JP2015131877A - 硬質ウレタンフォームおよび軽石 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水に濡れると泡立ち、滑らかさを与える硬質ウレタンフォーム、および使用時皮膚に対して滑らかであり、使用後にも皮膚が滑らかになるような軽石を提供する。【解決手段】 界面活性剤が分散した硬質ウレタンフォームであって、該界面活性剤が軟化点または融点が50℃以上である界面活性剤粒子であり、該界面活性剤粒子が気泡中に存在してなる硬質ウレタンフォームおよびその硬質ウレタンフォームを成形加工した軽石であり、気泡中の粒子は容易に水に溶解して泡立ち、滑らかさが発現する。【選択図】 なし

Description

本発明は、硬質ウレタンフォームおよび軽石に関する。詳しくは界面活性剤粒子が分散された硬質ウレタンフォーム、およびその硬質ウレタンフォームを成形加工して得られる、入浴時などに足の裏、肘などにこすりつけて角質を除去するのに使用される軽石に関する。
足の裏、肘等の角質を除去するのに使用される従来の軽石は多孔質性の軽い岩石からなる天然軽石や、ポリウレタンなどの硬質合成樹脂発泡体からなる人造軽石が知られている。最近では、身体の硬皮質部分を削り取った角質化した部分に滑らかでうるおいを与える軽石として、絹繊維を微粉末にしたシルクパウダーを混入した軽石たわし(たとえば、特許文献1)や、セリシンを配合した合成樹脂製軽石(たとえば、特許文献2)が提案されている。
登録実用第3008950号公報 特開2000−14592号公報
しかしながら、角質をとった後の皮膚は滑らかではあるが、軽石を皮膚にこすりつけて角質をとるときには皮膚と軽石間は必ずしも滑らかでなく痛い思いをしなければならないときがある。
本件発明の目的は、水に濡れると泡立ち、滑らかさを与える硬質ウレタンフォーム、および使用時皮膚に対して滑らかであり、使用後にも皮膚が滑らかになるような軽石を提供することである。
発明者は、鋭意検討した結果、硬質ウレタンフォームの気泡中に特定の界面活性剤粒子を存在させることで上記目的を達成できることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、界面活性剤が分散した硬質ウレタンフォームであって、該界面活性剤が軟化点または融点が50℃以上である界面活性剤粒子であり、該界面活性剤粒子が硬質ウレタンフォームの気泡中に存在してなる硬質ウレタンフォームである。
また本発明は、さらに可塑剤を含むことを特徴とする。
また本発明は、上記界面活性剤粒子の平均粒子径が500μm以下であることを特徴とする。
さらに本発明は、上記硬質ウレタンフォームを成形加工してなる軽石である。
本発明は、界面活性剤が分散した硬質ウレタンフォームであって、該界面活性剤粒子が硬質ウレタンフォームの気泡(以下セルともいう)中に存在してなる硬質ウレタンフォームであるので、セル中の界面活性剤粒子が水に溶解して硬質ウレタンフォームの外に出て泡立つ。セル中ではなくウレタン樹脂中の界面活性剤粒子は樹脂に取り囲まれて水があっても容易に外に出ることはできない。セル中の粒子であるから容易に水に溶解して泡立つことができる。その結果他の固体との間は滑らかに接触することができる。
また、軟化点または融点が50℃以上の界面活性剤を用いるので、硬質ウレタンフォームの製造時において粒子は融解しておらず、粒子として存在しやすくセル中に入ることができる。さらに製造後室温においても硬質ウレタンフォームの表面または中の界面活性剤粒子が融解せず硬質ウレタンフォームの表面にべとつきがない。
また本発明は、上記硬質ウレタンフォームがさらに可塑剤を含むので、硬質ウレタンフォームの湿潤性が大幅に向上する。その結果、フォームは水に濡れやすくなり、表面および内部に水やお湯が速やかに浸透し、界面活性剤粒子を溶解し泡立ち性および滑らかさを速やかに発現することができる。
また本発明は、上記界面活性剤粒子の平均粒子径が500μm以下であるので、硬質ウレタンフォーム中のより大きいセル中により多くの界面活性剤粒子が入ることができるので、より泡立ち性が増す。その結果、さらに硬質ウレタンフォームで固体を摩擦すると固体の表面をマイルドに処理することができる。
さらに本発明は、上記の硬質ウレタンフォームを成形加工してなる軽石であるので、軽石の使用時に中の界面活性剤が水や湯に溶解して皮膚と軽石間に泡が発生し、角質がとれるときにも滑らかであり痛さはマイルドになる。そして最終的にも皮膚の角質がとれて皮膚に滑らかさを与えることができる。また、乾燥時には軽石表面にべとつきがないが、水に漬けると滑らかさが発現する。この滑らかさは長期間にわたり継続する。
以下、本発明の実施の形態につき、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、以下の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、セル中に軟化点または融点が50℃以上である界面活性剤粒子が分散されてなる硬質ウレタンフォームであり、この界面活性剤粒子は硬質ウレタンフォーム製造において原料中に混合された後製造されるものである。
本発明において使用される界面活性剤は、軟化点または融点が50℃以上である界面活性剤の粒子であれば限定はないが、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、含窒素化合物などの公知の界面活性剤が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、たとえば、硬化ヒマシ油のアルキレンオキシド付加物;高級アルコール、アルキルフェノール、多価アルコールの脂肪酸エステルや、それらのアルキレンオキシド付加物などが挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、たとえば、ステアリン酸やオレイン酸、エルカ酸などの脂肪酸の塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩などが挙げられる。含窒素化合物としては、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルヒドロキシエチルアンモニウム塩、イミダゾリニウム塩などのカチオン性界面活性剤や、脂肪族アルカノールアミド、脂肪族アミンエチレンオキサイド付加物、アルキルベタインなどの両性界面活性剤などが挙げられる。
上記の界面活性剤は単独でまたは混合して用いられる。混合して用いる場合は、界面活性剤粒子は全体として非イオン性またはアニオン性を示すものが好ましい。カチオン性界面活性剤や両性界面活性剤はアニオン性界面活性剤と混合して全体としてアニオン性を示すものが使用される。界面活性剤の中でより好ましいのはHLB10以上の水に溶解し易い非イオン性界面活性剤および/またはアニオン性界面活性剤である。特に好ましくは、水に溶解して固/固間に潤滑性を付与するアニオン界面活性剤である。たとえば、洗顔用石鹸などの皮膚用石鹸が挙げられる。
ウレタンフォーム製造時の反応温度は40〜100℃である場合が多い。この反応温度よりも10℃程度以上高い温度では界面活性剤粒子は融解せず粒子のままで残り、セル中に入りやすい。ウレタンフォームの反応温度は使用する材料、触媒などにより変わるので、製造時の反応温度に対応して界面活性剤の軟化点または融点を選定すればよい。ウレタンフォーム製造時の温度は40℃も可能であるから、本発明においては温度を明確にするために界面活性剤の軟化点または融点を50℃以上としている。実際はウレタン化反応温度よりも10℃以上高い軟化点または融点をもつ界面活性剤粒子を選定するのが好ましい。したがって、軟化点または融点が50℃未満であると、界面活性剤粒子は硬質ウレタンフォーム中のセル中に入る確率が低下し、ウレタン樹脂中に融解分散したり、またセル中に入ってもセルを満たしてしまうので、使用時粒子のように水への溶解性が良好でなく、その結果泡立ち性が落ちてくる。また、水を含まないときでもウレタンフォームの表面がべとつかず、取り扱いやすい。界面活性剤粒子はその軟化点または融点以上またはその近傍の温度になると融解してウレタンフォームの表面にベトツキが生じる。界面活性剤の軟化点または融点は特に好ましくは100℃以上である。100℃以上であると、ウレタンフォームのセル中に界面活性剤粒子が入り易く、さらに表面がよりさらっとして手で触っても感触がよい。
また、界面活性剤粒子の平均粒子径は特に限定はないが、500μm以下であるのが好ましい。粒子が500μm以下であると、硬質ウレタンフォーム中のより大きいセル中により多くの界面活性剤粒子が入ることができるので、より泡立ち性が増す。その結果、さらに使用時摩擦する個体の表面を滑らかに処理することができる。また、硬質ウレタンフォーム中のセルの大きさは分散した粒子の粒子径の影響を受けやすく、500μmレベルの小さいセルとなりやすく、きめ細かいセルを有する硬質ウレタンフォームができる。より好ましくは50〜300μmである。よりきめ細かいセルを有する硬質ウレタンフォームができる。平均粒子径は篩法などの公知の方法で測定できる。
本発明における硬質ウレタンフォームは、ポリオールと有機ポリイソシアネートとを、触媒、整泡剤、発泡剤および添加材の存在下で反応させて製造できる。上記の界面活性剤はポリオールなどの原料中に混合して製造される。
ポリオールとしては従来硬質ウレタンフォームに使用されているポリオールが使用できる。通常、ポリオール化合物は、2ケまたは2ケ以上の活性ヒドロキシ基を有する化合物で、ポリエステルポリオールとポリエーテルポリオールとが挙げられる。
ポリエーテルポリオールの具体例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコールなどの多価アルコール;ピロガロール、ハイドロキノンなどの多価フェノール;ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールF、などのビスフェノール類;アルキレンジアミン(プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)、ポリアルキレンポリアミン(ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなど)、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなど)などの脂肪族アミン;アニリン、フェニレンジアミン、キシリレンジアミンなどの芳香族アミン;イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミンなどの脂環式アミン;アミノエチルピペラジンなどの複素脂環式アミンなど;およびこれらの活性水素化合物にアルキレンオキサイドを付加した化合物などが挙げられる。これらの活性水素化合物は2種以上の混合物であってもよい。これらのうち好ましいものは、多価アルコールおよび多価フェノールである。該活性水素化合物に付加するアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド(PO)、ブチレンオキサイドおよびこれら2種以上の混合物が挙げられる。これらのうち好ましいものは、EO、POおよびこれらの混合物である。
ポリエステルポリオールの具体例としては、多価アルコール(前記の2価アルコールおよびトリメチロールプロパン、グリセリンなど)と多塩基酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、ダイマー酸などの脂肪族ポリカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、ダイマー酸、トリメリット酸などの芳香族ポリカルボン酸など)とを反応させて得られる縮合ポリエステルポリオール、ε−カプロラクトンなどのラクトンを開環重合して得られるポリラクトンポリオールなどが挙げられる。これらのポリエステルポリオールは2種以上を併用してもよい。これらのうちで好ましいものは、2価アルコール(エチレングリコール、ジエチレングリコールおよび1,4−ブタンジオールの1種以上)とフタル酸とを縮合反応して得られるポリエステルポリオールである。
好ましくはポリエーテルポリオールである。より好ましくは末端がプロピレンオキシド付加のポリエーテルポリオールである。
有機イソシアネートとしては、ポリウレタンの製造に用いるものであればよい。これらのイソシアネートは、単独でも複数を併用してもよく、それらのヌレート変性、プレポリマー変性、ウレトジオン変性等の変性をした変性体を用いてもよく、複数のポリイソシアネートや変性体をそれぞれ併用してもよい。
具体的には、2,4−または2,6−トルエンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、ジフェニルメタン−2,4’−または4,4’−ジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(粗製MDI)、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート(NDI)の芳香族ポリイソシアネート;1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキシルジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジイソシアネート(IPDI)、1,4−シクロヘキシルジイソシアネートなどの脂環式ポリイソシアネート;およびこれらの変性物(たとえば、カルボジイミド変性、アロファネート変性、ウレア変性、ビューレット変性、イソシアヌアレート変性、オキサゾリドン変性など)、イソシアネート基末端プレポリマーなどが挙げられる。変性ポリイソシアネートの具体例としては、カルボジイミド変性MDI、ショ糖変性TDI、ひまし油変性MDIなどが挙げられる。これらのうちで好ましいものは、MDI、TDI、カルボジイミド変性MDIおよびショ糖変性TDIおよびそれらのプレポリマーである。
フォームを製造する場合の有機ポリイソシアナートの使用量は、通常のウレタンフォームの場合とほぼ同様であり、NCO/OH(モル比)は、好ましくは0.7以上5.0以下、より好ましくは1.0以上3.0以下、特に好ましくは1.0以上1.4以下である。
触媒としては、通常ウレタン発泡に用いられる公知の触媒のすべてを使用することができる。たとえば、アミン系触媒[トリエチレンジアミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−エチルモノホリン、ジメチルエタノールアミン、1,8−ジアザビシクロ−(5,4,0)−ウンデセン−7など];金属触媒(オクチル酸第一スズ、ジラウリル酸ジブチル第二スズ、オクチル酸鉛など)、炭素数1〜8である脂肪族モノカルボン酸アルカリ金属塩(酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、オクチル酸カリウム、オクチル酸ナトリウムなど)などが挙げられる。触媒の使用量は特に限定されないが、ポリオールの重量に基づいて好ましくは0.1〜3重量%、より好ましくは0.5〜2重量%である。
発泡剤としては、たとえば水、二酸化炭素ガス、炭化水素類、ハイドロクロロフルオロカーボン類(HCFC類)、ハイドロフルオロカーボン類(HFC類)、ハイドロフルオロエーテル類(HFE類)が挙げられる。これら発泡剤は、単独で使用してもよいが、複数を併用して用いてもよい。たとえば水と二酸化炭素、水とメタン、エタン、プロパン、ペンタン、イソペンタン、シクロペンタンなど低沸点炭化水素類、水とハロゲン化炭化水素などを併用することができる。
発泡剤の量は、全ポリオール成分100重量部当たり、好ましくは0.5〜10重量部用いることができ、より好ましくは1.0〜9.5重量部である。
整泡剤とは、水を均一に分散させ、均一な、しかも、独立気泡率の高い細かい泡構造の製品を得るために用いられるものである。かかる整泡剤としてはポリオキシアルキレンシリコーンポリマーなどのシリコーン化合物がある。
硬質ポリウレタンフォームの製造法としては、ポリウレタンフォームの通常の製造法が適用できる。たとえば、まず、ポリオール、発泡剤、整泡剤、触媒およびその他の添加剤を所定量混合する。ポリウレタン発泡機又は攪拌機を使用して、この混合物(レジンプレミックス)とポリイソシアネートとを急速混合する。得られた混合液を任意の開放系の容器に注入しフリー発泡する。所定時間後容器から取り出し、硬質ポリウレタンフォームを得る。
また上記界面活性剤粒子の硬質ウレタンフォームに対する比率は特に限定はないが、好ましくは重量で20%以上、35%以下である。この範囲であると硬質ウレタンフォームのセル中に界面活性剤粒子を多く含んでおり、皮膚と硬質ウレタンフォーム間に長期間十分に泡立ち性および滑らかさを付与し、実使用に好適である。
さらに硬質ウレタンフォームには前記界面活性剤粒子と共に可塑剤を含むのが好ましい。可塑剤はウレタンフォームの原料混合物に溶解し、発泡が容易になるように粘度を低下させることができると共に、硬質ウレタンフォームの湿潤性を大幅に向上させることができる。可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ブチルラウリルフタレート、トリクレジルフォスフェート、およびポリオキシアルキレン誘導体などが挙げられる。これらの中で好ましいのは、ポリオキシアルキレン誘導体である。これはポリオキシアルキレンモノあるいはポリアルコールの末端を脂肪酸でエステル化したものである。この脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アルギン酸、オレイン酸、リノ−ル酸、リノレン酸などが挙げられる。このようなものとしては、たとえば、エチレングリコール、ポリエチレングリコール(たとえば、n=2〜20)、ポリプロピレングリコール(たとえば、n=2〜20)などのモノまたはジカルボン酸エステル(モノまたはジカプリル酸エステル、モノまたはジオレイン酸エステル、モノまたはジステアリン酸エステル)が挙げられる。これらの1種または2種以上の混合物を用いることができる。
可塑剤を含む硬質ウレタンフォームは湿潤性が大幅に向上し、硬質ウレタンフォームの表面および内部に水やお湯が速やかに浸透し、界面活性剤粒子を溶解し泡立ち性および使用時の滑らかさを速やかに発現することができる。
可塑剤は、好ましくはHLB10未満の水に溶解し難い可塑剤であり、より好ましくは活性水素を有しない可塑剤であり、特に好ましくはポリエチレングリコール(たとえば、n=2〜20)のジオレイン酸エステルである。また活性水素を有する可塑剤は、活性水素がイソシアネートと反応してウレタン樹脂自体に滑り性を付与することができるという効果も奏する。可塑剤の量は、全フォーム合計成分100重量部当たり、5〜20重量部用いることができ、より好ましくは8〜15重量部である。
さらに硬質ウレタンフォームには、その他の添加材、たとえば、ヒアルロン酸、コエンザイムQ10,AHA桃の葉エキス、AHAアロエエキス、備長炭、尿素、シルク、活性炭、ポリトン色素、抗菌剤、防黴剤などを混入してもよい。また、抗菌性を一層高めるために、銅やカテキンサンの粉末などの抗菌性微粒子を混入することができる。
このようにして得られる硬質ウレタンフォームは、フォーム密度は0.06〜0.12(g/cm)が好ましく、圧縮強度は2.0〜4.0(kg/cm)が好ましく、独立気泡率は45%以下が好ましい。
本発明において、硬質ウレタンフォームの独立気泡率が45%以下であると、硬質ウレタンフォーム中のセルの連通化率は55%以上であり、内部のセルの中に存在する界面活性剤粒子が水に溶解して連通セルを通して徐々に外部にブリードアウトしてきて表面に泡立ち、その結果使用時に滑らかさが発現する。たとえば、硬質ウレタンフォームを皮膚に適用したときにセル中の界面活性剤粒子が外から入った水や湯に溶解して皮膚と硬質ウレタンフォーム間に泡立ち、角質がとれるときにも滑らかさが発現し痛さはマイルドになる。そして最終的にも皮膚の角質がとれて滑らかさを与えることができる。
また本発明は、上記硬質ウレタンフォームの独立気泡率が30%以下であると、さらにフォーム中のセルの連通化率が増し、その結果より多くの水に溶解した界面活性剤が表面に出てくるので、泡立ち性および使用時の滑らかさがさらに増す。その結果、さらに摩擦する固体の表面をマイルドに処理することができる。
しかし、連通化率が大きすぎるとセル中の界面活性剤が速く出すぎて繰り返して使用すると泡立ちの効果が減少してしまうということも生ずる。したがって、ある程度独立気泡が必要であり、硬質ウレタンフォームの接触摩擦によって表面のフォームが徐々に削れて新たな独立気泡が出現し、その独立気泡の中の界面活性剤が水に溶解して泡立ち、滑らかさに寄与することができる。すなわち、連通気泡と独立気泡のバランスが重要であり、独立気泡率は好ましくは5〜45%であり、より好ましくは10〜30%である。
また、硬質ウレタンフォームは軟化点または融点が50℃以上の界面活性剤を用いるので、硬質ウレタンフォームの製造時にセル中に界面活性剤が入り易く、室温においても硬質ウレタンフォームの表面または中の界面活性剤粒子が融解せず、硬質ウレタンフォームの表面にべとつきがない。また、界面活性剤粒子の平均粒子径が500μm以下であると、硬質ウレタンフォーム中のより大きいセル中により多くの界面活性剤粒子が入ることができるので、より泡立ち性が増す。また、硬質ウレタンフォーム中のセルの大きさも500μm以下レベルの小さいセルとなりやすく、きめ細かいセルを有する硬質ウレタンフォームを形成できる。また、硬質ウレタンフォームがさらに活性水素を有しない可塑剤を含むと、硬質ウレタンフォームの湿潤性が大幅に向上する。その結果、硬質ウレタンフォームの湿潤性が向上し、表面および内部に水やお湯が速やかに浸透し、界面活性剤粒子を溶解し泡立ち性および滑らかさを速やかに発現することができる。
硬質ウレタンフォームを成形加工して軽石が得られる。軽石の大きさ、形状などは任意であり、使用に応じて選択できる。成形加工方法は従来の方法が適用できる。
得られる軽石を体にこすりつけると、足の裏や肘などの角質をとることができると同時に皮膚組織に刺激を与え血行をよくし新陳代謝が促される効果を奏する。本発明の軽石は使用時における皮膚への滑らかさを付与する効果を奏し痛みがマイルドになり、かつその効果が長期間持続し、使用後にも皮膚が滑らかになる。また、本発明の軽石は、人間の皮膚以外、たとえば柔らかい素材の汚れを落とすのにも好適である。
以下実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(製造例1)(レジンプレミックス)
表1に記載の配合処方で室温混合して、レジンプレミックスA、Bを製造した。
Figure 2015131877
サンニックスHD−402(ペンタエリスリトール系ポリエーテルポリオール、OHV400、三洋化成工業社製)
サンニックスNP−300(エチレンジアミン系ポリエーテルポリオール、OHV760、三洋化成工業社製)
TEDA33−LV(3級アミン触媒、東ソー社製)
SH−193(シリコーン系整泡剤、トーレシリコーン社製)
HFC−365(フロン、日本ソルベイ社製)
(実施例1)
表1のレジンプレミックスB 50重量部を25℃に温度調節し、この中に25℃に温度調節したイソシアネートプレポリマー(TDI−80系、NCO含量29.6%)61重量部、界面活性剤粒子A 50重量部、添加剤A 20重量部を加えてホモディスパー(特殊機化社製攪拌機)3000rpmで10秒攪拌後、常温に放置した100mm(長さ)×100mm(幅)×100(高さ)mmの開放系である容器に注入し、約5〜10分後容器から取り出し、硬質ポリウレタンフォームを得た。製造時の反応温度は50℃前後であった。
(実施例2〜実施例8、比較例1〜3)
表2にレジンプレミックス、イソシアネートプレポリマー、添加剤、界面活性剤粒子の種類と量を変更して硬質ウレタンフォームを製造した。表2に併せて製造時の混合物の流動性、攪拌時間、仕上がったフォームの泡抜け状態、フォーム密度、独立気泡率、圧縮強度および使用時のフォームの湿潤性、泡立ち、表面のベタツキを記載した。
Figure 2015131877
(界面活性剤粒子A)脂肪酸石鹸、ステアリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルの混合物;軟化点200℃以上、平均粒子径150μm
(界面活性剤粒子B)脂肪酸石鹸、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテルの混合物;融点100℃、平均粒子径100μm
(界面活性剤粒子C)脂肪酸石鹸、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル、ポリオキシエチレンモノ脂肪酸エステルの混合物;融点50℃、平均粒子径500μm
(界面活性剤粒子D)脂肪酸石鹸、ポリオキシエチレンモノ脂肪酸エステルの混合物;融点45℃、平均粒子径600μm
(界面活性剤粒子E)脂肪酸石鹸、ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル;融点40℃、平均粒子径1000μm
(可塑剤A)イオネットDO400(ポリオキシエチレンジオレイン酸エステル、三洋化成工業社製)
(可塑剤B)ナロアクティーN−40(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル、三洋化成工業社製)
配合混合物の流動性(秒):イソシアネートプレポリマー以外の原料を配合した混合物を内径10mmの試験管に10g入れ、45°傾けて5cm移動する秒数を表した。
攪拌時間(秒): 攪拌開始後、発泡が始まるまでの時間を測定した。
フォーム密度(g/cm):嵩比重を表わす
独立気泡率(%): ASTM D 2856に従ってベックマン社製、空気比較式比重計で測定した。
圧縮強度(kg/cm):フォームの垂直方向をASTM D 1621に従って測定した。
フォームの湿潤性: カットした新しいフォーム断面に100mlピペットから水3滴を垂らし、水の光沢が消失するまでの時間(秒)を測定した。
フォームの泡立ち(初期):カットした新しいフォームに水を浸し、手のひらで数回擦った時の泡立ち程度を肉眼で評価した。(泡立ち 良好○・やや良好△・悪い×)
フォームの泡立ち(持続性):上記の初期の泡立ちを評価した後、フォームの表面を乾燥させ、さらに同様に泡立たせ、同様にして5回目の泡立ちの程度を評価した。(泡立ち 良好○・やや良好△・悪い×)
フォーム表面のベタツキ:カットした新しいフォームを40℃で1時間静置後のフォームの表面ベタツキを手で触って評価した。(有・無)
表2から、本発明の硬質ウレタンフォームは泡立ちがよく、さらに添加剤Aの可塑剤が添加されると湿潤性が良好になることがわかる。
(実施例9、比較例4)
実施例1と比較例2で得られた硬質ウレタンフォームを、幅5cm×長さ8cm×高さ3cmの直方体に裁断加工して、それぞれ実施例9、比較例4の軽石を得た。
これを40℃のお湯に浸して足の裏の部分を数回擦って角質をとった。実施例9の軽石は擦っている間に泡立ちが多く発生し滑らかにこすることができ、水洗後の足の裏も滑らかであった。比較例4の軽石で反対側の足の裏を同様にしたところ、泡立ちが悪く使用時は滑らかでなく、痛みもあり、水洗後の足の裏は実施例9の軽石を用いたほど滑らかではなかった。これを5人の被験者に実施してもらったところ同様な結果が得られた。本発明の軽石は使用時に滑らかであり、仕上がり後も滑らかであった。

Claims (4)

  1. 界面活性剤が分散した硬質ウレタンフォームであって、該界面活性剤が軟化点または融点が50℃以上である界面活性剤粒子であり、該界面活性剤粒子が硬質ウレタンフォームの気泡中に存在してなる硬質ウレタンフォーム。
  2. さらに可塑剤を含むことを特徴とする請求項1記載の硬質ウレタンフォーム。
  3. 前記界面活性剤粒子の平均粒子径が500μm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の硬質ウレタンフォーム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬質ウレタンフォームを成形加工してなる軽石。
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