バルブ13を閉じて冷却水配管12内におけるエンジン冷却水の循環を停止させる(ステップS303)。なお、ここでの所定時間t3は、エンジン冷却水の熱により車両の走行風導入口1の凍結が解除されるのに十分な時間であり、予め実験等によって求めた最適な値に設定される。
その後、制御部3は、次のステップS304において、モニタリングしている水温センサ5の検出値に基づいて、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値以下にまで低下したか否かを確認し、エンジン冷却水温度が閾値以下となっていれば一連の処理を終了する。一方、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値以下にまで低下していないと判定した場合には、制御部3は、走行風導入口1の凍結閉塞状態以外の要因によってエンジン冷却水温度が上昇していると判断し、ステップS305において、エンジンコントロールユニット6に対して制御指令を出力して燃料カット制御等を行わせた上で、一連の処理を終了する。なお、このとき制御部3は、エンジン冷却水温度が上昇している旨を示す情報を図示しないディスプレイ等に表示したり、音声メッセージを出力したりすることによって運転者に警告し、エンジン4の停止を促すようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、車両のフロントグリルなどの走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定し、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると判定したときには、走行風導入口1の近傍に延在させた冷却水配管12にエンジン冷却水を流し、エンジン冷却水の熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。したがって、このオーバーヒート防止装置によれば、第1の実施形態や第2の実施形態のオーバーヒート防止装置と同様に、走行風導入口1が凍結閉塞状態にある場合に、その状態を迅速に解除して必要な流量の走行風を車両内部に流入させることができ、エンジン4のオーバーヒートを有効に防止することができる。
また、このオーバーヒート防止装置によれば、エンジン冷却水温度が閾値を超えたときには、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除する操作を行った後に、なおエンジン冷却水温度が閾値以下とならない場合にのみ燃料カット制御等を行うようにしているので、不用意に燃料カット制御を行うことで所望のエンジン出力が得られなくなる不都合を有効に防止できる。
また、このオーバーヒート防止装置においては、走行風導入口1の近傍に冷却水配管12を延在させてそこにエンジン冷却水を流すことで、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するようにしているので、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための機構としてPTCヒータ2や電熱線11を用いた場合のような電力消費がない。したがって、車両の発電機の発電量を抑制することができるため、当該発電機を駆動するエンジン4の負荷も小さくすることができ、燃費の悪化を防止しながら、エンジン4のオーバーヒートを有効に防止することができる。さらに、エンジン冷却水の熱で走行風導入口1の解凍を促進するようにしているため、そのときの熱交換によりエンジン冷却水温度自体を低下させることもでき、エンジン4のオーバーヒートをより効果的に防止することができる。
なお、以上説明した本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、エンジン冷却水温度のみに基づいて走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定するようにしているが、制御部3が走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定する手法は、第1の実施形態や第2の実施形態と同様に、上述した判断材料のうちのいずれか1つ、或いはこれらの任意の組み合わせを用いるようにしてもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明を適用した第4の実施形態のオーバーヒート防止装置について説明する。
本実施形態のオーバーヒート防止装置は、図8に示すように、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると制御部3が判定したときに、エンジン4を冷却するためのモータファン9を逆回転させて車両内部の高温の空気を走行風導入口1に吹き付けることによって、走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。
また、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、第3の実施形態と同様に、制御部3が、エンジン冷却水温度のみに基づいて走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定するようにしており、判定ロジックの更なる簡素化が図られている。したがって、本実施形態のオーバーヒート防止装置では、第1の実施形態で説明したエアフローメータ8や車輪速センサ10、吸気温センサ7は不要とされている。なお、本実施形態のオーバーヒート防止装置におけるその他の構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、以下、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分を中心に説明する。
本実施形態のオーバーヒート防止装置では、制御部3の制御のもとで、例えば図9に示すような一連の手順に従って、エンジン4のオーバーヒートを防止する。なお、この図9に示す制御フローは、制御部3が水温センサ5の検出値をモニタリングしている中で、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値を超えたと判定したときに開始されるものである。
エンジン冷却水温度が所定の閾値を超えて図9に示す制御フローが開始されると、制御部3は、まず、ステップS401において、ファンモータ9の動作を制御するエンジンコントロールユニット6に制御指令を出力し、ファンモータ9を逆回転させて車両内部の高温の空気が走行風導入口1側へと流れるようにして、この高温の空気の熱により走行風導入口1の凍結を解除させる。そして、制御部3は、予め設定した所定時間t4が経過するまでファンモータ9の逆回転を継続させ、所定時間t4が経過した段階で(ステップS402で肯定判定)、エンジンコントロールユニット6に制御指令を出力して、ファンモータ9の回転方向を逆回転から正回転へと切り替える(ステップS403)。なお、ここでの所定時間t4は、車両内部の高温の空気の熱により走行風導入口1の凍結が解除されるのに十分な時間であり、予め実験等によって求めた最適な値に設定される。
その後、制御部3は、次のステップS404において、モニタリングしている水温センサ5の検出値に基づいて、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値以下にまで低下したか否かを確認し、エンジン冷却水温度が閾値以下となっていれば一連の処理を終了する。一方、エンジン冷却水温度が予め定められた所定の閾値以下にまで低下していないと判定した場合には、制御部3は、走行風導入口1の凍結閉塞状態以外の要因によってエンジン冷却水温度が上昇していると判断し、ステップS405において、エンジンコントロールユニット6に対して制御指令を出力して燃料カット制御等を行わせた上で、一連の処理を終了する。なお、このとき制御部3は、エンジン冷却水温度が上昇している旨を示す情報を図示しないディスプレイ等に表示したり、音声メッセージを出力したりすることによって運転者に警告し、エンジン4の停止を促すようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、車両のフロントグリルなどの走行風導入口1が凍結閉塞状態にあるか否かを判定し、走行風導入口1が凍結閉塞状態にあると判定したときには、エンジン4を冷却するためのモータファン9を所定時間t4だけ逆回転させて、車両内部の高温の空気を走行風導入口1側へと流し、この高温の空気の熱によって走行風導入口1を解凍して閉塞状態を解除するようにしている。したがって、このオーバーヒート防止装置によれば、第1の実施形態や第2の実施形態、第3の実施形態のオーバーヒート防止装置と同様に、走行風導入口1が凍結閉塞状態にある場合に、その状態を迅速に解除して必要な流量の走行風を車両内部に流入させることができ、エンジン4のオーバーヒートを有効に防止することができる。
また、このオーバーヒート防止装置によれば、エンジン冷却水温度が閾値を超えたときには、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除する操作を行った後に、なおエンジン冷却水温度が閾値以下とならない場合にのみ燃料カット制御等を行うようにしているので、不用意に燃料カット制御を行うことで所望のエンジン出力が得られなくなる不都合を有効に防止できる。
また、このオーバーヒート防止装置においては、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための機構として、車両に既設のモータファン9を利用するようにしているので、走行風導入口1の凍結閉塞状態を解除するための専用の機構を別途設ける必要がなく、装置コストを大幅に低減させることができる。
なお、以上説明した本実施形態のオーバーヒート防止装置においては、制御部3が、エンジン冷却水温度のみに基づいて走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定するようにしているが、制御部3が走行風導入口1の凍結閉塞状態を判定する手法は、第1の実施形態や第2の実施形態、第3の実施形態と同様に、上述した判断材料のうちのいずれか1つ、或いはこれらの任意の組み合わせを用いるようにしてもよい。
以上、本発明を適用した具体例として第1乃至第4の実施形態のオーバーヒート防止装置について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲は、以上の各実施形態で例示的に説明した内容に限定されるものではなく、以上の各実施形態の説明から容易に導き得る様々な代替技術も含まれることは勿論である。
本発明を適用した第1の実施形態のオーバーヒート防止装置が搭載された車両の外観を示す正面図である。 第1の実施形態のオーバーヒート防止装置の制御系の構成を示す図である。 第1の実施形態のオーバーヒート防止装置における一連の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態のオーバーヒート防止装置の制御系の構成を示す図である。 第2の実施形態のオーバーヒート防止装置における一連の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第3の実施形態のオーバーヒート防止装置の制御系の構成を示す図である。 第3の実施形態のオーバーヒート防止装置における一連の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した第4の実施形態のオーバーヒート防止装置の制御系の構成を示す図である。 第4の実施形態のオーバーヒート防止装置における一連の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 空気導入口
2 PTCヒータ
3 制御部
4 エンジン
5 水温センサ
6 エンジンコントロールユニット
7 吸気温センサ
8 エアフローメータ
9 ファンモータ
10 車輪速センサ
11 電熱線
12 冷却水配管

Claims (10)

  1. 車両に搭載される内燃機関のオーバーヒートを防止するオーバーヒート防止装置において、
    前記車両の走行風導入口が凍結による閉塞状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記走行風導入口が凍結による閉塞状態であると判定された場合に、当該走行風導入口の凍結による閉塞状態を解除する凍結解除手段とを備えることを特徴とするオーバーヒート防止装置。
  2. 前記判定手段は、前記内燃機関を冷却する冷却水の温度に基づいて、前記走行風導入口が凍結による閉塞状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のオーバーヒート防止装置。
  3. 前記判定手段は、外気温度に基づいて、前記走行風導入口が凍結による閉塞状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオーバーヒート防止装置。
  4. 前記判定手段は、前記内燃機関に向かって流れる空気流量に基づいて、前記走行風導入口が凍結による閉塞状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のオーバーヒート防止装置。
  5. 前記凍結解除手段は、前記走行風導入口に設けられたPTCヒータに通電し、その発熱によって当該走行風導入口を解凍して閉塞状態を解除することを特徴とする請求項1に記載のオーバーヒート防止装置。
  6. 前記凍結解除手段は、前記走行風導入口に設けられた電熱線に通電し、その発熱によって当該走行風導入口を解凍して閉塞状態を解除することを特徴とする請求項1に記載のオーバーヒート防止装置。
  7. 前記凍結解除手段は、前記走行風導入口の近傍に延在させるように配設された、前記内燃機関を冷却する冷却水が流れる冷却水配管に、冷却水を流すことによって当該走行風導入口を解凍して閉塞状態を解除することを特徴とする請求項1に記載のオーバーヒート防止装置。
  8. 前記凍結解除手段は、正回転時に外気を取り入れて前記内燃機関を冷却するファンを逆回転させることによって前記走行風導入口を解凍して閉塞状態を解除することを特徴とする請求項1に記載のオーバーヒート防止装置。
  9. 前記凍結解除手段を作動させても前記内燃機関を冷却する冷却水の温度が所定の閾値以下にならない場合に、前記内燃機関への燃料供給を停止するように制御する燃料供給制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のオーバーヒート防止装置。
  10. 車両に搭載される内燃機関のオーバーヒートを防止するオーバーヒート防止方法において、
    前記車両の走行風導入口が凍結による閉塞状態であるか否かを判定する第1ステップと、
    前記第1ステップにおいて前記走行風導入口が凍結による閉塞状態であると判定された場合に、当該走行風導入口の凍結による閉塞状態を解除する第2ステップとを有することを特徴とするオーバーヒート防止方法。
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