JP2015133055A - 現金処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現金の取り間違いまたは投入間違いの可能性を低減でき、その上で、窓口操作員への負担を低減でき、管理コストの増大を抑制する。
【解決手段】現金処理機12の出金手段34,45の周辺を撮像する撮像手段51と、撮像手段51の撮像データに基づいて、出金手段34,45から出金貨幣を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右を識別する識別手段と、2台の窓口操作手段11A,11Bのうちの一方からの出金指示に基づいて現金処理機12が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作手段11A,11Bの左右識別情報と、識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、出金手段34,45から現金を受け取り可能とする制御手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、1台の現金処理機を左右の窓口操作員で共用する現金処理システムに関する。
銀行等の金融機関の窓口において、左右2名の窓口操作員(テラー)に対して個別に設けられた左右2カ所の窓口操作機と、これら左右2カ所の窓口操作機に接続され左右2名の窓口操作員で1台が共用される、現金出金機もしくは現金入出金機からなる現金処理機とを有する現金処理システムがある。このような現金処理システムでは、左右2名の窓口操作員で1台の現金処理機を共用することから、特に現金を出金する際の、左右2名の窓口操作員による相互の取り間違いを防止する必要がある。
このような取り間違いの防止策として、現金処理機の出金口の左右両側に、突出及び退避自在に設けられた案内指示板を付加し、これら案内指示板の突出もしくは退避状態を窓口操作員に目視確認させることで、出金口の現金の所有権の有無を案内する技術や、各窓口操作員に対応して設けられたランプを点灯または消灯させることで、出金口の現金の所有権の有無を案内する技術あるいは、ブザーを鳴動させる技術等がある。
しかしながら、案内指示板は、構造上それほど大きな部材にはできないことから、取り間違いの防止策として十分ではなく、また、ランプに関しても、窓口操作員が顧客と応対中である場合等に目視せずに現金を取り出してしまう可能性があって、やはり、取り間違いの防止策として十分ではなかった。さらに、ブザーに至っては、騒音に感じるとの理由で使用されていないのが実情である。これらの理由から、特に窓口業務が煩雑な状況下において、左右2名の窓口操作員による相互の現金の取り間違いを生じる可能性があった。
これに対し、人体の特徴から窓口操作員を識別する生体認証装置を用いて、出金口の現金の所有権の有無をチェックする現金処理システムがある(例えば、特許文献1参照)。この現金処理システムであれば、現金の取り間違いの可能性を低減することができる。
特開2010−26761号公報
生体認証装置を用いるものは、現金の取り間違いの可能性を低減できるものの、システム成立のために窓口操作員一人一人の生体認証データを取得する必要があり、窓口操作員への負担が大きい。また、取得した生体認証データを不正使用されないように厳格に管理する必要があって、管理コストが増大してしまう。
したがって、本発明は、現金の取り間違いまたは投入間違いの可能性を低減でき、その上で、窓口操作員への負担を低減でき、管理コストの増大を抑制することができる現金処理システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、左右2名の窓口操作員に対して設けられる左右2カ所の窓口操作手段と、これら左右2カ所の窓口操作手段に接続され左右2名の窓口操作員で1台が共用される現金処理機とを有する現金処理システムであって、前記現金処理機の出金手段の周辺を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像データに基づいて、前記出金手段から出金貨幣を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右を識別する識別手段と、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの出金指示に基づいて前記現金処理機が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、前記出金手段から現金を受け取り可能とする制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記撮像手段は、前記現金処理機の入金手段の周辺を撮像し、前記識別手段は、前記撮像手段の撮像データに基づいて、前記入金手段に入金貨幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右を識別し、前記制御手段は、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの入金指示に基づいて前記現金処理機が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、前記入金手段への現金の投入を可能とすることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記制御手段は、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの出金指示に基づいて前記現金処理機が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を報知手段により報知させることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、左右2名の窓口操作員に対して設けられる左右2カ所の窓口操作手段と、これら左右2カ所の窓口操作手段に接続され左右2名の窓口操作員で1台が共用される現金処理機とを有する現金処理システムであって、前記現金処理機の入金手段の周辺を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像データに基づいて、前記入金手段に入金貨幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右を識別する識別手段と、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの入金指示に基づいて前記現金処理機が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、前記入金手段への現金の投入を可能とする制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2または4に係る発明において、前記制御手段は、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの入金指示に基づいて前記現金処理機が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を報知手段により報知させることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記識別手段は、出金処理時、前記撮像データ中に、物を持っている状態の手を認識すると、当該手に基づくアクセス窓口操作員の左右の識別を行わないことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に係る発明において、前記撮像手段は複数台で撮像データを取得することになり、前記識別手段は、前記複数台の撮像手段の撮像データによりアクセス窓口操作員の左右を識別することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に係る発明において、前記撮像手段は1台で撮像データを取得することになり、前記識別手段は、前記1台の撮像手段の撮像データによりアクセス窓口操作員の左右を識別することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に係る発明において、前記識別手段は、前記撮像データ中に認識された、腕および手の少なくともいずれか一方の位置および動きからアクセス窓口操作員の左右を識別することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、2台の窓口操作手段のうちの一方からの出金指示に基づいて現金処理機が出金処理を行うと、窓口操作員が出金手段から出金貨幣を受け取ろうとする。すると、撮像手段が撮像する出金手段の周辺の撮像データに変化が生じ、この撮像データから、識別手段が、出金手段から出金貨幣を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右を識別することになる。そして、制御手段は、出金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、出金手段から現金を受け取り可能とする。出金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合には、出金手段からの現金の受け取りを規制する状態となって、左右2名の窓口操作員による出金手段からの現金の取り間違いの可能性を低減する。生体認証装置を用いる必要がないため、窓口操作員への負担を低減でき、管理コストの増大を抑制することができる。
請求項2,4に係る発明によれば、2台の窓口操作手段のうちの一方からの入金指示に基づいて現金処理機が入金処理を行うと、窓口操作員が入金手段へ入金貨幣を投入しようとする。すると、撮像手段が撮像する入金手段の周辺の撮像データに変化が生じ、この撮像データから、識別手段が、入金手段へ入金貨幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右を識別することになる。そして、制御手段は、入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、入金手段への現金の投入を可能とする。入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合には、入金手段への現金の投入を規制する状態となって、左右2名の窓口操作員による入金手段への現金の投入間違いの可能性を低減する。生体認証装置を用いる必要がないため、窓口操作員への負担を低減でき、管理コストの増大を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、制御手段は、硬貨処理機が出金処理を行う際に、その出金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を報知手段により報知させる。これにより、現金の取り間違いの可能性により出金手段から現金が受け取り不可であることを窓口操作員に認識させることができる。
請求項5に係る発明によれば、制御手段は、硬貨処理機が入金処理を行う際に、その入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を報知手段により報知させる。これにより、現金の投入間違いの可能性により投入手段に現金が投入不可であることを窓口操作員に認識させることができる。
請求項6に係る発明によれば、識別手段は、出金処理時に物を持っている状態の手を撮像データ中に認識すると、当該手に基づくアクセス窓口操作員の左右の識別を行うことがないため、出金処理時に出金貨幣の受け取り以外の作業を行っている窓口操作員を、誤ってアクセス窓口操作員と認識してしまう可能性を低くできる。
請求項7に係る発明によれば、複数台の撮像手段の撮像データを用いるため、立体的把握が可能となり、よって、アクセス窓口操作員の左右を正確に識別することができる。
請求項8に係る発明によれば、1台の撮像手段を用いるため、部品点数および部品コストを低減することができる。
請求項9に係る発明によれば、識別手段は、撮像データ中に認識された、腕および手の少なくともいずれか一方の位置および動きからアクセス窓口操作員の左右を識別するため、比較的容易且つ正確にアクセス窓口操作員の左右を識別することができる。
本発明に係る第1実施形態の現金処理システムを示す正面図である。 本発明に係る第1実施形態の現金処理システムの一部構成を示す制御系ブロック図である。 本発明に係る一実施形態の現金処理システムにおける現金処理機を示す斜視図である。 本発明に係る一実施形態の現金処理システムにおける現金処理機を示す部分拡大斜視図である。 本発明に係る一実施形態の現金処理システムにおける現金処理機の変形例を示す斜視図である。 本発明に係る一実施形態の現金処理システムにおける現金処理機の変形例を示す斜視図である。 本発明に係る一実施形態の現金処理システムにおける現金処理機の変形例を示す斜視図である。
本発明に係る一実施形態の現金処理システムを図面を参照して以下に説明する。本実施形態の現金処理システムは、金融機関の窓口に設置されて2名の窓口操作員(テラー)によって使用されるものである。なお、以下の左右は窓口操作員側から見た左右である。
本実施形態の現金処理システム10は、図1に示すように、左右2名の窓口操作員A,Bに対して設けられた左右2カ所の窓口操作機(窓口操作手段)11A,11Bと、これら左右2カ所の窓口操作機11A,11Bにインターフェースを介して接続され左右2名の窓口操作員A,Bで1台が共用される現金処理機12とを有している。
左側の窓口操作員A用の左側の窓口操作機11Aおよび右側の窓口操作員B用の右側の窓口操作機11Bは、いずれもパーソナルコンピュータからなるもので、左側の窓口操作機11Aは、左側の窓口操作員Aに対して設けられた左側のカウンタ14Aの上に設置され、右側の窓口操作機11Bは、右側の窓口操作員Bに対して設けられた右側のカウンタ14Bの上に設置される。
これら窓口操作機11A,11Bは、それぞれが、対応する窓口操作員により操作入力が行われるキーボード等からなる操作部15と、対応する窓口操作員に対し表示を行う液晶モニタ等からなる表示部(報知手段)16と、操作部15からの信号に基づいて、表示部16の表示画面を制御し入金指示信号および出金指示信号等を現金処理機12に送信する本体17とを有している。本体17は、図2に示すように、各部を制御する制御部18を備えている。これら窓口操作機11A,11Bは、他の図示略の窓口操作機とともに図示略の店舗内サーバ20に接続されている。
図3に示す本実施形態の現金処理機12には、左右2名の窓口操作員A,Bに対して設けられた左右2カ所の窓口操作部(窓口操作手段)25A,25Bと、機外から入金硬貨が投入される硬貨入金口(入金手段)30とが上面に設けられている。硬貨入金口30は、上部開口を閉塞する硬貨入金口シャッタ31を有している。この硬貨入金口シャッタ31は、閉状態が待機状態となっており、図2に示す硬貨入金口開閉駆動機構32により駆動されて開閉する。
図3に示すように、現金処理機12には、高さ方向の中央よりも上部側に機体の前面から後方に凹む凹部33が設けられており、この凹部33には受皿(出金手段)34が挿入可能となっている。図示は略すが凹部33の天井面には、凹部33内に挿入された受皿34内に出金硬貨を放出する硬貨放出口が設けられている。凹部33には、受皿34の挿入を検知する図2に示す受皿検知センサ35と、挿入された受皿34を取り出し不可にロックする受皿ロック機構36とが設けられている。
図3に示すように、現金処理機12は、その上面と凹部33との間が、硬貨入金口30および図示略の硬貨放出口を含んで硬貨入出金部37となっている。硬貨入出金部37は、硬貨入金口30に投入された硬貨を識別計数しつつ一時貯留し、一時貯留した硬貨を、窓口操作機11A,11Bのうちの対応する一方の操作部15へ確定操作が入力されることで収納する。また、硬貨入出金部37は、窓口操作機11A,11Bのうちの対応する一方の操作部15へ入力された出金指示に基づき、受皿検知センサ35で受皿34の凹部33への挿入を検知し且つ受皿ロック機構36で受皿34をロックした状態で、収納している硬貨を硬貨放出口から受皿34内に繰り出し、その後、受皿ロック機構36によるロックを解除する。なお、凹部33の高さは、受皿34がロックされた状態では、受皿34内の硬貨を取り出すことが不可能な高さに設定されている。
現金処理機12には、凹部33よりも下側に機体前方に突出する突出部41が設けられており、この突出部41の上面には、機体後側に、機外から入金紙幣が投入される紙幣入金口(入金手段)42が設けられている。この紙幣入金口42は、上部開口を閉塞する紙幣入金口シャッタ43を有している。この紙幣入金口シャッタ43は、図2に示す紙幣入金口開閉駆動機構44により駆動されて開閉することになり、待機状態では閉じられている。
突出部41の上面には、紙幣入金口42よりも前側に、機内から紙幣を出金させる紙幣出金口(出金手段)45が設けられている。この紙幣出金口45は、上部開口を閉塞する紙幣出金口シャッタ46を有している。この紙幣出金口シャッタ46は、図2に示す紙幣出金口開閉駆動機構47により駆動されて開閉することになり、待機状態では閉じられている。
現金処理機12は、その突出部41の位置に、紙幣入金口42および紙幣出金口45を含んで紙幣入出金部48が設けられている。紙幣入出金部48は、紙幣入金口42に投入された紙幣を識別計数しつつ一時貯留し、一時貯留した紙幣を、窓口操作機11A,11Bのうちの対応する一方の操作部15へ確定操作が入力されることで収納する。また、紙幣入出金部48は、窓口操作機11A,11Bのうちの対応する一方の操作部15へ入力された出金指示に基づき、紙幣出金口シャッタ46が閉じられた状態で、収納している紙幣を紙幣出金口45内に繰り出し、その後、紙幣出金口シャッタ46を開く。
本実施形態において、現金処理機12には、機体前面の上端部の左右両側それぞれにカメラ(撮像手段)51が設けられている。また、現金処理機12には、機体上面の硬貨入金口30の後側にもカメラ(撮像手段)51が設けられている。機体前面の上端部の左右両側のカメラ51は、いずれも凹部33に挿入された受皿34の周辺と、紙幣入金口42の周辺と、紙幣出金口45の周辺とを撮像可能となっている。硬貨入金口30の後側のカメラ51は、硬貨入金口30の周辺を撮像可能となっている。各図においては各カメラ51の撮像範囲を二点鎖線で示している。
これらのカメラ51で撮像された動画の撮像データは、現金処理機12内の図2に示す画像解析装置(識別手段)52に送信される。画像解析装置52では、図3に示すカメラ51で撮像された撮像データ中の手および腕を画像解析により認識可能となっており、認識した手および腕の位置および動きから、認識した手および腕が左側の窓口操作員Aのものなのか、右側の窓口操作員Bのものなのかを識別可能となっている。また、画像解析装置52は、カメラ51で撮像された撮像データ中に認識された手が、硬貨入金口30に近づいて硬貨入金口30に入金硬貨を投入しようとしているのか、受皿34に近づいて受皿34から出金硬貨を受け取ろうとしているのか、紙幣入金口42に近づいて紙幣入金口42に入金紙幣を投入しようとしているのか、紙幣出金口45に近づいて紙幣出金口45から出金紙幣を受け取ろうとしているのかを識別可能となっている。そして、画像解析装置52の解析結果が現金処理機12の図2に示す制御部(制御手段)55に送信される。
制御部55は、2台の窓口操作機11A,11Bのうちの一方からの出金指示に基づいて現金処理機12が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報と、画像解析装置52が識別した、受皿34から出金硬貨を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、受皿34から現金を受け取り可能とする。また、出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報と、画像解析装置52が識別した、紙幣出金口45から出金紙幣を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、紙幣出金口45から現金を受け取り可能とする。
制御部55は、2台の窓口操作機11A,11Bからの入金指示に基づいて現金処理機12が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報と、画像解析装置52が識別した、硬貨入金口30へ入金硬貨を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、硬貨入金口30への現金の投入を可能とする。また、制御部55は、入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報と、画像解析装置52が識別した、紙幣入金口42へ入金紙幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、紙幣入金口42への現金の投入を可能とする。
窓口操作員A,Bによる操作を含む出金処理の流れを、左側の窓口操作員Aが、対応する左側の窓口操作機11Aに出金操作を行う場合を例にとり説明する。なお、右側の窓口操作員Bが、対応する右側の窓口操作機11Bに出金操作を行う場合は、以下の説明の左右およびA,Bを読み替えれば良い。
窓口操作員Aは、例えば、来店した顧客からカウンタ14A越しに受け取った出金伝票に基づいて、出金金額、科目、口座番号等の必要事項を窓口操作機11Aの操作部15に操作入力する。すると、窓口操作機11Aの制御部18は、出金金額に応じた各金種の硬貨および紙幣の枚数である金種別明細枚数を含む出金用の出金指示信号を、インターフェースを介して現金処理機12の制御部55へ出力する。例えば、窓口操作機11Aの操作部15を介して16847円の出金金額が入力されると、窓口操作機11Aの制御部18は、万円券1枚、五千円券1枚、千円券1枚、五百円硬貨1枚、百円硬貨3枚、十円硬貨4枚、五円硬貨1枚、一円硬貨2枚の金種別明細枚数を含む出金用の出金指示信号を現金処理機12の制御部55に出力する。
左側の窓口操作機11Aから出金用の出金指示信号を受けると、現金処理機12の制御部55は、右側の窓口操作機11Bの占有状態にないことを条件に、左側の窓口操作機11Aつまり左側の窓口操作員Aの占有状態、つまり右側の窓口操作機11Bからの各種指示信号を受け付けない状態となって、以下の出金処理を行う。このとき、制御部55は、出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報として、左側を示す識別情報を認識している。
現金処理機12の制御部18は、硬貨の出金がある場合には、受皿検知センサ35の検出結果から受皿34が凹部33内へ挿入されているか否かを判定し、受皿34が凹部33内へ挿入されていなければ、凹部33への受皿34の挿入を促す表示を左側の窓口操作機11Aの表示部16に表示させて待機する。受皿34が凹部33へ挿入されていることを検知すると、制御部55は、受皿ロック機構36により受皿34をロックする。
制御部18は、受皿ロック機構36により受皿34をロックした後、前述した出金用の出金指示信号の出金金額の金種別明細枚数に応じて、紙幣入出金部48の図示略の金種別のスタッカから各々金種別に指示枚数分の紙幣を1枚ずつ繰り出して、出金判別部を含む搬送路を経由して、紙幣出金口シャッタ46が閉状態とされた紙幣出金口45への搬送動作を行い、1枚ずつ搬送された紙幣を最終搬送部の紙幣出金口45内にて集積させる紙幣出金動作を行う。また、これと並行して、前述した出金用の出金指示信号の出金金額の金種別明細枚数に応じて、硬貨入出金部37の図示略の金種別の収納部から各々金種別に指示枚数分の硬貨を1枚ずつ繰り出して、出金判別部を含む搬送路を経由して硬貨放出口から放出させ、最終搬送部の受皿34内に収容する硬貨出金動作を行う。
前述した出金用の出金指示信号の出金金額の金種別明細枚数に応じた紙幣が異常なく正常にすべて紙幣出金口45内にて集積されて紙幣出金動作が終了し、且つ前述した出金用の出金指示信号の出金金額の金種別明細枚数に応じた硬貨が異常なく正常にすべて受皿34に放出されて硬貨出金動作が終了すると、制御部55は、貨幣の受け取りを促す表示を左側の窓口操作機11Aの表示部16に表示させると共に、複数台のカメラ51で撮像を開始させる。貨幣の受け取りを促す表示から通常なら左側の窓口操作員Aが受皿34または紙幣出金口45に手を伸ばすことになる。
画像解析装置52は、複数台のカメラ51で取得する撮像データに基づいて、撮像データ中に認識された、腕および手の少なくともいずれか一方の位置および動きから、紙幣出金口45あるいは受皿34から出金貨幣を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右を識別する。
画像解析装置52は、例えば、撮像データ中に認識された手が紙幣出金口45に近づいて紙幣出金口45から出金紙幣を受け取ろうとしていると判断すると、この手が左側の窓口操作員Aのものであるか、右側の窓口操作員Bのものであるかを判断する。制御部55は、画像解析装置52が左側の窓口操作員Aの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、左側を示す識別情報とする一方、画像解析装置52が右側の窓口操作員Bの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、右側を示す識別情報とする。
制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、左側を示す識別情報である場合、出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致するため、手が受け取りに行った先である、紙幣出金口45の紙幣出金口シャッタ46を紙幣出金口開閉駆動機構47により開く。これにより、紙幣出金口45の紙幣が受け取り可能となり、図4に示すように、紙幣出金口45の紙幣が取り出される。
他方、制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、右側を示す識別情報である場合、出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致しないため、手が受け取りに行った先である、紙幣出金口45の紙幣出金口シャッタ46を開かず、窓口操作機11A,11Bの両方の表示部16に、出金指示した窓口操作機の左右識別情報とアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致していない旨(例えば、「貨幣の受け取り者が適正ではありません。」の文字)を表示させて報知させる。紙幣出金口シャッタ46が開かないため、紙幣出金口45の紙幣が受け取り可能にはならず、受け取りが規制される。
また、画像解析装置52は、手が受皿34に近づいて受皿34から出金硬貨を受け取ろうとしていると判断すると、この手が左側の窓口操作員Aのものであるか、右側の窓口操作員Bのものであるかを判断する。制御部55は、画像解析装置52が左側の窓口操作員Aの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、左側を示す識別情報とする一方、画像解析装置52が右側の窓口操作員Bの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、右側を示す識別情報とする。
制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、左側を示す識別情報である場合、出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致するため、手が受け取りに行った先である、受皿34のロックを受皿ロック機構36により解除させる。これにより、受皿34が凹部33から取り出し可能となり、受皿34の硬貨が受け取り可能となる。
他方、制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、右側を示す識別情報である場合、出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致しないため、手が受け取りに行った先である、受皿34の受皿ロック機構36によるロックを解除せず、窓口操作機11A,11Bの両方の表示部16に、出金指示した窓口操作機の左右識別情報とアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致していない旨(例えば、「貨幣の受け取り者が適正ではありません。」の文字)を表示させて報知させる。受皿34の受皿ロック機構36によるロックが解除されないため、受皿34の硬貨が受け取り可能にはならず、受け取りが規制される。
画像解析装置52は、出金処理時においては、複数台のカメラ51の撮像データ中に、手および腕が認識されても、手が物を持っている状態である場合には、上記したアクセス窓口操作員の左右の識別を行わない。
次に、窓口操作員A,Bによる操作を含む入金処理の貨幣投入までの流れを、左側の窓口操作員Aが、対応する左側の窓口操作機11Aに入金操作を行う場合を例にとり説明する。なお、右側の窓口操作員Bが、対応する右側の窓口操作機11Bに入金操作を行う場合は、以下の説明の左右およびA,Bを読み替えれば良い。
窓口操作員Aは、例えば、来店した顧客からカウンタ14A越しに受け取った入金伝票に基づいて、入金金額、科目、口座番号等の必要事項を窓口操作機11Aの操作部15に操作入力する。すると、窓口操作機11Aの制御部18は、入金を行う旨の入金指示信号を、インターフェースを介して現金処理機12の制御部55へ出力する。
左側の窓口操作機11Aから入金用の入金指示信号を受けると、現金処理機12の制御部55は、右側の窓口操作機11Bの占有状態にないことを条件に、左側の窓口操作機11Aつまり左側の窓口操作員Aの占有状態、つまり右側の窓口操作機11Bからの各種指示信号を受け付けない状態となって、以下の入金処理を行う。このとき、制御部55は、入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報として、左側を示す識別情報を認識している。
制御部55は、貨幣の投入を促す表示を左側の窓口操作機11Aの表示部16に表示させると共に、複数台のカメラ51で撮像を開始させる。貨幣の投入を促す表示から通常なら左側の窓口操作員Aが硬貨入金口30または紙幣入金口42に手を伸ばすことになる。
画像解析装置52は、複数台のカメラ51で取得する撮像データに基づいて、撮像データ中に認識された、腕および手の少なくともいずれか一方の位置および動きから、硬貨入金口30あるいは紙幣入金口42に入金貨幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右を識別する。
画像解析装置52は、例えば、撮像データ中に認識された手が紙幣入金口42に近づいて紙幣入金口42に入金紙幣を投入しようとしていると判断すると、この手が左側の窓口操作員Aのものであるか、右側の窓口操作員Bのものであるかを判断する。制御部55は、画像解析装置52が左側の窓口操作員Aの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、左側を示す識別情報とする一方、画像解析装置52が右側の窓口操作員Bの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、右側を示す識別情報とする。
制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、左側を示す識別情報である場合、入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致するため、手が投入に行った先である、紙幣入金口42の紙幣入金口シャッタ43を紙幣入金口開閉駆動機構44により開く。これにより、紙幣入金口42への紙幣の投入が可能となる。
他方、制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、右側を示す識別情報である場合、入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致しないため、手が投入に行った先である、紙幣入金口42の紙幣入金口シャッタ43を開かず、窓口操作機11A,11Bの両方の表示部16に、入金指示した窓口操作機の左右識別情報とアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致していない旨(例えば、「貨幣の投入者が適正ではありません。」の文字)を表示させて報知させる。紙幣入金口シャッタ43が開かないため、紙幣入金口42に紙幣が投入可能にはならず、投入が規制される。
また、画像解析装置52は、手が硬貨入金口30に近づいて硬貨入金口30に入金貨幣を投入しようとしていると判断すると、この手が左側の窓口操作員Aのものであるか、右側の窓口操作員Bのものであるかを判断する。制御部55は、画像解析装置52が左側の窓口操作員Aの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、左側を示す識別情報とする一方、画像解析装置52が右側の窓口操作員Bの手であると判断した場合、アクセス窓口操作員の左右識別情報を、右側を示す識別情報とする。
制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、左側を示す識別情報である場合、入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致するため、手が投入に行った先である、硬貨入金口30の硬貨入金口シャッタ31を硬貨入金口開閉駆動機構32により開状態とする。これにより、硬貨入金口30への硬貨の投入が可能となる。
他方、制御部55は、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報が、右側を示す識別情報である場合、出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報である左側を示す識別情報と一致しないため、手が投入に行った先である、硬貨入金口30の硬貨入金口シャッタ31を開状態にせず、窓口操作機11A,11Bの両方の表示部16に、入金指示した窓口操作機の左右識別情報とアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致していない旨(例えば、「貨幣の投入者が適正ではありません。」の文字)を表示させて報知させる。硬貨入金口30の硬貨入金口シャッタ31が開状態にならないため、硬貨入金口30へ硬貨が投入可能にはならず、規制される。
以上に述べた本実施形態の現金処理システム10によれば、2台の窓口操作機11A,11Bのうちの一方からの出金指示に基づいて現金処理機12が出金処理を行うと、窓口操作員が受皿34および紙幣出金口45のうちの少なくともいずれか一方から出金貨幣を受け取ろうとする。すると、複数台のカメラ51が撮像する受皿34および紙幣出金口45のうちの一方の周辺の撮像データに変化が生じ、この撮像データから、画像解析装置52が、受皿34および紙幣出金口45のうちの一方から出金貨幣を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右を識別することになる。そして、制御部55は、窓口操作機11A,11Bのうちの出金指示を出力した一方の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、受皿34および紙幣出金口45のうちの受け取ろうとしたものからの現金を受け取り可能とする。他方、窓口操作機11A,11Bのうちの出金指示を出力した一方の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合には、受皿34および紙幣出金口45からの現金の受け取りを規制する状態となって、左右2名の窓口操作員A,Bによる現金の取り間違いの可能性を低減する。生体認証装置を用いる必要がないため、窓口操作員への負担を低減でき、管理コストの増大を抑制することができる。
また、2台の窓口操作機11A,11Bのうちの一方からの入金指示に基づいて現金処理機12が入金処理を行うと、窓口操作員が硬貨入金口30および紙幣入金口42のうちの少なくともいずれか一方へ入金貨幣を投入しようとする。すると、複数台のカメラ51が撮像する硬貨入金口30および紙幣入金口42のうちの一方の周辺の撮像データに変化が生じ、この撮像データから、画像解析装置52が、硬貨入金口30および紙幣入金口42のうちの一方へ入金貨幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右を識別することになる。そして、制御部55は、窓口操作機11A,11Bのうちの入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、硬貨入金口30および紙幣入金口42のうちの投入しようとしているものへの現金の投入を可能とする。他方、窓口操作機11A,11Bのうちの入金指示を出力した一方の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合には、硬貨入金口30および紙幣入金口42への現金の投入を規制する状態となって、左右2名の窓口操作員による現金の投入間違いの可能性を低減する。生体認証装置を用いる必要がないため、窓口操作員への負担を低減でき、管理コストの増大を抑制することができる。
また、制御部55は、現金処理機12が出金処理を行う際に、窓口操作機11A,11Bのうちその出金指示を出力した左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を窓口操作機11A,11Bの表示部16により報知させる。これにより、現金の取り間違いの可能性により、受皿34および紙幣出金口45のうちの受け取ろうとしたものから現金が受け取り不可であることを窓口操作員に認識させることができる。
また、制御部55は、現金処理機12が入金処理を行う際に、窓口操作機11A,11Bのうちその入金指示を出力した左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を窓口操作機11A,11Bの表示部16により報知させる。これにより、現金の投入間違いの可能性により、硬貨入金口30および紙幣入金口42のうちの投入を行おうとしたものへの現金の投入が不可であることを窓口操作員に認識させることができる。
また、画像解析装置52は、出金処理時に、物を持っている状態の手を撮像データ中に認識すると、当該手に基づくアクセス窓口操作員の左右の識別を行うことがないため、出金処理時に出金貨幣の受け取り以外の作業を行っている窓口操作員を、誤ってアクセス窓口操作員と認識してしまう可能性を低くできる。
また、複数台のカメラ51の撮像データを用いるため、立体的把握が可能となり、よって、アクセス窓口操作員の左右を正確に識別することができる。
また、画像解析装置52は、撮像データ中に認識された、腕および手の少なくともいずれか一方の位置および動きからアクセス窓口操作員の左右を識別するため、比較的容易且つ正確にアクセス窓口操作員の左右を識別することができる。
なお、図5に示すように、1台のカメラ51で、例えば、図5では図示略の凹部33に挿入された受皿34、紙幣入金口42および紙幣出金口45のそれぞれの周辺を撮像するようにしても良い。このように、1台のカメラ51を用いれば、部品点数および部品コストを低減することができる。この場合、硬貨入金口30については撮像できなくなることから、図6に示すように、複数台のカメラ51を前後にずらして配置して、硬貨入金口30、受皿34、紙幣入金口42および紙幣出金口45のそれぞれの周辺を撮像するようにしても良い。
また、図7に示すように、1台のカメラ51で、現金処理機12から離れた位置にある鏡60を介して、硬貨入金口30、受皿34、紙幣入金口42および紙幣出金口45のそれぞれの周辺を撮像するようにしても良い。この場合、鏡60が顧客から見えないように、カバー61を設けるのが良い。
また、制御部55は、2台の窓口操作機11A,11Bのうちの一方からの出金指示に基づいて現金処理機12が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報との一致を判断したが、現金処理機12に設けられた2カ所の窓口操作部25A,25Bのうちの一方からの出金指示に基づいて現金処理機12が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作部の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報との一致を判断するようにしても良い。
また、制御部55は、2台の窓口操作機11A,11Bのうちの一方からの入金指示に基づいて現金処理機12が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作機の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報との一致を判断したが、現金処理機12に設けられた2カ所の窓口操作部25A,25Bのうちの一方からの入金指示に基づいて現金処理機12が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作部の左右識別情報と、画像解析装置52が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報との一致を判断するようにしても良い。
また、硬貨および紙幣の入出金を行う現金処理機12以外に、硬貨のみの入出金を行う現金処理機、紙幣のみの入出金を行う現金処理機、硬貨のみの出金のみを行う現金処理機、紙幣のみの出金のみを行う現金処理機等にも、本発明を適用可能である。
10 現金処理システム
11A,11B 窓口操作機(窓口操作手段)
12 現金処理機
16 表示部(報知手段)
25A,25B 窓口操作部(窓口操作手段)
30 硬貨入金口(入金手段)
34 受皿(出金手段)
42 紙幣入金口(入金手段)
45 紙幣出金口(出金手段)
51 カメラ(撮像手段)
52 画像解析装置(識別手段)
55 制御部(制御手段)
A,B 窓口操作員

Claims (9)

  1. 左右2名の窓口操作員に対して設けられる左右2カ所の窓口操作手段と、これら左右2カ所の窓口操作手段に接続され左右2名の窓口操作員で1台が共用される現金処理機とを有する現金処理システムであって、
    前記現金処理機の出金手段の周辺を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像データに基づいて、前記出金手段から出金貨幣を受け取ろうとしているアクセス窓口操作員の左右を識別する識別手段と、
    前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの出金指示に基づいて前記現金処理機が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、前記出金手段から現金を受け取り可能とする制御手段と、を有することを特徴とする現金処理システム。
  2. 前記撮像手段は、前記現金処理機の入金手段の周辺を撮像し、
    前記識別手段は、前記撮像手段の撮像データに基づいて、前記入金手段に入金貨幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右を識別し、
    前記制御手段は、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの入金指示に基づいて前記現金処理機が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、前記入金手段への現金の投入を可能とすることを特徴とする請求項1記載の現金処理システム。
  3. 前記制御手段は、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの出金指示に基づいて前記現金処理機が出金処理を行う際に、当該出金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を報知手段により報知させることを特徴とする請求項1または2記載の現金処理システム。
  4. 左右2名の窓口操作員に対して設けられる左右2カ所の窓口操作手段と、これら左右2カ所の窓口操作手段に接続され左右2名の窓口操作員で1台が共用される現金処理機とを有する現金処理システムであって、
    前記現金処理機の入金手段の周辺を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像データに基づいて、前記入金手段に入金貨幣を投入しようとしているアクセス窓口操作員の左右を識別する識別手段と、
    前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの入金指示に基づいて前記現金処理機が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致する場合に、前記入金手段への現金の投入を可能とする制御手段と、を有することを特徴とする現金処理システム。
  5. 前記制御手段は、前記2台の窓口操作手段のうちの一方からの入金指示に基づいて前記現金処理機が入金処理を行う際に、当該入金指示を出力した窓口操作手段の左右識別情報と、前記識別手段が識別したアクセス窓口操作員の左右識別情報とが一致しない場合に、その旨を報知手段により報知させることを特徴とする請求項2または4記載の現金処理システム。
  6. 前記識別手段は、出金処理時、前記撮像データ中に、物を持っている状態の手を認識すると、当該手に基づくアクセス窓口操作員の左右の識別を行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の現金処理システム。
  7. 前記撮像手段は複数台で撮像データを取得することになり、
    前記識別手段は、前記複数台の撮像手段の撮像データによりアクセス窓口操作員の左右を識別することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の現金処理システム。
  8. 前記撮像手段は1台で撮像データを取得することになり、
    前記識別手段は、前記1台の撮像手段の撮像データによりアクセス窓口操作員の左右を識別することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の現金処理システム。
  9. 前記識別手段は、前記撮像データ中に認識された、腕および手の少なくともいずれか一方の位置および動きからアクセス窓口操作員の左右を識別することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項記載の現金処理システム。
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