JP2015121059A - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドレールの強度を損なわずに、ワイヤの組み付け作業性を向上させたウインドレギュレータを提供する。【解決手段】ガイドレールに対して長手方向に摺動可能に支持されるスライダベースを、ドラムに接続したワイヤによって牽引して移動させるウインドレギュレータにおいて、ドラムを保持するドラムハウジングに、ガイドレールを長手方向へ移動可能に嵌合させる嵌合部を設け、ガイドレールとは別部材からなりドラムハウジングとガイドレールの一方に支持されて他方に当接する規制部材によって、ガイドレールが嵌合部に嵌合した状態でワイヤの緩み方向へのドラムハウジングとガイドレールの相対移動を規制する。【選択図】図6

Description

本発明は、ワイヤ式のウインドレギュレータに関する。
窓ガラスをワイヤ(ケーブル)で牽引して昇降駆動するワイヤ式のウインドレギュレータでは、完成状態でワイヤに張力がかかった状態になっている。そのため、完成状態での部材配置のままワイヤを配索することが作業上難しい。
特許文献1は、窓ガラスを保持するスライダベースをガイドレールに対して長手方向へ移動可能に支持し、ガイドレールの一端と他端にワイヤガイドとドラムを設け、ワイヤガイドに掛け回されてドラムとスライダベースを接続する上昇用ワイヤと、ワイヤガイドに掛け回されずにドラムとスライダベースを接続する下降用ワイヤを有するウインドレギュレータにおける生産性向上を図ったものである。ドラムを収納するドラムハウジングに、ガイドレールの長手方向の移動を許容し、かつガイドレールの長手方向に対する垂直方向への移動を規制するガイドレール収容部を設け、上昇用ワイヤと下降用ワイヤの取り付け時には、ガイドレールの長手方向におけるワイヤガイドとドラムの距離が小さくなるようにガイドレールとドラムハウジングの相対位置を設定し、各ワイヤの取り付け後に、ガイドレールの長手方向におけるガイドレールとドラムハウジングの相対位置を変化させてワイヤガイドとドラムの距離を大きくさせ、各ワイヤが張った状態にする。この状態で、ガイドレールの一部を爪状に折り曲げた(切り起こした)規制部を形成し、該規制部をドラムハウジングの端部に係合させることで、ワイヤガイドとドラムの距離を小さくさせる方向(ワイヤ張力が緩む方向)へのガイドレールとハウジングの相対移動を規制する。
特開2011-231551号公報
近年、ウインドレギュレータの軽量化が進んでおり、これに伴ってガイドレールが薄型化されている。そのため、特許文献1のウインドレギュレータのようにガイドレールの一部を折り曲げてハウジングに係合する規制部を形成すると、規制部の周囲でガイドレールの強度が不足しやすいという問題があった。また、ガイドレールが薄型になるにつれて規制部自体の強度を確保することが難しくなる。仮に強度が不足して規制部が破損すると、ワイヤ張力が緩む方向へのガイドレールとハウジングの相対移動を規制できず、ウインドレギュレータとしての機能が損なわれてしまう。
本発明は、ガイドレールの強度を損なわずに、ワイヤの組み付け作業性を向上させたウインドレギュレータを提供することを目的とする。
本発明は、車両の窓ガラスを昇降させるワイヤ式ウインドレギュレータにおいて、窓ガラスの昇降方向に延びるガイドレールと、窓ガラスを支持してガイドレールに対して長手方向に摺動可能に支持されるスライダベースと、ドラムを回転可能に支持しガイドレールの一方の端部に接続されるドラムハウジングと、ガイドレールの他方の端部に支持されるワイヤガイドと、ドラムとスライダベースを接続してドラムの回転に応じてスライダベースをガイドレールに沿って移動させるワイヤと、ドラムハウジングに設けられガイドレールを長手方向へ移動可能に嵌合させる嵌合部と、ガイドレールとは別部材からなり、ドラムハウジングとガイドレールの一方に支持され、ガイドレールが嵌合部に嵌合した状態でドラムハウジングとガイドレールの他方に当接して、ドラムハウジングとガイドレールのワイヤの緩み方向への相対移動を規制する規制部材を備えたことを特徴とする。
この本発明のウインドレギュレータによれば、ワイヤを緩めた状態で組み付けできるので作業性が良く、またワイヤを張る段階では、ガイドレールとは別部材からなる規制部材によってドラムハウジングに対するガイドレールの相対移動を規制するので、ガイドレールの強度が損なわれることがない。
ドラムハウジングに規制部材を支持する形態では、ガイドレールが嵌合部に嵌合した状態で、規制部材に対してガイドレールの長手方向の端面が当接する構造にすると、ガイドレールの強度確保においてより好ましい効果が得られる。また、ガイドレールに特別な形状加工が不要であるため、ガイドレールの生産性においても有利である。
規制部材によってワイヤが緩む方向へのガイドレールの移動を規制するときに、ガイドレールと規制部材を面接触で当接させることで、ガイドレールの支持安定性を高めることができる。
ドラムハウジングにおける嵌合部は、ガイドレールを挿入可能な差し込み溝を形成する一対の対向部と、この一対の対向部に互いに対向して形成した挿入孔とを有しており、規制部材は、一対の対向部の挿入孔に挿入支持されて差し込み溝内に位置することが好ましい。
以上の本発明によれば、ガイドレールの強度を損なわずに、ワイヤの組み付け作業性を向上させたウインドレギュレータを得ることができる。
本発明を適用したウインドレギュレータの斜視図である。 図1のウインドレギュレータの分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 ウインドレギュレータにワイヤを組み付けている状態を示す斜視図である。 ワイヤ組み付け後にドラムハウジングとガイドプレートを相対移動させてワイヤに張力を与えている状態を示す斜視図である。 ドラムハウジングとガイドプレートの間に規制部材を挿入してワイヤ緩み方向への相対移動を規制する状態を示す斜視図である。 規制部材の挿入部分を拡大して示す斜視図である。 規制部材の異なる実施形態を示す斜視図である。
図1に示すウインドレギュレータ10は、ガイドレール11と、ガイドレール11の長手方向に可動に支持されるスライダベース12と、ガイドレール11の長手方向の一端部付近に回転可能に支持されたプーリー(ワイヤガイド)13と、ガイドレール11の長手方向の他端部側に接続されたドラムハウジング14と、ドラムハウジング14内に回転可能に支持されたドラム15(図2、図3)と、ドラム15を回転駆動させる駆動部16と、スライダベース12に対して正逆方向の牽引力を与える第1ワイヤ17及び第2ワイヤ18を有する。
ガイドレール11は、金属等の板状材から形成した長尺材であり、コ字状断面をなす中央部11aの両側に、側方へ突出するフランジ11bを有している。ガイドレール11にはブラケット20、21が取り付けられ、完成状態のウインドレギュレータ10が、車両用ドアを構成するインナパネル(不図示)に対してブラケット20、21を介して固定される。このときガイドレール11は窓ガラスの昇降方向(上下方向)に長手方向を向けて設置され、プーリー13を支持する端部が上側、ドラムハウジング14に接続する端部が下側となる。これに対応して、ガイドレール11のうちプーリー13を支持する側の端部を上端部、ドラムハウジング14に接続する端部を下端部と呼ぶ。
スライダベース12は、図示を省略する窓ガラスを支持しており、ガイドレール11のフランジ11bに対して、該ガイドレール11の長手方向に摺動可能に嵌合する。プーリー13は、ガイドレール11の上端部付近に設けられる支持軸25(図2)に対して回転可能に支持されており、外周部分にガイド溝13aを有する。なお、回転部材でなくガイドレール11に対して固定された部材としてプーリー13を構成することも可能である。
図3に示すように、ドラムハウジング14に形成した凹部14a内にドラム15が回転可能に支持されている。凹部14aからドラムハウジング14の上面側に連通するワイヤ挿通溝14b(図7)が形成されている。ドラムハウジング14には第1ワイヤ17と第2ワイヤ18を挿通させる一対のワイヤ挿通溝14bが形成されているが、図7には第1ワイヤ17を挿通させる一方のワイヤ挿通溝14bのみが図示されている。ドラム15の外周面には螺旋状のワイヤ巻取り溝15aが形成されている。ドラム15の中心に形成した回転伝達孔15bに対して、駆動部16に設けた駆動軸16aが嵌合しており、駆動部16に設けたモータ22の駆動力で駆動軸16aを回転させることによってドラム15を正逆に回転させることができる。駆動部16は、固定ビス23(図2)を用いてドラムハウジング14に固定される。
第1ワイヤ17は、中間部分がプーリー13のガイド溝13aに掛け回されており、プーリー13からガイドレール11に沿って下方に延びる一対の部分のうち一方の端部がドラム15に接続している。第1ワイヤ17の他方の端部には、エンドキャップにコイルバネを取り付けた構造のエンド部17aが設けられており、このエンド部17aがスライダベース12のワイヤ接続部12aに接続している。第2ワイヤ18は、一方の端部がドラム15に接続し、他方の端部に第1ワイヤ17のエンド部17aと同様の構造のエンド部18aが設けられている。第2ワイヤ18のエンド部18aは、第1ワイヤ17のエンド部17aとは反対側から(すなわち下方から)スライダベース12のワイヤ接続部12aに接続している。このようにドラム15とスライダベース12に接続した状態で、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18にはそれぞれ張力が付与され、この張力は各ワイヤ17、18が延設されるガイドレール11の長手方向に沿って作用する。第1ワイヤ17と第2ワイヤ18はそれぞれ、対応するワイヤ挿通溝14bを通してドラムハウジング14の凹部14a内に挿入されており、該凹部14a内のドラム15の回転によってワイヤ巻取り溝15aへの巻き掛け量が変化する。ワイヤ巻取り溝15aへの第1ワイヤ17の巻き掛け量が多くなる方向にドラム15を回転させると、第1ワイヤ17に牽引されてスライダベース12がプーリー13に近づく方向(上方)に移動する。逆にワイヤ巻取り溝15aへの第2ワイヤ18の巻き掛け量が多くなる方向にドラム15を回転させると、第2ワイヤ18に牽引されてスライダベース12がドラムハウジング14に近づく方向(下方)に移動する。
ドラムハウジング14は、ガイドレール11の下端部を嵌合させる嵌合部30を有する。嵌合部30は、上方を向く当付面30aから上方へ向けて突出する角突起(対向部)30bと押さえ突起(対向部)30cとを有し、図3に示すように、角突起30bと押さえ突起30cの間に差し込み溝30dが形成されている。角突起30bと押さえ突起30cには、差し込み溝30dを挟んで対向する位置関係にある規制部材挿入孔30eと規制部材挿入孔30fが形成されている(図3参照)。規制部材挿入孔30fは押さえ突起30cを貫通している。規制部材挿入孔30eと規制部材挿入孔30fに対して規制部材31を挿入可能である。規制部材挿入孔30eと規制部材挿入孔30fは円形断面孔であり、規制部材31はこの円形断面孔にガタなく嵌る円柱状のピンである。図3に示すように、規制部材31は規制部材挿入孔30eと規制部材挿入孔30fに対する両持ち状態で挿入支持され、この状態で規制部材31の中間部分が差し込み溝30d内に位置する。規制部材31は、規制部材挿入孔30e、30fに対して圧入によって挿入されて抜け止めされる。
図7に示すように、中央部11aの内面を角突起30bの外面に沿わせる形でガイドレール11の下端部を嵌合部30に嵌合させることができる。この嵌合状態では、角突起30bの両側面に対して中央部11aの両側面が当接し、かつ図3に示すように中央部11aの一部が差し込み溝30dに挿入されて角突起30bと押さえ突起30cに挟まれるため、ドラムハウジング14に対してガイドレール11は、その長手方向と垂直な方向への移動が規制される。一方、この嵌合状態では、ドラムハウジング14に対してガイドレール11は長手方向の移動が許されており、ガイドレール11の下端面が当付面30aに当て付くまでガイドレール11を下方に移動させることができる。
以上のように構成されるウインドレギュレータ10は、次のように組み立てられる。まず、ガイドレール11に対して、スライダベース12を摺動可能に支持させると共に、支持軸25を介してプーリー13を軸支させる。また、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18はそれぞれ、図1に示すウインドレギュレータ10の完成状態で適切な張力を有するように長さを設定しておく。ブラケット20とブラケット21は任意のタイミングでガイドレール11に取り付けられる。
続いて第1ワイヤ17と第2ワイヤ18の各々の一端と他端をスライダベース12とドラム15に接続する。このとき、図4に示すように、ドラムハウジング14の嵌合部30にガイドレール11の下端部を嵌合させ、さらにガイドレール11の下端面が当付面30aに当て付くまで差し込み溝30d内に深く差し込んだ状態にして、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18の配索を行う。具体的には、第1ワイヤ17については、プーリー13のガイド溝13aに掛け回すと共に一端と他端をスライダベース12のワイヤ接続部12aとドラム15に接続させ、第2ワイヤ18については、プーリー13を経由せずに一端と他端をスライダベース12のワイヤ接続部12aとドラム15に接続させる。ガイドレール11の下端面が当付面30aに当て付く状態では、ガイドレール11の長手方向において、プーリー13とドラム15の距離、スライダベース12(ガイドレール11上の所定位置にあるものとする)とドラム15の距離がそれぞれウインドレギュレータ10の完成状態に比して短くなっているため、図4に示す通り、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18の両方に張力がかからない弛緩した状態で配索を行うことができる。
続いて、図5に示すように、ガイドレール11の下端面が当付面30aから離れる方向にガイドレール11とドラムハウジング14を相対移動させる。図5では、ガイドレール11に対してドラムハウジング14を下方に移動させる動きを矢印Fで示しているが、ドラムハウジング14に対してガイドレール11を上方に移動させてもよい。このガイドレール11とドラムハウジング14の相対移動によって、プーリー13とドラム15の距離が大きくなり、かつスライダベース12とドラム15の距離が大きくなり、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18の張力が増加する。
ガイドレール11の下端面が規制部材挿入孔30e及び規制部材挿入孔30fよりも上方に達したところで、図6及び図7に示すように規制部材31を規制部材挿入孔30fに挿入する。図3に示すように、規制部材31は差し込み溝30d内を横切って規制部材挿入孔30eの内部に達するまで挿入され、該規制部材挿入孔30eと規制部材挿入孔30fによる支持を受ける両持ち状態になる。このときガイドレール11には、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18の張力によって該ガイドレール11の下端部を当付面30aに接近させる方向の力が作用するが、図3に示すように、差し込み溝30d内を横切る規制部材31に対してガイドレール11の下端面が当接することでガイドレール11の下方への移動、すなわち第1ワイヤ17と第2ワイヤ18の張りを緩める方向への移動が規制される。その結果、図1に示すように第1ワイヤ17と第2ワイヤ18が張られた状態が維持されてウインドレギュレータ10が完成する。
以上のように、本実施形態のウインドレギュレータ10では、ガイドレール11の下端部をドラムハウジング14の嵌合部30に嵌合させ、嵌合部30によって、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18を緩める位置(図4)と第1ワイヤ17と第2ワイヤ18を張らせる位置(図1、図5、図6)にガイドレール11を移動可能に案内し、張力がかからない前者の位置で第1ワイヤ17と第2ワイヤ18の組み付けを行うため、組み立て時の作業性に優れている。また、第1ワイヤ17と第2ワイヤ18に張力がかかる後者の位置は、ガイドレール11とは別部材からなる規制部材31を用いて維持するため、ガイドレール11の強度に影響を及ぼさずにドラムハウジング14に対するガイドレール11の長手方向の位置を決めることができる。
ドラムハウジング14に対してガイドレール11の位置を決める際には、ガイドレール11の下端面を規制部材31や当付面30aに対して当接させており、ガイドレール11において位置決めのための特別な部位を設けていないため、ガイドレール11の生産性や製造コストの面でも優れている。また、ガイドレール11の下端面を規制部材31に当接させる構造にすることで、該当接状態においてガイドレール11の全体で長手方向の圧縮荷重を受けることとなるため、ガイドレール11の一部のみでワイヤ張力による荷重を受ける構造に比べて、耐荷重性に優れている。
図8に示す別実施形態では、円柱状の規制部材31に代えて、角板状の規制部材32を用いている。押さえ突起30cに貫通形成した規制部材挿入孔30gは、規制部材32の形状に対応した角孔となっている。図8には表れていないが、角突起30bにも規制部材挿入孔30gと同じ断面形状の規制部材挿入孔が形成されており、先の実施形態と同様に、規制部材挿入孔30gと角突起30bの規制部材挿入孔に対して規制部材32が両持ち状態で挿入支持(圧入)される。規制部材32は、ガイドレール11の下端面に面接触し、ワイヤ張設状態において先の実施形態の規制部材31よりも広い領域で荷重を受けるため、ガイドレール11の支持安定性を高めることができる。
以上、図示実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は図示した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて改良や改変が可能である。例えば、ガイドレール11に当接する規制部材の形状は、円柱状の規制部材31や角板状の規制部材32以外の形状を用いることもできる。
また、図示実施形態の嵌合部30は、角突起30bと押さえ突起30cの間に差し込み溝30dを設けた構成であるが、嵌合部の構成は、ガイドレールの断面形状に応じて適宜変更することが可能である。
また、図示実施形態では、ガイドレール11の端部に設けるワイヤガイドとして回転部材であるプーリー13を用いているが、ガイドレール11に対して固定的に支持されるタイプのワイヤガイドを用いたウインドレギュレータについても本発明は適用可能である。
また、図示実施形態では、ガイドレール11の端面に規制部材31、32を当接させてワイヤ緩み方向へのガイドレール11とドラムハウジング14の相対移動を規制しているが、これと異なる構成を採用することも可能である。例えば、ガイドレールに孔部を形成し、この孔部に挿入した規制部材をドラムハウジングの一部に対して当接させることによっても、ワイヤ緩み方向へのガイドレールとドラムハウジングの相対移動を規制することができる。
また、図示実施形態では、規制部材31、32が規制部材挿入孔30e、30f、30gなどに対して圧入によって挿入されて抜け止めされるが、圧入以外の態様で規制部材の抜け止めを行ってもよい。
10 ウインドレギュレータ
11 ガイドレール
11a 中央部
11b フランジ
12 スライダベース
12a ワイヤ接続部
13 プーリー(ワイヤガイド)
13a ガイド溝
14 ドラムハウジング
14a 凹部
14b ワイヤ挿通溝
15 ドラム
15a ワイヤ巻取り溝
15b 回転伝達孔
16 駆動部
16a 駆動軸
17 第1ワイヤ
18 第2ワイヤ
20 21 ブラケット
22 モータ
23 固定ビス
25 支持軸
30 嵌合部
30a 当付面
30b 角突起(対向部)
30c 押さえ突起(対向部)
30d 差し込み溝
30e 30f 30g 規制部材挿入孔
31 32 規制部材

Claims (4)

  1. 車両の窓ガラスを昇降させるワイヤ式ウインドレギュレータにおいて、
    上記窓ガラスの昇降方向に延びるガイドレール;
    上記窓ガラスを支持し、上記ガイドレールに対して長手方向に摺動可能に支持されるスライダベース;
    ドラムを回転可能に支持し、上記ガイドレールの一方の端部に接続されるドラムハウジング;
    上記ガイドレールの他方の端部に支持されるワイヤガイド;
    上記ドラムと上記スライダベースを接続し、上記ドラムの回転に応じて上記スライダベースを上記ガイドレールに沿って移動させるワイヤ;
    上記ドラムハウジングに設けた、上記ガイドレールを長手方向へ移動可能に嵌合させる嵌合部;及び
    上記ガイドレールとは別部材からなり、上記ドラムハウジングと上記ガイドレールの一方に支持され、上記ガイドレールが上記嵌合部に嵌合した状態で上記ドラムハウジングと上記ガイドレールの他方に当接して、上記ドラムハウジングと上記ガイドレールの上記ワイヤの緩み方向への相対移動を規制する規制部材;
    を備えたことを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 請求項1記載のウインドレギュレータにおいて、上記ドラムハウジングに上記規制部材が支持され、上記ガイドレールが上記嵌合部に嵌合した状態で上記ガイドレールの長手方向の端面が上記規制部材に当接するウインドレギュレータ。
  3. 請求項1または2記載のウインドレギュレータにおいて、上記ガイドレールと上記規制部材は面接触で当接するウインドレギュレータ。
  4. 請求項1ないし3記載のウインドレギュレータにおいて、
    上記嵌合部は、上記ガイドレールを挿入可能な差し込み溝を形成する一対の対向部と、該一対の対向部に互いに対向して形成した挿入孔とを有し、
    上記規制部材は、上記挿入孔に挿入支持されて上記差し込み溝内に位置するウインドレギュレータ。
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