JP2015133536A - 対数尤度比算出装置、対数尤度比算出方法、及び対数尤度比算出用プログラム - Google Patents
対数尤度比算出装置、対数尤度比算出方法、及び対数尤度比算出用プログラム Download PDFInfo
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Abstract
Description
図4は、本発明の実施の形態1に係るLLR算出装置1の構成を概略的に示すブロック図である。LLR算出装置1は、実施の形態1に係るLLR算出方法を実施することができる装置である。図4に示されるように、LLR算出装置1は、基準点検出回路10と、ビット反転基準点検出回路11と、基準軸射影回路12と、軸内補正回路13と、シンボル点間補正回路14と、各構成要素11〜14の動作を制御する制御部15とを有する。LLR算出装置1には、誤り訂正符号化された送信ビットのビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号が入力される。
基準点の射影点Si=+3、
基準点の射影点Sq=+3、
ビット反転基準点Ikの射影点I1i=I2q=−1、
ビット反転基準点Ikの射影点I3i=I4q=+1
を生成する。基準点の射影点(Si,Sq)とビット反転基準点の射影点(I1i,I2q,I3i,I4q)との中点にQ′軸又はI′軸があるものと仮定し、中点までの距離Mを算出すると、1ビット目及び2ビット目ではM=+1であり、3ビット目及び4ビット目ではM=+2である。この中点から受信信号点の射影点Ri又は受信信号点の射影点Rqまでの距離をLk′として算出する。その後、基準点の射影点(Si,Sq)とビット反転基準点の射影点(I1i,I2q,I3i,I4q)との間の距離を送信シンボル点間の最小間隔で補正する。実施の形態1においては、補正値は、1ビット目及び2ビット目がQmin/Qk=1/2であり、3ビット目及び4ビット目がQmin/Qk=1である。以上より、ビットLLR(Lk)は、次式(5)で算出される。
図11は、本発明の実施の形態2に係るLLR算出装置3の構成を概略的に示すブロック図である。LLR算出装置3は、実施の形態2に係るLLR算出方法を実施することができる装置である。LLR算出装置3は、誤り訂正符号化されたビット列b1b2b3b4が多値変調方式によって変調されて送信された信号である受信信号が入力され、該受信信号からビットLLR(Lk)を算出する装置である。図11に示されるように、LLR算出装置3は、基準点検出回路10と、ビット反転基準点検出回路11と、基準軸射影回路12と、軸内補正回路13と、シンボル点間補正回路14と、2次元LLR算出回路16と、各構成要素11〜14及び16の動作を制御する制御部17とを有する。LLR算出装置3には、誤り訂正符号化されたビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号が入力される。図11において、図4に示されたLLR算出装置1の構成要素と同じ又は対応する構成要素には、図4の構成要素に付した符号と同じ符号を付与する。実施の形態2に係るLLR算出装置3は、シンボル点間補正回路14の後段に2次元LLR算出回路16を有する点、及び、制御部17による制御内容の点において、上記実施の形態1に係るLLR算出装置1と異なる。
上記実施の形態1及び2に係るLLR算出装置及びLLR算出方法の機能の一部は、ハードウェア構成で実現されてもよいし、或いは、CPUを含むマイクロプロセッサにより実行されるコンピュータプログラムで実現されてもよい。当該機能の一部がコンピュータプログラムで実現される場合には、マイクロプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、光ディスク、磁気記録媒体又はフラッシュメモリ)から当該コンピュータプログラムをロードして実行することによって当該機能の一部を実現することができる。
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出機能と、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出機能と、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸に射影して、前記第1の軸に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正機能によって算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正機能と、
前記ビット反転基準点検出機能によって前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正機能によって前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、並びに、前記シンボル点間補正機能によって前記ビット対数尤度比を算出する処理を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる機能とを、
実現させるプログラムである。
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出機能と、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出機能と、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸及び該第1の軸に直交する第2の軸の少なくとも一方に射影して、前記第1の軸及び前記第2の軸の少なくとも一方に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正機能によって算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正機能と、
前記シンボル点間補正機能によって算出された、前記第1の軸上の前記受信信号点の補正された射影点及び前記第2上の軸の前記受信信号点の補正された射影点とを重み付け加算した値をビット対数尤度比として出力する2次元対数尤度比算出機能と、
前記ビット反転基準点検出機能によって前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正機能によって前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、前記シンボル点間補正機能によって前記ビット対数尤度比を算出する処理、並びに、前記2次元対数尤度比算出機能による処理を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる機能と
を実現させるプログラムである。
Claims (20)
- 誤り訂正符号化されたビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号である受信信号が入力され、該受信信号からビット対数尤度比を算出する対数尤度比算出装置であって、
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出回路と、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出回路と、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸に射影して、前記第1の軸に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影回路と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正回路と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正回路で算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正回路と、
前記ビット反転基準点検出回路が前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正回路が前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、並びに、前記シンボル点間補正回路が前記ビット対数尤度比を算出する処理を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる制御部と
を有することを特徴とする対数尤度比算出装置。 - 前記ビット反転基準点検出回路は、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの値が前記基準点の当該ビットの値と異なり、且つ、前記位相平面上における前記受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を前記ビット反転基準点として選択することを特徴とする請求項1に記載の対数尤度比算出装置。
- 前記ビット反転基準点検出回路は、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットだけを反転したビット列となる送信シンボル点を前記ビット反転基準点として選択することを特徴とする請求項1に記載の対数尤度比算出装置。
- 前記基準軸射影回路は、前記第1の軸を前記実軸とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の対数尤度比算出装置。
- 前記基準軸射影回路は、前記第1の軸を前記虚軸とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の対数尤度比算出装置。
- 前記基準軸射影回路は、前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点とが、前記第1の軸上において重なる場合に、前記第1の軸と異なる第2の軸を新たな射影用の直線軸として選択することを特徴とする請求項4又は5に記載の対数尤度比算出装置。
- 前記基準軸射影回路は、前記第2の軸を、前記第1の軸に直交する直線軸とすることを特徴とする請求項6に記載の対数尤度比算出装置。
- 前記基準軸射影回路は、前記第1の軸を前記基準点と前記各ビット反転基準点とを通る直線軸とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の対数尤度比算出装置。
- 誤り訂正符号化されたビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号である受信信号が入力され、該受信信号からビット対数尤度比を算出する対数尤度比算出装置であって、
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出回路と、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出回路と、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸及び該第1の軸に直交する第2の軸の少なくとも一方に射影して、前記第1の軸及び前記第2の軸の少なくとも一方に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影回路と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正回路と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正回路で算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正回路と、
前記シンボル点間補正回路で算出された、前記第1の軸上の前記受信信号点の補正された射影点及び前記第2上の軸の前記受信信号点の補正された射影点とを重み付け加算した値をビットLLRとして出力する2次元対数尤度比算出回路と、
前記ビット反転基準点検出回路が前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正回路が前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、前記シンボル点間補正回路が前記ビット対数尤度比を算出する処理、並びに、前記2次元対数尤度比算出回路を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる制御部と
を有することを特徴とする対数尤度比算出装置。 - 誤り訂正符号化されたビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号である受信信号が入力され、該受信信号からビット対数尤度比を算出する対数尤度比算出方法であって、
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出ステップと、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出ステップと、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸に射影して、前記第1の軸に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影ステップと、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正ステップと、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正ステップで算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正ステップと
を有し、
前記ビット反転基準点検出ステップで前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正ステップで前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、並びに、前記シンボル点間補正ステップで前記ビット対数尤度比を算出する処理を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる
ことを特徴とする対数尤度比算出方法。 - 前記ビット反転基準点検出ステップは、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの値が前記基準点の当該ビットの値と異なり、且つ、前記位相平面上における前記受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を前記ビット反転基準点として選択することを特徴とする請求項10に記載の対数尤度比算出方法。
- 前記ビット反転基準点検出ステップは、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットだけを反転したビット列となる送信シンボル点を前記ビット反転基準点として選択することを特徴とする請求項10に記載の対数尤度比算出方法。
- 前記基準軸射影ステップにおいて、前記第1の軸を前記実軸とすることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の対数尤度比算出方法。
- 前記基準軸射影ステップにおいて、前記第1の軸を前記虚軸とすることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の対数尤度比算出方法。
- 前記基準軸射影ステップにおいて、前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点とが、前記第1の軸上において重なる場合に、前記第1の軸と異なる第2の軸を新たな射影用の直線軸として選択することを特徴とする請求項13又は14に記載の対数尤度比算出方法。
- 前記基準軸射影ステップは、前記第2の軸を、前記第1の軸に直交する直線軸とすることを特徴とする請求項15に記載の対数尤度比算出方法。
- 前記基準軸射影ステップは、前記第1の軸を前記基準点と前記各ビット反転基準点とを通る直線軸とすることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の対数尤度比算出方法。
- 誤り訂正符号化されたビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号である受信信号が入力され、該受信信号からビット対数尤度比を算出する対数尤度比算出方法であって、
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出ステップと、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出ステップと、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸及び該第1の軸に直交する第2の軸の少なくとも一方に射影して、前記第1の軸及び前記第2の軸の少なくとも一方に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影ステップと、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正ステップと、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正ステップにおいて算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正ステップと、
前記シンボル点間補正ステップにおいて算出された、前記第1の軸上の前記受信信号点の補正された射影点及び前記第2上の軸の前記受信信号点の補正された射影点とを重み付け加算した値をビット対数尤度比として出力する2次元対数尤度比算出ステップと
を有し、
前記ビット反転基準点検出ステップにおいて前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正ステップにおいて前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、前記シンボル点間補正ステップにおいて前記ビット対数尤度比を算出する処理、並びに、前記2次元対数尤度比算出ステップにおいける処理を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる
ことを特徴とする対数尤度比算出方法。 - 誤り訂正符号化されたビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号である受信信号からビット対数尤度比を算出するための対数尤度比算出用プログラムであって、
コンピュータに、
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出機能と、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出機能と、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸に射影して、前記第1の軸に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正機能によって算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正機能と、
前記ビット反転基準点検出機能によって前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正機能によって前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、並びに、前記シンボル点間補正機能によって前記ビット対数尤度比を算出する処理を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる機能とを、
実現させる対数尤度比算出用プログラム。 - 誤り訂正符号化されたビット列が多値変調方式によって変調されて送信された信号である受信信号からビット対数尤度比を算出するための対数尤度比算出用プログラムであって、
コンピュータに、
実軸及び虚軸を有する複素平面である位相平面上に配列された予め決められた個数の送信シンボル点の内、前記受信信号を示す受信信号点からの距離が最短となる送信シンボル点を基準点として選択する基準点検出機能と、
前記予め決められた複数個の送信シンボル点の各々を構成するビット列の内の、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビット毎に、前記ビット対数尤度比の算出対象となるビットの値が異なる任意の送信シンボル点をビット反転基準点として選択する処理を実行するビット反転基準点検出機能と、
前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビット毎に、前記受信信号点、前記基準点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点を、予め決められた射影用の直線軸である第1の軸及び該第1の軸に直交する第2の軸の少なくとも一方に射影して、前記第1の軸及び前記第2の軸の少なくとも一方に射影された前記受信信号点の射影点、前記基準点の射影点、及び前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点を取得する処理を実行する基準軸射影機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との中点を原点にする補正値を求め、前記受信信号点の射影点を前記補正値に基づいて補正して、前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理を実行する軸内補正機能と、
前記基準点の射影点と前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットの前記ビット反転基準点の射影点との間の距離に応じて、前記軸内補正機能によって算出された前記受信信号点の前記補正された射影点を正規化補正して、前記ビット対数尤度比の算出対象となる前記ビットのビット対数尤度比を算出する処理を実行するシンボル点間補正機能と、
前記シンボル点間補正機能によって算出された、前記第1の軸上の前記受信信号点の補正された射影点及び前記第2上の軸の前記受信信号点の補正された射影点とを重み付け加算した値をビット対数尤度比として出力する2次元対数尤度比算出機能と、
前記ビット反転基準点検出機能によって前記ビット反転基準点の射影点を求める処理、前記軸内補正機能によって前記受信信号点の補正された射影点を算出する処理、前記シンボル点間補正機能によって前記ビット対数尤度比を算出する処理、並びに、前記2次元対数尤度比算出機能による処理を、前記ビット列を構成する複数個のビットの各々について実行させる機能と
を実現させる対数尤度比算出用プログラム。
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