JP2015123988A - 梱包体 - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包部材によるカートリッジの梱包時に、カートリッジを容易に梱包することができながら、カートリッジが傷付くことを抑制することのできる梱包体を提供すること。【解決手段】梱包体1は、内部にトナーを収容するように構成される現像カートリッジ2と、内部に現像カートリッジ2を梱包するように構成される梱包箱23と、現像カートリッジ2に離脱可能に装着され、現像カートリッジ2とともに梱包箱23から取出し可能に構成される側部緩衝材24と、梱包箱23に固定され、現像カートリッジ2と梱包箱23との間に配置される長手波状緩衝材41とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着されるカートリッジを梱包部材によって梱包した梱包体に関する。
画像形成装置に装着されるトナーカートリッジを、搬送時に梱包する梱包用箱が知られている。
このような梱包用箱として、箱体と、箱体に固定され、トナーカートリッジに対する搬送時の衝撃を緩和するための緩衝部材とを備える梱包用箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−199477号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載の梱包用箱では、緩衝部材におけるトナーカートリッジを支持する支持部が、トナーカートリッジの形状に沿って成形されている。そのため、例えば、使用済みとなったトナーカートリッジをユーザが供給元に返却する場合には、正しい向きでトナーカートリッジを箱体に収容する必要があり、手間がかかる。
また、一般には、梱包用箱と緩衝部材とが別体であり、そのような場合には、緩衝部材を紛失すると、緩衝部材が未装着の状態でトナーカートリッジが箱体に収容される。そうすると、返却の搬送中に、トナーカートリッジが傷付き、リサイクル可能な部品が減少するという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、梱包部材によるカートリッジの梱包時に、カートリッジを容易に梱包することができながら、カートリッジが傷付くことを抑制することのできる梱包体を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の梱包体は、内部に現像剤を収容するカートリッジと、内部にカートリッジを梱包する梱包部材と、カートリッジに離脱可能に装着され、カートリッジとともに梱包部材から取出し可能に構成される第1緩衝材と、梱包部材に固定され、カートリッジと梱包部材との間に配置される第2緩衝材とを備えている。
このような構成によれば、第1緩衝材が離脱されたカートリッジが梱包部材内に配置される場合であっても、第2緩衝材がカートリッジと梱包部材との間に配置されていることにより、梱包部材内に配置されるカートリッジにかかる衝撃をある程度緩和することができる。
また、第1緩衝材を外した状態で、カートリッジを梱包部材に梱包するときには、第1緩衝材がないために、カートリッジの向きを気にすることなく、カートリッジを梱包部材内に配置することができる。
その結果、カートリッジを、梱包部材によって容易に梱包することができながら、カートリッジが傷付くことを抑制することができる。
(2)また、第2緩衝材は、カートリッジと接触する接触部を備えていてもよい。
このような構成によれば、第2緩衝材の接触部がカートリッジに接触することにより、カートリッジにかかる衝撃を確実に緩和することができる。
その結果、カートリッジが傷付くことをより抑制することができる。
(3)また、カートリッジに第1緩衝材が装着された状態で、梱包部材に梱包される第1梱包状態と、カートリッジから第1緩衝材が離脱された状態で、梱包材に梱包される第2梱包状態とを備えていてもよい。
このような構成によれば、第1梱包状態の梱包体では、第1緩衝材と第2緩衝材との両方で、確実にカートリッジを保護することができ、第2梱包状態の梱包体では、カートリッジを容易に梱包部材によって梱包することができ、第2緩衝部材によってカートリッジをある程度保護することができる。
その結果、状況に応じて、カートリッジの梱包状態を選択することができる。
(4)また、梱包部材は、第1緩衝材が装着されたカートリッジが通過可能な開口を有する箱体であってもよい。
このような構成によれば、カートリッジは、開口を介して、梱包部材内に挿入され、梱包される。
その結果、カートリッジを、梱包部材に容易に梱包することができる。
(5)また、第2緩衝材は、梱包部材に対して、接着および/または溶着により固定されていてもよい。
このような構成によれば、第2緩衝材を梱包部材に対してしっかりと固定することができる。
そのため、カートリッジの保護を確実に達成することができる。
(6)また、第2緩衝材は、梱包部材と同一の材質からなってもよい。
このような構成によれば、第2緩衝材を梱包部材と一体成形することができる。
そのため、梱包部材と第2緩衝材とを容易に成形することができ、コストの低減を図ることができる。
(7)また、カートリッジは、第1方向に延びており、第1緩衝材は、カートリッジにおける第1方向の両端部のそれぞれに装着されるように構成されていてもよい。
カートリッジは、内部に現像剤を収容しているために、搬送時の振動などにより、第1方向の端部から現像剤が漏れやすい構成となっている。一方、このような構成によれば、カートリッジに第1緩衝材が装着されているときには、カートリッジの第1方向の両端部が第1緩衝材によって支持される。これにより、カートリッジの第1方向の端部にかかる振動を緩和して、カートリッジからの現像剤の漏れを抑制することができながら、カートリッジを保護することができる。
(8)また、第2緩衝材は、第1方向の両端部に配置される2つの第1緩衝材の間に配置されていてもよい。
このような構成によれば、カートリッジに第1緩衝材が組み付けられているときには、1対の第1緩衝材と、第1方向において、それらの間に配置される第2緩衝材とによって、カートリッジを確実に保護することができる。
また、カートリッジの内部の現像剤が減少すると、カートリッジの第1方向の端部から現像剤が漏れにくくなる。
そのため、カートリッジの内部の現像剤が減少している場合には、カートリッジから第1緩衝材を取り外してカートリッジを梱包することにより、カートリッジの第1方向の中央を第2緩衝材のみで支持して、現像剤の漏れを抑制することができながら、カートリッジを保護することができる。
(9)また、第2緩衝材は、第1方向と交差する第2方向に沿ってカートリッジと接触していてもよい。
このような構成によれば、第2緩衝材が、第1緩衝材と異なる方向からカートリッジに接触することにより、カートリッジを確実に保護することができる。
(10)また、第2緩衝材は、カートリッジにおける第2方向の両端部に配置されていてもよい。
このような構成によれば、第1緩衝材を取り外してカートリッジを梱包する場合には、1対の第2緩衝材の間にカートリッジを配置するという簡易な動作により、カートリッジを梱包することができる。
そのため、カートリッジを、梱包部材によって、より容易に梱包することができる。
(11)また、カートリッジは、現像剤を担持するように構成される現像ローラを備えていてもよい。
このような構成によれば、カートリッジを梱包部材に梱包することによって、現像ローラを有するカートリッジを保護することができる。
(12)また、第1緩衝材は、現像ローラの軸線方向の両端部のそれぞれを被覆していてもよい。
このような構成によれば、新品発送時には、第1緩衝材によって、現像ローラの両端部を被覆することで、現像ローラの両端部から現像剤が漏れることを抑制することができる。
また、カートリッジ内の現像剤が減った状態であれば、現像ローラの両端部から現像剤が漏れにくくなっているので、第1緩衝材を外して、第2緩衝材のみでカートリッジを支持し、保護することができる。
本発明の梱包体では、梱包部材によるカートリッジの梱包時に、カートリッジを容易に梱包することができながら、カートリッジが傷付くことを抑制することができる。
図1Aは、1対の側部緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが梱包された第1梱包状態の梱包体を左上方から見た斜視図である。図1Bは、図1Aに示す梱包箱を左上方から見た斜視図である。 図2Aは、図1Aに示す1対の側部緩衝材が取り付けられた現像カートリッジを左上方から見た斜視図である。図2Bは、図2Aに示す1対の側部緩衝材24が取り外された現像カートリッジを左上方から見た斜視図である。 図3は、1対の側部緩衝材が取り外された現像カートリッジが梱包された第2梱包状態の梱包体の側断面図である。 図4Aは、本発明の梱包体の第2実施形態を説明する図であって、1対の側部緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが梱包された第1梱包状態の梱包体を左上方から見た斜視図である。図4Bは、図4Aに示す梱包箱を左上方から見た斜視図である。 図5は、1対の側部緩衝材が取り外された現像カートリッジが梱包された第2梱包状態の梱包体の側断面図である。 図6は、本発明の第3実施形態を説明する図であって、1対の側部緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが梱包された第1梱包状態の梱包体を左上方から見た斜視図である。図6Bは、図6Aに示す梱包箱を左上方から見た斜視図である。 図7Aは、図6Aに示す梱包体において、便宜的に梱包箱から、底壁以外を省略した図である。図7Bは、図6Bに示す梱包箱において、便宜的に底壁以外を省略した図である。 図8は、1対の側部緩衝材が取り外された現像カートリッジが梱包された第2梱包状態の梱包体を左上方から見た斜視図である。なお、便宜的に梱包箱から、底壁以外を省略している。 図9は、本発明の他の実施形態を説明する図であって、プロセスカートリッジが梱包された梱包体の側断面図である。 図10は、本発明の他の実施形態を説明する図であって、トナーカートリッジが梱包された梱包体の側断面図である。
1.梱包体の概要
図1Aに示すように、レーザプリンタなどの画像形成装置に着脱自在に装備されるカートリッジの一例としての現像カートリッジ2は、後述する梱包資材3に梱包されることによって、梱包体1として、搬送される。
なお、梱包体1に関し、方向に言及する場合には、後述する現像カートリッジ2の現像ローラ9が配置されている側を梱包体1の上方とし、後述する現像カートリッジ2の層厚規制ブレード11が配置されている側を前方とする。具体的には、各図において方向を矢印にて示す。なお、左右方向が第1方向の一例であり、前後方向が第2方向の一例である。また、左右方向は、後述する現像ローラ9の軸線方向と同一方向である。
2.現像カートリッジの詳細
現像カートリッジ2は、上記したように、図示しない画像形成装置に着脱自在に装備される。図示しない画像形成装置は、静電潜像が形成される感光ドラムなどの感光体を備えており、現像カートリッジ2は、図示しない感光体に形成された静電潜像に現像剤の一例としてのトナーを供給して静電潜像を現像する。
現像カートリッジ2は、図2Bおよび図3に示すように、現像フレーム7と、アジテータ8と、現像ローラ9と、供給ローラ10と、層厚規制ブレード11とを備えている。
また、現像カートリッジ2は、現像フレーム7の左方に配置され、外部からの駆動力が入力される駆動ユニット13と、現像フレーム7の右方に配置され、外部からの電力が入力される電極ユニット14とを備えている。
現像フレーム7は、左右方向に延びる略ボックス状であり、現像フレーム7の上端部は、上下方向に開放されている。また、現像フレーム7は、その内部にトナーを収容している。
アジテータ8は、図3に示すように、現像フレーム7内のトナーを撹拌するために、現像フレーム7の下方部分に配置されている。アジテータ8は、現像フレーム7に回転可能に支持されている。
現像ローラ9は、現像フレーム7の上端部に配置されている。また、現像フレーム7の上方部分および後方部分は、現像フレーム7から露出している。そして、現像フレーム7は、現像フレーム7に回転可能に支持されている。
供給ローラ10は、現像ローラ9の後下方に配置されている。また、供給ローラ10の前上端部が、現像ローラ9の後下端部に圧接している。そして、供給ローラ10は、現像フレーム7に回転可能に支持されている。
層厚規制ブレード11は、現像ローラ9の前下方に配置されている。層厚規制ブレード6は、層厚規制ブレード6の後端部が、現像ローラ9の下端部に接触するように、現像フレーム7に支持されている。
また、現像カートリッジ2は、図2Bに示すように、1対のカラー17と、現像カップリング18とを備えている。
1対のカラー17は、現像カートリッジ2の図示しない画像形成装置に対する位置決めに用いられる。1対のカラー17のそれぞれは、現像ローラ9の回転軸の左右両端部に対して、相対回転可能に組み付けられる略円筒形状を有している。左方のカラー17は、駆動ユニット13よりも左方に突出するように配置されており、右方のカラー17は、図示しないが、電極ユニット14よりも右方に突出するように配置されている。
現像カップリング18は、現像ローラ9および供給ローラ10に図示しない外部からの回転駆動力を伝達するように構成されている。現像カップリング18は、左方のカラー17の下方において、現像フレーム7の左方に隣接配置されている。現像カップリング18は、左右方向に延びる略円柱形状を有しており、駆動ユニット13よりも左方に突出するように配置されている。現像カップリング18の左端部は、カラー17の左端部よりも左方に位置している。
現像カートリッジ2の梱包時には、図2Bに示すように、現像カートリッジ2には、カートリッジカバー20が装着される。
カートリッジカバー20は、樹脂などの可撓性を有する材料からなり、左右方向に延び、上方が閉鎖された略矩形枠形状を有している。カートリッジカバー20の前後方向寸法は、現像カートリッジ2の上端部の前後方向寸法よりもわずかに長い。また、カートリッジカバー20の左右方向寸法は、現像カートリッジ2における現像フレーム7の左右方向寸法よりもわずかに長く、1対のカラー17の左右両端部よりもわずかに短い。
そして、カートリッジカバー20は、現像カートリッジ2の上方から被せるように組み付けられ、現像カートリッジ2に係合される。
こうして、カートリッジカバー20によって、現像フレーム7から露出された現像ローラ9の前方部分および上方部分が被覆される。このとき、1対のカラー17および現像カップリング18は、カートリッジカバー20の左右両端部から露出される。
3.現像カートリッジの梱包
(1)梱包資材の詳細
現像カートリッジ2は、梱包資材3を用いて梱包されることにより、図1Aに示すように、梱包体1として構成される。
梱包資材3は、梱包部材の一例としての梱包箱23と、第1緩衝材の一例としての1対の側部緩衝材24とを備えている。
(1−1)梱包箱の詳細
梱包箱23は、図1Bに示すように、段ボール紙などの厚紙からなり、現像カートリッジ2よりも大きい略ボックス形状を有している。梱包箱23は、1対の側壁28と、1対の前後壁30と、底壁32と、1対の内側フラップ36と、1対の外側フラップ37とを備えている。
1対の側壁28のそれぞれは、図1Bおよび図3に示すように、梱包箱23の左右両端部にそれぞれ配置されている。側壁28は、上下前後方向に延びる側面視略矩形の略板状を有している。
1対の前後壁30のそれぞれは、1対の側壁28の前端縁間および後端縁間にそれぞれ架設されている。前後壁30は、左右方向に延びる正面視略矩形の略板状を有している。
底壁32は、1対の側壁28および1対の前後壁30の下端縁と連続しており、平面視略矩形の略板状を有している。
なお、梱包箱23において、1対の側壁28の上端縁、および、1対の前後壁30の上端縁で囲われた部分が、開口35を画定している。
つまり、開口35は、梱包箱23の上部において、梱包箱23の内外を連通し、現像カートリッジ2が通過可能な開口として画定されている。
1対の内側フラップ36は、平面視略矩形の略板状を有し、梱包箱23の1対の側壁28の上端縁を支点として、図1Aに示すように、開口35を開放する開放位置と、図3に示すように、開口35を閉鎖する閉鎖位置とに揺動可能に備えられている。
1対の外側フラップ37は、平面視略矩形の略板状を有し、梱包箱23の1対の前後壁30の上端縁を支点として、図1Aに示すように、開口35を開放する開放位置と、図3に示すように、開口35を閉鎖する閉鎖位置とに揺動可能に備えられている。
(1−2)波状緩衝材の詳細
梱包箱23は、図1Bに示すように、その内面に、1対の土台部40と、第2緩衝材の一例としての1対の長手波状緩衝材41と、1対の短手波状緩衝材42とを備えている。
1対の土台部40のそれぞれは、1対の前後壁30のそれぞれの左右方向略中央における内面に配置されている。土台部40は、梱包箱23と同様に、段ボール紙などの厚紙からなり、正面視略矩形の略板状を有している。土台部40の上下方向寸法は、梱包箱23の上下方向における内寸と略同じであり、土台部40の左右方向寸法は、1対の側部緩衝材24が梱包箱23内の左右両端部に配置された状態における1対の側部緩衝材24の左右方向内端部間の寸法よりも短い。より具体的には、土台部40の左右方向寸法は、前後壁30の左右方向寸法の略1/3以上、略2/3以下である。土台部40は、前後壁30の前後方向内面に接着剤などにより、固定されている。
1対の長手波状緩衝材41のそれぞれは、1対の土台部40のそれぞれの内面に配置されている。1対の長手波状緩衝材41は、梱包箱23と同様に、段ボール紙などの厚紙からなり、前後方向内方に向かって、複数回、具体的には、3回波打つように突出する略蛇腹形状を有している。なお、長手波状緩衝材41の前後方向内方における端部を、内端部43とする。長手波状緩衝材41の上下方向寸法は、梱包箱23の上下方向における内寸と略同じである。前後方向に投影したときに、長手波状緩衝材41の外形は、土台部40の外形と一致している。長手波状緩衝材41は、土台部40の前後方向内面に接着剤などにより、固定されている。
1対の短手波状緩衝材42のそれぞれは、1対の側壁28のそれぞれの前後方向略中央における内面に配置されている。短手波状緩衝材42は、梱包箱23と同様に、段ボール紙などの厚紙からなり、左右方向内方に向かって、複数回、具体的には、3回波打つように突出する略蛇腹形状を有している。短手波状緩衝材42の上下方向寸法は、梱包箱23の上下方向における内寸と略同じである。短手波状緩衝材42の前後方向寸法は、側壁28の前後方向寸法の略1/4以上、略1/2以下である。短手波状緩衝材42は、側壁28の左右方向内面に接着剤などにより、固定されている。
なお、土台部40、長手波状緩衝材41、および、短手波状緩衝材42の梱包箱23に対する固定方法は、接着剤による接着だけでなく、溶着であってもよい。また、土台部40、長手波状緩衝材41、および、短手波状緩衝材42は、梱包箱23とは別体であり、梱包箱23に対して、接着剤などにより固定されているが、梱包箱23と一体として成形してもよい。また、例えば、土台部40のみが梱包箱23と一体として成形され、長手波状緩衝材41および短手波状緩衝材42が梱包箱23と別体として構成されるなどのように、それらの組み合わせのパターンは限定されない。
(1−3)側部緩衝材の詳細
1対の側部緩衝材24は、図2Aおよび図2Bに示すように、発泡スチロールなどの緩衝材料からなり、その左右方向内方に現像カートリッジ2を受け入れ可能な略ブロック形状を有している。側部緩衝材24は、側面視において、その外寸が、現像カートリッジ2の外寸よりも大きく、梱包箱23の内寸よりもわずかに小さい。すなわち、側部緩衝材24は、現像カートリッジ2の両側面、具体的には、現像フレーム7の左右方向両端部、駆動ユニット13、および、電極ユニット14を覆うように構成されている。
また、1対の側部緩衝材24は、現像カートリッジ2に組み付けたときに、その左右方向両外端部間の寸法が、梱包箱23の左右方向における内寸よりもわずかに小さくなるように設定されている。
側部緩衝材24は、カートリッジ収容凹部45と、複数のクッション凸部46とを備えている。
カートリッジ収容凹部45は、側部緩衝材24の左右方向内面から、左右方向外方に向かって、カートリッジカバー20が装着された現像カートリッジ2の側面視における外形と略同形状に窪んでいる。
複数のクッション凸部46は、側部緩衝材24の前面、後面、下面、および、左右方向外面から、それぞれ、外方に向かって突出する突条を有している。これにより、複数のクッション凸部46は、図1Aに示すように、側部緩衝材24が梱包箱23内に配置されたときに、1対の短手波状緩衝材42を避け、梱包箱23の内面と接触するように構成されている。
(2)新品出荷時の現像カートリッジの梱包
新品の現像カートリッジ2が、製造工場から、製品として出荷されるときには、1対の側部緩衝材24が組み付けられた現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容されることにより、梱包体1は、第1梱包状態とされる。
現像カートリッジ2を梱包して、第1梱包状態の梱包体1とするには、まず、図2Aおよび図2Bに示すように、現像カートリッジ2の左右方向両端部に対して、1対の側部緩衝材24を左右方向両外方から組み付ける。
すると、図2Aに示すように、現像カートリッジ2の左右方向両端部が、1対の側部緩衝材24のそれぞれのカートリッジ収容凹部45に嵌め合わされる。
次いで、図1Bに示すように、梱包箱23の内側フラップ36および外側フラップ37を開放位置に位置させて、開口35を開放し、側部緩衝材24が組み付けられた現像カートリッジ2を上方から挿入する。
そうすると、図1Aに示すように、側部緩衝材24の複数のクッション凸部46が1対の長手波状緩衝材41、および、1対の短手波状緩衝材42を避けるようにして、側部緩衝材24が組み付けられた現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容される。
これにより、梱包箱23の内面、具体的には、1対の側壁28の内面と、1対の前後壁30の左右両端部における内面とに、側部緩衝材24の複数のクッション凸部46が接触されるように、1対の側部緩衝材24が組み付けられた現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容される。
このとき、現像フレーム7の前壁および後壁の左右方向略中央部分のそれぞれが、1対の長手波状緩衝材41のそれぞれに接触している。具体的には、現像フレーム7の前壁および後壁と、長手波状緩衝材41の内端部43の一部とが接触している。
そして、内側フラップ36および外側フラップ37を閉鎖位置に位置させて、梱包箱23の開口35を閉鎖し、ガムテープ等の粘着性を有するテープにより、封止する。
以上により、新品の現像カートリッジ2の梱包が完了し、第1梱包状態の梱包体1を得る。
(3)使用後における返送時の現像カートリッジの梱包
次いで、ユーザにより使用され、リサイクルのために返送される使用後の現像カートリッジ2は、上記した新品出荷時と同様に、第1梱包状態の梱包体1として梱包され、返送される。
しかし、現像カートリッジ2の使用中には、カートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24は、現像カートリッジ2から取り外されているために、紛失している場合がある。このような場合には、カートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24が取り外された状態の現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容され、返送される。このカートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24が取り外された状態の現像カートリッジ2が梱包箱23に収容されることにより、梱包体1は、第2梱包状態とされる。
現像カートリッジ2を梱包して、第2梱包状態の梱包体1とするには、図1Bに示すように、梱包箱23の内側フラップ36および外側フラップ37を開放位置に位置させて、開口35を開放し、側部緩衝材24が未装着の現像カートリッジ2を上方から挿入する。
そうすると、現像カートリッジ2の現像フレーム7の前壁および後壁の左右方向略中央部分が、1対の長手波状緩衝材41のそれぞれと接触しながら、現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容される。より具体的には、現像フレーム7の前壁および後壁と、長手波状緩衝材41の内端部43とが接触しながら、現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容される。
そして、図3に示すように、内側フラップ36および外側フラップ37を閉鎖位置に位置させて、梱包箱23の開口35を閉鎖し、ガムテープ等の粘着性を有するテープにより、封止する。
以上により、使用後の現像カートリッジ2の梱包が完了し、第2梱包状態の梱包体1を得る。
3.作用効果
(1)この梱包体1によれば、図3に示すように、1対の側部緩衝材24が離脱された現像カートリッジ2が梱包箱23内に配置される場合であっても、1対の長手波状緩衝材41のそれぞれが、現像カートリッジ2と梱包箱23との間に配置されていることにより、梱包箱23内に配置される現像カートリッジ2にかかる衝撃をある程度緩和することができる。
また、1対の側部緩衝材24を外した状態で、現像カートリッジ2を梱包箱23に梱包するときには、1対の側部緩衝材24がないために、現像カートリッジ2の上下方向の向きを気にすることなく、現像カートリッジ2を梱包箱23内に配置することができる。
その結果、現像カートリッジ2を、梱包箱23によって容易に梱包することができながら、現像カートリッジ2が傷付くことを抑制することができる。
なお、使用後の現像カートリッジ2の内部にトナーが残った状態で、梱包体1を第2梱包状態として返送する場合には、現像カートリッジ2にかかる衝撃の緩和はされているものの、トナー漏れが発生する場合がある。
しかし、このような場合であっても、返送した先で現像カートリッジ2を清掃可能であるので、現像カートリッジ2が傷付くことが抑制されていれば、良好な状態のリサイクルされた現像カートリッジ2を得ることができる。
(2)また、この梱包体1によれば、1対の長手波状緩衝材41の内端部43のそれぞれが、現像カートリッジ2に接触することにより、現像カートリッジ2にかかる衝撃を確実に緩和することができる。
その結果、現像カートリッジ2が傷付くことをより抑制することができる。
(3)また、この梱包体1によれば、図1Aに示すように、第1梱包状態の梱包体1では、側部緩衝材24と長手波状緩衝材41との両方で、確実に現像カートリッジ2を保護することができる。また、図3に示すように、第2梱包状態の梱包体1では、現像カートリッジ2を容易に梱包箱23によって梱包することができ、1対の長手角形緩衝材58によって現像カートリッジ2をある程度保護することができる。さらに、梱包資材3が1対の短手角形緩衝材59を備えていることにより、第2梱包状態の梱包体1において、現像カートリッジ2が左右方向に動いた場合であっても、短手角形緩衝材59に接触されることで、その衝撃を緩和することができる。
その結果、状況に応じて、現像カートリッジ2の梱包状態を選択することができる。
(4)また、この梱包体1によれば、図1Aおよび図1Bに示すように、現像カートリッジ2は、開口35を介して、梱包箱23内に挿入され、梱包される。
その結果、現像カートリッジ2を、梱包箱23に容易に梱包することができる。
(5)また、この梱包体1によれば、図1Bに示すように、長手波状緩衝材41は、梱包箱23に対して、接着剤などにより接着されているので、長手波状緩衝材41を梱包箱23に対してしっかりと固定することができる。
そのため、現像カートリッジ2の保護を確実に達成することができる。
(6)また、この梱包体1によれば、長手波状緩衝材41を梱包箱23と同一の材質とし、長手波状緩衝材41を梱包箱23と一体成形することができる。
そのため、梱包箱23と長手波状緩衝材41とを容易に成形することができ、コストの低減を図ることができる。
(7)また、この梱包体1によれば、図2Bに示すように、現像カートリッジ2は、内部にトナーを収容しているために、搬送時の振動などにより、左右両端部、具体的には、現像ローラ9の左右端部からトナーが漏れやすい構成となっている。一方、このような構成によれば、現像カートリッジ2に1対の側部緩衝材24が装着されているときには、現像カートリッジ2の左右両端部が1対の側部緩衝材24によって支持される。これにより、現像カートリッジ2の左右方向の端部にかかる振動を緩和して、現像カートリッジ2からのトナーの漏れを抑制することができながら、現像カートリッジ2を保護することができる。
(8)また、この梱包体1によれば、図1Aに示すように、現像カートリッジ2に1対の側部緩衝材24が組み付けられているときには、1対の側部緩衝材24と、左右方向において、それらの間に配置される1対の長手波状緩衝材41とによって、現像カートリッジ2を確実に保護することができる。
また、現像カートリッジ2の内部のトナーが減少すると、現像カートリッジ2の左右方向の端部からトナーが漏れにくくなる。
そのため、現像カートリッジ2の内部のトナーが減少している場合には、現像カートリッジ2から側部緩衝材24を取り外して現像カートリッジ2を梱包することにより、現像カートリッジ2の左右方向略中央を長手波状緩衝材41のみで支持して、トナーの漏れを抑制することができながら、現像カートリッジ2を保護することができる。
また、梱包資材3が1対の短手波状緩衝材42を備えていることにより、より確実に現像カートリッジ2を保護することができる。
(9)また、この梱包体1によれば、図1Aに示すように、1対の長手波状緩衝材41が、1対の側部緩衝材24と異なる方向、すなわち前後方向から現像カートリッジ2を挟持するように現像カートリッジ2に接触することにより、現像カートリッジ2を確実に保護することができる。
(10)また、1対の側部緩衝材24を取り外して現像カートリッジ2を梱包する場合には、1対の長手波状緩衝材41の間に現像カートリッジ2を配置するという簡易な動作により、現像カートリッジ2を梱包することができる。
そのため、現像カートリッジ2を、梱包箱23内に容易に収容することができる。
(11)また、この梱包体1によれば、図3に示すように、現像カートリッジ2を梱包箱23に梱包することによって、現像ローラ9を有する現像カートリッジ2を保護することができる。
(12)また、この梱包体1によれば、図2Aに示すように、新品発送時には、1対の側部緩衝材24によって、現像ローラ9の両端部を被覆することで、現像ローラ9の両端部からトナーが漏れることを抑制することができる。
また、現像カートリッジ2内のトナーが減った状態であれば、現像ローラ9の両端部からトナーが漏れにくくなっているので、1対の側部緩衝材24を外して、1対の長手波状緩衝材41のみで現像カートリッジ2を支持し、保護することができる。
4.第2実施形態
図4および図5を参照して、本発明の梱包体の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態の構成
上記した第1実施形態では、梱包箱23は、図1Bに示すように、1対の外側フラップ37を備えている。また、梱包資材3は、1対の土台部40と、1対の長手波状緩衝材41と、1対の短手波状緩衝材42とを備えている。
これに対して、本発明の第2実施形態では、梱包箱23は、図4Bに示すように、シングル外側フラップ56を備えている。また、梱包資材3は、第2緩衝材の一例としての1対の長手角形緩衝材58と、1対の短手角形緩衝材59と、底角形緩衝材60と、上角形緩衝材61とを備えている。
シングル外側フラップ56は、開口35よりもわずかに大きい平面視略矩形の略板状を有している。シングル外側フラップ56は、梱包箱23の前方の前後壁30の上端縁を支点として、図4Aに示すように、開口35を開放する開放位置と、図5に示すように、開口35を閉鎖する閉鎖位置とに揺動可能に備えられている。
1対の長手角形緩衝材58のそれぞれは、1対の前後壁30のそれぞれの左右方向略中央における内面に配置されている。長手角形緩衝材58は、発泡スチロールなどの緩衝材料からなり、断面視略矩形状の前後方向に厚みを有する略厚板状を有している。長手角形緩衝材58の上下方向寸法は、梱包箱23の上下方向における内寸と略同じであり、長手角形緩衝材58の左右方向寸法は、1対の側部緩衝材24が梱包箱23内の左右両端部に配置された状態における1対の側部緩衝材24の左右方向内端部間の寸法よりも短い。より具体的には、長手角形緩衝材58の左右方向寸法は、前後壁30の左右方向寸法の略1/3以上、略2/3以下である。長手角形緩衝材58は、前後壁30の前後方向内面に接着剤などにより、固定されている。なお、長手波状緩衝材41の前後方向内面は、現像カートリッジ2が梱包箱23に収容されるときに、現像カートリッジ2と接触する接触部の一例としての接触面62として画定されている。
1対の短手角形緩衝材59のそれぞれは、1対の側壁28のそれぞれの前後方向略中央における内面に隣接配置されている。短手波状緩衝材42は、発泡スチロールなどの緩衝材料からなり、断面視略矩形状の上下方向に長手の略角柱形状を有している。短手角形緩衝材59の上下方向寸法は、梱包箱23の上下方向における内寸と略同じである。短手角形緩衝材59の前後方向寸法は、側壁28の前後方向寸法の略1/4以上、略1/2以下である。短手角形緩衝材59は、側壁28の左右方向内面に接着剤などにより、固定されている。
底角形緩衝材60は、1対の長手角形緩衝材58の下端部間であって、底壁32の内面に配置されている。底角形緩衝材60は、発泡スチロールなどの緩衝材料からなり、断面視略矩形状の左右方向に長手の略角柱形状を有している。底角形緩衝材60の左右方向寸法は、長手角形緩衝材58の左右方向寸法と略同じである。底角形緩衝材60は、底壁32の上面に接着剤などにより、固定されている。
上角形緩衝材61は、図5に示すように、シングル外側フラップ56が閉鎖位置に位置するときに、1対の長手角形緩衝材58の上端部間に配置される。上角形緩衝材61は、シングル外側フラップ56の内面に配置されている。上角形緩衝材61は、発泡スチロールなどの緩衝材料からなり、断面視略矩形状の左右方向に長手の略角柱形状を有している。底角形緩衝材60の左右方向寸法は、長手角形緩衝材58の左右方向寸法と略同じである。底角形緩衝材60は、シングル外側フラップ56の下面に接着剤などにより、固定されている。
そして、現像カートリッジ2は、上記した第1実施形態と同様の手順により梱包箱23内に収容されることにより、第1梱包状態または第2梱包状態の梱包体1を得る。
このような第2実施形態によれば、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(2)第2実施形態の作用効果
第2実施形態の梱包体1によれば、梱包資材3が1対の長手角形緩衝材58を備えていることによって、上記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、さらに、梱包資材3が、1対の短手角形緩衝材59と、底角形緩衝材60と、上角形緩衝材61とを備えていることにより、梱包体1では、第1梱包状態および第2梱包状態の両方において、より確実に現像カートリッジ2を保護することができる。
また、第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
5.第3実施形態
図6〜図8を参照して、本発明の梱包体の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、梱包資材3は、図1Bに示すように、1対の土台部40と、1対の長手波状緩衝材41と、1対の短手波状緩衝材42とを備えている。
これに対して、本発明の第3実施形態では、梱包資材3は、図6Aおよび図6Bに示すように、第2緩衝材の一例としてのカートリッジ固定ユニット66を備えている。
(1)カートリッジ固定ユニット
カートリッジ固定ユニット66は、底壁32の上面に配置されている。カートリッジ固定ユニット66は、図7Aおよび図7Bに示すように、第1部分67と、第2部分68とを備えている。
第1部分67は、底壁32の左右方向略中央における後方部分の上面に配置されている。第1部分67は、梱包箱23と同様に、段ボール紙などの厚紙からなり、後方が開放された平面視略コ字状の略板状を有している。つまり、第1部分67の左右両端の後端部は、図6Bに示すように、後方の前後壁30の内面に連続している。また、第1部分67は、ベルト部材69を備えている。
ベルト部材69は、図7Aおよび図7Bに示すように、第1部分67の前方部分における左右方向略中央の上縁から上方に向かって延びる略帯状を有している。ベルト部材69は、外力がかかっていない状態では、底壁32から上方に向かうようにして延びる姿勢を維持可能であり、外力が与えられることにより、容易に撓ませることが可能である。ベルト部材69は、先端部70を備えている。
先端部70は、略鉤形状を有している。先端部70は、ベルト部材69の上端部に配置されている。先端部70の左右方向寸法は、ベルト部材69の左右方向寸法よりも長い。先端部70の左右方向両端縁は、上方に向かうにつれて左右方向内方に傾斜している。
また、ベルト部材69の前後方向内面は、現像カートリッジ2が梱包箱23に収容されるときに、現像カートリッジ2と接触する接触部の一例としての接触面71として画定されている。
第2部分68は、底壁32の左右方向略中央における前方部分の上面に配置されている。第1部分67は、梱包箱23と同様に、段ボール紙などの厚紙からなり、前方が開放された平面視略コ字状の略板状を有している。つまり、第1部分67の左右両端の前端部は、図示しないが、前方の前後壁30の内面に連続している。また、第2部分68の後端部から第1部分67の前端部までの寸法は、現像カートリッジ2の前後方向寸法と略同じである。また、第2部分68は、係合部材72を備えている。
係合部材72は、第2部分68の後方部分における左右方向略中央の上縁から上方に向かって突出する略板状を有している。係合部材72は、外部からの力がかかっていない状態では、底壁32から上方に向かうようにして延びる姿勢を維持可能であり、外力が与えられることにより、容易に撓ませることが可能である。係合部材72は、係合穴73を備えている。
係合穴73は、係合部材72の左右方向略中央における下端部に配置されており、係合部材72を正面視略矩形状に貫通している。係合穴73は、ベルト部材69の先端部70を受け入れ可能なサイズを有している。
(2)第3実施形態における新品出荷時の現像カートリッジの梱包
新品の現像カートリッジ2が、製造工場から、製品として出荷されるときには、上記した第1実施形態と同様の手順により、1対の側部緩衝材24が組み付けられた現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容されることにより、第1梱包状態の梱包体1を得る。
このとき、現像フレーム7の前壁および後壁の左右方向略中央部分のそれぞれが、カートリッジ固定ユニット66における第1部分67のベルト部材69の接触面71と、第2部分68の係合部材72とのそれぞれに対して、接触している。
(3)第3実施形態における使用後における返送時の現像カートリッジの梱包
次いで、ユーザにより使用され、リサイクルのために返送される使用後の現像カートリッジ2は、上記した新品出荷時と同様に、第1梱包状態の梱包体1として梱包され、返送される。
しかし、現像カートリッジ2の使用中には、カートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24は、現像カートリッジ2から取り外されているために、紛失している場合がある。このような場合には、カートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24が取り外された状態の現像カートリッジ2が梱包箱23内に収容され、返送される。このカートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24が取り外された状態の現像カートリッジ2が梱包箱23に収容されることにより、梱包体1は、第2梱包状態とされる。
上記した第1実施形態と同様に、カートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24が紛失している場合には、カートリッジカバー20や1対の側部緩衝材24が取り外された状態の現像カートリッジ2が梱包箱23に収容されることにより、梱包体1は、第2梱包状態とされる。
現像カートリッジ2を梱包して、第2梱包状態の梱包体1とするには、図8に示すように、現像カートリッジ2を梱包箱23内の第1部分67と第2部分68との間に配置する。
そして、ベルト部材69に外力を与え、現像カートリッジ2の左右方向略中央部分における外形に沿って撓ませ、先端部70を係合部材72の係合穴73に係合させる。
以上により、ベルト部材69の接触面71が現像カートリッジ2の周面に対して接触し、現像カートリッジ2が、カートリッジ固定ユニット66によって固定される。
その他の工程は、上記した第1実施形態と同様の手順で操作することにより、第2梱包状態の梱包体1を得る。
(4)第3実施形態の作用効果
第3実施形態における第1梱包状態の梱包体1では、1対の側部緩衝材24によって、現像カートリッジ2を保護できる。
それに対し、第2梱包状態の梱包体1では、カートリッジ固定ユニット66のベルト部材69を係合部材72に係合させることによって、梱包箱23に対して現像カートリッジ2を固定することができる。これにより、現像カートリッジ2が梱包箱23内で移動することを抑制し、現像カートリッジ2が傷付くことを抑制することができる。
また、第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.その他の実施形態
上記した梱包体1として梱包される現像カートリッジ2は、カートリッジの一例であり、本発明の梱包体1として梱包されるカートリッジは、上記した実施形態に限定されない。
例えば、図9に示すように、カートリッジの一例としてのプロセスカートリッジ77を梱包して、梱包体1とすることもできる。
プロセスカートリッジ77は、上記した現像カートリッジ2と、ドラムカートリッジ78とを備えている。
ドラムカートリッジ78は、ドラムフレーム79と、感光ドラム80と、スコロトロン型帯電器81と、転写ローラ82とを備えている。
ドラムフレーム79は、下端部が閉鎖された略矩形枠形状を有しており、上記した現像カートリッジ2を収容可能に構成されている。
感光ドラム80は、ドラムフレーム79の上端部に回転可能に支持されている。感光ドラム80の下端部は、ドラムフレーム79に現像カートリッジ2が装着された状態で、現像ローラ9の上端部と接触するように構成されている。
スコロトロン型帯電器81は、感光ドラム80の前上方において、感光ドラム80と間隔を空けて配置されている。
転写ローラ82は、感光ドラム80の後方に配置されている。転写ローラ82の前端部は、感光ドラム80の後端部と接触している。
そして、プロセスカートリッジ77は、上記した梱包資材3に梱包されることによって、梱包体1として、搬送される。
また、例えば、図10に示すように、カートリッジの一例としてのトナーカートリッジ85を梱包して、梱包体1とすることもできる。
トナーカートリッジ85は、トナーフレーム86と、アジテータ87とを備えている。
トナーフレーム86は、左右方向に延び、その左右両端部が閉鎖された略円筒形状を有している。トナーフレーム86は、その内部にトナーを収容している。
アジテータ87は、トナーフレーム86内のトナーを撹拌するために、現像フレーム7の下方部分に配置されている。アジテータ87は、トナーフレーム86の左右両側壁に回転可能に支持されている。
そして、トナーカートリッジ85は、上記した梱包資材3に梱包されることによって、梱包体1として、搬送される。
このような変形例においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 梱包体
2 現像カートリッジ
9 現像ローラ
23 梱包箱
24 側部緩衝材
35 開口
41 長手波状緩衝材
43 内端部
58 長手角形緩衝材
62 接触面
66 カートリッジ固定ユニット
71 接触面
77 プロセスカートリッジ
85 トナーカートリッジ

Claims (12)

  1. 内部に現像剤を収容するカートリッジと、
    内部に前記カートリッジを梱包する梱包部材と、
    前記カートリッジに離脱可能に装着され、前記カートリッジとともに前記梱包部材から取出し可能に構成される第1緩衝材と、
    前記梱包部材に固定され、前記カートリッジと前記梱包部材との間に配置される第2緩衝材と
    を備えていることを特徴とする、梱包体。
  2. 前記第2緩衝材は、前記カートリッジと接触する接触部を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の梱包体。
  3. 前記カートリッジに前記第1緩衝材が装着された状態で、梱包部材に梱包される第1梱包状態と、
    前記カートリッジから前記第1緩衝材が離脱された状態で、梱包材に梱包される第2梱包状態と
    を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の梱包体。
  4. 前記梱包部材は、前記第1緩衝材が装着された前記カートリッジが通過可能な開口を有する箱体であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の梱包体。
  5. 前記第2緩衝材は、前記梱包部材に対して、接着および/または溶着により固定されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の梱包体。
  6. 前記第2緩衝材は、前記梱包部材と同一の材質からなることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の梱包体。
  7. 前記カートリッジは、第1方向に延びており、
    前記第1緩衝材は、前記カートリッジにおける前記第1方向の両端部のそれぞれに装着されるように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の梱包体。
  8. 前記第2緩衝材は、前記第1方向の両端部に配置される2つの前記第1緩衝材の間に配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の梱包体。
  9. 前記第2緩衝材は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記カートリッジと接触していることを特徴とする、請求項7または8に記載の梱包体。
  10. 前記第2緩衝材は、前記カートリッジにおける前記第2方向の両端部に配置されていることを特徴とする、請求項9に記載の梱包体。
  11. 前記カートリッジは、現像剤を担持するように構成される現像ローラを備えていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の梱包体。
  12. 前記第1緩衝材は、前記現像ローラの軸線方向の両端部のそれぞれを被覆していることを特徴とする、請求項10に記載の梱包体。
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