JP7047358B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関するものである。
従来、筐体に印刷開始ボタンが設けられ、ユーザが筐体を握って紙や箱等の印刷媒体上を滑らすように移動(走査)させることで、印刷媒体上に任意の文字列や図形等を印刷することが可能な手動走査型の印刷装置(いわゆる、ハンディプリンタ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-99705号公報
このような印刷装置では、印刷媒体上の印刷を行いたい所定位置に印刷装置を配置した後、手動で走査を行い印刷することになるが、所定位置に印刷装置を配置する前から印刷が可能な状態になっていると、所定位置に印刷装置を位置合わせするときに、印刷装置が走査されたものと誤認識して、印刷が開始されるおそれがある。
このため、所定位置に印刷装置を配置した状態として、走査を行う直前に印刷開始ボタンを操作するのが望ましく、そのためには、走査のために筐体を手で握ったときに親指が配置される場所の近くに印刷開始ボタンを配置することが考えられる。
しかしながら、そうすると、印刷開始ボタン上に親指を配置したまま走査を行うことも可能となり、走査中に誤って印刷開始ボタンが押圧されると、印刷装置は、例えば新たに印刷開始ボタンが操作されたものと認識して、印刷途中であるにも関わらず、再度、一からの印刷を開始してしまうというような不具合が発生するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、走査中の印刷開始ボタンの誤操作を防止できる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の印刷装置は、印刷媒体に対して手動で移動させて印刷を行う印刷装置であって、前記印刷を行う印刷機構と、前記印刷機構を収納しユーザの第1の手により把持可能な筐体と、前記第1の手の第1の指の接触を検出するための検出面を有した指検出装置と、前記印刷の開始を指示する印刷開始ボタンと、を備え、前記筐体は、ユーザが前記第1の手により当該筐体を把持して前記印刷装置を手動で移動させて印刷を行っている状態のときに前記第1の指を収容できる凹部が、当該筐体における所定の側面に設けられており、前記検出面は、前記凹部内に設けられており前記印刷開始ボタンは、前記所定の側面における前記凹部とは異なる箇所に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る第2の態様の印刷装置は、印刷媒体に対して手動で移動させて印刷を行う印刷装置であって、前記印刷を行う印刷機構と、前記印刷機構を収納しユーザの第1の手及び第2の手により把持可能な筐体と、前記第1の手の第1の指の接触を検出するための第1検出面と、前記第2の手の第2の指の接触を検出するための第2検出面と、を有した指検出装置と、前記印刷の開始を指示する第1印刷開始ボタン及び第2印刷開始ボタンと、を備え、前記筐体は、ユーザが前記第1の手により当該筐体を把持して前記印刷装置を手動で移動させて印刷を行っている状態のときに前記第1の指を収容できる第1凹部が当該筐体の第1側面に設けられているとともに、ユーザが前記第2の手により当該筐体を把持して前記印刷装置を手動で移動させて印刷を行っている状態のときに前記第2の指を収容できる第2凹部が前記第1側面に対向する第2側面に設けられており、前記第1検出面は、前記第1凹部内に設けられており、前記第2検出面は、前記第2凹部内に設けられており、前記1印刷開始ボタンは、前記第1側面における前記第1凹部とは異なる箇所に設けられており、前記2印刷開始ボタンは、前記第2側面における前記第2凹部とは異なる箇所に設けられている、ことを特徴とする。
本発明によれば、走査中の印刷開始ボタンの誤操作を防止できる印刷装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る印刷装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の6面図であり、(a)は印刷装置の平面図、(b)は印刷装置の正面図、(c)は印刷装置の底面図、(d)は印刷装置の背面図、(e)は印刷装置の右側面図、(f)は印刷装置の左側面図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の使用例を示す図であり、(a)は右手で印刷装置を把持し、印刷装置を右方向に走査する場合を示す平面図、(b)は左手で印刷装置を把持し、印刷装置を左方向に走査する場合を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
[印刷装置の構成]
図1は本発明の実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。
また、図2は本発明の実施形態に係る印刷装置1の6面図であり、(a)は印刷装置1の平面図、(b)は印刷装置1の正面図、(c)は印刷装置1の底面図、(d)は印刷装置1の背面図、(e)は印刷装置1の右側面図、(f)は印刷装置1の左側面図である。
なお、特に断りがない場合、左及び右との記載は、印刷装置1を把持するユーザから見た左及び右であり、印刷装置1の背面図である図2(d)における左、右と一致する。
さらに、図3は本発明の実施形態に係る印刷装置1の使用例を示す図であり、(a)は右手5Aで印刷装置1を把持し、印刷装置1を右方向に走査する場合を示す平面図、(b)は左手5Bで印刷装置1を把持し、印刷装置1を左方向に走査する場合を示す平面図である。
印刷装置1は、ユーザが手動で所定の走査方向(本実施形態の走査方向は図3の右方向又は左方向)に移動させることで、例えば、紙等の印刷媒体に印刷を行う手動走査型の印刷装置(ハンディプリンタ)である。
印刷装置1は、図1及び図2に示すように、筐体11、基板12、ヘッド部14を備える印刷機構13、移動検出装置15、指検出装置16(第1指検出装置16A、第2指検出装置16B、第3指検出装置16C)、印刷開始位置マーカ17(第1印刷開始位置マーカ17A、第2印刷開始位置マーカ17B)、ユーザインターフェイス18、印刷開始ボタン19(第1印刷開始ボタン19A、第2印刷開始ボタン19B)、電源ボタン20(第1電源ボタン20A、第2電源ボタン20B)、内蔵電源21及びガイドローラ22を含んで構成される。
筐体11は、基板12、印刷機構13、移動検出装置15及び内蔵電源21等を内部に収納するとともに、図3に示すように、ユーザの手5(右手5A、左手5B)で把持可能な外観形状を有する部材である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の筐体11は、上面11a、底面11b、先端面11c、後端面11d、互いに対向する左側面11e(第1側面)及び右側面11f(第2側面)を備える直方体形状である。
そして、具体的な使用形態としては、図3(a)に示すように、右手5Aで把持して右方向に走査する第1印刷操作形態と、図3(b)に示すように、左手5Bで把持して左方向に走査する第2印刷操作形態とを想定している。
なお、図1から図3に示す本実施形態の筐体11は、各面(上面11a、底面11b、先端面11c、後端面11d、左側面11e(第1側面)及び右側面11f(第2側面))同士の接続部分が直角なコーナー部になっている。
しかし、手5による握りやすさを考慮し、各面(上面11a、底面11b、先端面11c、後端面11d、左側面11e(第1側面)及び右側面11f(第2側面))同士の接続部分が丸みを帯びたR部(湾曲形状を有する湾曲部)になっていてもよい。
また、各面(上面11a、底面11b、先端面11c、後端面11d、左側面11e(第1側面)及び右側面11f(第2側面))は、平坦面に限定されず、湾曲面としてもよい。
図3(a)に示すように、筐体11を右手5Aで把持して右方向に走査する第1印刷操作形態では、一般に安定して把持するために、右手5Aの親指51Aが筐体11の左側面11eに位置し、右手5Aの人差指52Aが筐体11の先端面11cに位置し、右手5Aの中指53A、薬指54A及び小指55Aが筐体11の右側面11fに位置することがよいと考えられる。
また、図3(b)に示すように、筐体11を左手5Bで把持して左方向に走査する第2印刷操作形態では、一般に安定して把持するために、左手5Bの親指51Bが筐体11の右側面11fに位置し、左手5Bの人差指52Bが筐体11の先端面11cに位置し、左手5Bの中指53B、薬指54B及び小指55Bが筐体11の左側面11eに位置することがよいと考えられる。
しかしながら、ユーザが、上述したような安定して筐体11を把持できると考えられる指の配置で筐体11を把持するとは限らず、筐体11を不安定な把持状態で把持して印刷の走査を行うと、印刷品質を低下させるおそれがある。
このため、筐体11を把持するときに、上述のような位置に指が配置されているようにして、印刷品質の低下を抑制することが好ましい。
また、ユーザによる印刷開始ボタン19や電源ボタン20の操作が行い易いように、筐体11を把持したときに、指の近くに位置するように、印刷開始ボタン19や電源ボタン20を配置すると、ユーザが、印刷時に誤って、印刷開始ボタン19や電源ボタン20を操作するおそれがある。
このため、このような誤操作を回避できるようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態では、印刷装置1に、正しい把持状態として把持し易く、かつ、誤操作の防止を行うための工夫を行っており、以下では、印刷装置1の構成についての詳細な説明を行いつつ、各所でその工夫についても説明する。
まず、本実施形態の筐体11は、左側面11eに設けられ、右手5Aの親指51Aを収容できる第1凹部11gを備えている。
具体的には、左側面視において、左側面11eの後端上下方向中間位置から前方に向かって下がるように傾斜した、第1凹部11gが形成されている。
このような第1凹部11gによれば、第1印刷操作形態における適正な右手5Aの親指51Aの位置をユーザに認識させることができるとともに、筐体11の安定した把持が容易になるばかりでなく、右手5Aの親指51Aの位置が安定することに伴い、印刷を開始した後に、誤って、印刷開始ボタン19(第1印刷開始ボタン19A)や電源ボタン20(第1電源ボタン20A)が操作されることを回避できる。
また、本実施形態の筐体11は、右側面11fに設けられ、左手5Bの親指51Bを収容できる第2凹部11hを備えている。
具体的には、右側面視において、右側面11fの後端上下方向中間位置から前方に向かって下がるように傾斜した、第2凹部11hが形成されている。
このような第2凹部11hによれば、第2印刷操作形態における適正な左手5Bの親指51Bの位置をユーザに認識させることができるとともに、筐体11の安定した把持が容易になるばかりでなく、左手5Bの親指51Bの位置が安定することに伴い、印刷を開始した後に、誤って、印刷開始ボタン19(第2印刷開始ボタン19B)や電源ボタン20(第2電源ボタン20B)が操作されることを回避できる。
なお、本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態及び第2印刷操作形態に対応するため、第1凹部11g及び第2凹部11hを備えているが、一般に、右手5Aで筐体11が把持され、右方向に走査する第1印刷操作形態で使用されることが多いため、第2凹部11hを省略するようにしてもよい。
また、本実施形態の筐体11は、先端面11cに設けられ、右手5A又は左手5Bの人差指52A、52Bを収容できる第3凹部11iを備えている。
具体的には、正面視において、先端面11cの上端左右方向中間位置から下方に向かって延出するように第3凹部11iが形成されている。
このような第3凹部11iによれば、第1印刷操作形態における適正な右手5Aの人差指52Aの位置をユーザに認識させることができるだけでなく、第2印刷操作形態における適正な左手5Bの人差指52Bの位置をユーザに認識させることができ、さらには、筐体11の安定した把持が容易になる。
なお、本実施形態の第3凹部11iは、第1印刷操作形態及び第2印刷操作形態において兼用されるが、第1印刷操作形態において使用される第3凹部と、第2印刷操作形態において使用される第3凹部とを別々に設けてもよい。
また、本実施形態の筐体11を把持する場合、人差指52A、52Bは、親指51A、51Bに比べて重要度が低いため、第3凹部11iを省略することもできる。
基板12(図2(a)参照)には、例えばCPU31、RAM42及びROM41等が取り付けられている(図4参照)。
なお、CPU31、RAM42及びROM41の各機能については、追って述べる。
本実施形態では、印刷機構13に、インクを内蔵するとともに、印刷を行うために印刷媒体にインクを吐出するヘッド部14が一体に設けられたインクジェットカートリッジを用いている。
そして、印刷機構13は、ヘッド部14が印刷媒体に対向する面(ここでは底面11b)に位置するように、印刷装置1に設けられている。
なお、本実施形態では、加熱によりインクを吐出させる方式のものを用いているため、ヘッド部14はサーマルヘッドになっている。
ヘッド部14は、走査方向と直交する方向に1列に並ぶ多数のノズルを備え、これらのノズルからインクが吐出される。
ただし、カラー印刷を行う場合は、複数色分(例えば、シアン、マゼンダ、イエロー)のノズル列が主走査方向に並べて配置される。
また、同じ色に対応した複数のノズル列を主走査方向に並べるように設けてもよい。
なお、印刷装置1は、ヘッド部14に付着したインクの乾燥を防止するための着脱式のキャップを有していてもよい。
また、印刷装置1は、印刷装置1に付属するものとして、ヘッド部14に付着したインクの乾燥を防止するために、不使用時に印刷装置1を載置するクレードル等を、更に備えるものとしてもよい。
移動検出装置15は、印刷装置1の移動方向及び移動距離を検出(取得)する移動距離取得部44(図4参照)であり、レーザやLEDを備えた一般的にPC用のマウス等に用いられているような移動方向及び移動距離を検出できる光学式のセンサでよい。
本実施形態では、移動検出装置15は、移動距離を検出するための計測部15aを印刷装置1の底面側に位置させるように設けられている。
なお、移動距離取得部44は、光学式のセンサに限定される必要はなく、ロータリエンコーダ式のものであってもよい。
指検出装置16は、筐体11の指配置面において指が適正な位置に配置されているか否かを検出するために設けられる。
具体的には、指検出装置16は、筐体11の左側面11eに設けられ、第1印刷操作形態において右手5Aの親指51Aが適正な位置に配置されているか否かを検出する第1指検出装置16Aと、筐体11の右側面11fに設けられ、第2印刷操作形態において左手5Bの親指51Bが適正な位置に配置されているか否かを検出する第2指検出装置16Bと、筐体11の先端面11cに設けられ、第1印刷操作形態及び第2印刷操作形態において右手5Aの人差指52A又は左手5Bの人差指52Bが適正な位置に配置されているか否かを検出する第3指検出装置16Cと、を備えている。
第1指検出装置16Aは、第1凹部11g内に設けられ、第1凹部11gに収容された右手5Aの親指51Aを検出する。
また、第2指検出装置16Bは、第2凹部11h内に設けられ、第2凹部11hに収容された左手5Bの親指51Bを検出する。
さらに、第3指検出装置16Cは、第3凹部11i内に設けられ、第3凹部11iに収容された右手5Aの人差指52A又は左手5Bの人差指52Bを検出する。
なお、このような指検出装置16を設けていることについての理由については、追って述べる。
なお、本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態及び第2印刷操作形態に対応するため、第1指検出装置16A及び第2指検出装置16Bを備えているが、先にも述べたように、一般に、右手5Aで筐体11が把持され、右方向に走査する第1印刷操作形態で使用されることが多いため、第2凹部11hを省略するのに合わせて、第2指検出装置16Bを省略するようにしてもよい。
また、先にも述べたように、本実施形態の筐体11を把持する場合、人差指52A、52Bは、親指51A、51Bに比べて重要度が低いため、第3指検出装置16Cを省略してもよい。
指検出装置16としては、静電容量式タッチセンサ等の近接センサを用いることが可能であるが、近接センサの場合は、例えば、第1印刷操作形態で右手5Aの中指53A、薬指54A、小指55Aのいずれかが第2指検出装置16Bに近接すると、第2指検出装置16Bが指検出状態となり、第2印刷操作形態と誤認するおそれがある。
なお、第2印刷操作形態のときも同様のことが起こり得る。
そこで、本実施形態では、指検出装置16として指紋センサを用いている。
このようにすると、指が指紋センサに接触し、指紋が検出されたときだけ指検出状態になるので、検出精度を向上させることができる。
ただし、指紋センサといっても個別の指紋を識別する機能は必要なく、指紋であることが識別可能であればよい。
印刷開始位置マーカ17は、印刷を行うにあたって、ユーザが印刷装置1を印刷媒体上に配置するときの目印となる。
図1及び図2に示すように、本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態においてヘッド部14よりも走査方向下流側となる筐体11の外端位置(本実施形態では筐体11の右側面11fの下端位置)に設けられる第2印刷開始位置マーカ17Bと、第2印刷操作形態においてヘッド部14よりも走査方向下流側となる筐体11の外端位置(本実施形態では筐体11の左側面11eの下端位置)に設けられる第1印刷開始位置マーカ17Aとを備えている。
具体的には、第1印刷操作形態において、ユーザが印刷媒体の印刷を開始したい位置に第2印刷開始位置マーカ17Bを合わせるようにして印刷装置1を印刷媒体上に配置し、印刷装置1を右方向に走査すると、はじめに第2印刷開始位置マーカ17Bを合わせた位置にヘッド部14が到達したところで印刷が開始される。
また、第2印刷操作形態において、ユーザが印刷媒体の印刷を開始したい位置に第1印刷開始位置マーカ17Aを合わせるようにして印刷装置1を印刷媒体上に配置し、印刷装置1を左方向に走査すると、はじめに第1印刷開始位置マーカ17Aを合わせた位置にヘッド部14が到達したところで印刷が開始される。
なお、本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態及び第2印刷操作形態に対応するため、第2印刷開始位置マーカ17B及び第1印刷開始位置マーカ17Aを備えているが、先にも述べたように、一般に、右手5Aで筐体11が把持され、右方向に走査する第1印刷操作形態で使用されることが多いため、第1印刷開始位置マーカ17Aを省略してもよい。
本実施形態の印刷開始位置マーカ17は、LEDのような光源を備えており、インクの吐出が開始されると点灯し、印刷が終了すると消灯する等、印刷時の状況をユーザが把握できるように報知する機能も合わせ持っている。
なお、印刷開始位置マーカ17の走査方向と直交する方向の幅は、ユーザが図形文字(文字、記号、マーク等)を印刷できる幅を的確に把握しやすいように、ヘッド部14の印刷幅と等しいことが好ましい。
図示を省略しているが、ユーザインターフェイス18は、ユーザとの間のインターフェイスであり、ユーザインターフェイス18は、図2(a)に示すように、例えば液晶画面等からなるタッチ操作が可能な表示部を備えている。
この表示部は、ユーザによる操作をガイドする操作ガイド部や、エラーの発生を報知するエラー報知部等として機能させることができ、また、タッチ操作ができるため、印刷する文字画像の入力や選択、印刷条件の設定等を行う印刷設定部として機能させることができる。
また、ユーザインターフェイス18は、例えばWi-Fi(登録商標)のように、外部端末(例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ)と通信可能な無線ユニットや、例えばUSBメモリやSDカードのような着脱式記憶媒体を装着することのできる外部接続ポートを含む。
したがって、印刷装置1で印刷するための印刷データ(テンプレート)を印刷装置1で作成するのではなく、作成環境のよい外部端末で作成しておいて、その外部端末で作成した印刷データを印刷装置1に読み込ませるようにすることが可能である。
印刷開始ボタン19は、ユーザが印刷装置1に対して印刷の開始を指示するための操作ボタンである。
本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態において、印刷の開始を指示するための第1印刷開始ボタン19Aと、第2印刷操作形態において、印刷の開始を指示するための第2印刷開始ボタン19Bと、を備えている。
第1印刷開始ボタン19Aは、筐体11の左側面11eに設けられ、第1印刷操作形態において、右手5Aの親指51Aで操作できるようになっている。
そして、第1印刷操作形態の印刷中に誤操作されることを防止するために、第1印刷開始ボタン19Aは、第1印刷操作形態における右手5Aの親指51Aの適正位置(第1凹部11gの位置)から離間した位置に配置されている。
具体的には、第1印刷開始ボタン19Aは、第1印刷操作形態における右手5Aの親指51Aの適正位置を規定する第1凹部11gから離間した位置に配置されており、より詳細には、第1印刷開始ボタン19Aは、筐体11の左側面11eにおいて、第1凹部11gの前端から前方に離間した位置に配置されている。
第2印刷開始ボタン19Bは、筐体11の右側面11fに設けられ、第2印刷操作形態において左手5Bの親指51Bで操作できるようになっている。
そして、第2印刷操作形態の印刷中に誤操作されることを防止するために、第2印刷開始ボタン19Bは、第2印刷操作形態における左手5Bの親指51Bの適正位置(第2凹部11hの位置)から離間した位置に配置される。
具体的には、第2印刷開始ボタン19Bは、第2印刷操作形態における左手5Bの親指51Bの適正位置を規定する第2凹部11hから離間した位置に配置されており、より詳細には、第2印刷開始ボタン19Bは、筐体11の右側面11fにおいて、第2凹部11hの前端から前方に離間した位置に配置されている。
なお、本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態及び第2印刷操作形態に対応するため、第1印刷開始ボタン19A及び第2印刷開始ボタン19Bを備えているが、先にも述べたように、一般に、右手5Aで筐体11が把持され、右方向に走査する第1印刷操作形態で使用されることが多いため、第2印刷開始ボタン19Bを省略してもよい。
電源ボタン20は、ユーザが印刷装置1の電源を投入及び切断するための操作ボタンである。
本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態において、印刷装置1の電源を投入及び切断するための第1電源ボタン20Aと、第2印刷操作形態において印刷装置1の電源を投入及び切断するための第2電源ボタン20Bと、を備えている。
第1電源ボタン20Aは、筐体11の左側面11eに設けられ、第1印刷操作形態において右手5Aの親指51Aで操作できるようになっている。
そして、第1印刷操作形態の印刷中に誤操作されることを防止するために、第1電源ボタン20Aは、第1印刷操作形態における右手5Aの親指51Aの適正位置(第1凹部11gの位置)から離間した位置に配置されている。
具体的には、第1電源ボタン20Aは、第1印刷操作形態における右手5Aの親指51Aの適正位置を規定する第1凹部11gから離間した位置に配置されており、より詳細には、第1電源ボタン20Aは、筐体11の左側面11eにおいて、第1凹部11gの前端から前方に離間した位置(第1印刷開始ボタン19Aの上方位置)に配置されている。
第2電源ボタン20Bは、筐体11の右側面11fに設けられ、第2印刷操作形態において左手5Bの親指51Bで操作できるようになっている。
そして、第2印刷操作形態の印刷中に誤操作されることを防止するために、第2電源ボタン20Bは、第2印刷操作形態における左手5Bの親指51Bの適正位置(第2凹部11hの位置)から離間した位置に配置される。
具体的には、第2電源ボタン20Bは、第2印刷操作形態における左手5Bの親指51Bの適正位置を規定する第2凹部11hから離間した位置に配置されており、より詳細には、第2電源ボタン20Bは、筐体11の右側面11fにおいて、第2凹部11hの前端から前方に離間した位置(第2印刷開始ボタン19Bの上方位置)に配置されている。
なお、本実施形態の印刷装置1は、第1印刷操作形態及び第2印刷操作形態に対応するため、第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20Bを備えているが、先にも述べたように、一般に、右手5Aで筐体11が把持され、右方向に走査する第1印刷操作形態で使用されることが多いため、第2電源ボタン20Bを省略してもよい。
また、印刷中に誤操作が発生することを抑制するために、2つの電源ボタン20(第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20B)を設けるのではなく、1つの電源ボタン20を筐体11の後端面11d等の印刷のための走査中に押され難い場所に配置するようにしてもよい。
内蔵電源21は、印刷装置1の電源となる、例えば、乾電池又は二次電池等である。
ガイドローラ22は、筐体11の底面11bに設けられ、印刷媒体に接触して印刷装置1の主走査方向への移動をガイドする。
本実施形態では、筐体11の底面11bにおいて、ヘッド部14を囲むように4つのガイドローラ22が設けられ、これらのガイドローラ22が印刷媒体に接触して走査方向に回転することで、ユーザによる印刷装置1の走査方向への直線的な移動操作が容易になっている。
[印刷装置の機能構成]
次に、本発明の実施形態に係る印刷装置1の機能構成を示すブロック図である図4を参照しながら印刷装置1の機能構成等について説明する。
図4に示すように、印刷装置1は、制御装置30、メモリ40、印刷部43、移動距離取得部44、指検出部45、印刷指示部46及び通信インターフェイス47等の機能部を有している。
制御装置30は、印刷装置1の全体的な動作を制御する機能部であり、CPU31及び印刷制御装置32等を含む。
CPU31は、例えば、印刷開始ボタン19で構成される印刷指示部46からの印刷指示を受け、ROM41及びRAM42に格納されている各種データ等に基づいて、印刷内容を決定して印刷制御装置32に指示する等の処理を行う。
印刷制御装置32は、RAM42に格納されている印刷データ(印刷バッファ)の内容を、移動距離取得部44によって検出された印刷装置1の移動距離に応じて、後述する印刷部43へ転送して印刷部43に印刷を実行させる。
メモリ40は、RAM42及びROM41を含む。
RAM42は、CPU31における演算のために使用されるデータや、印刷部43に出力する印刷データを、一時的に格納する。
ROM41は、印刷装置1の各機能を実現するための、図形文字(文字、記号、絵文字を含む)等のデータ、その図形文字のサイズ情報、印刷データのテーブルや各種プログラム等を格納している。
印刷部43は、印刷媒体へ印刷するための機能部であり、本実施形態ではヘッド部14を備える印刷機構13によって構成されている。
移動距離取得部44は、印刷装置1の移動方向及び移動距離を検出する機能部であり、本実施形態では移動検出装置15によって構成されている。
指検出部45は、筐体11の指配置面において指が適正な位置に配置されているか否かを検出する機能部である。
本実施形態では、第1指検出装置16A、第2指検出装置16B及び第3指検出装置16Cによって構成されている。
印刷指示部46は、制御装置30に印刷に伴う制御を開始させる機能部であり、本実施形態では第1印刷開始ボタン19A及び第2印刷開始ボタン19Bによって構成されている。
通信インターフェイス47は、ユーザインターフェイス18の一部であり、例えばパソコン又はスマートフォンのような端末装置から各種データ(例えば、印刷データ(テンプレート)等)及び各種プログラムを受信するためのインターフェイスである。
具体的には、上述したように、Wi-Fiの無線ユニットやUSBメモリ等が装着される外部接続ポート等である。
[印刷装置の動作]
次に、印刷装置1が印刷を行う場合の動作の概要について、図1から図3を参照しながら説明する。
なお、印刷装置1が印刷する印刷データは、印刷を行う動作が開始される前に、パソコンやスマートフォン等の印刷データ作成アプリを備える外部端末で作成され、印刷装置1にあらかじめ登録されているものとする。
(第1印刷操作形態)
第1印刷操作形態で印刷を行う場合、ユーザは、第2印刷開始位置マーカ17Bを印刷媒体の印刷開始位置に合わせるようにして印刷装置1を印刷媒体上にセットした後、第1印刷開始ボタン19Aを押す。
そうすると、制御装置30は、第1印刷開始ボタン19Aの操作に応じて、右方向への走査に対応した印刷データを生成するとともに、移動検出装置15による移動距離の検出を開始させ、さらに、第1指検出装置16A及び第3指検出装置16Cによる指検出状態を判断する。
つまり、制御装置30は、右手5Aの親指51A及び人差指52Aが適正な位置にあるか否かを、第1指検出装置16A及び第3指検出装置16Cによる指検出状態に基づいて判断し、右手5Aの親指51A及び人差指52Aが適正な位置にあると判断した場合に印刷機構13に第1印刷操作形態の印刷を許可する第1印刷許可状態に移行する。
これにより、右手5Aの親指51A及び人差指52Aが適正な位置にない状態、例えば、右手5Aの親指51Aが第1印刷開始ボタン19A上に置かれている状態で印刷処理が実行されることを防止できる。
また、制御装置30は、第1印刷許可状態のとき第2印刷開始ボタン19Bの機能を無効に設定する。
具体的には、第2印刷開始ボタン19Bが操作されても、その操作信号を無効にする。
これにより、第1印刷操作形態において、右手5Aの中指53A、薬指54A、小指55Aのいずれかが誤って第2印刷開始ボタン19Bを押しても、その操作信号が無効となり、第2印刷開始ボタン19Bの誤操作に伴う誤動作を防止できる。
また、制御装置30は、第1印刷許可状態のとき第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20Bの機能を無効に設定する。
具体的には、第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20Bが操作されても、その操作信号を無効にする。
これにより、第1印刷操作形態において、例えば、右手5Aの中指53A、薬指54A、小指55Aのいずれかが誤って第2電源ボタン20Bを押しても、その操作信号が無効となり、第2電源ボタン20Bの誤操作に伴う電源オフを防止できる。
そして、ユーザが、第1印刷許可状態において、印刷装置1を右方向に走査すると、移動検出装置15によって印刷装置1の移動が検出されることになり、制御装置30は、移動検出装置15によって印刷装置1の移動を検出すると、印刷処理を開始する。
制御装置30は、印刷処理において、印刷装置1の移動に応じてヘッド部14にインクを吐出させることにより、印刷データによって規定された文字や図形を印刷媒体に印刷し、すべての印刷データの印刷が完了したら、次の印刷が可能となるように、印刷装置1の状態を第1印刷開始ボタン19Aが操作される前の初期状態に戻す。
また、制御装置30は、第1印刷許可状態の印刷処理中も第1指検出装置16Aによる指検出状態を監視しており、第1印刷許可状態の印刷処理中に第1指検出装置16Aによる指検出がなくなったら、筐体11から右手5Aが離れ、走査ができない状態であると判断し、印刷処理を中止し、印刷装置1の状態を第1印刷開始ボタン19Aが操作される前の初期状態に戻す。
(第2印刷操作形態)
第2印刷操作形態で印刷を行う場合、ユーザは、第1印刷開始位置マーカ17Aを印刷媒体の印刷開始位置に合わせるようにして印刷装置1を印刷媒体上にセットした後、第2印刷開始ボタン19Bを押す。
そうすると、制御装置30は、第2印刷開始ボタン19Bの操作に応じて、左方向への走査に対応した印刷データを生成するとともに、移動検出装置15による移動距離の検出を開始させ、さらに、第2指検出装置16B及び第3指検出装置16Cによる指検出状態を判断する。
つまり、制御装置30は、左手5Bの親指51B及び人差指52Bが適正な位置にあるか否かを、第2指検出装置16B及び第3指検出装置16Cによる指検出状態に基づいて判断し、左手5Bの親指51B及び人差指52Bが適正な位置にあると判断した場合に印刷機構13に第2印刷操作形態の印刷を許可する第2印刷許可状態に移行する。
これにより、左手5Bの親指51B及び人差指52Bが適正な位置にない状態、例えば、左手5Bの親指51Bが第2印刷開始ボタン19B上に置かれている状態で印刷処理が実行されることを防止できる。
また、制御装置30は、第2印刷許可状態のとき第1印刷開始ボタン19Aの機能を無効に設定する。
具体的には、第1印刷開始ボタン19Aが操作されても、その操作信号を無効にする。
これにより、第2印刷操作形態において、左手5Bの中指53B、薬指54B、小指55Bのいずれかが誤って第1印刷開始ボタン19Aを押しても、その操作信号が無効となり、第1印刷開始ボタン19Aの誤操作に伴う誤動作を防止できる。
また、制御装置30は、第2印刷許可状態のときも第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20Bの機能を無効に設定する。
具体的には、第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20Bが操作されても、その操作信号を無効にする。
これにより、第2印刷操作形態において、例えば、左手5Bの中指53B、薬指54B、小指55Bのいずれかが誤って第1電源ボタン20Aを押しても、その操作信号が無効となり、第1電源ボタン20Aの誤操作に伴う電源オフを防止できる。
そして、ユーザが、第2印刷許可状態において、印刷装置1を左方向に走査すると、移動検出装置15によって印刷装置1の移動が検出されることになり、制御装置30は、移動検出装置15によって印刷装置1の移動を検出すると、印刷処理を開始する。
制御装置30は、印刷処理において、印刷装置1の移動に応じてヘッド部14にインクを吐出させることにより、印刷データによって規定された文字や図形を印刷媒体に印刷し、すべての印刷データの印刷が完了したら、次の印刷が可能となるように、印刷装置1の状態を第2印刷開始ボタン19Bが操作される前の初期状態に戻す。
また、制御装置30は、第2印刷許可状態の印刷処理中も第2指検出装置16Bによる指検出状態を監視しており、第2印刷許可状態の印刷処理中に第2指検出装置16Bによる指検出がなくなったら、筐体11から左手5Bが離れ、走査ができない状態であると判断し、印刷処理を中止し、印刷装置1の状態を第2印刷開始ボタン19Bが操作される前の初期状態に戻す。
[制御装置の制御手順]
次に、上記のような印刷装置1の動作を実現する制御装置30による印刷装置1の制御手順を示すフローチャートである図5を参照しながら説明する。
ただし、図5のフローチャートに従った制御が開始される前に、通信インターフェイス47を通じて印刷データが印刷装置1に読み込まれているものとする。
ユーザによって第1電源ボタン20A又は第2電源ボタン20Bが操作されると、印刷装置1が起動し、図5に示す制御装置30の制御手順が開始される。
図5に示すように、制御装置30は、初期状態において、第1印刷開始ボタン19A及び第2印刷開始ボタン19Bの操作を繰り返し判断する(S11、S21)。
そして、制御装置30は、第1印刷開始ボタン19Aが操作されたと判断したら(S11:YES)、右方向への走査に対応した印刷データを生成するとともに(S12)、移動検出装置15による移動距離の検出を開始させる(S13)。
制御装置30は、次に第1指検出装置16A及び第3指検出装置16Cによる指検出状態を繰り返し判断する(S14)。
制御装置30は、第1指検出装置16A及び第3指検出装置16Cが指検出状態であると判断したら(S14:YES)、印刷機構13に第1印刷操作形態の印刷を許可する第1印刷許可状態に移行するとともに(S15)、第2印刷開始ボタン19Bの機能を無効に設定する(S16)。
なお、ステップS16で第1印刷開始ボタン19Aの機能も無効に設定するようにしてもよいが、第1印刷操作形態では、右手5Aで印刷装置1が把持されており、しかも、第1指検出装置16Aが指検出状態である場合、第1印刷開始ボタン19A上に右手5Aの親指51Aが存在せず、右手5Aの親指51Aは第1凹部11g内に位置している。
このため、第1印刷開始ボタン19Aが誤操作される可能性は低いので、ステップS16で第1印刷開始ボタン19Aの機能を無効に設定しなくてもよい。
次に、制御装置30は、更に第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20Bの機能を無効に設定した後(S17)、移動検出装置15によって印刷装置1の移動を検出すると(S18)、印刷処理を開始する(S19)。
なお、印刷処理の内容は、前述したので、ここでは説明を省略する。
また、先にステップS16で説明したのと同様の理由から、ステップS17を第2電源ボタン20Bの機能を無効に設定するだけとして、第1電源ボタン20Aの機能を無効にする設定を行わないようにしてもよい。
一方、制御装置30は、初期状態において、第2印刷開始ボタン19Bが操作されたと判断したら(S21:YES)、左方向への走査に対応した印刷データを生成するとともに(S22)、移動検出装置15による移動距離の検出を開始させる(S23)。
制御装置30は、次に第2指検出装置16B及び第3指検出装置16Cによる指検出状態を繰り返し判断する(S24)。
制御装置30は、第2指検出装置16B及び第3指検出装置16Cが指検出状態であると判断したら(S24:YES)、印刷機構13に第2印刷操作形態の印刷を許可する第2印刷許可状態に移行するとともに(S25)、第1印刷開始ボタン19Aの機能を無効に設定する(S26)。
なお、ステップS26で第2印刷開始ボタン19Bの機能も無効に設定するようにしてもよいが、第2印刷操作形態では、左手5Bで印刷装置1が把持されており、しかも、第2指検出装置16Bが指検出状態である場合、第2印刷開始ボタン19B上に左手5Bの親指51Bが存在せず、左手5Bの親指51Bは第2凹部11h内に位置している。
このため、第2印刷開始ボタン19Bが誤操作される可能性は低いので、ステップS26で第2印刷開始ボタン19Bの機能を無効に設定しなくてもよい。
制御装置30は、更に第1電源ボタン20A及び第2電源ボタン20Bの機能を無効に設定した後(S17)、移動検出装置15によって印刷装置1の移動を検出し(S18)、印刷処理を開始する(S19)。
なお、この第2印刷操作形態の場合も、先にステップS26で説明したのと同様の理由から、ステップS17を第1電源ボタン20Aの機能を無効に設定するだけとして、第2電源ボタン20Bの機能を無効にする設定を行わないようにしてもよい。
以上、具体的な実施形態に基づいて本発明の印刷装置1について説明してきたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態の第3凹部11i及び第3指検出装置16Cは、必須の構成ではなく、省略してもよい。
この場合、図5に示すステップS14及びステップS24の第3指検出装置16Cによる指検出は省略される。
また、先にも触れたように、一般に、右手5Aで筐体11が把持され、右方向に走査する第1印刷操作形態で使用されることが多いため、印刷装置1を右利き専用とし、第2凹部11h、第2印刷開始ボタン19B、第2指検出装置16B及び第2電源ボタン20Bを省略してもよい。
この場合、図5に示すステップS21~S26が省略されるとともに、ステップS16における第2印刷開始ボタン19B及びステップS17における第2電源ボタン20Bの無効化処理が省略される。
さらに、第1凹部11g、第2凹部11h、第3凹部11iは、必須の構成ではなく、省略してもよい。
この場合、適正な指配置を示す別途手段を設けることが好ましい。
例えば、筐体11に指の輪郭線やマークを施せば、凹部でなくとも適正な指配置を促すことができる。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、様々な変形や改良を加えたものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲のとおりである。
<請求項1>
印刷媒体に対して手動で移動させて印刷を行う印刷装置であって、
前記印刷を行う印刷機構と、
前記印刷機構を収納しユーザの手により把持可能な筐体と、
前記筐体の第1側面に設けられて前記筐体を把持している前記ユーザの第1の手の親指の接触を検出するための第1指検出装置と、
を備えていることを特徴とする印刷装置。
<請求項2>
前記第1側面に設けられ、前記印刷の開始を指示する第1印刷開始ボタンと、
前記第1側面に設けられ、前記第1の手の前記親指を収容できる第1凹部と、
を備え、
前記第1指検出装置は前記第1凹部内に設けられていて、
前記第1印刷開始ボタンは、前記第1側面における前記第1凹部とは異なる箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
<請求項3>
前記筐体における前記第1側面と対向する第2側面に設けられて前記筐体を把持している前記ユーザの第2の手の親指の接触を検出するための第2指検出装置と、を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
<請求項4>
前記第2側面に設けられ、前記印刷の開始を指示する第2印刷開始ボタンと、
前記第2側面に設けられ、前記第2の手の前記親指を収容できる第2凹部と、
を備え、
前記第2指検出装置は前記第2凹部内に設けられていて、
前記第2印刷開始ボタンは、前記第2側面における前記第2凹部とは異なる箇所に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
<請求項5>
制御装置を有し、
前記制御装置は、前記第1印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第1指検出装置が前記第1の手の前記親指の接触を検出すると、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第1印刷許可状態に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置。
<請求項6>
制御装置を有し、
前記制御装置は、前記第2印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第2指検出装置が前記第2の手の前記親指の接触を検出すると、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第2印刷許可状態に設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の印刷装置。
<請求項7>
制御装置を有し、
前記制御装置は、
前記第1印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第1指検出装置が前記第1の手の前記親指の接触を検出すると、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第1印刷許可状態に設定するとともに、前記第2印刷開始ボタンの機能を無効に設定し、
前記第2印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第2指検出装置が前記第2の手の前記親指の接触を検出すると、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第2印刷許可状態に設定するとともに、前記第1印刷開始ボタンの機能を無効に設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の印刷装置。
<請求項8>
制御装置と、
前記筐体の先端面に設けられて前記第1の手の人差指を収容できる第3凹部と、
前記第3凹部内に設けられて、前記第1の手の前記人差指の接触を検出する第3指検出装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記第1印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第1指検出装置及び前記第3指検出装置が前記第1の手の前記人差指の接触を検出したとき、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第1印刷許可状態に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置。
<請求項9>
制御装置と、
前記筐体の先端面に設けられて、前記第2手の人差指を収容できる第3凹部と、
前記第3凹部内に設けられて、前記第2の手の前記人差指の接触を検出する第3指検出装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記第2印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第2指検出装置及び前記第3指検出装置が前記第2の手の前記人差指の接触を検出したとき、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第2印刷許可状態に設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の印刷装置。
<請求項10>
制御装置と、
前記筐体の先端面に設けられて、前記第1又は第2の手の人差指を収容できる第3凹部と、
前記第3凹部内に設けられて、前記第1又は第2の手の前記人差指の接触を検出する第3指検出装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第1指検出装置及び第3指検出装置が前記第1の手の前記親指及び前記人差指の接触を検出すると、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第1印刷許可状態にするとともに、前記第2印刷開始ボタンの機能を無効に設定し、
前記第2印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記第2指検出装置及び前記第3指検出装置が前記第2の手の前記親指及び前記人差指の接触を検出すると、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する第2印刷許可状態にするとともに、前記第1印刷開始ボタンの機能を無効に設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の印刷装置。
<請求項11>
前記第1側面に設けられた第1電源ボタンと、
前記第2側面に設けられた第2電源ボタンと、を備え、
前記制御装置は、前記印刷機構を前記第1印刷許可状態又は前記第2印刷許可状態に設定している場合に、前記第1電源ボタン及び前記第2電源ボタンの機能を無効に設定することを特徴とする請求項7又は請求項10に記載の印刷装置。
1 印刷装置
5 手
5A 右手
51A 親指
52A 人差指
53A 中指
54A 薬指
55A 小指
5B 左手
51B 親指
52B 人差指
53B 中指
54B 薬指
55B 小指
11 筐体
11a 上面
11b 底面
11c 先端面
11d 後端面
11e 左側面
11f 右側面
11g 第1凹部
11h 第2凹部
11i 第3凹部
12 基板
13 印刷機構
14 ヘッド部
15 移動検出装置
15a 計測部
16 指検出装置
16A 第1指検出装置
16B 第2指検出装置
16C 第3指検出装置
17 印刷開始位置マーカ
17A 第1印刷開始位置マーカ
17B 第2印刷開始位置マーカ
18 ユーザインターフェイス
19 印刷開始ボタン
19A 第1印刷開始ボタン
19B 第2印刷開始ボタン
20 電源ボタン
20A 第1電源ボタン
20B 第2電源ボタン
21 内蔵電源
22 ガイドローラ
30 制御装置
31 CPU
32 印刷制御装置
40 メモリ
41 ROM
42 RAM
43 印刷部
44 移動距離取得部
45 指検出部
46 印刷指示部
47 通信インターフェイス

Claims (5)

  1. 印刷媒体に対して手動で移動させて印刷を行う印刷装置であって、
    前記印刷を行う印刷機構と、
    前記印刷機構を収納しユーザの第1の手により把持可能な筐体と、
    前記第1の手の第1の指の接触を検出するための検出面を有した指検出装置と、
    前記印刷の開始を指示する印刷開始ボタンと、
    を備え、
    前記筐体は、ユーザが前記第1の手により当該筐体を把持して前記印刷装置を手動で移動させて印刷を行っている状態のときに前記第1の指を収容できる凹部が、当該筐体における所定の側面に設けられており、
    前記検出面は、前記凹部内に設けられており
    前記印刷開始ボタンは、前記所定の側面における前記凹部とは異なる箇所に設けられている
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 制御装置を有し、
    前記制御装置は、前記印刷開始ボタンの操作を検出した後に、前記指検出装置が前記第1の指の前記検出面への接触を検出すると、前記印刷機構を、前記印刷機構による印刷を許可する印刷許可状態に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記凹部は、ユーザが前記第1の手により前記筐体を把持して前記印刷装置を手動で移動させて印刷を行っている状態のときの前記第1の指の延伸方向に沿わせた溝として設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記検出面は、前記凹部の底面として設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の印刷装置。
  5. 印刷媒体に対して手動で移動させて印刷を行う印刷装置であって、
    前記印刷を行う印刷機構と、
    前記印刷機構を収納しユーザの第1の手及び第2の手により把持可能な筐体と、
    前記第1の手の第1の指の接触を検出するための第1検出面と、前記第2の手の第2の指の接触を検出するための第2検出面と、を有した指検出装置と、
    前記印刷の開始を指示する第1印刷開始ボタン及び第2印刷開始ボタンと、
    を備え、
    前記筐体は、ユーザが前記第1の手により当該筐体を把持して前記印刷装置を手動で移動させて印刷を行っている状態のときに前記第1の指を収容できる第1凹部が当該筐体の第1側面に設けられているとともに、ユーザが前記第2の手により当該筐体を把持して前記印刷装置を手動で移動させて印刷を行っている状態のときに前記第2の指を収容できる第2凹部が前記第1側面に対向する第2側面に設けられており、
    前記第1検出面は、前記第1凹部内に設けられており、
    前記第2検出面は、前記第2凹部内に設けられており、
    前記第1印刷開始ボタンは、前記第1側面における前記第1凹部とは異なる箇所に設けられており、
    前記第2印刷開始ボタンは、前記第2側面における前記第2凹部とは異なる箇所に設けられている、
    ことを特徴とする印刷装置。
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