JP2015126570A - 電動車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パーキングロック機構を作動させた際にパーキングロック機構が備えられていない車輪の回転軸の振動を抑制する。【解決手段】パーキングロック機構21を作動させて、フットブレーキを解放した際に、リヤモータ17の後進側の角加速度に基づいて逆回転方向のトルク(前進側のトルク)を推定し、後輪15の車軸18に急激な捩れが生じないようにリヤモータ17に逆回転方向のトルクを印加する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動モータを備えた電動車両の制御装置に関する。
電動車両として、エンジンによりバッテリを充電しバッテリからの電力による電動モータの駆動力で車両を走行させるハイブリッド電気自動車や、エンジンによりバッテリを充電すると共に電動モータ及び(または)エンジンの駆動力で車両を走行させるハイブリッド電気自動車、電動モータの駆動力により車両を走行させる電気自動車が知られている。電動車両では、前輪、後輪のそれぞれに電動モータを備えることで、4輪を駆動させることができる。
電動車両において、電動モータに連結される駆動軸(例えば、前輪の駆動軸)の回転を機械的にロックすることで、電動車両のパーキングロックを実行するパーキングロック機構が備えられている。パーキングロック機構は、例えば、電動スイッチの操作により爪部材を移動させて駆動軸の歯車部等に係合させ、駆動軸の回転を機械的に規制するものである。
パーキングロック機構が備えられた電動車両では、坂道に車両を停車してパーキングロック機構を作動させる場合、運転者は、サービスブレーキ(フットブレーキ)を作動させた状態で、例えば、電動スイッチの操作によりパーキングロック機構を作動させる。
パーキングロック機構が作動して、前輪の駆動軸が機械的にロックされた後に運転者はフットブレーキを解放することになる。この時、前輪の駆動軸は、ロック機構の噛み合いの余裕の分回転した後に回転が規制され、後輪の回転軸は、ロック機構の噛み合いの余裕の分に加え、回転軸自体が捩れて回転し、捩れによる回転が収束するまで繰り返されることになる。
このため、坂道に車両を停車したフットブレーキを解放した場合、パーキングロック機構が設けられていない後輪側で、捩れの回転の繰り返しによる振動が発生する虞があった。
パーキングロック機構を作動させる際の振動を低減するため、爪部材の噛み合いが不十分な時に、駆動軸を電動モータで回転させて歯車部等に爪部材を係合させる技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の技術は、フットブレーキペダルの操作速度に応じて、電動モータの出力を制御するため、パーキングロック機構を作動させる際の振動を抑制することができる。
しかし、特許文献1に記載された技術は、パーキングロック機構を作動させる際に、爪部材を歯車部に噛み合わせる際のショックを低減する技術であり、パーキングロック機構が備えられていない側の回転軸の捩れによる振動を抑制する技術ではない。このため、フットブレーキを解放した場合、パーキングロック機構が設けられていない車輪の回転軸の振動の発生を抑制することはできない。
特開2009−227206号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、車輪の回転軸の振動の発生を抑制することができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
特に、パーキングロック機構をロック状態に作動させた際にパーキングロック機構が備えられていない車輪の回転軸の振動を抑制することができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の電動車両の制御装置は、車両の前輪もしくは後輪の一方の車輪の回転軸を駆動する一方側電動モータと、前記一方側電動モータの回転位相の状況を検出する回転位相検出手段と、前記回転位相検出手段で検出された前記回転位相の状況に基づいて前記一方側電動モータの角加速度を求めると共に、前記角加速度に応じて前記一方側電動モータの回転方向とは逆方向のトルクを前記一方側電動モータに印加する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、前輪もしくは後輪の回転軸を駆動する一方側電動モータの角加速度を求め、角加速度に応じて回転方向とは逆方向のトルクを一方側電動モータに印加するので、回転軸の振動の発生を抑制することが可能になる。
そして、請求項2に係る本発明の電動車両の制御装置は、請求項1に記載の電動車両の制御装置において、前記車両の前輪もしくは後輪の他方の車輪の回転軸を駆動する他方側電動モータと、作動信号が入力されることで前記他方の車輪の前記回転軸の回転を機械的にロックするパーキングロック機構と、前記車両の制動を行うサービスブレーキとをさらに備え、前記制御手段は、前記パーキングロック機構がロックされた状態で、前記サービスブレーキが作動状態から非作動状態に変化した後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加することを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、パーキングロック機構の作動信号がオンになった後に、パーキングロック機構が設けられていない側の車輪の一方側電動モータの角加速度を求め、サービスブレーキが作動状態から非作動状態に変化した後に、角加速度に応じた逆回転方向のトルクを一方側電動モータに印加するので、パーキングロック機構をロック状態に作動させても、車輪の回転軸の捩れによる回転が抑制される。
この結果、例えば、坂道に車両を停車し、サービスブレーキが解放された後に、パーキングロック機構をロック状態に作動させても、パーキングロック機構が設けられていない一方側の車輪の回転軸で、捩れの回転の繰り返しによる振動の発生が抑制される。
これにより、パーキングロック機構をロック状態に作動させた際にパーキングロック機構が備えられていない車輪の回転軸の振動を抑制することが可能になる。
そして、請求項3に係る本発明の電動車両の制御装置は、請求項2に記載の電動車両の制御装置において、前記制御手段は、前記他方側電動モータの回転位相の変化が停止した後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加することを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、他方側電動モータの回転位相の変化が停止した後に一方側電動モータにトルクを印加するので、適切なトルクを算出するための時間を十分に確保することができ、車輪の回転軸の振動をより的確に抑制して低減することができる。
また、請求項4に係る本発明の電動車両の制御装置は、請求項1に記載の電動車両の制御装置において、前記車両の前輪もしくは後輪の他方の車輪の回転軸を駆動する他方側電動モータと、作動信号が入力されることで前記他方の車輪の前記回転軸の回転を機械的にロックするパーキングロック機構と、前記車両の制動を行うサービスブレーキとをさらに備え、前記制御手段は、前記サービスブレーキが非作動状態で、前記パーキングロック機構の前記作動信号がオンになった後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加する制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、パーキングロック機構の作動信号がオンになった後に、パーキングロック機構が設けられていない側の車輪の一方側電動モータの角加速度を求め、サービスブレーキが非作動状態で、角加速度に応じた逆回転方向のトルクを一方側電動モータに印加するので、パーキングロック機構をロック状態に作動させても、車輪の回転軸の捩れによる回転が抑制される。
この結果、例えば、坂道に車両を停車し、サービスブレーキが解放されている状態で、パーキングロック機構をロック状態に作動させても、パーキングロック機構が設けられていない一方側の車輪の回転軸で、捩れの回転の繰り返しによる振動の発生が抑制される。
これにより、パーキングロック機構をロック状態に作動させた際にパーキングロック機構が備えられていない車輪の回転軸の振動を抑制することが可能になる。
また、請求項5に係る本発明の電動車両の制御装置は、請求項4に記載の電動車両の制御装置において、前記制御手段は、前記パーキングロック機構の前記作動信号がオンになった後の前記パーキングロック機構がロック状態に作動した後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加することを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、パーキングロック機構がロック状態に作動した後に、角加速度に応じた逆回転方向のトルクを一方側電動モータに印加するので、パーキングロック機構がロック状態になった際に、車輪の回転軸の捩れによる回転が抑制される。
本発明の電動車両の制御装置は、車輪の回転軸の振動の発生を抑制することが可能になる。
特に、本発明の電動車両の制御装置は、パーキングロック機構をロック状態に作動させた際に、パーキングロック機構が備えられていない車輪の回転軸の振動を抑制することが可能になる。
本発明の第1実施例に係る制御装置を備えた電動車両の概略構成図である。 制御ブロック図である。 タイムチャートである。 第2実施例のタイムチャートである。 第3実施例のタイムチャートである。
本実施例では、電動車両として、エンジンにより発電機を駆動して高電圧のバッテリを充電すると共に電動モータ及びエンジンの駆動力で車両を走行させるハイブリッド車両を適用した例を挙げて説明してある。
図1から図3に基づいて本発明の第1実施例を説明する。
図1には本発明の第1実施例に係る制御装置を備えた電動車両(ハイブリッド車両)の構成を説明する全体概略状況、図2には本発明の第1実施例に係る駆動装置の制御状況を説明するブロック構成、図3には本発明の第1実施例に係る駆動装置の制御の経時変化を説明するタイムチャートを示してある。
図1に基づいて本発明の第1実施例が適用される電動車両の概要を説明する。
図1に示すように、車両1には、エンジン2、及び、エンジン2により駆動される発電機3が備えられている。エンジン2の出力系はクラッチ4を介して前輪5側の車軸6(回転軸)に接続されている。
発電機3にはインバータ8を介して他方側電動モータとしてのフロントモータ9が接続され、フロントモータ9は前輪5側の車軸6に接続されている。また、インバータ8は高電圧バッテリ7に接続され、高電圧バッテリ7に充電された電力がインバータ8を介してフロントモータ9に供給される。
つまり、フロントモータ9の出力系11は減速機構12を介して車軸6に接続され、エンジン2の出力系はクラッチ4を介してフロントモータ9の出力系11に接続されている。これにより、エンジン2により発電機3が駆動されて高電圧バッテリ7が充電される。クラッチ4が接続された際に、エンジン2の駆動力で車両1が走行し、クラッチ4が離された際に、フロントモータ9の駆動力で車両1が走行する。
高電圧バッテリ7には、後輪15側のインバータ16を介して一方側電動モータであるリヤモータ17が接続され、リヤモータ17の出力系は車軸18の減速機構19に接続されている。高電圧バッテリ7に充電された電力がインバータ16を介してリヤモータ17に供給され、リヤモータ17の駆動により減速機構19を介して車軸18(後輪15)が必要に応じて駆動される。
車両1には、フットブレーキの操作を検出するフットブレーキスイッチ23が備えられている。
一方、車両1には、前輪5の車軸6の回転を機械的にロックするパーキングロック機構21が備えられている。例えば、車軸6と共に回転する歯車部材の所定位置にロックピンが機械的に突出して嵌合し、歯車部材の回転(車軸6の回転)を規制し、ロックピンの突出を解除することで歯車部材の回転(車軸6の回転)を解放する。
変速操作レバーが駐車位置(P位置)に操作されると、パーキングロックスイッチ22が電気的に作動し、パーキングロック開始信号(作動信号)が出力され、パーキングロック機構21がロック状態に動作して車軸6の回転が機械的にロックされ、パーキングロック完了信号が出力される。これにより、坂道等の傾斜路に車両1を停車させてフットブレーキ(サービスブレーキ)を放しても、車両1がずり下がることがない。
フットブレーキスイッチ23の情報、即ち、フットブレーキが踏まれてサービスブレーキが作動しているか否かの情報、回転位相検出手段により検出されたフロントモータ9、リヤモータ17の位相の状況の情報、パーキングロックスイッチ22のパーキングロック開始信号、パーキングロック完了信号の情報が図2に示した制御手段25に入力される。
パーキングロック機構21が備えられた電動車両では、坂道に車両を停車してパーキングロック機構21を作動させる場合、運転者は、サービスブレーキ(フットブレーキ)を作動させた状態で、例えば、変速操作レバーを駐車位置(P位置)に操作する。パーキングロック機構21が作動して、前輪5の車軸6が機械的にロックされた後に運転者はフットブレーキを解放する。
この時、前輪5の車軸6は、パーキングロック機構21の噛み合いの余裕の分回転した後に回転が規制され、パーキングロック機構21が備えられていない後輪15の車軸18は、パーキングロック機構21の噛み合いの余裕の分に加え、車軸18自体が捩れて回転し、捩れによる回転が収束するまで繰り返されることになる。捩れによる回転の繰り返しは、フットブレーキを解放した時の振動の発生につながる虞がある。
このため、パーキングロック機構21を作動させて、フットブレーキを解放した際に、後輪15の車軸18に急激な捩れが生じないようにリヤモータ17を駆動するようにしている。
つまり、パーキングロック機構21の作動信号がオンになった後に、フットブレーキが解放されると、制御手段25はリヤモータ17の回転位相の状況に基づきリヤモータ17の角加速度(後輪15のずり下がり)を求め、リヤモータ17の回転方向とは逆方向のトルク(以下、逆回転方向のトルクまたは逆回転トルク)をリヤモータ17に印加する。これにより、車軸18に捩れによる急激な回転が抑制され、後輪15側の捩れの回転の繰り返しによる振動の発生を抑制している。
図2に基づいて制御手段25を具体的に説明する。
図2に示すように、制御手段25には、角加速度検出手段31、逆回転トルク推定手段32及びトルク印加手段33が備えられている。
制御手段25には、フットブレーキスイッチ23の検出信号の情報、フロントモータ9、リヤモータ17の位相の状況、パーキングロックスイッチ22のパーキングロック開始及び完了信号の情報が入力される。そして、リヤモータ17には、角加速度に応じた逆回転方向のトルクが印加される。
角加速度検出手段31では、リヤモータ17の位相の変位の状況に基づいて角加速度が検出される。逆回転トルク推定手段32では、検出された角加速度に応じた逆回転方向のトルク(逆回転トルク)が推定される。そして、トルク印加手段33では、フットブレーキを解放した際に、後輪15の車軸18に急激な捩れが生じないように逆回転方向のトルクをリヤモータ17に印加する。
図3に基づいてパーキングロック機構21を動作させた際の後輪15側のショックを抑制する状況を時系列に沿って具体的に説明する。
図3の状況は、車両1が上り坂で停車してパーキングロック機構21を動作させた状況を示してある。
図3(a)に示すように、車両1を停車させるためにフットブレーキが踏み込まれてフットブレーキスイッチ23がオンの状態になっている。図3(b)に示すように、時刻t1で、例えば、変速操作レバーが駐車位置(P位置)に操作されてパーキングロックスイッチ22が電気的に作動(オン)し、時刻t1から時刻t2の間の時間、パーキングロック開始信号が出力される。
図3(c)に示すように、時刻t3でパーキングロック完了信号が出力され、図3(a)に示すように、フットブレーキが解放されてフットブレーキスイッチ23がオフの状態になる。つまり、パーキングロック機構21が動作状態になり、サービスブレーキが解除された状態になる。
図3(d)に示すように、時刻t4から時刻t5までの間の時間で、パーキングロック機構21の機械的なあそびの分、フロントモータ9の位相が後退側に変化し、図3(e)に示すように、時刻t4から、フロントモータ9の回転速度(角加速度)が後退側に高くなり、パーキングロック機構21の作動により、時刻t5で、フロントモータ9の回転速度がゼロになる。
図3(f)に示すように、リヤモータ17の位相が後進側に変化する。この時、リヤモータ17の位相の変化に基づいて角加速度が検出される。角加速度がしきい値を超えた際に、角加速度に応じた逆回転方向のトルクが推定され(算出され)、推定された逆回転トルクがリヤモータ17に印加される。
逆回転方向のトルクが推定された後、図3(g)に示すように、時刻t4で、リヤモータ17の出力許可信号がオンになり、図3(h)に示すように、時刻t4から時刻t5までの間の時間で、逆回転トルク(前進側トルク)がリヤモータ17に印加される。これにより、図3(f)に示すように、リヤモータ17の位相がなだらかな状態で後進側に変化する。
つまり、フットブレーキが解放されてフットブレーキスイッチ23がオンからオフに変化した時に、リヤモータ17の角加速度が求められ、角加速度に応じた逆回転方向のトルク(前進方向のトルク)がリヤモータ17に印加される。
この時、逆回転方向のトルク(前進方向のトルク)がリヤモータ17に印加されない場合、図3(f)に点線で示すように、パーキングロック機構21の噛み合いの余裕の分に加え、車軸18自体が捩れて回転し、捩れによる回転が収束するまでリヤモータ17の位相が正逆に繰り返される。
本実施例では、パーキングロック機構21を作動させて、フットブレーキを解放した際に、リヤモータ17の後進側の角加速度に基づいて逆回転方向のトルク(前進側のトルク)を推定し、後輪15の車軸18に急激な捩れが生じないようにリヤモータ17に逆回転方向のトルクを印加している。このため、リヤモータ17の位相がなだらかな状態で後進側に変化する。
この結果、上り坂に車両1を停車し、パーキングロック機構21を作動させて、フットブレーキを解放した場合でも、後輪15がずり下がることがなく、後輪15の車軸18で、捩れの回転の繰り返しによる振動の発生を抑制することが可能になる。
図4に基づいて第2実施例を説明する。
図4には本発明の第2実施例に係る駆動装置の制御の経時変化を説明するタイムチャートを示してある。
図3(a)から図3(h)に示した動作の状態は、図4(a)から図4(h)として対応させてある。そして、図3(f)、図3(g)、図3(h)に相当する図4(f)、図4(g)、図4(h)の状況が異なっている。このため、図4(f)、図4(g)、図4(h)について説明し、図4(a)から図4(c)の説明は省略してある。
図4(e)に示すように、パーキングロック機構21の作動により、時刻t5で、フロントモータ9の回転速度がゼロになる。つまり、フロントモータ9の回転が機械的にロックされたことが確認される。
図4(f)に示すように、フロントモータ9の回転が機械的にロックされたことが確認された時刻で(時刻t5で)、リヤモータ17の位相が後進側に変化している。この時、リヤモータ17の位相の変化に基づいて角加速度が検出される。角加速度がしきい値を超えた際に、角加速度に応じた逆回転方向のトルクが推定され(算出され)、推定された逆回転トルクがリヤモータ17に印加される。
逆回転方向のトルクが推定された後、図4(g)に示すように、時刻t5で、リヤモータ17の出力許可信号がオンになり、図5(h)に示すように、時刻t5以降の時間で、逆回転トルク(前進側トルク)がリヤモータ17に印加される。これにより、図4(f)に示すように、リヤモータ17の位相がなだらかな状態で後進側に変化する。
つまり、フットブレーキが解放されてフットブレーキスイッチ23がオンからオフに変化し、フロントモータ9の回転位相の変化が停止した時に、すなわちフロントモータ9の回転が機械的にロックされたことが確認された時に、リヤモータ17の角加速度が求められ、角加速度に応じた逆回転方向のトルク(前進方向のトルク)がリヤモータ17に印加される。
この時、逆回転方向のトルク(前進方向のトルク)がリヤモータ17に印加されない場合、図4(f)に点線で示すように、パーキングロック機構21の噛み合いの余裕の分に加え、車軸18自体が捩れて回転し、捩れによる回転が収束するまでリヤモータ17の位相が正逆に繰り返される。
本実施例では、パーキングロック機構21を作動させて、フットブレーキを解放した際に、前輪5が機械的にロックされたことが確認された後に、リヤモータ17の後進側の角加速度に基づいて逆回転方向のトルク(前進側のトルク)を推定し、後輪15の車軸18に急激な捩れが生じないようにリヤモータ17に逆回転方向のトルクを印加している。このため、前輪5が機械的にロックされた後のリヤモータ17の回転が一定方向に維持される。さらに、前輪5が機械的にロックされてからリヤモータ17がトルクを印加するので、リヤモータ17が印加する逆回転方向のトルクを推定する時間を十分に確保することができる。
この結果、図3に示した実施例と同様に、上り坂に車両1を停車し、パーキングロック機構21を作動させて、フットブレーキを解放した場合でも、後輪15が急激にずり下がることがなく、後輪15の車軸18で、捩れの回転の繰り返しによる振動の発生を抑制することが可能になる。
尚、図3、図4には上り坂で車両1を停車させた場合の例を示したが、下り坂で車両1を停車させた場合、図3、図4(a)(b)(c)(g)以外の波形が逆方向になり、同様の制御が実施される。
図5に基づいて第3実施例を説明する。
図5には本発明の第3実施例に係る駆動装置の制御の経時変化を説明するタイムチャートを示してある。第3実施例は、フットブレーキスイッチ23がオフの状態で、パーキングロック機構21が動作した状態での制御を示してある。例えば、極低速で車両1が後進している状況で、フットブレーキを解放したまま、パーキングロック機構21を作動させるスイッチ等を操作した場合の制御を示してある。
図5(a)に示すように、極低速で車両1が後進している状況で、フットブレーキが解放されてフットブレーキスイッチ23がオフの状態になっている。図5(b)に示すように、時刻t1で、例えば、変速操作レバーが駐車位置(P位置)に操作されてパーキングロックスイッチ22が電気的に作動(オン)し、時刻t1から時刻t2の間の時間、パーキングロック開始信号が出力される。
図5(c)に示すように、時刻t3でパーキングロック完了信号が出力され、パーキングロック機構21が動作状態になり、サービスブレーキが解除された状態になる。
図5(d)に示すように、パーキングロック機構21が作動する時刻t4までフロントモータ9の位相が後退側に変化し、パーキングロック機構21の作動により、時刻t5で、フロントモータ9の位相が維持される。
図5(e)に示すように、時刻t4までフロントモータ9の回転速度(角加速度)が後進側に維持される。パーキングロック機構21の作動により、時刻t5で、フロントモータ9の回転速度がゼロになる。
図5(f)に示すように、リヤモータ17の位相が時刻t4まで後進側に変化し続けている。この時、リヤモータ17の位相の変化に基づいて角加速度が検出される。角加速度がしきい値を超えた際に、角加速度に応じた逆回転方向のトルクが推定され(算出され)、推定された逆回転トルクがリヤモータ17に印加される。
逆回転方向のトルクが推定された後、図5(g)に示すように、パーキングロックスイッチ22がオンする時刻t1で、リヤモータ17の出力許可信号がオンになり、図5(h)に示すように、時刻t1で、逆回転トルク(前進側トルク)がリヤモータ17に印加される。これにより、図5(f)に示すように、リヤモータ17の位相が、時刻t1から時刻t4以降までの時間で、なだらかな状態で後進側に変化する。
つまり、フットブレーキが解放されてフットブレーキスイッチ23がオフの状態で、パーキングロックスイッチ22がオンになった後に、リヤモータ17の角加速度が求められ、角加速度に応じた逆回転方向のトルク(前進方向のトルク)がリヤモータ17に印加される。
この時、逆回転方向のトルク(前進方向のトルク)がリヤモータ17に印加されない場合、図3(f)に点線で示すように、時刻t4以降で、パーキングロック機構21の噛み合いの余裕の分に加え、車軸18自体が捩れて回転し、捩れによる回転が収束するまでリヤモータ17の位相が正逆に繰り返される。
本実施例では、フットブレーキが解放された状態でパーキングロック機構21を作動させる際に、リヤモータ17の後進側の角加速度に基づいて逆回転方向のトルク(前進側のトルク)を推定し、後輪15の車軸18に急激な捩れが生じないようにリヤモータ17に逆回転方向のトルクを印加している。このため、リヤモータ17の位相がなだらかな状態で後進側に変化する。
この結果、極低速で車両1が後進している際に、パーキングロック機構21を作動させた場合でも、後輪15の車軸18で、捩れの回転の繰り返しによる振動の発生を抑制することが可能になる。
本発明の実施例では、サービスブレーキが解放されている場合にパーキングロック機構21を作動させても、パーキングロック機構が設けられていない後輪15の車軸18で、捩れの回転の繰り返しが抑制される。これにより、パーキングロック機構21を作動させた際に、後輪15の車軸18の振動を抑制することが可能になる。
尚、パーキングロック機構21を後輪15側に備えた車両に本発明を適用した場合、前輪5の車軸6の振動を抑制することが可能になる。
本発明は、電動モータを備えた電動車両の制御装置の産業分野で利用することができる。
1 車両
2 エンジン
3 発電機
4 クラッチ
5 前輪
6、18 車軸
8、16 インバータ
9 フロントモータ
11 出力系
12、19 減速機構
15 後輪
17 リヤモータ
21 パーキングロック機構
22 パーキングロックスイッチ
23 フットブレーキスイッチ
25 制御手段
31 角加速度検出手段
32 逆回転トルク推定手段
33 トルク印加手段

Claims (5)

  1. 車両の前輪もしくは後輪の一方の車輪の回転軸を駆動する一方側電動モータと、
    前記一方側電動モータの回転位相の状況を検出する回転位相検出手段と、
    前記回転位相検出手段で検出された前記回転位相の状況に基づいて前記一方側電動モータの角加速度を求めると共に、前記角加速度に応じて前記一方側電動モータの回転方向とは逆方向のトルクを前記一方側電動モータに印加する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする電動車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動車両の制御装置において、
    前記車両の前輪もしくは後輪の他方の車輪の回転軸を駆動する他方側電動モータと、
    作動信号が入力されることで前記他方の車輪の前記回転軸の回転を機械的にロックするパーキングロック機構と、
    前記車両の制動を行うサービスブレーキとをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記パーキングロック機構がロックされた状態で、前記サービスブレーキが作動状態から非作動状態に変化した後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加する
    ことを特徴とする電動車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載の電動車両の制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記他方側電動モータの回転位相の変化が停止した後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加する
    ことを特徴とする電動車両の制御装置。
  4. 請求項1に記載の電動車両の制御装置において、
    前記車両の前輪もしくは後輪の他方の車輪の回転軸を駆動する他方側電動モータと、
    作動信号が入力されることで前記他方の車輪の前記回転軸の回転を機械的にロックするパーキングロック機構と、
    前記車両の制動を行うサービスブレーキとをさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記サービスブレーキが非作動状態で、前記パーキングロック機構の前記作動信号がオンになった後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする電動車両の制御装置。
  5. 請求項4に記載の電動車両の制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記パーキングロック機構の前記作動信号がオンになった後の前記パーキングロック機構がロック状態に作動した後に、前記トルクを前記一方側電動モータに印加する
    ことを特徴とする電動車両の制御装置。
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