JP2015052042A - 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォームの製造方法 Download PDF

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俊一 井手
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勝也 内田
石田 崇裕
Takahiro Ishida
崇裕 石田
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Abstract

【課題】断熱性能に優れる硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することである。
【解決手段】全アミン価が150〜250mgKOH/gであり、かつ、25℃における粘度が6000〜45000mPa・sである活性水素成分(A)と有機ポリイソシアネート(B)とを、発泡剤(C)、ウレタン化触媒(D)及び整泡剤(E)の存在下で反応させる硬質ポリウレタンフォームの製造方法であり、活性水素成分(A)がアミンポリオール(A1)及びポリエーテルポリオール(A2)を含有することが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、硬質ポリウレタンフォームに関するものであり、さらに詳しくは、建築用断熱材用途に適した硬質ポリウレタンフォームに関するものである。
従来から硬質ポリウレタンフォームは、断熱性、成形性、軽量高強度等の多くの特徴を有することから、断熱材料、建築材料として幅広く使用されている。現在、発泡剤としてはオゾン層破壊能が小さい、シクロペンタン、HFC−245fa、HFC−365mfcを発泡剤として使用することが望ましいとされている。
これまで、発泡剤のポリオールへの溶解性が低いと、フォームのセルが不揃いになったり、粗大になってしまい断熱性が悪化する問題があった。
そこで、発泡剤のポリオールへの溶解性を改善し、ポリオールプレミックスの貯蔵安定性に優れ、フォームのセルが細かく均一な硬質ポリウレタンフォームの製法を得ることで上記問題を解決しようとした(特許文献1参照)。
特開2003−313262号公報
しかしながら、発泡剤のポリオールの相溶性を向上しても、断熱性が頭打ちになり、熱伝導率を下げることには限界があった。
本発明は断熱性能に優れる硬質ポリウレタンフォームの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らはこれら問題点を解決するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、全アミン価が150〜250mgKOH/gであり、かつ、25℃における粘度が6000〜45000mPa・sである活性水素成分(A)と有機ポリイソシアネート(b)とを、発泡剤(c)、ウレタン化触媒(d)及び整泡剤(e)の存在下で反応させる硬質ポリウレタンフォームの製造方法;該製造方法により得られる硬質ポリウレタンフォームを要旨とする。
本発明の製造方法によって得られる硬質ウレタンフォームは、フォームの熱伝導率を下げることができるため、断熱性能が良好でキュア性が良好な建築用断熱材を提供できる。
本発明において、活性水素成分(A)の全アミン価(mgKOH/g)は150〜250であり、熱伝導性及びキュア性の観点から、好ましくは150〜230である。全アミン価が150未満では、熱伝導が大きく、熱伝導性が悪化する、250を超えると、寸法安定性が悪化するため、好ましくない。全級アミン価は、過塩素酸の滴定JIS K7237で測定される。
本発明において、活性水素成分(A)の25℃における粘度は6000〜45000mPa・sであり、熱伝導性及び成形性の観点から、好ましくは7000〜15000mPa・sである。粘度が6000mPa・s未満では、熱伝導性が悪化し、45000mPa・sを超えると、イソシアネートとの混合性が悪くなり、成形性が悪化する。粘度は、B型粘度計で測定される。
活性水素成分(A)は、熱伝導性、樹脂強度の観点から、アミンポリオール(A1)及びポリエーテルポリオール(A2)を含んでなることが好ましい。
アミンポリオール(A1)は、2〜4個の活性水素を含有し、かつ、水酸基当量300〜900mgKOH/gのアミンポリオールである。アミンポリオールとしては、2〜4個の活性水素を含有するアミンにアルキレンオキサイドが付加されたものである。水酸基価(mgKOH/g)は、JIS K1557−1に準拠して測定する。
2〜4個の活性水素を含有するアミンとしては、炭素数1〜20の直鎖又は分岐脂肪族アミン(モノメチルアミン、モノエチルアミン、n−ブチルアミン、オクチルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン及びトリエチレンテトラミン等)、炭素数6〜20の芳香族アミン(アニリン、トルイジン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、メチレンジアニリン及びジフェニルエーテルジアミン等)、炭素数4〜20の脂環式アミン(シクロヘキシルアミン、イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミン及びジシクロヘキシルメタンジアミン等)及び炭素数4〜20の複素環式ポリアミン(ピペラジン及びアミノエチルピペラジン等)等が挙げられる。
上記2〜4個の活性水素を含有するアミンに付加させるアルキレンオキサイドとしては、炭素数2〜8のものが好ましく、例えば、エチレンオキサイド(以下EOと略記)、1,2−プロピレンオキサイド(以下POと略記)、1,3−プロピレンオキサイド、1,2−、1,4−及び2,3−ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド並びにこれらの2種以上の併用(ブロック及び/又はランダム付加)が挙げられる。好ましくは、PO及び/又はEOである。
アミンポリオール(A1)は、水酸基価(mgKOH/g)が300〜900であり、寸法安定性の観点から、好ましくは350〜850、さらに好ましくは350〜800であり、特に好ましくは、350〜550の化合物と水酸基価が650〜800の化合物を併用することである。
ポリエーテルポリオール(A2)は、2〜8個の活性水素を含有し、かつ、水酸基価が、300〜1200mgKOH/gのポリエーテルポリオールである。ポリエーテルポリオールとしては、2〜8個の活性水素を含有する化合物(多価アルコール、多価フェノール、ポリカルボン酸、リン酸等)にアルキレンオキサイドが付加されたものである。
上記多価アルコールとしては、例えば、炭素数2〜18の2価アルコール[エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール及びネオペンチルグリコール等]、炭素数3〜18の3〜8価のアルコール[グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、α−メチルグルコシド、ソルビトール、キシリット、マンニット、グルコース、フルクトース及びショ糖等]及びこれらの2種以上の併用が含まれる。
多価フェノールとしては、ピロガロール、ハイドロキノン及びフロログルシン等の単環多価フェノール;ビスフェノールA、ビスフェノールF及びビスフェノールS等のビスフェノール;フェノールとホルムアルデヒドの縮合物(ノボラック);たとえば米国特許第3265641号明細書に記載のポリフェノール等が挙げられる。
ポリカルボン酸としては、炭素数4〜18の脂肪族ポリカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸及びアゼライン酸等)、炭素数8〜18の芳香族ポリカルボン酸(テレフタル酸及びイソフタル酸等)及びこれらの2種以上の混合物などが挙げられる。
これらの活性水素含有化合物は2種以上を併用してもよい。これらの中で好ましくは多価アルコールである。さらに好ましくはグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール及びショ糖である。
上記活性水素含有化合物に付加させるアルキレンオキサイドとしては、炭素数2〜8のものが好ましく、例えば、EO、PO、1,3−プロピレンオキサイド、1,2−、1,4−及び2,3−ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド並びにこれらの2種以上の併用(ブロック及び/又はランダム付加)が挙げられる。好ましくは、PO及び/又はEOである。
ポリエーテルポリオール(A2)の水酸基価(mgKOH/g)は、300〜1200であり、寸法安定性の観点から、好ましくは350〜750、さらに好ましくは400〜700である。
アミンポリオール(A1)とポリエーテルポリオール(A2)の重量比[A1/A2]は、熱伝導率の観点から、55/45〜99/1が好ましく、さらに好ましくは、57/43〜97/3である。
活性水素成分(A)の全アミン価(mgKOH/g)は150〜250であり、熱伝導性及びキュア性の観点から、好ましくは150〜230である。全アミン価が150未満では、熱伝導性が悪化する、250を超えると、寸法安定性が悪化するため、好ましくない。全アミン価は、過塩素酸の滴定JIS K7237で測定される。また、(A)が(A1)と(A2)の混合物であるとき、全アミン価は(A1)と(A2)を均一混合した後、測定することで求めることができる。
本発明において、活性水素成分(A)の25℃における粘度(mPa・s)は6000〜45000であり、熱伝導性及び成形性の観点から、好ましくは7000〜15000である。粘度が6000m未満では、熱伝導性が悪化し、45000を超えると、イソシアネートとの混合性が悪くなり、成形性が悪化する。粘度は、B型粘度計で測定される。
活性水素成分(A)は、発泡剤(C)、ウレタン化触媒(D)及び整泡剤(E)の存在下で、有機ポリイソシアネート(B)とを反応させることで硬質ポリウレタンフォームを作製することができる。
ポリイソシアネート成分(B)としては、通常ポリウレタンフォームに使用される有機ポリイオシアネートはすべて使用でき、芳香族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、変性ポリイソシアネート(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット基、イソシアヌレート基及びオキサゾリドン基含有変性物等)及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、炭素数(NCO基中の炭素を除く;以下のポリイソシアネートも同様)6〜16の芳香族ジイソシアネート、炭素数6〜20の芳香族トリイソシアネート及びこれらのイソシアネートの粗製物等が挙げられる。具体例としては、1,3−及び1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−及び2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−及び4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(粗製MDI)、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート並びにトリフェニルメタン−4,4’,4’’−トリイソシアネート等が挙げられる。
芳香脂肪族イソシアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネート等が挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート及びα,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
変性ポリイソシアネートの具体例としては、カルボジイミド変性MDI等が挙げられる。
これらの中で、反応性及びポリウレタンフォームの機械物性の観点から、芳香族ポリイソシアネートが好ましく、さらに好ましくは、TDI、粗製TDI、MDI、粗製MDI及びこれらのイソシアネートの変性物、特に好ましくは、粗製MDIである。
発泡剤(C)としては、水、炭酸ガス、HFC−365mfc、HFC−245fa、シクロペンタン、イソペンタン、n−ペンタン、シクロブタン及びn−ブタン等が挙げられる。
これら発泡剤(C)の使用量は、成形性の観点から、(A)の重量に基づいて、0.1〜30重量%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜25重量%、特に好ましくは0.5〜23重量%である。
本発明に用いる触媒(D)としては、3級アミン等が挙げられる。
3級アミンとしては、例えばトリエチレンジアミン、N−エチルモルホリン、ジエチルエタノールアミン、N、N、N’、N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、1−イソブチル−2−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]−ウンデセン−7及びビス(ジメチルアミノエチル)エーテル(カルボン酸塩)並びにこれらの2種以上の併用が挙げられる。
熱伝導性の観点から、トリエチレンジアミン及び/又はビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテルが好ましい。
これら触媒(D)の使用量は、熱伝導性の観点から、(A)の重量に基づいて、3級アミンが0.5〜5.0重量%であることが好ましく、さらに好ましくは、2.0〜4.5重量%である。
本発明に用いる整泡剤(E)としては、通常のポリウレタンフォームの製造に用いられるものはすべて使用でき、例として、モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製「Niax Silicone L−6988」、「Niax Silicone L−6900」、「Niax Silicone L−6915」、「Niax Silicone L−5420」、エボニック製「TEGOSTAB B8481」、「TEGOSTAB B8474」、「TEGOSTAB B8465」、「TEGOSTAB B8462」、東レ・ダウコーニング(株)製の「SH−193」等]のシリコーン整泡剤が挙げられる。
これら整泡剤(E)の使用量は、熱伝導性の観点から、(A)の重量に基づいて、0.5〜6重量%であることが好ましく、さらに好ましくは、1〜5重量%である。
他の添加剤(F)としては、無機塩(炭酸カルシウム、硫酸バリウムなど)、無機繊維(ガラス繊維、炭素繊維など)、ウィスカー(チタン酸カリウムウィスカーなど)のような充填材;難燃剤〔リン酸エステル類、ハロゲン化リン酸エステル類(例えばクロロアルキルフォスフェート)など〕;金属キレート化剤(重金属不活性化剤)[ヒドラジド系、アミド系等];過酸化物分解剤[リン系、硫黄系];熱安定剤(塩酸補足剤)[金属石鹸(カルシウム系、亜鉛系)]が挙げられる。
これらの他の添加剤(F)の使用量は、熱伝導性の観点から、(A)の重量に基づいて、それぞれが30重量%以下であることが好ましい。また、(F)の合計使用量は、成形性の観点から、(A)の重量に基づいて、25重量%以下であることが好ましい。
ポリウレタン製造に際してのイソシアネート指数(NCO INDEX)[(NCO基/活性水素原子含有基)の当量比×100]は、難燃性の観点から、100〜160が好ましく、さらに好ましくは105〜155である。
本発明の方法によるポリウレタンフォームの製造法の具体的な一例を示せば、下記の通りである。まず、活性水素成分(A)及び発泡剤(C)、触媒(D)、整泡剤(E)及び必要により、他の補助成分を所定量混合し、混合物(ポリオールプレミックス)を作製する。次いでポリウレタン発泡機又は攪拌機を使用して、ポリオールプレミックスと有機ポリイソシアネート(B)とを急速混合する。得られた混合液をモールド(例えば55〜75℃)に注入し、所定時間後脱型して硬質ポリウレタンフォームを得る。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1〜5及び比較例1〜4
表1に示した配合処方に従って、有機ポリイソシアネート(B)以外を所定量配合して得られた混合物に有機イソシアネート(B)を所定のNCO INDEXとなるよう加えて、攪拌機[ホモディスパー:特殊機化(株)社製]にて8200rpm×4秒間急速混合し、300×300×50mmの開閉式モールドに注入成形した。このとき各成分の液温は25℃、型温は60℃で脱型時間は5分であった。硬質ポリウレタンフォームの脱型評価結果を表1に示す。
<使用原料の記号の説明>
・アミンポリオール(A1)
(A1−1):トルエンジアミン1モルに水酸化カリウムを触媒として、EO7.5モルを付加し、さらに水酸化カリウムを触媒として、PO1.9モルをブロック付加し、酢酸で中和して得られたアミンポリオール。水酸基価=405、EO単位の含有量=58.7重量%、アミン価200mg/g。
(A1−2):トルエンジアミン1モルに水酸化カリウムを触媒として、EO2.2モルを付加し、さらに水酸化カリウムを触媒として、PO3.9モルをブロック付加し、酢酸で中和して得られたアミンポリオール。水酸基価=405、EO単位の含有量=21.8重量%、アミン価250mg/g。
(A1−3):エチレンジアミン1モルに無触媒で、PO4.1モルを付加して得られたアミンポリオール。水酸基価=756、アミン価386mg/g。
(A1−4):エチレンジアミン1モルに無触媒で、EO1.0モルを付加し、さらにPO3.0モルを付加して得られたアミンポリオール。水酸基価=796、EO単位の含有量=15.6重量%、アミン価405mg/g。
・ポリエーテルポリオール(A2)
(A2−1):ショ糖1モルにトリメチルアミンを触媒として、PO12.5モルを付加して得られたポリエーテルポリオール。水酸基価=420。
(A2−2):ペンタエリスリトール1モルに水酸化カリウムを触媒として、PO7.2モルを付加し、パラトルエンスルホン酸で中和して得られたポリエーテルポリオール。水酸基価=404。
(2)有機ポリイソシアネート(B)
(B−1):粗製MDI:NCO%=31(商品名:ミリオネートMR−200、日本ポリウレタン工業(株)製)
(3)発泡剤(C)
発泡剤(C−1):シクロペンタン
発泡剤(C−2):水
(4)触媒(D)
触媒(D−1): トリエチレンジアミンの33重量%ジプロピレングリコール溶液(商品名:DABCO−33LV、エアプロダクツジャパン(株)製)
触媒(D−2):DBUオレイン酸塩の67%ジプロピレングリコール溶液(商品名:U−CAT SA−112、サンアプロ(株)製)
触媒(D−3):ビス(ジメチルアミノエチル)エーテルの70重量%ジプロピレングリコール溶液(商品名:TOYOCAT ET、東ソー(株)製)
(5)整泡剤(E)
整泡剤(E−1):商品名:L−6988、モメンティブ(株)製
(6)難燃剤(F)
難燃剤(F−1):トリクロロプロピルホスフェート(第八化学(株)製)
<試験項目と試験方法>
<1>全アミン価
JIS K7237にしたがって、100mlビーカーに活性水素成分(A)を0.5g採取し、これに酢酸50mlをメスシリンダーを用いて加え、マグネチックスターラーで撹拌し試料を溶解する。次に試料溶液に、自動滴定装置AT−610<京都電子工業(株)製>を用いて0.1mol/lの過塩素酸溶液を滴定し、変曲点の滴定量を読み取る。つぎに下記数式(1)の計算式で全アミン価を算出する。
全アミン価=(A−B)×f×5.611/S (1)
A:本試験に要した0.1mol/l過塩素酸滴定用溶液のml数
B:空試験に要した0.1mol/l過塩素酸滴定用溶液のml数
f:0.1mol/lまたは0.01mol/l過塩素酸滴定用溶液の力価
S:試料採取量(g)
<粘度測定方法>
所定量の活性水素成分(A)を1Lのポリカップに入れた後、ホモディスパーを用いて回転数3000rpmで2分間混合し、ガラス瓶に入れて密閉して25℃、24時間温調後、B型粘度計で測定を行った。
<1>コア密度(kg/m
JIS A9511にしたがい、モールド発泡で得られた300(縦)×300(横)×50(厚み)mmの硬質ポリウレタンフォームを、100(縦)×100(横)×35(厚み)mmのサイズに切り出した後、試験片の質量と体積からコア密度を求めた。
<2>熱伝導率(mW/mK)
JIS A1412−2にしたがい、モールド発泡で得られた300(縦)×300(横)×50(厚み)mmの硬質ポリウレタンフォームを、200(縦)×200(横)×35(厚み)mmのサイズに切り出した。その後、熱伝導率測定機「AUTO−Λ HC−074」英弘精機株式会社(製)を使用して熱伝導率を測定した。
Figure 2015052042
表1において、実施例1〜5により得られるウレタンフォームは、比較例1〜5により得られるウレタンフォームと比べ、熱伝導率が低く、熱伝導性が向上していることが分かる。
本発明の硬質ポリウレタンフォームは、建築用断熱材用途で好適に使用することができる。

Claims (6)

  1. 全アミン価が150〜250mgKOH/gであり、かつ、25℃における粘度が6000〜45000mPa・sである活性水素成分(A)と有機ポリイソシアネート(B)とを、発泡剤(C)、ウレタン化触媒(D)及び整泡剤(E)の存在下で反応させる硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
  2. 活性水素成分(A)が下記アミンポリオール(A1)及びポリエーテルポリオール(A2)を含有する請求項1に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
    アミンポリオール(A1):2〜4個の活性水素を含有し、かつ、水酸基当量300〜900mgKOH/gのアミンポリオール。
    ポリエーテルポリオール(A2):2〜8個の活性水素を含有し、かつ、水酸基価が300〜1200mgKOH/gのポリエーテルポリオール。
  3. (A1)と(A2)の重量比[A1/A2]が、55/45〜99/1である請求項2に記載の硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
  4. 活性水素成分(A)の重量に基づいて、ウレタン化触媒(C)の使用量が0.5〜5重量%、整泡剤(E)が0.5〜6%重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法により得られる硬質ポリウレタンフォーム。
  6. 請求項5に記載の硬質ポリウレタンフォームからなる建築用断熱材。
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