JP2015128033A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、信頼性の高い表示装置を提供することを目的とする。または、製造コストの低い表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の表示装置は、可撓性を有する第1基板と、第1基板に対向して配置された可撓性を有する第2基板と、第1基板の表示領域に配置された発光素子と、発光素子を覆い、表示領域から第1基板および第2基板の端部まで延在する封止材と、を有する。封止材は固体であり、また、第1基板および第2基板の端部より内側に存在する。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の表示装置は、可撓性を有する第1基板と、第1基板に対向して配置された可撓性を有する第2基板と、第1基板の表示領域に配置された発光素子と、発光素子を覆い、表示領域から第1基板および第2基板の端部まで延在する封止材と、を有する。封止材は固体であり、また、第1基板および第2基板の端部より内側に存在する。
【選択図】図3
Description
本発明は、表示装置、表示装置形成基板および表示装置の製造方法に関し、開示される一実施形態は画素の封止構造に関する。
近年、モバイル用途の発光表示装置において、高精細化や低消費電力化に対する要求が強くなってきている。モバイル用途の表示装置としては、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device:LCD)や、有機EL表示装置等の自発光素子(OLED:Organic Light−Emitting Diode)を利用した表示装置や、電子ペーパー等が採用されている。
その中でも、有機EL表示装置や電子ペーパーは液晶表示装置で必要であったバックライトや偏光板が不要であり、さらに発光素子の駆動電圧が低いため、低消費電力かつ薄型発光表示装置として非常に注目を集めている。また、薄膜だけで表示装置を形成することができるため、折り曲げ可能(フレキシブル)な表示装置を実現することができる。さらに、ガラス基板を使用しないため、軽く、壊れにくい表示装置を実現することが可能であり、非常に注目を集めている。
有機EL表示装置の各画素に配置された有機EL素子などの発光素子は、酸素や水分に曝されると劣化して発光効率が低下することが知られている。この問題を解消するために、例えば特許文献1では、発光素子の周囲を完全に取り囲むようにシール材を形成し、対向する2つの基板およびシール材によって取り囲まれた領域に封止材として樹脂材料を充填することで、外部からの酸素や水分が侵入することを抑制する技術が開示されている。
また、フレキシブル表示装置では、可撓性基板を使用している。可撓性基板は10μmオーダーの非常に薄い膜を使用することができるが、薄膜の可撓性基板は単体では内部応力によって反りが発生してしまう。
特許文献1に示すような構造において可撓性基板を用いると、シール材よりも外側では、対向するそれぞれの基板は固定されずに単体で存在する。したがって、シール材よりも外側では、対向するそれぞれの基板が内部応力によって反ってしまう。この「反り」によって、基板とシール材とが剥離する方向の力がシール材の端部に作用し続けると、基板の剥離という問題を引き起こしてしまう。基板とシール材とが剥離すると、外観の美化が損なわれるだけでなく、外部からの酸素や水分に対する阻止能が低下し、発光素子の劣化を引き起こす。その結果、表示装置の信頼性を低下させてしまう。また、剥離の状態がより悪化すると、基板が完全に剥離してしまい、表示装置の画像表示自体に悪影響を与える場合もある。
また、特許文献1に示す表示装置は、1つの表示装置毎にシール材および封止材を形成する構成である。シール材の形成は、ディップ法やインクジェット法などで行われるが、シール材のパターンを形成する時間だけでなく、シール材を形成する基板に対してアライメントを取る時間も要する。つまり、各表示装置にシール材および封止材をそれぞれ形成する構成ではタクトが悪く、製造工程の長期化や製造コストの増加などの問題を引き起こしてしまう。
本発明は、信頼性の高い表示装置を提供することを目的とする。または、製造コストの低い表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による表示装置は、可撓性を有する第1基板と、第1基板に対向して配置された可撓性を有する第2基板と、第1基板の表示領域に配置された発光素子と、発光素子を覆い、表示領域から第1基板および第2基板の端部まで延在する封止材と、を有する。
また、別の好ましい態様において、封止材は固体であってもよい。
また、別の好ましい態様において、封止材の端部は、第1基板および第2基板の端部と略同じ位置、または、第1基板および第2基板の端部より内側に存在してもよい。
また、別の好ましい態様において、表示領域と、第1基板が第2基板から露出され、外部素子が接続される端子領域と、の間に、第1基板の1辺から1辺に対向する他辺に延在する第1シール材を有してもよい。
また、別の好ましい態様において、表示領域に対して、第1シール材が配置された辺とは異なる少なくとも一つの辺に配置されたスペーサを有してもよい。
また、別の好ましい態様において、表示領域を介して第1シール材と対向する領域に配置されたスペーサを有してもよい。
また、別の好ましい態様において、スペーサは第2シール材であってもよい。
また、別の好ましい態様において、第2シール材はスリットが設けられていてもよい。
本発明の一実施形態による表示装置は、可撓性を有する第1基板と、第1基板に対向して配置された可撓性を有する第2基板と、第1基板の表示領域に配置された発光素子と、第1基板および第2基板の端部を固定する固定部、を有する。
また、別の好ましい態様において、封止材の端部は、第1基板および第2基板の端部と略同じ位置、または、第1基板および第2基板の端部より内側に存在してもよい。
また、別の好ましい態様において、表示領域と、表示領域の周辺に位置し、外部素子が接続される端子領域と、の間に、第1基板の1辺から1辺に対向する他辺に延在する第1シール材を有してもよい。
また、別の好ましい態様において、表示領域に対して、第1シール材が配置された辺とは異なる少なくとも一つの辺に配置されたスペーサを有してもよい。
また、別の好ましい態様において、表示領域を介して第1シール材と対向する領域に配置されたスペーサを有してもよい。
また、別の好ましい態様において、スペーサは第2シール材であってもよい。
また、別の好ましい態様において、第2シール材はスリットが設けられていてもよい。
本発明の一実施形態による表示装置形成基板は、複数のパネルが配置された基板において、パネルは、第1基板と、第1基板に対向して配置された第2基板と、第1基板の表示領域に配置された発光素子と、複数のパネルの表示領域、および、表示領域の周辺に位置し、外部素子が接続される、複数のパネルの端子領域、を分離するシール材と、シール材に囲まれた領域に配置され、複数のパネルに共通して配置された封止材と、を有する。
また、別の好ましい態様において、隣接するパネルの各々の端子領域は、シール材を介して互いに対向する領域に配置されてもよい。
また、別の好ましい態様において、各々のパネルにおいて、シール材は、さらに表示領域を介して端子領域と対向する領域に配置されてもよい。
本発明の一実施形態による表示装置の製造方法は、第1基板を準備し、第1基板の複数の表示領域に、発光素子を形成し、複数の表示領域と、各々の表示領域の周辺に位置し、外部素子が接続される複数の端子領域と、を分離するようにシール材を形成し、シール材に囲まれた領域に、複数の表示領域に共通する封止材を形成し、複数の表示領域に対向するように第2基板と第1基板とを貼り合せ、隣接する表示領域間で各々のパネルに分割する。
また、別の好ましい態様において、第1基板および第2基板は可撓性であってもよい。
また、別の好ましい態様において、隣接するパネルの各々の端子領域は、シール材を介して互いに対向する領域に配置されてもよい。
また、別の好ましい態様において、各々のパネルにおいて、シール材は、さらに表示領域を介して端子領域と対向する領域に配置されてもよい。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
<実施形態1>
図1乃至4を用いて、本発明の実施形態1に係る表示装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態1における表示装置の斜視図を示す図である。また、図2は、本発明の実施形態1における表示装置の平面図を示す図である。また、図3は、本発明の実施形態1における表示装置のA−B断面図を示す図である。また、図4は、本発明の実施形態1における表示装置のC−D断面図を示す図である。
図1乃至4を用いて、本発明の実施形態1に係る表示装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態1における表示装置の斜視図を示す図である。また、図2は、本発明の実施形態1における表示装置の平面図を示す図である。また、図3は、本発明の実施形態1における表示装置のA−B断面図を示す図である。また、図4は、本発明の実施形態1における表示装置のC−D断面図を示す図である。
図1および2に示すように、実施形態1に示す表示装置は、発光素子を有する複数の画素がマトリクス状に配置された可撓性を有する基板100、基板100に対向して配置された可撓性を有する対向基板200、基板100が対向基板200から露出された端子領域310に接続されたドライバIC300およびFPC400などの外部素子を有する。基板100は、表示領域110と表示領域110の周辺に位置する周辺領域120とに分けられる。表示領域110には、発光素子を有する複数の画素がマトリクス状に配置されている。周辺領域120には、ドライバIC300およびFPC400などの外部素子からの信号を受信し、表示領域110に配置された各画素を駆動させる駆動回路が配置されている。
また、基板100と対向基板200との間にはシール材210および封止材220が配置されている。図2に示すように、シール材210は、表示領域110と端子領域310との間に、基板100の第1辺101から表示領域110を介して第1辺101に対向する第2辺102まで延在している。換言すると、シール材210は表示領域110と端子領域310とを隔離するように配置されており、封止材220は表示領域110側に配置されている。
ここで、封止材220は図2では図示されていないが、図1および図3を参照すれば分かるように、表示領域110および周辺領域120に配置されている。また、換言すると、封止材220は表示領域110および周辺領域120を覆うように配置されており、表示領域110および周辺領域120と端子領域310との間に配置されたシール材210によって塞き止められている。ここで、封止材220としては、固体封止材を使用することが好ましい。FPC400には、駆動回路を制御するコントローラ回路に接続される端子部410が備えられている。
次に、図3を用いて、図2のA−B断面の構造について説明する。図3に示すように、基板100上にはトランジスタ層111が配置されており、トランジスタ層111上に発光素子112が配置されている。トランジスタ層111および発光素子112は封止材220で覆われている。封止材220は表示領域110から基板100および対向基板200の端部まで延在している。基板100および対向基板200の端部における封止材220は、両基板を固定する固定部としても機能する。
また、封止材220の端部は基板100および対向基板200の端部と略同じ位置、または、基板100および対向基板200の端部より内側に存在している。換言すると、基板100および対向基板200の側面には封止材220は形成されていない。ただし、封止材220が基板100および対向基板200の端部から少しでも外側に突出した構造を排除するものではない。つまり、本発明の目的を達成できる範囲内であれば、封止材220が基板100および対向基板200の端部よりも外側に突出していてもよい。また、封止材220は基板100と対向基板200とを接着させる機能を有していることが好ましい。
次に、図4を用いて、図2のC−D断面の構造について説明する。図4に示すように、基板100および対向基板200の第1端部113は、図3に示す基板100および対向基板200の端部と同様に、封止材220が基板100および対向基板200の端部まで延在している。一方、対向基板200の第2端部114は、第1端部113とは異なり、端部まで封止材220が存在しておらず、第2端部114付近にシール材210が配置されている。図2でも説明したが、シール材210は表示領域110と端子領域310との間に配置されており、封止材220を塞き止めるように配置されている。
ここで、図4では、対向基板200の第2端部114よりも内側にシール材210が形成された構造を例示したが、この構造に限定されず、シール材210が対向基板200の第2端部114に配置されていてもよく、また、シール材210が対向基板200の第2端部114よりも外側まで存在していてもよい。
<従来例の問題点>
ここで、従来の表示装置構成と、その問題点について図23および24を用いて説明する。図23は、従来の表示装置の平面図を示す図である。また、図24は、従来の表示装置のJ−K断面図を示す図である。
ここで、従来の表示装置構成と、その問題点について図23および24を用いて説明する。図23は、従来の表示装置の平面図を示す図である。また、図24は、従来の表示装置のJ−K断面図を示す図である。
図23では、図2とは異なり、シール材215が表示領域110を囲むように配置されており、基板端部とシール材215との間、シール材215と表示領域110との間にはオフセットが設けられている。これらのオフセットは、シール材215を形成する際に、装置のアライメント精度を考慮して設定される。基板端部とシール材215との間のオフセットは、シール材215を塗布する際に基板外に落ちることを防ぐために設けられる。また、シール材215と表示領域110との間のオフセットは、シール材215に含まれる粒子状のスペーサが発光素子を押圧して、発光不良を引き起こすことを防ぐために設けられる。
上記のように、周辺領域120の幅は、シール材215の線幅およびシール材215を塗布する装置のアライメント精度を考慮して設定する必要があり、周辺領域120を狭くして表示領域を広く確保する、いわゆる「狭額縁化」の障害となる。
また、シール材の外側のオフセット領域においては、図24のように、基板100および対向基板200は固定されない。フレキシブル表示装置で使用される可撓性基板は、内部応力によって反りが発生しやすい。したがって、図24に示すように、シール材の外側のオフセット領域では、基板100および対向基板200が反ってしまう場合がある。
図24のように、基板100または対向基板200に反りが生じると、例えば、対向基板200とシール材210との接着点201には対向基板200とシール材210とが剥離する方向に力が作用する。このような反りの影響で、例えば対向基板200とシール材210とが剥離すると、外部からの酸素や水分に対する阻止能が低下し、発光素子の劣化を引き起こす。また、剥離の状態がより悪化すると、対向基板200が完全に剥離してしまい、表示装置の画像表示自体に悪影響を与える場合もある。
従来例と比較すると、実施形態1に示した特徴を有する表示装置では、シール材210は、少なくとも表示領域110と端子領域310との間に存在すればよい。つまり、例えば第1辺101や第2辺102付近の領域のように、周辺領域の幅を狭めたい部分にはシール材を配置しないことで、狭額縁化を実現することができる。
また、封止材220が表示領域110から基板100および対向基板200の端部まで延在することで、両基板の端部を固定することができる。その結果、基板100または対向基板200の反りを抑制し、基板とシール材が剥離する問題を抑制することができる。
また、封止材220が基板100および対向基板200の端部より内側に存在し、基板100および対向基板200の側面には存在しない構造にしたとしても、封止材220の端部から基板100および対向基板200の端部までの幅(即ち封止材220の外側のオフセット領域の幅)は、図23、図24に示すシール材の外側のオフセット領域の幅よりも小さく形成することが可能である。これは、シール材よりも封止材の方が、硬化前の粘度が低いからである。よって、封止材220が基板100および対向基板200の端部より内側に存在し、基板100および対向基板200の側面には存在しない構造においても、基板100または対向基板200の反りを抑制することができる。
更に、図23、図24に示す従来の構造においては、貼り合せた基板の側面から樹脂を塗布して補強し、基板の反りを抑制する技術が知られているが、10μmオーダーの非常に薄い可撓性基板を用いる場合、可撓性基板の側面から樹脂を塗布することは困難である。実施形態1に示した封止材220が基板100および対向基板200の端部より内側に存在し、基板100および対向基板200の側面には存在しない構造においては、基板の側面から樹脂を塗布する工程を用いなくても、基板100または対向基板200の反りを抑制することができる。
次に、実施形態1の変形例について、図5乃至11を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態1の変形例1における表示装置のA−B断面図を示す図である。図5は図3と類似しているが、封止材220の端部が内側に凹んだ凹部221が設けられている点において図3と異なる。しかし、図5の例においても、封止材220は表示領域110から基板100および対向基板200の端部まで延在しており、図3に示した実施形態1と同等の効果を得ることができる。
図6は、本発明の実施形態1の変形例2における表示装置のA−B断面図を示す図である。図6は図3と類似しているが、封止材220の端部が基板100および対向基板200の端部まで達していない点において図3と異なる。図6のような構造であっても、封止材220が基板100および対向基板200の端部を固定する固定部としての機能を有していれば、図3に示した実施形態1と同等の効果を得ることができる。
具体的には、封止材220の端部と基板100または対向基板200の端部との距離222が、好ましくは基板100または対向基板200の厚さの100倍以下であるとよい。より好ましくは、距離222が基板100または対向基板200の厚さの20倍以下であるとよい。より好ましくは、距離222が基板100または対向基板200の厚さの5倍以下であるとよい。
図7は、本発明の実施形態1の変形例3における表示装置の平面図を示す図である。また、図8は、本発明の実施形態1の変形例3における表示装置のE−F断面図を示す図である。図7および8は、図2および4と類似しているが、表示領域110に対して、シール材210が配置された辺とは異なる少なくとも1つの辺にスペーサ230が配置されている点において図2とは異なる。特に、図7では、表示領域110に対して、シール材210が配置された辺と反対の辺にスペーサ230が配置されている。換言すると、図7では、表示領域110を介してシール材210と対向する領域にスペーサ230が配置されている。
図7および8では、スペーサ230はシール材210と同じ材質、同じ工程で形成される。つまり、スペーサ230はシール材としても機能する。また、図7および8では、スペーサ230はシール材210と同じ材質、同じ工程で形成される構造について例示したが、これに限定されず、スペーサ230をシール材210とは異なる材質、異なる工程で形成してもよい。例えば、トランジスタ層111および発光素子112を構成する全て、またはそれらの一部の層を積層させることでスペーサ230を形成してもよい。また、シール材とは別に樹脂層、無機層または粒子などを形成することによってスペーサ230を形成してもよい。
上記のように、表示領域に対して、シール材が配置された辺とは異なる少なくとも1つの辺にスペーサを配置する構成とすることで、対となる基板間距離をより安定して一定に保持することができる。また、従来の構成に比べてシール材の使用量を低減することができるので、コスト低減の効果も得られる。
図9は、本発明の実施形態1の変形例4における表示装置の平面図を示す図である。図9は図7と類似しているが、表示領域110に対して、シール材210が配置された辺と反対の辺にシール材211が配置されている点において、図7とは異なる。また、換言すると、図9では、表示領域110を介してシール材210と対向する領域にシール材211が配置されている。
シール材211は、周辺領域120において、表示領域110を介して端子領域310と対向する領域に、基板100の第1辺101から第2辺102に延在している。図9においては、シール材211によって表示領域110と隔離された周辺領域121には、封止材220が存在している。しかし、周辺領域120の第1辺101および第2辺102の端部まで封止材220が存在していれば、必ずしも周辺領域121の端部まで封止材が存在している必要はなく、周辺領域121に封止材220が存在していなくてもよい。
図9において、シール材211はスペーサとしても機能するため、図9に示す構成によって、図7と同様に、対向する2つの基板の基板間距離を一定にすることができ、また、従来に比べてシール材の使用量を低減することができる。また、図7のスペーサ230と比べて、シール材211は基板100および対向基板200との接触面積が大きいため、基板間距離をより安定して一定に保持することができ、また、基板間の接着力を強化することができる。
図10は、本発明の実施形態1の変形例5における表示装置の平面図を示す図である。図10は図9と類似しているが、図10のシール材212にスリットが設けられている点において、図9とは異なる。図10では、シール材212に複数のスリットが設けられているが、少なくとも1つのスリットが設けられていればよい。また、図10のD2方向(左右方向)の中央付近にシール材212が配置され、その両側にはシール材が配置されない構成であってもよい。
図10に示す構成によって、図9と同様に、対向する2つの基板の基板間距離を安定して一定に保持することができ、また、従来に比べてシール材の使用量を低減することができる。また、スリットを介して周辺領域121の封止材と周辺領域120の封止材が接続されているため、周辺領域121の封止材220の密着性を向上させることができる。
図11は、本発明の実施形態1の変形例6における表示装置の平面図を示す図である。図11は図10と類似しているが、図11では、第1辺および第2辺に隣接する周辺領域120にもシール材213が設けられている点において、図10とは異なる。図10のシール材212と同様に、図11では、シール材213に複数のスリットが設けられているが、少なくとも1つのスリットが設けられていればよい。また、図11のD1方向(上下方向)の中央付近にシール材213が配置され、その両側にはシール材が配置されない構成であってもよい。
図11に示す構成によって、図10と同様に、対向する2つの基板の基板間距離を一定にすることができ、また、従来に比べてシール材の使用量を低減することができる。また、スリットを介して周辺領域122の封止材と周辺領域120の封止材が接続されているため、周辺領域122の封止材220の密着性を向上させることができる。
上記のように、実施形態1の表示装置によると、基板とシール材とが剥離することを抑制することで、信頼性の高い表示装置を提供することができる。また、使用するシール材の量を低減することで、製造コストの低い表示装置を提供することができる。
<実施形態2>
図12および13を用いて、本発明の実施形態2に係る表示装置形成基板の構成を説明する。実施形態1では、1パネルについての封止構造について説明したが、実施形態2では、複数のパネルが形成された表示装置形成基板について説明する。図12は、本発明の実施形態2における表示装置形成基板の平面図を示す図である。また、図13は、本発明の実施形態2における表示装置形成基板のG−H断面図を示す図である。
図12および13を用いて、本発明の実施形態2に係る表示装置形成基板の構成を説明する。実施形態1では、1パネルについての封止構造について説明したが、実施形態2では、複数のパネルが形成された表示装置形成基板について説明する。図12は、本発明の実施形態2における表示装置形成基板の平面図を示す図である。また、図13は、本発明の実施形態2における表示装置形成基板のG−H断面図を示す図である。
図12および13に示すように、実施形態2に示す表示装置形成基板には、複数のパネル700が配置されている。ここで、パネル700は、基板600、基板600に対向して配置された対向基板800、基板600の表示領域110に配置されたトランジスタ層111および発光素子112を有する。また、パネル700の各々には、表示領域110の周辺にドライバICやFPCなどの外部端子が接続される端子領域310が設けられている。基板600および対向基板800はそれぞれ可撓性を有していてもよい。
また、実施形態2に示す表示装置形成基板では、複数のパネル700において、表示領域110と端子領域310とを分離するシール材810が配置されている。また、シール材810に囲まれた領域には、複数のパネル700に共通して封止材820が配置されている。換言すると、シール材810は複数のパネル700の表示領域110を囲むように配置されており、シール材810の内部には封止材820が充填されている。また、換言すると、封止材820は、複数のパネル700の各々の表示領域110を共通して覆うように配置されており、封止材820の周囲にシール材810が配置されている。ここで、封止材820としては、固体封止材を使用することが好ましい。
図12では、D1方向に隣接するパネル700において、各々の端子領域310がシール材810および封止材820を介して互いに対向する領域に配置されている。換言すると、D1方向に隣接するパネル700において、各々のパネルの表示領域110を共通して覆う封止材820に対して、それぞれ反対側に端子領域310が配置されている。なお、図12に示す表示装置形成基板を各パネルに分割すると、図2と同様な構成のパネルが得られる。
<従来例の問題点>
ここで、従来の表示装置形成基板の構成と、その問題点について図25を用いて説明する。図25は、従来の表示装置形成基板の平面図を示す図である。従来の表示装置形成基板では、各パネル701に対して、個別にシール材811および封止材821が配置されている。図25のように、パネル毎にシール材811および封止材821を配置すると、シール材および封止材の塗布工程において、各パネル700に対してアライメントを取り、シール材および封止材を塗布する必要があるため、工程時間が非常に長くなる。また、シール材の使用量が多くなり、コストが高くなる。
ここで、従来の表示装置形成基板の構成と、その問題点について図25を用いて説明する。図25は、従来の表示装置形成基板の平面図を示す図である。従来の表示装置形成基板では、各パネル701に対して、個別にシール材811および封止材821が配置されている。図25のように、パネル毎にシール材811および封止材821を配置すると、シール材および封止材の塗布工程において、各パネル700に対してアライメントを取り、シール材および封止材を塗布する必要があるため、工程時間が非常に長くなる。また、シール材の使用量が多くなり、コストが高くなる。
さらに、図25に示した、従来の表示装置形成基板の構成から、各々のパネルに分割すると、図23に示す構成のパネルが得られる。前述したように、図23のパネルでは、端部で基板が反ってしまう場合があり、基板とシール材が剥離する問題が発生する。
しかし、図12に示した特徴を有する表示装置形成基板では、シール材810および封止材820が複数のパネルに対して一度の工程で形成されるので、工程時間を短くすることができ、タクトを向上させることができる。また、封止材820の使用量を大幅に増加させることなくシール材810の使用量を大幅に低減することができるため、コスト低減の効果が得られる。
また、各パネルに分割したときに図2に示す構成となるため、周辺領域の幅を狭めたい部分にはシール材を配置しないことで、狭額縁化を実現することができる。また、分割後のパネルにおいて、封止材が表示領域から基板および対向基板の端部まで延在することで、両基板の端部を固定することができる。その結果、両基板の反りを抑制し、基板とシール材が剥離する問題を抑制することができる。
次に、実施形態2の変形例について、図14乃至16を用いて説明する。図14は、本発明の実施形態2の変形例1における表示装置形成基板の平面図を示す図である。図14は図12と類似しているが、各パネルにおける表示領域110に対して、シール材810が配置された辺とは異なる少なくとも1つの辺にスペーサ830が配置されている点において図12とは異なる。特に、図14では、各パネルにおける表示領域110に対して、シール材810が配置された辺と反対の辺にスペーサ830が配置されている。換言すると、図14では、各パネルにおける表示領域110を介してシール材810と対向する領域にスペーサ830が配置されている。
図14では、スペーサ830はシール材810と同じ材質、同じ工程で形成される。つまり、スペーサ830はシール材としても機能する。また、図14では、スペーサ830はシール材810と同じ材質、同じ工程で形成される構造について例示したが、これに限定されず、スペーサ830をシール材810とは異なる材質、異なる工程で形成してもよい。例えば、トランジスタ層111および発光素子112を構成する全て、またはそれらの一部の層を積層させることでスペーサ830を形成してもよい。また、シール材とは別に樹脂層、無機層または粒子などによってスペーサ830を形成してもよい。
図14に示す構成によって、図12に示した表示装置形成基板と同様にタクト向上およびコスト低減の効果が得られる。また、各パネルに分割したときに、図7に示す構成となるため、対となる基板間距離をより安定して一定に保持することができる。
図15は、本発明の実施形態2の変形例2における表示装置形成基板の平面図を示す図である。図15は図12とは異なり、基板600上に配置された複数のパネル710が全て同じ向きで配置されている。また、D2方向に隣接する複数のパネル710において、表示領域110と端子領域310とを分離するシール材812が配置されている。さらに、シール材812は表示領域110および周辺領域120を介して端子領域310と対向する領域にも配置されている。換言すると、シール材812は複数のパネル710の表示領域110を囲むように配置されており、シール材812の内部には封止材822が充填されている。また、換言すると、封止材822は、複数のパネル700の各々の表示領域110を共通して覆うように配置されており、封止材822の周囲にシール材812が配置されている。なお、図15に示す表示装置形成基板を各パネルに分割すると、図9と同様な構成のパネルが得られる。
図15に示す構成によって、図12に示した表示装置形成基板と同様にタクト向上およびコスト低減の効果が得られる。また、各パネルに分割したときに、図9に示す構成となるため、基板間距離をより安定して一定に保持することができ、また、基板間の接着力を強化することができる。
図16は、本発明の実施形態2の変形例3における表示装置形成基板の平面図を示す図である。図16は図15と類似しているが、表示領域110を介して端子領域310と対向する周辺領域120の第1端部113が封止材822で覆われている点、また、表示領域110に対して、シール材812が配置された辺とは異なる少なくとも1つの辺にスペーサ830が配置されている点において図15とは異なる。特に、図16では、表示領域110に対して、シール材812が配置された辺と反対の辺にスペーサ830が配置されている。換言すると、図16では、表示領域110を介してシール材812と対向する領域にスペーサ830が配置されている。
図16に示す構成によって、図12に示した表示装置形成基板と同様にタクト向上およびコスト低減の効果が得られる。また、各パネルに分割したときに、図7に示す構成となるため、対となる基板間距離をより安定して一定に保持することができる。
上記のように、実施形態2の表示装置形成基板によると、基板上に形成された複数のパネルに対してシール材および封止材を一度の工程で形成することができるので、工程時間を短縮させることができ、タクトを向上させることができる。また、封止材の使用量を大幅に増加させることなくシール材の使用量を低減することができ、コスト低減の効果が得られる。
<実施形態3>
図17乃至22を用いて、本発明の実施形態3に係る表示装置の製造方法を説明する。図17は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法の概要を示す図である。また、図18乃至22は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法において、各工程を示す断面図である。図18乃至22に示す断面図は、図12のG−H断面図に相当する。以降、図17および図18乃至22を用いて、実施形態3の表示装置のプロセスフローを詳細に説明する。
図17乃至22を用いて、本発明の実施形態3に係る表示装置の製造方法を説明する。図17は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法の概要を示す図である。また、図18乃至22は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法において、各工程を示す断面図である。図18乃至22に示す断面図は、図12のG−H断面図に相当する。以降、図17および図18乃至22を用いて、実施形態3の表示装置のプロセスフローを詳細に説明する。
まず、基板600を準備し(S101)、その上に下地層109を介してトランジスタ層111を形成する(S102)。次に、トランジスタ層111の上に層間膜を介して発光素子112を形成する(S103)。図18は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法において、トランジスタ層および発光素子を形成する工程を示す断面図である。ここで、700a、700b、700cはそれぞれ1つのパネルに相当し、各パネルは後に説明するパネル分割工程において、点線711乃至714で切断される。ここで、さらにトランジスタ層111および発光素子112を覆う保護膜を有していてもよい。基板600および対向基板800はそれぞれ可撓性を有していてもよい。
トランジスタ層111に形成されるトランジスタとしては、一般的なものを使用することができ、例えば、ボトムゲート型トランジスタやトップゲート型トランジスタを使用することができる。発光素子112は、異なる波長の光を放出する発光層を積層させることで得られる白色発光の素子であってもよい。また、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかの波長の光を発生する単色発光であってもよい。
次に、少なくともパネル700a、700b、700cを囲むようにシール材810を形成する(S104)。図19は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法において、シール材を形成する工程を示す断面図である。シール材810は、G−H方向において、パネル700a、700cの端部よりも外側に配置されている。シール材810は塗布方式によって形成することができ、例えば、ディップ法やインクジェット法などを用いてもよい。また、シール材としてガラスフリット等を使用してもよい。ガラスフリットとは、粉末状、ペースト状などの様々な形態の融点300〜700℃と比較的低温のガラス材料である。
次に、シール材810の内部領域にトランジスタ層111および発光素子112を覆うように封止材820を形成する(S105)。図20は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法において、封止材を形成する工程を示す断面図である。上記のように、G−H方向において、シール材810がパネル700a、700cの端部よりも外側に配置されているため、パネル700a、700b、700cの端部まで封止材820を形成することができる。ここで、封止材820としては、固体封止材を使用することが好ましい。
次に、シール材810および封止材820を介して、基板600と対向基板800とを貼り合せる(S106)。図21は、本発明の実施形態3における表示装置の製造方法において、基板と対向基板とを貼り合せる工程を示す断面図である。図21は図13と実質同一である。ここで、基板600に貼り合せる対向基板800は、基板600と同じ大きさであってもよく、また、シール材810の大きさに適合するように調整された大きさであってもよい。
次に、基板600および対向基板800を分断することで、各々のパネルに分割する(S107)。基板の分断はダイサーのような機械的なカッターを使用してもよく、また、レーザスクライブなどを使用して行ってもよい。上記の製造方法で作製した各々のパネルは、図3と実質同一のパネルを得ることができる。
上記のように、実施形態3の表示装置の製造方法によると、図12にも示すように、シール材および封止材が複数のパネルに対して一度の工程で形成することができるため、工程時間が短くなり、タクトを向上させることができる。また、シール材の使用量を低減することができ、コスト低減の効果が得られる。
さらに、分割後のパネルは、図3にも示すように、周辺領域の幅を狭めたい部分にはシール材を配置しないことで、狭額縁化を実現することができる。また、分割後のパネルにおいて、封止材が表示領域から基板および対向基板の端部まで延在することで、両基板の端部を固定することができる。その結果、両基板の反りを抑制し、基板とシール材が剥離する問題を抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
100、600:基板
101:第1辺
102:第2辺
109:下地層
110:表示領域
111:トランジスタ層
112:発光素子
113:第1端部
114:第2端部
120、121、122:周辺領域
200、800:対向基板
201:接着点
210、211、212、213、215、810、811、812:シール材
220、820、821、822:封止材
221:凹部
222:距離
230、830:スペーサ
300:ドライバIC
310:端子領域
400:FPC
410:端子部
700、700a、700b、700c、701、710:パネル
711:点線
D1:第1方向
D2:第2方向
101:第1辺
102:第2辺
109:下地層
110:表示領域
111:トランジスタ層
112:発光素子
113:第1端部
114:第2端部
120、121、122:周辺領域
200、800:対向基板
201:接着点
210、211、212、213、215、810、811、812:シール材
220、820、821、822:封止材
221:凹部
222:距離
230、830:スペーサ
300:ドライバIC
310:端子領域
400:FPC
410:端子部
700、700a、700b、700c、701、710:パネル
711:点線
D1:第1方向
D2:第2方向
Claims (22)
- 可撓性を有する第1基板と、
前記第1基板に対向して配置された可撓性を有する第2基板と、
前記第1基板の表示領域に配置された発光素子と、
前記発光素子を覆い、前記表示領域から前記第1基板および前記第2基板の端部まで延在する封止材と、を有することを特徴とする表示装置。 - 前記封止材は固体であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記封止材の端部は、前記第1基板および前記第2基板の端部と略同じ位置、または、前記第1基板および前記第2基板の端部より内側に存在することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 前記表示領域と、前記第1基板が前記第2基板から露出され、外部素子が接続される端子領域と、の間に、前記第1基板の1辺から前記1辺に対向する他辺に延在する第1シール材を有することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記表示領域に対して、前記第1シール材が配置された辺とは異なる少なくとも一つの辺に配置されたスペーサを有することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記表示領域を介して前記第1シール材と対向する領域に配置されたスペーサを有することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記スペーサは第2シール材であることを特徴とする請求項5または6に記載の表示装置。
- 前記第2シール材はスリットが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
- 可撓性を有する第1基板と、
前記第1基板に対向して配置された可撓性を有する第2基板と、
前記第1基板の表示領域に配置された発光素子と、
前記第1基板および前記第2基板の端部を固定する固定部、を有することを特徴とする表示装置。 - 前記固定部の端部は、前記第1基板および前記第2基板の端部と略同じ位置、または、前記第1基板および前記第2基板の端部より内側に存在することを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
- 前記表示領域と、前記表示領域の周辺に位置し、外部素子が接続される端子領域と、の間に、前記第1基板の1辺から前記1辺に対向する他辺に延在する第1シール材を有することを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
- 前記表示領域に対して、前記第1シール材が配置された辺とは異なる少なくとも一つの辺に配置されたスペーサを有することを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
- 前記表示領域を介して前記第1シール材と対向する領域に配置されたスペーサを有することを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
- 前記スペーサは第2シール材であることを特徴とする請求項12または13に記載の表示装置。
- 前記第2シール材はスリットが設けられていることを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
- 複数のパネルが配置された基板において、
前記パネルは、
第1基板と、
前記第1基板に対向して配置された第2基板と、
前記第1基板の表示領域に配置された発光素子と、
前記複数のパネルの前記表示領域、および、前記表示領域の周辺に位置し、外部素子が接続される、前記複数のパネルの端子領域、を分離するシール材と、
前記シール材に囲まれた領域に配置され、前記複数のパネルに共通して配置された封止材と、を有することを特徴とする表示装置形成基板。 - 隣接する前記パネルの各々の前記端子領域は、前記シール材を介して互いに対向する領域に配置されることを特徴とする請求項16に記載の表示装置形成基板。
- 各々の前記パネルにおいて、前記シール材は、さらに前記表示領域を介して前記端子領域と対向する領域に配置されることを特徴とする請求項16に記載の表示装置形成基板。
- 第1基板を準備し、
前記第1基板の複数の表示領域に、発光素子を形成し、
前記複数の前記表示領域と、各々の前記表示領域の周辺に位置し、外部素子が接続される複数の端子領域と、を分離するようにシール材を形成し、
前記シール材に囲まれた領域に、前記複数の表示領域に共通する封止材を形成し、
前記複数の表示領域に対向するように第2基板と前記第1基板とを貼り合せ、
隣接する前記表示領域間で各々のパネルに分割することを特徴とする表示装置の製造方法。 - 前記第1基板および前記第2基板は可撓性であることを特徴とする請求項19に記載の表示装置の製造方法。
- 隣接する前記パネルの各々の前記端子領域は、前記シール材を介して互いに対向する領域に配置されることを特徴とする請求項19に記載の表示装置形成基板。
- 各々の前記パネルにおいて、前記シール材は、さらに前記表示領域を介して前記端子領域と対向する領域に配置されることを特徴とする請求項19に記載の表示装置形成基板。
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