JP2015115583A - 炭化珪素半導体装置の製造方法およびレーザアニール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーミック電極を安定的に形成することができる方法を提供する。
【解決手段】金属膜40が設けられた基板10上へスポット領域でのレーザ光の照射が繰り返される。照射を繰り返す工程は、レーザ光の光路を変えることによって、スポット領域の部分的な重複を伴いつつスポット領域をずらす工程を含む。スポット領域をずらす工程は、スポット領域を第1の方向D1へ向かって終点位置P1まで走査する工程と、第1の方向D1と交差する第2の方向D2へ終点位置からずらされた始点位置P2から、第1の方向D1とのなす角が0度以上45度以下の第3の方向D3へ、スポット領域を走査する工程とを含む。シリサイド化を行う工程は第2の方向D2と反対方向の成分を有する方向に向かって不活性ガスを流す工程を含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、炭化珪素半導体装置の製造方法およびレーザアニール装置に関するものである。
炭化珪素半導体装置は、炭化珪素(以下SiCともいう)の優れた材料物性により半導体装置動作時の抵抗値を珪素半導体装置よりも低くすることができるため、注目を集めている。炭化珪素半導体装置がオーミック電極を有するものである場合、その製造方法は、通常、オーミックコンタクトを得るためのアニールを必要とする。
特表2007−534143号公報(特許文献1)によれば、炭化珪素基板上に金属膜を形成した後、基板と金属膜との間でのシリサイド化がレーザアニールによって行われることで、オーミック電極が形成される。一般にレーザアニールが用いられる場合、加熱される必要がない部分の過度の温度上昇を避けることができる。たとえば、基板の表側にショットキバリアダイオード(SBD)構造またはMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造などの素子構造を作製した後に裏面側にオーミック電極を形成する場合には、裏面側へレーザ光を入射するようにすることで、表側に位置する素子構造へのダメージを抑制することができる。
特開2002−217125号公報(特許文献2)によれば、基板へのレーザ光の照射は、ArまたはN2雰囲気とされた気密容器内で行われる。このように雰囲気が管理される場合、アニールを低酸素濃度中で行うことができる。よって、オーミック電極を形成する際の酸化を抑制することができる。しかしながら気密容器を用いた雰囲気の制御はスループットの低下を伴う。
特開2008−244195号公報(特許文献3)によれば、気密容器内の雰囲気を制御する代わりに、レーザ光の照射部分に不活性ガスが吹き付けられる。この公報によれば、細長い矩形状のビーム(矩形状ビーム)に集光されたレーザ光が、基板に対して矩形状ビームの短手方向に相対移動させられながら照射される。またレーザアニール装置は、水平面内を二次元的に移動可能な基板ステージを有する。処理対象となる基板のビーム長手方向の寸法は、レーザ光の照射部分におけるビーム長手方向の長さよりも長い。このため、基板をビーム短軸方向に一回移動させただけでは基板の全面をアニールすることはできない。したがって、このような大面積の基板を処理する場合、ビーム短手方向に基板を移動させながらレーザ光が照射され、基板の端部まで走査したらビーム長手方向にその長さ分だけ基板が移動される。続いて前回の移動方向とは逆のビーム短軸方向に基板を移動させながらレーザ光が照射される。これを複数回繰り返すことにより、基板全面がアニールされる。
特開2005−074466号公報(特許文献4)によれば、レーザ加工機に用いられるレーザ加工用ノズルが開示されている。レーザ加工用ノズルは、ワークへのガスの吹き付けと、ガスの吸引とを行う。レーザ加工機のチャンバの内部には、ワーク(ガラス基板)が載置されるXYステージが設けられている。XYステージの上部にはレーザ加工用ノズルが取り付けられている。レーザ加工用ノズルは、チャンバに固定されており、ワークがXYステージによって移動することでワークの表面全体にレーザ光が照射される。
特表2007−534143号公報 特開2002−217125号公報 特開2008−244195号公報 特開2005−074466号公報
上記特許文献3および4によれば、ワークが移動されることで所望の範囲全体にレーザ光が照射される。この場合、レーザ光が入射される絶対位置は一定であるため、レーザ光の入射位置近傍で雰囲気が高温に加熱されやすい。これに起因してレーザ光の光路に蛇行などの乱れが生じると、アニールのばらつきが生じ得る。
基板を移動させずに基板上でレーザ光のスポット領域を走査する場合、上記の問題は軽減されるものの、依然として問題となり得る。なぜならば、アニールが不十分な部分が生じることを防ぐには隣り合うスポット領域を部分的に重複させる必要があるからである。これは、レーザ光の一部が、前照射と同じ位置、すなわち高温に加熱された部分、へ向けて再入射されることを意味する。この高温部分の近傍で、上述したレーザ光の乱れが生じ得る。このためさらなる改善が求められる。
アニールが炭化珪素基板上へのオーミック電極の形成のためのものである場合は、アモルファスシリコンの結晶化アニールなどと比してより高い温度が必要であり、たとえば1000℃程度の高温が必要である。このため上記の問題は特に深刻となる。すなわち、レーザ光の光路が乱れることでアニール強度にばらつきが生じることにより電極の接触抵抗にばらつきが生じる。これに起因して半導体装置の製造歩留まりが低下したり、所望の装置特性が得られなかったりすることがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、その一の目的は、オーミック電極を安定的に形成することができる炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することである。また本発明の他の目的は、レーザ光の光路の乱れを抑制することができるレーザアニール装置を提供することである。
本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法は、次の工程を有する。炭化珪素から作られた基板の主面上に金属膜が形成される。基板および金属膜を加熱することによって基板と金属膜との界面でのシリサイド化が行われる。シリサイド化を行う工程は、金属膜が設けられた基板の主面上へ主面よりも小さいスポット領域でのレーザ光の照射を繰り返す工程を含む。照射を繰り返す工程は、レーザ光の光路を変えることによって、スポット領域の部分的な重複を伴いつつ主面上においてスポット領域をずらす工程を含む。スポット領域をずらす工程は、スポット領域を第1の方向へ向かって終点位置まで走査する工程と、第1の方向と交差する第2の方向へ終点位置からずらされた始点位置から、第1の方向とのなす角が0度以上45度以下の第3の方向へ、スポット領域を走査する工程とを含む。シリサイド化を行う工程は第2の方向と反対方向の成分を有する方向に向かって主面上において不活性ガスを流す工程を含む。
本発明のレーザアニール装置は、基板の主面上におけるアニールを行うためのものである。レーザアニール装置は、支持部と、レーザ発振器と、光学系と、ガス流発生部とを有する。支持部は、基板を支持するためのものである。光学系は、レーザ発振器からの光を用いて、基板の主面上へ主面よりも小さいスポット領域でのレーザ光の照射を繰り返すものである。光学系は、レーザ光の光路を変えることによって主面上においてスポット領域をずらすための可動ミラーを有する。可動ミラーはスポット領域を主面上において第1の方向と第1の方向と交差する第2の方向との各々に沿ってずらすことができるように構成されている。ガス流発生部は、基板の主面上へガスを導入する導入部を有する。ガス流発生部は、主面上において第2の方向と反対方向の成分を有する方向に向かってガスを流すものである。
なお上記「第2の方向と反対方向の成分を有する方向」とは、言い換えれば、第2の方向となす角が90°超180°以下となる方向である。
本発明によれば、照射位置に向かって流入してくるガスの温度を安定化することで、レーザ光の光路の乱れが抑制される。これが炭化珪素半導体装置の製造方法に適用される場合、オーミック電極が安定的に形成される。
本発明の実施の形態1における炭化珪素半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における炭化珪素半導体装置の製造方法の第1工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における炭化珪素半導体装置の製造方法の第2工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における炭化珪素半導体装置の製造方法の第3工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における炭化珪素半導体装置の製造方法の第4工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における炭化珪素半導体装置の製造方法の第5工程を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1におけるレーザアニール装置の構成を基板と共に概略的に示すブロック図である。 図7のレーザアニール装置によりアニールされている基板を模式的に示す平面図である。 レーザ光のスポット領域による走査の様子を順に示す平面図(A)〜(D)である。 図7のレーザアニール装置が有するガス流発生部の構成を基板と共に概略的に示すものであり、平面図(A)および正面図(B)である。 図10のガス流発生部が有する導入部の構成を概略的示すものであり、平面図(A)、および(A)における矢印XIBの視点による正面図(B)である。 図10(A)および(B)のそれぞれの変形例を示す平面図(A)および正面図(B)である。 本発明の実施の形態2におけるレーザアニール装置が含むガス流発生部が有する導入部の構成を概略的示す正面図である。 本発明の実施の形態3におけるレーザアニール装置が含むガス流発生部が有する導入部の構成を概略的示す正面図である。 本発明の実施の形態4におけるレーザアニール装置が含むガス流発生部が有する導入部の構成を概略的示す正面図である。 本発明の実施の形態5におけるレーザアニール装置が有するガス流発生部の構成を基板と共に概略的に示すものであり、平面図(A)、および(A)の線XVIB−XVIBに沿う断面図(B)である。 図16(A)のガス流発生部が有する導入部の構成を概略的に示す平面図(A)および正面図(B)である。 本明細書における第1および第3の方向がなす角の定義の説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1を参照して、本実施の形態の縦型のSBD500(炭化珪素半導体装置)は、基板10(炭化珪素基板)と、ドリフト層12と、イオン注入領域13と、ショットキ電極20と、配線電極21と、保護膜30と、オーミック電極41と、裏面電極42とを有する。
基板10は、SiCから作られており、単結晶構造を有する。基板10は、n型の導電型を有しかつドリフト層12よりも高い不純物濃度を有する基板(n+基板)である。基板10は、表側S1および裏側S2(主面)を有する。基板10の厚さは、たとえば200μm程度である。
ドリフト層12は基板10の表側S1上に設けられている。ドリフト層12はn型の導電型を有する。
イオン注入領域13はドリフト層12上に環状に設けられている。イオン注入領域13は、p型を有するように導電型不純物が添加されている。導電型不純物は、たとえばアルミニウム(Al)である。
ショットキ電極20は、イオン注入領域13の環状形状の内側に位置しかつ環状形状の外側から離れるように、ドリフト層12上に位置している。ショットキ電極20の縁はイオン注入領域13上に達している。ショットキ電極20は、たとえばチタン(Ti)から作られている。
配線電極21はショットキ電極20上に設けられている。配線電極21は、たとえばアルミニウム(Al)から作られている。
保護膜30は、耐圧を維持するためのものであり、ショットキ電極20および配線電極21の側面を被覆するようにドリフト層12上に設けられている。保護膜30は、絶縁体から作られており、たとえばポリイミドから作られている。
オーミック電極41は基板10の裏側S2上に設けられている。オーミック電極41は、シリサイド化可能な材料から作られており、たとえばニッケル(Ni)から作られている。基板10とオーミック電極41との界面はシリサイド化されており、これにより基板10とオーミック電極41とはオーミックコンタクトを形成している。
図2〜図6を参照して、SBD500の製造方法の概略について、以下に説明する。なお製造方法において特に特徴的な、オーミック電極41を得るためのアニールについては、図7以降の図を用いて後述する。
図2を参照して、基板10の表側S1上にドリフト層12がエピタキシャルに成長させられる。たとえば、CVD(化学気相成長)法による成膜が行われる。
図3を参照して、ドリフト層12上にイオン注入領域13が形成される。具体的には、まず、ドリフト層12上にイオン注入マスク(図示せず)が形成される。イオン注入マスクは、たとえば、酸化膜の形成とそのパターニングとにより得られる。パターニングはフォトリソグラフィおよびエッチングにより行い得る。このイオン注入マスクを用いて、選択的なイオン注入が行われる。次にイオン注入マスクが除去される。次に注入されたイオンを活性化するための熱処理が行われる。
図4を参照して、イオン注入領域13が設けられたドリフト層12上に、ショットキ電極20および配線電極21が順に形成される。次に保護膜30が形成される。
図5を参照して、基板10の裏側S2が削られることで、基板10の厚さ(図中、縦方向の寸法)が、たとえば200μm程度にまで小さくされる。具体的には、裏側S2に対して機械研削および研磨が行われる。
図6を参照して、基板10の裏側S2上に金属膜40が形成される。金属膜40は、シリサイド化可能な材料から作られる。そのような材料としては、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)およびタンタル(Ta)のいずれか、またはこれらのうち複数の元素の合金もしくは混合物がある。金属膜40は、たとえばNi膜である。金属膜40の厚さは、たとえば100μm程度である。
次に、金属膜40が設けられた裏側S2へ不活性ガスを吹き付けながらレーザ光50を照射することによって、レーザアニールが行われる。不活性ガスとしては、たとえば窒素(N2)またはアルゴン(Ar)を用いることができる。レーザ光50の波長は、たとえば355nmまたは532nmである。このアニールで基板10および金属膜40を加熱することによって、基板10と金属膜40との界面でのシリサイド化が行われる。シリサイド化を行う工程は、金属膜40が設けられた基板10の裏側S2上へ裏側S2よりも小さいスポット領域でのレーザ光50の照射を繰り返す工程を含む。これにより、金属膜40からオーミック電極41(図1)が形成される。
次に、オーミック電極41上に裏面電極42が形成される。裏面電極42を形成する前に、オーミック電極41上に生じた酸化膜などをAr+イオンなどを用いてエッチングしてもよい。以上によりSBD500(図1)が得られる。
図7を参照して、レーザアニール装置900は、図6で説明したように、基板10の裏側S2上におけるアニールを行うためのものである。なお裏側S2上には金属膜40(図7において図示せず)が設けられている。レーザアニール装置900は、ステージ63(支持部)と、レーザ発振器60と、光学系OSと、ガス流発生部400とを有する。
ステージ63は基板10を支持するためのものである。ステージ63は変位可能に構成されていなくてもよい。すなわちステージ63は基板10を常時静置しつつ支持するものであってもよい。
光学系OSは、レーザ発振器60からの光を用いて、基板10の裏側S2上へ裏側S2よりも小さいスポット領域でのレーザ光50の照射を繰り返すものである。光学系OSはスポット整形部61およびガルバノミラー62(可動ミラー)を有する。
スポット整形部61は、レーザ発振器60からの光を、所定のスポットプロファイルを有するものに整形する光学系である。スポットプロファイルとしては、スポット中心付近でエネルギー密度が一定のエリアを有してのよい。またスポットプロファイルは、円形であってもよく、また縦あるいは横方向にレーザ光を広げることで長方形状に整形されてもよい。
ガルバノミラー62は、回転することで(図中矢印RT)レーザ光50の光路を変えるものである。これにより、基板10の裏側S2上においてスポット領域をずらすことができる。
さらに図8を参照して、ガルバノミラー62はスポット領域を裏側S2上において方向D1(第1の方向)および方向D2(第2の方向)の各々にそってずらすことができるように構成されている。方向D2は、方向D1と交差する方向であり、好ましくは方向D1と直交する方向である。ガルバノミラー62により、ステージ63の絶対位置を固定したまま、基板10上でスポット領域の位置を任意に調整することができる。
レーザ光の金属膜40への照射は、複数のラインの各々に沿った走査によって行われる。たとえば、レーザ光の第1ライン100での走査が終点位置P1まで行われ、次に始点位置P2からレーザ光の第2ライン200での走査が行われる。第2ライン200でのレーザ光の走査方向は、第1ライン100でのレーザ光の走査方向は逆となる。この工程について、図9(A)〜(D)を参照してさらに説明する。
図9(A)を参照して、本図においては、レーザ光のスポット領域SRは、方向D1に沿った短辺と、方向D2に沿った長辺と、を有する略矩形状の領域である。
図9(B)を参照して、スポット領域SRによるレーザ光の照射が繰り返される。この際、レーザ光50の光路を変えることによって、スポット領域SRの部分的な重複を伴いつつ、裏側S2上においてスポット領域SRがずらされる。スポット領域SRは、ガルバノミラー62(図7)を用いてレーザ光50の光路を変化させることによってずらされる。スポット領域SRをずらすことによって、スポット領域SRが方向D1へ向かって終点位置P1まで、第1ライン100として走査される。
図9(C)および(D)を参照して、スポット領域SRをずらすことによってさらに、終点位置P1からずらされた始点位置P2から、方向D3(第3の方向)へ、スポット領域SRが第2ライン200として走査される。始点位置P2は、方向D1と交差する第2の方向D2へ終点位置P1からずらされた位置である。方向D1およびD2は、図示されているように、互いに直交することが好ましい。方向D3は、方向D1とのなす角が0度以上45度以下のものであり、好ましくは0度以上10度以下のものであり、より好ましくは方向D1と平行なものである。また方向D3は、好ましくは方向D1と反対方向の成分を有するものであり、より好ましくは図9(D)に示すように方向D1と反対のものである。ここで、方向D3が方向D1と反対方向の成分を有する場合、方向D3が方向D1となす角は、図18の角AGとして示すように、方向D1およびD3によって構成される鋭角のことを意味する。第1ライン100および第2ライン200の各々の期間だけでなく、第1ライン100から第2ライン200への移行、すなわちスポット領域SRが終点位置P1から始点位置P2へずらされる期間においても、ステージ63は静止されていることが好ましい。すなわちステージ63の絶対位置は一定とされていることが好ましい。
上記のレーザアニールが行われる際に、ガス流発生部400は、金属膜40上において方向D4(第4の方向)に向かう不活性ガスの流れを発生させる。方向D4は、基板10の裏側S2上(具体的には金属膜40(図6)の表面上)において、方向D2と反対方向の成分を有する方向である。好ましくは、方向D4は、図示されているように、方向D2と反対である。また方向D4は、方向D1およびD3の各々と交差し、好ましくは直交する。
図10(A)および(B)と、図11(A)および(B)とを参照して、ガス流発生部400は、基板10の裏側S2上においてD2と反対方向の成分を有する方向D4に向かってガスを流すものである。ガス流発生部400は、導入管401と、排気管402と、導入部411と、排気部421とを有する。導入部411は基板10の裏側S2上へ不活性ガスを吹き付けることで導入するものである。導入部411は、基板10の裏側S2上へガスを放出する開口411hを有する。開口411hの大きさによって、不活性ガスの導入量を調整することができる。導入部411には、ボンベなどから不活性ガスを開口411hへ供給する導入管401が接続されている。排気部421はこの不活性ガスの少なくとも一部を排気するものである。排気部421には、ポンプ(図示せず)につながった排気管402が接続されている。
基板10上でのガスの流れの分布をより一様とするためには、排気管402を流れるガスの流量が、導入管401を流れるガスの流量よりも小さくされることが好ましい。同様の目的で、導入部411の代わりに導入部412(図12(A)および(B)))が用いられてもよい。導入部412は、方向D4に直交する方向において、排気部421よりも長い。仮に導入部が排気部よりも小さいとすると、導入部からの不活性ガスの周囲にある大気を排気部が吸引する作用が強くなる。この結果、基板10上の排気部に近い位置での大気(酸素)の濃度が上昇してしまう。このような場合、オーミック電極の酸化が発生するので、低抵抗なオーミック電極を形成することができなくなる。導入部412を用いることで、上述した大気の吸引を抑制することにより、排気部421近傍での大気の濃度の上昇を抑えることができる。
本実施の形態のSBD500の製造方法によれば、図8に示すように、不活性ガスが流される方向D4は、スポット位置をずらす方向D2に逆らう方向である。これにより不活性ガスは、スポット位置がずらされた後の最初の照射位置である始点位置P2へ向かって、直前の照射位置である終点位置P1と反対の側から流入してくる。これにより不活性ガスは、直前の照射によって加熱された領域の上を通らずに流入してくる。よって不活性ガスの温度がほぼ一定に安定化され得るので、レーザ光の光路の乱れが抑制される。
また方向D4が方向D1およびD3の各々と交差することによって、第1ライン100および第2ライン200の各々の走査において、レーザ光の光路の乱れが抑制される。仮に方向D1および方向D2の少なくともいずれかが方向D4と同じであると、走査方向と不活性ガスの流れとが一致し得る。この場合、基板10の裏側S2のうちレーザ光のスポットによって高温となった部分を通過した不活性ガスが、次のスポット領域へと移動する。このため、温度の高い不活性ガス中をレーザ光が進行することになるので、レーザ光に蛇行のような曲がりが生じる。方向D4が方向D1およびD3の各々と交差することによって、好ましくは直交することによって、このように高温の不活性ガスがレーザ光の光路中に移動することを抑制することができる。
またガルバノミラー62が用いられることで、レーザ光の光路を高精度で変更することができる。これによりスポット領域SRを高精度でずらすことができる。
また方向D3が方向D1と反対であることにより、方向D1への走査の後に走査方向が方向D3へと折り返される。これにより、方向D1およびD3が同じ場合に比して、効率的な走査が可能となる。
またレーザアニール装置900によれば、基板10の裏側S2上において方向D1と方向D2との各々に沿ってスポット領域SRをずらすことができるように、可動ミラー62が構成されている。これにより、スポット領域SRを方向D1へ向かって終点位置P1まで走査した後に、スポット領域を終点位置P1から方向D2へずらすことができる。ガス流発生部400はガスを、方向D2に逆らう方向D4へ流す。これによりガスは、スポット位置がずらされた後の最初の照射位置である始点位置P2へ向かって、直前の照射位置である終点位置P1と反対の側から流入してくる。よってガスは、直前の照射によって加熱された領域の上を通らずに流入してくる。よってガスの温度がほぼ一定に安定化され得るので、レーザ光の光路の乱れが抑制される。
(実施の形態2)
図13を参照して、本実施の形態においては、導入部411(図11(B))の代わりに導入部413が用いられる。導入部412は、基板10の裏側S2上へガスを放出する開口領域ORh(第1の開口領域)および開口領域ORi(第2の開口領域)を有する。開口領域ORiは裏側S2に垂直な方向DVにおいて開口領域ORhに比して裏側S2から離れて(図中、より上方に)配置されている。基板10の裏側S2に平行な方向DPにおいて第2の開口領域ORiは第1の開口領域ORhよりも小さい開口率を有する。たとえば、図の例では、開口領域ORiの開口率は50%程度であり、開口領域ORhの開口率は90%程度である。
具体的には、開口領域ORhおよびORiのそれぞれは開口413hおよび413iを有する。開口413hは、基板10の裏側S2に平行な方向DPに沿って延在するスリット状の開口である。開口の形状は略長方形状であってもよい。開口413iは、方向DPに沿って配列された複数の開口であり、各開口は、たとえば円形形状を有する。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
次に、実施の形態1の導入部411と、本実施の形態の導入部413との比較について説明する。導入部411の場合、不活性ガスが開口411hから基板10上を流れる間に、流れの上方に存在する大気を取り込んでしまう量が、導入部413の場合に比して多くなりやすい。導入部413の場合、開口領域ORhから生じる基板10直上の不活性ガスの流れの上に、開口領域ORiから生じる相対的に弱い不活性ガスの流れが生じる。基板10直上の流れは、その上方の弱い流れの一部を取り込むが、この弱い流れは不活性ガスの流れであるため、酸素濃度の増大につながらない。すなわち、基板10直上を流れるガス中へ取り込まれる外気の量が抑制される。よって、基板10直上を流れるガス中の酸素濃度を低くすることができる。よってアニール中の酸化の発生を抑制することができる。
なお導入部413の代わりに、それぞれが開口領域ORhおよびORiを有する2段の導入部が用いられてもよい。
(実施の形態3)
図14を参照して、本実施の形態においては、導入部411(図11(B))の代わりに導入部414が用いられる。導入部414は、基板10の裏側S2上へガスを放出する複数の開口414gを有する。開口414gは基板10の裏側S2に平行な方向DPにおいて千鳥状(図中、矢印ZG)に配列されている。言い換えれば、開口414gは、方向DPに沿って上下交互に配置されており、開口領域ORhに配置された開口414hと、開口領域ORiに配置された開口414iとを有する。各開口414gは、たとえば円形形状を有する。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1または2の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、方向DPにおいて互いに隣り合う開口414hの間の中間位置に開口414iが配置されている。これにより、上記中間位置において大気を取り込んでしまうことが抑制される。すなわち、基板10直上を流れるガス中へ取り込まれる外気の量が抑制される。よって、基板10直上を流れるガス中の酸素濃度を低くすることができる。よってアニール中の酸化の発生を抑制することができる。
(実施の形態4)
図15を参照して、本実施の形態においては、導入部411(図11(B))の代わりに、開口415hを有する導入部415が用いられる。導入管401は、開口415へガスを供給する。開口415hの大きさは、導入管401に近いほど小さくなっている。言い換えれば、開口415hは、開口415a(第1の開口)と、開口415aに比して導入管401に近い415b(第2の開口)とを有し、開口415bは開口415aよりも小さい。各開口415hが円形形状を有する場合、開口415bの直径は開口415aの直径よりも小さい。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
仮に開口415hの大きさが同じであるとすると、導入管401に近いものからの排出量が多くなり、遠いものからの排出量が小さくなることに起因して、不活性ガスの流れにむらが生じやすい。これに対して本実施の形態によれば、導入管401に近い開口415bの大きさが小さくされることで、上記のような排出量の差異を抑えることができる。よって、基板10直上を流れるガス中の酸素濃度を低くすることができる。よってアニール中の酸化の発生を抑制することができる。
なお図15においては導入管401が中央付近に配置される場合について示したが、導入管401の位置はこれに限定されるものではない。導入管401は端に設けられてもよく、この場合、対応する端の近傍の開口が選択的に小さくされればよい。また実施の形態2の開口領域ORi(図13)に、本実施の形態で説明した開口415hが配置されてもよい。
(実施の形態5)
図16(A)および(B)を参照して、本実施の形態では、導入部411および排気部421(図10(A)および(B))のそれぞれの代わりに、導入部416および排気部426が用いられる。導入部416および排気部426のそれぞれは開口416hおよび426hを有する。導入部416はおいて基板10の半円部分を取り囲むようにステージ63上に配置された部分を有する。排気部426も同様である。よって導入部416および排気部426が組み合わさることで、基板10の全周が取り囲まれている。
ステージ63には、基板10の平面形状に対応した凹部が設けられている。凹部の深さは、基板10の表面の高さと、導入部416および排気部426の各々の下面の高さとが同じとなるように調整されてもよい。
さらに図17(A)および(B)を参照して、導入部416は開口416hを有する。排気部426は開口426hを有する。開口416hの構成として、実施の形態2〜4で説明したものが適用されてもよい。また開口426hの構成は、開口416hと同様とされてもよい。
またステージ63上において導入部416および排気部426に囲まれた空間が閉塞されるように、対向板403が設けられてもよい。対向板403の材料は、レーザ光の吸収が小さいものが好ましく、たとえばSiO2からなるガラスである。対向板403が設けられことにより、基板10上の酸素濃度を十分に低減するのに必要な不活性ガスの流量を小さくすることができる。これにより製造コストを低減することができる。
なお上記説明において炭化珪素半導体装置としてSBD500(図1)を例示したが、炭化珪素半導体装置はSBDに限定されるものではなく、たとえばpinダイオードなど、他のダイオードであってもよい。また炭化珪素半導体装置はダイオードに限定されるものではなくトランジスタであってもよい。トランジスタの構成としては、たとえば、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)、JFET(Junction Field Effect Transistor)またはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられ得る。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
10 基板(炭化珪素基板)、100 第1ライン、12 ドリフト層、13 イオン注入領域、20 ショットキ電極、200 第2ライン、21 配線電極、30 保護膜、40 金属膜、400 ガス流発生部、401 導入管、402 排気管、403 対向板、41 オーミック電極、411〜416 導入部、411h,413h,413i,414g,414h,414i,415,415a,415b,415h,416h,426h 開口、42 裏面電極、421,426 排気部、50 レーザ光、500 SBD、60 レーザ発振器、61 スポット整形部、62 ガルバノミラー(可動ミラー)、63 ステージ、900 レーザアニール装置、D1 方向(第1の方向)、D2 方向(第2の方向)、D3 方向(第3の方向)、D4 方向(第4の方向)、OS 光学系、P1 終点位置、P2 始点位置、S1 表側、S2 裏側(主面)、SR スポット領域。

Claims (7)

  1. 炭化珪素から作られた基板の主面上に金属膜を形成する工程と、
    前記基板および前記金属膜を加熱することによって前記基板と前記金属膜との界面でのシリサイド化を行う工程とを備え、前記シリサイド化を行う工程は、前記金属膜が設けられた前記基板の前記主面上へ前記主面よりも小さいスポット領域でのレーザ光の照射を繰り返す工程を含み、前記照射を繰り返す工程は、前記レーザ光の光路を変えることによって、前記スポット領域の部分的な重複を伴いつつ前記主面上において前記スポット領域をずらす工程を含み、前記スポット領域をずらす工程は、
    前記スポット領域を第1の方向へ向かって終点位置まで走査する工程と、
    前記第1の方向と交差する第2の方向へ前記終点位置からずらされた始点位置から、前記第1の方向とのなす角が0度以上45度以下の第3の方向へ、前記スポット領域を走査する工程とを含み、
    前記シリサイド化を行う工程は前記第2の方向と反対方向の成分を有する方向に向かって前記主面上において不活性ガスを流す工程を含む、
    炭化珪素半導体装置の製造方法。
  2. 前記スポット領域をずらす工程は、前記レーザ光の光路を可動ミラーを用いて変化させる工程を含む、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  3. 前記第3の方向は前記第1の方向と反対である、請求項1または2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  4. 基板の主面上におけるアニールを行うためのレーザアニール装置であって、
    前記基板を支持するための支持部と、
    レーザ発振器と、
    前記レーザ発振器からの光を用いて、前記基板の前記主面上へ前記主面よりも小さいスポット領域でのレーザ光の照射を繰り返す光学系とを備え、前記光学系は、前記レーザ光の光路を変えることによって前記主面上において前記スポット領域をずらすための可動ミラーを有し、前記可動ミラーは前記スポット領域を前記主面上において第1の方向と前記第1の方向と交差する第2の方向との各々に沿ってずらすことができるように構成されており、さらに
    前記基板の前記主面上へガスを導入する導入部を有し、前記主面上において前記第2の方向と反対方向の成分を有する方向に向かって前記ガスを流すガス流発生部を備える、
    レーザアニール装置。
  5. 前記導入部は前記基板の前記主面上へガスを放出する第1および第2の開口領域を有し、前記第2の開口領域は前記主面に垂直な方向において前記第1の開口領域に比して前記主面から離れて配置されており、前記基板の前記主面に平行な方向において前記第2の開口領域は前記第1の開口領域よりも小さい開口率を有する、請求項4に記載のレーザアニール装置。
  6. 前記導入部は前記基板の前記主面上へガスを放出する複数の開口を有し、前記開口は前記基板の前記主面に平行な方向において千鳥状に配列されている、請求項4に記載のレーザアニール装置。
  7. 前記ガス流発生部は、前記基板の前記主面上へガスを放出する複数の開口を有する導入部と、前記開口へ前記ガスを供給する導入管とを含み、前記開口は第1の開口と前記第1の開口に比して前記導入管に近い第2の開口とを含み、前記第2の開口は前記第1の開口よりも小さい、請求項4に記載のレーザアニール装置。
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