JP2015122883A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ駆動装置の大型化を抑制しつつ、インバータのスイッチング素子を正逆双方の過電流から保護する技術を提供する。【解決手段】モータ駆動装置1は、スイッチング素子Tを有するインバータ3と、スイッチング素子のオンオフを行うマイコン2と、スイッチング素子を流れる電流が入力されるシャント抵抗Rsと、保護回路4とを有する。保護回路は、シャント電流を比較用電圧に変換する変換回路41と、比較用電圧S41と、第1電圧および第2電圧とを比較する第1コンパレータ71および第2コンパレータ72と、第1電圧および第2電圧を供給する正電圧源とを有する。変換回路は、正の電流値である第1閾値と、負の電流値である第2閾値を、正の電圧値である第1電圧と第2電圧に変換する。保護回路は、シャント電流が第1閾値を超える場合、第2閾値より小さくなる場合に、ストップ信号をマイコンに出力し、スイッチング素子をオフにする。【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動装置に関する。
従来、ブラシレスDCモータを駆動させるためのモータ駆動装置は、インバータの有する複数のスイッチング素子をオンオフするPWM制御を行うことにより、モータに駆動電流を供給する。このようなモータ駆動装置では、ブラシレスDCモータに外力が加わることにより、モータが逆回転すると、モータの誘起電圧によって、インバータのスイッチング素子に逆向きの電流が流れ込み、スイッチング素子の機能が損なわれる可能性がある。そのため、従来、モータ駆動装置に、インバータのスイッチング素子を保護する手段が設けられていた。
従来のモータ駆動装置は、例えば、特開平05−168277号公報に記載されている。特開平05−168277号公報に記載のモータ駆動装置では、モータが逆転した場合に、保護手段がストップ信号を出力し、スイッチング素子をオフすることで、スイッチング素子を保護している。
特開平05−168277号公報
しかしながら、モータが正回転した場合であっても、スイッチング素子の機能が損なわれる可能性がある。例えば、外力によってモータが高速で正回転させられたり、モータの駆動中に外力により回転を止められたりすると、インバータのスイッチング素子に正回転と同じ向きの過電流が流れ込むため、スイッチング素子の機能が損なわれる可能性がある。
正回転の過電流からスイッチング素子を保護するためには、逆回転の過電流に対する保護手段と同様の保護手段を、正回転に対応させて設ければよい。しかしながら、同様の保護手段を設けると、新たに電源装置を必要とするなど、モータ駆動装置が大型化する。
本発明の目的は、モータ駆動装置の大型化を抑制しつつ、インバータのスイッチング素子を正逆双方の過電流から保護する技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、モータを駆動させるためのモータ駆動装置であって、スイッチング素子を有するインバータと、前記スイッチング素子のオンオフを行うマイコンと、前記スイッチング素子を流れる電流が入力されるシャント抵抗と、前記シャント抵抗に入力されるシャント電流の電流値が、第1閾値を超える場合、および、第2閾値より小さくなる場合に、ストップ信号をマイコンに出力する、保護回路と、を有し、前記保護回路は、前記シャント電流を比較用電圧に変換する変換回路と、前記比較用電圧と第1電圧とを比較し、前記比較用電圧が前記第1電圧より大きいと、前記マイコンにストップ信号を出力する第1コンパレータと、前記比較用電圧と第2電圧とを比較し、前記比較用電圧が前記第2電圧より小さいと、前記マイコンにストップ信号を出力する第2コンパレータと、前記第1電圧および前記第2電圧を供給する、第1正電圧源と、を有し、前記変換回路は、前記第1閾値の電流値を有する前記シャント電流を前記第1電圧に変換し、かつ、前記第2閾値の電流値を有する前記シャント電流を前記第2電圧に変換し、前記第1閾値は正の電流値であり、前記第2閾値は負の電流値であり、前記第1電圧および前記第2電圧はともに正の電圧値であり、前記マイコンは、前記ストップ信号が入力されると、前記スイッチング素子をオフする、モータ駆動装置である。
本願の例示的な第1発明によれば、シャント電流の電流値を変換回路により変換することにより、第1閾値および第2閾値に対応する比較用電圧がともに正の電圧値となる。これにより、コンパレータに第1電圧および第2電圧を入力するための電圧源を1つにすることができる。したがって、モータ駆動装置の大型化を抑制しつつ、インバータのスイッチング素子を正逆双方の過電流から保護できる。
図1は、第1実施形態に係るモータ駆動装置の構成を示す概略図である。 図2は、第1実施形態に係るモータ駆動装置の構成を示す回路図である。 図3は、第1実施形態に係るシャント電流と比較用電圧との関係を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るモータ駆動装置の動作を示すフローチャートである。 図5は、変形例に係るモータ駆動装置の構成を示す回路図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.装置の概略>
まず、モータ駆動装置の概略について、図1を参照しつつ、説明する。図1は、本実施形態に係るモータ駆動装置1の構成を示す概略図である。
モータ駆動装置1は、モータ9に駆動電流を供給することにより、モータ9の駆動を制御する装置である。図1に示すように、モータ駆動装置1は、マイコン2、インバータ3、および、保護回路4を有する。
マイコン2は、外部から入力されるモータ駆動指令信号に基づいて、パルス信号S2をインバータ3へと出力する。
インバータ3は、パルス信号S2に従って、モータ9に駆動電流S31を供給する。インバータ3は、電圧源V1、スイッチング素子T、およびシャント抵抗Rsを有する。スイッチング素子Tとシャント抵抗Rsとは、電圧源V1と接地との間に直列に接続される。すなわち、シャント抵抗Rsの一端はスイッチング素子Tの下流側と接続され、シャント抵抗Rsの他端は接地される。これにより、パルス信号S2が入力されると、スイッチング素子Tがオンオフすることにより、パルス状の駆動電流S31がモータ9へ供給される。このとき、モータ9およびスイッチング素子Tから流れ出た電流が、下流側のシャント抵抗Rsへと入力される。
保護回路4は、変換回路41、基準電圧供給回路42、および比較回路43を有する。保護回路4は、シャント抵抗Rsを流れるシャント電流Isの電流値に応じて、検知信号S4をマイコン2へ出力する。
変換回路41は、シャント電流Isを比較用電圧S41に変換し、比較用電圧出力端子52から比較回路43へと出力する。変換回路41は、電圧源V2、入力端子51、第1抵抗R1、第2抵抗R2、および比較用電圧出力端子52を有する。電圧源V2は、本発明の「第2正電圧源」の一例である。
入力端子51は、インバータ3のスイッチング素子Tおよびシャント抵抗Rsの間に接続される。第1抵抗R1と第2抵抗R2とは、電圧源V2と入力端子51との間において、直列に接続される。すなわち、第1抵抗R1は、一端が電圧源V2と接続され、他端が第2抵抗R2の一端と接続される。また、第2抵抗R2は、一端が第1抵抗R1の他端と接続され、他端が入力端子51を介してシャント抵抗Rsの一端と接続される。
比較用電圧出力端子52は、第1抵抗R1と第2抵抗R2との間に接続される。これにより、シャント抵抗Rsの一端にシャント電流Isが入力されると、当該シャント電流Isの電流値に応じて、比較用電圧出力端子52から比較用電圧S41が出力される。
基準電圧供給回路42は、電圧源V3から供給される正電圧を抵抗R3,R4,R5の抵抗比に従って分圧し、比較回路43に供給する第1電圧S61および第2電圧S62を生成する。したがって、第1出力端子61から出力される第1電圧S61と、第2出力端子62から出力される第2電圧S62とは、ともに正の電圧である。また、第1電圧S61の電圧値は、第2電圧S62の電圧値よりも大きい。すなわち、電圧源V3は、本発明の「第1正電圧源」の一例である。
比較回路43は、第1コンパレータ71、第2コンパレータ72、プルアップ抵抗Rp、電圧源V4、および検知信号出力端子73を有する。
第1コンパレータ71は、非反転入力端子に第1電圧S61が入力され、反転入力端子に比較用電圧S41が入力される。これにより、比較用電圧S41の電圧値が第1電圧S61の電圧値よりも大きい場合、第1コンパレータ71から出力される第1比較信号S71は、L(Low)となる。また、比較用電圧S41の電圧値が第1電圧S61の電圧値よりも小さい場合、第1比較信号S71は、H(High)となる。
第2コンパレータ72は、非反転入力端子に比較用電圧S41が入力され、反転入力端子に第2電圧S62が入力される。これにより、比較用電圧S41の電圧値が第2電圧S62の電圧値よりも大きい場合、第2コンパレータ72から出力される第2比較信号S72は、Hとなる。また、比較用電圧S41の電圧値が第2電圧S62の電圧値よりも小さい場合、第2比較信号S72は、Lとなる。
また、第1コンパレータ71の出力端子および第2コンパレータ72の出力端子は、それぞれプルアップ抵抗Rpの一端に接続される。プルアップ抵抗Rpの他端は、電圧源V4に接続される。また、第1コンパレータ71の出力端子、第2コンパレータ72の出力端子、およびプルアップ抵抗Rpの一端の接続部分は、検知信号出力端子73と接続する。
これにより、検知信号出力端子73から出力される検知信号S4は、第1比較信号S71および第2比較信号S72のいずれかがLの場合、Lとなる。また、検知信号S4は、第1比較信号S71および第2比較信号S72の両方がHの場合、Hとなる。検知信号S4は、その電圧値がLの場合、ストップ信号として働く。すなわち、比較用電圧S41の電圧値が、第1電圧S61を超える場合および第2電圧S62より小さくなる場合に、保護回路4が、ストップ信号となるLの検知信号S4をマイコン2へと出力する。
ここで、変換回路41において、比較用電圧S41が第1電圧S61と同じ電圧値となる場合のシャント電流Isの電流値を第1閾値、比較用電圧S41が第2電圧S62と同じ電圧値となる場合のシャント電流Isの電流値を第2閾値とする。そうすると、シャント電流の電流値が、第1閾値を超える場合および第2閾値より小さくなる場合に、保護回路4が、ストップ信号をマイコン2へと出力する。マイコン2は、ストップ信号であるLの検知信号S4が入力されると、スイッチング素子Tをオンするためのパルス信号S2の出力をしない。これにより、スイッチング素子Tに電流が流れないため、スイッチング素子Tに過電流が流れてスイッチング素子Tの機能が損なわれるのが抑制できる。
本発明において、第1閾値は、モータ9の定格回転時におけるシャント電流Isよりも大きい、正の電流値である。また、第2閾値は、モータ9が逆回転した場合のシャント電流Isである、負の電流値である。一方、第1電圧S61と第2電圧S62とはともに正の電圧値である。このように、変換回路41は、シャント電流Isの正側の閾値である第1閾値と、シャント電流Isの負側の閾値である第2閾値とをともに正の電圧値に変換する。これにより、基準電圧供給回路42は、比較回路43へ入力する基準電圧である第1電圧S61および第2電圧S62を、単一の正の電圧源V3から生成できる。すなわち、正の電圧源V3の他に、負の電圧源を用意する必要が無い。したがって、モータ駆動装置1の大型化を抑制できる。
なお、保護回路4内で用いられる電圧源V2,V3,V4は、単一の正電圧源により実現されてもよい。その場合、さらにモータ駆動装置1の大型化を抑制できる。
<1−2.装置の詳細な構成>
次に、モータ駆動装置1の全体構成について、詳細を説明する。図2は、モータ駆動装置1の構成を示す回路図である。図3は、モータ駆動装置1におけるシャント電流Isと比較用電圧S41との関係を示す図である。
本実施形態では、モータ駆動装置1の駆動対象となるモータ9は、3相ブラシレスDCモータである。モータ9は、U相、V相、W相の各相の固定子巻線を有する。各相の固定子巻線に駆動電流が供給されると、固定子と回転子との間にトルクが発生し、回転子が回転駆動する。ただし、本発明に係るモータ駆動装置の駆動対象となるモータは、単相モータやブラシ付きモータであってもよい。
マイコン2は、インバータ3の有するスイッチング素子Tの動作を制御するための集積回路である。マイコン2は、外部から入力されるモータ駆動指令信号に基づいて、パルス信号S2をインバータ3へと出力する。図2に示すように、パルス信号S2は、モータ9のU相、V相、W相の各相それぞれに対応する各1対、合計6つのPWM信号である。マイコン2から出力されたパルス信号S2は、レベルシフト回路21を介して電圧値の範囲が調節され、インバータ3へ入力される。
インバータ3は、マイコン2から入力されたパルス信号S2に基づいて、モータ9へ駆動電流S31を供給する。インバータ3は、図2に示すように、電圧源V1、6個のスイッチング素子T11,T12,T21,T22,T31,T32、3個のシャント抵抗Rs1〜Rs3、および、3個のモータ接続端子311〜313を有する。
スイッチング素子T11,T12,T21,T22,T31,T32は、それぞれ、トランジスタおよびダイオードにより構成されている。本実施形態のスイッチング素子Tには、トランジスタとしてIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)が用いられる。なお、スイッチング素子T11,T12,T21,T22,T31,T32には、他の種類のスイッチング素子が用いられてもよい。
スイッチング素子T11,T12およびシャント抵抗Rs1は、電圧源V1と接地との間に直列に接続される。スイッチング素子T21,T22およびシャント抵抗Rs2は、電圧源V1と接地との間に直列に接続される。また、スイッチング素子T31,T32およびシャント抵抗Rs3は、電圧源V1と接地との間に直列に接続される。そして、スイッチング素子T11,T12およびシャント抵抗Rs1と、スイッチング素子T21,T22およびシャント抵抗Rs2と、スイッチング素子T31,T32およびシャント抵抗Rs3とは、互いに並列に接続される。
モータ接続端子311〜313はそれぞれ、スイッチング素子T11とスイッチング素子T12との間、スイッチング素子T21とスイッチング素子T22との間、および、スイッチング素子T31とスイッチング素子T32との間に接続される。
モータ9の駆動時には、U相、V相、W相の各相について、一対のスイッチング素子T11,T12、一対のスイッチング素子T21,T22、および一対のスイッチング素子T31,T32に、それぞれ一対のパルス信号S2が入力される。これにより、各スイッチング素子Tの駆動タイミングが切り替わり、駆動電流S31がモータ接続端子311〜313からモータ9のU相、V相、W相の各相へと出力される。
上述の通り、3個のシャント抵抗Rs1〜Rs3はそれぞれ、スイッチング素子T12,T22,T32と接地との間に、直接に接続される。これにより、シャント抵抗Rs1〜Rs3には、それぞれ、モータ9のU相、V相、W相の相電流が入力される。
保護回路4は、3つの変換回路411〜413、基準電圧供給回路42、および比較回路43を有する。保護回路4は、シャント抵抗Rs1〜Rs3を流れるシャント電流Is1〜Is3の電流値に応じて、検知信号S4をマイコン2へ出力する。
変換回路411〜413は、それぞれ、シャント抵抗Rs1〜Rs3を流れるシャント電流Is1〜Is3を比較用電圧S411〜S413に変換し、比較用電圧出力端子521〜523から比較回路43へと出力する。
入力端子511〜513は、それぞれ、スイッチング素子T12とシャント抵抗Rs1との間、スイッチング素子T22とシャント抵抗Rs2との間、および、スイッチング素子T13とシャント抵抗Rs3との間に接続される。これにより、入力端子511〜513にはそれぞれ、シャント抵抗Rs1〜Rs3を流れるシャント電流Is1〜Is3に比例する電圧が入力される。
変換回路411は、入力端子511、電圧源V2、第1抵抗R1、第2抵抗R2、および比較用電圧出力端子521を有する。第1抵抗R1と第2抵抗R2とは、電圧源V2と入力端子511との間において、直列に接続される。すなわち、第1抵抗R1は、一端が電圧源V2と接続され、他端が第2抵抗R2の一端と接続される。また、第2抵抗R2は、一端が第1抵抗R1の他端と接続され、他端がシャント抵抗Rs1の一端と接続される。
比較用電圧出力端子521は、第1抵抗R1および第2抵抗R2の間に接続される。これにより、シャント抵抗Rs1の一端にスイッチング素子T12を流れる電流が入力されると、シャント電流Is1の電流値に応じて、比較用電圧出力端子521から比較用電圧S411が出力される。変換回路412,413は、変換回路411と同様の構成であるため、重複説明を省略する。
シャント抵抗Rs1〜Rs3の抵抗値は、第1抵抗R1の抵抗値および第2抵抗R2の抵抗値よりも小さい。これにより、シャント抵抗Rs1〜Rs3における消費電力量が抑制される。
基準電圧供給回路42は、比較回路43に供給する第1電圧S61および第2電圧S62を生成する回路である。基準電圧供給回路42は、電圧源V3、抵抗R3,R4,R5、第1出力端子61、および第2出力端子62を有する。電圧源V3は、正電圧源である。抵抗R3,R4,R5は、電圧源V3と接地との間に直列に接続される。
第1出力端子61は、抵抗R3と抵抗R4との間に接続される。これにより、電圧源V3から供給された電圧が、抵抗R3と、抵抗R4および抵抗R5との抵抗値に応じて分圧され、第1電圧S61として第1出力端子61から出力される。また、第2出力端子62は、抵抗R4と抵抗R5との間に接続される。これにより、電圧源V3から供給された電圧が、抵抗R3および抵抗R4と、抵抗R5との抵抗値に応じて分圧され、第2電圧S62として第2出力端子62から出力される。したがって、第1電圧S61および第2電圧S62は、ともに正の電圧である。また、第1電圧S61の電圧値は、第2電圧S62の電圧値よりも大きい。
比較回路43は、3つの第1コンパレータ711〜713、3つの第2コンパレータ721〜723、プルアップ抵抗Rp、電圧源V4、および検知信号出力端子73を有する。
第1コンパレータ711は、非反転入力端子に第1電圧S61が入力され、反転入力端子に比較用電圧S411が入力される。これにより、比較用電圧S411の電圧値が第1電圧S61の電圧値よりも大きい場合、第1コンパレータ711から出力される第1比較信号S711は、L(Low)となる。また、比較用電圧S411の電圧値が第1電圧S61の電圧値よりも小さい場合、第1比較信号S711は、H(High)となる。
第2コンパレータ721は、非反転入力端子に比較用電圧S411が入力され、反転入力端子に第2電圧S62が入力される。これにより、比較用電圧S411の電圧値が第2電圧S62の電圧値よりも大きい場合、第2コンパレータ721から出力される第2比較信号S721は、Hとなる。また、比較用電圧S41の電圧値が第2電圧S62の電圧値よりも小さい場合、第2比較信号S721は、Lとなる。
第1コンパレータ712,713は、反転入力端子に比較用電圧S412,S413が入力される点を除いて、第1コンパレータ711と同様の構成であるため、重複説明を省略する。また、第2コンパレータ722,723についても、非反転入力端子に比較用電圧S412,S413が入力される点を除いて、第2コンパレータ721と同様の構成であるため、重複説明を省略する。
また、第1コンパレータ711〜713の出力端子および第2コンパレータ721〜723の出力端子は、それぞれプルアップ抵抗Rpの一端に接続される。プルアップ抵抗Rpの他端は、電圧源V4に接続される。また、第1コンパレータ711〜713の出力端子、第2コンパレータ721〜723の出力端子、およびプルアップ抵抗Rpの一端の接続部分は、検知信号出力端子73と接続する。
これにより、検知信号出力端子73から出力される検知信号S4は、第1比較信号S711〜S713および第2比較信号S721〜S723のいずれかがLの場合、Lとなる。また、検知信号S4は、第1比較信号S711〜S713および第2比較信号S721〜S723の全てがHの場合、Hとなる。検知信号S4は、その電圧値がLの場合、ストップ信号として働く。すなわち、比較用電圧S411,S412,S413の少なくとも1つの電圧値が、第1電圧S61を超える場合および第2電圧S62より小さくなる場合に、保護回路4が、ストップ信号となるLの検知信号S4をマイコン2へと出力する。
ここで、図3は、変換回路411〜413における、入力端子511〜513が接続されるシャント抵抗Rsを流れるシャント電流Is1〜Is3と、比較用電圧出力端子521〜523から出力される比較用電圧S411〜S413の関係を示す図である。
図3に示すように、比較用電圧S411〜S413が第1電圧S61と同じ電圧値E1となる場合のシャント電流Is1〜Is3の電流値を第1閾値I1、比較用電圧S411〜S413が第2電圧S62と同じ電圧値E2となる場合のシャント電流Is1〜Is3の電流値を第2閾値I2とする。そうすると、シャント電流Is1〜Is3のいずれかの電流値が、第1閾値I1を超える場合および第2閾値I2より小さくなる場合に、保護回路4が、ストップ信号をマイコン2へと出力する。マイコン2は、ストップ信号であるLの検知信号S4が入力されると、スイッチング素子Tをオンするためのパルス信号S2の出力をしない。これにより、スイッチング素子Tに電流が流れないため、スイッチング素子Tに過電流が流れてスイッチング素子Tの機能が損なわれるのが抑制できる。すなわち、スイッチング素子Tを保護できる。
また、シャント電流Is1〜Is3の全ての電流値が、第1閾値I1から第2閾値I2の範囲内である場合、保護回路4は、ストップ信号でないHの検知信号S4をマイコン2へと出力する。その場合、マイコン2は、パルス信号S2の出力を中止しない。
第1閾値I1は、モータ9の定格運転時における定格シャント電流I0よりも大きい、正の電流値である。また、第2閾値I2は、モータ9が逆回転した場合のシャント電流であり、負の電流値である。したがって、定格シャント電流I0が正の電流値である場合、第1閾値の絶対値を、第2閾値の絶対値よりも大きく設定するとよい。例えば、定格シャント電流I0が3.0Aの場合、第1閾値I1を6.4Aとし、第2閾値I2を−3.0Aとすればよい。
一方、第1電圧S61と第2電圧S62とはともに正の電圧値である。本実施形態では、このように、変換回路41が、シャント電流Isの正側の閾値である第1閾値I1と、負側の閾値である第2閾値I2とをともに正の電圧値に変換する。これにより、基準電圧供給回路42は、比較回路43へ入力する基準電圧である第1電圧S61および第2電圧S62を、単一の正の電圧源V3から生成できる。すなわち、正の電圧源V3の他に、負の電圧源を用意する必要が無い。したがって、モータ駆動装置1の大型化を抑制しつつ、インバータ3のスイッチング素子Tを正逆双方の過電流から保護できる。
なお、保護回路4内で用いられる電圧源V2,V3,V4は、単一の正電圧源により実現されてもよい。その場合、さらにモータ駆動装置1の大型化を抑制できる。
<1−3.装置の動作>
続いて、モータ駆動装置1の動作について、図4を参照しつつ説明する。図4は、モータ駆動装置1の動作を示すフローチャートである。
本実施形態では、モータ駆動装置1の駆動対象となるモータ9は、いわゆるセンサレスモータである。センサレスモータでは、モータ9の駆動前に、インバータ3からモータ9へ位置検出用のパルス電流を流し、シャント抵抗Rsを流れるシャント電流を検出することにより、モータ9の回転子の位置を推測する。
そのため、モータ9が外力によって逆回転している場合、インバータ3が位置検出用のパルス電流を流そうとすると、モータ9の起電力により生じた電流がスイッチング素子Tに流れ込み、スイッチング素子Tの機能が損なわれる可能性がある。したがって、モータ9の駆動開始前に、モータ9からインバータ3へ電流が流入しているか否かを判断する必要がある。
そこで、以下の手順によりモータ駆動装置1を動作させることにより、センサレスモータであるモータ9の駆動時におけるスイッチング素子Tの機能が損なわれるのを抑制できる。
まず、モータ駆動装置1の電源が入ると、マイコン2、インバータ3、および保護回路4へ供給される電圧源がそれぞれ駆動する。この時、マイコン2からインバータ3へは各スイッチング素子Tに電流を流すためのパルス信号S2は出力されない。
そして、マイコン2は、外部からモータ駆動指令信号が入力されているか否かを判断する(ステップS101)。マイコン2にモータ駆動指令信号が入力されていない場合、ステップS101を繰り返す。一方、マイコン2にモータ駆動指令信号が入力されると、マイコン2は、保護回路4からストップ信号が入力されているか否かを判断する(ステップS102)。具体的には、マイコン2は、保護回路4からマイコン2へ入力される検知信号S4が、Lであるか否かを判断する。これにより、マイコン2は、インバータ3の各スイッチング素子Tに過電流が流入しているか否かを判断する。
ステップS102において、保護回路4からマイコン2へストップ信号が入力されている場合、すなわち、検知信号S4がLである場合、マイコン2は、パルス信号S2を出力することなく、動作を終了する。これにより、インバータ3のスイッチング素子Tに過電流が流入し、スイッチング素子Tの機能が損なわれるのが抑制される。
一方、ステップS102において、保護回路4からマイコン2へストップ信号が入力されていない場合、すなわち、検知信号S4がHである場合、マイコン2は、パルス信号S2の出力を開始する(ステップS103)。
ステップS103においてマイコン2が出力するパルス信号S2は、はじめは、モータ9の回転子の位置を推測するための位置推測用パルス信号であり、その後、モータ9を回転させるための駆動用パルス信号に移行する。なお、本実施形態ではモータ9がセンサレスモータであるため、パルス信号S2が位置推測用パルス信号を含むが、本発明はこの限りではない。モータ9が位置検出センサを有するモータであれば、パルス信号S2がモータ9を回転させるための駆動用パルス信号のみを含むものであってもよい。
パルス信号S2の出力が開始されると、マイコン2は、保護回路4からストップ信号が入力されているか否かを判断する(ステップS104)。これにより、マイコン2は、インバータ3の各スイッチング素子Tに過電流が流入しているか否かを判断する。
ステップS104において、保護回路4からマイコン2へストップ信号が入力されている場合、すなわち、検知信号S4がLである場合、ステップS106へ進み、パルス信号S2の出力を停止する。これにより、パルス信号S2の出力中に、外力が加わるなどによりモータ9の動作に異常が生じ、スイッチング素子Tの機能が損なわれるのが抑制される。
一方、ステップS104において、保護回路4からマイコン2へストップ信号が入力されていない場合、すなわち、検知信号S4がHである場合、マイコン2は、外部から回転停止信号が入力されているか否かを判断する(ステップS105)。ステップS105において、マイコン2へ回転停止信号が入力されていない場合、マイコン2はパルス信号S2の出力を継続し、ステップS104へと戻る。
ステップS105において、マイコン2へ回転停止信号が入力されている場合、マイコン2は、パルス信号S2の出力を停止する(ステップS106)。そして、マイコン2は、動作を終了する。
このように、マイコン2からインバータ3へのパルス信号S2の出力前、および、出力中に、保護回路4がシャント抵抗Rsに入力されるシャント電流Isを監視することにより、インバータ3の有するスイッチング素子Tの機能が損なわれるのが抑制される。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図5は、一変形例に係るモータ駆動装置1Aの構成を示す回路図である。上記の実施形態では、インバータが、モータのU相、V相、W相の各相に対応する3つのシャント抵抗を有していた。しかしながら、本発明のモータ駆動装置は、図5のモータ駆動装置1Aのように、インバータ3Aが、モータ9Aの3相全てに共通する1つのシャント抵抗RsAを有するものであってもよい。
図5の例のインバータ3Aでは、スイッチング素子T11A,T12Aは、電圧源V1Aとシャント抵抗RsAとの間に直列に接続される。スイッチング素子T21A,T22Aは、電圧源V1Aとシャント抵抗RsAとの間に直列に接続される。また、スイッチング素子T31A,T32Aは、電圧源V1Aとシャント抵抗RsAとの間に直列に接続される。そして、スイッチング素子T11A,T12Aと、スイッチング素子T21A,T22Aと、スイッチング素子T31A,T32Aとは、互いに並列に接続される。シャント抵抗RsAは、一端がスイッチング素子T12A,T22A,T32Aと接続され、他端が接地される。
図5の例では、シャント抵抗RsAは、スイッチング素子T12A,T22A,T32Aと接地との間に接続される。これにより、シャント抵抗RsAには、モータ9Aの母線電流が入力される。
保護回路4Aは、スイッチング素子T12A,T22A,T32Aとシャント抵抗RsAとの間に接続される、入力端子51Aを有する。そして、シャント抵抗RsAを流れるシャント電流の電流値が、所定の第1閾値を超える場合および所定の第2閾値より小さい場合、保護回路4Aは、ストップ信号であるLの検知信号S4Aをマイコン2Aへ出力する。一方、シャント電流の電流値が、第1閾値と第2閾値との間の値である場合、保護回路は、ストップ信号ではないHの検知信号S4Aをマイコン2Aへ出力する。
このように、モータのU相、V相、およびW相に対応する電流を、1つのシャント抵抗RsAによって検出してもよい。図5の例でも、シャント電流の電流値を変換回路41Aにより変換することにより、第1閾値および第2閾値に対応する比較用電圧がともに正の電圧値となる。これにより、コンパレータに第1電圧および第2電圧を入力するための電圧源を1つにすることができる。したがって、モータ駆動装置1Aの大型化を抑制しつつ、インバータ3Aのスイッチング素子を正逆双方の過電流から保護できる。
また、上記の実施形態では、マイコンは、ストップ信号であるLの検知信号が入力されると、パルス信号の出力をしない、または、中止するが、本発明はこの限りではない。マイコンは、ストップ信号であるLの検知信号が入力されると、スイッチング素子をオンするパルス信号に代えて、スイッチング素子に僅かな電流を流すための保護パルスを出力してもよい。本発明の「スイッチング素子をオフする」は、このように、スイッチング素子に流れる電流を低減させる場合も含む。
また、上記の実施形態では、コンパレータの出力のLをストップ信号としたが、Hをストップ信号としてもよい。その場合、各コンパレータの非反転入力端子への入力と、反転入力端子への入力とを入れ替えればよい。また、その場合、複数のコンパレータの出力のそれぞれをマイコンへ入力してもよい。また、複数のコンパレータから出力される各比較信号を、適宜論理回路を介して、マイコンへ入力してもよい。
また、上記の実施形態のインバータは、シャント抵抗がスイッチング素子のグラウンド側に配置された、いわゆるローサイド検出型であったが、本発明はこの限りではない。本発明のインバータは、シャント抵抗がスイッチング素子の電源側に配置された、いわゆるハイサイド検出型のインバータであってもよい。
また、モータ駆動装置の各部を実現するための具体的な回路構成については、図2に示された回路構成と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータ駆動装置に利用できる。
1,1A モータ駆動装置
2,2A マイコン
3,3A インバータ
4,4A 保護回路
9,9A モータ
41,411,412,413 変換回路
42 基準電圧供給回路
43 比較回路
51,511,512,513,51A 入力端子
71,72,711,712,713,721,722,723 コンパレータ
I1 第1閾値
I2 第2閾値
Is,Is1,Is2,Is3 シャント電流
R1,R2,R3,R4,R5 抵抗
Rp プルアップ抵抗
Rs,Rs1,Rs2,Rs3,RsA シャント抵抗
S2 パルス信号
S31 駆動電流
S4,S4A 検知信号
S41,S411,S412,S413 比較用電圧
S61 第1電圧
S62 第2電圧
S71,S711,S712,S713 第1比較信号
S72,S721,S722,S723 第2比較信号
T,T11,T12,T21,T22,T31,T32,T11A,T12A,T21A,T22A,T31A,T32A スイッチング素子
V1,V2,V3,V4 電圧源

Claims (8)

  1. モータを駆動させるためのモータ駆動装置であって、
    スイッチング素子を有するインバータと、
    前記スイッチング素子のオンオフを行うマイコンと、
    前記スイッチング素子を流れる電流が入力されるシャント抵抗と、
    前記シャント抵抗に入力されるシャント電流の電流値が、第1閾値を超える場合、および、第2閾値より小さくなる場合に、ストップ信号をマイコンに出力する、保護回路と、
    を有し、
    前記保護回路は、
    前記シャント電流を比較用電圧に変換する変換回路と、
    前記比較用電圧と第1電圧とを比較し、前記比較用電圧が前記第1電圧より大きいと、前記マイコンにストップ信号を出力する第1コンパレータと、
    前記比較用電圧と第2電圧とを比較し、前記比較用電圧が前記第2電圧より小さいと、前記マイコンにストップ信号を出力する第2コンパレータと、
    前記第1電圧および前記第2電圧を供給する、第1正電圧源と、
    を有し、
    前記変換回路は、前記第1閾値の電流値を有する前記シャント電流を前記第1電圧に変換し、かつ、前記第2閾値の電流値を有する前記シャント電流を前記第2電圧に変換し、
    前記第1閾値は正の電流値であり、
    前記第2閾値は負の電流値であり、
    前記第1電圧および前記第2電圧はともに正の電圧値であり、
    前記マイコンは、前記ストップ信号が入力されると、前記スイッチング素子をオフする、モータ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のモータ駆動装置であって、
    前記変換回路は、
    第2正電圧源と、
    一端が前記第2正電圧源と接続される、第1抵抗と、
    一端が前記第1抵抗の他端と接続され、他端が前記シャント抵抗の一端と接続される、第2抵抗と、
    前記第1抵抗と前記第2抵抗との間に接続される、出力端子と、
    を有し、
    前記シャント抵抗の他端は接地され、
    前記シャント抵抗の一端に前記インバータを流れる電流が入力され、
    前記シャント電流の電流値に応じて、前記第1抵抗と前記第2抵抗との間に接続された前記出力端子から前記比較用電圧を出力する、モータ駆動装置。
  3. 請求項2に記載のモータ駆動装置であって、
    前記シャント抵抗の抵抗値は、前記第1抵抗の抵抗値および前記第2抵抗の抵抗値よりも小さい、モータ駆動装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のモータ駆動装置であって、
    前記第1閾値の絶対値は、前記第2閾値の絶対値よりも大きい、モータ駆動装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のモータ駆動装置であって、
    前記保護回路は、3つの前記変換回路を有し、
    前記インバータは、前記モータに対して3相の電流を供給し、
    前記インバータは、前記モータの各相に対応する、3つの前記シャント抵抗を有し、
    3つの前記シャント抵抗のそれぞれに、前記変換回路が接続する、モータ駆動装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のモータ駆動装置であって、
    前記インバータは、前記モータに対して複数相の電流を供給し、
    前記インバータは、前記モータの全相の電流が入力される前記シャント抵抗を有する、モータ駆動装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のモータ駆動装置であって、
    前記マイコンは、モータ駆動指令信号が入力されると、前記スイッチング素子にオン信号を出力する前に、前記保護回路が前記ストップ信号を出力しているか否かを判断する、モータ駆動装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のモータ駆動装置であって、
    前記マイコンは、前記シャント電流の電流値を検出することにより、前記モータの回転子の位置を推測する、モータ駆動装置。
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