JP5967404B2 - スターリングエンジン制御システム及びスターリングエンジン搭載船舶 - Google Patents
スターリングエンジン制御システム及びスターリングエンジン搭載船舶 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5967404B2 JP5967404B2 JP2011267378A JP2011267378A JP5967404B2 JP 5967404 B2 JP5967404 B2 JP 5967404B2 JP 2011267378 A JP2011267378 A JP 2011267378A JP 2011267378 A JP2011267378 A JP 2011267378A JP 5967404 B2 JP5967404 B2 JP 5967404B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirling engine
- inverter
- converter
- control system
- control means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000010248 power generation Methods 0.000 claims description 63
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 41
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 16
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 16
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 14
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 claims description 9
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000010724 circulating oil Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N5/00—Exhaust or silencing apparatus combined or associated with devices profiting by exhaust energy
- F01N5/02—Exhaust or silencing apparatus combined or associated with devices profiting by exhaust energy the devices using heat
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
- F02G1/045—Controlling
- F02G1/05—Controlling by varying the rate of flow or quantity of the working gas
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2280/00—Output delivery
- F02G2280/20—Rotary generators
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/14—Combined heat and power generation [CHP]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
また、スターリングエンジンの停止制御方法として、燃焼加熱を停止後の余熱運転時にエンジン回転速度の変動が許容範囲になるように作動室内の圧力調整をして余熱消費を行い、高温部温度が規定温度まで下がるか、もしくは、エンジン回転速度が規定回転速度以下になった時点で、制御弁を全開し作動室を封入容器に開放する方法が提案されている(特許文献2)。
また、スターリングエンジンを用いた発電装置において、起動時にモータとなりピストンを往復動させる発電機に、電力発生が確認されない場合に再度電力を供給することで再起動を自動化する装置が提案されている(特許文献3)。
また、内燃機関の排ガスの熱エネルギーで作動するスターリングエンジンを配置し、このスターリングエンジンで内燃機関の停止後も排気通路の余熱で作動させて発電機を駆動することで、内燃機関により駆動される発電機が作動不能な状態であっても発電を継続することができる装置が提案されている(特許文献4)。
また、交流電流回路に原動機駆動のオルタネータを接続する装置において、オルタネータの切断を、コントローラによって、原動機を徐々に停止させ、電流を監視し、電流が最小のときに原動機をストールさせることが提案されている(特許文献5)。
そして、スターリングエンジンの運転開始を安定して始めることができ、かつ運転開始から適切な発電出力が安定して得られるためには、運転開始に先立って運転準備を行う必要がある。
また、スターリングエンジンの停止を確実かつ速やかに行うためには、スターリングエンジンと発電機の停止を確実に行う必要がある。
しかし、特許文献1から特許文献5には、これらの具体的な手段は示されていない。
図1は本実施形態によるスターリングエンジン制御システムに用いるスターリングエンジンの設置状態を示す構成図である。
例えば船舶1には、船内で用いる電力供給のために、ディーゼル発電機2とディーゼルエンジン3からなるディーゼル発電装置が搭載されている。ディーゼルエンジン3から排気される排ガスは、排気ダクト4によって船舶1外に排出される。
本実施形態に用いるスターリングエンジン10は、排気ダクト4から排出される排ガスの熱を利用する。
なお、熱源として、船舶1の航行に用いるエンジンの排ガスを用いることもできる。また、ディーゼルエンジン3や航行に用いるエンジンの冷却水や循環オイル等も使用することができる。
本実施形態によるスターリングエンジン10は、ヒータ管11を排気ダクト4内に設置する。スターリングエンジン10は、ディスプレーサピストン12とパワーピストン13とを有している。ディスプレーサピストン12及びパワーピストン13は、それぞれクランクシャフト14に連結されている。クランクシャフト14の一端側には発電機20が接続され、他端側にはエンコーダ(回転数検出手段)31を設けている。
圧力調整手段40は、均圧バルブ42を開放して、圧縮空間10Bとバッファ空間10Cとを連通させることで、圧縮空間10Bの圧力変動を小さくする。
本実施形態によるスターリングエンジン制御システムは、熱を利用して作動するスターリングエンジン10と、スターリングエンジン10に連結された発電機20と、発電機20に接続された第1のインバータ・コンバータ51と、第1のインバータ・コンバータ51を制御するインバータ・コンバータ制御手段52と、スターリングエンジン10を起動・停止制御するスターリングエンジン起動・停止手段53と、インバータ・コンバータ制御手段52とスターリングエンジン起動・停止手段53を制御する制御手段54とを備えている。
なお、ここで使用するインバータ・コンバータ51は、機能的に逆使用できるものである。また、インバータ・コンバータ51は機能を分離して独立して設けてもよい。
スターリングエンジン起動・停止手段53は、第1のインバータ・コンバータ51を介して発電機20を動作させてスターリングエンジン10を起動、停止する。
圧力調整手段40における均圧バルブ42の開閉動作は、スターリングエンジン起動・停止手段53によって行われる。
同スターリングエンジン制御システムは、第2のインバータ・コンバータ55を備えている。第2のインバータ・コンバータ55は、例えば、単相100Vと3相200Vのように、別種の出力を得る用途に用いられる。この場合、第1のインバータ・コンバータ51と第2のインバータは図3は直列に接続して示しているが、並列に接続してもよい。第2のインバータ・コンバータ55は、第1のインバータ・コンバータ51による発電出力を船内電力の交流ライン60に系統連系させる。第2のインバータ・コンバータ55は、フィルタ56、連系トランス57を介して交流ライン60に接続されている。第2のインバータ・コンバータ55は、インバータ・コンバータ制御手段52によって制御される。なお、複数種の出力を必要としない場合は、インバータ・コンバータ51だけでも系統連系は可能である。
制動抵抗器61での発電電力の消費時間が所定時間を超えると、制動抵抗器61が高温になるため、制御手段54は、スターリングエンジン起動・停止手段53によってスターリングエンジン10の運転を停止する。
表示・操作手段59では、各種入力操作を行えるとともに、動作状態をモニターすることができる。
表示・操作手段59は、制御手段54からの制御内容を表示し、また制御手段54に対する入力操作を行う。
また、発電機20には、発電出力を検出する発電出力検出手段33とトルクを検出するトルク検出手段34を設けている。
回転数検出手段31、第1の温度検出手段32、発電出力検出手段33、トルク検出手段34、第2の温度検出手段35、及び異常検出手段36は、検出信号を制御手段54に送る。制御手段54では、これらの信号によって判断を行い、スターリングエンジン起動・停止手段53及びインバータ・コンバータ制御手段52に対して制御信号を出力する。
制御手段54は、スターリングエンジン起動・停止手段53によるスターリングエンジン10の起動前に、インバータ・コンバータ制御手段52による第1のインバータ・コンバータ51への通電を開始する。
制御手段54は、スターリングエンジン10の起動時には、スターリングエンジン起動・停止手段53により第1のインバータ・コンバータ51を介して発電機20にてスターリングエンジン10を起動させる。
制御手段54は、発電運転モードに移行後には、発電機20による発電出力が所定値となるように、インバータ・コンバータ制御手段52を介して第1のインバータ・コンバータ51を制御する。発電出力は、発電出力検出手段33によって検出する。
制御手段54は、発電機20のトルクが所定のトルクとなるように制御してもよい。発電機20のトルクは、トルク検出手段34にて検出する。
また、発電運転モードにおいて、スターリングエンジン制御システムの異常を検出した場合には、制御手段54は、スターリングエンジン起動・停止手段53を介してスターリングエンジン10の運転を停止する。
また、発電運転の停止、すなわちスターリングエンジン10の停止時には、制御手段54は、回転数検出手段31でスターリングエンジン10の回転停止を検出する。
自動運転開始のスイッチがONされると(ステップ1)、待機モードによって所定時間の経過を待って(ステップ2)、排ガス入口温度が設定値より高いか否かを判断する(ステップ3)。
排ガス入口温度は、第2の温度検出手段35によって検出し、ステップ3における判断は制御手段54によって行われる。排ガス入口温度と比較する設定値は、あらかじめ記憶されており、表示・操作手段59によって設定値を変更することもできる。
ステップ3において、排ガス入口温度が設定値を超えたことを制御手段54が判断すると、運転準備シーケンスに入る(ステップ4)。
運転準備シーケンスに入ると、第1のインバータ・コンバータ51をONする。すなわち、制御手段54は、インバータ・コンバータ制御手段52による第1のインバータ・コンバータ51への通電を開始する。
ステップ5において、第1のインバータ・コンバータ51から準備完了の信号が制御手段54に送られると運転開始シーケンスに移行する。(ステップ6)
このように、第1のインバータ・コンバータ51の運転準備が整ってからスターリングエンジン10の起動運転を始めるため、第1のインバータ・コンバータ51の立ち上がり時間も考慮して、安定して運転開始シーケンスを始めることができる。
ステップ6において、運転開始シーケンスに移行すると、所定時間の経過状態を判断する。(ステップ7)。
なお、ステップ7におけるタイマーによる所定時間の経過判断は、頻繁な運転開始シーケンスの繰り返しを防ぐためのものであるため、タイマーを図4における右側のループ(例えば、ステップ19の後)に入れ、所定時間の経過を待つことなく、ステップ8、ステップ9以降の起動動作に移行することも可能である。また、ステップ10、ステップ12のタイマーを適宜設定することにより、同様な効果を得ることも可能である。
ステップ8では、スターリングエンジン起動・停止手段53が、圧力調整手段40により圧縮空間10Bの圧力変動を小さくして、スターリングエンジン10の起動を容易にする。
そして、モータリングを例えば所定の回転数として400min-1で開始する(ステップ9)。
ステップ9におけるモータリングは、スターリングエンジン起動・停止手段53が第1のインバータ・コンバータ51を介して発電機20にてスターリングエンジン10を起動させる。
モータリング開始後、所定時間の経過状態を判断する(ステップ10)。
ステップ11における均圧バルブ42を閉塞した後、所定時間の経過状態を判断する(ステップ12)。
膨張空間10Aのガス温度は、第1の温度検出手段32によって検出し、ステップ13における判断は制御手段54によって行われる。膨張空間10Aのガス温度と比較する設定値は、あらかじめ記憶されており、表示・操作手段59によって設定値を変更することもできる。
ステップ17におけるモータリング停止は、スターリングエンジン起動・停止手段53が第1のインバータ・コンバータ51に速度零の信号を出力させることで発電機20によりスターリングエンジン10を停止させる。
ステップ18において、スターリングエンジン10の停止が確認されると、均圧バルブ42を閉塞する(ステップ19)。
ステップ19における均圧バルブ42の開放後は、再びステップ6における運転開始シーケンスに戻る。
ステップ14において、インバータ・コンバータ51のインバータ発電出力が設定値以下であると制御手段54で判断された場合には、均圧バルブ42を開放し(ステップ16)、モータリング停止を行う(ステップ17)。
ステップ15における発電運転モードは、所定の設定回転数(例えば600min-1)による定回転数運転で行うことが好ましいが、定トルク運転で行うこともできる。
設定回転数による定回転数運転は、インバータ・コンバータ制御手段52から第1のインバータ・コンバータ51に対して所定回転数を出力する。このとき、回転数検出手段31によって所定回転数での運転を監視する。
定トルク運転は、トルク検出手段34からの検出値に応じて、制御手段54でトルクと回転数のテーブルを参照して、インバータ・コンバータ制御手段52から第1のインバータ・コンバータ51に対して回転数を出力する。
発電運転モードでスターリングエンジン10を動作中に、自動運転スイッチがOFFされた場合(ステップ1)又は異常発生が生じた場合(ステップ2)には、運転停止シーケンスに移行する(ステップ5)。
また、排ガス入口温度が設定値以下であると判断され(ステップ3)、更に膨張空間温度が設定値以下であると判断された(ステップ4)場合には、運転停止シーケンスに移行する(ステップ5)。
なお、ディーゼルエンジン3が停止されても、排ガス入口温度が設定値を超えている範囲においては、スターリングエンジン10は動作でき、排熱を最大限利用することができる。
そして、ステップ7において、スターリングエンジン起動・停止手段53が第1のインバータ・コンバータ51に速度零の信号を出力させることで発電機20からスターリングエンジン10を停止させる。
ステップ8では、スターリングエンジン10の回転が零速度になっているか否かを判断する。スターリングエンジン10の回転は、回転数検出手段31からの検出に基づいて制御手段54が判断する。
その後に、第1のインバータ・コンバータ51をOFFして(ステップ10)、運転を停止する(ステップ11)。第1のインバータ・コンバータ51は、スターリングエンジン10の停止が確認されてから停止されるため、確実かつ速やかにスターリングエンジン10を停止する制御が行える。
図6では、約310℃の排ガスによってヒータ管が十分に暖められた状態で、スターリングエンジン10を起動したときの時系列データを示す。
モータリング時の設定回転数を400min−1、発電運転時の設定回転数を600min−1としている。これより、モータリング時に約5kWの負の電力、最大30A程度のインバータ・コンバータ51のインバータ電流を生じた後、スターリングエンジン10は発電運転を始め、約3kWの発電出力で系統連系運転が行われていることがわかる。
図7では、発電モードで運転している状態から、自動運転OFFのスイッチを押してスターリングエンジン10を停止させたときの時系列データを示す。
均圧バルブ42を開くことで、約3kWの負の電力、最大25A程度のインバータ・コンバータ51のインバータ電流を生じながら、約15秒後にスターリングエンジン10は停止している。この際、エンジンが確実に停止したことを確認するため、制御手段54は回転数検出手段31の信号と第1のインバータ・コンバータ51による零速度信号の両方を監視している。なお、連系電源を喪失させる等、様々な異常停止条件を与えた場合でも、停止シーケンスが適切に機能することを確認している。
図8は、実運航開始後の航路中、37時間の連続運転を行ったときのログデータである。ディーゼル発電機2の出力は650kW程度、排ガス温度は310℃程度であり、スターリングエンジン10は約2.5kWの発電出力で安定して運転を続けていることがわかる。
20 発電機
31 回転数検出手段
32 第1の温度検出手段
33 発電出力検出手段
34 トルク検出手段
36 異常検出手段
40 圧力調整手段
51 第1のインバータ・コンバータ
52 インバータ・コンバータ制御手段
53 スターリングエンジン起動・停止手段
54 制御手段
55 第2のインバータ・コンバータ
56 フィルタ
59 表示・操作手段
60 交流ライン
61 制動抵抗器
Claims (15)
- 熱を利用して作動するスターリングエンジンと、前記スターリングエンジンに連結された発電機と、前記発電機に接続されたインバータ・コンバータと、前記インバータ・コンバータを制御するインバータ・コンバータ制御手段と、前記スターリングエンジンを起動・停止制御するスターリングエンジン起動・停止手段と、前記インバータ・コンバータ制御手段と前記スターリングエンジン起動・停止手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記スターリングエンジン起動・停止手段による前記スターリングエンジンの起動前に、前記インバータ・コンバータ制御手段による前記インバータ・コンバータへの通電を開始するとともに、前記インバータ・コンバータの準備が完了したか否かを判断して前記スターリングエンジンの起動開始シーケンスに移行することを特徴とするスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記スターリングエンジン起動・停止手段による前記スターリングエンジンの停止後に、前記インバータ・コンバータ制御手段による前記インバータ・コンバータへの通電を停止することを特徴とする請求項1に記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記スターリングエンジン起動・停止手段は、前記スターリングエンジンの圧縮空間の圧力を調節する圧力調整手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記スターリングエンジン起動・停止手段は、前記スターリングエンジンの起動時又は停止時に、前記圧力調整手段により前記圧縮空間の圧力変動を小さくすることを特徴とする請求項3に記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記スターリングエンジンの起動時に前記インバータ・コンバータを介して前記発電機にて前記スターリングエンジンを起動させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記スターリングエンジンの膨張空間の温度が所定温度を超えたことを判断して前記発電機による発電運転モードに移行させることを特徴する請求項1から請求項5のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記発電機による発電出力が所定値となるように、前記インバータ・コンバータ制御手段を介して前記インバータ・コンバータを制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記発電機の回転数が所定の回転数となるように制御することを特徴とする請求項7に記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記発電機のトルクが所定のトルクとなるように制御することを特徴とする請求項7に記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記スターリングエンジンの入口温度及び膨張空間温度がそれぞれの所定値を下回った場合、又は前記スターリングエンジン制御システムの異常を検出した場合に前記スターリングエンジン起動・停止手段を介して前記スターリングエンジンの運転を停止することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記制御手段は、前記スターリングエンジンの停止時に前記インバータ・コンバータ制御手段を介して前記インバータ・コンバータの回転数を零に設定することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記スターリングエンジンの回転数を検出する回転数検出手段をさらに備え、前記スターリングエンジンの停止時に前記回転数検出手段で前記スターリングエンジンの回転停止を検出することを特徴とする請求項11に記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記インバータ・コンバータにより、発電出力を交流ラインに系統連系させることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システム。
- 前記熱として、エンジンの排ガスを用いることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システム。
- 請求項1から請求項14のいずれかに記載のスターリングエンジン制御システムを備えたスターリングエンジン搭載船舶。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011267378A JP5967404B2 (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | スターリングエンジン制御システム及びスターリングエンジン搭載船舶 |
PCT/JP2012/007807 WO2013084490A1 (ja) | 2011-12-06 | 2012-12-05 | スターリングエンジン制御システム及びスターリングエンジン搭載船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011267378A JP5967404B2 (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | スターリングエンジン制御システム及びスターリングエンジン搭載船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013119787A JP2013119787A (ja) | 2013-06-17 |
JP5967404B2 true JP5967404B2 (ja) | 2016-08-10 |
Family
ID=48573880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011267378A Active JP5967404B2 (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | スターリングエンジン制御システム及びスターリングエンジン搭載船舶 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5967404B2 (ja) |
WO (1) | WO2013084490A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6338250B2 (ja) * | 2015-04-27 | 2018-06-06 | エス・イー・シーエレベーター株式会社 | スターリングエンジン発電制御システム |
JP6726079B2 (ja) * | 2016-10-18 | 2020-07-22 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | スターリングエンジン |
KR102599661B1 (ko) * | 2017-02-13 | 2023-11-07 | 한국전력공사 | 엔진 발전 시스템 |
JP7219134B2 (ja) * | 2019-03-26 | 2023-02-07 | 哲美 渡邉 | スターリングエンジン発電機の制御システム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004301102A (ja) * | 2003-04-01 | 2004-10-28 | Sharp Corp | 発電装置 |
GB0415454D0 (en) * | 2004-07-09 | 2004-08-11 | Microgen Energy Ltd | Connecting a prime mover driven alternator to a circuit with an existing alternating current |
JP2006291902A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Toyota Motor Corp | ピストン機関 |
JP2009127476A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Toyota Motor Corp | スターリングエンジン |
JP2009209686A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Rinnai Corp | 発電装置 |
JP2010138716A (ja) * | 2008-12-09 | 2010-06-24 | Rinnai Corp | 発電装置 |
-
2011
- 2011-12-06 JP JP2011267378A patent/JP5967404B2/ja active Active
-
2012
- 2012-12-05 WO PCT/JP2012/007807 patent/WO2013084490A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013084490A1 (ja) | 2013-06-13 |
JP2013119787A (ja) | 2013-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2467192C1 (ru) | Способ запуска газотурбинного двигателя | |
US8333172B2 (en) | Cooling system | |
CN102265003B (zh) | 船舶用废热回收系统的控制方法及控制装置 | |
JP2593578B2 (ja) | コンバインドサイクル発電プラント | |
US9609790B2 (en) | Hybrid vehicle | |
JP5967404B2 (ja) | スターリングエンジン制御システム及びスターリングエンジン搭載船舶 | |
US9631585B2 (en) | EGHR mechanism diagnostics | |
JP2009103112A (ja) | コージェネレーションシステム | |
CN110198851B (zh) | 用于操作包括液体冷却剂传递回路的混合动力电动车辆冷却系统的方法 | |
JP2020133588A (ja) | バッテリ昇温装置 | |
JP2006274868A (ja) | ガスタービン発電機の運転制御装置 | |
JP6471014B2 (ja) | 電動モータの温度推定装置、及び、電動モータの制御装置 | |
KR101973886B1 (ko) | 배기 터빈 과급기, 주기, 선박 | |
EP3343754B1 (en) | Engine generation system and method of controlling the same | |
JP2009121404A (ja) | 水素エンジンを用いたコージェネレーションシステム | |
JP2003274509A (ja) | 電力変換装置 | |
JP6686839B2 (ja) | 車両用冷却システム | |
US20230071735A1 (en) | Oil pumping control for electrical oil pumping system | |
JP3991123B2 (ja) | 発電制御方法および発電装置 | |
JP2002238294A (ja) | 誘導発電機の同期投入制御装置および方法 | |
KR102004185B1 (ko) | 주기 자켓 워터 시스템의 펌프 가변속 제어장치 및 방법 | |
JP5690704B2 (ja) | コージェネレーション装置 | |
WO2019138764A1 (ja) | 圧縮空気貯蔵発電装置および圧縮空気貯蔵発電方法 | |
JP5260085B2 (ja) | 発電用エンジンの始動装置および始動方法 | |
JP2019127841A (ja) | 車両のエンジン始動制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141127 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20141127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5967404 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |