JP2005144014A - 人造軽石 - Google Patents

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Tatsuo Nishida
起夫 西田
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Abstract

【課題】
塩等の新陳代謝促進剤又は抗菌剤、又は香料が封入された人工軽石を提供する。
【解決手段】
ポリウレタン等の硬質合成樹脂発泡体10に、マイクロカプセル化された香料1を混入することにより、新陳代謝促進又は香料の放出効果が期待されるようになる。さらに、香料は揮発性が高いものであっても、マイクロカプセルが壊れるまで香りを放出しないため、持続性が極めて高い。必要により、塩その他の新陳代謝促進剤2を付加してもよい。このような、人造軽石は角質除去という、軽石本来の機能に加え芳香や発汗、抗菌などの機能をも備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、入浴時等に足の裏、肘等にこすりつけて角質を除去するのに使用される人造軽石に関する。
足の裏、肘等の角質を除去するのに使用される従来の軽石は多孔質性の軽い岩石からなる天然軽石と、ポリウレタン等の硬質合成樹脂発泡体からなる人造軽石が存在する。従来の人造軽石は天然軽石よりも柔らかいタッチで摩擦し、皮膚を傷めず安全に角質除去を行うことができる点において優れている。
一方、人造軽石は、カビ等により表面が黒ずんでくることが多いため、銅又はアルミニウム等の金属微粒子と貝殻等の粉粒体とを混入することでより衛生的で使いやすくした抗菌性のものが知られている(特許文献1)。
ところで、浴室やサウナ等で発汗を促し血行促進等の効果がある物質として、古くから塩が知られている。また、使用すると爽快な香りがする石けんなどが知られている。
特開2001−81611号公報
本件発明者は、血行促進や香料などの機能材料を従来の人造軽石に練り込むことはできないものかと考えた。
しかし、塩は一般に吸湿性が高く、ポリウレタン等の硬質合成樹脂発泡体を圧縮成型して得られる従来の人造軽石に練り込んでも、一旦水につかるとすぐに塩分が溶け出し、その効果が失われてしまうという問題がある。
また、香料は一般に揮発性のあるものと混合させているために、上記従来の人造軽石に練り込んでも、人造軽石を開封して使用を開始すると時間の経過と共に香料が発散してしまい、香りの持続時間が短いという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、塩等の新陳代謝促進剤又は抗菌剤、又は香料が封入された人工軽石を提供することを目的とする。
本発明に係る人造軽石は、ポリウレタン等の硬質合成樹脂発泡体10に、マイクロカプセル化された香料1を混入してなる。香料1に加えて塩その他の新陳代謝促進剤2をさらに含んでいてもよい。このうち、マイクロカプセルはメラミン樹脂又は乳化促進樹脂により形成することができる。香料は揮発性であり、マイクロカプセルは直径30μm乃至50μmの樹脂により形成されていることが好ましい。人造軽石の母体となる硬質合成樹脂発泡体の微細な空孔に入り込んで、使用による外部からの圧力で壊れるちょうど良い大きさだからである。
また、新陳代謝促進剤はなるべく吸湿性の低いものが好ましい。例えば、塩は一般に水溶性が高いため吸湿しやすく、効果の持続が期待できない。そこで、岩塩、天然塩、人工塩などのうち特に吸湿性の低い塩、好ましくは岩塩を用いるとよい。
本発明に係る人造軽石は、角質除去という軽石本来の機能に加え、使用によりマイクロカプセルが少しずつ壊れ、カプセルから香料が飛び出し揮発することで爽快感が得られたり、或いは、発汗を促すなど新陳代謝促進効果又は抗菌効果を奏することができる。なお、多数のカプセルが埋め込まれているので、香料の放出は1回の使用毎に少しずつ起こり、経時変化が緩やかであり耐久性がある。
本発明に係る人造軽石は内部にマイクロカプセル化された香料又は塩等が混入されているが、それらは極めて微小な大きさである。このため、外観上は従来の人造軽石と変わりがない。以下、添付図面に従って一実施例を説明する。
図1及び図2において、10は硬質合成樹脂の発泡体で独立又は連続した気泡1aを有する。この硬質合成樹脂発泡体10は外力により容易に弾性変形し、容易に破壊しない多孔質構造のものである。好適な人造軽石として使用するために高倍率に発泡したものに高圧縮加重を加えて破壊加重の寸前まで塑性変形させることにより高度を高めていることが好ましい。このような硬質合成樹脂発泡体としては、硬質ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等が用いられる。
香料は揮発性が高くかつ液状のものであるため、硬質合成樹脂発泡体10に混入しても、すぐに揮発してしまうため、効果の持続力が短い。そこで、まず、香料をマイクロカプセル化し、これを硬質合成樹脂発泡体10に混入する。
マイクロカプセルはメラミン樹脂などの乳化促進剤で形成され、直径数10μmのカプセルの内部に香料を封入することができる。これらを硬質合成樹脂発泡体10にマイクロカプセルを総重量の5乃至30%程度の割合で配合した。
マイクロカプセルに封入する香料は、花(例えば、ユリ・バラ・ラベンダー・キンモクセイ・スズラン・ブーケ等)、果物(桃・オレンジ・メロン・パイナップル等)、木(ヒノキ、森林浴等)など、種々のものが可能である。
なお、香料 のマイクロカプセル化は、常法に従って行なわれる。例えば、適当な分散剤、例えばポリビニルアルコール等をを含む精製水に、香料、アクリル酸/アクリル酸メチルを一定の比率で混ぜ合わせ、超音波ホモジナイザー等の適当な分散機で分散し、重合開始剤、例えばアゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオキシド等を少量添加して重合反応を行なう。生成した固形物を濾過、水洗し、常温で乾燥することによって平均粒径10〜 100μmのマイクロカプセルを得る。勿論、これ以外の方法で製造しても構わない。マイクロカプセル化された香料は汎用品を用いることもできる。
さらに、塩は発汗を促すとともに、微生物や細菌類の繁殖を抑制する防菌効果をも備えていることが知られており、発泡前の薬液に所定の量の塩を投入し予め均一に分散するように混入しておく。そして、通常の発泡化プロセスを経て、塩を含む人造軽石が完成する。
なお、通常の塩(精製塩など)は水溶性が高く、人造軽石が水に触れるとすぐに内部の塩分が溶け出し、効果の持続性が短い。このため、岩塩、天然塩、人工塩など、通常の精製塩よりも吸湿性(水溶性)が低いものほど好ましい。また、岩塩等に代えて又は岩塩等に加えて、他の新陳代謝促進剤や抗菌剤などを混入してもよい。また、抗菌性を一層高めるために、銅やカテキンサンの粉末などの抗菌性微粒子を混入してもよい。
(作用)
上記人造軽石は、硬質合成樹脂発泡体に、マイクロカプセル化された香料が配合されているため、発泡体を体にこすりつけるとマイクロカプセルが少しずつ壊れ、中から香料が飛び出し、これが揮発して爽やかな香りを放出する。また、香料に加えて塩を配合したものは、発泡体を体にこすりつけると皮膚組織に刺激を与え血行をよくし新陳代謝が促される効果を奏する。
本発明に係る人造軽石は芳香という天然軽石にはない効果を奏しかつその効果が極めて長期間持続する。この人造軽石は工業的に量産できるものであり、その産業上の利用可能性は極めて大きい。
図1は本発明の一実施例を示す人造軽石の全体斜視図である。 図2の(イ)は本発明の人造軽石の一部を断面で示した拡大図であり、(ロ)はマイクロカプセル化した香料の拡大断面図である。
符号の説明
1 マイクロカプセル化された香料
1a 気泡
2 塩
10 硬質合成樹脂発泡体

Claims (3)

  1. ポリウレタン等の硬質合成樹脂発泡体(10)に、マイクロカプセル化された香料(1)を混入してなる人造軽石。
  2. ポリウレタン等の硬質合成樹脂発泡体(10)に、マイクロカプセル化された香料(1)及び塩その他の新陳代謝促進剤(2)を混入してなる人造軽石。
  3. 前記マイクロカプセルはメラミン樹脂又は乳化促進樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の人造軽石。
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