JP2010147962A - Mimo受信装置、復調回路および信号処理プログラム - Google Patents
Mimo受信装置、復調回路および信号処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010147962A JP2010147962A JP2008325005A JP2008325005A JP2010147962A JP 2010147962 A JP2010147962 A JP 2010147962A JP 2008325005 A JP2008325005 A JP 2008325005A JP 2008325005 A JP2008325005 A JP 2008325005A JP 2010147962 A JP2010147962 A JP 2010147962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- error
- difference
- replica
- likelihood
- square
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】受信したデータに対し、送信データとして想定されるレプリカとの差が小さくなる復調を行う復調部22を有し、この復調部22は、受信したデータと各レプリカとの差を求め、個々の差に対してユークリッド距離近似により誤差計算を行う誤差計算部35、37と、この誤差計算部35、37による誤差計算の結果に基づいてレプリカ毎の合計誤差を求め、この合計誤差の中から情報ビットの「1」および「0」に対応した最小誤差を選択し、情報ビット「1」に対応した最小誤差の自乗と情報ビット「0」に対応した最小誤差の自乗との差を尤度として、復調結果を出力する尤度計算部38とを有する。
【選択図】図2
Description
図1は本発明が実施される通信システムのブロック構成図である。送信局10は、例えば基地局であり、符号化部11、変調部12、D/A変換部13および複数のアンテナ14を有する。受信局20は、例えばユーザ端末であり、A/D変換部21、復調部22、復号化部23および複数のアンテナ24を備える。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る復調回路のブロック構成図であり、図1に示す通信システムにおける受信局20内の復調部22として用いられる回路の構成例を示す。ここでは、送信データx1、x2を復調する処理を共通の回路で行う構成例を示す。すなわち、この復調回路は、一方の送信データに関する処理を行った後、他方の送信データについては、入力Yと伝播路推定値H'を倒置して、同様に処理を行う。以下では、送信データx2の復調処理を例に説明する。
誤差計算部35、37および尤度計算部38の動作について、数式を用いて説明する。
以上説明した実施の形態によれば、QR−MLDにおける数10および数12に示す自乗誤差演算について、その自乗和を比較や加算により近似することにより、乗算にかかる処理量を大幅に軽減することができる。例えば、LTEにおける送信アンテナ2本、受信アンテナ2本の構成で64QAM変調方式が用いられる場合を考えると、従来は、情報ビットのビット#0、ビット#1、ビット#2、ビット#3、ビット#4およびビット#5の各々の復調において、対応する自乗和の計算を64点の格子点において行う。このため、合計128回の自乗和が必要となる。1回の自乗和では2回の乗算が行われるため、乗算の回数としては256回となる。つまり、6ビットの合計で1536回の乗算が必要となる。これに対し本実施の形態では、自乗和の乗算を0回に削減し、また、追加の乗算回数も1ビットの尤度計算時に行う2回の自乗計算を、復調する6ビット分行うだけとなる。つまり乗算にかかる回数を1536−12=1524回削減することができる。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る復調回路のブロック構成図であり、図1に示す通信システムにおける受信局20内の復調部22として用いられる回路の構成例を示す。この実施の形態においても、送信データx1、x2を復調する処理を共通の回路で行う構成例を示し、一方の送信データに関する処理を行った後、他方の送信データについては、入力Yと伝播路推定値H'を倒置して、同様に処理を行うものとして説明する。また、以下では、送信データx2の復調処理を例に説明する。
誤差計算部41、43および尤度計算部44の動作について、数式を用いて説明する。
この実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、QR−MLDにおける数10および数12に示す自乗誤差演算について、その自乗和を比較や加算により近似することにより、乗算にかかる処理量を大幅に軽減することができる。
以上、本発明の実施の形態に係るMIMO受信装置および復調回路について説明したが、本発明は要旨を変更しない限り種々変更実施できる。例えば、上述の説明では受信アンテナ数が2の場合を例に説明したが、受信アンテナ数が3以上の場合でも、ユークリッド距離近似により誤差計算を行う段数を受信アンテナ数に合わせて増やすことで、本発明を同様に実施できる。また、送信データx1、x2を復調する処理を別々の回路で行う構成とすることもできる。
11 符号化部
12 変調部
13 D/A変換部
14、24 アンテナ
20 受信局
21 A/D変換部
22 復調部
23 復号化部
31 伝播路推定部
32 QR分解部
33 等化部
34 レプリカ生成部
35、37、71、73 誤差計算部
36 象限検出部
38 尤度計算部
51、52 送信アンテナ
61、62 受信アンテナ
Claims (8)
- 複数の送信アンテナから送信されたデータを複数の受信アンテナで受信するMIMO(Multi Input Multi Output)受信装置において、
受信したデータに対し、送信データとして想定されるレプリカとの差が小さくなる復調を行う復調部を有し、
この復調部は、
上記受信したデータと各レプリカとの差を求め、個々の差に対してユークリッド距離近似により誤差計算を行う誤差計算部と、
この誤差計算部による誤差計算の結果に基づいてレプリカ毎の合計誤差を求め、この合計誤差の中から情報ビットの「1」および「0」に対応した最小誤差を選択し、情報ビット「1」に対応した最小誤差の自乗と情報ビット「0」に対応した最小誤差の自乗との差を尤度として、復調結果を出力する尤度計算部と
を有する
ことを特徴とするMIMO受信装置。 - 複数の送信アンテナから送信されたデータを複数の受信アンテナで受信するMIMO受信装置において、
受信したデータに対し、送信データとして想定されるレプリカとの差が小さくなる復調を行う復調部を有し、
この復調部は、
上記受信したデータと各レプリカとの差を求め、この差を複素数a+jbで表現するとき、その実部と虚部の絶対値をとってn=|a|+j|b|とし、nの値に基づいてレプリカ毎に複素加算により合計値を算出し、その合計値に対してユークリッド距離近似により誤差計算を行う誤差計算部と、
この誤差計算部により得られた誤差の中から情報ビットの「1」および「0」に対応した最小誤差を選択し、情報ビット「1」に対応した最小誤差の自乗と情報ビット「0」に対応した最小誤差の自乗との差を尤度として、復調結果を出力する尤度計算部と
を有する
ことを特徴とするMIMO受信装置。 - 請求項1または2記載のMIMO受信装置おいて、
前記誤差計算部は、ユークリッド距離近似として、複素数z=a+jbに対して、aの絶対値|a|とbの絶対値|b|から、|a|と|b|との最大値と、|a|と|b|との最小値の2分の1とを加算する
ことを特徴とするMIMO受信装置。 - 請求項1または2記載のMIMO受信装置おいて、
前記誤差計算部は、ユークリッド距離近似として、複素数z=a+jbに対して、aの絶対値|a|とbの絶対値|b|から、|a|/2≧|b|の場合は|a|+|b|/4を、|b|/2≧|a|の場合は|a|/4+|b|を、それ以外の場合は3(|a|+|b|)/4を求める
ことを特徴とするMIMO受信装置。 - 複数の送信アンテナから送信されたデータを複数の受信アンテナで受信したデータに対し、送信データとして想定されるレプリカとの差が小さくなる復調を行う復調回路において、
上記受信したデータと各レプリカとの差を求め、個々の差に対してユークリッド距離近似により誤差計算を行う誤差計算部と、
この誤差計算部による誤差計算の結果に基づいてレプリカ毎の合計誤差を求め、この合計誤差の中から情報ビットの「1」および「0」に対応した最小誤差を選択し、情報ビット「1」に対応した最小誤差の自乗と情報ビット「0」に対応した最小誤差の自乗との差を尤度として、復調結果を出力する尤度計算部と
を有する
ことを特徴とする復調回路。 - 複数の送信アンテナから送信されたデータを複数の受信アンテナで受信したデータに対し、送信データとして想定されるレプリカとの差が小さくなる復調を行う復調回路において、
上記受信したデータと各レプリカとの差を求め、この差を複素数a+jbで表現するとき、その実部と虚部の絶対値をとってn=|a|+j|b|とし、nの値に基づいてレプリカ毎に複素加算により合計値を算出し、その合計値に対してユークリッド距離近似により誤差計算を行う誤差計算部と、
この誤差計算部により得られた誤差の中から情報ビットの「1」および「0」に対応した最小誤差を選択し、情報ビット「1」に対応した最小誤差の自乗と情報ビット「0」に対応した最小誤差の自乗との差を尤度として、復調結果を出力する尤度計算部と
を有する
ことを特徴とする復調回路。 - 信号処理を行うプロセッサに、
複数の送信アンテナから送信されたデータを複数の受信アンテナで受信したデータと送信データとして想定されるレプリカとの差を求め、個々の差に対してユークリッド距離近似により誤差計算を行う誤差計算手順と、
この誤差計算手順による誤差計算の結果に基づいてレプリカ毎の合計誤差を求め、この合計誤差の中から情報ビットの「1」および「0」に対応した最小誤差を選択し、情報ビット「1」に対応した最小誤差の自乗と情報ビット「0」に対応した最小誤差の自乗との差を尤度として、復調結果を出力する尤度計算手順と
を実行させることを特徴とする信号処理プログラム。 - 信号処理を行うプロセッサに、
複数の送信アンテナから送信されたデータを複数の受信アンテナで受信したデータと送信データとして想定されるレプリカとの差を求め、この差を複素数a+jbで表現するとき、その実部と虚部の絶対値をとってn=|a|+j|b|とし、nの値に基づいてレプリカ毎に複素加算により合計値を算出し、その合計値に対してユークリッド距離近似により誤差計算を行う誤差計算手順と、
この誤差計算手順により得られた誤差の中から情報ビットの「1」および「0」に対応した最小誤差を選択し、情報ビット「1」に対応した最小誤差の自乗と情報ビット「0」に対応した最小誤差の自乗との差を尤度として、復調結果を出力する尤度計算手順と
を実行させることを特徴とする信号処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008325005A JP5311469B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | Mimo受信装置、復調回路および信号処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008325005A JP5311469B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | Mimo受信装置、復調回路および信号処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010147962A true JP2010147962A (ja) | 2010-07-01 |
JP5311469B2 JP5311469B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=42567890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008325005A Expired - Fee Related JP5311469B2 (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | Mimo受信装置、復調回路および信号処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5311469B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015015588A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 日本放送協会 | Mimo受信装置 |
JP2015019321A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | 日本放送協会 | Mimo受信装置 |
JP2015041939A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 日本放送協会 | Mimo受信装置 |
CN107733514A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-02-23 | 四川大学 | 组合输入信号mimo无线通信接收端及其信号检测方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006449A (ja) * | 2005-05-25 | 2007-01-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 受信装置 |
JP2008085396A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Fujitsu Ltd | デジタル復調のための検波方法および検波装置 |
JP2008199167A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Ip Flex Kk | 信号識別回路を有する装置 |
-
2008
- 2008-12-22 JP JP2008325005A patent/JP5311469B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006449A (ja) * | 2005-05-25 | 2007-01-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 受信装置 |
JP2008085396A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Fujitsu Ltd | デジタル復調のための検波方法および検波装置 |
JP2008199167A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Ip Flex Kk | 信号識別回路を有する装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015015588A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | 日本放送協会 | Mimo受信装置 |
JP2015019321A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | 日本放送協会 | Mimo受信装置 |
JP2015041939A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 日本放送協会 | Mimo受信装置 |
CN107733514A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-02-23 | 四川大学 | 组合输入信号mimo无线通信接收端及其信号检测方法 |
CN107733514B (zh) * | 2017-11-23 | 2023-10-27 | 四川大学 | 组合输入信号mimo无线通信接收端及其信号检测方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5311469B2 (ja) | 2013-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9467164B2 (en) | Apparatus and method for supporting polar code designs | |
EP2329627B1 (en) | Method and apparatus for low-complexity interference cancellation in communication signal processing | |
EP2384569B1 (en) | Method and apparatus for simplified expected symbol value computation and interference cancellation in communication signal processing | |
KR101548555B1 (ko) | 데이터 패킷 중계 및 데이터 패킷 디코딩을 위한 방법 및 디바이스 | |
US10098117B2 (en) | Transmission and receiving method in a wireless communication system | |
JP5326976B2 (ja) | 無線通信装置、誤り訂正方法及び誤り訂正プログラム | |
EP3092755A1 (en) | Pre-coding in a faster-than-nyquist transmission system | |
CN102959889A (zh) | 在无线设备中使用联合解码引擎 | |
EP2382728A2 (en) | Log-likelihood ratio algorithm for use in reducing co-channel interference in wireless communication systems | |
WO2006126326A1 (ja) | 受信装置 | |
US9490938B1 (en) | Systems and methods for performing iterative interference cancellation | |
JP5311469B2 (ja) | Mimo受信装置、復調回路および信号処理プログラム | |
JP5133994B2 (ja) | 信頼度指標を用いたブロック符号語復号器 | |
CN106998240B (zh) | 一种译码方法及译码器 | |
CN103117757B (zh) | 一种信号接收方法及终端 | |
JP2008054235A (ja) | 変調方式判定装置、受信装置、変調方式判定方法及び変調方式判定プログラム | |
US9444581B2 (en) | Integration of Viterbi algorithm with decision feedback equalization | |
CN107534530B (zh) | 信干噪比的计算方法、装置和接收机 | |
JP6587745B2 (ja) | 無線通信装置及び無線通信方法 | |
JP5419146B2 (ja) | 復調装置及び復調処理方法 | |
CN101005298A (zh) | 信号处理的方法和系统 | |
JP5478327B2 (ja) | モジュロ演算で生成された信号を送受信する無線通信システム、受信機、及び、復調方法 | |
CN100539573C (zh) | 基于缩减候选比特流的接收器以及接收信号处理方法 | |
US10142145B2 (en) | Wireless receiver | |
JP4515325B2 (ja) | 無線受信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130627 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |