JP2015117713A - ショックアブソーバ及びショックアブソーバの製造方法 - Google Patents

ショックアブソーバ及びショックアブソーバの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ピストンロッドと減衰力可変機構とを接続するねじ締結部の緩みを防止する。
【解決手段】ショックアブソーバ100は、シリンダ1と、ピストン2と、ピストンロッド3と、ハウジング12と、フリーピストン13と、流路3gと、減衰バルブ6、9と、を備え、ピストンロッド3は、ピストン2側の端部に形成されたおねじ3dを有し、ハウジング12は、ピストンロッド3のおねじ3dと螺合するナット部材16に固定されてピストンロッド3と接続されており、ピストンロッド3とナット部材16との螺合部に、ピストンロッド3とナット部材16との相対回転を規制する回り止め加工が施されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ショックアブソーバ及びショックアブソーバの製造方法に関する。
特許文献1には、加振状態に応じて減衰力を変化させる減衰力可変機構を、シリンダ内でピストンロッドの端部に設けたショックアブソーバが開示されている。
特開2008−215462号公報
上記のショックアブソーバでは、ピストンロッドと減衰力可変機構とを、ピストンロッドに設けたおねじと減衰力可変機構に設けためねじとを締結して接続している。したがって、ねじ締結部が緩まないようにすることが重要である。
本発明は、ピストンロッドと減衰力可変機構とを接続するねじ締結部の緩みを防止することを目的とする。
本発明は、ショックアブソーバであって、作動流体が封入されたシリンダと、前記シリンダに摺動自在に挿入され、前記シリンダ内を伸側室と圧側室とに区画するピストンと、前記シリンダに進退自在に挿入され、前記ピストンと連結されるピストンロッドと、前記ピストンロッドの前記ピストン側に設けられるハウジングと、前記ハウジングに摺動自在に挿入され、前記ハウジング内に圧力室を画成するフリーピストンと、前記圧力室と前記伸側室とを連通する流路と、前記伸側室と前記圧側室とを連通する通路に設けられ、前記通路を通過する前記作動流体の流れに抵抗を与える減衰バルブと、を備え、前記ピストンロッドは、前記ピストン側の端部に形成されたおねじを有し、前記ハウジングは、前記ピストンロッドの前記おねじと螺合するナットに固定されて前記ピストンロッドと接続されており、前記ピストンロッドと前記ナットとの螺合部に、前記ピストンロッドと前記ナットとの相対回転を規制する回り止め加工が施されている、ことを特徴とする。
また、本発明は、作動流体が封入されたシリンダと、前記シリンダに摺動自在に挿入され、前記シリンダ内を伸側室と圧側室とに区画するピストンと、前記シリンダに進退自在に挿入され、前記ピストンと連結されるピストンロッドと、前記ピストンロッドの前記ピストン側に設けられるハウジングと、前記ハウジングに摺動自在に挿入され、前記ハウジング内に圧力室を画成するフリーピストンと、前記圧力室と前記伸側室とを連通する流路と、前記伸側室と前記圧側室とを連通する通路に設けられ、前記通路を通過する前記作動流体の流れに抵抗を与える減衰バルブと、を備えるショックアブソーバの製造方法であって、前記ピストンロッドの前記ピストン側の端部に形成されたおねじにナットを螺合する工程と、前記ピストンロッドと前記ナットとの螺合部に、前記ピストンロッドと前記ナットとの相対回転を規制する回り止め加工を施す工程と、前記ハウジングを、前記ナットに固定して前記ピストンロッドと接続する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ハウジングが固定されるナットとピストンロッドとの螺合部に、ナットとピストンロッドとの相対回転を規制する回り止め加工が施されるため、ハウジングとピストンロッドとを接続するねじ締結部に緩みが発生することを防止できる。
本発明の第1実施形態に係るショックアブソーバの部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係るショックアブソーバのピストンと減衰力可変機構とを拡大した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るショックアブソーバのピストンと減衰力可変機構とを拡大した断面図である。
<第1実施形態>
以下、図1、図2を参照しながら本発明の第1実施形態に係るショックアブソーバ100について説明する。
ショックアブソーバ100は、例えば、車両(図示せず)の車体と車軸との間に介装され、減衰力を発生させて車体の振動を抑制する装置であって、図1に示すように、シリンダ1と、シリンダ1に摺動自在に挿入され、シリンダ1内を伸側室110と圧側室120とに区画する環状のピストン2と、シリンダ1に進退自在に挿入され、ピストン2と連結されるピストンロッド3と、ピストンロッド3と接続される減衰力可変機構4と、を備える。
また、ショックアブソーバ100は、いわゆるモノチューブショックアブソーバであり、シリンダ1に摺動自在に挿入され、気体室130を画成する隔壁部材5を備える。隔壁部材5の外周には、気体室130の気密性を保持するシール部材5aが設けられる。
シリンダ1は、ピストンロッド3を摺動自在に支持するヘッド部材(図示せず)により伸側室110側の端部が封止され、ボトム部材(図示せず)により気体室130側の端部が封止される。また、気体室130側の端部には、ショックアブソーバ100を車両に取り付けるための連結部材1aが設けられる。
伸側室110および圧側室120には、作動流体として作動油が封入される。ピストンロッド3とヘッド部材との間には、作動油の漏れを防止するシール部材(図示せず)が設けられる。
ショックアブソーバ100が収縮してピストンロッド3がシリンダ1に進入すると、進入したピストンロッド3の体積の分だけ気体室130の気体が圧縮されるとともに、隔壁部材5が気体室130側に移動する。ショックアブソーバ100が伸長してピストンロッド3がシリンダ1から退出すると、退出したピストンロッド3の体積の分だけ気体室130の気体が膨張するとともに、隔壁部材5が圧側室120側に移動する。これにより、ショックアブソーバ100作動時のシリンダ1内の容積変化が補償される。
ピストン2は、伸側室110と圧側室120とを連通する通路2a、2bを有する。図2に示すように、ピストン2の伸側室110側には、ピストン2側から順に、複数の環状のリーフバルブを有する減衰バルブ6と、外径が減衰バルブ6よりも小さい環状の間座7と、バルブストッパ8と、が配設される。また、ピストン2の圧側室120側には、ピストン2側から順に、複数の環状のリーフバルブを有する減衰バルブ9と、外径が減衰バルブ9よりも小さい環状の間座10と、が配設される。
ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8は、ピストンロッド3と減衰力可変機構4とにより挟持される。これについては後述する。
減衰バルブ6は、内周側がピストン2と間座7とにより固定され、外周側の撓みが許容される。減衰バルブ9は、内周側がピストン2と間座10とにより固定され、外周側の撓みが許容される。減衰バルブ6の撓みは、バルブストッパ8と当接して規制されるようになっている。
減衰バルブ6は、ショックアブソーバ100収縮時に伸側室110と圧側室120との差圧により開弁して通路2aを開放するとともに、通路2aを通って圧側室120から伸側室110に移動する作動油の流れに抵抗を与える。また、ショックアブソーバ100伸長時には、通路2aを閉塞する。
減衰バルブ9は、ショックアブソーバ100伸長時に開弁して通路2bを開放するとともに、通路2bを通って伸側室110から圧側室120に移動する作動油の流れに抵抗を与える。また、ショックアブソーバ100収縮時には、通路2bを閉塞する。
つまり、減衰バルブ6は、ショックアブソーバ100収縮時の減衰力発生要素であり、減衰バルブ9は、ショックアブソーバ100伸長時の減衰力発生要素である。
ピストンロッド3は、図1に示すように、シリンダ1から延出する側の端部に、ショックアブソーバ100を車両に取り付けるためのおねじ3aが形成され、図2に示すように、シリンダ1に挿入される側の端部に、小径部3bと段部3cとが形成される。小径部3bの先端には、減衰力可変機構4を接続するためのおねじ3dが形成される。
また、ピストンロッド3には、外周面3eと小径部3bの端面3fとに開口する流路3gが形成される。流路3gについては後述する。
続いて、減衰力可変機構4について説明する。
減衰力可変機構4は、ハウジング12と、フリーピストン13と、コイルばね14、15と、ナット部材16と、を備える。
ハウジング12は、有底筒状であって、内周側に、大径部12aと、小径部12bと、段部12cと、が形成される。また、大径部12aに設けられたオリフィス12dと、底部12eに設けられたオリフィス12fと、を有する。
ナット部材16は、内周面にピストンロッド3のおねじ3dと螺合するめねじ16aが形成された円筒状の本体部16bと、本体部16bの外周面に設けられた鍔部16cと、を有する。本体部16bの一端には、工具を係合するための係合部16dが形成され、他端には、締結軸力を受ける座面16eが形成される。
減衰力可変機構4は、図2に示すように、ナット部材16のめねじ16aとピストンロッド3のおねじ3dとを締結して、ピストンロッド3と接続される。ハウジング12とナット部材16とは、ナット部材16の鍔部16cをハウジング12の開口部12gに圧入して固定される。
フリーピストン13は、有底筒状であって、外周に環状溝13aが形成される。また、環状溝13aと底面13bとに開口する孔13cを有する。
フリーピストン13は、開口部13dをナット部材16側にして、ハウジング12の大径部12aに摺動自在に挿入される。これにより、ハウジング12内に伸側圧力室140と圧側圧力室150とが画成される。図2に示すように、ハウジング12内は、ピストンロッド3に形成された流路3gを通じて伸側室110と連通しているので、伸側圧力室140は、流路3gを通じて伸側室110と連通することになる。
コイルばね14は、フリーピストン13とナット部材16の鍔部16cとの間に配設され、コイルばね15は、フリーピストン13とハウジング12の底部12eとの間に配設される。これにより、フリーピストン13は、コイルばね14、15の付勢力が釣り合う中立位置で支持される。
上記のように、ハウジング12の大径部12aには、オリフィス12dが設けられる。オリフィス12dの位置は、フリーピストン13がコイルばね14、15に支持された中立位置にある状態で環状溝13aと対向するように設定され、オリフィス12d、環状溝13a及び孔13cを通じて圧側室120と圧側圧力室150とが連通する。また、圧側室120と圧側圧力室150とは、ハウジング12の底部12eに設けられたオリフィス12fによっても連通する。
また、フリーピストン13が、開口部13dとナット部材16の鍔部16cとが当接するストロークエンドまで変位した状態と、底面13bとハウジング12の段部12cとが当接するストロークエンドまで変位した状態とにおいては、フリーピストン13の外周面がオリフィス12dを完全に閉塞する。
つまり、オリフィス12dは、フリーピストン13の変位量が増加するのにしたがって徐々に閉塞されて流路面積が減少する可変オリフィスになっている。オリフィス12dが閉塞されるフリーピストン13の変位量は、環状溝13aの幅や、オリフィス12dの大きさを変更することで任意に設定できる。
続いて、減衰力可変機構4の組み付け手順について説明する。
まず、ピストンロッド3の小径部3bに、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8を嵌装する。そして、ナット部材16を、座面16eをピストン2側にしてピストンロッド3のおねじ3dに螺合させて、所定の締付トルクで締結する。これにより、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8が、ピストンロッド3の段部3cとナット部材16の座面16eとで挟持される。
このように、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8を、ピストンロッド3の段部3cとナット部材16の座面16eとで挟持することで、一度のねじ締結作業で複数の部品を固定でき、組付け作業が容易になる。
次に、本実施形態では、ピストンロッド3とナット部材16との螺合部に、かしめ加工が施される。かしめ加工は、ピストンロッド3のおねじ3dとナット部材16のめねじ16aとの少なくとも一方を変形させることができればよく、例えば、ナット部材16の係合部16dをかしめてもよいし、ピストンロッド3の小径部3bの端面3fをかしめてもよい。
これにより、ピストンロッド3とナット部材16との相対回転が規制される。つまり、ピストンロッド3と減衰力可変機構4とを接続するねじ締結部に緩みが発生することを防止できる。
上記のようなねじの回り止め加工としては、ピストンロッド3とナット部材16とを接合する溶接やろう付け等の接合加工を採用することもできる。
次に、ハウジング12をナット部材16に固定する。ハウジング12は、上記のように、圧入でナット部材16に固定される。ハウジング12内には、フリーピストン13とコイルばね14、15とがあらかじめ組み付けられ、ハウジング12をナット部材16に固定することで、減衰力可変機構4の組み付けが完了する。
このように、ピストンロッド3のおねじ3dにナット部材16を締結した後に、ハウジング12をナット部材16に固定することで、ピストンロッド3とナット部材16との相対回転を規制するかしめ加工を施すことが可能となる。
また、例えば、減衰力可変機構4をあらかじめ組み立ててからピストンロッド3と接続する場合は、ナット部材16に工具を係合させることができないので、ハウジング12に工具を係合させることになる。この場合は、所定の締付トルクをハウジング12からナット部材16に伝達できるようにするため、ハウジング12とナット部材16との固定部の構造が複雑になることが考えられる。
これに対して、上記のように、ピストンロッド3のおねじ3dにナット部材16を締結した後に、ハウジング12をナット部材16に固定する場合は、ハウジング12がショックアブソーバ100作動時の内圧変動で外れなければよいので、ハウジング12とナット部材16との固定部の構造を簡単にできる。
続いて、ショックアブソーバ100の動作について説明する。
ショックアブソーバ100は、上記のように構成された減衰力可変機構4を備えることで、加振周波数に応じて減衰力を変化させることができる。なお、加振速度は一定として説明する。
まず、加振周波数が高い場合について説明する。
ショックアブソーバ100の伸長行程では、伸側室110の圧力が高くなり、作動油がピストン2の通路2bを通って圧側室120に移動する。ここで、流路3gにより伸側室110と連通する伸側圧力室140も圧力が高くなるので、フリーピストン13がコイルばね15を圧縮しつつ圧側圧力室150側に変位して伸側圧力室140が拡大する。また、伸側圧力室140が拡大するのにともない圧側圧力室150の作動油がオリフィス12d、12fを通って圧側室120に移動する。
このとき、伸側圧力室140が拡大した分だけ伸側室110から伸側圧力室140に作動油が流入するので、ピストン2の通路2bを通過する作動油の量が減少し、ショックアブソーバ100が発生する減衰力が小さくなる。
同様に、ショックアブソーバ100の収縮行程では、フリーピストン13が伸側圧力室140側に変位して圧側圧力室150が拡大した分だけ圧側室120から圧側圧力室150に作動油が流入する。したがって、ピストン2の通路2aを通過する作動油の量が減少し、ショックアブソーバ100が発生する減衰力が小さくなる。
続いて、加振周波数が低い場合について説明する。
ショックアブソーバ100の伸長行程初期では、加振周波数が高い場合と同様に、フリーピストン13が圧側圧力室150側に変位して伸側圧力室140が拡大し、伸側室110から伸側圧力室140に作動油が流入する。
ここで、加振周波数が低い場合は、ピストン2のストロークが大きく、フリーピストン13もこれに追従して大きく変位することになる。そして、フリーピストン13の変位が大きくなるほど、コイルばね15の反力も大きくなり、また、オリフィス12dの流路面積が減少して圧側圧力室150から圧側室120に作動油が移動するときの流路抵抗も大きくなるので、フリーピストン13の変位が徐々に抑制される。これにより、伸側室110から伸側圧力室140に流入する作動油の量が減少し、ピストン2の通路2bを通過する作動油の量が増加するので、加振周波数が高い場合よりも減衰力が大きくなる。
同様に、ショックアブソーバ100の収縮行程においても、フリーピストン13が大きく変位することで、圧側室120から圧側圧力室150に流入する作動油の量が減少する。したがって、ピストン2の通路2aを通過する作動油の量が増加し、加振周波数が高い場合よりも減衰力が大きくなる。
また、さらに加振周波数が低い場合は、フリーピストン13がストロークエンドまで変位し、その後はピストン2の通路2a、2bのみを作動油が通過することになるので、減衰力が最大になる。
以上、述べたように、本実施形態によれば、ピストンロッド3とナット部材16との螺合部に、ピストンロッド3とナット部材16との相対回転を規制するかしめ加工が施されるため、ピストンロッド3と減衰力可変機構4とを接続するねじ締結部に緩みが発生することを防止できる。
また、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8を、ピストンロッド3の段部3cとナット部材16の座面16eとで挟持するので、一度のねじ締結作業で複数の部品を固定でき、組付け作業が容易になる。
また、例えば、減衰力可変機構4をあらかじめ組み立ててからピストンロッド3と接続する場合は、ナット部材16に工具を係合させることができないので、ハウジング12に工具を係合させることになる。この場合は、所定の締付トルクをハウジング12からナット部材16に伝達できるようにするため、ハウジング12とナット部材16との固定部の構造が複雑になることが考えられる。
これに対して、本実施形態によれば、ピストンロッド3のおねじ3dにナット部材16を締結した後に、ハウジング12をナット部材16に固定するので、ハウジング12がショックアブソーバ100作動時の内圧変動で外れなければよく、ハウジング12とナット部材16との固定部の構造を簡単にできる。
<第2実施形態>
続いて、図3を参照しながら本発明の第2実施形態に係るショックアブソーバ200について説明する。
ショックアブソーバ200は、ピストンロッド3と減衰力可変機構4との接続部の構成がショックアブソーバ100と相違する。以下、ショックアブソーバ100との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
ショックアブソーバ200が備える減衰力可変機構4は、ピストンロッド3のおねじ3dと螺合するナット18に固定されてピストンロッド3と接続される。
ナット18は、内周面にピストンロッド3のおねじ3dと螺合するめねじ18aが形成された円筒状の本体部18bと、本体部18bの外周面に設けられた工具を係合するための係合部18cと、を有する。本体部18bの一端には、締結軸力を受ける座面18dが形成され、他端には、減衰力可変機構4を接続するためのおねじ18eが形成される。
減衰力可変機構4は、ハウジング19と、フリーピストン13と、コイルばね14、15と、を備える。
ハウジング19は、蓋部材20とケース部材21とで構成される。
蓋部材20は、有底筒状であって、内周面にナット18のおねじ18eと螺合するめねじ20aが形成される。また、外周面における底部20b側の端部に設けられた鍔部20cと、開口側の端部に設けられた薄肉部20dと、を有する。底部20bには貫通孔20eが設けられ、図3に示すように、減衰力可変機構4をナット18に固定してピストンロッド3と接続すると、ピストンロッド3の流路3gを通じてハウジング19内と伸側室110とが連通するようになっている。
ケース部材21は、有底筒状であって、内周側に、大径部21aと、小径部21bと、段部21cと、が形成される。また、大径部21aに設けられたオリフィス21dと、底部21eに設けられたオリフィス21fと、を有する。ケース部材21のこれらの構成は第1実施形態に係るハウジング12と同一であるので、以降の説明を省略する。
蓋部材20とケース部材21とは、蓋部材20の開口側を外側にして蓋部材20の鍔部20cとケース部材21の開口部21gとを嵌合させた状態で、ケース部材21の開口部21gを外周側からかしめて固定される。
本実施形態の減衰力可変機構4は上記のように構成され、ナット18のおねじ18eと蓋部材20のめねじ20aとを締結してナット18に固定される。
ところで、ハウジング19の蓋部材20には、上記のように、薄肉部20dが設けられる。薄肉部20dは、ナット18のおねじ18eと蓋部材20のめねじ20aとを締結したときに、ナット18の係合部18cの周囲を囲むように設けられる。
本実施形態では、減衰力可変機構4をナット18に固定した後に、薄肉部20dを外周側から潰すかしめ加工が施される。これにより、薄肉部20dが係合部18cと係合し、ナット18と蓋部材20との相対回転が規制される。つまり、ナット18と減衰力可変機構4とを接続するねじ締結部に緩みが発生することを防止できる。
続いて、減衰力可変機構4の組み付け手順について説明する。
まず、ピストンロッド3の小径部3bに、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8を嵌装する。そして、ナット18を、座面18dをピストン2側にしてピストンロッド3のおねじ3dに螺合させて、所定の締付トルクで締結する。これにより、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8が、ピストンロッドの段部3cとナット18の座面18dとで挟持される。
このように、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8を、ピストンロッド3の段部3cとナット18の座面18dとで挟持することで、一度のねじ締結作業で複数の部品を固定でき、組付け作業が容易になる。
次に、第1実施形態と同様に、ピストンロッド3とナット18との螺合部に、かしめ加工が施される。かしめ加工は、ピストンロッド3のおねじ3dとナット18のめねじ18aとの少なくとも一方を変形させることができればよく、例えば、ナット18のおねじ18e側の端面18fをかしめてもよいし、ピストンロッド3の小径部3bの端面3fをかしめてもよい。
これにより、ピストンロッド3とナット18との相対回転が規制される。つまり、ピストンロッド3と減衰力可変機構4とを接続するねじ締結部に緩みが発生することを防止できる。
次に、あらかじめ組み立てられた減衰力可変機構4をナット18に固定する。減衰力可変機構4は、上記のように、ナット18のおねじ18eと蓋部材20のめねじ20aとを締結してナット18に固定される。
次に、上記のように、蓋部材20の薄肉部20dを潰すかしめ加工が施され、減衰力可変機構4の組み付けが完了する。
これによれば、減衰力可変機構4をあらかじめ組み立ててからピストンロッド3と接続する構成であっても、ピストンロッド3とナット18との相対回転を規制するかしめ加工を施すことが可能となる。
また、減衰力可変機構4をあらかじめ組み立てることができるので、ショックアブソーバ200の組み立てが容易となる。
以上、述べたように、本実施形態によれば、ピストンロッド3とナット18との螺合部に、ピストンロッド3とナット18との相対回転を規制するかしめ加工が施されるため、ピストンロッド3と減衰力可変機構4とを接続するねじ締結部に緩みが発生することを防止できる。
また、蓋部材20の薄肉部20dに、ナット18と蓋部材20との相対回転を規制するかしめ加工が施されるため、ナット18と減衰力可変機構4とを接続するねじ締結部に緩みが発生することを防止できる。
また、ピストン2、減衰バルブ6、9、間座7、10、及びバルブストッパ8を、ピストンロッド3の段部3cとナット18の座面18dとで挟持するので、一度のねじ締結作業で複数の部品を固定でき、組付け作業が容易になる。
また、減衰力可変機構4をあらかじめ組み立てることができるので、第1実施形態よりもショックアブソーバ200を容易に組み立てることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体例に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、ショックアブソーバ100、200を、モノチューブショックアブソーバとして説明しているが、2つのシリンダの隙間に気体室が形成されるツインチューブショックアブソーバや、気体室としてシリンダの外部にタンクを設けたショックアブソーバ等に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、減衰力可変機構4のフリーピストン13が、コイルばね14、15により支持されているが、コイルばね以外の弾性体、例えば、ゴム等により支持されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、フリーピストン13とハウジング12(ケース部材21)とにより圧側圧力室150を画成し、ハウジング12(ケース部材21)に設けたオリフィス12d、12f(21d、21f)により圧側室120と圧側圧力室150とを連通しているが、オリフィス12d、12f(21d、21f)の数や大きさは、所望する減衰力特性に応じて任意に設定できる。また、オリフィス12d、12f(21d、21f)のいずれか一方のみを備える構成としてもよい。さらに、ハウジング12(ケース部材21)の底部12e(21e)を大きく開放し、圧側圧力室150を画成しない、つまり、圧側圧力室150を有さない構成としてもよい。
また、上記第2実施形態では、ナット18と減衰力可変機構4とをねじ締結により固定しているが、減衰力可変機構4がショックアブソーバ200作動時の内圧変動で外れなければよいので、例えば、圧入で固定する構造としてもよい。
100 ショックアブソーバ
110 伸側室
120 圧側室
140 伸側圧力室
1 シリンダ
2 ピストン
2a 通路
2b 通路
3 ピストンロッド
3d おねじ
3g 流路
6 減衰バルブ
9 減衰バルブ
12 ハウジング
13 フリーピストン
16 ナット部材(ナット)
16a めねじ
200 ショックアブソーバ
18 ナット
18a めねじ
18e おねじ
19 ハウジング
20 蓋部材(ハウジング)
20a めねじ
21 ケース部材(ハウジング)

Claims (8)

  1. ショックアブソーバであって、
    作動流体が封入されたシリンダと、
    前記シリンダに摺動自在に挿入され、前記シリンダ内を伸側室と圧側室とに区画するピストンと、
    前記シリンダに進退自在に挿入され、前記ピストンと連結されるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドの前記ピストン側に設けられるハウジングと、
    前記ハウジングに摺動自在に挿入され、前記ハウジング内に圧力室を画成するフリーピストンと、
    前記圧力室と前記伸側室とを連通する流路と、
    前記伸側室と前記圧側室とを連通する通路に設けられ、前記通路を通過する前記作動流体の流れに抵抗を与える減衰バルブと、
    を備え、
    前記ピストンロッドは、前記ピストン側の端部に形成されたおねじを有し、
    前記ハウジングは、前記ピストンロッドの前記おねじと螺合するナットに固定されて前記ピストンロッドと接続されており、
    前記ピストンロッドと前記ナットとの螺合部に、前記ピストンロッドと前記ナットとの相対回転を規制する回り止め加工が施されている、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 請求項1に記載のショックアブソーバであって、
    前記ピストンは、前記ピストンロッドと前記ナットとで挟持されており、
    前記ハウジングは、前記ピストンと反対側で前記ナットに固定されている、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  3. 請求項1または2に記載のショックアブソーバであって、
    前記回り止め加工は、前記ピストンロッドの前記おねじと前記ナットのめねじとの少なくとも一方を変形させるかしめ加工である、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  4. 請求項1または2に記載のショックアブソーバであって、
    前記回り止め加工は、前記ピストンロッドと前記ナットとの接合加工である、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のショックアブソーバであって、
    前記ハウジングは、前記ナットに圧入で固定される、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載のショックアブソーバであって、
    前記ナットは、外周面に形成されたおねじを有し、
    前記ハウジングは、前記ナットの前記おねじと螺合するめねじを有し、
    前記ナットと前記ハウジングとは、前記ナットの前記おねじと前記ハウジングの前記めねじとを締結して固定されており、
    前記ハウジングの外周面に、前記ハウジングと前記ナットとの相対回転を規制するかしめ加工が施されている、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  7. 作動流体が封入されたシリンダと、
    前記シリンダに摺動自在に挿入され、前記シリンダ内を伸側室と圧側室とに区画するピストンと、
    前記シリンダに進退自在に挿入され、前記ピストンと連結されるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドの前記ピストン側に設けられるハウジングと、
    前記ハウジングに摺動自在に挿入され、前記ハウジング内に圧力室を画成するフリーピストンと、
    前記圧力室と前記伸側室とを連通する流路と、
    前記伸側室と前記圧側室とを連通する通路に設けられ、前記通路を通過する前記作動流体の流れに抵抗を与える減衰バルブと、
    を備えるショックアブソーバの製造方法であって、
    前記ピストンロッドの前記ピストン側の端部に形成されたおねじにナットを螺合する工程と、
    前記ピストンロッドと前記ナットとの螺合部に、前記ピストンロッドと前記ナットとの相対回転を規制する回り止め加工を施す工程と、
    前記ハウジングを、前記ナットに固定して前記ピストンロッドと接続する工程と、
    を含むことを特徴とするショックアブソーバの製造方法。
  8. 請求項7に記載のショックアブソーバの製造方法であって、
    前記ハウジングは、前記ナットの外周面に形成されたおねじと、前記ハウジングが有する前記ナットの前記おねじと螺合するめねじと、を締結して前記ナットに固定され、
    前記ハウジングの外周面に、前記ナットと前記ハウジングとの相対回転を規制するかしめ加工を施す工程を含む、
    ことを特徴とするショックアブソーバの製造方法。
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