JP2015130321A - 照明用導光板およびこれを具える照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造の際の転写率が向上し、且つ、導光板の光射出面全体からの射出光がより均等になる形状を有するように形成された微細構造を有する照明用導光板を提供すること。
【解決手段】光射出面22と、光射出面22の反対面である裏面23と、光射出面22と裏面23とを繋ぐ少なくとも1つの光入射面とを有する導光板であって、裏面23には、それぞれ裏面23側に開口を有する複数の凹型微細構造24が配置されており、各前記凹型微細構造24は、裏面23と平行する方向に切った断面形状が、四辺をそれぞれ曲線241で構成された四角形状となるように形成されていることを特徴とする照明用導光板2を提供する。
【選択図】 図5

Description

本発明は照明装置に関し、特にエッジライト式照明装置に用いる導光板およびこれを具える照明装置に関する。
エッジライト式照明装置に用いる導光板には、入射光を導いて光射出面からできるだけ均等に射出させることが求められるが、比較的大型のエッジライト式照明装置においては、導光板の中心部分と光源との距離が大きくなるので、光を均等に射出させることがより困難になる。
そこで、例えば図1および図2に示されているように、複数の光反射ドットを有する導光板を用いた照明装置が知られている。このような照明装置は、図示されているように、導光板100と、導光板100の厚さ方向両側にそれぞれ複数配置されている発光素子200とを備えている。導光板100は、発光素子200にそれぞれ面する2つの光入射面101と、2つの光入射面101をそれぞれ繋ぐように相対して延伸する裏面102と光射出面103とを有する。また、裏面102には、光を散乱させるように反射する物質を含むインクによりアレイ状に印刷された複数の反射ドット104が形成されている。これら反射ドット104により、導光板100内部での光線の全反射を抑制し、光入射面101から入射した光を導いて光射出面103から射出する。
更に、光入射面101に近い側と遠い側とにおける光射出面103の明るさを均等にするため、反射ドット104は、それぞれ大小と配置密度が異なるように配置される。具体的に言うと、図1に示されているように、導光板100の中心側に近づくに連れて、つまり発光素子200から遠ざかるに連れて密度が高くなるように且つ個々の大きさが大きくなるように配置される。これにより発光素子200から遠ざかるに連れて反射効果が強まるので、光を光射出面103全体でムラなく射出させることができる(例えば特許文献1の「複数点マトリックス」の配置を参照)。しかし、このような設計の反射ドット104を印刷により形成するにあたっては、作業が複雑になるという問題点がある。
また、エッジライト式の導光板としては、表面に半球形状の突起を有する転写ローラーを用いて導光板の光射出面の反対面(裏面)に半球形状の凹型微細構造を形成したものも知られている。この微細構造の配置も、図1および図2に示した反射ドットの配置と同様に、発光素子から離れるに連れて密度が高くなるように配置される。しかし、微細構造を形成するための転写ローラーの半球形状の突起高さに対する微細構造の深さの割合を転写率とした場合、半球形状の微細構造は、転写率が低く、転写率の低さが導光板の輝度むらにつながるという問題点がある。
特許第2920785号明細書
本発明は、上述した従来技術の各問題点に鑑みて、製造の際の転写率が向上し、且つ、導光板の光射出面全体からの射出光がより均等になる形状を有するように形成された微細構造を有する照明用導光板の提供を一の目的とする。また、本発明は、該照明用導光板を具えた照明装置の提供を他の目的とする。
上記一の目的を達成する手段として、本発明は、光射出面と、該光射出面の反対面である裏面と、前記光射出面と前記裏面とを繋ぐ少なくとも1つの光入射面とを有する導光板であって、前記裏面には、それぞれ前記裏面側に開口を有する複数の凹型微細構造が配置されており、各前記凹型微細構造は、前記裏面と平行する方向に切った断面形状が、四辺をそれぞれ曲線で構成された四角形状となるように形成されていることを特徴とする照明用導光板を提供する。
また、上記他の目的を達成する手段として、本発明は、前記照明用導光板と、前記照明用導光板の前記光入射面に設けられた複数の発光素子と、前記照明用導光板の前記裏面を覆うように設けられた光反射板と、前記照明用導光板の前記光射出面を覆うように設けられた光拡散板とを備えていることを特徴とする照明装置を提供する。
本発明において、前記複数の凹型微細構造は、その空間部分が、側面がそれぞれ曲面である截頭四角錐状となるように形成されていることが好適であり、さらに、該凹型微細構造は、前記開口の幅および長さが100〜500μmであり、前記裏面からの深さが20〜100μmであることが好適である。
さらに、前記裏面全体の面積に対する前記複数の凹型微細構造の前記開口の総面積の割合が、5%〜25%であることが好適である。
本発明に係る照明用導光板によれば、前記裏面側に開口を有する複数の凹型微細構造が配置されている上に、各前記凹型微細構造の前記裏面と平行する方向に切った断面形状が四辺をそれぞれ曲線で構成された四角形状となるように形成されているので光入射面から入射した光を光射出面から従来の照明用導光板よりもより均等にむらなく射出させることができる。また、上述の形状となるように形成される凹型微細構造は、製造の際の転写率が向上する。
従来の照明用導光板を裏面側から見た上面図である。 従来の照明用導光板を示す側面図である。 本発明に係る照明用導光板の第1の実施形態を示す分解斜視図である。 上記第1の実施形態における導光板と発光素子とを示す部分上面図である。 上記第1の実施形態における導光板を示す部分斜視図である。 上記第1の実施形態における導光板を示す部分断面図である。 本発明に係る照明用導光板の凹型微細構造を形成する転写ローラーの一例を示す斜視図である。 上記転写ローラーの一部を示す説明図である。 上記転写ローラーの一部を示す説明図である。 上記転写ローラーを備えるローラー転写装置を示す説明図である。 上記第1の実施形態における照明用導光板の光均等度の計測方法を示す説明図である。 本発明に係る照明用導光板の第2の実施形態における導光板と発光素子とを示す部分上面図である。 本発明に係る照明用導光板の第3の実施形態における導光板と発光素子とを示す上面図である。 上記第3の実施形態における導光板を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の具体的な三つの実施形態を詳細に説明する。これらの三つの実施形態全ては、上記した本発明の照明用導光板と照明用装置の好適条件における実施が可能であるが、上記の好適条件と重複しつつも、各実施形態合わせたさらに好適な条件についての開示も行った。同時に、各実施形態において共通の要素には同一の符号を付し重複する説明は適宜省略した。
第1の実施形態
図3、図4、図5、図6は、本発明に係る照明用導光板の第1の実施形態が示されており、その内、図3は分解斜視図、図4は部分上面図、図5は部分斜視図、図6は部分断面図である。
本発明に係る照明装置は、以下に説明する照明用導光板2を具えたものであり、図3に示されているように、照明用導光板2と、複数の発光素子31を有する発光ユニット3と、光反射板4と、光拡散板5を具えている。
照明用導光板2は、図示されているように、板状に形成されたものであり、相対する一対の側面である光入射面21と、一対の光入射面21を繋ぐ一面(図示における下面)である光射出面22と、光射出面22の反対面である裏面23(図示における上面)とを有している。また、裏面23には、それぞれ裏面23側に開口を有する複数の凹型微細構造24が配置されている。なお、複数の凹型微細構造24は、本実施形態においてそれぞれ同一サイズであると共に等間隔で裏面23に配置されている。
照明用導光板2は上面視で矩形を呈しており、一対の光入射面21は、照明用導光板2の長さ方向である第1の方向61に沿って延伸していると共に、第1の方向61と直交する第2の方向62(照明用導光板2の幅方向)に間隔を置いて相対している。また、複数の発光素子31は、両方の光入射面21にそれぞれ沿うように配置されている。なお、光入射面21は、本実施形態のように両方に設けず、片側だけに設けられても構わず、つまり、複数の発光素子31を照明用導光板2のいずれか一方の側面のみに設けるように配置することも可能であり、この場合、照明用導光板2は光入射面21を1つだけ有することになる。
複数の凹型微細構造24は、それぞれ、裏面23から光射出面22に向かって凹むように裏面23に設けられたものであり、裏面23と平行する方向に切った断面形状が、四辺をそれぞれ曲線241で構成された四角形状となるように形成されている。つまり、図4に示されているように、上面視した場合に、各凹型微細構造24は、四辺となる4本の曲線241が前後左右に間隔を置いて繋がって成った四角形を呈する。なお、各曲線241は裏面23に繋がっている。また、本実施形態では、図示のように、各曲線241が内側に向かって曲がった弧線となるように凹型微細構造24を形成したが、各曲線241が外側に向かって曲がった弧線となるように形成してもよい。
各曲線241の長さとしては、各曲線241の両端点と該曲線を含む円の円心とをそれぞれ直線で繋いだ場合の各直線間の夾角をθ1(第2の方向62に沿った側の各曲線241)およびθ2(第1の方向61に沿った側の各曲線241)とすると(図4参照)、10°<θ1<170°で且つ10°<θ2<170°となることが好ましく、更には、30°<θ1<150°で且つ10°<θ2<170°となることがより好ましい。
各凹型微細構造24は、上記曲線241を含むことにより、その空間部分が、四方の側面がそれぞれ曲面(本実施形態では凸面)となった截頭四角錐状となるように形成されている。具体的には、各凹型微細構造24は、上記開口よりも光射出面22に近い底部242と、底部242と上記開口とを繋ぐ4つの側面である曲面243とを有する。これら4つの曲面243は、前後左右に互いに連続するように配置されており、頭部側となる底部242と共に截頭四角錐状の空間(即ち凹型微細構造24)を画成している。
各凹型微細構造24のサイズとしては、裏面23側の開口の幅W1および長さW2(図4参照)が、100μm〜500μmであり、裏面23からの深さt(図6参照)が20μm〜50μmであることが好ましい。なお、上記幅W1および長さW2は、それぞれ相対する曲線241同士の最接近箇所での間隔であり、上記深さtは、各凹型微細構造24の裏面23側の開口から底部242までの距離である。
本発明に係る照明用導光板2においては、裏面23に上述のように曲線241および曲面243を含むように設計された複数の凹型微細構造24を有することにより、各方向から照射された光線に対して適度な導光効果を得ることができ、これにより光取り出し効率を向上させることができ、ひいては光射出面22から射出される光線の明るさを向上させることができる。
なお、凹型微細構造24は、上記のようにμm単位と非常に微小なものであり、図示においてはデフォルメして描かれたもので、他の要素とのサイズ関係は実際のものとは異なることに注意されたい。
複数の凹型微細構造24はまた、それぞれの裏面23側の上記開口の面積を合計した総面積の、裏面23全体の面積に対する割合が(以下単に「凹型微細構造24の開口総面積の割合」)、5%〜23%であることが好ましく、より好ましくは10%〜20%、更に好ましくは12%〜16%であるとよい。なお、上述の開口の面積とは、裏面23での凹型微細構造24の開口面積であり、図4において斜線で例示した箇所の面積である。また、裏面23全体の面積とは、照明用導光板2の長さLと幅W(それぞれ図3参照)とを乗算した積の値である。
本発明に係る照明用導光板2においては、裏面23全体の面積に対する凹型微細構造24の開口総面積を上述のように調整したことにより、凹型微細構造24の配置密度が適度になり、光射出面22から射出される光をむらなく均等にすることができる。
ここで、凹型微細構造24の開口総面積の割合が上述の好ましい値を上回ると、つまり23%を超えると、凹型微細構造24の配置が過密になり、ひいては導光板2の裏面23における光入射面21に近い部位にも多くの凹型微細構造24が存在することになる。このような状態であると、発光ユニット3の光線が光入射面21から入射するとすぐに凹型微細構造24の光学作用によって光射出面22から射出されてしまい、光射出面22において光入射面21に近い部位(端側)から光線が集中して射出されてしまい、反対に光射出面22において光入射面21から遠い部位(中央側)からの光線が弱まり、明るさのむらが発生する。
一方、凹型微細構造24の開口総面積の割合が上述の好ましい値を下回ると、つまり5%に満たないと、凹型微細構造24の配置が過疎になる。このような状態であると、照明用導光板2の導光効果が低下し、光射出面22から射出される光の全体量が減ってしまう。凹型微細構造24の開口総面積の割合が5%〜23%であることが好ましいのはそのためである。
本実施形態においては、上述のように、複数の凹型微細構造24が、それぞれ同一サイズであると共に等間隔で裏面23に配置されている。ここで、それぞれ同一サイズであるとは、各凹型微細構造24の開口の幅W1と長さW2とがそれぞれ平均値の±10%以内であり、かつ深さtが平均値の±10%以内であることを意味している。また、等間隔であるとは、裏面23全体において凹型微細構造24の配置密度がほぼ一定であることを意味している。なお、配置密度は毎平方mm面積における凹型微細構造24の数量によって求められ、これは、上述の凹型微細構造24の開口総面積の割合によって決まる。
凹型微細構造24間の間隔について、複数の凹型微細構造24の内、隣り合って並んだ2つの凹型微細構造24の底部242同士の、光入射面21の延伸方向(第1の方向61、即ち光入射面の長手方向)における中心間距離をL1(図4参照)、光入射面21の延伸方向と直交する方向(第2の方向62)における中心間距離をL2とそれぞれした場合(図4参照)、以下の2つの式が共に成り立つことが好ましい。
L1<L2
L1÷L2=0.15〜0.75
L1÷L2の値が0.75を上回ると、光線が光入射面21から入射するとすぐに光射出面22から射出されてしまい、光取り出し効率が低下する。
L1÷L2の値が0.15を下回ると、光線が照明用導光板2における光源から離れたところから射出されて、光取り出し効率が低下する。
また、光入射面21に最も近い凹型微細構造24の底部242の中心と該光入射面21との距離L3(図4参照)は、1mm〜20mmであることが好ましい。この距離L3が1mm未満であると、凹型微細構造24と光入射面21との間隔が近すぎることになり、光線が光入射面21から入射するとすぐに凹型微細構造24の光学作用によって光射出面22から射出されてしまい、光射出面22において光入射面21に近い部位(端側)から光線が集中して射出されてしまい、逆に光射出面22において光入射面21から遠い部位(中央側)からの光線が弱まり、明るさのむらが発生する。
照明用導光板2は、その幅W(第2の方向62沿いの長さ)が200mm〜400mm、長さL(第1の方向61沿いの長さ)が200mm〜1000mm、厚さT(即ち裏面23から光射出面22までの距離)が2mm〜8mmであることが好ましい。
また、照明用導光板2を構成する材料は熱可塑性樹脂が好ましく、熱可塑性樹脂としては以下に挙げる樹脂からなる群より選ばれるものを用いることが好ましい。熱可塑性樹脂:アクリル酸エステル(acrylic acid ester)系樹脂、メタクリル酸エステル(methacrylic acid ester)系樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、スチレンメチルメタクリレートコポリマー(styrene-methylmethacrylate copolymer)、スチレンアクリロニトリルコポリマー(styrene acrylonitrile copolymer)、およびポリエチレンテレフタラート(PET)等が挙げられる。
上述したアクリル酸エステル系樹脂とは、アクリル酸エステル系単量体からなるポリマーである。上述したメタクリル酸エステル系樹脂とは、メタクリル酸エステル系単量体とアクリル酸エステル系単量体とからなるポリマーであり、例えばポリメチルメタクリレート(polymethylmethacrylate、略称PMMA)である。上述したアクリル酸エステル系単量体およびメタクリル酸エステル系単量体としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピルなどの単量体が選ばれる。この内、メタクリル酸メチル単量体およびアクリル酸メチル単量体は特に好ましい。
本発明において、各凹型微細構造24は、凹型微細構造24に位置が対応する突起(凸型微細構造72)がローラー面71に設けられている転写ローラー7により転写されて裏面23に形成されたものである。以下、凹型微細構造24を形成するための転写ローラー7について詳細に説明する。
転写ローラー7は、図7に部分斜視図で示されており、図8、図9はそのローラー面71の形状の概略を示す説明図である。
転写ローラー7のローラー面71には、位置が各凹型微細構造24に対応すると共に側面がそれぞれ平面である截頭四角錐状となっている突起である凸型微細構造72が複数設けられている。これら凸型微細構造72は、転写ローラー7の軸方向73における互いの間隔d1(図8参照)がそれぞれ等しく、且つ、軸方向73と直交する円周方向74における互いの間隔d2(図9参照)がそれぞれ等しくなるようにローラー面71に等間隔で設けられている。
各凸型微細構造72は、四角形の頂端面721と、頂端面721とそれぞれ繋がっており軸方向73において間隔を空けて相対する一対の第1の側面722と、一対の第1の側面722をそれぞれ繋ぐように円周方向74において間隔を空けて相対する一対の第2の側面723とを有する。
頂端面721の四辺のそれぞれの長さは5μm〜20μmであることが好ましい。また、一対の第1の側面722それぞれのローラー面71と繋がる側の一端同士の距離d3(図8参照)、および、一対の第2の側面723それぞれのローラー面71と繋がる側の一端同士の距離d4(図9参照)はそれぞれ40μm〜80μmであることが好ましい。また、凸型微細構造72の高さh(即ちローラー面71に対する頂端面721の高さ、図8、図9参照)は30μm〜70μmであることが好ましい。
以下に、上述した転写ローラー7を用いて照明用導光板2の裏面23に凹型微細構造24を形成する方法を、図5、図8、図9、図10を参照しながら説明する。
凹型微細構造24を形成するにあたっては、図10に示したローラー転写設備を用いる。該ローラー転写設備は、上述の転写ローラー7(図10では図示の簡潔さのため凸型微細構造72を省略)と、転写ローラー7と間隔をおいて転写ローラー7よりも上流側に設けられた第1の背圧ローラー81と、転写ローラー7と間隔をおいて転写ローラー7よりも下流側に設けられた第2の背圧ローラー82とを具えている。稼動時においては、第1の背圧ローラー81の温度が70〜110℃、転写ローラー7の温度が100〜140℃、第2の背圧ローラー82の温度が100〜140℃となる。
まず、加熱されて溶融状態となっている熱可塑性樹脂材料が押出機の口金83から押出される。この際の樹脂の温度は210〜240℃である。押出された樹脂はまず第1の背圧ローラー81と転写ローラー7とに挟まれながら送られた後に、転写ローラー7と第2の背圧ローラー82とに挟まれながら送られる。この過程において、転写ローラー7の凸型微細構造72が熱可塑性樹脂の表面にめり込み、即ち、転写ローラー7の凸型微細構造72の突起分が熱可塑性樹脂において凹型微細構造24の陥没分として転写されることで、転写過程を経た熱可塑性樹脂が、凹型微細構造24を裏面23に有する照明用導光板2となる。
上記のように転写過程を経て形成された凹型微細構造24は、その上記中心間距離L1が、凸型微細構造72の上記間隔d2とほぼ対応し、その上記中心間距離L2が、凸型微細構造72の上記間隔d1とほぼ対応する。なお、凹型微細構造24の各側面(一対の第1の側面722および一対の第2の側面723)は上述したように平面であるが、上記転写過程は照明用導光板2となる熱可塑性樹脂材料が加熱により軟化した状態で行われるので、転写ローラー7の凸型微細構造72が熱可塑性樹脂材料にめり込んでから引き抜かれる際に、熱可塑性樹脂材料の粘性によって、形成された陥没の周面が多少突出することにより、凹型微細構造24の曲面243および曲線241が形成される。
本発明に係る照明装置が含む発光ユニット3の各発光素子31としては、LEDを用いることが好ましい。図3および図6に示されているように、発光素子31は、複数個を一組としてそれぞれ光入射面21の一側に並ぶように配置されている。発光素子31から発せられた光線は、光入射面21から照明用導光板2の内部に入射した後に凹型微細構造24により散乱されるので、導光板2内部での全反射が抑えられ、光線が光射出面22から射出される。なお、図示においては両方の光入射面21に発光素子31が配置されているが、片方の光入射面21のみに発光素子31が配置されるように構成してもよい。
本発明に係る照明装置が含む反射板4は、照明用導光板2の裏面23を覆うように設けられており、光入射面21より入射してから裏面23に向かった光線を光射出面22側へと反射することができるので、光利用率を向上させることができる。反射板4はその反射面が裏面23に対して傾斜するように設けられることが好ましく、また、反射板4としては、表面に微細な凹凸が設けられてすりガラス状の反射面を有する反射板や、ホログラム反射板を用いることが好ましい。なお、ホログラム反射板とは、反射面がレーザーや圧印加工されてホログラムパターンが設けられたものである。
本発明に係る照明装置が含む光拡散板5は、照明用導光板2の光射出面22を覆うように設けられており、光射出面22から放たれる光線を拡散させてより均等でむらのない発光面を得ることができる。
本発明の発明者は、本発明に係る照明装置に対して光均等度測定を行った。その結果は下述する各実施例にて記すが、先当たってその測定方法を以下に説明する。
図11に示されているように、本発明に係る照明装置の発光面(拡散板5の出光面)において9箇所の測量点29を定め、それぞれの測量点29で輝度を測定し、そのうちの最小輝度の値をLmin、最大輝度の値をLmaxとして、(Lmin÷Lmax)×100%の数式によって光均等度を測定した。光均等度は100%に近いほどむらなく均衡な発光が得られたことになる。
上記9箇所の測量点29の決定方法は以下の通りである。まず、上記発光面の幅を幅A、長さを長さBとし、それぞれ発光面の長さ方向両側の2辺と幅Aの10分の1の距離を置いて平行な線を1本ずつ引き、またこれら2本の線の中間に該2本の線と平行の線を引き、これら3本の線を長さ方向線28とする。一方、それぞれ発光面の幅方向両側の2辺と長さBの10分の1の距離を置いて平行な線を1本ずつ引き、またこれら2本の線の中間に該2本の線と平行の線を引き、これら3本の線を幅方向線27とする。そして、3本の長さ方向線28と、3本の幅方向線27とがそれぞれ交差した点を、測量点29と定めた。
以下、本実施形態(第1の実施形態)に係る照明用導光板の具体的な実施例および比較例を説明する。
(実施例A1)
ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂(台湾奇美実業社製、製品名ACRYREX CM―205)を押出機の口金から溶融状態で押し出した。押出時の溶融温度は230℃。該溶融状態の樹脂を図10に示されている上述のローラー転写設備に通した。ここで、第1の背圧ローラー81の温度は90℃、転写ローラー7の温度は120℃、第2の背圧ローラー82の温度は120℃とした。転写ローラー7は図7、図8、図9に示されているように上述した構造を有するものであり、本実施例においては、凸型微細構造72の転写ローラー7の軸方向73における互いの間隔d1(図8参照)がそれぞれ400μm、軸方向73と直交する円周方向74における互いの間隔d2(図9参照)がそれぞれ200μm、頂端面721の四辺のそれぞれの長さが14μm、一対の第1の側面722それぞれのローラー面71と繋がる側の一端同士の距離d3(図8参照)が60μm、一対の第2の側面723それぞれのローラー面71と繋がる側の一端同士の距離d4(図9参照)が60μm、高さh(即ちローラー面71に対する頂端面721の高さ、図8、図9参照)が50μmとなっているものを用いた。
転写ローラー7と第1の背圧ローラー81で挟むようにしてPMMA樹脂を相対的に押圧しシート状に圧延すると共に、該樹脂の一面にそれぞれ同一サイズで等間隔に複数の凹型微細構造24を形成した。更にこの樹脂シートを冷却して、照明用導光板2を得た。凹型微細構造24が形成された上記一面を裏面23、その反対面を光射出面22、これら両面を繋ぐ両側面を光入射面21とする。
図3〜図6に示されているように、本実施例において裏面23に形成された複数の凹型微細構造24は、裏面23と平行する方向に切った断面形状が四辺をそれぞれ曲線で構成された四角形状となった上に、それぞれの空間部分が、開口側より窄んだ底部242を有し、側面がそれぞれ曲面である、截頭四角形状となった。各凹型微細構造24の裏面23における開口の長さW2(図4参照)は260μm、幅W1(図4参照)は165μm、深さt(図6参照)は35μmであった。
また、本実施例において裏面23に形成された複数の凹型微細構造24の内、隣り合って並んだ2つの凹型微細構造24の底部242同士の、光入射面21の延伸方向(第1の方向61)における中心間距離L1(図4参照)は200μm、光入射面21の延伸方向と直交する方向(第2の方向62)における中心間距離L2は400μmであり、即ちL1÷L2=0.5となった。また、光入射面21に最も近い凹型微細構造24の底部242の中心と該光入射面21との距離L3(図4参照)は10mmであった。
また、本実施例においては照明用導光板2を、幅W(第2の方向62沿いの長さ)が300mm、長さL(第1の方向61沿いの長さ)が600mm、厚さT(即ち裏面23から光射出面22までの距離)が3mmとなるように形成した。
また、本実施例において形成された照明用導光板2は凹型微細構造24の転写率が70%であった。ここで、転写率とは、凹型微細構造24の深さtを転写ローラー7の凸型微細構造72の高さhで除算した値に100%を乗算した値である。即ち、本実施例では、(35μm÷50μm)×100%=70%である。
また、本実施例において形成された凹型微細構造24の開口総面積の割合は15%であった(裏面23の総面積はW×L=300mm×600mm=180000mm)。
本実施例において形成された照明用導光板2を、上述のように、発光ユニット3、反射板4、拡散板5と組み合わせて、本実施例における照明装置を成した。この照明装置に対して、上述の光均等度測定を行った結果は(Lmin÷Lmax)×100%=80%であった。
(比較例)
本比較例では、上記実施例A1と同様の方法で照明用導光板を製造したが、転写ローラーの凸型微細構造が半球形状である点で実施例A1と異なる。該半球形状の凸型微細構造は、直径が270μm、高さが23μmである。このように構成された転写ローラにより転写した結果、照明用導光板に複数の半球形状の凹型微細構造が形成された。これら半球形状の凹型微細構造は、照明用導光板の裏面におけるそれぞれの開口の直径が270μm、深さが8μmであった。
よって、本比較例において形成された照明用導光板は凹型微細構造の転写率が35%であった(即ち、8μm÷23μm)×100%=35%)。本比較例での転写率は上述の実施例A1のおよそ半分である。また、本比較例で得られた照明用導光板で、上述の実施例A1と同様に発光ユニット、反射板、拡散板を組み合わせて照明装置を製造し、上述の光均等度測定を行った結果は58%であった。
以上の比較結果の通り、本発明の上記実施例A1における照明用導光板2は、凹型微細構造24を特別に設計された形状とすることで、凹型微細構造24の転写率が、従来のように半球形状である凹型微細構造と比べて大幅に向上した。加えて、本発明の上記実施例A1における照明用導光板2は、凹型微細構造24が、裏面23と平行する方向に切った断面形状が四辺をそれぞれ曲線で構成された四角形状となるように形成されたので、これを用いて製造された照明装置は、発光面の光均等度が従来のものと比べて大幅に向上した。また更に、凹型微細構造24の開口総面積の裏面23の総面積に対する割合が適度となるように調整されていることも、光均等度の向上に寄与している。
第2の実施形態
図12には、本発明に係る照明用導光板の第2の実施形態が示されている。本実施形態は、上述の第1の実施形態と凹型微細構造24の形状が同じであるが、配置が異なる。即ち、第1の実施形態では、複数の凹型微細構造24を縦横一列ずつ並んだ碁盤割りに配置したが、本実施形態では、複数の凹型微細構造24を、同列に並ぶ凹型微細構造24と、隣の列に並ぶ凹型微細構造24とが互い違いになるように配置した。このように配置しても、第1の実施形態と同様の効果が得られた。
第2の実施形態における好適条件は、上記した第1の実施形態と同様である。
第3の実施形態
図13および図14には、本発明に係る照明用導光板の第3の実施形態が示されている。本実施形態は、上述の第1の実施形態と凹型微細構造24の形状が同じであるが、配置が異なる。即ち、第1の実施形態では、複数の凹型微細構造24が等間隔で配置されるのに対し、本実施形態では、複数の凹型微細構造24が、光入射面21から遠ざかるに連れて間隔が密になるように裏面23に配置される。つまり、本実施形態においては、両方の光入射面24に近づくにつれて照明用導光板2の幅Wの方向(第2の方向62)での凹型微細構造24同士の間隔が広くなり、裏面23の中央に近づくにつれて当該間隔が狭くなる。
当該間隔について、複数の凹型微細構造24の内、隣り合って並んだ2つの凹型微細構造24の底部242同士の、光入射面21の延伸方向(第1の方向61)における中心間距離をL1(図13参照)、光入射面21の延伸方向と直交する方向(第2の方向62)における中心間距離をL2とそれぞれした場合(図13参照)、L1÷L2=0.15〜0.90となることが好ましく、この範囲であれば、良好な光取り出し効率が得られる。なお、L2は徐々に変化する数値である。
また、各凹型微細構造24のサイズとしては、裏面23側の開口の幅W1および長さW2(図13参照)が、100μm〜500μmであり、裏面23からの深さt(図14参照)が20μm〜100μmであることが好ましい。
また、複数の凹型微細構造24は、それぞれの裏面23側の上記開口の面積を合計した総面積の、裏面23全体の面積に対する割合が(即ち上述の凹型微細構造24の開口総面積の割合)、5%〜25%であることが好ましく、より好ましくは10%〜20%、更に好ましくは12%〜18%であるとよい。
また、本実施形態における照明用導光板2は、その幅W(第2の方向62沿いの長さ)が200mm〜800mm、長さL(第1の方向61沿いの長さ)が200mm〜1000mm、厚さT(即ち裏面23から光射出面22までの距離)が2mm〜8mmであることが好ましい。
以下、本実施形態(第3の実施形態)に係る照明用導光板の具体的な実施例を説明する。
(実施例B1)
ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂(台湾奇美実業社製、製品名ACRYREX CM―205)を押出機の口金から溶融状態で押し出した。押出時の溶融温度は230℃。該溶融状態の樹脂を図10に示されている上述のローラー転写設備に通した。ここで、第1の背圧ローラー81の温度は90℃、転写ローラー7の温度は120℃、第2の背圧ローラー82の温度は120℃とした。
本実施例における転写ローラー7としては、他の実施例と同様の形状の凸型微細構造72を有するものであるが、凸型微細構造72の寸法および配置が異なる。具体的には、転写ローラー7の軸方向73における互いの間隔d1が240〜930μmの範囲内で転写ローラー7の両端から遠ざかるにつれて密になっていると共に、軸方向73と直交する円周方向74における互いの間隔d2がそれぞれ200μm、頂端面721の四辺のそれぞれの長さが13μm、一対の第1の側面722それぞれのローラー面71と繋がる側の一端同士の距離d3が106μm、一対の第2の側面723それぞれのローラー面71と繋がる側の一端同士の距離d4が106μm、高さh(即ちローラー面71に対する頂端面721の高さ)が100μmとなっているものを用いた。
転写ローラー7と第1の背圧ローラー81で挟むようにしてPMMA樹脂を相対的に押圧しシート状に圧延すると共に、該樹脂の一面にそれぞれ同一サイズであると共に光入射面21から遠ざかるにつれて間隔が密になっている複数の凹型微細構造24を形成した。更にこの樹脂シートを冷却して、照明用導光板2を得た。凹型微細構造24が形成された上記一面を裏面23、その反対面を光射出面22、これら両面を繋ぐ両側面を光入射面21とする。
図13および図14に示されているように、本実施例において裏面23に形成された複数の凹型微細構造24は、裏面23と平行する方向に切った断面形状が四辺をそれぞれ曲線で構成された四角形状となった上に、それぞれの空間部分が、開口側より窄んだ底部242を有し、側面がそれぞれ曲面である、截頭四角形状となった。各凹型微細構造24の裏面23における開口の長さW2(図13参照)は290μm、幅W1(図13参照)は185μm、深さt(図14参照)は72μmであった。
また、本実施例において裏面23に形成された複数の凹型微細構造24の内、隣り合って並んだ2つの凹型微細構造24の底部242同士の、光入射面21の延伸方向(第1の方向61)における中心間距離L1(図13参照)は300μm、光入射面21の延伸方向と直交する方向(第2の方向62)における中心間距離L2はそれぞれ340〜1030μmの範囲内であり、即ちL1÷L2=0.15〜0.90の範囲内となった。また、光入射面21に最も近い凹型微細構造24の底部242の中心と該光入射面21との距離L3(図13参照)は10mmであった。
また、本実施例においては照明用導光板2を、幅W(第2の方向62沿いの長さ)が600mm、長さL(第1の方向61沿いの長さ)が600mm、厚さT(即ち裏面23から光射出面22までの距離)が4mmとなるように形成した。
また、本実施例において形成された照明用導光板2は凹型微細構造24の転写率が72%であった。即ち、本実施例では、(72μm÷100μm)×100%=72%である。
また、本実施例において形成された凹型微細構造24の開口総面積の割合は16%であった(裏面23の総面積はW×L=600mm×600mm=360000mm)。
本実施例において形成された照明用導光板2を、上述のように、発光ユニット3、反射板4、拡散板5と組み合わせて、本実施例における照明装置を成した。この照明装置に対して、上述の光均等度測定を行った結果は(Lmin÷Lmax)×100%=75%であった。即ち、本実施例でも、良好な光均等度が得られた。
以上、本発明の好ましい実施形態および実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明に係る照明用導光板は、エッジライト式の照明装置の製造に有用である。
2 照明用導光板
21 光入射面
22 光射出面
23 裏面
24 凹型微細構造
241 曲線
242 底部
243 曲面
27 幅方向線
28 長さ方向線
29 測量点
3 発光ユニット
31 発光素子
4 光反射板
5 光拡散板
61 第1の方向
62 第2の方向
7 転写ローラー
71 ローラー面
72 凸型微細構造
721 頂端面
722 第1の側面
723 第2の側面
73 軸方向
74 円周方向
d1 凸型微細構造の転写ローラーの軸方向における互いの間隔
d2 凸型微細構造の転写ローラーの円周方向における互いの間隔
d3 一対の第1の側面それぞれのローラー面と繋がる側の一端同士の距離
d4 一対の第2の側面それぞれのローラー面と繋がる側の一端同士の距離
h 凸型微細構造の高さ
T 照明用導光板の厚さ
L 照明用導光板の長さ
W 照明用導光板の幅
W1 凹型微細構造の開口の幅
W2 凹型微細構造の開口の長さ
L1 凹型微細構造の底部同士の第1の方向における中心間距離
L2 凹型微細構造の底部同士の第2の方向における中心間距離
L3 光入射面に最も近い凹型微細構造の底部の中心と光入射面との距離
t 凹型微細構造の深さ
θ1、θ2 夾角
81 第1の背圧ローラー
82 第2の背圧ローラー
83 押出機の口金

Claims (15)

  1. 光射出面と、該光射出面の反対面である裏面と、前記光射出面と前記裏面とを繋ぐ少なくとも1つの光入射面とを有する導光板であって、
    前記裏面には、それぞれ前記裏面側に開口を有する複数の凹型微細構造が配置されており、
    各前記凹型微細構造は、前記裏面と平行する方向に切った断面形状が、四辺をそれぞれ曲線で構成された四角形状となるように形成されていることを特徴とする、照明用導光板。
  2. 各前記凹型微細構造は、その空間部分が、側面がそれぞれ曲面である截頭四角錐状となるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明用導光板。
  3. 各前記凹型微細構造は、前記開口の幅および長さが100〜500μmであり、前記裏面からの深さが20〜100μmであることを特徴とする、請求項2に記載の照明用導光板。
  4. 前記裏面全体の面積に対する前記複数の凹型微細構造の前記開口の総面積の割合が、5%〜25%であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明用導光板。
  5. 前記裏面全体の面積に対する前記複数の凹型微細構造の前記開口の総面積の割合が、10%〜20%であることを特徴とする、請求項4に記載の照明用導光板。
  6. 前記裏面全体の面積に対する前記複数の凹型微細構造の前記開口の総面積の割合が、12%〜18%であることを特徴とする、請求項4に記載の照明用導光板。
  7. 前記複数の凹型微細構造は、それぞれ同一サイズであると共に、等間隔で前記裏面に配置されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明用導光板。
  8. 前記複数の凹型微細構造は、それぞれ同一サイズであると共に、前記光入射面から遠ざかるに連れて間隔が密になるように前記裏面に配置されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明用導光板。
  9. 各前記凹型微細構造は、前記開口よりも前記光射出面に近い底部を有し、
    前記光入射面は、第1の方向に沿って延伸しており、
    隣接する前記凹型微細構造の前記底部同士の前記第1の方向における中心間距離をL1、隣接する前記凹型微細構造の前記底部同士の前記第1の方向と直行する第2の方向における中心間距離をL2とした場合、L1<L2で且つL1÷L2=0.15〜0.90であることを特徴とする、請求項1に記載の照明用導光板。
  10. 幅が200mm〜800mm、長さが200mm〜1000mm、厚さが2mm〜8mmであることを特徴とする請求項1に記載の照明用導光板。
  11. 各前記凹型微細構造は、前記開口よりも前記光射出面に近い底部を有し、
    前記光入射面に最も近い前記凹型微細構造の前記底部の中心と前記光入射面との距離が1mm〜20mmであることを特徴とする、請求項1に記載の照明用導光板。
  12. 各前記凹型微細構造は、前記凹型微細構造に位置が対応する突起がローラー面に設けられている転写ローラーにより転写されて前記裏面に形成されたものであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明用導光板。
  13. 各前記凹型微細構造は、その空間部分が、側面がそれぞれ曲面になった截頭四角錐状となるように転写ローラーにより転写されて前記裏面に形成されたものであり、
    前記転写ローラーは、位置が各前記凹型微細構造に対応すると共に側面がそれぞれ平面である截頭四角錐状となっている複数の突起がローラー面に設けられていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明用導光板。
  14. アクリル酸エステル(acrylic acid ester)系樹脂、メタクリル酸エステル(methacrylic acid ester)系樹脂、ポリスチレン(PS)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、スチレンメチルメタクリレートコポリマー(styrene-methylmethacrylate copolymer)、スチレンアクリロニトリルコポリマー(styrene acrylonitrile copolymer)、およびポリエチレンテレフタラート(PET)からなる群より選ばれた熱可塑性樹脂を材料としてなるものであることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の照明用導光板。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の照明用導光板と、
    前記照明用導光板の前記光入射面に設けられた複数の発光素子と、
    前記照明用導光板の前記裏面を覆うように設けられた光反射板と、
    前記照明用導光板の前記光射出面を覆うように設けられた光拡散板とを備えていることを特徴とする、照明装置。
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