JP2015116189A - 高度多価不飽和脂肪酸含有油脂およびそれを含有する食品ならびにその製造法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 構成脂肪酸組成中、ニ重結合が5つ以上の脂肪酸が1重量%〜50重量%の高度多価不飽和脂肪酸(PUFA)含有油脂において、下記(A)および(B)を満たし、下記(C)〜(E)を特徴とする液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂、
(A)水溶性茶ポリフェノールの含有量が500〜10000重量ppm 、乳化剤の含有量が20000重量ppm以下であり、乳化剤含有量が水溶性茶ポリフェノール含有量の2倍以下である
(B)60℃、3日保存後の油脂の香気成分分析によって得られる、下記(α)で示した、高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の風味に影響を与える9種の香気成分のピークの平均面積を、下記(β)で示した2種の香気成分のピークの平均面積で割った値が7以下である9種の香気成分(α);2−Heptenal、2,4−Nonadienal、2,4−Heptadienal、3,5−Octadien−2−one、2−Butenal、3,4−Pentadienal, 2,2−dimethyl、1−Penten−3−one、2,4−Hexadienal、2(5H)−Furanone, 5−ethyl
2種の香気成分(β);PhenolおよびToluene
(C)油脂が連続相をなす
(D)水分含有量が5重量%以下
(E)下記方法で得られるA/Sが0.8以上
A:水溶性茶ポリフェノールを500〜10000重量ppm含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の100℃でのCDM安定性時間
S:抗酸化物質無添加の精製大豆油の100℃でのCDM安定性時間
(2) 構成脂肪酸組成中、ニ重結合が5つ以上の脂肪酸が5重量%〜50重量%である、(1)の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂、
(3) 水溶性茶ポリフェノールの含有量が500〜10000重量ppm 、乳化剤の含有量が400〜6000重量ppmであり、乳化剤含有量が茶ポリフェノール含有量の2倍以下である、(1)または(2)の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂、
(4) (1)の(B)がGC−TOFMSを使用して得られる、(1)の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂、
(5) 水分含量が2重量%以下である、(1)〜(4)のいずれかの液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂、
(6) (1)〜(5)のいずれかの液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品、
(7) 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品が、ドレッシングである、(6)の食品、
(8) 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品が、チョコレートである、(6)の食品、
(9) 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品が、ショートニングである、(6)の食品、
(10) 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品を、マヨネーズに配合した(6)の食品、
(11) 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品を、マーガリンに配合した(6)の食品、
(12) (1)〜(5)のいずれかの液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用することを特徴とする食品の香気成分の発生を抑制する方法、
(13) 水溶性茶ポリフェノールを水性媒体に加えて、溶液状態で油脂に添加することを特徴とする(1)〜(5)のいずれかの液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の製造方法、である。
A:高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の100℃でのCDM安定性時間
S:抗酸化物質無添加の精製大豆油の100℃でのCDM安定性時間
(Phenol、Toluene)の平均量で割った値を7以下とすることで得られるが、好ましくは5以下、より好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下、最も好ましくは1.5以下である。7を超えると異風味が強くなり食用に用いることが困難になる。得られた高度多価不飽和脂肪酸含有油脂は、通常の食用油脂と同様な保存安定性を有し、劣化臭の少ない高度多価不飽和脂肪酸含有油脂が得られる。前記所定の有機化合物を同定及び定量することができればいずれの分析法でも構わないが、精密質量の測定によって、検出成分の組成の推定が比較的簡便に可能である点や、におい嗅ぎ装置と接続させ、質量分析と同時測定ができる点で、好ましい香気成分の分析法はGC−TOFMS法においてピーク面積を使用することである。GC−TOFMSとは飛行時間型(Time of Flight )の質量分析計を意味し、高真空下、電子衝撃イオン化(EI)法を用いてイオン化し、電場によって加速したイオンの質量によって一定距離の飛行時間が異なることを利用して、化合物の質量スペクトルを得る分析装置である。
茶ポリフェノールを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の作製おいて、太陽化学株式会社製サンフェノン90Sを、茶ポリフェノール含有組成物として使用する。かかる茶ポリフェノール含有組成物中のポリフェノール含有量が80重量%以上であることより、茶ポリフェノール含有組成物中の茶ポリフェノール含有量は80重量%として算出した。
イワシ油(横関油脂製)、マグロ油(横関油脂製)、抗酸化物質無添加の精製大豆油(不二製油製)を用いた。それぞれ、5つ以上の二重結合をもつ脂肪酸は15.4%、29.0%、0.0%だった。各油は精製工程を経た後、速やかにもちいた。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油993gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Aを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸油脂Bを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を10.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール4000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸油脂Cを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を20.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール8000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Dを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を10.0g加えた後、TBHQ(和光純薬工業製:試薬)を米国で添加が許容されている上限値200ppmに相当する0.2g加え、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール4000重量ppm、TBHQ200重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Eを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。アスコルビン酸(和光純薬:試薬)を水に加え、20重量%のアスコルビン酸が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、さらに20重量%のアスコルビン酸が溶解した水溶液を10.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppm、アスコルビン酸2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Fを得た。
イワシ油500gに大豆油480gを加えたものに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を1.5g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール600重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Gを得た。
イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解した後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Hを得た。
イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに1.5gのトコフェロール(エーザイ株式会社製:商品名イーミックスD)を加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、トコフェロール1500重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Iを得た。
イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、TBHQ(和光純薬工業製:試薬)を0.2g加え、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、TBHQ200重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Jを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油960gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸油脂Kを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社性:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油980gに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、乳化剤は含まないが、茶ポリフェノール2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸油脂Lを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社性:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、イワシ油980gに乳化剤(阪本薬品工業株式会社性:商品名SYグリスターCRS−75)を7.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸油脂Mを得た。
イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに2.0gの茶ポリフェノール製剤(太陽化学株式会社製:商品名サンカトール)を加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール製剤2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Nを得た。
イワシ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに10.0gの茶ポリフェノール製剤(太陽化学株式会社製:商品名サンカトール)を加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール製剤10000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Oを得た。
イワシ油500gに大豆油480gを加えたものに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Pを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、マグロ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解しし、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を10.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー
(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール4000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸油脂Qを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、マグロ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を20.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール8000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Rを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、マグロ油400gに大豆油580gを加えたものに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Sを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、マグロ油400gに大豆油580gを加えたものに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、アスコルビン酸パルミテート製剤(三菱化学フーズ製:商品名エアコートC)を1.5g加え、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmとアスコルビン酸パルミテート製剤1500ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Tを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、マグロ油400gに大豆油580gを加えたものに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、TBHQを0.2g加え、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmとTBHQ200ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Uを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、マグロ油400gに大豆油580gを加えたものに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を5.0g加えた後、TBHQを0.2g、アスコルビン酸パルミテート製剤(三菱化学フーズ製:商品名エアコートC)を1.5g、ローズマリー抽出物製剤(三菱化学製、商品名:RM21Bベース)を1.0g加え、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール2000重量ppmとTBHQ200ppm、アスコルビン酸パルミテート製剤1500ppm、ローズマリー抽出物製剤1000ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Vを得た。
マグロ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解した後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Wを得た。
茶ポリフェノール含有組成物(太陽化学株式会社製:商品名サンフェノン90S)を水に加え、50重量%茶ポリフェノール含有組成物が溶解した水溶液を作成する。次いで、マグロ油980gに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、さらに50重量%の茶ポリフェノール含有物が溶解した水溶液を2.5g加えた後、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機帰化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、茶ポリフェノール1000重量ppmを含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Xを得た。
マグロ油400gに大豆油580gを加えたものに、乳化剤(阪本薬品工業株式会社製:商品名SYグリスターCRS−75)を2.0g加えて溶解し、総量が1000gになるように水を加え、ホモミキサー(TK ROBO MIX:特殊機化工業株式会社製)にて10000rpm×5分の撹拌を行い、高度多価不飽和脂肪酸含有油脂Yを得た。
(1)調製直後の高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の官能評価方法
パネラー10名により、嗅覚と味覚により風味が優れている順に「5 」、「4 」、「3 」、「2 」、「1 」の五段階にて評価を行い、平均化した評価点数において4点以上を合格とした。
(2)保存試験を実施した油脂の官能評価方法
60℃、開放系にて100rpmで振とう撹拌させた各油を継時的にサンプリングを行い、パネラー10名により、嗅覚により風味が優れている順に「5 」、「4 」、「3 」、「2 」、「1 」のご段階にて評価を行い、平均化した評価点数を評価結果とした。4点以上を合格とした。
(3)CDM安定性時間
メトローム社製CDM試験機ランシマットを使用して油脂の酸化安定性を評価する。各油脂の酸化安定性の判定は、食用油脂の酸化安定性の増加に相関してCDM安定性時間が延びることによる時間差の比較により行った。測定条件:測定温度100℃、空気吹き込み量20L/h、油脂検体3g仕込み。
大豆油との酸化安定性を対比するため、下記方法で得られるA/Sの値を用いて評価した。
A:高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の100℃でのCDM安定性時間
S:抗酸化物質無添加の精製大豆油の100℃でのCDM安定性時間
(4)香気分析方法
LECO社製GC−TOFMS(商品名:pegasus 4D)を使用し、以下の方法にて分析を行い、NISTライブラリーと合致した所定の香気成分αの検出ピーク平均面積を所定の香気成分βの検出ピーク平均面積で割った値を基準として評価を行った。
香気成分の分析法; 3gの油脂において、60℃・15分保温し、Divinylbenzene/Polydimethylsiloxane/Carboxenのファイバーに吸着(60℃・15分)させた後、240℃で香気成分を脱着させ、260℃で20分焼き出し、GC−TOFMSにて香気成分を分析した。GC部のカラムはStabil−WAX(長さ30m・内径0.32mm・液相膜厚0.5μm)を使用した。
所定の香気気成分(α);
2−Heptenal、2,4−Nonadienal、2,4−Heptadienal、3,5−Octadien−2−one、2−Butenal、3,4−Pentadienal, 2,2−dimethyl、1−Penten−3−one、2,4−Hexadienal、2(5H)−Furanone, 5−ethyl、
所定の香気気成分(β);
Phenol、Toluene―
・実施例1〜13は、調整直後の風味が良好で、A/Sの値は何れも0.8以上であり大豆油と同等に使用可能な油脂であった。
・比較例4は、白濁が強い上に酸化安定性も低く、使用不可であった。
・比較例5は、実施例1、2と同等な水溶性茶ポリフェノールを添加しているが、水溶性茶ポリフェノールの分散性が悪く、水溶性茶ポリフェノール添加量に応じた十分な効果が得られていない。
・比較例6はA/Sが0.8以上あったが、調製直後に乳化剤特有の臭気があり、食用として使用不可であった。
・比較例8のA/Sは0.8であったが、茶ポリフェノール製剤特融の刺激味や臭気が調整直後から存在し、使用不可であった。
・比較例11は、二重結合が5つ以上の脂肪酸の量に対して、水溶性茶ポリフェノール含量が十分でなく、A/Sは0.8未満の0.41であった。
・60℃3日後のGC−TOFMS分析によるα/β値が7以下であった実施例1〜実施例12の高度多価不飽和脂肪酸含有油脂は、60℃3日後の風味評価も良好な結果が得られた。
・実施例4、実施例6、実施例13は調整直後の風味が実施例1よりも若干劣ったが、GC−TOFMS分析によるα/β値が7以下で良好で、60℃3日後の風味評価も良好であった。
・比較例4は、白濁が強かったことから使用は困難と考え、保存テストは実施しなかった。
・比較例5は、実施例1、2と同等な水溶性茶ポリフェノールを添加しているが、水溶性茶ポリフェノールの分散性が悪く、水溶性茶ポリフェノール添加量に応じた効果が得られていないので、保存テストは実施しなかった。
・比較例6〜比較例8は、初期の風味評価が著しく悪く、保存テストは実施しなかった。・実施例11は、CDM安定性時間は実施例2と同等であるが、60℃3日後の風味評価およびGC−TOFMSのα/β値は実施例2よりも好ましい結果が得られた。
・60℃3日後のGC−TOGMS分析によるα/β値が7.89であった、比較例11の60℃3日後の風味評価結果は、不合格であった。
Claims (13)
- 構成脂肪酸組成中、ニ重結合が5つ以上の脂肪酸が1重量%〜50重量%の高度多価不飽和脂肪酸(PUFA)含有油脂において、下記(A)及び(B)を満たし、下記(C)〜(E)を特徴とする液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂。
(A)水溶性茶ポリフェノールの含有量が500〜10000重量ppm 、乳化剤の含有量が20000重量ppm以下であり、乳化剤含有量が水溶性茶ポリフェノール含有量の2倍以下である
(B)60℃、3日保存後の油脂の香気成分分析によって得られる、下記(α)で示した、高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の風味に影響を与える9種の香気成分のピークの平均面積を、下記(β)で示した2種の香気成分のピークの平均面積で割った値が7以下である9種の香気成分(α);2−Heptenal、2,4−Nonadienal、2,4−Heptadienal、3,5−Octadien−2−one、2−Butenal、3,4−Pentadienal, 2,2−dimethyl、1−Penten−3−one、2,4−Hexadienal、2(5H)−Furanone, 5−ethyl
2種の香気成分(β);PhenolおよびToluene
(C)油脂が連続相をなす
(D)水分含有量が5重量%以下
(E)下記方法で得られるA/Sが0.8以上
A:水溶性茶ポリフェノールを500〜10000重量ppm含有する高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の100℃でのCDM安定性時間
S:抗酸化物質無添加の精製大豆油の100℃でのCDM安定性時間 - 構成脂肪酸組成中、ニ重結合が5つ以上の脂肪酸が5重量%〜50重量%である、請求項1に記載の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂。
- 水溶性茶ポリフェノールの含有量が500〜10000重量ppm 、乳化剤の含有量が400〜6000重量ppmであり、乳化剤含有量が茶ポリフェノール含有量の2倍以下である、請求項1又は請求項2に記載の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂。
- 請求項1に記載の(B)がGC−TOFMSを使用して得られる、請求項1に記載の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂。
- 水分含量が2重量%以下である、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品。
- 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品が、ドレッシングである、請求項6に記載の食品。
- 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品が、チョコレートである、請求項6に記載の食品。
- 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品が、ショートニングである、請求項6に記載の食品。
- 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品を、マヨネーズに配合した請求項6に記載の食品。
- 液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用した食品を、マーガリンに配合した請求項6に記載の食品。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂を使用することを特徴とする食品の香気成分の発生を抑制する方法。
- 水溶性茶ポリフェノールを水性媒体に加えて、溶液状態で油脂に添加することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の液状流通用高度多価不飽和脂肪酸含有油脂の製造方法。
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