JP2015131613A - 船舶の冷却システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 船舶の主機関の負荷増加に追従して、冷却海水量を増加する船舶の冷却システムを提供する。【解決手段】 モータ制御装置54は、主機関Yの負荷値Fkに基づき単位時間の負荷変動を演算し、単位時間での負荷が増加すると、冷却海水モータ3の現在の回転数を増加する負荷回転数値rpを演算し、負荷回転数値rpにて冷却海水モータ3の回転数を制御する構成の船舶の冷却システムZである。【選択図】 図1
Description
本発明は、船舶の主機関を冷却する冷却システムに関する。
船舶の冷却システムとして、特許文献1は、冷却海水系統、冷却清水系統、調整弁制御装置及びインバータ装置等で構成される冷却海水移送ポンプの回転数制御装置を開示する。冷却海水系統は、冷却海水移送ポンプ、冷却海水移送ポンプ駆動モータを備え、冷却海水移送ポンプ駆動モータで冷却海水移送ポンプを駆動して冷却海水を熱交換器に供給する。冷却清水系統は、清水循環配管、清水バイパス配管及び清水温度調整弁を備え、清水循環配管は熱交換器及び船内機器の間で清水を循環する。清水バイパス配管は、熱交換器をバイパスして清水循環配管に接続される。清水温度調整弁は、熱交換器の下流側において、清水循環配管及び清水バイパス配管の接続点に設置され、熱交換器に流す清水の流量及び清水バイパス配管に流す清水の流量を調整する。
調整弁制御装置は、清水温度調整弁及び船内機器間の清水温度に基づき、清水温度調整弁の弁開度を調整することで、船内機器に送る清水の温度を清水目標温度に制御する。
調整弁制御装置は、清水温度調整弁及び船内機器間の清水温度に基づき、清水温度調整弁の弁開度を調整することで、船内機器に送る清水の温度を清水目標温度に制御する。
特許文献1において、インバータ制御装置は、清水温度調整弁の弁開度値及び予め設定された弁開度目標値を比較し、弁開度値>弁開度目標値であれば、冷却海水移送ポンプ用駆動モータの現在の回転数に回転数増加値を加算した操作回転数値を演算する。続いて、インバータ制御装置は、操作回転数値にて冷却海水移送ポンプ駆動モータの回転数を制御する。
しかし、特許文献1では、清水温度調整弁の弁開度値及び弁開度目標値に基づき操作回転数を演算して、操作回転数値にて冷却海水移送ポンプ駆動モータの回転数を制御しているが、船舶の主機関の負荷変動を直接検出して、冷却海水移動ポンプ駆動モータの回転数を制御しておらず、船舶の主機関の負荷変動に追従して冷却海水移送駆動モータの回転数を速やかに制御できないという問題がある。
本発明は、船舶の主機関の負荷変動である負荷増加に追従して、冷却海水モータの回転数を制御できる船舶の冷却システムを提供することにある。
本発明に係る請求項1は、冷却海水及び清水の間で熱交換して、前記清水を冷却する熱交換器と、前記熱交換器に前記冷却海水を供給する冷却海水ポンプと、前記冷却海水ポンプを駆動する冷却海水モータと、清水目標温度値を予め記憶し、前記冷却海水モータの回転数を制御するモータ制御装置と、前記熱交換器から船舶の主機関に送られる冷却清水、前記主機関から戻される戻し清水を前記熱交換器及び前記主機関の間で循環する清水循環管路と、前記清水循環管路に接続され、前記熱交換器をバイパスする清水バイパス管路と、前記熱交換器から前記主機関に流す前記冷却清水の流量及び前記清水バイパス管路から前記主機関に流す前記戻り清水の流量を調整する清水流量調整弁と、前記清水流量調整弁から前記主機関に流れる送り清水の温度を検出し、清水温度検出値を前記モータ制御装置に出力する清水温度検出器と、前記清水温度検出器の前記清水温度検出値に基づき前記清水流量調整弁の弁開度を制御し、弁開度値を前記モータ制御装置に出力する調整弁制御装置と、前記主機関の負荷を検出し、負荷値を前記モータ制御装置に出力する負荷検出器と、を備え、前記モータ制御装置は、前記清水流量調整弁が前記冷却清水を前記熱交換器から前記主機関に流す弁開度値、及び前記清水温度検出温度が前記清水目標温度値以上であると、前記冷却海水モータを起動して最大回転数未満の始動回転数にて制御し、前記負荷値に基づき単位時間の前記主機関の負荷変動を演算し、前記単位時間での負荷が増加すると、前記冷却海水ポンプの現在の回転数を増加する負荷回転数値を演算し、前記負荷回転数値にて前記冷却海水モータの回転を制御することを特徴とする船舶の冷却システムである。
本発明に係る請求項2は、前記モータ制御装置は、回転数増加値を予め記憶し、前記単位時間での負荷が増加すると、前記冷却海水モータの現在の回転数に前記回転数増加値を加算した負荷回転数値を演算することを特徴とする請求項1に記載の船舶の冷却システムである。
本発明に係る請求項3は、前記モータ制御装置は、前記清水温度検出値が前記清水目標温度値未満であると、前記始動回転数値にて前記冷却海水モータの回転を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶の冷却システムである。
本発明に係る請求項4は、前記モータ制御装置は、前記清水流量調整弁が前記戻り清水の全てを前記清水バイパス配管から前記主機関に流す弁開度値であると、前記冷却海水ポンプの回転を停止することを特徴とする請求項3に記載の船舶の冷却システムである。
本発明に係る請求項1では、負荷検出器は主機関の負荷を検出し、負荷値をモータ制御装置に出力する。モータ制御装置は、負荷値に基づき単位時間の負荷変動を演算し、単位時間での負荷が増加すると、冷却海水モータの現在の回転数を増加する負荷回転数値を演算し、負荷回転数値にて冷却海水モータの回転数を制御する。
これにより、船舶の主機関の負荷変動である負荷増加に追従して、冷却海水モータの回転数を制御でき、冷却海水ポンプで熱交換器に供給する冷却海水の流量も主機関の負荷変動に追従できる。
また、モータ制御装置は、清水流量調整弁が冷却清水を熱交換器から主機関に流す弁開度値、及び清水温度検出値が清水目標温度値以上であると、冷却海水モータを始動して最大回転数未満の始動回転数値で制御するので、熱交換器で清水を冷却する必要のない場合には、冷却海水ポンプの回転を停止できる。
これにより、船舶の主機関の負荷変動である負荷増加に追従して、冷却海水モータの回転数を制御でき、冷却海水ポンプで熱交換器に供給する冷却海水の流量も主機関の負荷変動に追従できる。
また、モータ制御装置は、清水流量調整弁が冷却清水を熱交換器から主機関に流す弁開度値、及び清水温度検出値が清水目標温度値以上であると、冷却海水モータを始動して最大回転数未満の始動回転数値で制御するので、熱交換器で清水を冷却する必要のない場合には、冷却海水ポンプの回転を停止できる。
本発明に係る請求項2では、モータ制御装置は予め回転数増加値を予め記憶しているので、負荷回転数値は冷却海水モータの現在の回転数に回転数増加値を加算するだけで算出でき、回転数を速やかに制御できる。
本発明に係る請求項3では、主機関の負荷増加に基づいて、冷却海水モータの現在の回転数を始動回転数値より増加した時、清水温度検出値が清水目標温度未満になると、冷却海水モータを始動回転数値にて制御できるので、適正な回転数にて冷却海水モータの回転数を制御できる。これにより、冷却海水ポンプから熱交換器に供給される冷却海水の流量も適正な流量にできる。
本発明に係る請求項4では、清水温度検出値が清水目標温度値未満であり、清水流量調整弁が戻り清水の全てを清水バイパス管路から主機関に流す弁開度値であると、熱交換器で戻り清水を冷却する必要がなく、冷却海水モータの回転を停止できる。
本発明に係る船舶の冷却システムについて、図1を参照して説明する。
図1は本発明に係る船舶の冷却システムを示す全体構成図である。
図1は本発明に係る船舶の冷却システムを示す全体構成図である。
図1において、船舶の冷却システムZは、清水を船舶の主機関Yに導入して、主機関Yを冷却する。
船舶の冷却システムZは、熱交換器A、冷却海水系統B、冷却清水系統C及び冷却制御系統Dを含んで構成される。
船舶の冷却システムZは、熱交換器A、冷却海水系統B、冷却清水系統C及び冷却制御系統Dを含んで構成される。
〈主機関Y〉
主機関Yは、例えばディーゼルエンジン、ガスタービンエンジン、蒸気タービンエンジンで構成される。主機関Yは、エンジン制御装置等でなるエンジン制御系統(図示しない)に接続され、エンジン制御系統は主機関Yに噴射する燃料噴射量を調整して、主機関Yの負荷(主力)を制御する。
主機関Yは、例えばディーゼルエンジン、ガスタービンエンジン、蒸気タービンエンジンで構成される。主機関Yは、エンジン制御装置等でなるエンジン制御系統(図示しない)に接続され、エンジン制御系統は主機関Yに噴射する燃料噴射量を調整して、主機関Yの負荷(主力)を制御する。
〈熱交換器A〉
熱交換器Aは、船外の海水及び清水の間で熱交換して、清水を冷却する。熱交換器Aは、冷却海水位系統B及び冷却清水系統Cに接続される。
熱交換器Aは、船外の海水及び清水の間で熱交換して、清水を冷却する。熱交換器Aは、冷却海水位系統B及び冷却清水系統Cに接続される。
〈冷却海水系統B〉
冷水海水系統Bは、船外の海水を熱交換器Aに供給し、熱交換器Aで清水と熱交換した海水を船外に排出する。
冷却海水系統Bは、海水管路1、冷却海水ポンプ2及び冷却海水モータ3を備える。
冷水海水系統Bは、船外の海水を熱交換器Aに供給し、熱交換器Aで清水と熱交換した海水を船外に排出する。
冷却海水系統Bは、海水管路1、冷却海水ポンプ2及び冷却海水モータ3を備える。
海水管路1は、冷却海水を熱交換器Aに供給し、熱交換器Aから海水を排出する。
海水管路1は、海水供給配管1A及び海水排出配管1Bで構成される。海水供給配管1Aは、海水供給口4A及び熱交換器Aの海水入口A1に接続される。海水排出配管1Bは、熱交換器Aの海水出口A2及び海水排出口4Bに接続される。
冷却海水は、海水供給口4Aから海水供給配管1A、熱交換器A及び海水排出配管1Bを通して海水排出口4Bに排出される。
海水管路1は、海水供給配管1A及び海水排出配管1Bで構成される。海水供給配管1Aは、海水供給口4A及び熱交換器Aの海水入口A1に接続される。海水排出配管1Bは、熱交換器Aの海水出口A2及び海水排出口4Bに接続される。
冷却海水は、海水供給口4Aから海水供給配管1A、熱交換器A及び海水排出配管1Bを通して海水排出口4Bに排出される。
冷却海水ポンプ2は、海水供給口4A及び熱交換器Aの間(熱交換器A上流側)に設置される。
冷却海水ポンプ2は、海水供給口4Aから海水を吸水して、熱交換器Aに海水を供給(吐出)する。
冷却海水ポンプ2は、海水供給口4Aから海水を吸水して、熱交換器Aに海水を供給(吐出)する。
冷却海水モータ3は、冷却海水ポンプ2に連結され、冷却海水ポンプ2を駆動する。冷却海水モータ3は、三相交流モータで構成される。
〈冷却清水系統C〉
冷却清水系統Cは、清水を熱交換器A及び主機関Yの間で循環する。
冷却清水系統Cは、清水循環管路11、清水バイパス管路12、清水流量調整弁13、冷却清水ポンプ14及び冷却清水モータ15を備える。
冷却清水系統Cは、清水を熱交換器A及び主機関Yの間で循環する。
冷却清水系統Cは、清水循環管路11、清水バイパス管路12、清水流量調整弁13、冷却清水ポンプ14及び冷却清水モータ15を備える。
清水循環管路11は、熱交換器A及び主機関Yの間に配管される。清水循環管路11は、清水送り配管11A及び清水戻り配管11Bで構成される。
清水送り配管11Aは、熱交換器Aの清水出口A3及び主機関Yに接続される。清水戻り配管11Bは、主機関Y及び熱交換器Aの清水入口A4に接続される。
熱交換器Aで冷却された清水(以下、「冷却清水」という)は、熱交換器Aの清水出口A3から清水送り配管11Aを通して主機関Yに送られる。主機関Yから戻される戻り清水(主機関Yとの熱交換で加熱された清水)は、清水戻り配管11Bを通して熱交換器Aの清水入口A4に戻される。
清水送り配管11Aは、熱交換器Aの清水出口A3及び主機関Yに接続される。清水戻り配管11Bは、主機関Y及び熱交換器Aの清水入口A4に接続される。
熱交換器Aで冷却された清水(以下、「冷却清水」という)は、熱交換器Aの清水出口A3から清水送り配管11Aを通して主機関Yに送られる。主機関Yから戻される戻り清水(主機関Yとの熱交換で加熱された清水)は、清水戻り配管11Bを通して熱交換器Aの清水入口A4に戻される。
清水バイパス管路12は、清水循環管路11に接続され、熱交換器Aをバイパスする。清水バイパス管路12は、清水循環管路11の清水戻り配管11Bから分岐して、清水送り配管11Aに接続される。
主機関Yから戻される戻り清水は、清水戻り配管11Bから清水バイパス管路12を通して清水送り配管11Aにバイパスされる。
主機関Yから戻される戻り清水は、清水戻り配管11Bから清水バイパス管路12を通して清水送り配管11Aにバイパスされる。
清水流量調整弁13は、清水送り配管11A及び清水バイパス管路12の接続点HTに設置される。
清水流量調整弁13は、清水循環管路11の清水送り配管11Aを通して、熱交換器A及び主機関Yに接続される。清水流量調整弁13は清水バイパス管路12に接続される。
清水流量調整弁13は、熱交換器Aから主機関Yに流す冷却清水の流量及び清水バイパス管路12から主機関Yに流す戻し清水の流量を調整して、主機関Yに送る送り清水の温度を清水目標温度値Tpに調整する。
清水流量調整弁13は、清水循環管路11の清水送り配管11Aを通して、熱交換器A及び主機関Yに接続される。清水流量調整弁13は清水バイパス管路12に接続される。
清水流量調整弁13は、熱交換器Aから主機関Yに流す冷却清水の流量及び清水バイパス管路12から主機関Yに流す戻し清水の流量を調整して、主機関Yに送る送り清水の温度を清水目標温度値Tpに調整する。
清水流量調整弁13は、例えば三方口調整弁で構成され、アクチュエータ13Aで駆動される弁体(図示しない)を有する。
清水流量調整弁13は、弁体を駆動して弁開度を調整することで、主機関Yに流す冷却清水の流量及び戻し清水の流量を調整する。
清水流量調整弁13において、弁開度:100は、戻し清水の全てを清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度である。弁開度:0は、戻り清水の全てを熱交換器で冷却して、冷却清水(冷却された全ての戻し清水)を熱交換器から主機関Yに流す弁開度である。弁開度:0を超え100未満は、戻し清水の全て又は一部を熱交換器Aで冷却して、冷却清水(冷却された一部の戻し清水)を熱交換器Aから主機関Yに流し、及び戻し清水の一部を清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度である。
清水流量調整弁13から主機関Yに流される送り清水は、全て冷却清水、全て戻し清水、又は冷却清水及び戻し清水の混合した清水となる。
清水流量調整弁13は、弁体を駆動して弁開度を調整することで、主機関Yに流す冷却清水の流量及び戻し清水の流量を調整する。
清水流量調整弁13において、弁開度:100は、戻し清水の全てを清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度である。弁開度:0は、戻り清水の全てを熱交換器で冷却して、冷却清水(冷却された全ての戻し清水)を熱交換器から主機関Yに流す弁開度である。弁開度:0を超え100未満は、戻し清水の全て又は一部を熱交換器Aで冷却して、冷却清水(冷却された一部の戻し清水)を熱交換器Aから主機関Yに流し、及び戻し清水の一部を清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度である。
清水流量調整弁13から主機関Yに流される送り清水は、全て冷却清水、全て戻し清水、又は冷却清水及び戻し清水の混合した清水となる。
冷却清水ポンプ14は、主機関Y及び清水バイパス管路12の間で、清水循環管路11の清水戻り配管11Bに設置される。
冷却清水ポンプ14は、主機関Yから戻り清水を吸水して、熱交換器A側(清水バイパス管路12側)に戻り清水を吐出(供給)する。
冷却清水ポンプ14は、主機関Yから戻り清水を吸水して、熱交換器A側(清水バイパス管路12側)に戻り清水を吐出(供給)する。
冷却清水モータ15は、冷却清水ポンプ14に連結され、冷却清水ポンプ14を駆動する。冷却清水モータ15は、三相交流モータで構成する。
〈冷却制御系統D〉
冷却制御系統Dは、冷却海水モータ3の回転数を制御して、冷却海水ポンプ2の供給(吐出)する冷却海水の流量を調整する。
冷却制御系統Dは、図1に示すように、負荷検出器51、清水温度検出器52、調整弁制御装置53及びモータ制御装置54を備える。
冷却制御系統Dは、冷却海水モータ3の回転数を制御して、冷却海水ポンプ2の供給(吐出)する冷却海水の流量を調整する。
冷却制御系統Dは、図1に示すように、負荷検出器51、清水温度検出器52、調整弁制御装置53及びモータ制御装置54を備える。
負荷検出器51は、例えばエンジン制御系統(図示しない)に設置され、モータ制御装置54に接続される。
負荷検出器51は、主機関Yの負荷(出力)を検出し、連続して負荷値Fk(負荷信号)をモータ制御装置54に出力する。
負荷検出器51は、例えば主機関Yに噴射する燃料噴射量を負荷として検出する。
負荷検出器51は、主機関Yの負荷(出力)を検出し、連続して負荷値Fk(負荷信号)をモータ制御装置54に出力する。
負荷検出器51は、例えば主機関Yに噴射する燃料噴射量を負荷として検出する。
清水温度検出器52は、清水流量調整弁13及び主機関Yの間で、清水送り配管11Aに設置される。清水温度検出器52は、調整弁制御装置53及びモータ制御装置54に接続される。
清水温度検出器52は、主機関Yに送られる送り清水の温度を検出し、連続して清水温度検出値Tk(清水温度検出信号)を調整弁制御装置53及びモータ制御装置54に出力する。
清水温度検出器52は、主機関Yに送られる送り清水の温度を検出し、連続して清水温度検出値Tk(清水温度検出信号)を調整弁制御装置53及びモータ制御装置54に出力する。
調整弁制御装置53は、清水流量調整弁13のアクチュエータ13A及びモータ制御装置54に接続される。
調整弁制御装置53は、清水温度検出器52の清水温度検出値Tk、及び清水目標温度値Tpに基づき弁開度値Kbを演算する。
調整弁制御装置53は、弁開度値Kbに基づきアクチュエータ13Aを駆動して、清水流量調整弁13の弁開度を調整する。
調整弁制御装置53は、弁開度値Kb(弁開度信号)をモータ制御装置54に出力する。
調整弁制御装置53は、清水温度検出器52の清水温度検出値Tk、及び清水目標温度値Tpに基づき弁開度値Kbを演算する。
調整弁制御装置53は、弁開度値Kbに基づきアクチュエータ13Aを駆動して、清水流量調整弁13の弁開度を調整する。
調整弁制御装置53は、弁開度値Kb(弁開度信号)をモータ制御装置54に出力する。
モータ制御装置54は、冷却海水モータ3の回転数を制御する。モータ制御装置54は、冷却海水モータ3、負荷検出器51、清水温度検出器52及び調整弁装置53に接続され、負荷値Fk(負荷信号)、清水温度検出値Tk(清水温度検出信号)及び弁開度値Kb(弁開度信号)を入力する。
モータ制御装置54は、GSP50、データ記憶部55、モータ制御部56及びVVVF制御部57を備える。
GSP(Group Starter Panel)50は、冷却海水モータを起動する電動機起動器である。
データ記憶部55は、設定負荷変動率値δ、清水目標温度値Tp、複数の回転数増加値r1,r2及び始動回転数値rsを記憶する。
設定負荷変動率値δは、単位時間(例えば、5秒)当たりの主機関Yの負荷変動率であり、1.0以上で選択され、例えばδ=1.1に設定する。
清水目標温度値Tpは、例えば45℃であり、主機関Yの仕様に基づき適宜選択される。
各回転数増加値r1,r2(以下、「第一回転数増加値r1,第二回転数増加値r2」という)は、冷却海水モータ3の現在の回転数に加算する回転数値である。各回転数増加値r1,r2は、r1>r2に設定する。
始動回転数値rsは、冷却海水ポンプ3の最大回転数未満の任意の回転数値であり、例えば最大回転数の半分に設定する。
なお、設定負荷変動率値δ、清水温度目標値Tp、各回転数増加値r1,r2、及び始動回転数値rsは、船舶の主機関Yの仕様(サイズ、出力馬力等)によって適宜選択される。
設定負荷変動率値δは、単位時間(例えば、5秒)当たりの主機関Yの負荷変動率であり、1.0以上で選択され、例えばδ=1.1に設定する。
清水目標温度値Tpは、例えば45℃であり、主機関Yの仕様に基づき適宜選択される。
各回転数増加値r1,r2(以下、「第一回転数増加値r1,第二回転数増加値r2」という)は、冷却海水モータ3の現在の回転数に加算する回転数値である。各回転数増加値r1,r2は、r1>r2に設定する。
始動回転数値rsは、冷却海水ポンプ3の最大回転数未満の任意の回転数値であり、例えば最大回転数の半分に設定する。
なお、設定負荷変動率値δ、清水温度目標値Tp、各回転数増加値r1,r2、及び始動回転数値rsは、船舶の主機関Yの仕様(サイズ、出力馬力等)によって適宜選択される。
モータ制御部56は、GSP50、データ記憶部55及びVVVFインバータ部57に接続される。
モータ制御部56は、入力部(図示しない)から入力される設定変動率値δ、清水目標温度値Tp及び各回転数増加値r1,r2を予めデータ記憶部55に設定(記憶)する。
モータ制御部56は、入力部(図示しない)から入力される設定変動率値δ、清水目標温度値Tp及び各回転数増加値r1,r2を予めデータ記憶部55に設定(記憶)する。
モータ制御部56は、例えばCPU(Central Processing Unit/中央演算処理装置)で構成され、負荷値Fkに基づき単位時間の主機関Yの負荷変動を演算する。
モータ制御部56は、例えば、負荷検出器51で検出された第一負荷値Fk1と、単位時間経過後の第二負荷値Fk2から負荷変動率δ1=Fk1/Fk2を演算する。
モータ制御部56は、例えば、負荷検出器51で検出された第一負荷値Fk1と、単位時間経過後の第二負荷値Fk2から負荷変動率δ1=Fk1/Fk2を演算する。
モータ制御部56は、負荷変動率δ1及び設定負荷変動率δを比較し、単位時間での負荷が増加すると、負荷回転数値rpを演算する。なお、単位時間での負荷が増加するとは、負荷変動率δ1>1.0になることである。
モータ制御部56は、負荷変動率δ1≧設定負荷変動率δ(δ=1.1)であると、データ記憶部55から第一回転数増加値r1を読み出し、冷却海水モータ3の現在の回転数に第一回転数増加値r1を加算した負荷回転数値を演算する。
モータ制御部56は、設定負荷変動率値δ>負荷変動率δ1>1.0であると、データ記憶部55から第二回転数増加値r2を読み出し、冷却海水モータ3の現在の回転数に第二回転数増加値r2を加算した負荷回転数値rpを演算する。
モータ制御部56は、負荷回転数値rpをVVVF制御部57に出力する。
モータ制御部56は、負荷変動率δ1≧設定負荷変動率δ(δ=1.1)であると、データ記憶部55から第一回転数増加値r1を読み出し、冷却海水モータ3の現在の回転数に第一回転数増加値r1を加算した負荷回転数値を演算する。
モータ制御部56は、設定負荷変動率値δ>負荷変動率δ1>1.0であると、データ記憶部55から第二回転数増加値r2を読み出し、冷却海水モータ3の現在の回転数に第二回転数増加値r2を加算した負荷回転数値rpを演算する。
モータ制御部56は、負荷回転数値rpをVVVF制御部57に出力する。
モータ制御部56は、冷却海水ポンプ3の停止中、清水温度検出値Tk及び清水目標温度値Tpに基づき、清水温度検出温度Tk≧清水目標温度値Tp(清水温度検出温度Tkが清水目標温度値Tp以上)、及び弁開度値Kb<100であると、データ記憶部55から始動回転数値rsを読み出し、VVVF制御部57に始動回転数値rsを出力する。
なお、弁開度値Kb=100とは、清水流量調整弁13が戻り清水の全てを清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度値である。
また、モータ制御部56は、GSP50を介して冷却海水モータ3を始動する。
なお、弁開度値Kb=100とは、清水流量調整弁13が戻り清水の全てを清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度値である。
また、モータ制御部56は、GSP50を介して冷却海水モータ3を始動する。
モータ制御部56は、冷却海水モータ3の回転中において、清水温度検出値Tk及び清水目標温度値Tpに基づき、清水温度検出温度Tk<清水目標温度値Tpであると、データ記憶部55から始動回転数値rsを読み出し、VVVF制御部57に始動回転数値rsを出力する。
モータ制御部56は、弁開度値Kbに基づき、Kb=100であると、VVVF制御部57に回転数:0(零)を出力する。
弁開度Kb=100とは、清水流量調整弁13が戻り清水の全てを清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度である。
弁開度Kb=100とは、清水流量調整弁13が戻り清水の全てを清水バイパス管路12から主機関Yに流す弁開度である。
VVVF制御部57は、始動回転数値rs、負荷回転数値rpを入力して、始動回転数値rs又は負荷回転数値rpにて冷却海水モータ3を駆動制御する。
VVVF制御部57は、回転数:0(零)を入力すると、冷却海水モータ3の回転を停止する。
VVVF制御部57(Variable Voltage Variable Frequency controller)は、モータ制御56に接続され、コンバータ部及びインバータ部(図示しない)で構成される。コンバータ部は配電盤(図示しない)からの交流電流を目標電圧の直流電流に変換し、インバータ部は直流電流を目標周波数の三相交流電流に変換する。
VVVF制御部57は、回転数:0(零)を入力すると、冷却海水モータ3の回転を停止する。
VVVF制御部57(Variable Voltage Variable Frequency controller)は、モータ制御56に接続され、コンバータ部及びインバータ部(図示しない)で構成される。コンバータ部は配電盤(図示しない)からの交流電流を目標電圧の直流電流に変換し、インバータ部は直流電流を目標周波数の三相交流電流に変換する。
次に、船舶の冷却システムZで実行する冷却海水モータ3の回転数制御について、図1を参照して説明する。
なお、説明の便宜上、冷却海水モータ3及びVVVF制御部57は停止しているものとする。また、冷却清水ポンプ14は一定科回転数で制御される冷却清水モータ15で駆動され、一定流量の清水を吐出しているものとする。更に、船舶の主機関Yは駆動しているものとする。
なお、説明の便宜上、冷却海水モータ3及びVVVF制御部57は停止しているものとする。また、冷却清水ポンプ14は一定科回転数で制御される冷却清水モータ15で駆動され、一定流量の清水を吐出しているものとする。更に、船舶の主機関Yは駆動しているものとする。
冷却制御系統Dにおいて、調整弁制御装置53は、清水温度検出温度Tk及び清水目標温度値Tpに基づき弁開度値Kbを演算し、弁開度値Kbにてアクチュエータ13A(弁体)を駆動して、清水流量調整弁13の弁開度を調整する。
このように、調整弁制御装置53は、順次、清水流量調整弁13の弁開度を調整して、送り清水の温度を清水目標温度値Tpに制御する。
調整弁制御装置53は、弁開度値Kbを演算すると、順次、弁開度値Kb(弁開度信号)をモータ制御装置54(モータ制御部56)に出力する。
このように、調整弁制御装置53は、順次、清水流量調整弁13の弁開度を調整して、送り清水の温度を清水目標温度値Tpに制御する。
調整弁制御装置53は、弁開度値Kbを演算すると、順次、弁開度値Kb(弁開度信号)をモータ制御装置54(モータ制御部56)に出力する。
負荷検出器51は、主機関Yの負荷(出力)を検出して、順次、負荷値Fkをモータ制御装置54(モータ制御部56)に出力する。
清水温度検出器52は、送り清水の温度を検出して、順次、清水温度検出値Tk(清水温度検出信号)をモータ制御装置54(モータ制御部56)に出力する。
モータ制御装置54において、モータ制御部56は、清水温度検出値Tk及び弁開度値Kbを入力して、清水温度検出値Tk≧清水目標温度値Tp、及び弁開度値Kb<100であると、VVVF制御部57を始動する。
また、モータ制御部56は、始動回転数値rsをVVVF制御部57に出力し、冷却海水モータ15を始動する。
また、モータ制御部56は、始動回転数値rsをVVVF制御部57に出力し、冷却海水モータ15を始動する。
VVVF制御部57は、始動回転数値rsにて冷却海水モータ3を制御する。
これにより、冷却海水ポンプ2は、冷却海水モータ3で駆動され、船外の海水を熱交換器Aに供給する。冷却海水ポンプ2は、始動回転数値rsに応じた流量の海水を熱交換器Aに供給する。
なお、モータ制御部56は、清水温度検出値Tk<清水温度目標値Tp、又は弁開度値Kb=100であると、VVVF制御部57及び冷却海水モータ3を始動しない。
これは、送り清水の温度が清水目標温度値Tp未満となっているからである。また、弁開度値Kb=100では戻り清水の全てが清水バイパス管路12から主機関Yに流れ、熱交換器Aで戻り清水を冷却する必要がないからである。
これにより、冷却海水ポンプ2は、冷却海水モータ3で駆動され、船外の海水を熱交換器Aに供給する。冷却海水ポンプ2は、始動回転数値rsに応じた流量の海水を熱交換器Aに供給する。
なお、モータ制御部56は、清水温度検出値Tk<清水温度目標値Tp、又は弁開度値Kb=100であると、VVVF制御部57及び冷却海水モータ3を始動しない。
これは、送り清水の温度が清水目標温度値Tp未満となっているからである。また、弁開度値Kb=100では戻り清水の全てが清水バイパス管路12から主機関Yに流れ、熱交換器Aで戻り清水を冷却する必要がないからである。
続いて、モータ制御部56は、冷却海水モータ3の現在の回転数が最大回転数未満であると、負荷値Fkに基づき単位時間の負荷変動率δ1を演算する。
モータ制御部56は、負荷値Kbに基づき単位時間の負荷変動率値δ1を演算し、負荷変動率値δ1及び設定負荷変動率値δを比較する。
モータ制御部56は、負荷変動率値δ1>1.0である(負荷が増加する)と、負荷回転数値rpを演算する。
このとき、モータ制御部56は、負荷変動率値δ1>設定負荷変動率値δ(例えばδ=1.1)であると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第一回転数増加値r1を加算した負荷回転数値rpを演算する。また、モータ制御部56は、設定負荷変動率値δ(例えばδ=1.1)>負荷変動率値δ1>1.0であると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第二回転数増加値r2を加算した負荷回転数値r2を演算する。
モータ制御部56は、負荷回転数値rpを演算すると、負荷回転数値rpをVVVF制御部57に出力する。
モータ制御部56は、負荷値Kbに基づき単位時間の負荷変動率値δ1を演算し、負荷変動率値δ1及び設定負荷変動率値δを比較する。
モータ制御部56は、負荷変動率値δ1>1.0である(負荷が増加する)と、負荷回転数値rpを演算する。
このとき、モータ制御部56は、負荷変動率値δ1>設定負荷変動率値δ(例えばδ=1.1)であると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第一回転数増加値r1を加算した負荷回転数値rpを演算する。また、モータ制御部56は、設定負荷変動率値δ(例えばδ=1.1)>負荷変動率値δ1>1.0であると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第二回転数増加値r2を加算した負荷回転数値r2を演算する。
モータ制御部56は、負荷回転数値rpを演算すると、負荷回転数値rpをVVVF制御部57に出力する。
VVVF制御部57は、負荷回転数値rpを入力すると、負荷回転数値rpにて冷却回数モータ3の回転数を制御する。
冷却海水ポンプ2は、負荷変動に基づく冷却海水モータ3の負荷回転数値rpに応じた流量の冷却海水を熱交換器Aに供給(吐出)する。
これにより、モータ制御装置54は、主機関Yの負荷変動である負荷増加に応じて、冷却海水ポンプ2から熱交換器Aに供給(吐出)する海水の流量を調整する。
冷却海水ポンプ2は、負荷変動に基づく冷却海水モータ3の負荷回転数値rpに応じた流量の冷却海水を熱交換器Aに供給(吐出)する。
これにより、モータ制御装置54は、主機関Yの負荷変動である負荷増加に応じて、冷却海水ポンプ2から熱交換器Aに供給(吐出)する海水の流量を調整する。
一方、モータ制御部56は、冷却海水モータ3の回転中、清水温度検出値Tr<清水目標温度値Tpであると、VVVF制御部57に始動回転数値rsを出力する。
なお、清水温度検出値Trが清水目標温度値Tp以上であると、海水で戻り清水を冷却する必要があるので、モータ制御部56は、冷却海水モータ3の現在の回転数を始動回転数値rsにしない。
なお、清水温度検出値Trが清水目標温度値Tp以上であると、海水で戻り清水を冷却する必要があるので、モータ制御部56は、冷却海水モータ3の現在の回転数を始動回転数値rsにしない。
VVVF制御部57は、冷却海水モータ3の回転中、始動回転数値rsを入力すると、始動回転数値rsにて冷却海水モータ3の回転数を制御する。
これは、主機関Yの負荷増加に基づいて、冷却海水モータ3の現在の回転数を始動回転数値rsより増加した時、清水温度検出温度値Trが清水目標温度値Tp未満になると、戻り清水を積極的に海水で冷却する必要がないからである。
なお、VVVF制御部57は、冷却海水モータ3の運転中、始動回転数値rsを入力しないと、冷却海水モータ3の回転数を現在の回転数にて制御する。
これは、主機関Yの負荷増加に基づいて、冷却海水モータ3の現在の回転数を始動回転数値rsより増加した時、清水温度検出温度値Trが清水目標温度値Tp未満になると、戻り清水を積極的に海水で冷却する必要がないからである。
なお、VVVF制御部57は、冷却海水モータ3の運転中、始動回転数値rsを入力しないと、冷却海水モータ3の回転数を現在の回転数にて制御する。
更に、モータ制御部56は、冷却海水モータ3の回転中、清水温度検出値Tr<清水目標温度値Tpであり、弁開度値Kb=100であると、回転数値:0(零)をVVVF制御部57に出力する。
VVVF制御部57は、冷却海水モータ3の回転中、回転数値:0(零)を入力すると、回転数値:0(零)にて冷却海水モータ3の回転数を制御し、冷却海水モータ3の回転を停止する。
これにより、冷却海水ポンプ2は、停止され、船外の海水を熱交換器Aに供給(吐出)しない。
これは、清水流量調整弁13の弁開度値Kb=100であると、主機関Yから戻される戻り清水全ては、熱交換器Aをバイパスして、清水バイパス管路12から主機関Yに流れるので、船外の海水で戻り清水を冷却する必要がなくなるからである。
これにより、冷却海水ポンプ2は、停止され、船外の海水を熱交換器Aに供給(吐出)しない。
これは、清水流量調整弁13の弁開度値Kb=100であると、主機関Yから戻される戻り清水全ては、熱交換器Aをバイパスして、清水バイパス管路12から主機関Yに流れるので、船外の海水で戻り清水を冷却する必要がなくなるからである。
船舶の冷却システムZでは、設定負荷変動率値δ及び負荷変動率値δ1に基づき主機関Yの負荷増加を演算しているが、これに限定されず、例えば短時間の負荷値を減算して負荷変動差値を演算し、設定負荷変動差値との比較によって負荷増加を演算する構成も採用できる。
具体的に説明すると、モータ制御部56は、設定負荷変動差値τをデータ記憶部55に予め記憶する。設定負荷変動差値τは、第一及び第二負荷値を減算した差であって、例えば0を超える値(例えばτ=5)に設定する。
モータ制御部56は、単位時間での第一及び第二負荷値を減算して負荷変動差値τ1を演算し、負荷変動差値τ1及び設定負荷変動差値τを比較する。
モータ制御部56は、負荷変動差値τ1>0(零)であると、単位時間での負荷が増加であると判断する。
続いて、モータ制御部56は、負荷変動差値τ1>設定負荷変動差値τであると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第一回転数増加値r1を加算した負荷回転数値rpを演算する。また、モータ制御部56は、設定負荷変動差値τ>負荷変動差値τ1>0(零)であると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第二回転数増加値r2を加算した負荷回転数値rpを演算する。
具体的に説明すると、モータ制御部56は、設定負荷変動差値τをデータ記憶部55に予め記憶する。設定負荷変動差値τは、第一及び第二負荷値を減算した差であって、例えば0を超える値(例えばτ=5)に設定する。
モータ制御部56は、単位時間での第一及び第二負荷値を減算して負荷変動差値τ1を演算し、負荷変動差値τ1及び設定負荷変動差値τを比較する。
モータ制御部56は、負荷変動差値τ1>0(零)であると、単位時間での負荷が増加であると判断する。
続いて、モータ制御部56は、負荷変動差値τ1>設定負荷変動差値τであると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第一回転数増加値r1を加算した負荷回転数値rpを演算する。また、モータ制御部56は、設定負荷変動差値τ>負荷変動差値τ1>0(零)であると、冷却海水モータ3の現在の回転数に第二回転数増加値r2を加算した負荷回転数値rpを演算する。
船舶の冷却システムZは、冷却海水モータ3の現在の回転数に第一又は第二回転数増加値r1,r2を加算して負荷回転数値rpを演算する構成について説明したが、これに限定されない。
船舶の冷却システムZでは、モータ制御装置54に表示装置61を接続して、冷却海水モータ3の回転数等を表示装置61に表示する構成も採用できる。
本発明は、船舶の主機関を冷却するのに最適である。
Z 船舶の冷却システム
Y 船舶の主機関
A 熱交換器
2 冷却海水ポンプ
3 冷却海水モータ
11 清水循環管路
12 清水バイパス管路
13 清水流量調整弁
51 負荷検出器
52 清水温度検出器
53 調整弁制御装置
54 モータ制御装置
Y 船舶の主機関
A 熱交換器
2 冷却海水ポンプ
3 冷却海水モータ
11 清水循環管路
12 清水バイパス管路
13 清水流量調整弁
51 負荷検出器
52 清水温度検出器
53 調整弁制御装置
54 モータ制御装置
Claims (4)
- 冷却海水及び清水の間で熱交換して、前記清水を冷却する熱交換器と、
前記熱交換器に前記冷却海水を供給する冷却海水ポンプと、
前記冷却海水ポンプを駆動する冷却海水モータと、
清水目標温度値を予め記憶し、前記冷却海水モータの回転数を制御するモータ制御装置と、
前記熱交換器から船舶の主機関に送られる冷却清水、前記主機関から戻される戻り清水を前記熱交換器及び前記主機関の間で循環する清水循環管路と、
前記清水循環配管に接続され、前記熱交換器をバイパスする清水バイパス管路と、
前記熱交換器から前記主機関に流す前記冷却清水の流量及び前記清水バイパス管路から前記主機関に流す前記戻し清水の流量を調整する清水流量調整弁と、
前記清水流量調整弁から前記主機関に流れる送り清水の温度を検出し、清水温度検出値を前記モータ制御装置に出力する清水温度検出器と、
前記清水温度検出器の前記清水温度検出値に基づき前記清水流量調整弁の弁開度を制御し、弁開度値を前記モータ制御装置に出力する調整弁制御装置と、
前記主機関の負荷を検出し、負荷値を前記モータ制御装置に出力する負荷検出器と、
を備え、
前記モータ制御装置は、
前記清水流量調整弁が前記冷却清水を前記熱交換器から前記主機関に流す弁開度値、及び前記清水温度検出値が前記清水目標温度値以上であると、前記冷却海水モータを起動して最大回転数未満の始動回転数にて制御し、
前記負荷値に基づき単位時間の前記主機関の負荷変動を演算し、前記単位時間での前記負荷変動が増加すると、現在の回転数を増加する負荷回転数値を演算し、前記負荷回転数値にて前記冷却海水モータの回転数を制御する
ことを特徴とする船舶の冷却システム。 - 前記モータ制御装置は、
回転数増加値を予め記憶し、
前記単位時間での前記負荷が増加すると、前記冷却海水モータの現在の回転数に前記回転数増加値を加算した負荷回転数値を演算する
ことを特徴とする請求項1に記載の船舶の冷却システム。 - 前記モータ制御装置は、
前記清水温度検出温度が前記清水目標温度値未満であると、
前記始動回転数にて前記冷却海水モータの回転数を制御する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶の冷却システム。 - 前記モータ制御装置は、
前記清水流量制御弁が前記戻り清水の全てを前記清流バイパス配管から前記主機関に流す弁開度値であると、
前記冷却海水ポンプの回転を停止する
ことを特徴とする請求項3に記載の船舶の冷却システム。
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JP2014005249A JP2015131613A (ja) | 2014-01-15 | 2014-01-15 | 船舶の冷却システム |
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