JP5526587B2 - 導光板および面発光装置 - Google Patents

導光板および面発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5526587B2
JP5526587B2 JP2009097962A JP2009097962A JP5526587B2 JP 5526587 B2 JP5526587 B2 JP 5526587B2 JP 2009097962 A JP2009097962 A JP 2009097962A JP 2009097962 A JP2009097962 A JP 2009097962A JP 5526587 B2 JP5526587 B2 JP 5526587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guide plate
light guide
incident end
convex pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009097962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010251050A (ja
JP2010251050A5 (ja
Inventor
恭宏 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2009097962A priority Critical patent/JP5526587B2/ja
Publication of JP2010251050A publication Critical patent/JP2010251050A/ja
Publication of JP2010251050A5 publication Critical patent/JP2010251050A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5526587B2 publication Critical patent/JP5526587B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Description

本発明は、導光板、および導光板を備える面発光装置に関する。
光源から照射された光源光を導光板の端面(入光端面)から面内方向に入射させ、これを面直方向に反射させて表裏両面側を面発光させる、いわゆるエッジライト型の両面発光式の面発光装置が知られている。
このような面発光装置は、看板やディスプレイ装置などの表示装置のほか、照明装置としても用いられている。
この種の面発光装置として、下記特許文献1には、反射シートを挟んで両側に導光板と拡散シートとをこの順に積層した表示装置が記載されている。この装置では、二枚の導光板の端面にまたがるようにして線状光源を装着し、導光板の面内方向に照射された光を反射シートによって面直方向の表裏両面側に反射している。
また、下記特許文献2には、表裏両面にV溝状のマイクロプリズムを平行に連続形成した導光板と、その端面に装着された線状光源とを備える面発光装置が記載されている。この装置では、開口を有する黒色の光吸収シートを導光板に対向して設けることで面内の輝度ムラを抑制している。
特開平10−187075号公報 特開2005−92192号公報
しかしながら、特許文献1に記載の面発光装置では、反射シートを挟んで二枚の導光板を貼り合わせる際に、接着剤や空気など、導光板とは屈折率の異なる層が導光板の間に挟み込まれることが問題となる。これは、所定の面積を有する二枚の導光板を接着する際に、導光板同士の間の空気を完全に除去することが困難であることに起因する。そして、可視光線の波長(約500nm)に対して無視できない厚さの空気層が導光板の間に局所的に封止されると、光の拡散性が部分的に変動して面発光装置の輝度ムラを生じることとなる。
また、特許文献2に記載の面発光装置では、光吸収シートの開口内部における輝度ムラは抑制されておらず、装置の面内で均一な面発光を得ることはできない。また、導光板の主面の一部を光吸収シートで覆った場合、導光板の面積に対する発光面積の比率、すなわち導光板の有効面積比率が低下することとなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、高い有効面積比率を確保することができるとともに、面内で均一な面発光を得ることのできる導光板、およびこれを用いた面発光装置を提供するものである。
本発明の導光板は、光透過性の基材の表裏両面に、前記基材の少なくとも一の入光端面から面内方向に照射された光を拡散反射する光透過性の凹凸パターンが、前記入光端面からの距離に応じて配列密度が高くなるようにそれぞれ分散して形成されていることを特徴とする。
上記の導光板によれば、凹凸パターンが基材の表裏両面に形成されているため、一枚の導光板によって両面発光式の面発光装置を得ることができる。このため、特許文献1に記載の面発光装置のように二枚の導光板を貼り合わせる必要がないため、空気層や接着剤層に起因する輝度ムラの発生が防止される。また、凹凸パターンの配列密度が入光端面からの距離に応じて高くなるため、光源から面内方向に入射した光を導光板の面内で均一に拡散反射することができる。このため、凹凸パターンの形成領域の全体を導光板の有効面積とすることができる。
また本発明の導光板においては、より具体的な実施の態様として、前記基材の表裏両面にそれぞれ形成された前記凹凸パターン同士が、前記光の照射方向に関して共通の位置に配置されていてもよい。
また本発明の導光板においては、より具体的な実施の態様として、前記基材の表裏両面にそれぞれ形成された前記凹凸パターン同士が、前記光の照射方向に関して互いにずれた位置に配置されていてもよい。
また本発明の導光板においては、より具体的な実施の態様として、前記基材が矩形状をなし、対向する一対の端面を第一および第二の前記入光端面とするとともに、
前記基材の表面に関して、前記凹凸パターンと前記第一の入光端面との距離、および前記凹凸パターンと前記第二の入光端面との距離が互いに等しく、
前記基材の裏面に関して、前記凹凸パターンと前記第一の入光端面との距離、および前記凹凸パターンと前記第二の入光端面との距離が互いに等しくてもよい。
また本発明の導光板においては、より具体的な実施の態様として、前記基材は、前記入光端面の延在方向の寸法が、前記光の照射方向の寸法よりも大きくてもよい。
本発明の面発光装置は、上記の導光板と、
前記入光端面の延在方向に離散的に配置されて前記導光板の面内方向に光をそれぞれ照射する複数個の発光素子と、
前記導光板の表裏両面にそれぞれ設けられ、前記凹凸パターンにより拡散反射して前記導光板から出射した前記光を拡散させる拡散板と、を備えている。
上記発明の面発光装置によれば、発光素子から照射された光を上述の導光板により面内に均一に拡散反射して出射し、さらに出射光を拡散板によって拡散させる。このため、面発光装置の表裏両面において輝度ムラのない面発光が実現される。
また本発明の面発光装置においては、より具体的な実施の態様として、対向する一対の入光端面に対して発光素子がそれぞれ複数個ずつ配置されていてもよい。
なお、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
本発明によれば、高い有効面積比率を確保することができるとともに、均一な面発光が得られる導光板および面発光装置が提供される。
(a)は本発明の第一実施形態の面発光装置の斜視図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。 第一実施形態および第一実施例に係る導光板と光源の平面模式図である。 光L(L〜L)の経路を示す模式図である。 (a)は第一変形例に係る面発光装置の斜視図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。 (a)は第二変形例、(b)は第三変形例に係る導光板と光源の平面模式図である。 (a)は実施例1、(b)は実施例2、(c)は実施例3に係る導光板における輝度プロファイルを示す図である。 第二実施例に係る導光板と光源の平面模式図である。 第三実施例に係る導光板と光源の平面模式図である。 実施例1〜3に係る導光板における輝度プロファイルを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、本実施の形態では、導光板や面発光装置の表面側と裏面側を規定して説明する。しかし、これは構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定するものであり、本発明を実施する製品の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
<第一実施形態>
はじめに、本実施形態の導光板および面発光装置の概要を説明する。
図1(a)は本実施形態の面発光装置100の斜視図であり、同図(b)はそのB−B断面図である。なお、同図(b)は模式図であり、便宜上、たとえば凹凸パターン15の寸法は誇張して図示している。
以下、説明のため、導光板10のうち光源30が配置されている入光端面12の延在方向を、導光板10および面発光装置100の長さ方向という。また、光Lの照射方向を、導光板10および面発光装置100の幅方向という。長さ方向および幅方向を図1(a)に図示する。
図1に示す本実施形態の面発光装置100は、導光板10と、複数個の発光素子31と、拡散板50とを備えている。
導光板10には、光透過性の基材11の表裏両面に、基材11の少なくとも一の入光端面12から面内方向に照射された光Lを拡散反射する光透過性の凹凸パターン15が、入光端面12からの距離に応じて配列密度が高くなるようにそれぞれ分散して形成されている。
発光素子31は、入光端面12の延在方向に離散的に配置されて導光板10の面内方向に光Lをそれぞれ照射する部材である。
拡散板50は、導光板10の表裏両面にそれぞれ設けられ、凹凸パターン15により拡散反射して導光板10から出射した光Lを拡散させる部材である。
ここで、基材11が光透過性であるとは、基材11の構成材料が可視光線を透過することを意味している。
導光板10や面発光装置100の面内方向とは、導光板10の法線方向に対して直交する方向を代表的には意味するが、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、導光板10の入光端面12から入射する光Lは、導光板10の面内方向に対して所定の角度を有していてもよい。
また、凹凸パターン15が光Lを拡散反射するとは、一つの凹凸パターン15に対する光Lの入射位置によって光Lの反射角度が複数通りに相違することを意味する。
また、凹凸パターン15の配列密度とは、導光板10を面直方向からみた場合の、単位面積あたりの凹凸パターン15の形成領域の占める割合を意味する。
つぎに、本実施形態をさらに詳細に説明する。
図1(b)に示すように、導光板10は、光透過性の基材11の表面13と裏面14に凹凸パターン15を分散して形成したものである。
凹凸パターン15は、いわゆるエッジライト型の光源30からの光Lを、均一な面発光に変えるための凹凸部である。本実施形態の凹凸パターン15は、離散的なドット状の網点パターンとして形成されている。
以下、凹凸パターン15を構成する個々の凹凸部をドット18という。
なお、ドット18の具体的な配置パターンは特に限定されず、一例としては正方格子状や千鳥状に配置することができる。
本実施形態の導光板10では、基材11と凹凸パターン15を共通の材料により一体形成している。より具体的には、本実施形態の導光板10には、基材11の材料である熱可塑性樹脂を凹凸加工することにより凹凸パターン15が形成されている。
熱可塑性樹脂の凹凸加工としては、凹凸パターン15に対応する凹穴または突起がそれぞれ形成された一対の金型による熱プレスを例示することができる。
凹凸パターン15は、基材11に対して凸に形成してもよく、または凹に形成してもよい。本実施形態の導光板10では、基材11の表面13および裏面14に対して、凹凸パターン15としてともに突起が形成されている。ただし本発明はこれに限られず、基材11の表面13と裏面14の一方を凸に形成し、他方を凹に形成してもよい。または、基材11の表面13と裏面14に対して凹穴および突起を混在して形成してもよい。
ただし、導光板10の表裏面に向かって光Lを均等に拡散反射する観点からは、基材11の表面13と裏面14に形成する凹凸パターン15は凹穴または突起で共通化することが好ましい。
凹凸パターン15の表面は粗面化されている。これにより、導光板10の内部を進行する光Lが凹凸パターン15で反射する際に反射角度がランダムとなり、光Lは面内に均一に拡散反射する。
凹凸パターン15の粗面化は、熱プレス用の金型に形成された凹穴または突起の表面に対するサンドブラストやエッチング等の粗面化処理によって行うことができる。このほか、導光板10に形成された凹凸パターン15に対して、後から粗面化処理を行ってもよい。
凹凸パターン15の表面の粗面化の程度は特に限定されないが、たとえば、十点平均粗さRz=10〜200μmとすることができる。
凹凸パターン15の寸法は特に限定されないが、直径0.5〜3mm程度の円柱状または半球状とすることができる。ここで、半球状とは、部分球面状を含む。凹凸パターン15の高さ(深さ)は、たとえば50〜100μmとすることができる。
図2は導光板10および光源30を表面13側から見た平面模式図である。
本実施形態の導光板10は、入光端面12からの距離に応じて凹凸パターン15の配列密度が高くなっている。
本実施形態の導光板10は、基材11が矩形状をなし、対向する一対の端面(小口)を入光端面12(第一の入光端面12aおよび第二の入光端面12b)としている。第一の入光端面12aおよび第二の入光端面12bには、それぞれ光源30が装着されている。
本実施形態の凹凸パターン15は、入光端面12に対して平行な直交格子上に配置されている。そして、凹凸パターン15は、第一の入光端面12aまたは第二の入光端面12bからの幅方向の距離が遠いほど、すなわち導光板10の幅方向の中央近傍ほど、その配列密度が高く形成されている。
なお、導光板10の他の一対の小口である端面16は、可視光線を鏡面反射する反射フィルム(図示せず)が貼付されて遮光されている。
ここで、凹凸パターン15の配列密度を高くする方法としては、たとえば以下の二つの態様を採用することができる。
第一には、凹凸パターン15を構成する各ドット18の径を共通化し、ドット18間のピッチを、導光板10の入光端面12から面央にかけて狭めていく態様である。
第二には、凹凸パターン15におけるドット18間のピッチを共通化し、ドット18の径を、導光板10の入光端面12から面央にかけて拡大していく態様である。
ここで、ドット18間のピッチとは、隣接するドット18同士の中心間距離である。
本実施形態の導光板10では第二の態様を採用している。すなわち、本実施形態の導光板10では、幅方向の中央近傍に位置するドット18ほど大径であり、入光端面12の近傍に位置するドット18ほど小径である。また、導光板10の長さ方向に並ぶドット18は同径である。
本実施形態のドット18はそれぞれ円柱状をなしており、各高さは共通である。
ただし、各ドット18の高さは、当該ドット18の径に応じて差異を設けてもよい。
なお、本発明においては、第一の態様と第二の態様を複合した凹凸パターン15を形成してもよい。すなわち、導光板10の入光端面12から面央にかけて、ドット18間のピッチを狭め、かつドット18の径を拡大させてもよい。
本実施形態の導光板10では、基材11の表面13および裏面14に形成された凹凸パターン15は、それぞれ光Lの照射方向(幅方向)に関して対称に配列されている。
すなわち、凹凸パターン15は、導光板10の幅方向の中心線(長さ方向に伸びる中心線)に対して対称配置されている。
これにより、本実施形態の導光板10では、対向する一対の入光端面12にそれぞれ取り付けられる光源30の放射輝度を互いに等しくした場合に、導光板10の面内で均一な面発光を得ることができる。
本実施形態の導光板10では、基材11の表面13に関して、凹凸パターン15aと第一の入光端面12aとの距離、および凹凸パターン15aと第二の入光端面12bとの距離が互いに等しい。また、基材11の裏面14に関しても、凹凸パターン15bと第一の入光端面12aとの距離、および凹凸パターン15bと第二の入光端面12bとの距離が互いに等しい。
ここで、入光端面12と凹凸パターン15との距離とは、凹凸パターン15のうちもっとも入光端面12に近接しているドット18の中心から当該入光端面12までの幅方向の長さをいう。かかる距離は、入光端面12から入射した光Lが到達する最初のドット18までの距離であり、光Lが最初に拡散する位置でもある。以下、かかる距離を、拡散開始距離という場合がある。
基材11の表裏両面にそれぞれ形成された凹凸パターン15同士は、光Lの照射方向(幅方向)に関して共通の位置に配置されている。
すなわち、基材11の表面13に形成された凹凸パターン15aと、基材11の裏面14に形成された凹凸パターン15bとは、光Lの照射方向に互いに重なり合う位置に設けられている。
より具体的には、本実施形態の導光板10では、表面13側の凹凸パターン15aと裏面14側の凹凸パターン15bとが互いに重なり合っている。
ここで、凹凸パターン15aと凹凸パターン15bとが互いに重なり合うとは、各凹凸パターン15を構成する多数のドット18のうち少なくとも一部同士が、導光板10の平面視において、互いに全体または一部領域が重なった状態にあることをいう。
そして、本実施形態の導光板10では、凹凸パターン15aおよび凹凸パターン15bをそれぞれ構成するすべてのドット18同士が、導光板10の平面視において互いに重なり合っている。
また、本実施形態の導光板10では、凹凸パターン15aと凹凸パターン15bとは、面内におけるドット18の形成位置、および基材11を挟んで対応するドット18同士の径が互いに共通である。
なお、本発明においては、基材11の表裏両面に対して、凹凸パターン15a、15bを光Lの照射方向(幅方向)に関して共通の位置とし、入光端面12の延在方向(長さ方向)に関して互いにずらして形成してもよい。この場合、後記実施例1と実施例2とを対照して詳述するように、発光素子31とドット18との長さ方向の位置関係によらず導光板10の所期の表面輝度を再現することができる。
また、基材11の表裏両面に対して、凹凸パターン15a、15bを光Lの照射方向(幅方向)に関して互いにずれた位置に形成してもよい。この場合、後記実施例1と実施例3とを対照して詳述するように、導光板10の輝度ムラを低減することができる。
導光板10に用いる熱可塑性樹脂は特に限定されないが、透明性を有するものが好ましく、アクリル系樹脂(メタクリル系樹脂)、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、非晶性ポリエステル樹脂、非晶性オレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、AS樹脂(アクリロニトリル、スチレン共重合化合物)を例示することができる。このうち、特にアクリル系樹脂を用いることで、平均輝度が高く、輝度分布の低下が少ない導光板を得ることができる。
アクリル系樹脂としては、透明性の観点から、メチルメタクリレートを50質量%以上含有することが好ましい。
本実施形態の導光板10に用いられるアクリル系の熱可塑性樹脂には、その他、メチルメタクリレート以外のアルキル(メタ)アクリレート単量体や、芳香族ビニル化合物を、共重合成分として含んでもよい。さらに、熱可塑性樹脂は、衝撃強度改良剤や難燃剤などの添加剤を含んでもよい。
また、導光板10には、その光学性能を損なわない限りにおいて、無機または有機の透明な充填剤を配合し、機械的強度や難燃性などを付与してもよい。
本実施形態の導光板10は、所定の厚みの板状をなしている。導光板10の厚みは、一例として、2mm以上、10mm以下とすることができる。上記範囲の厚みとすることで、導光板10に対して光源30からの光Lを効率的に入射させることができる。
導光板10の平面視形状、および立面視形状は特に限定されない。
本実施形態では、図1に示すように平面視矩形状の平坦な導光板10を例示するが、本発明はこれに限られない。すなわち、導光板10を円板状その他の非矩形状の平面視形状としてもよく、または導光板10を厚み方向に湾曲させてもよい。
本実施形態の光源30は、複数個の発光素子31を直線状に配列した線状光源である。発光素子31としては、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を例示することができる。離散的に配置される発光素子31の間隔は特に限定されないが、たとえば10〜20mmの等間隔とすることができる。
そして、発光素子31の配置間隔は、ドット18間のピッチと異なっている。具体的には、発光素子31の配置間隔は、ドット18間のピッチよりも大きい。
図1(b)に示すように、光源30は、複数個の発光素子31が直線上に装填されたベース部32と、ベース部32に対して電源を供給する給電ケーブル34とを備えている。
拡散板50は、導光板10から出射した光Lを拡散させることにより発光する部材であり、面発光装置100における発光体である。
拡散板50としては種々を用いることができ、粗面化処理したシート状の透明樹脂材料やガラス材料のほか、無機または有機粒子を分散させたシート状の樹脂材料を例示することができる。
保持枠40は、導光板10の入光端面12に装着されて、入光端面12を面発光装置100の外部から遮光するとともに、光源30から光Lを導光板10の面内方向に入射させる部材である。保持枠40は遮光性を有し、導光板10と、その表裏両面に積層された一対の拡散板50(50a,50b)とをあわせて保持している。
保持枠40の材質や形状は特に限定されないが、たとえばアルミニウムなどの金属材料を押出成形して得ることができる。
本実施形態の保持枠40は、拡散板50a,50bの側縁部を保持する所定幅の帯状のカバー部46と、複数個の発光素子31を並んで収容する空洞部44とを一体に備え、光源30を内部に収容する。
カバー部46は、面発光装置100においては光源30が設けられた入光端面12に沿って延在し、拡散板50a,50bにおける側縁部を帯状に遮光する。
図3は、光源30(発光素子31)より照射されて導光板10に入射し、凹凸パターン15で反射した光L(L〜L)を示す模式図である。同図では、導光板10および拡散板50の断面のハッチングは省略する。
保持枠40には、カバー部46の基端部に、導光板10の厚さ方向の内側に向かって立設された板状のストッパー部48が形成されている。ストッパー部48は、保持枠40の表裏両側から厚み方向の内側に向かってそれぞれ設けられている。ストッパー部48同士の間隔は、保持枠40の長さ方向(図3の紙面前後方向)にわたって均一である。すなわち、対向するストッパー部48同士の間にはスリット部49が形成されている。
スリット部49のスリット幅Wは、導光板10の板厚よりも小さい。このため、保持枠40を導光板10に装着するに際し、表裏側のカバー部46同士の間に拡散板50とともに導光板10を押入すると、ストッパー部48との当接によって導光板10は位置決めされる。これにより、導光板10の入光端面12と光源30との距離が、面発光装置100の長さ方向によらず一定となる。
そして、発光素子31から照射されてスリット部49を通過した光L(光L〜L)は、所定の拡散角度で広がりながら入光端面12より導光板10の面内方向に入射する。
同図に示すように、光Lには、導光板10の表面13または裏面14に形成された凹凸パターン15で拡散反射して、その反対面側より導光板10から出射するもの(光L)と、凹凸パターン15と同一面側より導光板10から出射するもの(光L)とがある。また、光Lには、凹凸パターン15で複数回にわたって拡散反射して導光板10から出射するもの(光L)も存在する。
本実施形態の面発光装置100では、光Lの反射が導光板10の表面13と裏面14とで等しく生じ、均等な輝度の両面発光を行うことが可能である。
導光板10の表面13および裏面14は、入光端面12に隣接する側縁部が保持枠40の帯状のカバー部46によって長さ方向に遮光されている。これにより、発光素子31から照射された光Lが入光端面12の近傍より光漏れすることを防いでいる。
また、導光板10の平坦部(基材11)では、光Lは鏡面反射または透過する。光Lが所定の臨界角よりも大きな角度(浅い角度)で基材11に入射した場合、光Lは鏡面反射して導光板10の内部に留まり、面内方向に進行する。
なお、光Lが凹凸パターン15で拡散反射して導光板10から出射すると、導光板10の面内方向に進行する光Lの光量が低下してゆく。これに対し、本実施形態の導光板10では入光端面12からの距離に応じて凹凸パターン15の配列密度が増大するため、導光板10の面内輝度が均一化される。
そして、導光板10から出射した光Lは、拡散板50で拡散されて、さらに面内輝度が均一化された状態で面発光装置100の外部に放射される。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
たとえば上記実施形態においては、図1に示すように、導光板10のうち対向する一対の小口を入光端面12として用いたが、本発明はこれに限られない。
図4(a)は本実施形態の第一変形例に係る面発光装置100の斜視図であり、同図(b)はそのB−B断面図である。
本変形例の面発光装置100は、図1に示す面発光装置を幅方向に所定の寸法で切断したものである。
より具体的には、図4(a)、(b)に示すように、導光板10の一の小口を入光端面12として用い、かかる入光端面12に光源30(発光素子31)が装着されている。
また、導光板10のうち、入光端面12以外の三辺に係る端面16には、反射フィルム(図示せず)が貼付されている。
そして、導光板10は、入光端面12から対向側の端面16aに向かって、凹凸パターン15の配列密度が幅方向に一方的に高くなっている。
このように、幅方向の寸法が比較的小さい面発光装置100に関しては、一式の光源30のみを用いて均一な面発光を実現することができる。
図5(a)、(b)は、それぞれ本実施形態の第二変形例および第三変形例に係る導光板10および光源30の平面模式図である。
同図(a)に示す導光板10は平面視が正方形をなし、四辺のすべてが入光端面12として用いられるものである。
導光板10の表裏面に形成された凹凸パターン15の配列密度は、正方形板状の基材11の面央においてもっとも高く、各辺の近傍において最も低く構成されている。
より具体的には、第二変形例に係る導光板10では、凹凸パターン15を構成するドット18同士のピッチは面内で均一である。そして、基材11の面央近傍に配置されたドット18aの径は最大であり、基材11の周縁近傍に配置されたドット18bの径は最小である。
本変形例に係る導光板10を用いて面発光装置100を構成する場合は、四辺の入光端面12に対して、同図(a)に示すように、それぞれ光源30を装着する。
同図(b)に示す導光板10は平面視が円形をなし、周回状の端面が入光端面12として用いられるものである。
導光板10の表裏面に形成された凹凸パターン15の配列密度は、円板状の基材11の面央においてもっとも高く、各辺の近傍において最も低く構成されている。
より具体的には、第三変形例に係る導光板10では、凹凸パターン15を構成するドット18は基材11の面央を中心として同心円上に複数列に配置されている。
そして、基材11の面央近傍に配置されたドット18aの径は最大であり、基材11の周縁近傍に配置されたドット18bの径は最小である。
本変形例に係る導光板10に光源30を装着して面発光装置100を構成する場合は、同図(b)に示すように、基材11の周囲に発光素子31を等間隔で分散配置するとよい。
すなわち、上記第二および第三変形例に例示するように導光板10の全周に光源30を設ける場合には、凹凸パターン15の配列密度を、基材11の面央を中心として放射状に減少させてもよい。
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明の面発光装置および保持枠は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図2に示す導光板10の表面における輝度を数値シミュレーションにより算出した。
算出条件として、基材11は、長さ1820mm×幅910mm×厚さ8mmのメタクリル樹脂の長方形の板材とした。
すなわち、本実施例の基材11は、入光端面12の延在方向(長さ方向)の寸法が、光Lの照射方向(幅方向)の寸法よりも大きいものとした。
基材11の表面13および裏面14には、円柱状のドット18をそれぞれ直交格子上に分散して立設した凹凸パターン15a、15bを形成した。
そして、導光板10の長さ方向の二つの端面を入光端面12として、それぞれに発光素子31を配置した。
発光素子31は、対向する一対の入光端面12に対してそれぞれ複数個ずつ配置した。
具体的には、各発光素子31の光度(放射強度)は4[cd]、光Lの配向角度は110度とした。また、発光素子31同士の配置間隔は15mmとした。
ドット18の寸法は、入光端面12にもっとも近接する列(最外列)では直径0.8mmとし、幅方向の中央の列(最内列)では2.02mmとした。
そして、図2における上下2列の最外列から、中央の最内列に向かってドット18の径を漸増させた。
なお、隣接するドット18間のピッチは、幅方向を2.14mm、長さ方向を1.87mmでそれぞれ均一とした。
また、ドット18の高さは0.08mmで共通とした。
本実施例では、図2に示すように、導光板10の表裏面におけるドット18を共通の位置に形成した。
かかる導光板10に対して、発光素子31から幅方向に光Lを照射した場合の導光板10の表面13における輝度を算出した。
具体的には、導光板10の長さ方向の略中央において、光Lの照射方向、すなわち導光板10の幅方向に、直線上の複数点における輝度を算出した。輝度の算出点は、入光端面12からの距離が30mmから880mmまでの50mmごとの位置とした。
そして、輝度を算出する直線(算出ライン)を、導光板10の長さ方向に1mmずつ変えて、5本の算出ラインにおける導光板10の表面輝度の変化(輝度プロファイル)を算出した。
本実施例に係る輝度プロファイルを図6(a)に示した。同図は、5本の算出ラインにおける導光板10の表面輝度を、入光端面12からの距離ごとにプロットしたものである。
図6(a)では、入光端面12からの距離が30mmから455mmまでの算出結果を図示し、455mmから880mmまでの算出結果は図示を省略した。本実施例の導光板10および発光素子31は幅方向に対称(図2における上下対称)に構成されているため、入光端面12からの距離が455mmから880mmまでの輝度は、図6(a)の右端を中心に鏡面対称のプロファイルとなった。
(実施例2)
図7に示す導光板10の表面における輝度を数値シミュレーションにより算出した。
同図に示すように、本実施例に係る導光板10では、ドット18は入光端面12に平行な直交格子上に配置した。そして、表面13側の凹凸パターン15aと裏面14側の凹凸パターン15bとは互いに長さ方向にずれあい、幅方向には一致させた。
より具体的には、凹凸パターン15aと凹凸パターン15bとは、長さ方向に半ピッチ分の長さ、すなわち1.87mm/2=0.935mmだけ互いにずらした。
また、基材11の表面13および裏面14に形成された凹凸パターン15a、15bは、それぞれ幅方向に関して対称に配列した。
本実施例の導光板10は、第一実施例と同様に、基材11の表面13に関して、凹凸パターン15aと第一の入光端面12aとの距離、および凹凸パターン15aと第二の入光端面12bとの距離が互いに等しいものとした。また、基材11の裏面14に関しても、凹凸パターン15bと第一の入光端面12aとの距離、および凹凸パターン15bと第二の入光端面12bとの距離が互いに等しいものとした。
すなわち、本実施例の導光板10では、表面13側の拡散開始距離が両幅側で等しく、裏面14側の拡散開始距離も両幅側で等しいものとした。そして、表裏面の拡散開始距離も互いに等しいものとした。
そして、本実施例に用いる導光板10では、凹凸パターン15aと15bとは光の照射方向(幅方向)に関しては共通の位置に配置した。したがって、入光端面12(第一の入光端面12aまたは第二の入光端面12b)と凹凸パターン15(15aまたは15b)との距離は、基材11の表面13と裏面14とで同じとした。
本実施例に係る輝度プロファイルを図6(b)に示した。同図は、実施例1と共通の5本の算出ライン上における導光板10の表面輝度を、入光端面12からの距離ごとに30mmから455mmまでプロットしたものである。
(実施例3)
図8に示す導光板10の表面における輝度を数値シミュレーションにより算出した。
同図に示すように、本実施例に係る導光板10では、ドット18は入光端面12に平行な直交格子上に配置した。そして、基材11の表裏両面にそれぞれ形成された凹凸パターン15a、15b同士は、光Lの照射方向に関して互いにずれた位置に配置した。
より具体的には、凹凸パターン15aと凹凸パターン15bとは、幅方向に半ピッチ分の長さ、すなわち2.14mm/2=1.07mmだけ互いにずらした。
図8に示すように、本実施例の導光板10では、幅方向に並ぶドット18の行数が表面13側と裏面14側とで相違させたものとした。具体的には、表面13側の凹凸パターン15aに対し、裏面14側の凹凸パターン15bは、ドット18が横一列分だけ少ないものとした。
本実施例の導光板10は、第一および第二実施例と同様に、基材11の表面13に関して、凹凸パターン15aと第一の入光端面12aとの距離、および凹凸パターン15aと第二の入光端面12bとの距離が互いに等しいものとした。また、基材11の裏面14に関しても、凹凸パターン15bと第一の入光端面12aとの距離、および凹凸パターン15bと第二の入光端面12bとの距離が互いに等しいものとした。
そして、基材11の表面13側における入光端面12(第一の入光端面12aまたは第二の入光端面12b)と凹凸パターン15(15aまたは15b)との距離は、基材11の裏面14側における当該距離よりも短いものとした。
すなわち、本実施例の導光板10では、表面13側の拡散開始距離が両幅側で等しく、裏面14側の拡散開始距離も両幅側で等しいものとした。そして、表裏面における拡散開始距離は互いに相違し、具体的には、表面13における拡散開始距離の方が短いものとした。
なお、本実施例の表面13側における入光端面12と凹凸パターン15aとの距離は、実施例1の導光板10における当該距離と同じとした。
基材11の表面13および裏面14に形成された凹凸パターン15a、15bは、それぞれ光Lの照射方向(幅方向)に関して対称に配列した。
本実施例に係る輝度プロファイルを図6(c)に示した。同図は、実施例1と共通の5本の算出ライン上における導光板10の表面輝度を、入光端面12からの距離ごとに30mmから455mmまでプロットしたものである。
図9は、実施例1〜3に係る導光板10における輝度プロファイルを示す図であり、図6(a)〜(c)に示した5本の算出ライン上における輝度算出値を平均したものである。
図9に示すように、実施例1(Case1)では、輝度の最大最小差は22.4[cd/m2]であった。また、入光端面12からの距離が30mmから455mmまでに含まれる輝度算出点(すなわち、入光端面12より30mmの位置から、430mmの位置までの合計9点の算出点)における輝度の標準偏差は7.4[cd/m2]であった。
実施例2(Case2)では、輝度の最大最小差は22.1[cd/m2]であった。また、入光端面12からの距離が30mmから455mmまでに含まれる輝度算出点における輝度の標準偏差は7.1[cd/m2]であった。
実施例3(Case3)では、輝度の最大最小差は14.6[cd/m2]であった。また、入光端面12からの距離が30mmから455mmまでに含まれる輝度算出点における輝度の標準偏差は4.7[cd/m2]であった。
以上の実施例より以下の知見が得られた。
実施例1と実施例2とを対比すると、図9に示すように、導光板10の表面輝度は両者でほぼ一致していることがわかる。すなわち、光Lの照射方向に関して共通の位置に配置された凹凸パターン15a、15bを導光板10の表裏面で長さ方向に互いにずらしても、導光板10の表面輝度には影響がほとんどないことがわかる。
このことより、実施例1および実施例2のように、入光端面12に対して複数個の発光素子31を離散的に配置し、発光素子31の配置間隔とドット18のピッチとが互いに相違する場合も、導光板10の面内において輝度ムラが生じないことがわかる。各発光素子31とドット18との位置関係によらず、導光板10の輝度プロファイルが長さ方向に共通となるためである。
したがって、導光板10に対向する二辺を入光端面12として二式の光源30をこれに装着する場合にも、対向する光源30における発光素子31同士を厳密に対向配置する必要がない。
また、導光板10の表裏面の凹凸パターン15a、15bを長さ方向に互いにずらしても導光板10の表面輝度への影響がほとんどないことから、ドット18の形成に際して入光端面12の延在方向には位置精度が求められないことがわかる。これにより、基材11の熱プレスによってドット18を形成する場合、基材11の表面13側のプレス金型と、裏面14側のプレス金型との位置合わせに関し、入光端面12の延在方向には高い精度が求められないことがわかる。
ここで、実施例1および実施例2のように入光端面12の延在方向の寸法が光Lの照射方向の寸法よりも大きい基材11を用いる場合には、相対的に入光端面12の延在方向に関する凹凸パターン15の位置精度が低下しやすい。これに対し、実施例3の結果によれば、入光端面12の延在方向の位置精度によらず、導光板10の所期の輝度プロファイルが再現されることがわかる。
また、実施例3は、実施例1に比べて導光板10の輝度ムラが抑えられたことがわかる。具体的には、入光端面12からの距離が30mmから455mmまでに含まれる輝度算出点における輝度プロファイルの最大最小差は、22.4[cd/m2]から14.6[cd/m2]まで約35%抑制された。また、同輝度算出点(合計9点)における輝度算出値の標準偏差は、7.4[cd/m2]から4.7[cd/m2]まで約36%低減された。
実施例3は、実施例1に対し、導光板10の両幅側における拡散開始距離が、表裏各面において個別にそれぞれ等しい点で共通し、凹凸パターン15が表裏面で幅方向に互いにずれた位置にある点で相違する。そして、かかる相違に起因して、導光板10の表裏面全体における面内輝度が均一化されている。これは、導光板10に入射した直後の高強度の光Lの拡散反射が入光端面12の近傍に集中することが抑制されているためである。なお、上記実施例の導光板10のように、光透過性のドット18によって導光板10の表裏両側に光Lを均等に拡散反射することにより、拡散開始距離を表裏各面で互いに相異させても、導光板10の表裏面に輝度ムラが生じることがない。
10 導光板
11 基材
12 入光端面
13 表面
14 裏面
15 凹凸パターン
16 端面
18 ドット
30 光源
31 発光素子
32 ベース部
34 給電ケーブル
40 保持枠
44 空洞部
46 カバー部
48 ストッパー部
49 スリット部
50 拡散板
100 面発光装置
L 光

Claims (6)

  1. 光透過性の基材の表裏両面に、前記基材の少なくとも一の入光端面から面内方向に照射された光を拡散反射する光透過性の凹凸パターンが、前記入光端面からの距離に応じて配列密度が高くなるようにそれぞれ分散して形成されており、
    前記基材が矩形状をなし、対向する一対の端面を前記入光端面とするとともに、
    前記基材の表面に関して、前記凹凸パターンが前記入光端面の延在方向に伸びる前記基材の中心線に対して対称配置されており、
    前記基材の裏面に関して、前記凹凸パターンが前記入光端面の延在方向に伸びる前記基材の中心線に対して対称配置されており、
    前記基材の表裏両面にそれぞれ形成された前記凹凸パターン同士が、前記光の照射方向に関して互いにずれた位置に配置されており、
    光の反射が前記基材の表面と裏面とで等しく生じる導光板。
  2. 前記凹凸パターンは円柱状のドットからなる請求項1に記載の導光板。
  3. 前記凹凸パターンの表面は粗面化されている請求項1または2に記載の導光板。
  4. 前記基材は、前記入光端面の延在方向の寸法が、前記光の照射方向の寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の導光板。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の導光板と、
    前記入光端面の延在方向に離散的に配置されて前記導光板の面内方向に光をそれぞれ照射する複数個の発光素子と、
    前記導光板の表裏両面にそれぞれ設けられ、前記凹凸パターンにより拡散反射して前記導光板から出射した前記光を拡散させる拡散板と、
    を備えることを特徴とする面発光装置。
  6. 前記発光素子が、対向する一対の入光端面に対してそれぞれ複数個ずつ配置されていることを特徴とする請求項に記載の面発光装置。
JP2009097962A 2009-04-14 2009-04-14 導光板および面発光装置 Expired - Fee Related JP5526587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009097962A JP5526587B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 導光板および面発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009097962A JP5526587B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 導光板および面発光装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010251050A JP2010251050A (ja) 2010-11-04
JP2010251050A5 JP2010251050A5 (ja) 2012-06-07
JP5526587B2 true JP5526587B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=43313165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009097962A Expired - Fee Related JP5526587B2 (ja) 2009-04-14 2009-04-14 導光板および面発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5526587B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011170986A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 I-Ene Planning Co Ltd Ledエッジライトを使用した、円形叉は楕円形の発光板
JP2012109070A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 K Project:Kk 面発光装置
JP2012195287A (ja) * 2011-03-01 2012-10-11 Skg:Kk バックライト装置、看板装置、これらに用いられる導光板の製造方法
TW201248222A (en) * 2011-05-16 2012-12-01 Ichia Tech Inc Light guide plate structure
US8585237B2 (en) * 2011-05-27 2013-11-19 Lg Innotek Co., Ltd. Lighting module
KR101137796B1 (ko) * 2011-05-30 2012-04-18 주식회사 앤앤드에프 광학부재 및 그 제조방법
WO2013042602A1 (ja) * 2011-09-20 2013-03-28 シャープ株式会社 照明装置およびそれを備えた表示装置
JP5884070B2 (ja) * 2011-12-16 2016-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具
SG193229A1 (en) 2012-03-05 2013-10-30 Skg Co Ltd Light guide plate, display unit including the light guide plate, traffic sign including the display unit, and method of manufacturing the light guide plate and method of manufacturing the traffic sign
JP6128761B2 (ja) * 2012-06-20 2017-05-17 三菱電機株式会社 面光源装置および液晶表示装置
JP2014067525A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Sumitomo Chemical Co Ltd エッジライト型面発光調光装置
JP5812965B2 (ja) * 2012-10-12 2015-11-17 豊国工業株式会社 人工光利用型植物工場向け照明装置
TWI490572B (zh) * 2013-05-06 2015-07-01 Skg Co Ltd 導光板及其製造方法、顯示裝置、道路標識及其製造方法
JP2015032565A (ja) * 2013-08-07 2015-02-16 三菱レイヨン株式会社 積層体、積層体の製造方法、光源装置用導光体及び光源装置
US20190072704A1 (en) * 2016-04-13 2019-03-07 Sharp Kabushiki Kaisha Light-guide plate, lighting device and display device using same light-guide plate

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006236749A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Puraruto:Kk 光源装置および表示装置
KR100785025B1 (ko) * 2006-10-26 2007-12-12 삼성전자주식회사 디스플레이 소자용 양면 조명장치 및 이를 채용한 양면디스플레이 소자
KR20090034608A (ko) * 2007-10-04 2009-04-08 삼성전자주식회사 일체형 도광판과 이를 구비하는 백라이트장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010251050A (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5526587B2 (ja) 導光板および面発光装置
JP5332849B2 (ja) 面発光装置および保持枠
JP4870826B2 (ja) 発光装置、面光源装置、及び表示装置
JP2009164101A (ja) バックライト
TW201202624A (en) Edge-light type lighting device
JP2010249993A (ja) 導光板の製造方法および導光板
JP5195116B2 (ja) 面光源装置及び画像表示装置
KR101949667B1 (ko) 조명 장치
JP2010218693A (ja) 点状光源用導光板
JP2007121675A (ja) 液晶表示装置
JP4085373B2 (ja) 面状照明装置
JP6093748B2 (ja) 光束制御部材、発光装置、面光源装置、及び表示装置
JP5792031B2 (ja) 導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置
JP2012054056A (ja) 大型発光装置、照明および大型表示装置
KR20120054765A (ko) 백라이트 유닛의 제조방법
KR20080037308A (ko) 프리즘 시트, 이를 구비한 백라이트 유닛 및 그 제조방법
JP2010212083A (ja) 光源ユニット、照明装置および液晶表示装置
JP2011076790A (ja) 導光板、及びその導光板を備える面光源装置
JP5984363B2 (ja) 導光板、面光源装置及び透過型画像表示装置
JP2007065570A (ja) 光ミキシング素子及びそれを用いた面光源装置
JPWO2009001802A1 (ja) 照明装置
JP2010210827A (ja) 光線制御ユニット
JP2009164100A (ja) バックライト
TWI360696B (en) Optical plate and backlight module using the same
JPH09147615A (ja) 面発光器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120413

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5526587

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees