JP3242163U - 吊下式展示具 - Google Patents

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JP3242163U JP2023000941U JP2023000941U JP3242163U JP 3242163 U JP3242163 U JP 3242163U JP 2023000941 U JP2023000941 U JP 2023000941U JP 2023000941 U JP2023000941 U JP 2023000941U JP 3242163 U JP3242163 U JP 3242163U
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Abstract

【課題】コンパクトな梱包状態から展示状態へ容易に組み立てて、商品を展示できる外箱一体型の吊下式展示具を提供する。【解決手段】商品を載せて展示する本体1と、折り畳んだ本体1を収納して梱包することが可能な外箱2とが一体化され、本体1の側面板5には、谷折りされる側折線5aが入れられ、背面板11の一方の側端のみから一方の襠部18、扉板19、他方の襠部20及び巻締部21が順次延出され、扉板19には、一方の襠部18から主扉部19a及び副扉部19bが扉折線19cを境界として順次形成されたものとする。梱包状態から展示状態とする際には、背面板11から一方の襠部18を後方へ折り返し、扉板19の副扉部19bを扉折線19cに沿って主扉部19aから背面板11の方向へ折り曲げ、背面板11の後面に重なる部分を主扉部19aで押さえる。【選択図】図1

Description

この考案は、店頭での商品の展示に使用される吊下式展示具に関するものである。
一般に、この種の吊下式展示具は、商品を載せる複数段の棚を備えており、偏平に折り畳んだ状態で、別体の外箱に収納されて店舗へ配送され、店頭で組み立てて使用される。ところが、この形態の場合、嵩高い外箱が店頭での展示時にゴミとして廃棄されるので、資源の有効利用や環境への配慮の観点から好ましくない印象を与える恐れがある。また、店舗への配送時の輸送効率が低く、輸送コストが嵩むという問題もある。
このような事情に鑑みて、図12~図14に示すように、商品を載せて展示する本体51と、折り畳んだ本体51を収納可能な外箱52とが一体化された吊下式展示具が提案されている(下記特許文献1参照)。
この吊下式展示具の本体51は、上下2段の棚61が正面板62及びこれに連なる棚板63を有し、各段の棚61を連結する側面板64に上下方向に延びる側折線65が入れられたものとされ、外箱52は、本体51の対向する側面板64の後端を繋ぐ背面板71の両側端に襠部72を介して扉板73が連なり、一方の扉板73の係止片74を他方の扉板73の係止穴75に差し込み、扉板73の閉止状態を維持するものとされている。
上記のような吊下式展示具を、図14に示す梱包状態から開梱し、図12及び図13に示す展示状態へと組み立てる際には、外箱52の襠部72を背面板71から後方へ折り返して、両方の扉板73の先端部同士を重ね、一方の扉板73の係止片74を他方の扉板73のスリット状の係止穴75に差し込み、扉板73を背面板71の後側に保持する。
特開2015-107144号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような吊下式展示具では、棚61の段数が増えるなどの条件によって、梱包状態のサイズが大きくなり、店舗への輸送コストの削減効果が得られなくなることがある。
また、展示状態とする際、両方の扉板73を、それぞれの反発に抗して係止しなければならず、店頭での展示作業に手間取ることがある。
そこで、この考案は、コンパクトな梱包状態から展示状態へ容易に組み立てて、商品を展示できる外箱一体型の吊下式展示具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この考案は、商品を載せて展示する本体と、折り畳んだ前記本体を収納して梱包することが可能な外箱とが一体化され、
前記本体は、各段の棚が正面板及びこれに連なる棚板を有し、前記各段の棚を連結する側面板には、上下方向に延びて折畳時に谷折りされる側折線が入れられた構成とされ、前記本体の対向する側面板の後端間が背面板で繋がれた吊下式展示具において、
前記背面板の一方の側端のみから一方の襠部、扉板、他方の襠部及び巻締部が順次延出され、前記扉板には、前記一方の襠部側から主扉部及び副扉部が上下方向に延びる扉折線を境界として順次形成されており、
梱包状態では、前記背面板から前記一方の襠部を正面側へ折り曲げて、前記扉板及び前記一方及び他方の襠部で折り畳んだ前記本体を包み込み、前記巻締部を前記背面板の後面に沿わせて係止しておき、
展示状態とする際には、前記背面板から前記一方の襠部を後方へ折り返し、前記扉板の副扉部を扉折線に沿って主扉部から前記背面板の方向へ折り曲げ、前記背面板の後面に重なる部分を前記主扉部で押さえるものとしたのである。
また、前記巻締部には、先端縁に並行する切目線が入れられ、前記切目線より外側の部分に止着帯が形成され、
前記切目線は、鉤状の切目が両端から対称に断続するジッパー型のものであり、前記巻締部は、前記止着帯の両端に臨む部分が捲れるようになっているものとしたのである。
また、前記扉板の主扉部の上端には留爪が突設され、前記棚板の先端には棚差片が連設され、前記背面板には嵌入切込が穿設されており、
展示状態とする際には、前記留爪を前記嵌入切込に嵌め入れ、前記棚板から下向きに折り曲げた前記棚差片で固定し、前記主扉部を前記本体に係止するものとしたのである。
また、前記本体は、対向する側面板の上下方向の中間部に折曲部を有し、前記折曲部の下方及び上方がそれぞれ本体下半部及び本体上半部とされ、
前記外箱は、前記背面板から一方の襠部、扉板、他方の襠部及び巻締部に至る部分の上下方向の大きさが前記本体下半部のみに対応しており、
梱包状態では、前記本体を前記折曲部に沿って二つ折りにし、前記本体下半部と前記本体上半部とを重ね合わせて、前記外箱で前記本体を包み込むものとしたのである。
この考案に係る吊下式展示具では、梱包状態から展示状態とする際、背面板から一方の襠部を後方へ折り曲げると共に、扉板の副扉部を扉折線に沿って主扉部から背面板側へ折り曲げ、背面板の後面に重なる部分を主扉部で押さえることにより、本体と外箱とが一体化した状態のまま、容易に組み立てることができる。
また、背面板の後面に貼り付けられる巻締部に、鉤状の切目が両端から対称に断続するジッパー型の切目線を入れ、巻締部の切目線より外側の止着帯の両端に臨む部分が捲れるようにすると、開梱時にゴミが発生することがない。
また、梱包状態で本体を対向する側面板の折曲部に沿って二つ折りにすると、梱包サイズを縮小することができるので、店舗への配送コストを削減することができる。
また、棚の構造や材料の厚さに起因して、梱包状態での外箱の襠部の奥行が大きくなる場合でも、展示状態では、襠部が後方へ突き出すことがなく、店内のスペースを有効に活用してスマートな形態で商品の展示を行うことができる。
この考案の第1実施形態に係る吊下式展示具の展示状態を示す前方斜視図 同上の展示状態を示す後方斜視図 同上の梱包状態から展示状態への転換過程を示す斜視図 同上の梱包状態を正面側を上向きにして示す斜視図 同上の梱包状態を背面側を上向きにして示す斜視図 同上の構成部材のブランクを示す図 この考案の第2実施形態に係る吊下式展示具の展示状態を示す前方斜視図 同上の展示状態を示す後方斜視図 同上の梱包状態を正面側を上向きにして示す斜視図 同上の梱包状態を背面側を上向きにして示す斜視図 同上の構成部材のブランクを示す図 特許文献1に記載の吊下式展示具の展示状態を示す前方斜視図 同上の展示状態への組立過程を示す後方斜視図 同上の梱包状態を示す正面側の斜視図
<第1実施形態>
[概要]
この吊下式展示具の第1実施形態を図1~図6に示す。この吊下式展示具は、商品を載せて展示する本体1と、折り畳んだ本体1を収納して梱包することが可能な外箱2とが一体化され、本体1が上段、中段、下段の棚3を有するものとされている。
[ブランク]
図6に示すように、この吊下式展示具は、本体1、背面部材10、上下3段の棚部材31,32,33及び外箱2のブランクから構成される。これらのブランクは、それぞれEフルート等の段ボールを材料とするものである。
(本体)
本体1は、各段の棚3の正面板4が上下に間隔をあけて配置され、正面板4の両側に繋がる側面板5により、各段の棚3が連結されたものとなっている。側面板5には、上下方向に延びて折畳時に谷折りされる側折線5aが入れられ、側折線5aは、表面側が窪む谷折りが可能となるように、逆折り罫とされている。
各段の棚3の正面板4の上端には、それぞれ棚部材31,32,33を接合するための連結片4aが連設され、両側の側面板5の前縁となる端辺には、正面板4の上方で側面板5を裏面から補強する補強片6が連設されている。下段の棚3の連結片4aの先端中央部には、係止凹部4bが形成されている。
対向する側面板5及び中段の棚3の上方に位置する補強片6には、上下方向の中間部に折曲部7が設けられ、本体1は、折曲部7の下方及び上方の部分がそれぞれが本体下半部1a及び本体上半部1bとされている。
折曲部7は、側面板5の側折線5aより後方となる部分及び補強片6にそれぞれ幅方向に延びる2本の押罫線が平行に入れられ、これらの押罫線の間にわたって側面板5の側折線5aより前方となる部分に切目線が入れられたものとなっている。
また、折曲部7には、上述の押罫線及び切目線の部分を含むように、段ボールを厚さ方向に押し潰した段潰し加工が施され(図示斜線部)、側折線5aと押罫線及び切目線との交点には逃穴5bが穿設されている。側面板5の側折線5aより後方となる部分の裏面には、破止用テープ7aが貼られている。
そして、本体下半部1a及び本体上半部1bには、両側の側面板5の外側端にそれぞれ背貼片8が連設されている。背貼片8は、後述する背面部材10及び外箱2のそれぞれの背面板11を貼り付けるためのものである。このうち、本体上半部1bの背貼片8の上部には紐穴9が穿設されている。
(背面部材)
背面部材10は、本体上半部1bの背面を閉じる背面板11の上端に補強板12及び巻込片13が順次連設され、背面板11に抜窓の嵌入切込14が穿設されたものとなっている。背面板11の両側上部及び補強板12の両側部には、本体上半部1bの背貼片8の紐穴9に対応する紐穴9が穿設され、背面板11の上端と補強板12の境界の額縁状部分には、広告パネル(図示省略)の脚部を挿入する差込スロット9aが穿設されている。
(棚部材)
上段の棚部材31は、棚板15の基端に連結片16が連設され、先端に棚差片17が連設されたものであり、棚板15と連結片16との境界の罫線は、切目が断続的に入れられて、谷折りが可能となる逆折り罫とされている。
中段の棚部材32もまた、棚板15の基端に連結片16が連設され、先端に棚差片17が連設されたものであり、棚板15と連結片16との境界の罫線は、切目が断続的に入れられて、谷折りが可能となる逆折り罫とされている。そして、棚板15の先端側には、棚差片17との境界の罫線に沿って係止穴15aが穿設されている。
下段の棚部材33は、棚板15の基端に連結片16が連設されたものであり、棚板15と連結片16との境界の罫線は、切目が断続的に入れられて、谷折りが可能となる逆折り罫とされている。そして、棚板15の基端には、連結片16への切込により係止突起15bが突設され、棚板15の先端には、係止突起15cが突設されている。
(外箱)
外箱2は、本体下半部1aの背面を閉じる背面板11の一方の側端のみから一方の襠部18、扉板19、他方の襠部20及び巻締部21が順次延出され、背面板11の上端及び下端にそれぞれ上蓋板22及び下蓋板23が連設されたものとなっている。背面板11と一方の襠部18との境界の罫線は、切目が断続的に入れられて、折り曲げ方向を問わないものとされている。
扉板19には、一方の襠部18側から主扉部19a及び副扉部19bが上下方向に延びる扉折線19cを境界として順次形成され、主扉部19aの上端に上伸部19dが連設されている。上伸部19dの先端には留爪19eが連設され、主扉部19aの下端には留爪19fが突設されている。
一方の側端に襠部18が連なる背面板11には、内側に上向き舌片を形成するスリットの嵌入切込14が穿設され、その上辺に係止突起14aが突設されている。嵌入切込14のスリットの両端部は、破れ止めのため湾曲している。背面板11の下端には、下蓋板23との境界の罫線に沿って係止穴11aが穿設されている。
巻締部21には、先端縁に並行する切目線21aが入れられ、切目線21aより外側の部分に止着帯21bが形成されている。切目線21aは、鉤状の切目が両端から対称に断続するジッパー型のものであり、巻締部21は、止着帯21bの両端に臨む部分が捲れるようになっている。
上蓋板22には、背面板11からの延出方向の中間部で幅方向に延びる蓋折線22aが入れられ、先端縁の中間部に、2本の切込に挟まれた留爪22bが突設されている。
下蓋板23には、背面板11からの延出方向の基部寄り及び先端寄りに、それぞれ幅方向に延びる2本の蓋折線23a,23bが入れられ、蓋折線23bに沿って係止穴23cが穿設されている。
[ブランクの貼付工程]
上記のようなブランクから吊下式展示具を製作するには、本体1の正面板4から対向する側面板5を背面側へ折り曲げ、側面板5から背貼片8を内側へ折り曲げて、本体下半部1aの両側の背貼片8を外箱2の背面板11の両側部に貼り付け、本体下半部1aの対向する側面板5の後端間を外箱2の背面板11で繋ぐ。
また、本体上半部1bの両側の背貼片8を背面部材10の背面板11の両側部に貼り付け、本体上半部1bの対向する側面板5の後端間を背面部材10の背面板11で繋ぎ、巻込片13を内側へ巻き込んで補強板12を背面板11の上部後面に貼り付ける。
また、上段、中段、下段の棚3の正面板4の上端から延びる連結片4aの裏面に、それぞれ棚部材31,32,33の連結片16を貼り付ける。さらに、各段の棚3の上方において、補強片6を側面板5の裏面に貼り付ける。
[梱包状態とする工程]
上記貼付工程を経て製作された吊下式展示具は、各段の棚3を偏平な状態としたまま、両側の側面板5をそれぞれ側折線5aに沿って谷折りする。そして、図4及び図5に示すように、本体1の両側の側面板5は、折曲部7を軸として二つ折りにし、本体下半部1aと本体上半部1bとを重ね合わせる。
次に、外箱2の背面板11から上蓋板22及び下蓋板23をそれぞれ正面側へ折り曲げて、上蓋板22及び下蓋板23をそれぞれ蓋折線22a,23aに沿って屈曲させ、上蓋板22及び下蓋板23の蓋折線22a,23aより先端側の部分を本体上半部1bに重ねる。また、扉板19の上端側となる上伸部19d及び留爪19eと、下端側となる留爪19fとを主扉部19aの内側となる面に重ねる。
その後、外箱2の背面板11から一方の襠部18を正面側へ折り曲げ、扉板19を扉折線19cに沿って折り曲げることなく、扉板19及び両側の襠部18,20で本体1を包み込み、外箱2の背面板11の後面に巻締部21を沿わせて止着帯21bを貼り付けることにより、外箱2で本体1を覆った梱包状態とする。
[展示状態への組み立て]
上記のように梱包状態とされた吊下式展示具は、展示状態とする際、巻締部21を止着帯21bの両端に臨む部分から捲るようにして、切目線21aに沿って切断する。これにより、止着帯21bが外箱2の背面板11に貼り付いた状態のまま、図3に示すように、外箱2の一方の襠部18、扉板19、他方の襠部20及び巻締部21を開くと共に、上蓋板22及び下蓋板23を開くことができ、ゴミが発生することがない。
そして、図1及び図2に示すように、本体1の対向する側面板5の折曲部7を軸とする折り曲げを伸ばし、本体下半部1aと本体上半部1bとを垂直に連なる状態として、側面板5の側折線5aに沿った谷折りを伸ばすことにより、各段の棚3の正面板4、両側の側面板5及び背面板11が上下方向に延びる四角筒状をなすものとする。
このとき、外箱2の上蓋板22は、本体上半部1bの背面板11の後面に沿い、上蓋板22の留爪22bが本体上半部1bの背面板11の嵌入切込14に一致する。
その後、中段の棚3の正面板4から連結片4a,16を後側下方へ折り曲げ、連結片16から棚板15を水平方向へ折り曲げて、棚板15から棚差片17を下方へ折り曲げる。そして、棚差片17を外箱2の背面板11の嵌入切込14に差し込み、係止突起14aを係止穴15aに係合させる。
また、外箱2の背面板11から一方の襠部18を後方へ折り返し、扉板19を扉折線19cに沿って主扉部19aと副扉部19bとを重ねるように背面板11側へ折り曲げ、副扉部19bと他方の襠部20及び巻締部21とを背面板11の後面に重ね、扉板19の主扉部19aから上伸部19dを上蓋板22に沿うように上方へ伸ばす。
次に、留爪19e,22bを嵌入切込14に嵌め入れ、上段の棚3の正面板4から連結片4a,16を後側下方へ折り曲げ、連結片16から棚板15を水平方向へ折り曲げて、棚板15から棚差片17を下向きに折り曲げる。そして、棚差片17を本体上半部1bの背面板11の前面と留爪19eの後面の間に差し込み、留爪19eを本体1に固定する。
また、下蓋板23で本体下半部1aの底面を閉じ、下蓋板23の蓋折線23bより先端側の部分を上方へ折り曲げて、下段の棚3の正面板4の裏面に沿わせる。
続いて、下段の棚3の正面板4から連結片4a,16を後側下方へ折り曲げ、下蓋板23の蓋折線23bより先端側の部分を正面板4と連結片4a,16との間に挟み、連結片16から棚板15を水平方向へ折り曲げると、係止凹部4bを介し係止突起15bが突出して、係止穴23cに係合する。
その後、棚板15の先端の係止突起15cを背面板11の下端の係止穴11aに係合させ、主扉部19aから前方へ折り曲げた留爪19fを係止穴11aに差し込む。これにより、外箱2の背面板11の後面に重なる副扉部19b、他方の襠部20及び巻締部21が主扉部19aで押さえられた状態となる。
なお、店頭で各段の棚3の棚板15に商品を載せて展示する際には、紐穴9に吊紐24を挿通し、吊紐24に掛止したフック25を介して、この吊下式展示具を店頭の什器に吊り下げる。このとき、各段の棚3には、必要に応じて仕切をセットする。また、本体上半部1bの背面板11の頂部に位置する差込スロット9aに広告パネルの脚部を挿入し、広告パネルを立設して訴求効果を高めるとよい。
[効果]
このように、上記吊下式展示具では、梱包状態から展示状態とする際、外箱2の背面板11から一方の襠部18を後方へ折り曲げると共に、扉板19の副扉部19bを扉折線19cに沿って主扉部19aから背面板11側へ折り曲げ、背面板11の後面に重なる部分を主扉部19aで押さえることにより、本体1と外箱2とが一体化した状態のまま、容易に組み立てることができる。
また、巻締部21の切目線21aより外側の止着帯21bの両端に臨む部分が捲れるようにしたので、開梱時にゴミが発生することがなく、店頭での展示作業に際し、ゴミを捨てに行く手間を省くことができる。
また、梱包状態で本体1を上下方向の中間部の折曲部7に沿って二つ折りにすると、梱包サイズを縮小することができるので、店舗への配送時にパレットに積載できる個数が飛躍的に増加し、店舗への配送コストを削減することができる。
また、棚3の構造や材料の厚さに起因して、梱包状態での外箱2の襠部18,20の奥行が大きくなる場合でも、展示状態では、襠部18,20が後方へ突き出すことがなく、店内のスペースを有効に活用してスマートな形態で商品の展示を行うことができる。
<第2実施形態>
この吊下式展示具の第2実施形態を図7~図10に示す。この吊下式展示具についての説明では、上記第1実施形態との共通点についての説明は省略し、主に相違点について言及するに留める。
この吊下式展示具は、図11に示す各部材のブランクから組み立てられるものであり、上記第1実施形態のように、本体1の両側の側面板5に折曲部7が設けられておらず、本体1には、本体下半部1aと本体上半部1bの区分がない。
このため、外箱2の背面板11が本体1の全高に及ぶ上下方向の寸法を有し、図9及び図10に示す梱包状態では、本体1を二つ折りにできず、梱包サイズを縮小することはできない。しかしながら、図7及び図8に示す展示状態への組み立ては容易であり、展示状態では、襠部18,20が後方へ突き出すことがなく、省スペースでスマートな形態で商品の展示を行うことができる。
<その他>
なお、上記第1及び第2実施形態では、棚3が上下3段のものを例示したが、この考案に係る構成は、棚3が上下2段のものや、上下4段以上のものについても、適用することができ、同様の効果を得ることができる。
1 本体
1a 本体下半部
1b 本体上半部
2 外箱
3 棚
4 正面板
4a 連結片
4b 係止凹部
5 側面板
5a 側折線
5b 逃穴
6 補強片
7 折曲部
7a 破止用テープ
8 背貼片
9 紐穴
9a 差込スロット
10 背面部材
11 背面板
11a 係止穴
12 補強板
13 巻込片
14 嵌入切込
14a 係止突起
15 棚板
15a 係止穴
15b,15c 係止突起
16 連結片
17 棚差片
18 襠部
19 扉板
19a 主扉部
19b 副扉部
19c 扉折線
19d 上伸部
19e,19f 留爪
20 襠部
21 巻締部
21a 切目線
21b 止着帯
22 上蓋板
22a 蓋折線
22b 留爪
23 下蓋板
23a,23b 蓋折線
23c 係止穴
24 吊紐
25 フック
31,32,33 棚部材

Claims (4)

  1. 商品を載せて展示する本体(1)と、折り畳んだ前記本体(1)を収納して梱包することが可能な外箱(2)とが一体化され、
    前記本体(1)は、各段の棚(3)が正面板(4)及びこれに連なる棚板(15)を有し、前記各段の棚(3)を連結する側面板(5)には、上下方向に延びて折畳時に谷折りされる側折線(5a)が入れられた構成とされ、前記本体(1)の対向する側面板(5)の後端間が背面板(11)で繋がれた吊下式展示具において、
    前記背面板(11)の一方の側端のみから一方の襠部(18)、扉板(19)、他方の襠部(20)及び巻締部(21)が順次延出され、前記扉板(19)には、前記一方の襠部(18)側から主扉部(19a)及び副扉部(19b)が上下方向に延びる扉折線(19c)を境界として順次形成されており、
    梱包状態では、前記背面板(11)から前記一方の襠部(18)を正面側へ折り曲げて、前記扉板(19)及び前記一方及び他方の襠部(18,20)で折り畳んだ前記本体(1)を包み込み、前記巻締部(21)を前記背面板(11)の後面に沿わせて係止しておき、
    展示状態とする際には、前記背面板(11)から前記一方の襠部(18)を後方へ折り返し、前記扉板(19)の副扉部(19b)を扉折線(19c)に沿って主扉部(19a)から前記背面板(11)の方向へ折り曲げ、前記背面板(11)の後面に重なる部分を前記主扉部(19a)で押さえることを特徴とする吊下式展示具。
  2. 前記巻締部(21)には、先端縁に並行する切目線(21a)が入れられ、前記切目線(21a)より外側の部分に止着帯(21b)が形成され、
    前記切目線(21a)は、鉤状の切目が両端から対称に断続するジッパー型のものであり、前記巻締部(21)は、前記止着帯(21b)の両端に臨む部分が捲れるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の吊下式展示具。
  3. 前記扉板(19)の主扉部(19a)の上端には留爪(19e)が突設され、前記棚板(15)の先端には棚差片(17)が連設され、前記背面板(11)には嵌入切込(14)が穿設されており、
    展示状態とする際には、前記留爪(19e)を前記嵌入切込(14)に嵌め入れ、前記棚板(15)から下向きに折り曲げた前記棚差片(17)で固定し、前記主扉部(19a)を前記本体(1)に係止することを特徴とする請求項1に記載の吊下式展示具。
  4. 前記本体(1)は、対向する側面板(5)の上下方向の中間部に折曲部(7)を有し、前記折曲部(7)の下方及び上方がそれぞれ本体下半部(1a)及び本体上半部(1b)とされ、
    前記外箱(2)は、前記背面板(11)から一方の襠部(18)、扉板(19)、他方の襠部(20)及び巻締部(21)に至る部分の上下方向の大きさが前記本体下半部(1a)のみに対応しており、
    梱包状態では、前記本体(1)を前記折曲部(7)に沿って二つ折りにし、前記本体下半部(1a)と前記本体上半部(1b)とを重ね合わせて、前記外箱(2)で前記本体(1)を包み込むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の吊下式展示具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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