JP2015121959A - 障害物検知装置 - Google Patents

障害物検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015121959A
JP2015121959A JP2013265551A JP2013265551A JP2015121959A JP 2015121959 A JP2015121959 A JP 2015121959A JP 2013265551 A JP2013265551 A JP 2013265551A JP 2013265551 A JP2013265551 A JP 2013265551A JP 2015121959 A JP2015121959 A JP 2015121959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
sensor
sensitivity
information
ultrasonic sensors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013265551A
Other languages
English (en)
Inventor
達巳 陰山
Tatsumi Kageyama
達巳 陰山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013265551A priority Critical patent/JP2015121959A/ja
Publication of JP2015121959A publication Critical patent/JP2015121959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

【課題】ナビゲーション装置または車両の情報を用いて超音波センサの感度を調整する。
【解決手段】障害物検知装置は、通信ライン10を通じて、ナビゲーション装置20から取得したGPS情報および地図情報、エンジンC/U30から取得した車速情報、ESCC/U40から取得した操舵角情報、方向指示器50から取得したウインカ情報のうちの少なくとも一つを用いて、車両に設置され車両周辺の障害物を検知する超音波センサ101〜112の感度を制御するセンサC/U1を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両周辺の障害物を検知して運転者に報知する障害物検知装置に関するものである。
特許文献1に係る車両周辺監視装置は、ミリ波レーダ、レーザレンジファインダおよびカメラを用いて車両周辺の障害物を検出し、この障害物によって生じる死角領域から自車進行軌跡を遮る進路妨害物が出現すると仮定して自車と進路妨害物が衝突する位置を推定し、運転者に警報を与えるものであった。
また、特許文献2に係る車両用障害物検知装置は、障害物検知の信頼性を高めるために、超音波センサを用いて車両に対する障害物の相対位置を検出し、この障害物の検出位置と超音波センサの代表位置とを結ぶ直線に直交し且つ障害物を通る仮想障害物直線を求め、車両の進行軌跡と仮想障害物直線との交差の有無によって車両と障害物との接触可能性の有無を判断していた。
特開2009−86788号公報 特開2007−265451号公報
従来の障害物検知装置としては上記特許文献1,2等があるが、ナビゲーション装置または車両の情報を用いて超音波センサの感度を調整するものは無かった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ナビゲーション装置または車両の情報を用いて超音波センサの感度を調整することを目的とする。
この発明に係る障害物検知装置は、ナビゲーション装置から取得した自車位置情報および地図情報、ならびに車両から取得した操舵角情報、ウインカ情報および車速情報のうちの少なくとも一つを用いて、車両に設置され車両周辺の障害物を検知する1個以上の超音波センサの感度を制御するセンサ制御部を備えるものである。
この発明によれば、ナビゲーション装置から取得した自車位置情報および地図情報、ならびに車両から取得した操舵角情報、ウインカ情報および車速情報のうちの少なくとも一つを用いて、車両に設置され車両周辺の障害物を検知する1個以上の超音波センサの感度を制御するようにしたので、状況に応じて超音波センサの感度を調整することができ、的確に障害物を検知することが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る障害物検知装置を適用した車載器の構成を示すブロック図である。 車両における超音波センサの配置と検知範囲を示す図である。 実施の形態1に係る障害物検知装置を構成するセンサC/Uの内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1のセンサC/Uの動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において、自車両が片側二車線の交差点を走行する場合を説明する図である。 実施の形態1のセンサC/Uが使用する、自車両が片側二車線の交差点を走行する場合のセンサ感度判定テーブル例である。 実施の形態1において、自車両が片道(一車線)の交差点を走行する場合を説明する図である。 実施の形態1のセンサC/Uが使用する、自車両が片道(一車線)の交差点を走行する場合のセンサ感度判定テーブル例である。 この発明の実施の形態2に係る障害物検知装置を構成するセンサC/Uの内部構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1に示すように、車両には、複数の超音波センサ101〜112と、これら超音波センサ101〜112を制御するセンサC/U(Control Unit)1と、ナビゲーション装置20と、不図示のエンジンを制御するエンジンC/U30と、車両を制動するESC(Electronic Stability Control)C/U40と、方向指示器50とが搭載されている。また、車両にはCAN(Controller Area Network)通信等の通信ライン10が配策され、通信ライン10を通じてセンサC/U1とナビゲーション装置20とエンジンC/U30とESCC/U40と方向指示器50とが互いに通信可能となっている。
この発明に係る障害物検知装置は、主に、センサC/U1(センサ制御部)と超音波センサ101〜112から構成される。
なお、図1では、CAN通信等によってセンサC/U1とナビゲーション装置20とが通信する構成にしたが、大容量データの通信が可能なBluetooth(登録商標)等によって通信する構成にしてもよい。
ナビゲーション装置20は、車両に搭載されたGPS(Global Positioning System)アンテナ21を通じてGPS衛星からの信号を受信して自車位置等を検出する位置検出部22と、地図情報を記憶している地図情報記憶部23と、GPS情報および地図情報を用いて目的地まで経路案内を行うナビ制御部24と、通信ライン10を通じてセンサC/U1等の車載器と通信する通信処理部25と、障害物検知情報に基づいて警報情報を生成する警報生成部26と、警報情報を表示する表示部27と、警報情報を音声出力する音声出力部29とを備える。
このナビゲーション装置20は、不図示のCPU(Central Processing Unit)等で構成されており、CPUが内部メモリに格納されたプログラムを実行することによって、位置検出部22、ナビ制御部24、通信処理部25、警報生成部26としての機能を実現する。
位置検出部22は、GPS衛星から受信した信号に基づいて、自車位置、速度、方位、時間等を算出し、GPS情報として出力する。
地図情報記憶部23は、HDD(Hard Disk Drive)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード、メモリ等によって構成されている。この地図情報記憶部23には、道路の車線数を表すレーン情報、幅員、旅行時間(即ち、道路上二地点間の通過に要する時間)等が地図情報として記憶されている。
ナビ制御部24は、上記したGPS情報および地図情報に基づいて出発地から目的地までの経路案内を行うと共に、GPS情報および自車位置周辺の地図情報を通信処理部25に出力し、通信処理部25が通信ライン10を経由してセンサC/U1へ送信する。なお、ナビ制御部24は、地図情報記憶部23だけでなく、外部サーバ、携帯端末(例えば、スマートフォン)等から取得した地図情報を利用してもよい。
表示部27はディスプレイで構成されている。音声出力部29はアンプ、スピーカ等で構成されている。
通信ライン10を通じて障害物検知情報(障害物の有無、障害物の自車両に対する距離および方向等)を受信した警報生成部26は、障害物の存在する方向が運転者に分かるように、例えば自車両と障害物を表した映像を生成して、表示部27に表示させる。また、警報生成部26は、自車両の後方の障害物が検知された場合に、リアカメラ28により撮影される車両後方の障害物の映像を、表示部27に表示させてもよい。また、警報生成部26は、音声出力部29から音声によって警報を出力させ、障害物が検知された旨を運転者に報知する。
なお、ナビ制御部24が経路案内を行う際にも表示部27および音声出力部29を用いるが、図1では信号線が混雑するため、ナビ制御部24から表示部27および音声出力部29へ伸びる信号線は省略している。
なお、図1では、障害物検知を運転者に報知する際に、表示と音声出力の両方を用いるが、いずれか一方のみであってもよい。
また、ナビゲーション装置20の音声出力部29の代わりに、センサC/U1にブザー等を内蔵させ、障害物を検知した場合にブザーを鳴動して運転者に報知する構成にしてもよい。
エンジンC/U30は、エンジンを動作させる際にエンジンを電気的に制御するECU(Electronic Control Unit)で構成されており、アクセルの踏み込み量を示すアクセル開度情報、自車両の走行速度を表す車速情報等を管理している。このECUのマイクロコンピュータ(以下、マイコン)がプログラムを実行することによって、車速情報等を通信ライン10を通じてセンサC/U1へ送信する。
ESCC/U40は、旋廻時の横滑りを防止するよう車両を制動するECUで構成されており、ハンドルの角度を示す操舵角情報等を管理している。このECUのマイコンがプログラムを実行することによって、操舵角情報等を通信ライン10を通じてセンサC/U1へ送信する。
方向指示器50は、右左折または走行レーン変更時に運転者の方向指示操作を受け付けてウインカを点灯する車載器であり、車両の走行方向を示すウインカ情報を通信ライン10を通じてセンサC/U1へ送信する。
図2に、車両における超音波センサ101〜112の配置と検知範囲を示す。車両のフロント部には、車両前方の障害物を検知するための超音波センサ101〜104が設置されている。車両のリア部には、車両後方の障害物を検知するための超音波センサ105〜108が設置されている。車両の側部には、車両左右側方の障害物を検知するための超音波センサ108〜112が設置されている。超音波センサ101〜112それぞれの検知範囲は、楕円形状の実線で示す。
なお、障害物検知装置に使用する超音波センサは、図2の配置および個数に限定されるものではなく、少なくとも車両前方および後方の障害物を検知可能なように配置されていればよい。
図3に、センサC/U1の内部構造を示す。センサC/U1は、ECUで構成されており、ECUのマイコンがプログラムを実行することによって走行レーン認識部2、走行方向認識部3、センサ感度決定部4、センシング実行部5および障害物検知部6としての機能を実現する。
図4は、センサC/U1の動作を示すフローチャートである。以下、図3および図4を参照しながら、センサC/U1の詳細を説明する。
先ず、走行レーン認識部2が、通信ライン10を通じてナビゲーション装置20からGPS情報と地図情報を受信して(ステップST1“YES”)、そのGPS情報(特に、自車位置)と地図情報(特に、レーン情報および幅員)に基づいて、自車が走行しているレーンを認識する(ステップST2)。また、通信ライン10を通じて方向指示器50から走行レーン変更時のウインカ情報を取得し、走行レーンの変更を認識してもよい。
走行方向認識部3は、通信ライン10を通じてナビゲーション装置20から取得したGSP情報(特に、方位)を用いて、自車の走行方向を認識する(ステップST3)。または、通信ライン10を通じてESCC/U40から取得した操舵角情報を用いて、自車の走行方向を認識してもよい。さらには、通信ライン10を通じて方向指示器50から右左折時のウインカ情報を取得し、自車の走行方向を認識してもよい。
センサ感度決定部4は、自車位置判定部4aおよびセンサ感度判定テーブル4bを有している。自車位置判定部4aは、走行レーン認識部2で認識した走行レーンと、走行方向認識部3で認識した走行方向とに基づいて、道路上での詳細な自車位置を判定し(ステップST4)、その自車位置に応じたセンサ感度をセンサ感度判定テーブル4bから取得して、超音波センサ101〜112それぞれの感度を決定する(ステップST5)。
ここで、図5〜図8を参照して、センサ感度決定部4によるセンサ感度決定方法を説明する。
自車両の走行する道路または交差点の車線数および道路種別(高速道路か一般道かなど)等、ならびに走行レーンが左側レーンであるか右側レーンであるかは、走行レーン認識部2によって認識される。また、自車両が左折/右折する前か、左折/右折の最中か、左折/右折した後か、あるいは交差点を直進するかは、走行方向認識部3によって認識される。自車位置判定部4aは、これらの認識結果から、自車両の状況が、センサ感度判定テーブル4bのいずれのパターンに当てはまるかを判定する。
図5は、自車両が片側二車線の交差点を走行する場合を説明する図である。図6は、自車両が片側二車線の交差点を走行する場合のセンサ感度判定テーブル4bの例を示す。図6のA〜Hパターンは、車両に設置された超音波センサ101〜112(図6では符号を省略している)の動作を示しており、各超音波センサ101〜112の検知範囲は図2と同様である。図6に楕円形状の検知範囲が示されているセンサはセンシングすることを意味し、斜線の検知範囲が示されているセンサは場合によってセンシングすることを意味する。また、検知範囲の大小(長短)がセンサ感度の高低を表す。
図6のセンサ感度判定テーブル4bにおいて、Aパターンは、自車両が左側レーンの左折直前の状態(図5のA)である。Cパターンは、自車両が左折した後の状態(図5のC)である。AパターンまたはCパターンの場合、フロント部の超音波センサ101〜104、リア部の超音波センサ105〜108、および右側部の超音波センサ111,112を動作させる。一方、左側部の超音波センサ109,110は、場合によって動作させる。例えば、走行レーン認識部2において、自車がトンネル内または高速道路の左側レーンを走行していると認識した場合には、車両左側に存在するであろう側壁を障害物として検知しないように、超音波センサ109,110を動作させない。また例えば、ウインカを点灯し信号で一旦停止している状態等では、超音波センサ109〜112のうちのウインカ点灯側を動作させて、車両後方から接近するバイク等(図5のM)を検出可能にする。
Bパターンは、自車両が左側レーンを左折中の状態(図5のB)である。このとき、フロント部、リア部ともに左側の超音波センサ101,105の感度を高めて障害物検知方向(即ち、指向性)を車両左側にし、後方から接近する他車両、バイク等(図5のM)を検出可能にする。車両左側の超音波センサ109,110は感度を低くして、道路側壁等を誤検知しにくくしつつ、後方左側から接近するバイク等(図5のM)を検出可能にする。また、車両右側の超音波センサ111,112は感度を高くして、曲がる方向とは反対側から接近する他車両、バイク等を検出可能にする。
Dパターンは、自車両が左側レーンを直進して交差点を通過する状態(図5では不図示)である。このとき、フロント部の超音波センサ101〜104およびリア部の超音波センサ105〜108を動作させる。また、Bパターンと同様、左側レーン走行時は、左側部の超音波センサ109,110は感度を低くし、右側部の超音波センサ111,112は感度を高くする。
Eパターンは、自車両が右側レーンを直進して交差点を通過する状態(図5では不図示)である。このとき、Dパターンと同様、フロント部およびリア部の超音波センサ101〜108を動作させる。一方、右側レーン走行時は、左側レーン走行のDパターンとは逆に、左側部の超音波センサ109,110は感度を高くし、右側部の超音波センサ111,112は感度を低くする。
Fパターンは、自車両が右側レーンの右折直前の状態(図5のF)である。Hパターンは、自車両が右折した後の状態(図5のH)である。FパターンまたはHパターンの場合、フロント部の超音波センサ101〜104、リア部の超音波センサ105〜108、および左側部の超音波センサ109,110を動作させる。一方、右側部の超音波センサ111,112は、場合によって動作させる。例えば、走行レーン認識部2において、自車が中央分離帯の設置された道路の右側レーンを走行していると認識した場合には、車両右側の中央分離帯を障害物として検知しないように、超音波センサ111,112を動作させない。また例えば、ウインカを点灯し信号で一旦停止している状態等では、超音波センサ109〜112のうちのウインカ点灯側を動作させて、車両後方から接近するバイク等(図5のM)を検出可能にする。
Gパターンは、自車両が右側レーンを右折中の状態(図5のG)である。右折時は、左折時のBパターンとは逆に、フロント部、リア部ともに右側の超音波センサ104,108の感度を高めて障害物検知方向を車両右側にし、対向車線を走る他車両、バイク等の接近を検出可能にする。
なお、片側3車線以上の道路において中央レーンを直進する場合には、図6のIパターンのように、すべての超音波センサ101〜112を動作させる。
図7は、自車両が片道(一車線)の交差点を走行する場合を説明する図であり、図7(a)は左折時、図7(b)は右折時を表す。図8は、自車両が片道(一車線)の交差点を走行する場合のセンサ感度判定テーブル4bの例を示す。走行レーン認識部2において自車両の走行する道路が片道(一車線)と認識された場合、自車位置判定部4aは、図6に示したセンサ感度判定テーブル4bではなく図8に示すセンサ感度判定テーブル4bを使用する。
図8のセンサ感度判定テーブル4bにおいて、Wパターンは、自車両が交差点手前にいる状態(図7のW)である。Yパターンは、自車両が交差点を左折、右折、または直進して通過した後の状態(図7のY)である。WパターンまたはYパターンの場合、フロント部およびリア部の超音波センサ101〜108を動作させる。また、例えばウインカを点灯し信号で一旦停止している状態等では、超音波センサ110,112のうちのウインカ点灯側を動作させて、車両後方から接近するバイク等(図7のM)を検出可能にする。
Xパターンは、自車両が交差点を左折中の状態(図7のX)である。このとき、フロント部、リア部ともに左側の超音波センサ101,105の感度を高めて障害物検知方向を車両左側にし、後方から接近する他車両、バイク等(図7のM)を検出可能にする。車両左側の超音波センサ109,110は感度を低くして、道路側壁等を誤検知しにくくしつつ、後方左側から接近するバイク等(図7のM)を検出可能にする。また、車両右側の超音波センサ111,112は感度を高くして、曲がる方向とは反対側から接近する他車両、バイク等(図7(a)のN)を検出可能にする。
Zパターンは、自車両が交差点を右折中の状態(図7のZ)である。右折時は、左折時のXパターンとは逆に、フロント部、リア部ともに右側の超音波センサ104,108の感度を高めて障害物検知方向を車両右側にし、曲がる方向とは反対側から接近する他車両、バイク等(図7(b)のN)を検出可能にする。
センシング実行部5は、センサ感度決定部4が決定した感度(例えば、図6のA〜Gパターン)になるように超音波センサ101〜112のゲインまたは動作頻度等を制御して、超音波の送受信を実行させる(ステップST6)。
センシング実行部5は、超音波センサ101〜112すべてでセンシングする場合、例えば超音波センサ101、超音波センサ102、超音波センサ103、超音波センサ104、超音波センサ105、超音波センサ106、超音波センサ107、超音波センサ108、超音波センサ109、超音波センサ110、超音波センサ111、超音波センサ112の順に時系列的に超音波を送受信させる。このように各センサを時系列的に動作させる場合、障害物検知に不要なセンサを動作させないことで残りのセンサの動作頻度を高めることができ、障害物検知の精度向上を図ることが可能である。
また、例えば超音波センサ101の感度を他の超音波センサ102〜104の感度より高くする場合、センシング実行部5は超音波センサ101、超音波センサ102、超音波センサ101、超音波センサ103、超音波センサ101、超音波センサ104、・・・というように、超音波センサ101の動作頻度を高めることにより超音波センサ101の感度を高める。あるいは、超音波センサ101の送信信号または受信信号を増幅するゲインを、超音波センサ102〜103のゲインより大きくすることにより、感度を高めてもよい。さらに、これら以外の方法によってセンサ感度を高めてもよい。
障害物検知部6は、ステップST6の超音波の送受信結果に基づいて、車両周辺の障害物を検知する(ステップST7)。障害物を検知した場合(ステップST7“YES”)、障害物検知部6は、障害物の車両に対する距離および方向等を障害物検知情報として通信ライン10を通じてナビゲーション装置20へ送信する(ステップST8)。障害物検知情報を受信したナビゲーション装置20は、表示部27および音声出力部29から運転者に警報を与える。
一方、障害物検知部6が障害物を検知しなかった場合(ステップST7“NO”)、センサC/U1は一連の処理を終了する。
以上より、実施の形態1によれば、障害物検知装置は、ナビゲーション装置20から取得した自車位置情報(GPS情報)および地図情報、ESCC/U40から取得した操舵角情報、方向指示器50から取得したウインカ情報のうちの少なくとも一つを用いて、車両に設置され車両周辺の障害物を検知する超音波センサ101〜112の感度を制御するセンサC/U1を備えるように構成した。このため、状況に応じて超音波センサの感度を調整することができ、的確に障害物を検知することが可能になる。
また、実施の形態1によれば、超音波センサ101〜112の感度を個別に制御するようにしたので、不要な方向の超音波センサを停止させて残りの超音波センサの検知精度を高める等の効果を有する。
また、実施の形態1によれば、センサC/U1は、自車位置情報よび地図情報に基づいて、車両が道路のどのレーンを走行しているか認識する走行レーン認識部2と、走行レーン認識部2の認識したレーンに応じて超音波センサ101〜112の感度を決定するセンサ感度決定部4とを有する構成にした。このため、車両後方より接近する車両、バイク等の障害物を正確に検知することができる。また、中央分離帯等を誤検知しないようになる。
また、実施の形態1によれば、センサC/U1は、操舵角情報またはウインカ情報に基づいて、車両の交差点での走行方向が左折か、右折か、直進かを認識する走行方向認識部3を有し、センサ感度決定部4は、走行方向認識部3の認識した走行方向に応じて超音波センサ101〜112の感度を決定するようにした。このため、車両後方、対向車線側、右左折とは反対の方向等から接近する車両、バイク等の障害物を正確に検知することができる。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係る障害物検知装置を構成するセンサC/U1aの内部構成を示すブロック図である。実施の形態2のセンサC/U1aは、新たに走行速度認識部7および走行環境認識部8を備える。それ以外の構成は図3と同様のため、同一の符号を付し説明を省略する。また、車両の構成は図1と同様のため、図1を援用する。
走行速度認識部7は、通信ライン10を通じてエンジンC/U30から自車両の走行速度を表す車速情報を受信して、自車の走行速度を認識する。または、通信ライン10を通じてナビゲーション装置20からGPS情報を受信して、自車位置の時間変化から走行速度を認識してもよい。
センサ感度決定部4は、走行レーン認識部2および走行方向認識部3の認識結果に基づいてセンサ感度を決定した後、走行速度認識部7で認識した走行速度に応じてセンサ感度を微調整する。例えば、走行速度が閾値以下の低速で走行中ならセンサ感度を低くして、他車両等を障害物として過剰に検知しないようにする。また例えば、センサ感度を高中低の3段階に分けて、車速が5km未満のときセンサ感度を低、5km〜10kmのとき中、10km以上のとき高に切り替える。
走行環境認識部8は、通信ライン10を通じてナビゲーション装置20からGPS情報(特に、自車位置)および地図情報を受信し、自車両の走行場所が都市部か、市街地か、郊外か、駐車場かといった走行環境を認識する。
センサ感度決定部4は、走行レーン認識部2および走行方向認識部3の認識結果に基づいて決定したセンサ感度を、走行環境認識部8の認識した走行環境に応じてセンサ感度を微調整する。例えば、車両、人等の障害物が多いと考えられる都市部、市街地、大型店舗の駐車場ではセンサ感度を低くして、他車両等を障害物として過剰に検知しないようにする。
また、走行環境認識部8が、通信ライン10を通じてナビゲーション装置20からGPS情報(特に、自車位置、時間)および渋滞情報(例えば、ナビゲーション装置20で受信しているVICS(Vehicle Information and Communication System)情報、VICSは登録商標)を受信し、自車両が走行中の道路が渋滞中か否か認識するようにしてもよい。
センサ感度決定部4は、例えば、ナビゲーション装置20から取得した渋滞情報およびエンジンC/U30から取得した車速情報に基づいて、渋滞して低速運転しているときにはセンサ感度を下げて、追突を未然に防止しつつ、渋滞車両を障害物として過剰に検知しないようにする。また例えば、ナビゲーション装置20から取得した時間情報に基づいて、運転者が周囲を見難くなる夕方にはセンサ感度を高くして、障害物を検知するタイミングを早めるようにする。
さらに、自車両の天井部(リアスポイラ等)に、天頂方向の障害物を検知する超音波センサが設置されている場合には、自車両の走行場所が立体駐車場ならこの天井部の超音波センサを動作させる等の制御を行ってもよい。
以上より、実施の形態2によれば、センサC/U1aは、車速情報に基づいて車両の走行速度を認識する走行速度認識部7と、自車位置情報および地図情報に基づいて車両が走行している場所の種類を認識する走行環境認識部8とを有し、センサ感度決定部4は、走行速度認識部7の認識した走行速度または走行環境認識部8の認識した場所の種類に応じて、超音波センサ101〜112の感度を決定するようにした。このため、状況に応じて超音波センサの感度を調整することができ、的確に障害物を検知することが可能になる。
なお、センサC/U1aは、走行速度認識部7および走行環境認識部8のいずれか一方のみ備える構成であってもよい。
本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1a センサC/U(センサ制御部)、2 走行レーン認識部、3 走行方向認識部、4 センサ感度決定部、4a 自車位置判定部、4b センサ感度判定テーブル、5 センシング実行部、6 障害物検知部、7 走行速度認識部、8 走行環境認識部、10 通信ライン、20 ナビゲーション装置、21 GPSアンテナ、22 位置検出部、23 地図情報記憶部、24 ナビ制御部、25 通信処理部、26 警報生成部、27 表示部、28 リアカメラ、29 音声出力部、30 エンジンC/U、40 ESCC/U、 50 方向指示器、101〜112 超音波センサ。

Claims (6)

  1. ナビゲーション装置から取得した自車位置情報および地図情報、ならびに車両から取得した操舵角情報、ウインカ情報および車速情報のうちの少なくとも一つを用いて、前記車両に設置され車両周辺の障害物を検知する1個以上の超音波センサの感度を制御するセンサ制御部を備える障害物検知装置。
  2. 前記センサ制御部は、前記1個以上の超音波センサの感度を個別に制御することを特徴とする請求項1記載の障害物検知装置。
  3. 前記センサ制御部は、
    前記自車位置情報および前記地図情報に基づいて、前記車両が道路のどのレーンを走行しているか認識する走行レーン認識部と、
    前記走行レーン認識部の認識したレーンに応じて前記1個以上の超音波センサの感度を決定するセンサ感度決定部とを有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の障害物検知装置。
  4. 前記センサ制御部は、
    前記操舵角情報または前記ウインカ情報に基づいて、前記車両の交差点での走行方向が左折か、右折か、直進かを認識する走行方向認識部と、
    前記走行方向認識部の認識した走行方向に応じて前記1個以上の超音波センサの感度を決定するセンサ感度決定部とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の障害物検知装置。
  5. 前記センサ制御部は、
    前記車速情報に基づいて前記車両の走行速度を認識する走行速度認識部と、
    前記走行速度認識部の認識した走行速度に応じて前記1個以上の超音波センサの感度を決定するセンサ感度決定部とを有することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の障害物検知装置。
  6. 前記センサ制御部は、
    前記自車位置情報および前記地図情報に基づいて、前記車両が走行している場所の種類を認識する走行環境認識部と、
    前記走行環境認識部の認識した場所の種類に応じて前記1個以上の超音波センサの感度を決定するセンサ感度決定部とを有することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の障害物検知装置。
JP2013265551A 2013-12-24 2013-12-24 障害物検知装置 Pending JP2015121959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013265551A JP2015121959A (ja) 2013-12-24 2013-12-24 障害物検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013265551A JP2015121959A (ja) 2013-12-24 2013-12-24 障害物検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015121959A true JP2015121959A (ja) 2015-07-02

Family

ID=53533516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013265551A Pending JP2015121959A (ja) 2013-12-24 2013-12-24 障害物検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015121959A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180076536A (ko) * 2016-12-28 2018-07-06 전남대학교산학협력단 무선 기반의 장애물 감지 센서를 이용한 전동휠체어 안전주행 시스템 및 방법
WO2019058720A1 (ja) * 2017-09-22 2019-03-28 ソニー株式会社 情報処理装置、自律型移動装置、および方法、並びにプログラム
WO2019155778A1 (ja) * 2018-02-08 2019-08-15 株式会社デンソー 衝突回避支援装置、プログラム、衝突回避支援方法
US10510249B2 (en) 2016-04-28 2019-12-17 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Safety driving assistant system, vehicle, and program
CN113895433A (zh) * 2020-06-19 2022-01-07 现代摩比斯株式会社 通过传感器角度调整的前向避撞系统及其方法
DE102020120726A1 (de) 2020-08-06 2022-02-10 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Totwinkelwarnung
JP2022148508A (ja) * 2021-03-24 2022-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 物体検知装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000267729A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Honda Motor Co Ltd 車両の障害物検知装置
JP2005009913A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Alpine Electronics Inc レーダ制御装置
JP2005189009A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム
JP2006123569A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用障害物報知装置、および方法
JP2007017294A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Nissan Motor Co Ltd レーダ装置およびその指向性制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000267729A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Honda Motor Co Ltd 車両の障害物検知装置
JP2005009913A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Alpine Electronics Inc レーダ制御装置
JP2005189009A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム
JP2006123569A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用障害物報知装置、および方法
JP2007017294A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Nissan Motor Co Ltd レーダ装置およびその指向性制御方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10510249B2 (en) 2016-04-28 2019-12-17 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Safety driving assistant system, vehicle, and program
KR101917123B1 (ko) * 2016-12-28 2018-11-09 전남대학교산학협력단 무선 기반의 장애물 감지 센서를 이용한 전동휠체어 안전주행 시스템 및 방법
KR20180076536A (ko) * 2016-12-28 2018-07-06 전남대학교산학협력단 무선 기반의 장애물 감지 센서를 이용한 전동휠체어 안전주행 시스템 및 방법
WO2019058720A1 (ja) * 2017-09-22 2019-03-28 ソニー株式会社 情報処理装置、自律型移動装置、および方法、並びにプログラム
JPWO2019058720A1 (ja) * 2017-09-22 2020-11-19 ソニー株式会社 情報処理装置、自律型移動装置、および方法、並びにプログラム
WO2019155778A1 (ja) * 2018-02-08 2019-08-15 株式会社デンソー 衝突回避支援装置、プログラム、衝突回避支援方法
JP2019139401A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 株式会社デンソー 衝突回避支援装置、プログラム、衝突回避支援方法
CN113895433A (zh) * 2020-06-19 2022-01-07 现代摩比斯株式会社 通过传感器角度调整的前向避撞系统及其方法
CN113895433B (zh) * 2020-06-19 2023-05-26 现代摩比斯株式会社 通过传感器角度调整的前向避撞系统及其方法
DE102020120726A1 (de) 2020-08-06 2022-02-10 Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh Totwinkelwarnung
JP2022148508A (ja) * 2021-03-24 2022-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 物体検知装置
JP7296553B2 (ja) 2021-03-24 2023-06-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 物体検知装置
US12007475B2 (en) 2021-03-24 2024-06-11 Panasonic Automotive Systems Co., Ltd. Object detection apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110800031B (zh) 检测和响应警报
JP4483589B2 (ja) 車両用情報提供装置
JP5196004B2 (ja) 運転支援装置
JP2015121959A (ja) 障害物検知装置
US20190088137A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and recording medium
US20170021829A1 (en) Vehicle control device
US20160146618A1 (en) Method to gain driver's attention for autonomous vehicle
KR20190014871A (ko) 차량의 후방에 위치한 응급 차량에 기초하여 상기 차량의 주행 경로를 변경하는 장치 및 방법
JP6323064B2 (ja) 走行車線識別装置、車線変更支援装置、走行車線識別方法
WO2020194017A1 (ja) 移動体の挙動予測方法、挙動予測装置及び車両
JP2013033324A (ja) 周辺車両情報通知装置
US11210953B2 (en) Driving support device
JP4225190B2 (ja) 車両運転支援装置
US11938935B2 (en) Vehicle driving control apparatus
JP5924395B2 (ja) 周辺車両情報通知装置
JP2005145282A (ja) 車両走行支援装置
JP2019139454A (ja) 通信装置、通信方法
WO2020137747A1 (ja) 運転支援装置
JP2007122201A (ja) 車両用道路形状検出装置
JP7336861B2 (ja) 挙動予測方法及び挙動予測装置
JP2015114931A (ja) 車両警告装置、サーバ装置および車両警告システム
WO2021074659A1 (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP2022088809A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP2006072925A (ja) 車線情報通知装置及び車載装置
JP2023069777A (ja) 走行支援装置及び走行支援方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171024