JP2015117519A - 複層式駐車装置の組立工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率的な組立てにより工期の短縮化が図れるようにする。
【解決手段】 車載用パレットを車長方向、車幅方向に搬送できる機構が備えられているパレット搬送用ユニット1に、柱2の上端部を取り付けて、該パレット搬送用ユニット1を上層とする駐車フレーム3を形成する。この駐車フレーム3を設置位置に搬送して据付ける。同様に、パレット搬送用ユニット1に柱2の上端部を取り付けて形成した駐車フレーム3を、既に据付けられた駐車フレーム3に隣接させて組付ける作業を順次繰り返して、上層の駐車装置を組立てる。しかる後、上層の駐車装置の各駐車フレーム3の下部に、パレット搬送用ユニット1を搬送して組付け、下層の駐車装置を組立てる。
【選択図】図8

Description

本発明は、複層式駐車装置の組立工法に関するもので、主として、地下に建設される機械式駐車装置における水平循環方式の駐車装置の組立工法に関するものである。
機械式駐車装置には、各種形式のものがあるが、地下を利用した駐車装置としては、たとえば、複層式の水平循環方式の駐車装置がある。
地下式駐車装置としての前記水平循環方式の駐車装置は、各層で車両を載せたパレットを、次から次へ循環させるようにしてある。
かかる水平循環式の駐車装置の如き複層式駐車装置を組立てる方法は、従来既に提案されている。
その一例を示すと、下層の駐車フレームを設置して、その駐車フレームの各コーナ部に支柱を立設する。次に、下層の駐車フレーム上に、ダミーパレットの上面に押上げリフト装置を備えた据付作業車を搭載する。次いで、前記押上げリフト装置により上層の駐車フレームを前記支柱よりも高く押し上げて、据付作業車を据付位置まで走行させる。しかる後に、据付位置で押上げリフト装置を下降させて、上層の駐車フレームを、前記支柱に取り付ける、という工程で組立てるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載されたものは、複層式駐車装置を、下層から上層の順に組立てて行くものであるため、下層の組立て後に電気工事が行われ、下層の電気工事が終ってから、上層の組立てが行われることになる。そのため、工期が長くなり、これに伴いコストもアップするという問題がある。
又、複層式駐車装置の組立てにおいて、上層から下層の順に組立てるようにしたものとして、タワー式立体駐車場のジャッキアップ式建設工法がある。この工法は、最上層階に鉄骨構造物の箱状体をジャッキアップ装置の昇降体により高さ1階分だけ上昇させ、該最上層階の各支柱の下端に、下の階の支柱を継ぎ足し、その下の階の各支柱を介してジャッキアップ装置の固定短支柱上に最上層階の箱状体を支えた上、前記昇降体と箱状体との結合を解き、昇降体を元の位置に下げ、以後、同様の手順で箱状体を上下方向に積み重ねてタワー式立体駐車場を建設するものである(たとえば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載されたものは、タワー式立体駐車場の建設において、先に最上層階の鉄骨構造物の箱状体を形成して、この箱状体を上昇させる手順を繰り返して箱状体を上下方向に積層させるものである。
したがって、前記特許文献2に記載されたものは、上層から組立てるものではあるが、ジャッキアップ装置の支柱上で最上層階の鉄骨構造物の箱状体を形成するものであり、箱状体の形成から上昇までに多くの時間を要するものである。
特開平5−133128号公報 特開平5−18132号公報
そこで、本発明は、作業効率を高めて工期の短縮が図れるようにする複層式駐車装置の組立工法を提供しようとするものである。
本発明は、前記課題を達成するために、請求項1に対応して、車載用パレットを車長方向、車幅方向に移動させる機構が備えられているパレット搬送用ユニットを、リフターで持ち上げて、この状態で柱の上端部を前記パレット搬送用ユニットに取り付けて上層の駐車フレームを形成し、次いで、前記駐車フレームを、設置位置で下降させて、該駐車フレームの柱の下端を基礎面に組付け、次に、前記設置位置で柱の下端を組付けて据付けた駐車フレームに隣接させて、前記手順を繰り返して形成した駐車フレームを順次組付けて、上層の駐車装置を組立て、しかる後、前記上層の駐車装置の各駐車フレームの下部に、パレット搬送用ユニットを組付けて下層の駐車装置を組立てることとする。
又、請求項2に対応して、パレット搬送用ユニットを、設置位置の近くまで搬送してリフターで持ち上げて、この状態で柱の上端部を前記搬送用ユニットに取り付けて上層の駐車ユニットを形成し、前記駐車フレームを、前記リフターで持ち上げて支持した状態で設置位置まで移動させた後、該駐車フレームを下降させるようにする。
更に、前記構成において、柱を、キャスター台車付き柱とし、該キャスター台車付き柱を、リフターで持ち上げられた状態のパレット搬送用ユニットの位置までキャスター台車を介して搬送させ、直立状態の柱の上端部を、前記パレット搬送用ユニットに取り付けた後、リフターで前記パレット搬送用ユニットを更に持ち上げて、柱のキャスター台車を取り外し、駐車フレームとする。
本発明の複層式駐車装置の組立工法によれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)上層の駐車装置の組立てが終ってから、下層の駐車装置の組立てを行うので、上層の駐車装置の組立てが終った時点で電気工事等の必要な工事を上層の駐車装置で行うことができ、この工事と並行して下層の駐車装置の組立てができて、効率的な組立てを実現することができる。これにより、工期の短縮化を図ることができて、コストの削減が図れる。
(2)上層の駐車フレームを順次組付けて、上層の駐車装置の組立てを行うときに、クレーンや作業足場等を一切不要としているので、狭い空間での駐車装置の組立てに有効である。
本発明の複層式駐車装置の組立工法により地下に複層式駐車装置を組立てるレイアウトの一例と第1工程の一例を示す概略平面図である。 本発明の複層式駐車装置の組立工法の第1工程を示すもので、(a)(b)(c)(d)はパレット搬送用ユニットの搬入、設置場所近傍位置までの搬送、持上げの組立手順を示す図、(e)は(c)のX部拡大図である。 本発明の第1工程を示すもので、(a)(b)(c)は図2(d)に続く手順から2層目のパレット搬送用ユニットの組立てが終了するまでの組立手順を示す側面図、(d)は(a)の斜視図、(e)は(c)の斜視図である。 本発明の複層式駐車装置の組立工法の第2工程を示すもので、(a)(b)(c)(d)は組立手順を示す斜視図である。 本発明の複層式駐車装置の組立工法の第2工程で順次組立てられて行く状況を示す概略平面図である。 本発明の複層式駐車装置の組立工法の第3工程の一例を示すもので、(a)(b)(c)(d)は組立手順を示す斜視図である。 地下に複層式駐車装置の組立てが完了した状態の平面図である。 本発明の複層式駐車装置の組立工法の第4工程を示すもので、(a)(b)(c)は既設の駐車フレームの下端部への1層目のパレット搬送用ユニットの搬送と組付けを行う手順を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。
図2(a)(b)(c)(d)乃至図8(a)(b)(c)は、一例として、図1に示す地下式の駐車装置のレイアウトに沿って2層式の駐車装置を組立てる場合の本発明の複層式駐車装置の組立工法の手順を示すものである。
本発明の複層式駐車装置の組立工法は、第1工程、第2工程、第3工程により、2階となる2層目の駐車装置の組立てを先に行い、次いで、第4工程により、1階となる1層目の駐車装置の組立てを行うことを特徴とするものである。
以下、本発明の複層式駐車装置の組立工法の概要を、第1、第2、第3及び第4工程に沿って説明する。
先ず、第1工程では、図1乃至図3に示す如く、複層式駐車装置の2層の組立てを行うパレット搬送用ユニット1を、搬送台車4により、図1に示す駐車装置組立区画A内の目的の設置位置Bの近傍位置まで搬送した後、専用のリフター5で持ち上げる。次いで、前記持ち上げられたパレット搬送用ユニット1の四隅部に、柱2の上端を取り付けて一体としてなる2層の駐車フレーム3を、リフター5で前記設置位置Bまで搬送して、各柱2の下端を基礎面6に固定して1つの設置位置Bにパレット搬送用ユニット1を備えた駐車フレーム3の組付けを行わせる。
第2工程では、図4に示す如く、前記第1工程で組立てを終えた既設の駐車フレーム3のパレット搬送用ユニット1に、次のパレット搬送用ユニット1を、隣接するように搬送させた後、第1工程の組立手順の場合と同様に専用のリフター5による持ち上げ、柱2の取り付け、前記リフター5による搬送の手順を経てパレット搬送用ユニット1を既設の駐車フレーム3の柱2の上端に一体構造に組付けるものである。第2工程では、かかる作業を繰り返して、順次既設となる駐車フレーム3に順次新たなパレット搬送用ユニット1を隣接させて組付けて行くようにする。
第3工程では、前記第2工程で一体に組立てられた2層のパレット搬送用ユニットの別の側面に、順次パレット搬送用ユニット1を隣接させるように搬送させて、前記と同様に、専用のリフター5による持ち上げ、柱2の取り付け、前記リフター5による搬送の手順を経て既設の駐車フレーム3の柱2上端部への取り付けを行って、一体構造に組付けて行くようにする。
第4工程では、前記第1〜第3工程ですべての設置位置Bへの2層の駐車装置の組立てが終了した後に、各設置位置Bに1層のパレット搬送用ユニット1の組付けを行い、複層式駐車装置を組立てて行くようにする。
本発明の複層式駐車装置の組立工法の概要は、前記したとおりであるが、本発明の複層式駐車装置の組立工法は、パレット搬送用ユニット1を搬送する図2(a)(b)に示す搬送台車4と、図8(b)に示す搬送台車4aと、専用リフター5と、柱2を搬送するため該柱2の下端に取り付けられているキャスター台車7を駆使して、地下の限られた駐車装置組立区画A内に2層式の水平循環方式の駐車装置を、効率よく組立てることができるようにするものである。
そこで、本発明の複層式駐車装置の組立工法を第1工程から説明する前に、本発明の組立工法に用いる前記搬送台車4,4a、専用のリフター5、キャスター台車7付き柱2について説明する。
前記搬送台車4は、図2(a)(b)に示す如く、2層(上層)の駐車装置を構成するパレット搬送用ユニット1の長手方向の両端部を載置させる2台1組からなるものとしてある。2台の搬送台車4は、パレット搬送用ユニット1を、専用のリフター5の非作動時の高さ寸法よりも高い位置に支持するように、パレット搬送用ユニット1載置面の高さが決められている。これにより2台の搬送台車4は、パレット搬送用ユニット1の両端部を支持して、2人の作業者の操作で目的場所へ搬送できて、専用のリフター5の上方にパレット搬送用ユニット1を位置させることができるようにしてある。
もう1つの搬送台車4aは、1層(下層)の駐車装置を構成するパレット搬送用ユニット1を搬送するもので、高さが低く、パレット搬送用ユニット1の中央部分を載置させるようにしてある。
前記専用のリフター5は、基台8上に伸縮部9を介して上端の支持台10が取り付けられ、電動又は油圧で伸縮部9が伸縮させられて上端の支持台10が昇降させられるようにしてある。更に、前記リフター5には、基台8の下面に、エアーキャスター台車11が組付けられ、前記駐車装置組立区画Aの基礎面6上を移動できるような構成とされている。又、前記リフター5の上端の支持台10には、図2(e)に示す如く、ずれ防止用ピン12が上向きに取り付けられており、該ずれ防止用ピン12がパレット搬送用ユニット1に離脱可能に係合されて、該パレット搬送用ユニット1がリフター5で持ち上げられるときに、両者のずれ防止が図れるようになっている。
又、前記キャスター台車7付き柱2は、前記駐車装置組立区画Aの基礎面6と2層位置との間の高さ寸法に対応する長さとしてある柱2の下端に、キャスター台車7を備えて、キャスター台車7により柱2直立状態のまま搬送ができるようにしてある。前記柱2には、上下両端部に、ボルト孔付き四角形状のフランジ13,14が取り付けられていて、下端部のフランジ14に、キャスター台車7のフレームがボルトとナットで容易に取り外しができるように取り付けられている。
本発明の複層式駐車装置の組立工法は、2層式の駐車装置を組立てる場合に、1層よりも2層の方を先に組立てる。
その場合は、先ず、図2(a)(b)に示す如く、地上から地下への搬入部CでホイストDにより吊り下ろされて搬入されたパレット搬送用ユニット1を、相対向させて配置した2台の搬送台車4に載せ、搬送台車4を2人の作業者の操作で目的場所へ基礎面6上を搬送させる。
なお、前記パレット搬送用ユニット1は、予め工場で製作されてから組立現場へ搬入されるものである。このパレット搬送用ユニット1は、その上に載置される図示しない車載用のパレットを、自動的に車長方向(パレット長手方向)及び車幅方向(パレット幅方向)に搬送できる機構を備えているもので、既存のものと構成は同じである。そのため、図では、説明の便宜上、詳細な構成は省略してある。
初めのパレット搬送用ユニット1は、図1に示す如く、駐車装置組立区画A内の搬入部Cより最も遠くの位置にある設置位置Bの近傍位置までパレット搬送用ユニット1を搬送させ、図2(c)に示す如く、予め待機させてある専用のリフター5の上方に2台の搬送台車4に載せたままのパレット搬送用ユニット1の中央部分を位置させる。
次に、専用のリフター5を伸長作動させて、支持台10をパレット搬送用ユニット1の下面に接触させて支持させると共に、ずれ防止用ピン12をパレット搬送用ユニット1に係合させてずれ防止を行った状態とし、図2(d)に示す如く、リフター5を長くしてパレット搬送用ユニット1を、上階となる2階の位置まで持ち上げさせる。
この状態で、図3(a)(d)に示す如く、キャスター台車7付き柱2を、キャスター台車7を介し搬送させて、前記持ち上げられたパレット搬送用ユニット1の四隅部の下方位置に、キャスター台車7付き柱2の各上端部を位置させる。
次いで、前記専用のリフター5を短縮作動させて、パレット搬送用ユニット1を下げ、該パレット搬送用ユニット1の四隅部を、各キャスター台車7付き柱2の上端部の四角形状のフランジ13の一部、詳しくは、四角形の一角部上に載置させる。しかる後、パレット搬送用ユニット1の隅部に、柱2の上端を、フランジ13のボルト孔を利用してボルト接続させる。このボルト接続は、図3(a)(d)に示す如く、作業台15上に乗った作業者によって行われる。
前記パレット搬送用ユニット1への柱2の連結が終ると、前記リフター5を再び上昇させて、各キャスター台車7付き柱2の下端側を基礎面6より浮かせる。この状態で、各柱2とキャスター台車7とを切り離して、パレット搬送用ユニット1と柱2とからなる駐車フレーム3を形成させる。
このようにして形成された駐車フレーム3は、リフター5で持ち上げられて柱2の下端部が基礎面6から離れた姿勢のまま、該リフター5とともに図3(b)のように移動させる。図1の設置位置Bのレイアウトに合わせて正規の設置位置には、基礎面6にアンカーボルト16が設けられている。図3(b)に示す如く、リフター5で持ち上げられている駐車フレーム3をリフター5とともに移動して、各柱2の下端のフランジ14がアンカーボルト16の位置にくると、リフター5を短縮作動させて駐車フレーム3を下降させ、柱2下端部のフランジ14のボルト孔をアンカーボルト16に嵌合させる。続いて、柱2下端部のフランジ14に通されたアンカーボルト16に上方よりナットを螺合させることにより締結して、柱2の下端部を基礎面6に固定させ、1つの設置位置Bへの駐車フレーム3の組付けを終了させる。
このようにして、1つの設置位置Bへの駐車フレーム3の組付けが終了すると、図3(e)に示す如く、リフター5を短縮させて最も低い姿勢とさせた後、リフター5を既に組付けられた駐車フレーム3のパレット搬送用ユニット1の下から引き出し、次に駐車フレーム3を組付ける位置の近傍に待機させておく。
以上、図2(a)(b)から図3(e)に至る一連の組立手順の第1工程が終了すると、かかる第1工程は、設置位置Bの数に対応する回数だけ繰り返して、第2工程の組付けと、第3工程の組付けを行わせる。すなわち、第2工程は、図4(a)(b)(c)(d)に示す手順で、既設の駐車フレーム3の車幅方向に隣接させて駐車フレーム3を組付けることにより、図5に示すように、車幅方向に並べる駐車装置の組立てを行わせる。
第3工程は、図5に示すように、複数の駐車フレーム3が隣接させられて組付けられた後、前記第1工程を繰り返して、図6(a)(b)(c)(d)に示す手順で、既設の各駐車フレーム3におけるパレット搬送用ユニット1の長手方向の一端側に駐車フレーム3を隣接させて組付けを行い、図7に示すように、車長方向に並べる駐車装置の組立てを行わせる。
前記説明では、第1工程終了後、第2工程、第3工程の順で組付けを行う場合を説明したが、図1に示す如き設置位置Bのレイアウトの場合は、第2工程から第3工程の順となるが、レイアウトによっては、第3工程から第2工程の順で組立てることは可能であり、第2工程と第3工程はどちらを先行させてもよい。
なお、前記第2工程では、第1工程で組立て終えた駐車フレーム3を既設の駐車フレームとして、その車幅方向に駐車フレーム3を、図4(a)(b)(c)(d)のような手順で組付けるために、リフター5で持ち上げられたパレット搬送用ユニット1への柱2の取り付けは、図4(b)(c)に示すように、既設の駐車フレーム3側とは反対側の2個所のコーナーのみとし、該パレット搬送用ユニット1の既設の駐車フレーム3側の2個所のコーナーは、既設の駐車フレーム3の柱2上端部に載置させて一体に連結させるようにしてある。
又、第3工程では、第2工程で組付けられた各駐車フレーム3の車長方向に駐車フレーム3を、図6(b)(c)のような手順で組付けるために、リフター5で持ち上げられたパレット搬送用ユニット1への柱2の取り付けは、既設の駐車フレーム3側とは反対側の2個所のコーナーのみとし、該パレット搬送用ユニット1の既設の駐車フレーム3側の2個所のコーナー部は、既設駐車フレーム3の柱2の上端部に載置させて一体に連結させるようにしてある。
前記第1工程、第2工程、第3工程により、2層式駐車装置の上階となる2層目の組立てが終了すると、パレット搬送用ユニット1を各駐車フレーム3の下端部に設置して、1層の駐車装置の組立てを行う第4工程を実施させる。
すなわち、第4工程は、図8(a)(b)(c)に示す如く、パレット搬送用ユニット1を搬送台車4aに載せた状態で車長方向へ搬送させる。搬送台車4aは、図8(b)に示す如く、パレット搬送用ユニット1を低い位置で搬送できるように高さの低い構成としてある。パレット搬送用ユニット1が図8(a)に矢印で示す方向に、各駐車フレーム3の柱2同士の間を通りながら目的の駐車フレーム3の下部位置まで搬送されると、図8(b)に示す如く、2層のパレット搬送用ユニット1にチェンブロック17を取り付け、1層のパレット搬送用ユニット1に玉掛けする。
次に、チェンブロック17を巻き上げて、1層のパレット搬送用ユニット1を上昇させ、搬送台車4aを該パレット搬送用ユニット1の下から外方へ移動させる。しかる後、図8(c)の如く、チェンブロック17の操作で1層のパレット搬送用ユニット1を下降させ、別途用意したユニット架台に載せ、且つ柱2に連結させる。
このようにして、1層のパレット搬送用ユニット1の組付けが終ると、該1層のパレット搬送用ユニット1から玉掛けを外し、チェンブロック17を取り外して、チェンブロック17は、次に1層の組立てを行う隣接する駐車フレーム3の2層のパレット搬送用ユニット1に取り付けておくようにする。
第4工程は、このような組立手順を繰り返して、各設置位置Bに1層のパレット搬送用ユニット1を隣接して組み立てて、1層の駐車装置を組立てるようにする。
本発明の複層式駐車装置の組立工法においては、前記したように、2層式の駐車装置の場合には2層の組立てを先に行い、2層の組立てが終了した後に、1層の組立てを行うようにしてあるため、2層の組立てが終了した時点で電気工事を行うことが可能である。しかも、この2層の電気工事の間に1層の組立てを並行して行うことができる。そのため、効率的な組立てができて、組立に要する時間を短縮させることが可能となる。
又、本発明においては、第1工程、第2工程、第3工程において、いずれもクレーンを用いたり、作業足場を架設したりすることなく、2層のパレット搬送用ユニット1に柱2の上端部を取り付けて、該パレット搬送用ユニット1と柱2とを一体化した駐車フレーム3を形成するようにしてあるため、クレーンの設置や足場の架設に要する時間とコストを抑えることが可能となる。更に、柱2は、キャスター台車7付きとしてあるため、立てた状態で搬送することができ、柱2の一端をパレット搬送用ユニット1に取り付けるときに、柱2を立てる操作が不要となり、組立作業を容易且つ迅速に行わせることができるという利点を有する。
なお、本発明の複層式駐車装置の組立工法は、一例として2層式の場合を説明したが、これに限定されるものではなく、3層式の駐車装置も、同様の組立手順で組立てることができる。この場合は、2層と1層を組立てた後、柱の下端部を基礎面のアンカーボルトにて固定することなく、リフターで上昇させ、この状態で柱の継足し、柱の下端部からのキャスター台車の切り離し、柱の下端部のアンカーボルトへの取り付け、1層へのパレット搬送用ユニットの組付けを行うようにすればよい。パレット搬送用ユニット1を2台の搬送台車4で搬送させる場合を示したが、搬送手段はこれに限定されるものではなく、考え得られるあらゆる手段を採用してもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
1 パレット搬送用ユニット
2 柱
3 駐車フレーム
4,4a 搬送台車
5 リフター
6 基礎面
7 キャスター台車
17 チェンブロック

Claims (3)

  1. 車載用パレットを車長方向、車幅方向に移動させる機構が備えられているパレット搬送用ユニットを、リフターで持ち上げて、この状態で柱の上端部を前記パレット搬送用ユニットに取り付けて上層の駐車フレームを形成し、
    次いで、前記駐車フレームを、設置位置で下降させて、該駐車フレームの柱の下端を基礎面に組付け、
    次に、前記設置位置で柱の下端を組付けて据付けた駐車フレームに隣接させて、前記手順を繰り返して形成した駐車フレームを順次組付けて、上層の駐車装置を組立て、
    しかる後、前記上層の駐車装置の各駐車フレームの下部に、パレット搬送用ユニットを組付けて下層の駐車装置を組立てること
    を特徴とする複層式駐車装置の組立工法。
  2. パレット搬送用ユニットを、設置位置の近くまで搬送してリフターで持ち上げて、この状態で柱の上端部を前記搬送用ユニットに取り付けて上層の駐車ユニットを形成し、
    前記駐車フレームを、前記リフターで持ち上げて支持した状態で設置位置まで移動させた後、該駐車フレームを下降させるようにする
    請求項1記載の複層式駐車装置の組立工法。
  3. 柱を、キャスター台車付き柱とし、
    該キャスター台車付き柱を、リフターで持ち上げられた状態のパレット搬送用ユニットの位置までキャスター台車を介して搬送させ、
    直立状態の柱の上端部を、前記パレット搬送用ユニットに取り付けた後、リフターで前記パレット搬送用ユニットを更に持ち上げて、柱のキャスター台車を取り外し、駐車フレームとする
    請求項1又は2記載の複層式駐車装置の組立工法。
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