JPH09246822A - アンテナ融雪装置 - Google Patents

アンテナ融雪装置

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JPH09246822A
JPH09246822A JP5735096A JP5735096A JPH09246822A JP H09246822 A JPH09246822 A JP H09246822A JP 5735096 A JP5735096 A JP 5735096A JP 5735096 A JP5735096 A JP 5735096A JP H09246822 A JPH09246822 A JP H09246822A
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JP
Japan
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antenna
snow melting
snowfall
amount
electric power
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Pending
Application number
JP5735096A
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English (en)
Inventor
Shu Kaneko
周 金子
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナへの降雪を検出し、温風発生器を駆
動して融雪を行うアンテナ融雪装置では、降雪が融雪限
界を越えたときに対処する方策がなく、通信不能が生じ
る。 【解決手段】 降雪量を算出するのに必要とされる外気
温、風速、降水量等の要因を検出するセンサ9,10,
11の検出出力に基づいて、マイクロコンピュータ制御
部8では降雪量を算出し、かつこの降雪量を融雪するの
に必要な電力を算出する。さらに、算出された必要電力
を、融雪を行うための温風発生器4に供給可能な最大電
力と比較し、この比較により必要電力が最大電力よりも
大きいときに警報器13を駆動して警報を発生し、通信
不能状態に陥ることを未然に回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナの融雪装置
に関し、特に信頼性が要求されるアンテナ融雪装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に寒冷地に設置されるアンテナで
は、アンテナ開口面に降雪が生じるとアンテナ特性が劣
化されるため、アンテナに付着した雪を融雪するための
装置が設けられる。この種の融雪装置としては、温風循
環間接融雪方式が用いられており、例えば、特開昭63
−187704号公報に示されるように、アンテナに降
雪(着雪を含む、以下同じ)を検出するための温度セン
サと、アンテナに対して温風を供給する温風発生器とを
設けたものがある。この融雪装置では、温度センサの温
度の低下により降雪の有無を検出し、降雪があったとき
温風発生器を動作させて融雪を行っている。また、この
温度センサによりアンテナの温度が目標温度に達したと
き、すなわち融雪が完了された状態に達した時に電力を
遮断し、以後目標温度以下になった時再び電力を投入す
る制御が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のアン
テナ融雪装置では、温風発生器からの温風によって融雪
が可能な降雪の範囲では所期の目的は達成されるが、降
雪が融雪能力を越えた場合には、温風発生器によっても
有効な融雪が困難になり、アンテナの積雪を除去するこ
とができずに通信不能な状態が発生する。したがって、
降雪状態を常時監視し、降雪が融雪能力を越えたときに
は、何らかの警報を行うことが好ましいが、前記した従
来技術ではこれを実現することは困難である。また、好
ましくは、降雪が融雪能力を越えるおそれがあることを
予知することができれば、アンテナでの通信不能を未然
に回避することも可能であるが、これを実現することも
困難である。
【0004】本発明の目的は、降雪が融雪能力を越えた
場合、あるいは越えそうな場合に、これを予め検知して
警報を発生することを可能にし、これにより通信不能の
状態が生じることを未然に防止することを可能としたア
ンテナ融雪装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ融雪装
置は、降雪量を算出するのに必要とされる外気温、風
速、降水量等の要因を検出するセンサと、このセンサ出
力に基づいて降雪量を算出し、降雪量が融雪可能な量を
越えたときに警報器を駆動させる制御手段とを備えてい
る。この制御手段は、前記各センサの検出出力に基づい
て降雪量を算出し、かつこの降雪量を融雪するのに必要
な電力を算出する演算部と、算出された必要電力を前記
熱源に供給可能な最大電力と比較する比較器とを備え、
この比較での比較において前記必要電力が最大電力より
も大きいときに警報器を駆動する信号を出力する構成と
される。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の
アンテナ融雪装置の構成を示す概略図である。アンテナ
の主反射鏡1の背面側に断熱材カバー2が設けられ、こ
の断熱材カバー2によって前記主反射鏡1の背面に沿っ
てチャンバ3が画成される。また、このチャンバ3に臨
んで、ヒータ5と送風器6とで構成される温風発生器4
が配設され、前記チャンバ3内に温風を供給するように
構成される。さらに、このチャンバ3にはチャンバ3な
いし主反射鏡1の温度を検出するための温度センサ7が
設けられる。
【0007】前記温風発生器4と温度センサ7はアンテ
ナと一体あるいは別体に設けられた融雪制御装置のマイ
クロコンピュータ制御部8に接続される。そして、この
マイクロコンピュータ制御部8での制御により、前記温
度センサ7により検出されたチャンバ3の温度に基づい
て前記温風発生器4を駆動させ、チャンバ3内に温風を
供給することで主反射鏡1に付着した雪を融雪すること
が可能とされる。
【0008】さらに、前記主反射鏡1の近傍位置には、
アンテナ周囲の気温を検出するための外気温センサ9
と、風速センサ10と、降雪量を含む降水量を検出する
たの降水量センサ11とが配置されており、これら各セ
ンサは前記マイクロコンピュータ制御部8に接続され、
各センサ9,10,11の検出出力をマイクロコンピュ
ータ制御部8に入力させている。また、前記マイクロコ
ンピュータ制御部8には前記温風発生器4に電力を供給
するための電源12が接続され、さらにアンテナの融雪
が困難な状況に陥ったときに警報を出力するための警報
器13が接続される。
【0009】以上の構成のアンテナ融雪装置の動作を説
明する。通常の降雪時には、前記したように温度センサ
7でチャンバ3の温度を検出し、この温度に基づいて降
雪の有無を判定し、温度が所定以下のときにはマイクロ
コンピュータ制御部8が温風発生器4に電源電力を供給
し、温風をチャンバ3内に供給する。これにより、主反
射鏡1は加熱され付着した雪が融雪される。この場合、
マイクロコンピュータ制御部8には、温風発生器4に供
給する最大電力値が記憶されており、この最大電力の範
囲内で温風発生器4に電力を供給して融雪を実行する。
【0010】ところで、一般に降雪は、外気温、風速、
降水量の要因を受け、これらの要因の値が判ればその降
雪量を大略において予測することが可能である。そし
て、この降雪量に対して有効な融雪を行うために温風発
生器に供給する電力を計算により求めることも可能とな
る。そこで、この実施形態では、図2にその要部の構成
を示すように、前記マイクロコンピュータ制御部8で
は、外気温センサ9、風速センサ10、降水量センサ1
1の各センサ出力を演算して予測降雪量を算出し、これ
に基づいて融雪に必要な温風発生器に供給する電力を算
出する演算部14を備えている。また、この算出された
融雪必要電力を前記した装置の最大電力値と比較する比
較器15を備えており、この比較的15の比較結果に基
づいて前記警報器13を駆動させるように構成される。
【0011】このため、マイクロコンピュータ制御部8
では、各センサ9,10,11からの検出出力に基づい
て予測した降雪量から得られた融雪必要電力を比較器1
5において最大電力値と比較し、融雪必要電力が最大電
力値よりも大きいとき、すなわち温風発生器4による融
雪動作によっても完全に融雪を行うことが困難と判断さ
れたときに警報器13を駆動させる。これにより、アン
テナへの降雪による通信不能状態が生じることが予見で
き、その対策を早めにとることで、通信不能を未然に防
止でき、通信を確保することがかのうとなる。
【0012】なお、前記した外気温、風速、降水量と融
雪必要電力との間には、次の(1)式が成立する。 P=f(t,v,h,c) …(1) ここで、Pは融雪必要電力、tは外気温、vは風速、h
は降水量、cはアンテナやヒータに関する常数である。
さらに、前記(2)式における変数のみに注目すれば、
電力P* は(2)式で表される。(* はベクトルを表
す) P* =T* +V* +H* …(2) ここで、T* ,V* ,H* はそれぞれ、前記t,v,h
のベクトルである。
【0013】例えば、図3は融雪必要電力と各変数の関
係を示すベクトル図である。この例では、外気温ベクト
ルt0* と降水量ベクトルh0* とで必要な電力ベクト
ルP1* が得られ、同様に外気温ベクトルt0* と風速
ベクトルv0* とで必要な電力ベクトルP2* が得ら
れ、これら電力ベクトルP1* ,P2* から最終的に必
要な電力ベクトルP0* が得られる。
【0014】そして、図2に示したように、この電力ベ
クトルP0* に基づいて得られた融雪に必要な電力P0
を、温風発生器4に供給可能な最大電力Psと比較す
る。この比較結果において、P0<Psの場合には、融
雪必要電力が最大融雪電力より小さいため、制御部が温
風発生器へ必要だけの電力を出力する。これにより、有
効な融雪が実現される。一方、比較結果において、P0
>Psの場合には、融雪必要電力が最大融雪電力を越え
ているため、アンテナの降雪を全て融雪することが困難
であると予測されるため、実際に融雪が行われず降雪に
よる通信不能な状態が発生する前にマイクロコンピュー
タ制御部が警報器を駆動して警報を出力することにな
る。
【0015】なお、前記実施形態では、降雪量を予測す
るための要因として、外気温、風速、降水量の場合を説
明したが、その他の要因を含む構成としてもよい。ま
た、融雪を行うために温風発生器を用いた例を示してい
るが、パネルヒータやその他の熱源を用いて融雪を行う
ようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、降
雪状況を常時定量的に監視し、降雪が融雪能力を越えた
場合、あるいは越えるおそれが生じた場合に、融雪が不
完全なものになって通信不能な状態が生じる前に警報を
出力することができる。これにより、通信不能を未然に
防ぐための対策を取ることが可能となり、通信回線を確
保する上で有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ融雪装置の全体構成を示す概
略図である。
【図2】警報器を駆動するための系を説明するためのブ
ロック構成図である。
【図3】本発明における融雪必要電力を算出するための
ベクトル図である。
【符号の説明】
1 主反射鏡 3 チャンバ 4 温風発生器 7 温度センサ 8 マイクロコンピュータ制御部 9 外気温センサ 10 風速センサ 11 降水量センサ 12 電源 13 警報器 14 演算部 15 比較器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを加熱する熱源を有し、アンテ
    ナの降雪を検出して前記熱源を駆動して融雪を行うよう
    にしたアンテナ融雪装置において、降雪量を算出するの
    に必要とされる外気温、風速、降水量等の要因を検出す
    るセンサと、このセンサ出力に基づいて降雪量を算出
    し、降雪量が融雪可能量を越えたときに警報器を駆動さ
    せる制御手段とを備えることを特徴とするアンテナ融雪
    装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、前記各センサの検出出力に
    基づいて降雪量を算出し、かつこの降雪量を融雪するの
    に必要な電力を算出する演算部と、算出された必要電力
    を前記熱源に供給可能な最大電力と比較する比較器とを
    備え、この比較器での比較結果により前記必要電力が最
    大電力よりも大きいときに警報器を駆動する信号を出力
    する請求項1のアンテナ融雪装置。
  3. 【請求項3】 演算部は、前記各センサの検出出力をベ
    クトル演算して必要電力を算出する請求項2のアンテナ
    融雪装置。
  4. 【請求項4】 熱源は、アンテナの主反射鏡の背面側に
    設けられたチャンバ内に温風を供給する温風発生器であ
    る請求項1ないし3のいずれかのアンテナ融雪装置。
  5. 【請求項5】 チャンバないし主反射鏡の温度を検出す
    る温度センサを有し、この温度センサの出力により熱源
    に供給する電力制御を行う請求項3のアンテナ融雪装
    置。
JP5735096A 1996-03-14 1996-03-14 アンテナ融雪装置 Pending JPH09246822A (ja)

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