JP2015126953A - ネイルプリント装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷中に指が動いて指の位置がずれたり指載置台から指が離れてしまったりした場合、不適切な位置に誤って印刷されてしまう事態を未然に防止することのできるネイルプリント装置及び印刷制御方法を提供する。【解決手段】撮影部30により印刷指U1を撮影して得られた指爪画像I1から指爪画像11の輪郭線を抽出したあとに、指載置手段上に載置された印刷指U1の輪郭線L1を指位置検出手段70によって検出し、爪領域Taの座標値に基づく印刷用データに従って印刷部40により爪領域Taに印刷を施す場合に、抽出された指爪画像I1の輪郭線の座標値と指位置検出手段70により検出された印刷指U1の輪郭線L1の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれた場合には印刷部40による前記爪領域Taへの印刷を停止させる。【選択図】図4

Description

本発明は、ネイルプリント装置及び印刷制御方法に関するものである。
従来、指の爪に印刷を施すネイルプリント装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ネイルプリント装置は、例えば、印刷しようとする爪の指を、装置本体に設けた指載置台に位置決めし、この位置決めした指の爪にインクジェット方式の印刷ヘッド等を用いて色や絵柄等の画像を印刷するプリント装置であるが、こうしたネイルプリント装置では、印刷中に指が動いて位置がずれたり指載置台から指が離れてしまったりすると絵柄等を正しく爪に印刷することができず、印刷エラーが生じてしまう。
印刷対象となる記録媒体が紙等である場合には、位置ずれ等が生じて印刷エラーが生じた場合には、当該紙等を廃棄して再印刷を行えばよい。
しかし、印刷対象が爪である場合には、印刷途中で位置ずれ等が生じた場合、一旦爪上に付着したインクを除去した上で再印刷を行う必要があり、その手間や時間等がユーザにとって煩わしいという問題がある。
そこで、このような装置においては、指固定治具を設けて、印刷中に指が動かないように指固定治具等によって指を固定した状態で印刷を行うことが考えられる。
このように指を固定すれば、印刷中に指の位置がずれたり指載置台から指が離れてしまったりすることがなく、適切な位置に正しく印刷を行うことが可能となる。
特表2003−534083号公報
しかしながら、指固定治具等によって指を固定した状態で印刷を行うと、印刷している間、指が圧迫された状態となることから、ユーザにとって極めて不快である。
また、ユーザが印刷する指に指輪等の装飾品をつけている場合には、指固定治具等によってしっかりと指を固定することが困難な場合がある等の問題もある。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、印刷中に指が動いて指の位置がずれたり指載置台から指が離れてしまったりした場合、不適切な位置に誤って印刷されてしまう事態を未然に防止することのできるネイルプリント装置及び印刷制御方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のネイルプリント装置は、
指が載置される指載置手段と、
前記指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影手段と、
前記撮影手段によって取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出する抽出手段と、
前記爪領域に印刷を施す印刷手段と、
前記抽出手段により前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の輪郭線を指の非印刷側から検出する指位置検出手段と、
前記印刷手段による前記爪領域への印刷を制御する制御手段と、を備えており、
前記制御手段は、
前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定手段を含むことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のネイルプリント装置において、
前記制御手段は、前記印刷可否判定手段により前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合に、前記印刷手段による前記爪領域への印刷を停止させることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置において、
前記印刷可否判定手段は、
前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合に、前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値に対応する前記爪領域の座標値を推定し、推定された前記爪領域の座標値から、印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にあるか否かを判定し、
前記制御手段は、前記印刷可否判定手段により印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にないと判定されたときは、前記印刷手段による印刷を中止させることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のネイルプリント装置において、
前記制御手段は、
前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合であって、前記印刷可否判定手段により印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の前記印刷可能範囲内にあると判定されたときに、前記印刷可否判定手段により推定された前記爪領域の座標値に基づいて、前記爪領域の座標値に基づく印刷用データを補正するデータ補正手段を含み、
前記制御手段は、前記データ補正手段により補正された後の印刷用データに基づいて印刷を行うように前記印刷手段を制御することを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のネイルプリント装置において、
前記印刷可否判定手段により印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にないと判定されたときに、その旨を報知する報知手段を備えていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の印刷制御方法は、
指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影ステップと、
前記撮影ステップにおいて取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出する抽出ステップと、
印刷手段により前記爪領域に印刷を施す印刷ステップと、
前記抽出ステップにより前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の輪郭線を指の非印刷側から検出する指位置検出ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定ステップと、
を含んでいることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の印刷制御方法において、
更に、前記印刷可否判定ステップにおいて前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合に、前記印刷手段による前記爪領域への印刷を停止させる印刷制御ステップを含むことを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の印刷制御方法において、
前記印刷可否判定ステップは、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合に、前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値に対応する前記爪領域の座標値を推定し、推定された前記爪領域の座標値から、印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にあるか否かを判定するステップを含み、
前記印刷制御ステップは、前記印刷可否判定ステップにおいて印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にないと判定されたときは、前記印刷手段による印刷を中止させることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の印刷制御方法において、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合であって、前記印刷可否判定ステップにおいて印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の前記印刷可能範囲内にあると判定されたときに、前記印刷可否判定ステップおいて推定された前記爪領域の座標値に基づいて、前記爪領域の座標値に基づく印刷用データを補正するデータ補正ステップを含み、
前記印刷制御ステップは、前記データ補正ステップにおいて補正された後の印刷用データに基づいて印刷を行うように前記印刷手段を制御することを特徴としている。
また、請求項10に記載のネイルプリント装置は、
指が載置される指載置手段と、
前記指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影手段と、
前記撮影手段によって取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出させる抽出手段と、
前記抽出手段により前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の位置を検出する指位置検出手段と、
前記指位置検出手段により検出されている前記指の輪郭線の座標値と前記抽出手段により抽出されている前記指爪画像の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定手段と、
前記印刷可否判定手段により前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を停止し、前記両者が前記所定値以上ずれていないと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を施すように制御する印刷制御手段と、
を備えていることを特徴としている。
また、請求項11に記載の印刷制御方法は、
指が載置される指載置手段と、前記指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影手段とを備えているネイルプリント装置に用いられる印刷制御方法において、
前記撮影手段によって取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにより前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の位置を検出する指位置検出ステップと、
前記指位置検出ステップにより検出されている前記指の輪郭線の座標値と前記抽出ステップにより抽出されている前記指爪画像の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定ステップと、
前記印刷可否判定ステップにより前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を停止し、前記両者が前記所定値以上ずれていないと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を施すように制御する印刷制御ステップと、
を備えていることを特徴としている。
請求項1及び請求項6に記載の発明によれば、撮影手段により取得された指爪画像の輪郭線の座標値と指位置検出手段から送られてきた指の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する。これにより、撮影手段により指爪画像を取得した後に指を動かしてしまったときに、これが検出されるため、印刷手段による爪領域への印刷が失敗してしまうことを防止することができるという効果を奏する。
請求項2及び請求項7に記載の発明によれば、両者が所定値以上ずれたときに、印刷手段による爪領域への印刷が停止されるため、爪領域の不適切な位置に誤って印刷されてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
請求項3及び請求項8に記載の発明によれば、指爪画像の輪郭線の座標値と指の輪郭線の座標値とが所定値以上ずれた場合には、印刷可否判定手段が、指の輪郭線の座標値に対応する爪領域の座標値を推定し、推定された爪領域が印刷手段の印刷可能範囲内にあるか否かを判定して、爪領域が印刷可能範囲外と判定されたときは、印刷手段による印刷を中止させる。このため、爪領域が印刷手段の印刷可能範囲外にある状態のまま不適切な位置に誤って印刷されてしまうことを防止することができるという効果を奏する。
請求項4及び請求項9に記載の発明によれば、爪領域が印刷手段の印刷可能範囲内にある場合には、データ補正手段が、指の輪郭線の座標値に対応するように印刷用データを補正する。このため、補正で対応可能な場合にはできるだけ補正によって対応することができ、ユーザにできる限り印刷のやり直し等による手間や時間の負担をかけないようにすることができるという効果を奏する。
また、指位置検出手段は、指の輪郭線を指の非印刷側から検出することができるため、印刷が開始された後も随時指の位置(指の輪郭線の座標値)を検出することができ、印刷開始後に指位置がずれてしまった場合にも印刷の停止・中止、印刷用データの補正等の対応を適切に行うことができるという効果を奏する。
請求項10及び請求項11に記載の発明によれば、撮影手段により取得された指爪画像の輪郭線の座標値と指位置検出手段により検出された指の位置の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれた場合には、載置された指の爪領域への印刷を停止するように制御することができる一方で、両者が所定値以上ずれていないと判定された場合には、載置された指の爪領域への印刷を施すように制御することができるという効果を奏する。
本発明に係るネイルプリント装置の一実施形態を概念的に示した斜視図で、蓋体を開いた状態を示している。 図1のネイルプリント装置の装置本体を概念的に示した斜視図である。 図1のネイルプリント装置の印刷指固定手段を示した断面図で、印刷指として人差し指から小指を印刷指挿入部に挿入した際の固定態様を示している。 図3に示す指位置検出手段部分を拡大して構成を模式的に示した要部断面図である。 図1のネイルプリント装置の正面側の断面図である。 図1のネイルプリント装置の側断面図である。 本実施形態に係るネイルプリント装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 本実施形態における印刷制御処理の前半を示すフローチャートである。 本実施形態における印刷制御処理の後半を示すフローチャートである。 (a)は、指位置検出手段によって検出された印刷指の輪郭線の一例を示した図であり、(b)は、撮影部によって得られた指爪画像の一例を示す図である。 (a)は、指位置検出手段によって検出された印刷指の輪郭線の一例を示した図であり、(b)は、(a)に対応する爪領域の一例を示す図である。 (a)は、指位置検出手段によって検出された印刷指の輪郭線の一例を示した図であり、(b)は、(a)に対応する爪領域の一例を示す図である。
図1から図12を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるネイルプリント装置の外観を示す斜視図であり、図2は、ネイルプリント装置の内部構成を示す斜視図である。
図1に示すように、このネイルプリント装置1は、ケース本体2及び蓋体4を備えている。このケース本体2及び蓋体4は、ケース本体2の上面後端部に設けたヒンジ3を介して、互いに連結されている。
上記ケース本体2は平面視で長円状に形成されている。このケース本体2には前側には開閉板2cが起倒可能に設けられている。この開閉板2cは、ケース本体2の前面下端部に設けたヒンジ(図示せず)を介して、ケース本体2に連結されている。この開閉板2cは、ケース本体2の前面を開閉するためのものである。
また、ケース本体2の天板2fには後述する操作盤12が設置されており、天板2fのほぼ中央部には表示部13が設定されている。
なお、ケース本体2及び蓋体4の形状、構成はここに例示したものに限定されない。
また、ケース本体2にはネイルプリント装置1の装置本体10が収容されている。この装置本体10は、図2に示す印刷指固定手段を構成している印刷指固定部20、撮影手段を構成している撮影部30、印刷手段を構成している印刷部40及び制御手段を構成している制御装置50(図7参照)を備えている。これら印刷指固定部20、撮影部30、印刷部40及び制御装置50は機枠11に設けられている。
なお、機枠11は下部機枠11a及び上部機枠11bによって構成されている。そして、下部機枠11aは箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置され、上部機枠11bは下部機枠11aの上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている。
印刷指固定部20は、機枠11の中の下部機枠11aに設けられている。この下部機枠11aに設けられた印刷指挿入部20a、非印刷指挿入部20b及び掴み部20cによって印刷指固定部20が構成されている。
ここで、印刷指挿入部20aは、印刷しようとする爪Tに対応する指(以下「印刷指」という。)U1を挿入するめための指挿入部である(図3参照)。印刷指挿入部20aの底面(印刷指載置面)は、印刷指U1を載置する指載置手段として機能する。印刷指U1の撮影や印刷は、印刷指U1がこの指載置手段としての印刷指挿入部20aの印刷指載置面に載置された状態で行われる。
また、非印刷指挿入部20bは、印刷指以外の指(以下「非印刷指」という。)U2を挿入するための指挿入部である(図3参照)。
また、掴み部20cは、印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで挟持することが可能な部分である。本実施形態において、この掴み部20cは印刷指挿入部20aと非印刷指挿入部20bとを仕切る隔壁21によって構成されている。
この隔壁21の上面は平坦な印刷指載置面を構成している。この隔壁21の指挿入側端部には膨出部22が形成されている。この膨出部22は、印刷指挿入部20a及び非印刷指挿入部20bに印刷指U1及び非印刷指U2を深く挿入した際に、印刷指U1及び非印刷指U2の付け根U3が当接する部分に形成されている。膨出部22は、印刷指U1の腹全体が印刷指載置面に当接した状態で、印刷指U1と非印刷指U2とで隔壁21(掴み部20c)を強く挟持することができるように、指挿入方向の断面が、隔壁21の下面から下方に向けて膨出するように円形となっている。なお、膨出部22の形状は、断面円形に限定されることなく、断面楕円形,多角形等の非円形であってもよい。
例えば、左手の親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)が印刷指U1となる場合には、図3に示すように、ユーザは印刷指挿入部20aに4本の印刷指U1を挿入し、非印刷指挿入部20bに非印刷指U2である親指を挿入する。この場合、ユーザが印刷指挿入部20aに挿入された印刷指U1と、非印刷指挿入部20bに挿入された非印刷指U2とで掴み部20cを挟持することにより、印刷指U1が掴み部20cの上で固定される。
また、親指のみが印刷指U1となる場合には、親指(印刷指U1)を印刷指挿入部20aに挿入さし、親指以外の4本の指(非印刷指U2)を非印刷指挿入部20bに挿入する。この場合にも、ユーザが印刷指U1と非印刷指U2とで掴み部20cを挟持することで印刷指U1が固定される。
また、本実施形態では、指載置手段である印刷指載置面を構成している隔壁21の上側の面には、指載置手段上に載置された印刷指U1の輪郭線L1(図10(a)等参照)を印刷指U1の非印刷側から検出する指位置検出手段70が設けられている。
具体的には、指位置検出手段70は、隔壁21の上面の一部であって、印刷指U1が印刷指挿入部20aに挿入された際に印刷指U1の先端部から第一関節辺りまでが位置する部分のほぼ全域に亘って配置されている。
なお、本実施形態のように、人差し指から小指までの4本を同時に印刷指挿入部20aに挿入して印刷を行う装置においては、全ての指の先端部から第一関節辺りに対応する部分全域に指位置検出手段70が設けられる。
また、指位置検出手段70は、印刷指U1の輪郭線を印刷指U1の非印刷側から検出することのできる位置に設けられていればよく、指位置検出手段70が配置される位置は隔壁21の上面に限定されない。
指位置検出手段70は、図4に示すように、隔壁21の上面に配置されたカバー部材71と、カバー部材71の下に配置された複数の検出部72とで構成されている。
カバー部材71は、ガラス等の光が透過する材料で形成された板状の部材である。
検出部72は、例えば、光源となる発光素子73とセンサチップ74との対により構成されている。発光素子73としては例えばLED等が用いられる。センサチップ74は、発光素子73から照射されカバー部材71上に載置されている印刷指U1により反射した光を受光する受光素子741と受光素子741によって受光された光を処理する回路部742とから構成されている。なお、検出部72の構成はこれに限定されず、他にレンズ等の光学系を備えていてもよい。
受光素子741は、例えばCCDやCMOSセンサ等のイメージセンサであり、カバー部材71の表面が印刷指U1で覆われて遮光されたときにこの印刷指U1に反射した光を検出する。回路部742は、受光素子741が検出した光を電気信号に変換する画像処理回路743、画像処理回路743によって変換された電気信号を制御装置50に出力する信号出力回路744(いずれも図7参照)等を備えている。
印刷指U1がカバー部材71の表面を覆って遮光すると、印刷指U1で覆われた部分では発光素子73からの光が印刷指U1に反射して受光素子741に入射する。これに対して、印刷指U1で覆われていない部分では光がカバー部材71を透過してしまい、反射しないため受光素子741には光が入射せず光を検出しない。
受光素子741による光の検出、非検出は、画像処理回路743によって電気信号に変換され、受光素子741が光を検出した部分と検出しなかった部分との境界(すなわち、印刷指U1の輪郭線L1(図10(a)等参照))が検出される。検出された印刷指U1の輪郭線L1の情報は、信号出力回路744を介して制御装置50に出力される。
そして、制御装置50は、この輪郭線L1をxy座標値で表したマップとして記憶部51(図7参照)のRAM(図示せず)等に記憶する。この輪郭線L1のxy座標値から印刷指U1の置かれている位置、方向を検出することができる。
なお、検出部72の数や配置は特に限定されないが、印刷指U1の置かれている位置、方向を正確に検出できるように、指位置検出手段70の全面に亘って、隙間なく並べて配置されていることが好ましい。また、検出部72の数が多いほど印刷指U1の輪郭線L1の正確な検出を行うことができ、好ましい。
また、図5は、本実施形態に係るネイルプリント装置1の正面側の断面図であり、図6は、ネイルプリント装置1の側断面図である。
図5及び図6に示すように、撮影部30は、機枠11の中の上部機枠11bに設けられている。
すなわち、上部機枠11bに設置された基板31の中央部下面には、ドライバーを内蔵した200万画素程度以上の画素を有するカメラ32が設置されている。また、基板31には、カメラ32を囲むように白色LED等の照明灯33が設置されている。撮影部30は、このカメラ32及び照明灯33を備えて構成されている。
この撮影部30は、指載置手段である印刷指挿入部20aに載置された印刷指U1を照明灯33によって照明し、カメラ32によってその印刷指U1を撮影して、指爪画像を得る撮影手段であり、この撮影部30は、後述する制御装置50の本体制御部52に接続され、該本体制御部52によって制御されるようになっている。
また、印刷部40は、爪領域Taの座標値に基づく印刷用データに従って印刷対象領域である爪領域Ta(図10(a)等参照)に色や模様等の印刷を施す印刷手段であり、主に上部機枠11bに設けられている。
すなわち、図5及び図6に示すように、上部機枠11bの両側板には、2本のガイドロッド41が平行に架設されている。このガイドロッド41には、主キャリッジ42が摺動自在に設置されている。また、図6に示すように、主キャリッジ42の前壁42aおよび後壁42bには2本のガイドロッド44が平行に架設されている。このガイドロッド44には、副キャリッジ45が摺動自在に設置されている。この副キャリッジ45の下面中央部には、印刷ヘッド46が搭載されている。
本実施形態において、この印刷ヘッド46は、インクを微滴化し、被印字媒体に対し直接に吹き付けて印刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドである。なお、印刷ヘッド46の記録方式はインクジェット方式に限定されない。
主キャリッジ42は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ43に連結され、モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿って左右方向に移動ように構成されている。また、副キャリッジ45は動力伝達手段(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿って前後方向に移動するように構成されている。
また、下部機枠11aには、印刷ヘッド46にインクを供給するためのインクカートリッジ48が設けられている。インクカートリッジ48は、図示しないインク供給管を介して印刷ヘッド46と接続されており、適宜印刷ヘッド46にインクを供給するようになっている。なお、印刷ヘッド46自体にインクカートリッジを搭載する構成としてもよい。
印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、モータ47及びインクカートリッジ48等を備えて構成されている。この印刷部40のモータ43、印刷ヘッド46、モータ47は、後述する制御装置50の本体制御部52に接続され、該本体制御部52によって制御されるようになっている。
印刷ヘッド46の可動範囲がネイルプリント装置1の印刷可能範囲A(図10(a)等参照)であり、印刷指U1に対する印刷はこの印刷可能範囲内において行われる。
操作盤12は、ユーザが各種入力を行うための入力手段である。
操作盤12には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、その他各種の入力を行うための操作釦121が配置されている。
表示部13は、例えば液晶パネル(液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display))等で構成された表示手段である。
なお、表示部13の表面に、タッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合には、図示しないスタイラスペン等によるタッチ操作により、表示部13の表面をタッチすることによっても各種の入力を行うことができるように構成される。
表示部13には、例えば、印刷指U1を撮影した指爪画像やその中の爪領域Ta、印刷指U1の輪郭線L1、印刷指U1の爪領域Taに印刷すべきネイル画像パターン、デザイン確認用のサムネイル画像等が表示されるようになっている。
また、本実施形態では、印刷対象である印刷指U1の爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲内にないと判定されたときには、その旨が表示部13に表示されるようになっており、表示部13は、爪領域Taへの印刷ができないことをユーザに報知する報知手段として機能する。なお、報知される内容は、印刷ができないことのみでなくてもよい。例えば、印刷指U1を右側又は左側等に移動させるように促す等、ユーザに対する具体的な指示を表示させるようにしてもよい。また、印刷可能範囲A内にあるが、指位置がずれて補正が必要な場合に、データを補正中である旨等を表示させてもよい。
また、制御装置50は、例えば上部機枠11bに配置された基板31等に設置されている。図7は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)の他、ROM(ReadOnly Memory)、RAM(Random Access Memory)等(全て図示せず)で構成される記憶部51を備えるコンピュータである。
記憶部51には、印刷すべきネイル画像パターン等のデータや爪領域を決定するための爪領域決定プログラム、印刷可否を判定するための印刷可否判定プログラム、印刷用データを補正するための補正印刷用データ補正プログラム、印刷処理を行うための印刷プログラム等の各種プログラムが格納されており、制御装置50はこれらのプログラムを実行してネイルプリント装置1の各部を制御するようになっている。
本実施形態において記憶部51は、撮影部30によって取得された印刷指U1の指爪画像I1の輪郭線のxy座標値とこの指爪画像I1に含まれる爪領域Taのxy座標値とを対応付けて記憶する第1の記憶部として機能する。
また、指位置検出手段70によって検出された印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値を記憶する第2の記憶部として機能する。
本実施形態において制御装置50は、本体制御部52、印刷可否判定部53、データ補正部54等の機能部を含んでいる。
本体制御部52は、撮影部30を制御して指爪画像I1を取得させ、撮影部30により取得された指爪画像I1の輪郭線を抽出する。そして、この指爪画像I1の中から爪領域Taを決定して、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値とこの指爪画像I1に含まれる爪領域Taのxy座標値とを対応付けて第1の記憶部としての記憶部51のRAM等に記憶させる第1の記憶制御手段として機能する。
また、本体制御部52は、指位置検出手段70によって検出された印刷指U1の輪郭線L1の情報をxy座標値として第2の記憶部としての記憶部51のRAM等に記憶させる第2の記憶制御手段として機能する。
また、本体制御部52は、ユーザの印刷指U1のうち爪領域Taと決定された領域の座標値に基づいて印刷用のデータを生成し、これを印刷部40に出力して、この印刷用データにしたがって爪領域Taに印刷を施すように印刷部40を制御する印刷制御手段として機能する。
印刷可否判定部53は、指爪画像I1の全体の輪郭線xy座標と印刷指U1の輪郭線L1のxy座標を比較対照して、両者に所定値以上のずれがないかを判断し、所定値以上のずれがあれば印刷部40による爪領域Taへの印刷の開始・続行ができないと判定する印刷可否判定手段である。
印刷の開始・続行の可否を決定する際の所定値は、爪領域Taへの印刷に影響を及ぼす程度のずれであるか否かの閾値であり、予めデフォルトで設定されていてもよいし、ユーザが事後的に設定できるようにしてもよい。
指位置検出手段70は、印刷開始後も随時現時点での印刷指U1の輪郭線L1を検出して制御装置50に出力するようになっており、印刷可否判定部53は、撮影部30によって得られた指爪画像I1に基づく指爪画像I1の全体の輪郭線xy座標と、指位置検出手段70から送られた最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標を比較対照するようになっている。これにより、印刷開始後、印刷中においても、随時印刷指U1の位置ずれの有無及び位置ずれがある場合にそれが印刷に影響を及ぼすか否かを判定することができる。
印刷可否判定部53が爪領域Taへの印刷の開始・続行ができないと判定した場合には、印刷制御手段としての本体制御部52は、印刷部40による爪領域Taへの印刷を停止させるように印刷部40を制御する。
また、印刷可否判定部53は、指爪画像I1の全体の輪郭線xy座標と印刷指U1の輪郭線L1のxy座標を比較対照した結果、両者が印刷に影響を与える程度に(すなわち所定値以上)ずれたと判定した場合に、印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値に対応する爪領域Taのxy座標値を推定し、推定された爪領域Taの座標値から、印刷対象である爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲A内にあるか否かを判定する。
印刷可否判定部53が印刷対象である爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲A内にないと判定したときは、印刷制御手段としての本体制御部52は、印刷部40による爪領域Taへの印刷を中止させるように印刷部40を制御し、表示部13にその旨や、印刷指U1の位置の修正をユーザに促す指示等を表示させる。
データ補正部54は、指爪画像I1の全体の輪郭線xy座標と印刷指U1の輪郭線L1のxy座標を比較対照した結果、両者が印刷に影響を与える程度に(すなわち所定値以上)ずれた場合であって、印刷可否判定部53により印刷対象である爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲内にあると判定されたときに、印刷可否判定部53により推定された爪領域Taのxy座標値に基づいて、印刷用データを補正するデータ補正手段である。
例えば、指位置検出手段70から送られた最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標が、撮影部30によって得られた指爪画像I1に基づく指爪画像I1の全体の輪郭線xy座標に対して時計回り方向に20度傾いている場合には、指爪画像I1の全体の輪郭線xy座標に対応付けられている爪領域Taのxy座標とのずれ量を補正値として算出し、この補正値によって印刷用データを補正することにより、当初の印刷用データよりも時計回り方向に20度傾いた領域が新たな印刷対象領域となる。
データ補正部54により印刷用データが補正されると、印刷制御手段としての本体制御部52は、この補正後の印刷用データに基づいて爪領域Taへの印刷を行うように印刷部40による印刷を制御する。
また、本体制御部52は、データ補正を行うために印刷処理が停止している間、データ補正中である旨等を表示部13に表示させるようにしてもよい。
次に、図8から図12を参照しつつ、本実施形態におけるネイルプリント装置1による印刷制御方法について説明する。
このネイルプリント装置1により印刷を行う場合、ユーザはまず、電源スイッチを入れて制御装置50を起動させ、印刷指U1に印刷したいネイル画像パターン(デザイン)を選択する。選択されたネイル画像パターンは、表示部13に、デザイン確認用のサムネイル画像として表示される。このデザインでよい場合には、ユーザは図示しない確定ボタンでネイル画像パターンを確定させる。
次に、ユーザは、印刷指U1を印刷指挿入部20aに挿入し、非印刷指U2を非印刷指挿入部20bに挿入して、印刷指U1を固定した上で、印刷スイッチを操作する。
例えば、左手の人差し指、中指、薬指及び小指の爪領域Taに印刷を施したい場合には、図3に示すように、印刷指挿入部20aに人差し指、中指、薬指及び小指を平面的に並べて挿入し、非印刷指挿入部20bに親指を挿入する。そして、印刷指挿入部20aに挿入した人差し指、中指、薬指及び小指と非印刷指挿入部20bに挿入した親指とで掴み部20cを挟持する。これによって、印刷指U1である人差し指、中指、薬指及び小指が固定される。
図8に示すように、制御装置50は、表示部13の印刷スイッチから指示が入力されると、印刷動作を開始する前に、まず撮影部30を制御して、印刷指U1全体を撮影させる。これにより、図10(b)に示すような印刷指U1の指爪画像I1が取得される(ステップS1)。本体制御部52は、この指爪画像I1から印刷対象領域となる爪領域Taを決定する(ステップS2)。そして、印刷指U1全体の輪郭線のxy座標値と、爪領域Taのxy座標値とを対応付けて第1の記憶部としての記憶部51のRAM等に記憶させる(ステップS3)。
また、指位置検出手段70により現時点における印刷指U1の輪郭線L1(図10(a)参照)が検出され(ステップS4)、制御装置50に出力される。制御装置50は、印刷指U1の輪郭線L1のxy座標を第2の記憶部としての記憶部51のRAM等に記憶させる(ステップS5)。
次に、印刷可否判定部53は、印刷対象である印刷指U1の爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にあるか否かを判定する(ステップS6)。例えば、図12(a)に示すように、印刷指U1の輪郭線L1が印刷可能範囲Aの外にはみ出している場合には、図12(b)に示すように、この印刷指U1に対応する爪領域Taも印刷可能範囲Aの外にはみ出していると推定される。
印刷可否判定部53により爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にないと判定された場合(ステップS6;NO)には、このまま印刷を開始させると印刷すべき絵柄等が爪領域Taからはみ出してしまい、適切に印刷を行うことができない。このため、本体制御部52は、印刷部40による印刷を開始させず、ユーザに対して指位置を修正するように指示する表示を表示部13に表示させる(ステップS7)。そして、印刷指挿入部20aに印刷指U1が載置し直されると、再度ステップS1からステップS6の処理を繰り返す。
他方、爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にあると判定された場合(ステップS6;YES)には、印刷可否判定部53は、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と現時点での印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とを比較して、両者が印刷に影響を及ぼさない程度に一致しているか否か、すなわち、所定値以上ずれていないか否か(ステップS8)を判定する。そして、両者が完全に一致しているか、ずれたとしても印刷に影響を及ぼさない程度のずれに止まっていると判断した場合(ステップS8;YES)には、本体制御部52は、印刷用データにしたがって爪領域Taへの印刷を開始するように印刷部40を制御する(ステップS9)。
一方、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と現時点での印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とが所定値以上ずれたと判断した場合(ステップS8;NO)には、本体制御部52は、印刷部40による印刷処理を停止させる(ステップS10)。そして、この場合には、データ補正部54が、両者のずれ量から補正値を算出し、当該補正値により印刷用データを補正する(ステップS11)。そして、本体制御部52は、データ補正部54により補正された補正後の印刷用データにしたがって爪領域Taへの印刷を開始するように印刷部40を制御する(ステップS9)。
印刷開始後も指位置検出手段70は随時現時点における印刷指U1の輪郭線L1(例えば、図10(a)、図11(a)、図12(a)参照)を検出し(ステップS12)、制御装置50に検出結果を出力する。
印刷可否判定部53は、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と指位置検出手段70から送られてきた最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とを比較して、両者が印刷に影響を及ぼさない程度に一致しているか否か、すなわち、所定値以上ずれていないか否か(ステップS13)を判定する。そして、両者が完全に一致しているか、ずれたとしても印刷に影響を及ぼさない程度のずれに止まっていると判断した場合(ステップS13;YES)には、本体制御部52は、印刷部40による爪領域Taへの印刷を続行し、随時印刷指U1の爪領域Taへの印刷が完了したかを判断する(ステップS14)。そして、印刷指U1の爪領域Taへの印刷が完了したと判断した場合(ステップS14;YES)には、本体制御部52は、印刷部40による印刷処理を終了する。
他方、爪領域Taへの印刷が完了していないと判断したとき(ステップS14;NO)は、ステップS12に戻って処理を繰り返す。
他方、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とが所定値以上ずれたと判断した場合(ステップS13;NO)には、本体制御部52は、印刷部40による印刷処理を停止させる(ステップS15)。そして、印刷可否判定部53は、印刷対象である印刷指U1の爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にあるか否かを判定する(ステップS16)。具体的には、最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値から、この輪郭線L1に対応する爪領域Taのxy座標値を推定し、推定された爪領域Taのxy座標値から、印刷対象である爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にあるか否かを判定する。
例えば、図11(a)に示すように、印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値が、撮影部30によって得られた指爪画像I1(図10(b)参照)における印刷指U1全体の輪郭線のxy座標値とずれた場合でも、この印刷指U1の輪郭線L1から推定される爪領域Taの位置は、図11(b)に示すように、印刷可能範囲Aの中に収まっている。これに対して、図12(a)に示すように、印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値が印刷可能範囲Aの外にはみ出している場合には、この印刷指U1輪郭線L1のxy座標値に対応するものとして推定される爪領域Taのxy座標値も、図12(b)に示すように、印刷可能範囲Aの外にはみ出していると判定される。なお、図11(b)及び図12(b)では、説明の便宜上、爪領域Taを実線で示している他、印刷指U1全体の輪郭線を二点鎖線で表している。
印刷可否判定部53により爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にないと判定された場合(ステップS16;NO、例えば図12(a)・図12(b)参照)には、印刷用データを補正することによっては対処することができないため、本体制御部52は、印刷部40による印刷を中止させる(ステップS17)。なお、この場合、印刷続行ができない旨を表示部13に表示させてもよい。また、印刷指U1を適切な位置に載置し直すようユーザに促す表示を表示部13に表示させてもよい。
他方、印刷可否判定部53により、爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にあると判定された場合(ステップS16;YES、例えば図11(a)・図11(b)参照)には、データ補正部54が、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とのずれ量に基づき補正値を算出する。そして、この補正値に基づいて、最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値に対応するように印刷用データを補正する(ステップS18)。そして、本体制御部52は、データ補正部54により補正された補正後の印刷用データにしたがって爪領域Taへの印刷を再開するように印刷部40を制御する(ステップS19)。
そして、本体制御部52は、随時印刷指U1の爪領域Taへの印刷が完了したかを判断し(ステップS14)、印刷指U1の爪領域Taへの印刷が完了したと判断した場合(ステップS14;YES)には、本体制御部52は、印刷部40による印刷処理を終了する。
他方、爪領域Taへの印刷が完了していないと判断したとき(ステップS14;NO)は、ステップS12に戻って処理を繰り返す。
なお、ここでは、1本の印刷指U1に対する対応について述べたが、本実施形態のように、例えば4本等、複数の印刷指U1に対して同時に印刷処理を行う場合には、以上の処理を各印刷指U1についてそれぞれ繰り返すことにより、全ての印刷指U1について印刷処理を行う。
以上のように、本実施形態におけるネイルプリント装置1によれば、印刷可否判定部53により、印刷開始前に撮影部30により取得された指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と指位置検出手段70から送られてきた最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれていないか否かを判定し、所定値以上ずれたと判定された場合には、印刷部40による爪領域Taへの印刷を停止させるようになっている。このため、印刷に影響を与える程度に指位置がずれた場合に不適切な位置に誤って印刷されてしまうことを防止することができる。
また、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とが所定値以上ずれた場合には、印刷可否判定部53が、印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値に対応する爪領域Taのxy座標値を推定する。そして、推定された爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にあるか否かを判定し、印刷対象である爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲A内にないと判定されたときは、印刷部40による印刷を中止させる。このため、印刷部40の印刷可能範囲Aを外れて最早補正によって対応できない場合には不適切な位置に誤って印刷されてしまうことを防止することができる。
また、爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲Aの中にある場合には、データ補正部54が、指爪画像I1の輪郭線のxy座標値と最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値とのずれ量に基づいて補正値を算出し、この補正値に基づいて、最新の印刷指U1の輪郭線L1のxy座標値に対応するように印刷用データを補正する。このため、補正で対応可能な場合にはできるだけ補正によって対応することができ、印刷のやり直し等による手間や時間の負担をできる限りユーザにかけないようにすることができる。
また、指位置検出手段70は、印刷指U1の輪郭線L1を印刷指U1の非印刷側から検出することができるため、印刷が開始された後も随時印刷指U1の位置(輪郭線L1のxy座標値)を検出することができ、印刷開始後に印刷指U1が動いてしまった場合にも印刷の停止・中止、印刷用データの補正等の対応を適切に行うことができる。
また、印刷対象である爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲A内にないと判定されたときには、その旨を表示部13に表示させる等により報知するため、ユーザは、印刷指U1の載置し直し等の対応をすることができる。
なお、本実施形態では、指位置検出手段70として、発光素子73と受光素子741とを備える検出部72を複数備えているものを例示したが、指位置検出手段70の構成はここに示したものに限定されない。指位置検出手段70は、印刷指載置面に載置された印刷指U1の位置や向きを検出することのできるものであればここに例示した以外の構成のものでも適用可能であり、例えば、指紋センサや静脈センサ等を用いてもよい。
指位置検出手段70として指紋センサや静脈センサ等を用いる場合には、指位置検出手段70を用いて、印刷を行うユーザを識別し、当該ユーザが過去に選択した絵柄を印刷する絵柄としてデフォルト設定したり、当該ユーザについて過去に撮影された指爪画像をユーザの印刷指U1の情報として用いる等、個別のユーザに対応した処理を行うように構成してもよい。
また、本実施形態では、表示部13を報知手段として機能させ、表示部13に爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲A内にない旨の表示や、印刷指U1の載置し直しを促す表示等をさせるようにしたが、報知手段は表示部13に限定されない。例えばブザーや音声案内等を発するスピーカ等の音声発生手段を備え、これを報知手段として用いてもよい。
また、報知手段は、爪領域Taが印刷部40の印刷可能範囲A内にない旨等をランプの点灯、点滅等によりユーザに報知するものでもよい。
また、本実施形態では、水平方向における印刷指U1の位置ずれを主として説明したが、例えば印刷指U1が印刷開始前に設定した当初の位置よりも上に上がってしまった場合等、指載置手段からの印刷指U1の離れ、浮き上がり等についても指位置検出手段70によって検出して、印刷指U1の離れ、浮き上がり等がある場合には印刷を開始しない、または印刷途中である場合には印刷を停止させるようにしてもよい。この場合、これが補正可能な範囲内か否かを判断し、補正可能な範囲であれば、補正によって対応した後に印刷を再開する。また、補正不能である場合には、印刷を中止してその旨を表示部13によりユーザに報知するようにする。
また、本実施形態では、第1の記憶部、第2の記憶部が制御装置50の記憶部51である場合を例としたが、第1の記憶部、第2の記憶部は制御装置50の記憶部51に限定されず、別途記憶部が設けられていてもよい。
また、本実施形態では、4本の指に対して同時に印刷を行うことのできるネイルプリント装置1を例としたが、指を1本ずつ装置に挿入して順次印刷を行う装置に本発明を適用することも可能である。
その他、本発明が本実施形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。
1 ネイルプリント装置
2 ケース本体
4 蓋体
20a 印刷指挿入部
21 隔壁
30 撮影部
40 印刷部
50 制御装置
51 記憶部
52 本体制御部
53 印刷可否判定部
54 データ補正部
I1 指爪画像
L1 輪郭線
T 爪
Ta 爪領域
U1 印刷指
U2 非印刷指

Claims (11)

  1. 指が載置される指載置手段と、
    前記指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影手段と、
    前記撮影手段によって取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出する抽出手段と、
    前記爪領域に印刷を施す印刷手段と、
    前記抽出手段により前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の輪郭線を指の非印刷側から検出する指位置検出手段と、
    前記印刷手段による前記爪領域への印刷を制御する制御手段と、を備えており、
    前記制御手段は、
    前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定手段を含むことを特徴とするネイルプリント装置。
  2. 前記制御手段は、前記印刷可否判定手段により前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合に、前記印刷手段による前記爪領域への印刷を停止させることを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
  3. 前記印刷可否判定手段は、
    前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合に、前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値に対応する前記爪領域の座標値を推定し、推定された前記爪領域の座標値から、印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にあるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記印刷可否判定手段により印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にないと判定されたときは、前記印刷手段による印刷を中止させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出手段により検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合であって、前記印刷可否判定手段により印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の前記印刷可能範囲内にあると判定されたときに、前記印刷可否判定手段により推定された前記爪領域の座標値に基づいて、前記爪領域の座標値に基づく印刷用データを補正するデータ補正手段を含み、
    前記制御手段は、前記データ補正手段により補正された後の印刷用データに基づいて印刷を行うように前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項3に記載のネイルプリント装置。
  5. 前記印刷可否判定手段により印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にないと判定されたときに、その旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のネイルプリント装置。
  6. 指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影ステップと、
    前記撮影ステップにおいて取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出する抽出ステップと、
    印刷手段により前記爪領域に印刷を施す印刷ステップと、
    前記抽出ステップにより前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の輪郭線を指の非印刷側から検出する指位置検出ステップと、
    前記抽出ステップにおいて抽出された前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定ステップと、
    を含んでいることを特徴とする印刷制御方法。
  7. 更に、前記印刷可否判定ステップにおいて前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合に、前記印刷手段による前記爪領域への印刷を停止させる印刷制御ステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の印刷制御方法。
  8. 前記印刷可否判定ステップは、
    前記抽出ステップにおいて抽出された前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合に、前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値に対応する前記爪領域の座標値を推定し、推定された前記爪領域の座標値から、印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にあるか否かを判定するステップを含み、
    前記印刷制御ステップは、前記印刷可否判定ステップにおいて印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の印刷可能範囲内にないと判定されたときは、前記印刷手段による印刷を中止させることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の印刷制御方法。
  9. 前記印刷制御ステップは、
    前記抽出ステップにおいて抽出された前記指爪画像の輪郭線の座標値と前記指位置検出ステップにおいて検出された前記指の輪郭線の座標値とが前記所定値以上ずれていると判定した場合であって、前記印刷可否判定ステップにおいて印刷対象である前記爪領域が前記印刷手段の前記印刷可能範囲内にあると判定されたときに、前記印刷可否判定ステップおいて推定された前記爪領域の座標値に基づいて、前記爪領域の座標値に基づく印刷用データを補正するデータ補正ステップを含み、
    前記印刷制御ステップは、前記データ補正ステップにおいて補正された後の印刷用データに基づいて印刷を行うように前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項8に記載の印刷制御方法。
  10. 指が載置される指載置手段と、
    前記指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影手段と、
    前記撮影手段によって取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出させる抽出手段と、
    前記抽出手段により前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の位置を検出する指位置検出手段と、
    前記指位置検出手段により検出されている前記指の輪郭線の座標値と前記抽出手段により抽出されている前記指爪画像の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定手段と、
    前記印刷可否判定手段により前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を停止し、前記両者が前記所定値以上ずれていないと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を施すように制御する印刷制御手段と、
    を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。
  11. 指が載置される指載置手段と、前記指載置手段上に載置された指を撮影して指爪画像を得る撮影手段とを備えているネイルプリント装置に用いられる印刷制御方法において、
    前記撮影手段によって取得された前記指爪画像から前記指爪画像の輪郭線を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにより前記指爪画像の輪郭線を抽出したあとに、前記指載置手段上に載置された指の位置を検出する指位置検出ステップと、
    前記指位置検出ステップにより検出されている前記指の輪郭線の座標値と前記抽出ステップにより抽出されている前記指爪画像の輪郭線の座標値とを比較して、両者が所定値以上ずれたか否かを判定する印刷可否判定ステップと、
    前記印刷可否判定ステップにより前記両者が前記所定値以上ずれたと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を停止し、前記両者が前記所定値以上ずれていないと判定された場合には、前記指載置手段上に載置された指の爪領域への印刷を施すように制御する印刷制御ステップと、
    を備えていることを特徴とする印刷制御方法。
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