JP2023069777A - 走行支援装置及び走行支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対向車両とすれ違うときの運転者の負担を軽減する走行支援装置を提供する。【解決手段】自車両1Aの進行方向に存在する障害物を検出する検出部134と、検出した障害物に対向車両1Cが含まれる場合に、自車両1Aが走行する道路の幅である道路幅Wを算出する道路幅算出部135と、算出した道路幅に基づいて、自車両1Aと対向車とがすれ違うすれ違い位置Pを決定する決定部137と、すれ違い位置Pにおいて自車両1Aが走行可能な道路の幅である走行幅を算出する走行幅算出部138と、対向車両1Cとのすれ違いのときに、自車両1Aがすれ違い位置に位置し、かつ、走行幅内を走行するように制御情報を生成し、生成した制御情報を自車両1Aの自動運転を制御する自動運転ECU60に送信する制御情報生成部139と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、走行支援装置及び駐車支援方法に関する。
従来、車両が道幅の狭い道路を走行する場合に、車両が道路上に設置された電信柱等に接触しないように車両の走行を支援するシステムが知られている。
例えば、特許文献1の狭路走行支援装置は、自車両前方の領域を表示する第一の表示画像10を作成する第一の表示画像作成部と、自車両の左右側面17,16の領域を表示する第二の表示画像15を作成する第二の表示画像作成部と、第一の表示画像10の下方または車両進行方向後方に第二の表示画像15を並べて配置すると共に、第二の表示画像15に表示される自車両の左右側面17、16の車幅方向端部から自車両の進行方向前方に延びる左右自車幅相当延長線14、13を第一の表示画像10と第二の表示画像15とに連続して表示する画像合成部と、を備える。
特開2011-230563号公報
しかしながら、特許文献1の開示技術は、自車両の車幅方向端部から自車両の進行方向前方に延びる左右自車幅相当延長線を表示しているに過ぎず、道幅の狭い道路における対向車両とのすれ違いは、運転に不慣れな運転者にとっては負担となっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、対向車両とすれ違うときの運転者の負担を軽減する走行支援装置及び走行支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の走行支援装置は、外部装置が検出した車両の周囲状況を示す情報を取得する外部情報取得部と、前記外部情報取得部が取得した前記周囲状況を示す情報に基づいて、前記車両の進行方向に存在する障害物を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記障害物に対向車両が含まれる場合に、前記車両が走行する道路の幅である道路幅を算出する道路幅算出部と、前記道路幅算出部が算出した前記道路幅に基づいて、前記車両と前記対向車両とがすれ違うすれ違い位置を決定する決定部と、前記すれ違い位置において前記車両が走行可能な道路の幅である走行幅を算出する走行幅算出部と、前記対向車両とのすれ違いのときに、前記車両が前記すれ違い位置に位置し、かつ、前記走行幅内を走行するように、前記車両の操舵装置、制動装置及び動力装置の少なくとも1つを制御する制御情報を生成し、生成した前記制御情報を前記車両の自動運転を制御する自動運転制御装置に送信する制御情報生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、対向車両とすれ違うときの運転者の負担を軽減することができる。
車載装置の構成を示すブロック図である。 検出部が検出する障害物を示す図である。 検出範囲を示す図である。 車道外側線を検出した場合の道路幅の算出方法を説明するための図である。 車道外側線を検出しなかった場合の道路幅の算出方法を説明するための図である。 自車範囲を示す図である。 補正後の自車範囲を示す図である。 右境界線の補正対象範囲を示す図である。 補正後の右境界線を示す図である。 すれ違い位置よりも前方の境界線を示す図である。 走行支援装置の動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。
図1は車載装置3の構成を示すブロック図である。以下では、車載装置3を搭載した車両を自車両1Aと表記する。また、自車両1A以外の車両を他車両1Bといい、特に、他車両1Bのうち自車両1Aとすれ違う車両を対向車両1Cという。
車載装置3は、位置検出ユニット10、周辺監視センサ20、車々間通信装置30、表示装置40、音声処理装置51、スピーカ55、自動運転ECU(Electronic Control Unit)60、駆動装置70及び走行支援装置100を備える。
位置検出ユニット10、周辺監視センサ20、車々間通信装置30、表示装置40、音声処理装置51、自動運転ECU60、駆動装置70及び走行支援装置100は、通信バス5を介して相互にデータ通信可能に接続される。通信バス5は、イーサネット(登録商標)や、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等の規格に従ったバスである。
位置検出ユニット10は、自車両1Aの位置を検出する。位置検出ユニット10は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信器と、プロセッサとを備える(いずれも不図示)。GNSS受信器は、衛星から送信される信号を受信する。プロセッサは、GNSS受信器が受信した信号に基づいて自車両1Aの位置情報である緯度及び経度や、算出した位置情報の差分により自車両1Aの方位を演算する。位置検出ユニット10は、演算して求めた自車両1Aの位置情報及び方位情報を走行支援装置100に出力する。走行支援装置100は、入力される自車両1Aの位置情報及び方位情報をメモリ120に一時的に記憶させる。
周辺監視センサ20は、例えば、カメラユニット21及びミリ波レーダ23を備える。本実施形態の周辺監視センサ20は、カメラユニット21及びミリ波レーダ23を備える構成について説明するが、ライダーやソナーを備える構成であってもよい。
カメラユニット21は、単眼カメラを含む構成であってもよく、複眼カメラを含む構成であってもよい。カメラユニット21は、自車両1Aの前方範囲、側方範囲及び後方範囲等を撮影可能なように自車両1Aに搭載される。カメラユニット21は、自車両1Aの周囲を撮影した撮像画像を走行支援装置100に出力する。走行支援装置100は、入力された撮影画像を、メモリ120に一時的に記憶させる。
ミリ波レーダ23は、ミリ波レーダは、ミリ波又は準ミリ波を自車両1Aの周囲へ向けて照射する。ミリ波レーダ23は、移動物体及び静止物体等の障害物で反射した反射波を受信し、受信した反射波に基づいてセンサデータを生成する。センサデータには、自車両1Aから障害物までの距離や方位等の情報が含まれる。ミリ波レーダ23は、生成したセンサデータを走行支援装置100に出力する。走行支援装置100は、入力されたセンサデータをメモリ120に記憶させる。
車々間通信装置30は、自車両1Aの周辺に存在する他車両1Bとの間で車々間通信を行い、他車両1Bに関する情報を取得する。以下、他車両1Bに関する情報を車両情報という。車々間通信装置30が取得する車両情報には、他車両1Bの位置、車速、進行方向等の情報を含む。また、車々間通信装置30は、車両情報として、他車両1Bの車幅に関する情報を取得してもよい。
表示装置40は、報知部に相当し、タッチパネル41を備える。タッチパネル41は、表示パネル43及びタッチセンサ45を備える。表示パネル43は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。タッチセンサ45は、抵抗膜方式や静電容量方式等の一般的に知られた方式のセンサが用いられる。タッチセンサ45は、表示パネル43に対して行われるタッチ操作を検出し、検出したタッチ操作の操作位置を示す位置信号を生成する。タッチセンサ45は、生成した位置信号を含む操作情報を走行支援装置100に出力する。
音声処理装置51及びスピーカ55は、報知部に相当する。音声処理装置51は、例えば音声処理用のプロセッサにより構成される。音声処理装置51には、スピーカ55が接続される。音声処理装置51は、走行支援装置100から入力される音声データをD/A変換してアナログの音声信号に変換する。音声処理装置51は、変換した音声信号を増幅し、増幅した音声信号をスピーカ55により音声として出力する。
自動運転ECU60は、自動運転制御装置に相当する。自動運転ECU60は、入出力インターフェイス(以下、入出力インターフェイスをI/Oと表記する)61、メモリ63及びプロセッサ65を備えるコンピュータ装置である。自動運転ECU60は、自車両1Aに搭載された駆動装置70を制御して、自車両1Aを自動運転により走行させる。駆動装置70は、操舵装置71、動力装置73、制動装置75及び変速装置77を備える。
操舵装置71は、自車両1Aの操舵輪を操舵するアクチュエータを含む装置である。操舵装置71は、自動運転ECU60の制御に従ってアクチュエータを駆動し、自車両1Aの操舵輪を操舵する。
動力装置73は、自車両1Aの駆動輪の駆動力を調整するアクチュエータを含む装置である。このアクチュエータには、自車両1Aの動力源がエンジンである場合はスロットルアクチュエータが該当し、動力源がモータである場合には当該モータが該当する。動力装置73は、自動運転ECU60の制御に従ってアクチュエータを駆動し、自車両1Aを走行させる。
制動装置75は、走行支援装置100からの情報に基づいて、自車両1Aに設けられたブレーキシステムを制御し、自車両1Aの車輪に付与する制動力を制御するアクチュエータを含む装置である。制動装置75は、自動運転ECU60の制御に従ってアクチュエータを駆動し、自車両1Aの車輪に制動力を付与する。
変速装置77は、変速機及びアクチュエータを含む装置である。変速装置77は、自動運転ECU60の制御に従ってアクチュエータを駆動し、変速機のシフト位置を制御し、変速機の変速比や、自車両1Aの前進と更新とを切り替える。
走行支援装置100は、I/O110、メモリ120及びプロセッサ130を備えるコンピュータ装置である。
I/O110は、通信バス5に接続され、通信バス5に接続した外部装置と相互にデータ通信を行うことで外部装置から情報を取得し、又は外部装置に情報を出力する。外部装置には、位置検出ユニット10、周辺監視センサ20、車々間通信装置30、表示装置40、音声処理装置51及び自動運転ECU60が含まれる。
メモリ120は、記憶部に相当する。メモリ120は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等により構成される。また、メモリ120を、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリにより構成してもよい。メモリ120は、プロセッサ130が実行するコンピュータプログラムや、プロセッサ130がコンピュータプログラムの実行時に処理されるデータや処理結果のデータを記憶する。
メモリ120は、車体情報125を記憶する。車体情報125には、自車両1Aの車幅が含まれる。また、メモリ120は、位置検出ユニット10が検出した自車両1Aの位置情報及び方位情報や、カメラユニット21が撮影した撮影画像を記憶する。さらに、メモリ120は、ミリ波レーダ23が検出したセンサデータや、車々間通信装置30が取得した他車両1Bや対向車両1Cの車両情報等を記憶する。
プロセッサ130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Microprocessor Unit)等により構成される。
走行支援装置100は、機能的構成として、位置取得部131、外部情報取得部132、周辺マップ生成部133、検出部134、道路幅算出部135、判定部136、決定部137、走行幅算出部138及び制御情報生成部139を備える。これらの機能的構成は、プロセッサ130が、コンピュータプログラムを実行して演算を行うことで実現される機能である。
位置取得部131は、位置検出ユニット10が算出した自車両1Aの位置情報及び方位情報をメモリ120から読み出す。位置取得部131は、読み出した位置情報や方位情報を、周知のデッドレコニングの手法を用いて補正する。位置取得部131は、補正した位置情報及び方位情報をメモリ120に記憶させる。
外部情報取得部132は、周辺監視センサ20にセンシングを実行させ、周辺監視センサ20により生成される撮影画像やセンサデータを、I/O110を介して取得する。外部情報取得部132は、取得した撮影画像やセンサデータをメモリ120に記憶させる。
周辺マップ生成部133は、位置情報や方位情報、撮影画像、センサデータをメモリ120から読み出す。周辺マップ生成部133は、読み出した自車両1Aの位置情報や方位情報、撮影画像、センサデータに基づき自車両1Aの周辺状況を示す周辺マップを生成する。
まず、周辺マップ生成部133は、位置取得部131が補正した位置情報や方位情報により自車両1Aの位置を認識する。次に、周辺マップ生成部133は、ミリ波レーダ23のセンサデータに基づき、自車両1Aの周囲に存在する物体までの距離や方位を検出する。また、周辺マップ生成部133は、撮影画像を画像解析して、道路に形成された車道外側線203を検出する。周辺マップ生成部133は、認識した自車両1Aの位置を基準として、検出した物体までの距離や方位を周辺マップに記録する。また、周辺マップ生成部133は、撮影画像の画像解析により検出した車道外側線203を周辺マップに記録する。
図2は、検出部134が検出する障害物を示す図である。
検出部134は、周辺マップ生成部133が生成した周辺マップに基づいて自車両1Aの進行方向に存在する障害物を検出する。検出部134は、周辺マップに記録された物体が、検出部134の検出対象となる障害物であるか否かを、撮影画像の画像解析により判定する。検出部134の検出対象となる障害物には、自車両1Aの進行方向の前方に存在する他車両1Bや対向車両1C、電力柱、電信柱、共用柱等が含まれる。以下、電力柱、電信柱及び共用柱を総称して電信柱201という。検出部134は、周辺マップに記録された物体が、画像解析により他車両1Bや対向車両1C、電信柱201である場合、この物体を障害物と判定する。また、検出部134は、周辺マップに車道外側線203が記録されているか否かを判定して、車道外側線203が検出されたか否かを判定する。
道路幅算出部135は、検出部134が検出した障害物に対向車両1Cが含まれる場合、検出部134が検出した電信柱201や車道外側線203に基づき、自車両1Aの進行方向において自車両1Aが走行可能な道路の幅である道路幅Wを算出する。
道路幅算出部135は、まず、検出された対向車両1Cの車速を取得、又は算出する。道路幅算出部135は、車々間通信装置30が取得した車両情報に含まれる対向車両1Cの車速情報を取得する。また、道路幅算出部135は、ミリ波レーダ23のセンサデータと、自車両1Aの車速とに基づき対向車両1Cの車速を算出してもよい。すなわち、道路幅算出部135は、自車両1Aと対向車両1Cとの相対速度を加味して、対向車両1Cの車速を算出してもよい。
図3は、検出範囲Rを示す図である。なお、図3~図10には、自車両1A、他車両1B及び対向車両1Cを図形により模式的に示す。
次に、道路幅算出部135は、検出範囲Rを算出する。検出範囲Rは、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違う可能性のある範囲であり、自車両1Aの進行方向での範囲である。以下、自車両1Aの進行方向を前方といい、進行方向とは反対側を後方という。
道路幅算出部135は、自車両1Aの車速と、対向車両1Cの車速とに基づいて自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違う可能性のある範囲である検出範囲Rを算出する。道路幅算出部135は、自車両1Aの車速を複数変更して自車両1Aが対向車両1Cとすれ違う範囲である検出範囲Rを算出する。検出範囲Rのうち、自車両1Aに近い側の端部を端部s1といい、自車両1Aから離れた側の端部を端部s2という。
図4は、車道外側線203を検出した場合の道路幅Wの算出方法を説明するための図である。
次に、道路幅算出部135は、道路幅Wを算出する。道路幅Wは、自車両1Aが走行可能な道路の幅である。より詳細には、道路幅Wは、対向車両1Cの車幅等は考慮することなく、単純に走行可能な道路の幅である。道路幅算出部135は、周辺マップに車道外側線203が記録されている場合、周辺マップに記録されている車道外側線203を、道路幅Wを規定する境界線に設定する。自車両1Aに着座した運転者から見て左側の車道外側線203を左境界線211に設定し、対向車両1Cが走行する車線側の境界線を右境界線213に設定する。道路幅算出部135は、自車両1Aの位置から、検出範囲Rの端部s2までの左境界線211と右境界線213との間の道路幅Wを一定間隔ごとに算出する。
図5は、車道外側線203が検出されなかった場合の道路幅Wの算出方法を説明するための図である。
道路幅算出部135は、周辺マップに車道外側線203が記録されていない場合、検出部134が検出した電信柱201の位置に基づいて道路幅Wを設定する。まず、道路幅算出部135は、検出部134が検出した電信柱201のうち、道路の左側、又は右側の同一サイドに位置する電信柱201を特定する。次に、道路幅算出部135は、特定した同一サイドに位置する電信柱201の道路側の端部を結んだ直線を、それぞれ道路幅Wを規定する左境界線211と右境界線213とにそれぞれ設定する。道路幅算出部135は、設定した左境界線211と右境界線213とに基づき、自車両1Aの位置から、検出範囲Rの端部s2までの道路幅Wを一定間隔ごとに算出する。
判定部136は、道路幅算出部135が道路幅Wを算出すると、検出範囲Rの道路幅Wに基づいて、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことが可能か否かを判定する。判定部136は、自車両1Aの車幅と、対向車両1Cの車幅と、所定のマージンとを加算した加算値が、検出範囲Rの道路幅Wよりも大きいか否かを判定して、自車両1Aが対向車両1Cとすれ違うことが可能か否かを判定する。判定部136は、加算値が、検出範囲Rの道路幅Wよりも大きい場合、自車両1Aが対向車両1Cとすれ違うことができないと判定する。また、判定部136は、加算値が、検出範囲Rの道路幅Wよりも小さい場合、自車両1Aが対向車両1Cとすれ違うことができると判定する。
判定部136は、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができないと判定した場合、表示装置40や、スピーカ55により報知動作を実行する。判定部136は、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができないと判定した場合、表示装置40に、対向車両1Cとすれ違うことができない旨の案内を表示させる。また、判定部136は、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができないと判定した場合、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができない旨を通知する所定の音声をスピーカ55から出力する。
決定部137は、判定部136が自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができると判定した場合、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うときの自車両1Aの位置であるすれ違い位置Pを決定する。まず、決定部137は、検出範囲Rのうち、道路幅Wが最も広い位置を検出位置として特定する。次に、決定部137は、この検出位置を基準にしてすれ違い位置Pを設定する。例えば、決定部137は、自車両1Aの後輪車軸の中心や、自車両1Aの先端及又は後端であって、車幅方向の中心が、特定した検出位置に位置するときの自車両1Aの位置をすれ違い位置Pに設定する。
図6は、自車範囲Eを示す図である。自車範囲Eは、自車両1Aがすれ違い位置Pに位置するときに自車両1Aが占める範囲を示す。
次に、決定部137は、自車両1Aがすれ違い位置Pに位置するときの自車両1Aの範囲である自車範囲Eを算出する。例えば、自車両1Aの先端がすれ違い位置Pに位置するときに対向車両1Cとすれ違うように設定した場合、すれ違い位置Pから自車両1Aの車長分だけ後方の範囲を自車範囲Eとして決定する。また、決定部137は、自車範囲Eの道路幅方向の範囲を、左境界線211と右境界線213とにより挟まれる範囲に設定する。
図7は、補正後の自車範囲Eを示す図である。
走行幅算出部138は、対向車両1Cの車幅を考慮して、自車両1Aが走行することが可能な道路幅である走行幅を設定する。
まず、走行幅算出部138は、自車範囲Eの道路幅方向の範囲を補正する。走行幅算出部138は、自車範囲Eの右境界線213側の範囲を、対向車両1Cの車幅にマージンを加算した分だけ左境界線211側に縮小することで自車範囲Eを補正する。図7は、補正後の自車範囲Eを示す。
図8は、右境界線213の補正対象範囲を示す図である。
次に、走行幅算出部138は、右境界線213の位置を補正する。
縮小させた自車範囲Eの4頂点のうち、後方の頂点である頂点s3と頂点s4とを結ぶ線分が右境界線213と交わる交点s5を求める。頂点s3は、左境界線211側の自車範囲Eの頂点であり、頂点s4は、右境界線213側の自車範囲Eの頂点である。
次に走行幅算出部138は、求めた交点s5を始点として、交点s5から後方に予め設定された距離Dの範囲を右境界線213の補正対象範囲に設定する。右境界線213の補正対象範囲のうち、交点s5とは反対側の端部を端点s6と表記する。
図9は、補正後の右境界線213を示す図である。
走行幅算出部138は、補正対象範囲に設定した右境界線213の前方の端部を、図9に示すように自車範囲Eの頂点s4の位置に移動させ、端点s6と頂点s4とを結んだ線分を補正後の右境界線213とする。補正後の右境界線213を右補正境界線215という。左境界線211と、右補正境界線215とに挟まれた道路の幅が、道路幅に相当する。
図10は、すれ違い位置Pよりも前方の境界線を示す図である。
また、走行幅算出部138は、頂点s4よりも前方の右補正境界線215を決定する。走行幅算出部138は、頂点s4を通り、左境界線211に平行となるように右補正境界線215を設定する。走行幅算出部138は、左境界線211と、補正した右補正境界線215とに挟まれる道路の幅を走行幅として設定する。
制御情報生成部139は、対向車両1Cとのすれ違いのときに、自車両1Aがすれ違い位置Pに位置し、かつ、自車両1Aが走行幅内を走行するように、操舵装置、制動装置及び動力装置の少なくとも1つを制御する制御情報を生成する。
制御情報生成部139は、生成した制御情報を自動運転ECU60に出力する。
自動運転ECU60は、入力された制御情報に従い、自車両1Aが対向車両1Cとすれ違うときに自車両1Aがすれ違い位置Pに位置するように操舵装置71、動力装置73、制動装置75を駆動させる。
図11は、走行支援装置100の動作を示すフローチャートである。
図11に示すフローチャートを参照しながら走行支援装置100の動作について説明する。
まず、走行支援装置100は、タッチパネル41のタッチ操作により走行支援の開始を指示する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。走行支援装置100は、走行支援の開始を指示する操作を受け付けていない場合(ステップS1/NO)、走行支援開始の操作を受け付けるまで待機する。
走行支援装置100は、走行支援の開始を指示する操作を受け付けると(ステップS1/YES)、カメラユニット21が撮影した自車両1Aの前方の撮影画像と、ミリ波レーダ23のセンサデータとをメモリ120から読み出して取得する(ステップS2)。加えて、走行支援装置100は、自車両1Aの位置情報及び方位情報をメモリ120から読み出して取得する。
次に、走行支援装置100は、取得した位置情報、方位情報、撮影画像及びセンサデータに基づいて周辺マップを生成する(ステップS3)。周辺マップには、自車両1Aの周囲に存在する他車両1Bや対向車両1C、電信柱201、車道外側線203等が記録される。走行支援装置100は、一定時間ごとにメモリ120から最新の位置情報、方位情報、撮影画像及びセンサデータを取得し、取得したこれらの情報に基づいて周辺マップを更新する。
次に、走行支援装置100は、ステップS3で生成した周辺マップと、撮影画像とに基づいて対向車両1Cを検出したか否かを判定する(ステップS4)。走行支援装置100は、周辺マップに記録された物体が対向車両1Cであるか否かを撮影画像の画像解析により判定する。
走行支援装置100は、対向車両1Cを検出しなかった場合(ステップS4/NO)、周辺マップに基づいて自車両1Aが走行可能な走行幅を設定し(ステップS14)、設定した走行幅に基づいて制御情報を生成する(ステップS15)。ステップS15以降の動作については、後述する。
また、走行支援装置100は、対向車両1Cを検出した場合(ステップS4/YES)、検出した対向車両1Cの車速を取得又は算出する。走行支援装置100は、対向車両1Cとの車々間通信により対向車両1Cの車速を取得する。また、走行支援装置100は、センサデータに基づいて、対向車両1Cの単位時間当たりの移動距離を算出して、対向車両1Cの車速を取得してもよい。
次に、走行支援装置100は、検出範囲Rを算出する(ステップS6)。走行支援装置100は、自車両1Aの車速と、対向車両1Cの車速とに基づき、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違う可能性のある範囲である検出範囲Rを算出する。
次に、走行支援装置100は、道路幅Wを算出する(ステップS7)。走行支援装置100は、周辺マップに車道外側線203が記録されている場合、周辺マップに記録されている車道外側線203を、道路幅Wを規定する左境界線211と、右境界線213とに設定する。
また、走行支援装置100は、周辺マップに車道外側線203が記録されていない場合、電信柱201の位置に基づいて道路幅Wを設定する。走行支援装置100は、検出した各電信柱201の道路側の端部を結んだ直線を、それぞれ道路幅Wを規定する左境界線211と右境界線213とに設定する。
次に、走行支援装置100は、算出した道路幅Wに基づき、自車両1Aと対向車両1Cとのすれ違いが可能であるか否かを判定する(ステップS8)。走行支援装置100は、自車両1Aの車幅と、対向車両1Cの車幅と、所定のマージンとを加算した加算値が、検出範囲Rの道路幅Wよりも大きいか否かを判定して、自車両1Aが対向車両1Cとすれ違うことが可能か否かを判定する。
走行支援装置100は、自車両1Aと対向車両1Cとのすれ違いができないと判定した場合(ステップS8/NO)、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができない旨の案内表示を表示装置40により表示して報知動作を行う(ステップS9)。また、走行支援装置100は、報知動作として、予め設定された音声をスピーカ55から出力する(ステップS9)。
また、走行支援装置100は、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違いできると判定した場合(ステップS8/YES)、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うときの自車両1Aの位置であるすれ違い位置Pを決定する(ステップS10)。走行支援装置100は、検出範囲Rのうち、道路幅Wが最も広い位置を検出位置として特定し、特定した検出位置を基準にしてすれ違い位置Pを設定する。走行支援装置100は、自車両1Aの後輪車軸の中心や、自車両1Aの先端及又は後端であって、車幅方向の中心が検出位置に位置するとき自車両1Aの位置をすれ違い位置Pに設定する。
次に、走行支援装置100は、自車両1Aがすれ違い位置Pに位置するときの自車両1Aの範囲である自車範囲Eを算出する(ステップS11)。例えば、走行支援装置100は、自車両1Aの先端がすれ違い位置Pに位置するときに対向車両1Cとすれ違うように設定した場合、すれ違い位置Pから自車両1Aの車長分だけ後方の範囲を自車範囲Eとして決定する。また、走行支援装置100は、自車範囲Eの道路幅方向の範囲を、左境界線211と右境界線213とにより挟まれる範囲に設定する。
次に、走行支援装置100は、道路幅方向の自車範囲Eを補正する(ステップS12)。走行支援装置100は、自車範囲Eの道路幅方向の範囲を、対向車両1Cの車幅にマージンを加算した分だけ左境界線211側に縮小して自車範囲Eを補正する。
次に、走行支援装置100は、右境界線213を補正して右補正境界線215を設定する(ステップS13)。走行支援装置100は、右境界線213の前方の端部s5を、図9に示すように自車範囲Eの頂点s4の位置に移動させ、端点s6と頂点s4とを結んだ線分を右補正境界線215に設定する。
次に、走行支援装置100は、走行幅を設定する(ステップS14)。走行支援装置100は、左境界線211と、右補正境界線215とに挟まれた道路の幅を走行幅に設定する。
次に、走行支援装置100は、設定した走行幅に基づいて制御情報を生成する(ステップS15)。走行支援装置100は、自車両1Aが走行幅内を走行し、すれ違い位置Pにおいて対向車両1Cとすれ違うように自車両1Aの走行を制御する制御情報を生成する。
次に、走行支援装置100は、生成した制御情報を自動運転ECU60に送信し(ステップS16)、自動運転ECU60の制御により自車両1Aをすれ違い位置Pまで走行させる。
次に、走行支援装置100は、自車両1Aがすれ違い位置Pまで移動し、自車両1Aがすれ違い位置Pにおいて対向車両1Cとすれ違ったか否かを判定する(ステップS17)。走行支援装置100は、位置検出ユニット10が検出した位置情報や、カメラユニット21の撮影画像に基づいて、自車両1Aがすれ違い位置Pまで移動し、自車両1Aがすれ違い位置Pにおいて対向車両1Cとすれ違ったか否かを判定する。
走行支援装置100は、自車両1Aが対向車両1Cとすれ違っていない場合(ステップS17/NO)、位置検出ユニット10が検出した位置情報に基づき、自車両1Aと左境界線211又は右補正境界線215との距離が一定距離以下になったか否かを判定する。
走行支援装置100は、自車両1Aと左境界線211又は右補正境界線215との距離が一定距離以下であるか否かを判定する(ステップS18)。走行支援装置100は、自車両1Aと左境界線211又は右補正境界線215との距離が一定距離以下ではない場合(ステップS18/NO)、ステップS17の判定に戻る。また、走行支援装置100は、自車両1Aと左境界線211又は右補正境界線215との距離が一定距離以下である場合(ステップS18/YES)、自車両1Aの位置と、走行幅とに基づいて制御情報を再度、生成する(ステップS15)。
走行支援装置100は、ステップS17の判定において、対向車両1Cとすれ違ったと判定した場合(ステップS17/YES)、走行支援の終了を指示する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS19)。走行支援装置100は、走行支援の終了を指示する操作を受け付けていない場合(ステップS19/NO)、次の対向車両1Cを検出したか否かを判定する(ステップS20)。
走行支援装置100は、次の対向車両1Cを検出した場合(ステップS20/YES)、ステップS5の処理に戻り、検出した対向車両1Cの車速を取得、又は算出する。
また、走行支援装置100は、次の対向車両1Cを検出していない場合(ステップS20/NO)、ステップS19の判定に戻り、走行支援の終了を指示する操作を受け付けたか否かを判定する。
また、走行支援装置100は、走行支援の終了を指示する操作を受け付けた場合(ステップS19/YES)、この処理フローを終了させる。
以上説明したように本実施形態の走行支援装置100は、I/O110と、外部情報取得部132と、検出部134と、道路幅算出部135と、決定部137と、走行幅算出部138と、制御情報生成部139とを備える。
I/O110は、通信バス5を介して外部装置である周辺監視センサ20に接続される。
外部情報取得部132は、周辺監視センサ20が検出した自車両1Aの周囲状況を示す情報を、I/O110を介して取得する。
検出部134は、外部情報取得部132が取得した周囲状況を示す情報に基づいて、自車両1Aの進行方向に存在する障害物を検出する。
道路幅算出部135は、検出部134が検出した障害物に対向車が含まれる場合に、自車両1Aが走行する道路の幅である道路幅を算出する。
決定部137は、道路幅算出部135が算出した道路幅に基づいて、自車両1Aと対向車とがすれ違うすれ違い位置を決定する。
走行幅算出部138は、すれ違い位置において自車両1Aが走行可能な道路の幅である走行幅を算出する。
制御情報生成部139は、対向車両1Cとのすれ違いのときに、自車両1Aがすれ違い位置に位置し、かつ、走行幅内を走行するように、操舵装置、制動装置及び動力装置の少なくとも1つを制御する制御情報を生成する。制御情報生成部139は、生成した制御情報を自車両1Aの自動運転を制御する自動運転ECU60に送信する。
この構成によれば、自車両1Aが走行可能な道路の道路幅に基づいて自車両1Aが対向車両1Cとすれ違うすれ違い位置を決定し、決定したすれ違い位置において自車両1Aが走行可能な道路の幅である走行幅を算出する。さらに、対向車両1Cとのすれ違いのときに、自車両1Aがすれ違い位置に位置し、かつ、走行幅内を走行するように、操舵装置、制動装置及び動力装置の少なくとも1つを制御する制御情報を生成する。このため、自車両1Aが走行する道路が細街路であっても、走行支援装置100の走行支援によって自車両1Aを対向車両1Cとすれ違わせることができる。
道路幅算出部135は、道路に形成された車道外側線203に基づいて道路幅を算出する。
この構成によれば、自車両1Aが走行可能な道路の道路幅を精度よく算出することができる。
道路幅算出部135は、道路上に設置された電力柱、電信柱及び共用柱の位置に基づいて道路幅を算出する。
この構成によれば、自車両1Aが走行可能な道路の道路幅を精度よく算出することができる。
走行幅算出部138は、道路幅算出部135が算出した道路幅から対向車両1Cの車幅と、予め設定されたマージンとを減算して走行幅を算出する。
この構成によれば、すれ違い位置において、自車両1Aが走行可能な走行幅を精度よく算出することができる。
走行支援装置100は、自車両1Aの車体情報を記憶するメモリ120と、表示装置40及びスピーカ55と、判定部136とを備える。
判定部136は、道路幅算出部135が算出した道路幅と、自車両1A及び対向車両1Cの車幅とに基づいて自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができるか否かを判定する。
また、判定部136は、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができないと判定した場合に、表示装置40及びスピーカ55により報知動作を実行する。
この構成によれば、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができない旨を自車両1Aの運転者に通知することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示したものであって、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、判定部136が自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができないと判定した場合、走行支援装置100は、以下のように動作することができる。
まず、判定部136は、自車両1Aの走行を停止させるように自動運転ECU60に指示を出力する。その後、検出部134が、自車両1Aの後方を撮影した撮影画像を画像解析して、自車両1Aの後方に他車両1Bが存在するか否かを判定する。道路幅算出部135は、自車両1Aの後方に他車両1Bが存在しない場合、自車両1Aの後方の道路の道路幅Wを算出する。判定部136は、道路幅算出部135が算出した道路幅Wに基づき、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができるか否かを判定する。決定部137は、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うことができる場合に、自車両1Aと対向車両1Cとがすれ違うすれ違い位置Pを決定する。走行幅算出部138は、すれ違い位置Pにおける走行幅を算出する。制御情報生成部139は、対向車両1Cとのすれ違いのときに、自車両1Aがすれ違い位置Pに位置し、かつ、走行幅内を走行するように、操舵装置、制動装置及び動力装置の少なくとも1つを制御する制御情報を生成する。
また、図1に示す走行支援装置100の構成を示すブロック図は、本願発明を理解容易にするために、構成要素を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、構成要素は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、図1において、走行支援装置100が、位置検出ユニット10及び周辺監視センサ20の少なくとも一方を一体として備える構成であってもよい。
また、本開示の走行支援方法を、コンピュータを用いて実現する場合、このコンピュータに実行させるプログラムを記録媒体、又はこのプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。記録媒体には、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD、Blu-ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、走行支援装置100が備えるROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。
また、図11に示すフローチャートの処理単位は、走行支援装置100の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。走行支援装置100の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、走行支援装置100の処理は、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。
1A 車両
1B 他車両
1C 対向車両
3 車載装置
5 通信バス
10 位置検出ユニット
20 周辺監視センサ
21 カメラユニット
23 ミリ波レーダ
30 間通信装置
41 タッチパネル
45 タッチセンサ
51 音声処理装置
55 スピーカ
60 自動運転ECU
61 I/O
63 メモリ
65 プロセッサ
70 駆動装置
71 操舵装置
73 動力装置
75 制動装置
77 変速装置
100 走行支援装置
110 I/O
120 メモリ
130 プロセッサ
131 位置取得部
132 外部情報取得部
133 周辺マップ生成部
134 検出部
135 道路幅算出部
136 判定部
137 決定部
137 道路幅算出部
138 走行幅算出部
139 制御情報生成部

Claims (6)

  1. 外部装置が検出した車両の周囲状況を示す情報を取得する外部情報取得部と、
    前記外部情報取得部が取得した前記周囲状況を示す情報に基づいて、前記車両の進行方向に存在する障害物を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記障害物に対向車両が含まれる場合に、前記車両が走行する道路の幅である道路幅を算出する道路幅算出部と、
    前記道路幅算出部が算出した前記道路幅に基づいて、前記車両と前記対向車両とがすれ違うすれ違い位置を決定する決定部と、
    前記すれ違い位置において前記車両が走行可能な道路の幅である走行幅を算出する走行幅算出部と、
    前記対向車両とのすれ違いのときに、前記車両が前記すれ違い位置に位置し、かつ、前記走行幅内を走行するように、前記車両の操舵装置、制動装置及び動力装置の少なくとも1つを制御する制御情報を生成し、生成した前記制御情報を前記車両の自動運転を制御する自動運転制御装置に送信する制御情報生成部と、
    を備える、ことを特徴とする走行支援装置。
  2. 前記道路幅算出部は、道路に形成された車道外側線に基づいて前記道路幅を算出する、ことを特徴とする請求項1記載の走行支援装置。
  3. 前記道路幅算出部は、道路上に設置された電力柱、電信柱及び共用柱の位置に基づいて前記道路幅を算出する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の走行支援装置。
  4. 前記走行幅算出部は、前記道路幅算出部が算出した道路幅から前記対向車両の車幅と、予め設定されたマージンとを減算して前記走行幅を算出する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の走行支援装置。
  5. 前記車両の車体情報を記憶する記憶部と、
    報知部と、
    前記道路幅算出部が算出した前記道路幅と、前記車両及び前記対向車両の車幅とに基づいて前記車両と前記対向車両とがすれ違うことができるか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記車両と前記対向車両とがすれ違うことができないと判定した場合に、前記報知部に報知動作を実行させる、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の走行支援装置。
  6. 外部装置が検出した車両の周囲状況を示す情報を取得するステップと、
    取得した前記周囲状況を示す情報に基づいて、前記車両の進行方向に存在する障害物を検出するステップと、
    検出した前記障害物に対向車両が含まれる場合に、前記車両が走行する道路の幅である道路幅を算出するステップと、
    算出した前記道路幅に基づいて、前記車両と前記対向車両とがすれ違うすれ違い位置を決定するステップと、
    前記すれ違い位置において前記車両が走行可能な道路の幅である走行幅を算出するステップと、
    前記対向車両とのすれ違いのときに、前記車両が前記すれ違い位置に位置し、かつ、前記走行幅内を走行するように、前記車両の操舵装置、制動装置及び動力装置の少なくとも1つを制御する制御情報を生成するステップと、
    生成した前記制御情報を前記車両の自動運転を制御する自動運転制御装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする走行支援方法。
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