JP2015127241A - 包装展示兼用箱 - Google Patents

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Akira Einaga
朗 永長
石川 淳生
Atsuo Ishikawa
淳生 石川
西川 洋一
Yoichi Nishikawa
洋一 西川
牧内 隆文
Takafumi Makiuchi
隆文 牧内
雅之 半田
Masayuki Handa
雅之 半田
龍耶 藤林
Tatsuya Fujibayashi
龍耶 藤林
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Abstract

【課題】商品の包装時に手作業で容易に組み立てられ、店頭では簡単に開封して商品を展示でき、製造に際して材料の使用面積も抑制できる包装展示兼用箱を提供する。【解決手段】前受板1、底面板2、後面板3、天面板4及び前面板5を順次連設し、底面板2乃至前面板5の両側からそれぞれ底側板6、後側板7、天側板8及び前側板9を延出し、底側板6と後側板7及び天側板8と前側板9を、それぞれその一方の角部を二等分する斜折線13,14に沿って折り返し、折返部を他方に重ね合わせた状態に固定して折畳状態としておく。包装に際しては、斜折線13,14での折り曲げを伸ばして組み立て、展示に際しては、天面板4の後部を手前に引いて、後面板3と天面板4の境界の両端へ向かう切目線12aを切断し、前面板5を前受板1から離反させることにより、トレイ部分21と蓋部分22とに分離できるようにする。【選択図】図4

Description

この発明は、商品の包装及び展示に兼用される包装展示兼用箱に関するものである。
従来、図25に示すように、商品を収容するトレイ体51と、これに外側から被せる蓋体52とから成る包装展示兼用箱が知られている(下記特許文献1参照)。
この包装展示兼用箱のトレイ体51及び蓋体52は、別体のブランクからそれぞれ組み立てられ、トレイ体51は、底壁53、前面壁54、後面壁55及び一対の側面壁56を有し、蓋体52は、天面壁57、前面壁58、後面壁59及び一対の側面壁60を有するものとされている。前面壁54,58及び後面壁55には、それぞれミシン目状の切目線61a,62a,63aを入れて切取部61,62,63が設けられている。
そして、この包装展示兼用箱を使用して、商品を店舗への配送のため包装する際には、前面壁54,58を切取部61,62の領域内の接着部64で接着し、後面壁55,59を切取部63の領域内の接着部65で接着することにより、トレイ体51と蓋体52とを固定し、封緘状態とする。
一方、店頭で商品を展示する際には、切取部61,62を、切目線61a,62aの切断に伴い、貼り合わされた状態で前面壁54,58から切り取り、蓋体52を後面壁59の下端縁を中心にして回転させることにより、切取部63を、切目線63aの切断に伴い後面壁59に貼り付いた状態で、後面壁55から切り取る。
このように開封すると、トレイ体51と蓋体52とが分離されるので、トレイ体51から蓋体52を除去して、トレイ体51に収容された商品を、買物客から見えやすいように露出させた状態で展示することができる。
なお、この包装展示兼用箱は、トレイ体51と蓋体52とを予め接着して折り畳んだ状態で、商品を包装する使用業者へ納品され、使用業者の出荷拠点で組み立てられる。
また、下記特許文献2には、トレイ体と蓋体とから成り、商品の包装時にトレイ体と蓋体とを接着固定し、商品の展示時にトレイ体と蓋体とを分離する2ピースの包装展示兼用箱において、ブランク状態で使用業者へ納品し、使用業者の出荷拠点に設置された包装機械でトレイ体と蓋体とを組み立てて接着固定するものが記載されている。
特開2012−30892号公報 特開2013−18506号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の包装展示兼用箱では、店頭で開封して展示状態とする際、前面壁54,58の切取部61,62を切り取り、次いで、後面壁55の切取部63を切り取る2段階の工程が必要となり、作業に手間がかかるという問題がある。
また、トレイ体51と蓋体52の重なり合う部分が大きいため、ブランクを打ち抜いて製造する際、材料の使用面積が大きくなるという問題がある。
また、上記特許文献2に記載の包装展示兼用箱では、使用業者側が包装機械を設置する際、多大なコストがかかるため、小ロットの商品の包装には適さないという問題がある。
そこで、この発明は、商品の包装時に手作業で容易に組み立てられ、店頭では簡単に開封して商品を展示でき、製造に際して材料の使用面積も抑制できる包装展示兼用箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、商品を包み込む前受板、底面板、後面板、天面板及び前面板を順次連設し、底面板乃至前面板の両側からそれぞれ延出した底側板、後側板、天側板及び前側板を内側へ折り曲げ、底側板と後側板及び天側板と前側板のそれぞれの一方の角部を斜折線で二等分し、その一方の角部を斜折線の谷折りに伴い折り返し、折返部を他方に重ね合わせた状態に固定して折畳状態とし、包装に際しては、斜折線での折り曲げを伸ばして、底面板から後面板が起立し、後面板から天面板が前方へ向かい、天面板から前面板が下方へ向かうようにして、底面板から起立する前受板に前面板を重ね、展示に際しては、天面板の後部を手前に引いて、後面板と天面板の境界の両端へ向かう切目線を切断し、前面板を前受板から離反させることにより、トレイ部分と蓋部分とに分離するようにしたのである。
また、商品を包み込む前受板、底面板、後面板、天面板及び前面板を順次連設し、底面板乃至前面板の両側からそれぞれ底側板、後側板、天側板及び前側板を延出し、底面板と後面板の境界及び天面板と前面板の境界に沿って折り重ね、底側板と後側板及び天側板と前側板のそれぞれその一方の角部を斜折線で二等分し、その一方の角部を斜折線の山折りに伴い折り返し、折返部を他方に重ね合わせた状態に固定して折畳状態とし、包装に際しては、斜折線での折り曲げを伸ばして、底面板から後面板が起立し、後面板から天面板が前方へ向かい、天面板から前面板が下方へ向かうようにして、底面板から起立する前受板に前面板を重ね、展示に際しては、天面板の後部を手前に引いて、後面板と天面板の境界の両端へ向かう切目線を切断し、前面板を前受板から離反させることにより、トレイ部分と蓋部分とに分離するようにしたのである。
また、前受板から延出した連結片と底側板とに切込を入れ、包装に際して、この切込を噛み合わせることにより、前受板と底側板とを連結するようにしたのである。
また、前受板と底側板の連結部分において、これに代えて、折畳状態とする際、前受板を、その角部を二等分する斜折線に沿って折り曲げ、前受板から延出した連結片を底側板に接着し、前受板と底側板とを連結しておき、包装に際しては、斜折線での折り曲げを伸ばして組み立てるようにしたのである。
さらに、前受板と底側板の連結部分において、これに代えて、前受板の上部となる部分に内前板を連設し、底側板の前端に折込片を連設し、包装に際しては、巻き込むように折り曲げた前受板と内前板の間に折込片を挟み込み、前受板と底側板の起立状態を維持するようにしたのである。
この包装展示兼用箱は、底側板と後側板及び天側板と前側板の一方の角部を斜折線で二等分し、その一方の角部を斜折線に沿って折り返し、折返部を他方に重ね合わせた状態に固定した折畳状態で使用業者に納品することにより、使用業者が商品を包装する際、斜折線での折り曲げを伸ばして、手作業で容易に組み立てることができる。
また、商品の展示に際しては、天面板の後部を手間に引き、後面板と天面板の境界の両端へ向かう切目線を切断することにより、簡単に開封することができるので、店頭での展示作業に伴う手間が軽減される。
また、包装状態においてトレイ部分と蓋部分との重なり合う部分を、前面及び側面の一部だけとして、材料の使用面積を抑制することができる。
そして、展示状態では、切断縁が目立たないので、美粧性に優れた展示ができ、トレイ部分の前受板により商品の前方へのこぼれ出しを防止すると共に、商品を後面板に凭れさせて展示することができる。
この発明の第1実施形態に係る包装展示兼用箱のブランクを示す図 同上の折畳状態を示す斜視図 同上の組立過程を示す斜視図 同上の包装状態を示す斜視図 同上の展示状態への変換過程を示す斜視図 同上のトレイ部分の展示状態を示す斜視図 この発明の第2実施形態に係る包装展示兼用箱のブランクを示す図 同上の折畳状態を示す斜視図 同上の組立過程を示す斜視図 同上の包装状態を示す斜視図 同上の展示状態への変換過程を示す斜視図 同上のトレイ部分の展示状態を示す斜視図 この発明の第3実施形態に係る包装展示兼用箱のブランクを示す図 同上の折畳状態を示す斜視図 同上の組立過程を示す斜視図 同上の包装状態を示す斜視図 同上の展示状態への変換過程を示す斜視図 同上のトレイ部分の展示状態を示す斜視図 この発明の第4実施形態に係る包装展示兼用箱のブランクを示す図 同上の折畳状態を示す斜視図 同上の組立過程を示す斜視図 同上の包装状態を示す斜視図 同上の展示状態への変換過程を示す斜視図 同上のトレイ部分の展示状態を示す斜視図 従来の包装展示兼用箱の包装状態を示す斜視図
まず、この発明の第1実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この包装展示兼用箱は、奥行が幅より若干小さくなっており、図1に示す段ボールのブランクから組み立てられる。このブランクでは、前受板1、底面板2、後面板3、天面板4及び前面板5が段ボールの段目方向に順次連設され、底面板2、後面板3、天面板4及び前面板5の両側に、それぞれ底側板6、後側板7、天側板8及び前側板9が連設され、前受板1の両側端に連結片10が連設されている。
後側板7と天側板8とは、その間に幅のある切溝がなく、繋部を有する切目線11を介して隣接し、折畳状態とする際、一体的に折り曲げられ、包装状態に組み立てる際、一体的に起こせるようになっている。
後面板3と天面板4の境界には、その中央部に後面板3内へ湾入するように、切目が断続するミシン目状の切目線を入れて押込部12が形成され、押込部12から両端へ向かって鉤状の切目が断続するジッパ型の切目線12aが入れられている。
後側板7の底側板6寄りの部分には、基端側の角部を二等分する45°の斜折線13が入れられ、天側板8の前側板9寄りの部分には、基端側の角部を二等分する45°の斜折線14が入れられている。斜折線13,14は、段ボールの表面側が窪む谷折りを可能とするため、段ボールの表面側から押圧した押罫線とされている。
底側板6の後側板7寄りの部分と前側板9の天側板8寄りの部分には、基端側から先端側へかけて少し内側へ傾いたミシン目状の逃折線6a,9aが入れられ、これにより、折畳時に底側板6と前側板9の一側部が折れ曲がって、後面板3及び天面板4との干渉が回避されるようになっている。
底側板6と連結片10の近接する部分には、互いに噛み合わせる切込15が入れられている。切込15の入口部の側縁は、組立時に噛み合わせを容易にするため、開口側の幅が広がるように丸められている。また、連結片10には、切込15の底部から反対側の端縁へかけて、押罫の折目線10aが入れられている。
前面板5の外端縁中央部には、封緘用の差込片5aが突設され、前受板1の底面板2との境界に臨む中央部には、コ字状の切目線を入れて差込穴1aが設けられている。前側板9の先端縁中間部には、包装状態での密閉性を高める凸部9bが設けられている。
そして、このブランクにおいて、前受板1、底面板2、後面板3、底側板6、後側板7及び連結片10はトレイ部分21を構成し、天面板4、前面板5、天側板8及び前側板9は蓋部分22を構成する。
トレイ部分21の組立時にホットメルト接着剤で接着する位置は、後側板7の斜折線13に沿って折り返される部分の領域内と底側板6の後側板7寄りの部分の接着部16とされている。また、蓋部分22の組立時にホットメルト接着剤で接着する位置は、天側板8の斜折線14に沿って折り返される部分の領域内と前側板9の天側板8寄りの部分の接着部17とされている。
上記ブランクから成る包装展示兼用箱は、使用業者への供給に先立って、図2に示すように、前受板1、底面板2、後面板3、天面板4及び前面板5から両側の連結片10、底側板6、後側板7、天側板8及び前側板9を内側へ折り曲げ、後側板7の一側部を斜折線13の谷折りに伴い折り返すと共に、天側板8の一側部を斜折線14に沿って折り返し、底側板6と後側板7及び天側板8と前側板9を、底面板2と後面板3及び天面板4と前面板5の境界に沿った折り曲げに伴い、接着部16,17で接着し、折畳状態とする。
このとき、底側板6及び前側板9が逃折線6a,9aで折れ曲がって、その端縁と後面板3及び天面板4との干渉が回避されるので、底側板6及び前側板9が突っ張って折り畳みが困難となることがない。
このような折畳状態とすると、嵩張らないので、使用業者の出荷拠点への輸送コストを抑制することができる。
そして、使用業者において商品の包装のため組み立てる際には、図3に示すように、斜折線13,14での折り曲げを伸ばして、後面板3及び天面板4の両端からそれぞれ底面板2及び前面板5が起立すると共に、後面板3及び天面板4の両側からそれぞれ後側板7及び天側板8が起立する状態とし、この状態でトレイ部分21へ商品を収納する。
次に、前受板1を後面板3に対向する方向へ折り曲げ、前受板1から連結片10を折り曲げて、連結片10と底側板6の切込15同士を噛み合わせ、前受板1と底側板6とを連結する。このとき、連結片10を折目線10aに沿って少し折り曲げると、切込15同士を容易に噛み合わせることができる。
その後、図4に示すように、底面板2を下底として後面板3が直立する方向へ向け、後側板7と天側板8の境界の切目線11の繋部を切断して、後面板3から天面板4を前方へ折り曲げ、後側板7の上部に天側板8の後部を重ね、天面板4から前面板5が下方へ向かうようにして、前受板1に前面板5を重ねると共に、底側板6及び連結片10に前側板9の下部を重ね、差込片5aを差込穴1aに差し込んで封緘する。
このとき、前側板9の凸部9bを後側板7の内面側へ押し込むと、後側板7と前側板9の間の隙間が塞がれるので、箱内への塵埃の侵入が防止される。
また、逃折線6a,9aに沿った折り曲げが反発で復元して、底側板6の後端が後面板3に近接すると共に、前側板9の上端が天面板4に近接するので、直方体となった組立状態での保形性が向上する。
一方、店頭での商品の展示に際しては、後面上部の押込部12を押し込んで指を入れ、図5に示すように、天面板4の後部を手前に引くことにより、切目線12aを切断すると共に、蓋部分22を揺動させて開封し、差込片5aを差込穴1aから引き抜いて、前面板5を前受板1から離反させ、トレイ部分21と蓋部分22とに分離する。
そして、トレイ部分21から蓋部分22を除去し、図6に示すように、トレイ部分21に収容された商品Gが露出した展示状態とする。この展示状態では、切断縁が目立たないので、美粧性に優れた展示ができ、前受板1により商品Gの前方へのこぼれ出しを防止すると共に、商品Gを後面板3に凭れさせて安定した状態で展示することができる。
このように、上記包装展示兼用箱は、斜折線13,14に沿って折り返すことにより、嵩張らない折畳状態として使用業者に納品することができ、使用業者が商品を包装する際には、斜折線13,14での折り曲げを伸ばして、手作業で容易に組み立てることができるので、使用業者が包装機械を保有する必要がなくなる。
また、店頭での商品の展示に際しては、天面板4の後部を手前に引き、切目線12aを切断して、蓋部分22を揺動させることにより、簡単に開封することができるので、店頭での展示作業に伴う手間が軽減される。
また、包装状態においてトレイ部分21と蓋部分22との重なり合う部分を、前面及び側面の一部だけとしたので、材料の使用面積を抑制することができる。
次に、この発明の第2実施形態を図7乃至図12に基づいて説明する。ここでは、上記実施形態と同様の部分の説明は省略し、特徴点を中心に述べる。
この包装展示兼用箱のブランクでは、図7に示すように、前受板1に、底面板2寄りの両角部をそれぞれ二等分する45°の斜折線18が入れられ、斜折線18の中間部分に弧状の切目線を入れて折止片1bが設けられている。斜折線18は、段ボールの表面側から押圧した押罫線とされている。
連結片10は、切込のない通常の舌片とされ、トレイ部分21の組立時にホットメルト接着剤で接着する位置は、接着部16に加えて、連結片10の領域内と底側板6の連結片10寄りの部分の接着部19とされている。
このようなブランクから成る包装展示兼用箱は、使用業者への供給に先立って折畳状態とする際、図8に示すように、後側板7及び天側板8を斜折線13,14の谷折りに伴い折り返すと共に、前受板1を斜折線18に沿って折り曲げ、連結片10を底側板6に接着部19で接着して、前受板1と底側板6とを連結しておく。
そして、使用業者において商品の包装のため組み立てる際には、図9に示すように、斜折線13,14での折り曲げを伸ばすと共に、斜折線18での折り曲げを伸ばし、この状態でトレイ部分21へ商品を収納する。
その後、図10に示すように、底面板2を下底として直立する直方体に組み立て、底面板2から起立して平板状となった前受板1に前面板5を重ね、差込片5aを差込穴1aに差し込んで封緘する。
一方、店頭での商品の展示に際しては、図11に示すように、押込部12を押し込んで天面板4の後部を手前に引くことにより、切目線12aを切断すると共に、蓋部分22を揺動させて開封し、差込片5aを差込穴1aから引き抜いて、前面板5を前受板1から離反させ、トレイ部分21と蓋部分22とに分離する。
そして、トレイ部分21から蓋部分22を除去し、図12に示すように、トレイ部分21に収容された商品Gが露出した展示状態とする。この展示状態においては、折止片1bがその切断縁に当接することが抵抗となって、前受板1が斜折線18に沿って外側へ膨らむように折れ曲がる現象が防止される。
上記のような第2実施形態では、第1実施形態のものに比較して、製造時に折畳状態とする際の接着箇所は増加するものの、店頭での展示作業に際し、包装状態から展示状態へと変換する際、前受板1と底側板6とを噛み合わせる作業が不要となり、作業の手間が軽減される。
次に、この発明の第3実施形態を図13乃至図18に基づいて説明する。ここでは、上記実施形態と同様の部分の説明は省略し、特徴点を中心に述べる。
この包装展示兼用箱は、奥行が幅より大きくなっており、図13に示す段ボールのブランクから組み立てられる。このブランクでは、後側板7及び前側板9の根元からの長さを奥行の1/2より若干長くするため、その先端側に延長部が形成され、天側板8の先端側にも、これに合わせて延長部が形成されている。
そして、図中斜線を付したように、後側板7、天側板8及び前側板9の延長部には、段ボールを厚さ方向に押し潰す段潰し加工が施されている。また、後側板7及び天側板8の斜折線13,14よりも根元側と、底側板6及び前側板9の逃折線6a,9aより先端側にも、段潰し加工が施されている。さらに、底面板2と後面板3の境界部分及び天面板4と前面板5の境界部分にも、罫線の両側に段潰し加工が施されている。
また、前受板1の先端中間部には内前板1cが連設され、底側板6の前受板1寄りの端部には折込片10bが連設されている。内前板1cの先端には、2個の係合突起1dが突設され、底面板2には、前受板1との境界に沿って2個の係合穴2aが穿設されている。
このようなブランクから成る包装展示兼用箱は、使用業者への供給に先立って折畳状態とする際、図14に示すように、両側の後側板7、天側板8及び前側板9の延長部同士が重なり、底側板6と後側板7の間及び天側板8と前側板9の間に折返部が挟まれた状態となるが、この状態で重なり合う部分は、段潰し加工により薄くなっており、底面板2と後面板3の境界部分及び天面板4と前面板5の境界部分も段潰し加工により薄くなっているため、折り曲げの反発が抑制され、偏平な折畳状態とすることができる。
そして、使用業者において商品の包装のため組み立てる際には、図15に示すように、斜折線13,14での折り曲げを伸ばした状態で、トレイ部分21に商品を収納した後、折込片10bを内側へ折り曲げ、前受板1から内前板1cを巻き込むように折り曲げ、前受板1と内前板1cの間に折込片10bを挟み込み、係合突起1dを係合穴2aに係合させて、内前板1cの跳ね上がりを防止し、前受板1と底側板6とを連結する。
その後、図16に示すように、底面板2を下底として直立する直方体に組み立てると、奥行が幅より大きい箱体となるので、前後方向に多くの商品を並べて収納できる。この組立状態では、前面板5の下部から底面板2の前部へかけて、テープを貼り付けることにより封緘するとよい。
一方、店頭での商品の展示に際しては、図17に示すように、切目線12aを切断し、蓋部分22を揺動させて開封し、トレイ部分21から蓋部分22を除去して、図18に示すように、トレイ部分21から商品Gが露出した展示状態とすると、前受板1と底側板6の起立状態が確実に維持され、安定した状態で商品Gを展示することができる。
次に、この発明の第4実施形態を図19乃至図24に基づいて説明する。ここでは、上記実施形態と同様の部分の説明は省略し、特徴点を中心に述べる。
この包装展示兼用箱は、奥行が幅より大きくなっており、図19に示す段ボールのブランクから組み立てられる。このブランクでは、後側板7及び天側板8の斜折線13,14は、段ボールの表面側が突き出す山折り方向への折れ曲がりを誘導するため、段ボールの裏面側から押圧した押罫線とされ、折り曲げに伴い抱き込む段ボールの厚さを考慮して、平行に2本ずつ入れられている。
また、底側板6の後側板7寄りの端縁と、前側板9の天側板8寄りの端縁とは、斜折線13,14に対応して45°の角度で斜めに切断され、天側板8の先端中央部には、凸部8aが設けられている。
このようなブランクから成る包装展示兼用箱は、使用業者への供給に先立って折畳状態とする際、図20に示すように、底面板2と後面板3の境界及び天面板4と前面板5の境界に沿って折り重ね、後側板7及び天側板8をそれぞれ斜折線13,14の山折りに伴い折り返し、底側板6及び前側板9の斜めに切断された端縁に臨む部分を抱き込み、接着部16,17で接着する。
このとき、底側板6、後側板7、天側板8及び前側板9を内側へ折り曲げることなく、外側へ開いた状態としているので、奥行が幅より大きい寸法比率の箱であっても、寸法比率に制約されることなく、偏平に折り畳むことができる。
そして、使用業者において商品の包装のため組み立てる際には、図21に示すように、斜折線13,14での折り曲げを伸ばした状態で、トレイ部分21へ商品を収納する。
その後、図22に示すように、底面板2を下底として直立する直方体に組み立てると、奥行が幅より大きい箱体となるので、前後方向に多くの商品を並べて収納できる。このとき、凸部8aを底側板6の内側へ押し込んでおくと、側面が外側へ膨らむ現象を防止することができる。
一方、店頭での商品の展示に際しては、図23に示すように、切目線12aを切断し、蓋部分22を揺動させて開封し、トレイ部分21から蓋部分22を除去すると、図24に示すように、トレイ部分21から商品Gが露出した展示状態となり、商品Gを前受板1及び後面板3で前後から支持して展示することができる。
なお、上記実施形態では、後側板7及び天側板8の斜折線13,14に沿った折返部を底側板6及び前側板9に直接貼り付けているが、後側板7及び天側板8の折返部に延長部を設け、その延長部を底面板2及び前面板5の表面に回り込むように折り曲げて貼り付けることにより、折返部を固定するようにしてもよい。
また、後側板7及び天側板8に斜折線13,14を入れて折返部を設けているが、底側板6及び前側板9に斜折線13,14を入れて折返部を設け、この折返部を後側板7及び天側板8に貼り付けるようにしてもよい。
そのほか、上記実施形態では、製造時に折畳状態とする際、ホットメルト接着剤を使用して各部を接着するものを例示したが、ホットメルト接着剤に換えて、他の接着剤や粘着テープ等を使用してもよい。
また、材料として段ボールを使用したものを例示したが、段ボールに換えて、板紙等の他のシート材を材料として使用してもよい。
1 前受板
1a 差込穴
1b 折止片
1c 内前板
1d 係合突起
2 底面板
2a 係合穴
3 後面板
4 天面板
5 前面板
5a 差込片
6 底側板
6a 逃折線
7 後側板
8 天側板
8a 凸部
9 前側板
9a 逃折線
9b 凸部
10 連結片
10a 折目線
10b 折込片
11 切目線
12 押込部
12a 切目線
13,14 斜折線
15 切込
16,17 接着部
18 斜折線
19 接着部
21 トレイ部分
22 蓋部分
G 商品

Claims (5)

  1. 商品を包み込む前受板(1)、底面板(2)、後面板(3)、天面板(4)及び前面板(5)を順次連設し、底面板(2)乃至前面板(5)の両側からそれぞれ延出した底側板(6)、後側板(7)、天側板(8)及び前側板(9)を内側へ折り曲げ、底側板(6)と後側板(7)及び天側板(8)と前側板(9)のそれぞれの一方の角部を斜折線(13,14)で二等分し、その一方の角部を斜折線(13,14)の谷折りに伴い折り返し、折返部を他方に重ね合わせた状態に固定して折畳状態とし、
    包装に際しては、斜折線(13,14)での折り曲げを伸ばして、底面板(2)から後面板(3)が起立し、後面板(3)から天面板(4)が前方へ向かい、天面板(4)から前面板(5)が下方へ向かうようにして、底面板(2)から起立する前受板(1)に前面板(5)を重ね、
    展示に際しては、天面板(4)の後部を手前に引いて、後面板(3)と天面板(4)の境界の両端へ向かう切目線(12a)を切断し、前面板(5)を前受板(1)から離反させることにより、トレイ部分(21)と蓋部分(22)とに分離するようにした包装展示兼用箱。
  2. 商品を包み込む前受板(1)、底面板(2)、後面板(3)、天面板(4)及び前面板(5)を順次連設し、底面板(2)乃至前面板(5)の両側からそれぞれ底側板(6)、後側板(7)、天側板(8)及び前側板(9)を延出し、底面板(2)と後面板(3)の境界及び天面板(4)と前面板(5)の境界に沿って折り重ね、底側板(6)と後側板(7)及び天側板(8)と前側板(9)のそれぞれその一方の角部を斜折線(13,14)で二等分し、その一方の角部を斜折線(13,14)の山折りに伴い折り返し、折返部を他方に重ね合わせた状態に固定して折畳状態とし、
    包装に際しては、斜折線(13,14)での折り曲げを伸ばして、底面板(2)から後面板(3)が起立し、後面板(3)から天面板(4)が前方へ向かい、天面板(4)から前面板(5)が下方へ向かうようにして、底面板(2)から起立する前受板(1)に前面板(5)を重ね、
    展示に際しては、天面板(4)の後部を手前に引いて、後面板(3)と天面板(4)の境界の両端へ向かう切目線(12a)を切断し、前面板(5)を前受板(1)から離反させることにより、トレイ部分(21)と蓋部分(22)とに分離するようにした包装展示兼用箱。
  3. 請求項1又は2に記載の包装展示兼用箱において、前受板(1)から延出した連結片(10)と底側板(6)とに切込(15)を入れ、包装に際して、この切込(15)を噛み合わせることにより、前受板(1)と底側板(6)とを連結するようにしたことを特徴とする包装展示兼用箱。
  4. 請求項1又は2に記載の包装展示兼用箱において、折畳状態とする際、前受板(1)を、その角部を二等分する斜折線(18)に沿って折り曲げ、前受板(1)から延出した連結片(10)を底側板(6)に接着し、前受板(1)と底側板(6)とを連結しておき、包装に際しては、斜折線(18)での折り曲げを伸ばして組み立てるようにしたことを特徴とする包装展示兼用箱。
  5. 請求項1又は2に記載の包装展示兼用箱において、前受板(1)の上部となる部分に内前板(1c)を連設し、底側板(6)の前端に折込片(10b)を連設し、包装に際しては、巻き込むように折り曲げた前受板(1)と内前板(1c)の間に折込片(10b)を挟み込み、前受板(1)と底側板(6)の起立状態を維持するようにしたことを特徴とする包装展示兼用箱。
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