JP2015120329A - 用紙接着装置及び封入封緘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】糊塗布対象となる用紙に対し、接着処理直後に短時間で接着力を発現させ、且つ完成品となった後は適度な接着強度が得られるように糊を塗布すること。【解決手段】糊塗布部123において用紙接着処理後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが本接着されるのに必要な厚さで塗布される本接着部分Aaと、用紙接着処理直後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが短時間で仮接着されるように本接着部分Aaよりも所定高さだけ薄く塗布される仮接着部分Abとを設けるように封筒用紙PEの糊塗布領域PAに糊Aを塗布する。そして、用紙接着部125で内容物Pを内包した状態の封筒用紙PEにおける糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接した状態で所定の圧力を加えて接着処理する。【選択図】図2

Description

本発明は、用紙の所定箇所に糊を塗布し、この糊塗布領域と被接着領域とを当接した状態で圧着して接着する用紙接着装置及び該装置を用いて糊付けした封筒用紙で内容物を封入封緘する封入封緘装置に関するものである。
下記特許文献1には、第1の搬送方向と直交する方向の用紙両端部に接着剤を塗布する第1の接着剤塗布機構と該第1の接着剤塗布機構による接着剤塗布位置よりも用紙内方側にミシン目加工する第1のミシン目加工機構とを設けた第1の搬送部と、折り畳んだ状態の用紙を上下方向に開放する開放機構と用紙の開放端部に第1の搬送方向と直交する第2の搬送方向と平行に接着剤を塗布する第2の接着剤塗布機構と用紙の上側の折り片を下側折り片に重ね合わせて上下の折り片を接着する封止機構とを設けた第2の搬送方向に搬送する第2の搬送部とを備え、用紙を二つ折りあるいは三つ折り又はそれ以上に折り畳み、接着剤塗布位置に接着剤を塗布して封止する用紙の糊付け装置が開示されている。
特開2011−121737号公報
ところで、本願出願人は、これまで圧着糊や再湿糊が予め塗布された既成の封筒用紙に所定の折りを施した封筒に内容物を封入封緘する封入封緘装置に関する研究開発に従事してきたが、今回新たに一般的な枚葉紙(以下、単に「用紙」という)の所定箇所に糊を塗布したものを封筒用紙として使用する封入封緘装置の開発に着手した。そして、本願出願人は、新規の装置開発にあたり、用紙に糊を塗布したものを封筒として使用したときに起こる問題点を認識するようになった。
(問題点1)
用紙に塗布する糊の量を多くした場合(すなわち、糊を厚く塗布した場合)は、塗布した糊の量が多いため完成品となった後は強固な接着強度が得られるので輸送等によって衝撃を受けたとしても接着部分が剥がれることはないが、塗布した糊の量が多い分だけ接着力発現時間を多く必要とするため、用紙接着処理直後では折り込まれた内容物の膨らみや折りの復元力によって接着部分から剥がれてしまうことがある。
(問題点2)
用紙に塗布する糊の量を少なくした場合(すなわち、糊を薄く塗布した場合)は、塗布した糊の量が少ないので接着力発現時間が少なくて済み、用紙接着処理直後であっても折り込まれた内容物の膨らみや折りの復元力によって接着部分から剥がれることはないが、塗布した糊の量が少ないため完成品となった後は十分な接着強度が得られず輸送等によって衝撃を受けたときに接着部分から剥がれてしまうことがある。
従って、特許文献1に開示されるような周知の糊塗布装置を用いて用紙に糊を塗布したとしても、図16に示すように塗布方向と直交する断面形状が、表面張力によって糊表面の角部分に多少高さの誤差が見受けられるもののほぼ均一の高さで塗布されるため、仮に塗布する糊の量を調整したとしても用紙接着処理後に上記各問題が起こる可能性が高く、封緘不良が発生しまうという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、圧着による用紙接着処理後に短時間で接着力を発現して内容物の膨らみによる接着部の剥がれを防止しつつ、完成品が輸送等による衝撃にも耐え得る接着強度が確保できるように糊を用紙に塗布できる用紙接着装置及び該装置を用いて糊付けした封筒用紙で内容物を封入封緘する封入封緘装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、請求項1記載の用紙接着装置は、用紙の糊塗布領域に糊を塗布する糊塗布部と、
前記糊が塗布された状態の前記糊塗布領域と該糊塗布領域と接着される被接着領域とを当接した状態で所定圧力を加えて前記糊塗布領域と前記被接着部分を接着する用紙接着部と、を備え、
前記糊塗布部は、前記用紙接着部による接着処理後に前記糊塗布領域と前記被接着領域との接着状態を維持する厚さを有する本接着部分と、
仮接着をするために前記本接着部分の厚さよりも薄くした仮接着部分と、
が設けられるように前記糊を前記糊塗布領域に塗布することを特徴とする。
請求項2記載の用紙接着装置は、請求項1記載の用紙接着装置において、前記本接着部分の半分以下の厚さとなる前記仮接着部分を、前記本接着部分の塗布位置から塗布直後の前記本接着部分の厚さ以上離れた位置に形成することを特徴とする。
請求項3記載の用紙接着装置は、請求項1又は2記載の用紙接着装置において、前記糊塗布部は、前記用紙の糊塗布領域に前記糊を塗布したときに、前記本接着部分と前記仮接着部分とが所定の厚さとなるように形成された塗布溝を有する糊塗布ローラを有することを特徴とする。
請求項4記載の用紙接着装置は、請求項1又は2記載の用紙接着装置において、前記糊塗布部は、前記本接着部分を形成する第一ディスペンサと、
前記仮接着部分を形成する第二ディスペンサと、
前記第一及び第二ディスペンサの糊塗布動作を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の用紙接着装置は、請求項1、2又は4記載の用紙接着装置を用いて封筒用紙の糊塗布領域に糊を塗布し、この糊塗布済みの封筒用紙に内容物を入れた状態で前記糊塗布領域を当該封筒用紙の被接着領域に接着して封入封緘して封緘物を作製する封入封緘装置であって、
前記仮接着部分は、前記本接着部分より短い帯状に形成され、且つ前記封緘物の厚みに応じて、その塗布位置と塗布数の増減が制御されることを特徴とする。
請求項1記載の用紙接着装置によれば、糊塗布部で用紙の糊塗布領域に所定の厚み差を設けた状態で糊を塗布することで、用紙接着部で圧着による用紙接着処理をしたときに、用紙接着処理直後は仮接着部分が短時間で仮接着して内容物の膨らみや折りの復元力による接着部の剥がれを防止しつつ、用紙接着処理後に完成品は本接着部分が強固に接着することで輸送等の衝撃にも耐え得る程度の接着強度を確保することができる。
請求項2記載の用紙接着装置によれば、糊塗布領域に塗布される本接着部分の塗布位置から本接着部分の厚さ以上離れた位置に仮接着部分を塗布することにより、圧着して糊塗布領域と被接着領域とを接着したときに本接着部分の糊が仮接着部分に及ぶことなく、即座に仮接着部分による接着力を得ることができる。
請求項3記載の用紙接着装置によれば、封筒用紙の糊塗布領域に本接着部分と仮接着部分とが所定の厚さとなるように糊を塗布するための塗布溝が形成された糊塗布ローラで糊を塗布するため、一度糊の塗布形状を設定して糊塗布ローラに塗布溝を形成するだけで複雑な制御を必要とせずに安定して所望の塗布形状で糊塗布領域に糊を塗布することができる。
請求項4記載の用紙接着装置によれば、封筒用紙の糊塗布領域に本接着部分と仮接着部分とを塗布するディスペンサで糊を塗布する構成であるため、例えば糊塗布領域内の任意の位置や任意の数だけ本接着部分や仮接着部分を塗布するような場合であっても容易に糊を塗布することができる。
請求項5記載の封入封緘装置によれば、内容物の折り部分のように膨らみを持つ厚い部分と対応する位置に必要な数だけ仮接着部分を形成するように糊を塗布することで、封緘後に内容物の厚い部分によって接着部が剥がれることのない良好な封書作製処理を実施することができる。また、内容物の枚数や折り方によって規定される内容物の厚みに応じて適切な位置に仮接着部分を塗布することができるため、糊の使用量を節約することができる。
本発明に係るローラ方式の用紙接着装置が搭載される封書作製装置の概略構成図である。 本装置で使用する封筒用紙及び糊塗布形状を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 (a)は薄塗り(塗工厚0.03mm)したW/Oエマルション接着剤の塗布直後の状態を示す図であり、(b)は図3(a)の塗布状態から用紙を圧着したときの状態を示す図であり、(c)は厚塗り(塗工厚0.1mm)したW/Oエマルション接着剤の塗布直後の状態を示す図であり、(d)は図3(c)の塗布状態から用紙を圧着したときの状態を示す図である。 本装置を側面視した概略構成図である。 本装置を平面視した概略構成図である。 本装置の機能ブロック図である。 (a)〜(f)は用紙に塗布された糊の塗布形状の一例を概念的に示した図である。 (a)〜(g)は用紙接着処理時における糊の形状変化や接着状態を示した図である。 本発明に係るディスペンサ方式の用紙接着装置が搭載される封書作製装置の概略構成図である。 ディスペンサ方式の糊塗布部の構成例を示す斜視図である。 封筒用紙における仮接着部分の塗布位置の一例を示す図である。 (a)は比較的薄い内容物の枚数と折り方によって規定される仮接着部分の塗布位置の関係を示す仮塗布領域テーブルの一例を示す図であり、(b)は比較的厚い内容物の枚数と折り方によって規定される仮接着部分の塗布位置の関係を示す仮塗布領域テーブルの一例を示す図である。 (a)は3枚の内容物を二つ折りにして作製された封書の断面図であり、(b)は図13(a)の封書を作製するときの本接着部分と仮接着部分の塗布状態を示す平面図である。 (a)は3枚の内容物を内三つ折りにして作製された封書の断面図であり、(b)は図13(a)の封書を作製するときの本接着部分と仮接着部分の塗布状態を示す平面図である。 本接着部分と仮接着部分との塗布状態の一例を示す図であり、(a)は本接着部分の塗布面の一部を帯状に切り欠いた場合、(b)は本接着部分の塗布面の一部を凹状に形成した場合である。 従来の装置における糊の塗布形状を断面で示した図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者等により考え得る実施可能な他の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれるものとする。
本発明の用紙接着装置1では、糊Aが塗布される糊塗布領域PAが位置決めされた封筒となる用紙(以下、「封筒用紙PE」という)と、この封筒用紙PEに所定の折りを施して作製された封筒に封入される内容物Pとなる用紙は、それぞれ一般的な枚葉紙(以下、単に「用紙」という)を使用する。
また、図2(a)又は(b)に示すように、封筒用紙PEの糊塗布領域PAに塗布される糊Aは、用紙接着処理後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが本接着(つまり、完成品となった後、輸送等によって衝撃を受けても糊塗布領域PAと被接着領域PBとが接着した箇所(以下、単に「接着部」という)が剥がれずに維持される接着状態)されるのに必要な厚さ(量)で塗布される「本接着部分Aa」と、用紙接着処理直後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが短時間で仮接着(つまり、完成品となったときに輸送等の衝撃には耐えられないが、用紙接着処理直後であっても折り込まれた内容物Pの膨らみや折りの復元力によって接着部から剥がれないように維持される接着状態)されるように本接着部分Aaよりも所定高さだけ薄く塗布される「仮接着部分Ab」とを設けた状態で、後述する糊塗布部123によって塗布される。
なお、本発明で使用する「糊」とは、塗布前は接着力を保持する溶質が溶媒に分散した状態で乾燥しにくい耐乾燥性と、所定の圧力を加えることで溶媒が蒸発又は用紙に吸収・乾燥して溶質による接着力を発揮する接着力発現性と、用紙に塗布したときに所定の厚さや形状が維持できる程度の粘性とを兼ね備えた液体状の糊であり、エマルション接着剤が好ましく、特にW/O型エマルション接着剤が好ましい。本願出願人は、このようなW/O型エマルション接着剤として先に特開2014−47219号、特開2013−127037号、特開2013−127036号等の文献に記載された発明を出願している。なお、特開2013−237818号に記載されたような、所謂ダブルエマルション型接着剤も、本件発明の接着剤として使用可能である。
図3は、W/O型エマルション接着剤の状態変化について示す図であり、(a)、(b)は薄塗りの場合、(c)、(d)は厚塗りの場合を示している。油層中に水層の接着成分をもつW/O型エマルション接着剤は、油層が用紙に浸透することで用紙と接着剤成分が直接接触して接着が行われる。水層の粒子径は、紙の繊維間隔よりも大きく設定されており、圧着することで油層は用紙の中への浸透が促進されるが、接着剤成分は紙の表面に残るので速乾する。
図3(a)、(b)に示すように、油層の体積よりも十分に紙の隙間の体積が大きい場合(つまり薄塗りの場合)、塗工厚みが薄いため油層はその殆どの量が紙に浸透するので短時間に接着が完了するが、接着力は接着剤の量に比例するため、強固な接着量には満たない。一方、図3(c)、(d)に示すように、油層の体積と紙の隙間の体積が近似している場合(つまり厚塗りの場合)、塗工厚みが厚いため油層が紙に浸透するまでの時間が遅く接着に時間を要するが、接着剤の量が多いため強固な接着力が得られる。以上のことから、糊Aを用紙に塗布した直後の状態において、仮接着部分Abとなる薄塗布部分の糊の厚さは、本接着部分Aaとなる厚塗布部分の厚さの半分以下とするのがよく、それよりも糊Aの厚さを厚くしてしまうと短時間で仮接着することが難しくなり、期待する効果が得られなくなる。従って、本装置では、仮接着部分Abとなる糊Aの厚さを、本接着部分Aaとなる糊の厚さよりも半分以下となるように塗布している。
[封書作製装置について]
まず、本発明に係る用紙接着装置1が搭載される封書作製装置100について説明する。図1に示すように、封書作製装置100は、封書に封入される内容物Pとなる用紙や内容物Pを封入する封筒用紙PEに対して所定の印刷処理を施す印刷ユニット(印刷装置)110と、印刷ユニット110で所定の印刷処理が施された内容物Pや封筒用紙PEに必要な折りを施した後に封筒用紙PEで内容物Pを包み込むように封入し封緘して封書を作製する封入封緘ユニット120(封入封緘装置)とで構成されている。
<印刷ユニットについて>
印刷ユニット110は、封筒用紙PEや内容物Pに所定の印刷処理を施して後段の封入封緘ユニット120に排出する装置である。
筐体内部の給紙トレイ111bや筐体側面の給紙台111aに積層された複数種類の用紙(内容物Pや封筒用紙PEとなる枚葉状の用紙)を所定のタイミングで各用紙を給紙する給紙部111と、導入路112から搬送された用紙を水平搬送する第1搬送経路113aとこの第1搬送経路113aを介して両面印刷時などに内容物Pが搬送される閉ループ状の第2搬送経路113bからなる搬送経路113と、搬送経路113で搬送された内容物Pに対して印刷処理を行う印刷手段114と、内容物Pを封入封緘ユニット120に排出する第1排出路115と、第2搬送経路113bを搬送された内容物Pを筐体外に排出する第2排出路116と、第2搬送経路113bを搬送された内容物Pを受け入れた後に逆行させて再度第2搬送経路113bに戻して内容物Pの表裏を反転させるスイッチバック路117とを備えている。
<封入封緘ユニットについて>
封入封緘ユニット120は、封筒用紙PE及び内容物Pとなる各用紙に対して必要な折りを施して封筒用紙PEで内容物Pを包み込むように封入封緘処理をして封書を作製する装置である。なお、本形態例では封筒用紙PEを三つ折りにして内容物Pを包み込むように収容する装置であるが、封筒用紙PEの折り回数や折り方に関しては作製する完成物の形状や用途に応じて種々の形態があるため特に限定はされない。
詳述すると、内容物用搬送経路に沿って内容物Pとなる用紙を搬送しながら必要に応じて所定の折りを施す複数の折りローラからなる内容物折り部121と、封筒用紙用搬送経路に沿って封筒用紙PEとなる用紙を搬送する用紙搬送部122と、封筒用紙PEの糊塗布領域PAに必要量の糊Aを塗布する糊塗布部123(本図ではローラ式の糊塗布部123X)と、搬送に伴って封筒用紙PEの一部を折り畳みながら内容物Pを包み込むように収容する収容部124と、搬送に伴って封筒用紙PEの糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接させた状態で圧着による用紙接着処理を行って封緘する用紙接着部125と、封緘処理された封書を装置筐体外部の排出トレイ126aまで排出搬送する排出部126と、を備えている。
また、封書作製装置100は、例えば封書作製に必要な条件が設定された封書作製ジョブ等の封書作製装置100を構成する各部を駆動するのに必要な情報を記憶する統括記憶部(記憶部)127と、封書作製装置100を構成する各部の駆動制御を行う統括制御部(制御部)128と、を備えている。
なお、封書作製ジョブには、例えば封書の作製通数、使用する封筒用紙PEにより作製される封筒に関する封筒情報(例えば印刷枚数、フォームサイズ、封筒用紙PEが封筒形状となったときの封筒サイズ、印刷条件(片面印刷/両面印刷)、印刷する印刷画像データ、折り方等を示す情報)と、内容物Pとなる用紙に関する内容物情報(例えば印刷部数、内容物枚数情報、出力サイズ、片面印刷/両面印刷設定、印刷する印刷画像のデータ、折り方等を示す情報)等、封書を作製するのに必要な情報が含まれている。
また、封書作製装置100が封書作製ジョブの入手方法としては、ユーザが使用するPC等の外部端末装置から入手する方法、予め設定した封書作製ジョブを記憶させたUSBメモリ等の補助記憶装置を介して入手する方法、装置本体に各種入力キーやタッチパネル等で構成される設定入力手段を具備させ封書作製ジョブを設定する方法、予め設定した封書作製ジョブを記憶する外部サーバから通信ネットワークを介して入手する方法等がある。
そして、本発明に係る用紙接着装置1は、上述した封書作製装置100における「糊塗布部123X」と「用紙接着部125」等の機能を備えており、封筒用紙PEの糊塗布領域PAに所定量の糊Aを塗布し、封筒用紙PEで所定の折りが施された内容物Pを包み込むように収容した状態で搬送される封筒用紙PEにおける糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接させたまま所定の圧力を加えて用紙接着処理を行って内容物Pを封筒内に封緘している。
[用紙接着装置について]
次に、本発明に係る用紙接着装置1について、図4〜図8を参照しながら説明する。 本例の用紙接着装置1は、封筒用紙PEの糊塗布領域PAに糊Aを塗布し、所定の折りが施された単枚又は複数枚の内容物Pが封筒用紙PEで包み込むように収容された状態で搬送されると、糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接した状態で圧着して用紙接着処理を行う装置である。
なお、本実施例では、本装置を封入封緘ユニット120に搭載した例であるため、封筒用紙PEで内容物Pを包み込む処理を収容部124で行っている。また、本装置の搭載先を封入封緘ユニット120としているため、封入封緘ユニット120の構成として説明しているが、本装置単体で使用することもできる。
用紙接着装置1は、図4〜図6の何れかに示すように、用紙搬送部122と、糊塗布部123Xと、用紙接着部125と、記憶部127と、制御部128とを備えて構成されている。
なお、用紙接着装置1を封書作製装置100に搭載した際に、図4や図6では糊塗布部123Xと用紙接着部125との間に内容物Pを封筒用紙PEに包み込むように内包する収容部124が配置されるが、図中では収容部124の図示を省略する。
用紙搬送部122は、前段の印刷ユニット110から分岐して搬送された封筒用紙PEを糊塗布部123Xへ搬送する搬送ローラ対122aと、印刷ユニット110から搬送される封筒用紙PEを検知するためのフォトセンサ等の光学センサからなる用紙検知手段122bとを備えている。用紙搬送部122は、制御部128からの制御により、印刷ユニット110から搬送される封筒用紙PEを検知すると、これを示す用紙検知信号を制御部128に出力し、糊塗布部123Xの糊塗布タイミングと同期するように搬送ローラ対122aを駆動制御して適切な搬送タイミングで封筒用紙PEを搬送している。
糊塗布部123Xは、封筒用紙PEの糊塗布領域PAに糊Aを塗布する糊塗布ローラ123Xaと、糊塗布ローラ123Xaに対し所定のギャップを介して配置され、このギャップから糊塗布ローラ123Xaの外周面に供給される糊Aの量を一定に保持する供給量調整ロール123Xbと、搬送された封筒用紙PEを糊塗布ローラ123Xaに押し付ける押圧手段であるプレスローラ123Xcと、を備えている。本例では、図4に示すように、封筒用紙PEの搬送方向両端側に糊塗布領域PAが2箇所あるため、各糊塗布領域PAに対応させるように、糊塗布ローラ123Xaと供給量調整ロール123Xbの組み合わせを2組配設している。
また、糊塗布ローラ123Xaの外周面の所定箇所には、糊塗布領域PAに塗布された糊Aに本接着部分Aaと仮接着部分Abとが設けられるように、糊Aの塗布形状に合わせて形成された塗布溝123Xdが形成されている。
糊塗布部123Xは、糊塗布ローラ123Xaに所望の糊塗布形状となるような塗布溝123Xdを形成し、糊塗布ローラ123Xaから所定のギャップを介して設置された供給量調整ロール123Xbによって不図示の糊供給手段から供給された糊Aを一定の供給量で保持させながら糊塗布ローラ123Xaの外周面に供給する。そして、プレスローラ123Xcで搬送された封筒用紙PEを糊塗布ローラ123Xaに押し付けながら糊Aを塗布することで封筒用紙PEの糊塗布領域PAに塗布している。
ここで、糊塗布部123Xで塗布される糊Aの塗布形状の例について図7(a)〜(f)を参照しながら説明する。
なお、以下で説明する糊Aの塗布形状は一例であり、少なくとも糊塗布領域PAに塗布された糊Aに本接着部分Aaと、仮接着部分Abとが設けられ、用紙接着処理後に双方の領域が機能を果たすような形状であれば同等の効果を奏する。また、糊Aの粘性や表面張力等により、実際に塗布した際は糊Aの角部分が微小の丸みを帯びた状態となる場合もあるが、少なくとも糊塗布領域PAに塗布された糊Aに本接着部分Aaと仮接着部分Abとがそれぞれ機能を果たせる程度の厚み差を持った状態(例えば本接着部分Aaの厚みが仮接着部分Abの厚みの3倍以上)で設けられていればよい。
図7(a)〜(c)に示す糊Aの塗布形状は、何れも本接着部分Aaと仮接着部分Abとが一体に形成された形状である。具体的に説明すると、図7(a)は糊塗布方向に沿って連続する本接着部分Aaの間に同じく糊塗布方向に沿って連続する仮接着部分Abを一体に設け、糊塗布方向と直交する断面が略凹形状を成す塗布形状であり、図7(b)は糊塗布方向に沿って連続する仮接着部分Abの間に同じく糊塗布方向に沿って連続する本接着部分Aaを一体に設け、糊塗布方向と直交する断面が略凸形状を成す塗布形状であり、図7(c)は糊塗布方向に沿って連続する本接着部分Aaと、同じく糊塗布方向に沿って連続する仮接着部分Abとを交互に一体に設け、糊塗布方向と直交する断面が略F字形状を成す塗布形状である。
また、図7(d)〜(f)に示す糊Aの塗布形状は、何れも本接着部分Aaと仮接着部分Abとが所定距離だけ離れた位置に形成された形状である。この所定距離とは、本接着部分Aaに塗布される糊Aの厚さ(塗布直後の厚さとする)以上の間隔とする。具体的に説明すると、図7(d)は糊塗布方向に沿って塗布した独立する2つの本接着部分Aaの間に同じく塗布方向に沿って独立した仮接着部分Abを平行に設けた塗布形状であり、図7(e)は糊塗布方向に沿って塗布した独立する2つの仮接着部分Abの間に同じく塗布方向に沿って独立した本接着部分Aaを平行に設けた塗布形状であり、図7(f)は糊塗布方向に沿って独立する本接着部分Aa及び仮接着部分Abを交互に2つずつ平行に設けた塗布形状である。
図7に示すように、糊塗布部123Xによって封筒用紙PEの糊塗布領域PAに塗布される糊Aは、用紙接着処理後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが本接着されるのに必要な厚さ(量)で塗布される本接着部分Aaと、用紙接着処理直後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが短時間で仮接着されるように本接着部分Aaよりも所定高さだけ薄く塗布される仮接着部分Abとを設けられている。これにより、後段の用紙接着部125による用紙接着処理の際に、仮接着部分Abが短時間で仮接着することで内容物Pの膨らみや折りの復元力による接着部の剥がれを防止しつつ、用紙接着処理後は本接着部分Aaが本接着することで輸送等の衝撃にも耐え得る程度の接着強度を確保することができる。
なお、糊塗布領域PAに塗布した糊Aにおける本接着部分Aa及び仮接着部分Abの割合は、使用する糊Aの成分、封筒用紙PEのサイズ、内容物Pの枚数や折り回数等の完成品となる封書の作製条件等を含むジョブ内容によって異なるため、例えば最も作製頻度の高い封書に対応するジョブに合わせて選択するのが好ましい。従って、作製する封書に応じて塗布形状を選択し、選択された形状で塗布するように糊塗布ローラ123Xaの外周面における糊塗布領域PAとの当接箇所に所定の塗布溝123Xdを形成すればよい。
用紙接着部125は、封筒用紙PEの糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接させた状態で所定の圧力を加えながら圧着する圧着手段として、一対の圧着ローラ125aを備えている。用紙接着部125は、内容物Pが収容された封筒用紙PEにおける糊塗布領域PAと被接着領域PBとが対面した状態で搬送されると、搬送しながら対面する糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接させた状態で所定の圧力を加えて圧着させ、糊塗布領域PAと被接着領域PBとを接着している。
ここで、図8を参照しながら用紙接着処理時における糊Aの形状変化や接着状態等について説明する。ここでは、糊AはW/O型エマルション接着剤とし、糊塗布方向と直交する断面が略凹形状を成す塗布形状で封筒用紙PEの糊塗布領域PAに塗布した場合の例である。
また、本図は糊Aの状態を分かりやすく表現するため封筒用紙PEや糊A等の形状や縮尺がデフォルメされており統一されていないが、糊塗布領域PAに塗布された糊Aの厚さとして本接着部分Aaの厚みを0.1mm、仮接着部分Abの厚みを0.0 3mmとして本接着部分Aaが仮接着部分Abの約3倍の厚みとなるようにし、塗布方向と直交する幅方向の長さは本接着部分Aaが1mm、仮接着部分Abが2mmの計4mmで塗布し、圧着ローラ125aの径はΦ60mmとする。
図8(a)に示すように糊塗布領域PAに糊Aが塗布されると、次に、図8(b)に示すように糊塗布領域PAと被接着領域PBとが対向した状態の封筒用紙PEが用紙接着部125に搬送され、用紙接着処理が開始される。また、図8(b)に示すように、糊塗布領域PAに塗布された糊Aは、用紙に少しずつ浸透し始める。
次に、図8(c)、(d)に示す圧着ローラ125aによる用紙接着処理で糊塗布領域PAと被接着領域PBとが当接した状態で徐々に圧着されると、圧着ローラ125aの圧着によってさらに糊Aの浸透が促進される。また、圧着された糊Aは、紙の繊維内に浸透する際にその形状が多少変形するが、塗布したときに本接着部分Aaと仮接着部分Abとを設けたことで、所定の厚み差を残したまま浸透する。そして、図8(e)に示すように、糊塗布領域PAと被接着領域PBとが完全に当接した状態となって用紙接着処理が終了する。
用紙接着処理が終了すると、図8(f)に示すように本接着部分Aaが完全に浸透する前に仮接着部分Abが浸透し、糊塗布領域PAと被接着領域PBとが仮接着される。仮接着部分Abは、塗布される糊Aの量が本接着部分Aaに比べて少ないため、接着力発現時間は本接着部分Aaより早いが接着強度は弱く、内包した内容物Pの膨らみや折りの復元力による接着部の剥がれを防止する程度の接着強度となる。
そして、図8(g)に示すように、用紙接着部125による用紙接着処理から所定時間経過すると、本接着部分Aaの糊Aも封筒用紙PEに完全に浸透して、今度は糊塗布領域PAと被接着領域PBとが本接着される。本接着部分Aaは、塗布される糊Aの量が仮接着部分Abに比べて多いため、接着力発現時間は仮接着部分Abより遅いが接着強度は強く、封書として完成したときに輸送等の衝撃にも十分耐え得るだけの接着強度が確保される。
また、上述した例では、糊塗布領域PAに塗布された本接着部分Aaの厚み(0.1mm)、仮接着部分Abの厚み(0.03mm)と比して、圧着ローラ125aの径がΦ60mmと、約数百倍の寸法差が生じていることがわかる。このように、装置構成上、封筒用紙PEの搬送に伴い、圧着ローラ125aで徐々に糊塗布領域PAが圧着されることになるが、糊塗布領域PAに塗布される糊Aの厚みは圧着ローラ125aの径寸法と比べると極僅かである。従って、圧着ローラ125aによって糊塗布領域PAに形成された本接着部分Aaの糊Aは、仮接着部分Abに移動する前に封筒用紙PEの紙面に対して垂直方向に圧着処理され用紙に染み込むことになる。
記憶部127は、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやDRAMやSDRAM等の揮発性メモリを含む各種半導体メモリ、HDD等の各種記憶装置で構成され、用紙接着装置1を構成する各部の駆動制御情報を記憶している。
制御部128は、例えばCPU(Central Processing Unit )やROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)又はこれらの機能を具備するMPU(Micro-Processing Unit )等のプロセッサで構成され、記憶部127に記憶される各種駆動制御情報に従って用紙接着装置1を構成する各部の駆動制御を行っている。
次に、上述した用紙接着装置1における処理動作について説明する。ここでは、上述したように本装置を封入封緘ユニット120に搭載し、所定条件の封書を作製する際の糊塗布処理及び用紙接着処理について説明する。
封書作製ジョブ情報に従って封書作製が開始されると、印刷ユニット110において封筒用紙PE及び内容物Pに対する所望の印刷処理が開始される。印刷処理が終了すると、印刷ユニット110から封入封緘ユニット120に印刷済みの封筒用紙PE及び内容物Pが搬送され、分岐手段によって内容物Pと封筒用紙PEとがそれぞれ所定の搬送経路に分岐される。
封筒用紙用搬送経路に分岐搬送された封筒用紙PEは、用紙搬送部122によって所定のタイミングで糊塗布部123Xに搬送され、糊塗布領域PAに所定の塗布形状で糊Aが塗布された後、収容部124に搬送される。また、内容物用搬送経路に分岐搬送された内容物Pは、内容物折り部121によって必要に応じて所定の折りが施された後、収容部124に搬送される。
次に、収容部124によって、封筒用紙PEで内容物Pを包み込むように内包すると、この状態のまま用紙接着部125まで搬送される。このとき、封筒用紙PEの糊塗布領域PAと被接着領域PBは対向した状態となる。
そして、用紙接着部125において、搬送された封筒用紙PEの糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接させた状態で糊塗布領域PAと被接着領域PBとを圧着させて接着させる。これにより、封筒用紙PEに内容物Pが内包された封書が完成する。
以降、順次搬送される封筒用紙PEに糊塗布処理を行いながら、内容物Pを内包した状態で糊塗布領域PAと被接着領域PBを圧着により接着処理して封書を作製している。
以上説明したように、上述した第1形態の用紙接着装置1は、糊塗布部123Xにおいて用紙接着処理後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが本接着されるのに必要な厚さで塗布される本接着部分Aaと、用紙接着処理直後に糊塗布領域PAと被接着領域PBとが短時間で仮接着されるように本接着部分Aaよりも所定高さだけ薄く塗布される仮接着部分Abとを設けるように封筒用紙PEの糊塗布領域PAに糊Aを塗布する。そして、用紙接着部125で内容物Pを内包した状態の封筒用紙PEにおける糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接した状態で所定の圧力を加えて接着処理することで封緘して封書を作製している。
これにより、用紙接着部125によって用紙接着処理時に仮接着部分Abが短時間で仮接着することで内容物Pの膨らみや折りの復元力による接着部の剥がれを防止しつつ、用紙接着処理後は本接着部分Aaが本接着することで輸送等の衝撃にも耐え得る程度の接着強度を確保することができる。
また、糊塗布部123Xの構成として、封筒用紙PEの糊塗布領域PAに本接着部分Aaと仮接着部分Abとが任意の形状で設けられた状態で糊Aを塗布するための塗布溝123Xdが形成された糊塗布ローラ123Xaと、糊塗布ローラ123Xaの外周面に一定量の糊Aを供給する供給量調整ロール123Xbによって、恰も印刷するように糊塗布領域PAに糊Aを塗布するため、塗布形状を設定した塗布溝123Xdを糊塗布ローラ123Xaに形成するだけで複雑な制御を必要とせずに安定して所望の塗布形状で糊塗布領域PAに糊Aを塗布することができる。
[その他の実施形態について]
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下に示すように使用環境等に応じて適宜変更して実施することもできる。また、以下の変更例を本発明の要旨を逸脱しない範囲の中で任意に組み合わせて実施することもできる。
また、糊塗布部123Xの構成として、任意に設定した糊Aの塗布形状に合わせて塗布溝123Xdが形成された糊塗布ローラ123Xa及び供給量調整ロール123Xbとを用いて封筒用紙PEの糊塗布領域PAに糊Aを印刷するように塗布する構成で説明したが、これに限定されることはない。本装置の糊塗布部123Xは、少なくとも封筒用紙PEの糊塗布領域PAに本接着部分Aaと仮接着部分Abとが設けられるように塗布できればよいため、例えばディスペンサ等の周知の糊塗布手段を採用し、設定された塗布形状となるように糊Aを塗布する構成としても、上記実施例と同様の効果を奏することができる。この際、事前に糊Aの塗布形状を設定した糊塗布形状情報を記憶部127に記憶しておき、制御部128で記憶部127に記憶される糊塗布形状情報に従って封筒用紙PEの糊塗布領域PAに糊Aを塗布する構成とすればよい。
また、糊Aの塗布方法としてディスペンサ方式を採用した場合、下記に示すような装置構成とすることもできる。
ここで、ディスペンサ方式の糊塗布部123Yを備える用紙接着装置1の実施例について、図9〜図15を参照しながら説明する。
なお、本形態の用紙接着装置1を説明する上で、上述したローラ方式の糊塗布部123Xを有する用紙接着装置1と相応する構成要件については同一符号を付してその説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成要件についてのみ説明する。
まず、ディスペンサ方式の用紙接着装置1(以下、単に「用紙接着装置1」という)が搭載される封書作製装置100について説明する。
図9に示すように、印刷ユニット110と封入封緘ユニット120の基本構成は、ローラ方式の用紙接着装置1が搭載される封書作製装置100と同様であるが、内容物Pを搬送する内容物用搬送経路が封入封緘ユニット120内の下方に配置され、封筒用紙PEを搬送する封筒用紙用搬送経路が封入封緘ユニット120内において内容物用搬送経路の上方に配置され、さらにディスペンサ方式の糊塗布部123Yが封筒用紙用搬送経路上に配置されている点が相違する。
ところで、ローラ方式の用紙接着装置1では、糊塗布ローラ123Xaと供給量調整ロール123Xbとの間に一定量貯留される糊Aが流れ落ちてしまうため、図1に示すように封入封緘ユニット120における内容物用搬送経路と封筒用紙用搬送経路の配置を上下入れ換えた構成となっている。しかしながら、本形態では糊塗布部123Yがディスペンサ方式であるため、図9に示すように封筒用紙用搬送経路において経路の下降位置に糊塗布部123Yを配置したとしても封筒用紙PEに糊Aを塗布することができる。
このように、本形態の用紙接着装置1は、糊塗布部123Yがディスペンサ方式であるため、封入封緘ユニット120の搬送経路の配置に左右されることなく組み込むことができる汎用性の高い装置となっている。従って、図1及び図9の何れの封書作製装置100でも搭載可能となっている。
次に、用紙接着装置1の構成について説明する。用紙接着装置1は、図9又は図10に示すように、用紙搬送部122と、糊塗布部123Yと、用紙接着部125と、記憶部127と、制御部128とを備えて構成されている。なお、ここではローラ方式の用紙接着装置1との相違点のみを説明する。
糊塗布部123Yは、図10に示すように、本接着部分Aaを塗布するための第一ディスペンサ123Yaと仮接着部分Abを塗布する第二ディスペンサ123Ybとを有する塗布手段123Ycを備え、封筒用紙PEに設けられた糊塗布領域PAのそれぞれに本接着部分Aaと仮接着部分Abとを塗布する。図例では封筒用紙PEの両側端に糊塗布領域PAが2箇所設けられているため、それぞれの領域と対向するように塗布手段123Ycを有している。また、塗布手段123Ycは、支持部材123Ydを基端として封筒用紙PEの用紙幅方向に進退可能に設けられており、封筒用紙PEの幅や糊塗布領域PAの位置に応じて適宜移動可能となっている。
さらに、各塗布手段123Ycは、空気管123Yeを介してコンプレッサー123Yfと接続されており、制御部128の制御により、糊Aを塗布するための空気が圧縮して送り込まれることで所定量の糊Aが塗布されるようになっている。
ここで、ディスペンサ方式である糊塗布部123Yによる糊Aの塗布処理について説明する。
本形態では、作製する封書における内容物Pの厚さ、枚数、折り方に応じて糊塗布領域PA内における仮接着部分Abの塗布領域(仮塗布領域PC)を適宜選択して仮接着部分Abを塗布している。
図11は、用紙接着装置1で使用する封筒用紙PEを内三つ折りするときの仮接着部分Abの塗布位置を示しており、内容物Pの折り部分に生じる膨らみ位置や膨らみの厚さによって仮塗布領域PC(PCa〜PCc)の位置が選択される。なお、図中右側の破線は糊塗布領域PAと接着される被接着領域PBを有する折り片を作るための谷折り線であり、図中左側の破線はフラップとなる折り片を作るための谷折り線である。
この仮塗布領域PCは、本接着部分Aaの塗布位置から本接着部分Aaに塗布される糊Aの厚さ(塗布直後の厚さとする)以上の間隔を空けた位置に設けられている。これは、用紙接着部125において糊塗布領域PAと被接着領域PBとを接着する際に、圧接によって本接着部分Aaの糊が仮接着部分Abの領域まで及ばないようにするためである。また、糊塗布領域PA内において、本接着部分Aaは封筒用紙PEの側端縁に沿って塗布され、仮接着部分Abは内容物Pの厚さ、枚数、折り方に応じて選択された仮塗布領域PCに塗布される。
図12(a)、(b)は、封書作製ジョブの内容物情報に含まれる内容物P一枚あたりの厚さ情報(ここでは、薄紙を坪量約50g/m2 、厚紙を坪量約90g/m2 とする)毎に、内容物Pの枚数(図中では1枚〜6枚)と、折り方(図中では折りなし、二つ折り、内三つ折り、四つ折り)に応じて選択される仮塗布領域PCの塗布位置を関連付けた仮塗布領域選択テーブルの一例である。
例えば、内容物Pが薄紙であり、内容物Pの枚数が「3枚」、折り方が「二つ折り」の場合は、図13(a)に示すように、内容物Pの右側の折り部分に膨らみが生じるため、用紙接着部125で封筒用紙PEを接着したときに、この膨らみ部分の厚みによって剥がれやすくなる。よって、図13(b)に示すように、折り部分の膨らみ位置を考慮して図12(a)の仮塗布領域選択テーブルの中から内容物Pの条件に該当する仮塗布領域PCcが選択され、この領域に仮接着部分Abを塗布することで、内容物Pの膨らみ部分による接着部の剥離を防止することができる。
また、内容物Pが薄紙であり、内容物Pの枚数が「3枚」、折り方が「内三つ折り」の場合は、図14(a)に示すように、内容物Pの左右の折り部分に膨らみが生じるため、用紙接着部125で封筒用紙PEを接着したときにこの膨らみ部分の厚みによって剥がれやすくなる。よって、図14(b)に示すように、折り部分の膨らみ位置を考慮して図12(b)の仮塗布領域選択テーブルの中から内容物Pの条件に該当する仮塗布領域PCa、PCcが選択され、この領域に仮接着部分Abを塗布することで、内容物Pの膨らみ部分による接着部の剥離を防止することができる。
なお、糊塗布部123Yにおける糊Aの塗布形状としては、図11に示すように糊塗布領域PA内に本接着部分Aaと仮接着部分Abを均一な帯状に塗布する形状の他、図15(a)に示すように、本接着部分Aaの塗布面の一部に切欠きを設けてその切欠き部分に仮接着部分Abを塗布する形状や、図15(b)に示すように本接着部分Aaの塗布面の一部を凹状にしてその凹状部分の隙間に仮接着部分Abを塗布する形状でもよい。
記憶部127は、図12に示すような封書作製ジョブに含まれる内容物Pの厚さ、枚数、折り方を示す内容物情報と、これら情報に応じて選択される仮塗布領域PCとが関連付けされた仮塗布領域選択テーブルを記憶している。また、仮塗布領域選択テーブルで選択された仮塗布領域PCに仮接着部分Abとなる糊Aを塗布するために必要な駆動制御プログラムも記憶している。
制御部128は、封書作製ジョブの内容や記憶部127に記憶される駆動制御プログラムに従って用紙接着装置1を構成する各部の駆動制御を行う。
また、制御部128は、封書作製ジョブに含まれる内容物情報に応じて例えば図13(b)や図14(b)に示すような糊塗布処理を糊塗布部123Yに実行させる判断処理手段128aを備えている。
判断処理手段128aは、封書作製ジョブに含まれる内容物情報と、記憶部127に記憶される仮塗布領域選択テーブルとを照合し、内容物Pに折り部分に生じる膨らみの厚さに応じた、仮塗布部分Abの要不要の判断及び適切な仮接着部分Abの塗布位置や塗布数の選択を行う。そして、判断処理手段128aは、仮塗布領域選択テーブルから選択された仮塗布領域PCの位置に仮塗布部分Abを塗布するように糊塗布部123Yを制御している。
このように、本形態では、内容物Pの折り部分による膨らみの厚さに応じて仮接着部分Abを適宜塗布するようにするため、封書作製装置100による封書の作製工程中や作製直後に発生していた内容物Pの膨らみによる接着部の剥がれを確実に防止することができる。
次に、上述したディスペンサ方式による用紙接着装置1における処理動作について説明する。ここでは、本装置を封入封緘ユニット120に搭載し、所定条件の封書を作製する際の糊塗布処理及び用紙接着処理について説明する。
封書作製ジョブ情報に従って封書作製が開始されると、印刷ユニット110において封筒用紙PE及び内容物Pに対する所望の印刷処理が開始される。印刷処理が終了すると、印刷ユニット110から封入封緘ユニット120に印刷済みの封筒用紙PE及び内容物Pが搬送され、分岐手段によって内容物Pと封筒用紙PEとがそれぞれ所定の搬送経路に分岐される。
封筒用紙用搬送経路に分岐搬送された封筒用紙PEは、用紙搬送部122によって所定のタイミングで糊塗布部123Yに搬送され、糊塗布領域PAに所定の塗布形状で糊Aが塗布された後、収容部124に搬送される。糊Aが糊塗布領域PAに塗布される際に、制御部128において、作製する封書の内容物Pの内容物情報と、記憶部127に記憶される仮塗布領域テーブルとを照合して作製する封書に合わせた仮塗布領域PCを選択し、仮接着部分Abが作製する封書に適した塗布位置や塗布数となるように糊塗布部123Yを制御して、封筒用紙PEの糊塗布領域PA内に本接着部分Aaと仮接着部分Abとを適宜形成する。
また、内容物用搬送経路に分岐搬送された内容物Pは、内容物折り部121によって必要に応じて所定の折りが施された後、収容部124に搬送され、収容部124によって、封筒用紙PEで内容物Pを包み込むように内包すると、この状態のまま用紙接着部125まで搬送される。このとき、封筒用紙PEの糊塗布領域PAと被接着領域PBは対向した状態となる。
そして、用紙接着部125において、搬送された封筒用紙PEの糊塗布領域PAと被接着領域PBとを当接させた状態で糊塗布領域PAと被接着領域PBとを圧着させて接着させる。これにより、封筒用紙PEに内容物Pが内包された封書が完成する。
以降、順次搬送される封筒用紙PEに糊塗布処理を行いながら、内容物Pを内包した状態で糊塗布領域PAと被接着領域PBを圧着により接着処理して封書を作製している。
以上説明したように、上述したディスペンサ方式である糊塗布部123Yを備える用紙接着装置1では、作製する封書の内容物Pの内容物情報と、記憶部127に記憶される仮塗布領域テーブルとを照合して作製する封書に合わせた仮塗布領域PCを選択して封筒用紙PEの糊塗布領域PA内に本接着部分Aaと仮接着部分Abとが形成されるように糊塗布部123Yを制御する。
これにより、例えば図13や図14に示すように糊塗布領域PA内に任意の位置で任意の数だけ本接着部分Aaや仮接着部分Abを塗布することができ、また内容物Pの厚さ、枚数、折り方によって規定される内容物Pの厚み(特に折り部分の厚み)に応じた仮塗布領域PCに仮接着部分Abを塗布することができるため、糊Aの使用量を節約することができる。
ところで、上述したような糊塗布部123の構成がローラ方式又はディスペンサ方式の各形態について、封筒用紙PEで内容物Pを包み込むように収容して封書を作製する例であるため、封筒用紙PEに対して糊塗布領域PAと被接着領域PBとを設けた例で説明したが、これに限定されることはない。例えば、封筒用紙PEと別の用紙(被接着用紙)とを張り合わせるような場合は、用紙接着部125において封筒用紙PEの糊塗布領域PAと、張り合わせられる被接着用紙の被接着領域PBとを当接させた状態で圧着による用紙接着処理をして封書を作製してもよい。
さらに、所定の折りを施した内容物Pを封筒用紙PEで包み込むように収容したものを接着処理して封書を作製した例であったが、内容物Pのサイズによっては折りを施さずにそのまま収容したり、封筒用紙PEの内面側に所定の印刷処理を施したりするような場合は内容物Pを収容しなくてもよい。
また、印刷ユニット110となる印刷装置の構成としてインクジェット記録装置を用いた例で説明したが、作製する封書の作製内容に応じて内容物Pや封筒用紙PEとなる用紙に所望の画像形成が可能であればよいため、インクジェット記録装置の他に、例えば孔版印刷装置、複写機、レーザプリンタ等の各種画像形成装置を採用してもよい。
さらに、上述した各形態における封書作製装置100は、印刷ユニット110と、本装置が搭載される封入封緘ユニット120とを接続して印刷前の内容物Pや封筒用紙PEに対して印刷処理及び封入封緘処理を連続して行って封書を作製する構成例で説明したが、これに限定されることはなく、封書作製装置100の構成として印刷ユニット110の代わりに既に所定の印刷処理が施された内容物Pや封筒用紙PEを収容する給紙装置と封入封緘ユニット120とを接続させた構成としてもよい。
また、上述した各形態では、図1や図9において統括記憶部127及び統括制御部128を封入封緘ユニット120に搭載して示しているが、封書作製装置100を構成する印刷ユニット110又は封入封緘ユニット120のどちらに搭載されていてもよく、また統括記憶部127、統括制御部128の機能をPC(personal computer )等の外部端末装置に持たせ、この外部端末装置との間で封入封緘ユニット120を構成する各部の制御信号を送受信して本装置を駆動制御する構成でもよい。
1…用紙接着装置
100…封書作製装置
110…印刷ユニット(印刷装置)
120…封入封緘ユニット(封入封緘装置)
122…用紙搬送部(122a…搬送ローラ対、122b…用紙検知手段)
123…糊塗布部(123X…ローラ方式の糊塗布部、123Xa…糊塗布ローラ、123Xb…供給量調整ロール、123Xc…プレスローラ、123Xd…塗布溝、123Y…ディスペンサ方式の糊塗布部、123Ya…第一ディスペンサ、123Yb…第二ディスペンサ、123Yc…塗布手段、123Yd…支持部材、123Ye…空気管、123Yf…コンプレッサー)
125…用紙接着部(125a…圧着ローラ)
127…記憶部(統括記憶部)
128…制御部(統括制御部)
P…内容物
PE…封筒用紙
PA…糊塗布領域
PB…被接着領域
PC(PCa〜PCc)…仮塗布領域
A…糊
Aa…本接着部分
Ab…仮接着部分

Claims (5)

  1. 用紙の糊塗布領域に糊を塗布する糊塗布部と、
    前記糊が塗布された状態の前記糊塗布領域と該糊塗布領域と接着される被接着領域とを当接した状態で所定圧力を加えて前記糊塗布領域と前記被接着部分を接着する用紙接着部と、を備え、
    前記糊塗布部は、前記用紙接着部による接着処理後に前記糊塗布領域と前記被接着領域との接着状態を維持する厚さを有する本接着部分と、
    仮接着をするために前記本接着部分の厚さよりも薄くした仮接着部分と、
    が設けられるように前記糊を前記糊塗布領域に塗布することを特徴とする用紙接着装置。
  2. 前記糊塗布部は、前記本接着部分の半分以下の厚さとなる前記仮接着部分を、前記本接着部分の塗布位置から塗布直後の前記本接着部分の厚さ以上離れた位置に形成することを特徴とする請求項1記載の用紙接着装置。
  3. 前記糊塗布部は、前記用紙の糊塗布領域に前記糊を塗布したときに、前記本接着部分と前記仮接着部分とが所定の厚さとなるように形成された塗布溝を有する糊塗布ローラを有することを特徴とする請求項1又は2記載の用紙接着装置。
  4. 前記糊塗布部は、
    前記本接着部分を形成する第一ディスペンサと、
    前記仮接着部分を形成する第二ディスペンサと、
    前記第一及び第二ディスペンサの糊塗布動作を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の用紙接着装置。
  5. 請求項1、2又は4記載の用紙接着装置を用いて封筒用紙の糊塗布領域に糊を塗布し、この糊塗布済みの封筒用紙に内容物を入れた状態で前記糊塗布領域を当該封筒用紙の被接着領域に接着して封入封緘して封緘物を作製する封入封緘装置であって、
    前記仮接着部分は、前記本接着部分より短い帯状に形成され、且つ前記封緘物の厚みに応じて、その塗布位置と塗布数の増減が制御されることを特徴とする封入封緘装置。
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