JP2015115290A - 光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】長さ方向だけでなく幅方向にも拡大させたラインビームを生成して、検知範囲を広げて平均化の対象を増やすことが可能な反射型光電センサを提供する。【解決手段】光電センサ100は、想定距離だけ離れた位置にある対象物に対して光を照射する投光ユニットであって、LD51と、絞り部52bと、投光レンズ53と、を備えている。絞り部52bは、LD51から照射された光の外周部分を遮光する。投光レンズ53は、絞り部52bを通過した光を略平行な光束に変換する。光束は、想定距離だけ離れた位置において、長軸と短軸の長さの比が、2以上10以下の断面長円形状である。【選択図】図9

Description

本発明は、対象物となる物品等に対して光を照射して反射光を検知する光電センサに関する。
例えば、特許文献1には、一軸方向においてのみ曲率を有するシリンドリカルレンズを有するオプションユニットが装着され、投光素子から発せられた光の光軸方向において投光レンズを前後に移動させることで、円形のビームのスポット径や一軸方向におけるラインビームの長さを調整可能な光電センサが開示されている。
上記公報に開示された構成によれば、長距離タイプの光電センサにおいて、投光ビームに関する様々な面から設定自由度を向上させることができる。
特開2004−71366号公報
しかしながら、上記従来の構成では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された反射型光電センサでは、検出対象物の表面状態によっては、小さなビーム径では表面の凹凸の影響を受けて誤検出するおそれがあるため、ラインビームを照射して受光量を平均化することにより誤検出を防止することになる。
しかしながら、実使用上では、ラインビームでも検出できないケースが存在するため、現場では、透過型・回帰反射型等の光電センサを追加するように設備を改造して対応していた。
本発明の課題は、長さ方向だけでなく幅方向にも拡大させたラインビームを生成して、検知範囲を広げて平均化の対象を増やすことが可能な投光ユニットおよびこれを備えた光電センサを提供することにある。
第1の発明に係る反射型光電センサは、想定距離だけ離れた位置にある対象物に対して光を照射してその反射光を検知する反射型光電センサであって、光源部と、絞り部と、レンズと、を備えている。絞り部は、光源部から照射された光の外周部分を遮光する。レンズは、絞り部を通過した光を略平行な光束に変換する。光束は、想定距離だけ離れた位置において、長軸と短軸の長さの比が、2以上10以下の断面長円形状である。
ここでは、光源から照射された光の外周部分を遮光して透過する光の範囲を規制する絞り部と、絞り部を通過した光を略平行な光束に変換するレンズと、を組み合わせて、所望の長円形状のラインビームを生成する。
ここで、断面長円形状の長軸と短軸の長さは、例えば、光源部から照射されるレーザ光の波長分布を示すグラフの半値幅を用いて規定してもよい。また、断面長円形状とは、完全な長円形状だけでなく、略長方形状のものも含まれる。さらに、略平行な光束には、完全に平行な光束だけでなく、若干、拡散している光束や集光される光束も含まれる。さらに、略平行には、光軸に対して垂直な少なくとも1軸方向に集光もしくは発散する光を略平行光化するものも含まれる。また、レンズには、集光レンズだけでなく、所定の第1方向に曲率を有し、第1方向に直交する第2方向に曲率を持たないシリンドリカルレンズ等も含まれる。
これにより、長軸方向・短軸方向における寸法を調整可能であって、断面が長円形状となる所望のサイズのラインビームを対象物に対して照射することができる。この結果、本反射型光電センサを光電センサに搭載した場合には、光電センサの検知範囲を広げて平均化の対象を増やすことができる。
第2の発明に係る反射型光電センサは、第1の発明に係る反射型光電センサであって、光束は、想定距離だけ離れた位置において、長軸と短軸の長さの比が、2以上5以下の断面長円形状である。
ここでは、対象物に対して照射される光束の長軸と短軸との長さの比について、より好ましい範囲を特定している。
これにより、長軸方向・短軸方向における寸法を調整可能であって、断面が長円形状となる所望のサイズのラインビームを対象物に対して照射することができる。
第3の発明に係る反射型光電センサは、第1または第2の発明に係る反射型光電センサであって、絞り部は、縦・横の長さが異なる開口を有している。レンズは、絞り部の開口を通過した光束を略平行光化するレンズである。
ここでは、縦・横比の異なる開口を有する絞り部と、略平行光を生成するレンズとを組み合わせることで、断面長円形状のラインビームを生成する。
なお、上記光軸とは、レンズの中心を通りレンズ面に垂直な直線を意味している。
これにより、絞り部を通過した光束は、絞り部の開口の形状に合わせた長円形状となり、レンズによって略平行光化される。この結果、絞り部の開口の形状に合わせた所望の断面長円形状のラインビームを生成することができる。
第4の発明に係る反射型光電センサは、第1または第2の発明に係る反射型光電センサであって、絞り部は、縦・横の長さがほぼ等しい開口を有している。レンズは、光軸方向に垂直な平面における1軸方向にのみ曲率を有し、当該光軸に対して垂直な少なくとも1軸方向に集光もしくは発散する光を略平行光化する光軸非対称レンズである。
ここでは、縦・横比のほぼ等しい開口を有する絞り部と、略平行光を生成する光軸非対称レンズとを組み合わせることで、断面長円形状のラインビームを生成する。
なお、上記光軸とは、レンズの中心を通りレンズ面に垂直な直線を意味している。
これにより、絞り部を通過した光束は、絞り部の開口の形状に合わせて略円形となるが、光軸非対称レンズによって、光軸に垂直な面における第1方向においてのみ略平行光化される。この結果、光軸に垂直な面における第1方向に直交する第2方向にはレンズの影響を受けることなく光束が広がるため、第2方向において長い所望の断面長円形状のラインビームを生成することができる。
第5の発明に係る反射型光電センサは、第1から第4の発明のいずれかに係る反射型光電センサであって、レンズは、光軸を中心として回転対称な面を有し、光源部から照射された光を集光する第1レンズと、第1レンズから入射される光に対して直交する平面における第1方向にのみ曲率を有し、第1方向に直交する第2方向において平面状で、かつ曲率を持たない第2レンズと、を有している。絞り部は、短軸方向と第2レンズの第1方向とが略平行になるように配置されている。光源部から照射される光の光軸方向において、光源部の投光面から第1レンズの焦点距離だけ離れた位置を基準位置とし、光源部に対する第1レンズの相対位置を基準位置から前後に移動させる移動機構を、さらに備えている。
ここでは、レンズは、集光用の第1レンズと光軸に交差する面における第1方向にのみ曲率を有する第2レンズを有している。また、絞り部の短軸方向と第2レンズの第1方向とが略平行になるように配置されている。そして、移動機構によって、光源部と第1レンズとの間の距離を調整する。
なお、上記光軸とは、レンズの中心を通りレンズ面に垂直な直線を意味している。
これにより、第1レンズが、第1レンズの焦点距離に応じて設定された基準位置にある場合には、縦方向、横方向ともに対象物付近に焦点がある状態となる。そして、絞り部を通過した縦・横の比率が異なる細長い光は、第2レンズによって比率の小さい側が若干広げられることで、縦・横の比率が同程度となって、対象物に対して略円形のスポット光を照射することができる。
また、例えば、第1レンズを基準位置から投光面側に移動させた場合、つまり第1レンズと投光面との間の距離を小さくした場合には、第1レンズを通過した光は集光されることなく若干広がりながら、第2レンズへと進む。そして、第2レンズを通過する光は、第1レンズによって若干広げられた状態から、第2レンズによって曲率を有する第1方向においてのみ若干集光される。この結果、第1・第2レンズを通過した光は、第1方向においてそれぞれの第1・第2レンズによる影響がほぼ相殺され、絞り部の形状の影響だけを受けた状態で反射型光電センサから照射される。このため、対象物に対して、絞り部の形状と同じ向きのラインビームを照射することができる。
一方、例えば、第1レンズを基準位置から投光面とは反対側に移動させた場合、つまり投光面と第1レンズとの間の距離を大きくした場合には、第1レンズを通過する光は第1レンズが基準位置にある場合よりも第1レンズによって大きく集光され、第2レンズへと進む。このため、絞り部を通過した縦・横比率の異なる細長い光は、第1レンズ側から見て、対象物よりも手前側に焦点位置が移動し、かつ第1方向においては第2レンズの影響も受けてさらに集光される。このため、絞り部を通過した細長い光は、その短軸方向(第1方向)において、焦点位置の移動、および第2レンズの第1方向において曲率を持った側によって光の幅を広げられる。そして、絞り部を通過した光の長軸方向(第2方向)の辺側は、第2レンズの影響は受けることはないものの、第1レンズと投光面との間の距離を大きくした際に対象物付近に第1レンズの焦点位置が来るように初期位置が設定されていることで、その長さを短くすることができる。この結果、絞り部の形状を90度回転させたラインビームを照射することができる。
なお、ラインビームの長軸方向の長さは、上述した基準位置から第1レンズを動かす距離の大きさに応じて調整することが可能である。
以上のように、光源部の投光面と第1レンズとの距離を調整することで、反射型光電センサの向きを変えたり、アタッチメントを交換したりすることなく、略円形のスポット光、互いに直交する2つの軸方向(第1・第2方向)における長さを調整可能なラインビームをそれぞれ照射することができる。
第6の発明に係る反射型光電センサは、第5の発明に係る反射型光電センサであって、第1レンズが基準位置にある場合において、対象物側の焦点位置は、第1レンズ側から見て、第1方向において対象物よりも手前側にあり、第2方向において対象物よりも奥側にあるように、光源部および第1・第2レンズが配置されている。
ここでは、第1レンズが基準位置にある状態において、第1方向では第1・第2レンズを通過した光の焦点位置が対象物よりも手前側にあり、第2方向では対象物よりも奥側にあるように、光源部および第1・第2レンズの配置を特定している。
これにより、基準位置を中心として、光軸方向において光源部に対する第1レンズの位置を前後に移動させることで、レーザ光をスポット形状から第1方向に長いラインビーム、第1方向に直交する第2方向に長いラインビームまで調整可能となる。
第7の発明に係る反射型光電センサは、第5または第6の発明に係る反射型光電センサであって、移動機構は、光源部から照射される光の光軸方向に沿って、第1レンズを移動させる。
ここでは、移動機構が、第1レンズ側を移動させることで、光源部と第1レンズとの間の距離を調整する。
これにより、基準位置を中心として第1レンズを光軸方向において前後に移動させることで、スポット形状のビーム、横長・縦長の長円形状のラインビームを選択的に投光することができる。
第8の発明に係る反射型光電センサは、第5または第6の発明に係る反射型光電センサであって、移動機構は、光源部から照射される光の光軸方向に沿って、第1レンズとともに絞り部を移動させる。
ここでは、移動機構が、第1レンズとともに絞り部を移動させることで、光源部と第1レンズとの間の距離を調整する。
これにより、移動機構によって、光源部と第1レンズとの間の距離を調整した場合でも、第1レンズと絞り部との距離が一定であるため、絞り部および第1レンズを通過した光束の形状を安定させることができる。
第9の発明に係る反射型光電センサは、第8の発明に係る反射型光電センサであって、光源部から照射される光の光軸方向に略垂直な平面に形成された絞り部を有し、第1レンズを保持するレンズ保持部を、さらに備えている。
ここでは、第1レンズを保持するレンズ保持部における光軸方向に略垂直な平面に、絞り部を設けている。
これにより、移動機構は、レンズ保持部を光軸方向において移動させることで、第1レンズと絞り部とを一体化して移動させることができる。
第10の発明に係る反射型光電センサは、第5から第9の発明のいずれか1つに係る反射型光電センサであって、移動機構は、光源部から照射される光の方向に沿って、光源部を移動させる。
ここでは、移動機構が、光源部側を移動させることで、光源部と第1レンズとの間の距離を調整する。
これにより、基準位置を中心として光源部を光軸方向において前後に移動させることで、スポット形状のビーム、横長・縦長の長円形状のラインビームを選択的に投光することができる。
第11の発明に係る反射型光電センサは、第5から第10の発明のいずれか1つに係る反射型光電センサであって、少なくとも光源部、第1レンズ、絞り部を内包する筐体部を、さらに備えている。移動機構は、筐体部の外部に露出した状態で設けられた回転体と、回転体の回転に伴って第1レンズを光軸方向において移動させるネジ機構と、を有している。
ここでは、移動機構が、光源部、第1レンズ、絞り部等を内包する筐体部の外部に露出した回転体を回転させることで、ネジ機構によって第1レンズを移動させる。
これにより、筐体部の外部に設けられた回転体を回転させるだけで、光源部と第1レンズとの間の距離が調整されるため、容易に所望の形状のレーザ光を投光することができる。
第12の発明に係る反射型光電センサは、第5から第11の発明のいずれか1つに係る反射型光電センサであって、第2レンズは、非球面トーリックレンズである。
ここでは、第1方向においてのみ曲率を有する第2レンズとして、非球面トーリックレンズを用いている。
これにより、短軸方向におけるレーザ光の幅だけを第2レンズによって広げることができる。
第13の発明に係る反射型光電センサは、第12の発明に係る反射型光電センサであって、第2レンズは、シリンドリカルレンズである。
ここでは、第1方向においてのみ曲率を有する非球面トーリックレンズ(第2レンズ)として、シリンドリカルレンズを用いている。
これにより、シリンドリカルレンズを用いて、短軸方向におけるレーザ光の幅だけを第2レンズによって広げることができる。
本発明に係る投光ユニットによれば、長軸方向・短軸方向における寸法を調整可能であって、断面が長円形状となる所望のサイズのラインビームを対象物に対して照射することができる。
本発明の一実施形態に係る光電センサの構成を示す全体斜視図。 (a),(b),(c)は、図1の光電センサの側面図、正面図、背面図。 図1の光電センサの本体部の構成を示す斜視図。 (a),(b)は、図1の光電センサの本体部に装着されるアタッチメントの構成を示す斜視図。 図2(b)のA−A線矢視断面図。 図5の投光ユニットに含まれる投光レンズを保持するレンズホルダの構成を示す斜視図。 図6のレンズホルダに形成された絞り部の縦横比を示す図。 図5の光電センサから移動機構の主要な構成を抜き出した断面図。 (a)および(b)は、図1の光電センサによって長円形状のラインビームを照射する際の構成について説明した模式図。 (a)は図1の光電センサに搭載された投光レンズが標準位置にある場合のビーム形状を示す図。(b),(c)は、その場合のX方向、Y方向における各構成の配置を示す模式図。 (a)は図1の光電センサに搭載された投光レンズが標準位置からLD寄りに移動した場合のビーム形状を示す図。(b),(c)は、その場合のX方向、Y方向における各構成の配置を示す模式図。 (a)は図1の光電センサに搭載された投光レンズが標準位置からLDから離間する方向に移動した場合のビーム形状を示す図。(b),(c)は、その場合のX方向、Y方向における各構成の配置を示す模式図。 (a)および(b)は、本発明の他の実施形態に係る光電センサによって長円形状のラインビームを照射する際の構成について説明した模式図。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態に係る投光ユニットを含む光電センサに搭載されたLDが標準位置から投光レンズ寄りに移動した場合のビーム形状を示す図。(b),(c)は、その場合のX方向、Y方向における各構成の配置を示す模式図。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態に係る投光ユニットを含む光電センサに搭載されたLDが標準位置から投光レンズから離間する方向に移動した場合のビーム形状を示す図。(b),(c)は、その場合のX方向、Y方向における各構成の配置を示す模式図。
以下、本発明の一実施形態について、適宜、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするために、例えば、既知の事項の詳細な説明や実質的に同一の構成に対する重複説明については省略する場合がある。
なお、出願人は、当業者が本発明の内容を十分に理解するために以下の説明および図面を提供するのであって、これらの開示内容によって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態1)
本発明の一実施形態に係る光電センサ100について、図1〜図12(c)を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、以下の説明において、前後方向とは、光電センサ100からレーザ光が投光される側の面を前面とした場合の前後方向を意味している。また、上・下方向および縦・横方向とは、光電センサ100の前面11aの長軸方向に沿った方向を意味しており、左・右方向とは、前後方向および長軸方向に直交する方向を意味している。
(光電センサ100全体の構成)
本実施形態に係る光電センサ100は、投光した光の反射光を受光して検出対象物(対象物)Sの有無等を検知する、反射型の光電センサであって、例えば、光電スイッチ、光学式距離判別センサ、光学式変位センサとして用いられる。光電センサ100は、図1に示すように、本体部10と、アタッチメント20と、コード30と、を備えている。
(本体部10)
本体部10は、後述する接続部40、投光ユニット50、受光ユニット60、移動機構70(すべて図5参照)等を内包するとともに、図2(a)〜図2(c)に示すように、筐体部11と、投光窓12a、受光窓12bとを有している。本体部10は、筐体部11における投光窓12aおよび受光窓12bが設けられた前面11a側に、アタッチメント20が装着される。
筐体部11は、本体部10の外郭を構成する箱型の部材であって、前面11a、背面11b、上面11c、下面11d、2つの側面11e,11e、および傾斜面11fという7つの面によって形成されている。
前面11aは、検出対象物Sに対して光を投光するとともにその反射光を取り込む側の面であって、図2(a)等に示すように、アタッチメント20が装着される。また、前面11aには、図3に示すように、光を投光するための投光窓12aと、投光された光を筐体部11内へ取り込むための受光窓12bとが、長軸方向(図中縦方向)に沿って並ぶように配置されている。
背面11bは、図2(a)および図2(c)に示すように、光を投光・受光する前面11aとは反対側の面であって、後述する移動機構70の操作部71が設けられている。また、背面11bには、操作部71の回転軸72が挿入される貫通孔11ba(図8参照)が形成されている。
上面11cは、前面11aの上端と背面11bの上端とを接続するとともに、筐体部11の天井面を構成する。また、上面11cは、図2(a)および図3に示すように、前面11a寄りの位置に、アタッチメント20の把持部22aの係合部22aaが係合される係止溝13aが形成されている。
下面11dは、上面11cとは反対側の面であって、前面11aの下端と背面11bの下端とを接続するとともに、筐体部11の底面を形成する。また、下面11dは、図2(a)に示すように、前面11a寄りの位置に、アタッチメント20の把持部22bの係合部22baが係合される係止溝13bが形成されている。
側面11e,11eは、本体部10の側面を形成する略台形の平面部分である。
傾斜面11fは、背面11bの下部において、背面11bと下面11dとに対して斜めに形成された面であって、コード30のコードホルダ31が取り付けられる。
投光窓12aは、筐体部11内に配置された後述する投光ユニット50(図5参照)から照射された光を外部へ投光する。また、投光窓12aの表面は、外部へ投光された光の反射光が投光窓12aから内部へ進入することを防止するために、投光された光の光軸に対して傾斜している。
受光窓12bは、投光窓12aから投光された光の反射光を取り込んで、筐体部11内に配置された後述する受光ユニット60(図5参照)へと導く。
なお、本体部10の内部に配置された各構成については、後段にて詳述する。
(アタッチメント20)
アタッチメント20は、本体部10の投光窓12aから投光される光を、水平方向に沿った一軸方向においてのみ集光する機能を有しており、本体部10の前面11a側に装着される。また、アタッチメント20は、図4(a)および図4(b)に示すように、平面部21、把持部22a,22b、シリンドリカルレンズ(第2レンズ、非球面トーリックレンズ)23を有している。
平面部21は、アタッチメント20が本体部10に対して装着された際に、本体部10の前面11aに沿って近接配置される平板状の部材であって、図4(a)および図4(b)に示すように、投光部21a、開口部21bを有している。
投光部21aは、図4(a)に示すように、平面部21における上寄りの位置に設けられており、アタッチメント20が本体部10に対して装着された際に、本体部10の投光窓12aの正面に配置される。また、投光部21aには、シリンドリカルレンズ23が取り付けられている。よって、本体部10の投光窓12aから投光された光は、投光部21aに取り付けられたシリンドリカルレンズ23を通過して外部へと投光される。
開口部21bは、図4(a)に示すように、平面部21における下半分の位置に設けられており、アタッチメント20が本体部10に対して装着された際に、本体部10の受光窓12bの正面に配置される。また、開口部21bは、平面部21の面を貫通する貫通孔として形成されている。よって、本体部10の投光窓12aから投光された光の反射光は、開口部21bをそのまま通過して、受光窓12bから本体部10内へと取り込まれる。
把持部22a,22bは、図4(a)および図4(b)に示すように、本体部10に対してアタッチメント20を装着するための弾性部材であって、平面部21の上端および下端からそれぞれ垂直な方向に突出するように設けられている。また、把持部22a,22bは、本体部10に対してアタッチメント20が装着された際に、本体部10の上面11cおよび下面11dに平行な平面部分の先端に、それぞれ係合部22aa,22baを有している。
係合部22aa,22baは、図4(b)に示すように、把持部22a,22bの平面部分からそれぞれ下向き、上向きに突出する。また、係合部22aa,22baは、図5に示すように、本体部10に対してアタッチメント20が装着される際に、把持部22a,22bが弾性変形しながら上面11cおよび下面11dに沿って移動し、装着位置において係止溝13a,13bに係合する。これにより、本体部10に対してアタッチメント20が装着された状態を保持することができる。
シリンドリカルレンズ23は、図4(a)および図4(b)に示すように、投光部21aに装着されており、光軸に対して垂直な面における一軸方向においてのみ曲率を有している。本実施形態では、シリンドリカルレンズ23は、水平方向に沿って光を集光するように平面部21に取り付けられている。
(コード30)
コード30は、図示しないアンプユニットと光電センサ100(本体部10)とに接続されている。より詳細には、コード30は、図5に示すように、コードホルダ31を介して、本体部10内に設けられた接続部40と接続される。
これにより、アンプユニットから供給される駆動電圧、アンプユニットと光電センサ100との間においてやり取りされる各種信号は、コード30を介して送受信される。
(接続部40)
接続部40は、図5に示すように、本体部10の筐体部11内における背面11b側の下部に設けられており、コードホルダ31側に設けられた複数の端子と接触することで、コード30と本体部10とを電気的に接続する。
これにより、図示しないアンプユニットと光電センサ100とが、コード30を介して電気的に接続されることで、光電センサ100に対して駆動電圧が供給されるとともに、光電センサ100から送信される検出信号をアンプユニットが受信することで検出対象物Sの有無等を判定することができる。
(投光ユニット50)
投光ユニット50は、検出対象物Sに対して投光される光を照射するユニットであって、図5に示すように、本体部10の筐体部11内における投光窓12aの内側の部分に配置されている。また、投光ユニット50は、LD(レーザダイオード)(光源部)51、レンズホルダ(レンズ保持部)52、投光レンズ(第1レンズ)53を備えている。
LD51は、所定の波長を有するレーザ光を照射する光源であって、投光ユニット50における光軸方向の最下流側に設けられている。より詳細には、LD51は、図5に示すように、本体部10の筐体部11内における中央部やや上面11c寄りの位置に設けられている。なお、本実施形態では、LD51は本体部10の内部において固定配置されている。
レンズホルダ52は、投光レンズ53を保持するために設けられた部材であって、後述する移動機構70によって、光軸方向において投光レンズ53とともに一体化して前後に移動する。また、レンズホルダ52は、図6に示すように、本体部52a、絞り部52b、シャフト挿入孔52c、および開口部52dを有している。
本体部52aは、箱状の部材であって、内部に投光レンズ53が取り付けられる。
絞り部52bは、本体部52aにおける光軸が通過する位置に形成された開口であって、本体部52aに取り付けられた投光レンズ53と光軸方向において隣接する位置に設けられている。絞り部52bは、図6に示すように、縦横比が異なる開口として形成されており、LD51から照射されたレーザ光の透過を制限する。より詳細には、絞り部52bは、図7に示すように、Y方向(長軸方向)に対するX方向(短軸方向)の比率が、2以上10以下になるように形成されている。これにより、LD51から照射されたレーザ光は、縦長のレーザ光となって投光レンズ53へ入射する。
なお、上記Y方向に対するX方向の比率は、2以上5以下であることがより好ましい。
シャフト挿入孔52cは、後述する移動機構70のシャフト75が挿入される。そして、シャフト挿入孔52cの内周面には、シャフト75のネジ部(ネジ機構)75a(図8参照)と螺合するネジ部(ネジ機構)52ca(図6参照)が形成されている。
開口部52dは、本体部52aの内部に設けられる投光レンズ53を固定する際に、接着剤が導入される。
投光レンズ53は、光軸の周りに回転対称な面を有する光軸対称レンズであって、開口部52dから導入された接着剤によって本体部52a内に固定されている。また、投光レンズ53は、図5に示すように、レンズホルダ52における絞り部52bに隣接する位置に設けられている。投光レンズ53は、絞り部52bを透過してきたレーザ光を集光して、投光窓12aおよびシリンドリカルレンズ23の方向へ光を導く。
本実施形態では、投光レンズ53は、後述する移動機構70によって光軸方向において絞り部52bとともに前後に移動することで、投光レンズ53とLD51との間の距離が調整され、レーザ光の形状を変化させることができる。なお、投光レンズ53の位置を光軸方向に沿って移動させた場合に、光電センサ100から投光されるレーザ光の形状の変化については、後段にて詳述する。
(受光ユニット60)
受光ユニット60は、投光ユニット50から検出対象物Sに対して投光されたレーザ光の反射光を受光して、その反射光の量を検出する。また、受光ユニット60は、図5に示すように、受光レンズ61、フィルタ62、および受光素子63を有している。
受光レンズ61は、投光ユニット50から検出対象物Sに対して投光されたレーザ光の反射光を集光して受光素子63へと導くために、受光窓12bの内側に隣接して配置されている。
フィルタ62は、受光レンズ61を透過してきたレーザ光の中から不要な光を除去することで、受光素子63において検出される反射光の純度を高めて、測定精度を向上させることができる。
受光素子63は、受光レンズ61およびフィルタ62を透過してきた反射光を受光して、その光の量に応じて生成される受光信号を出力する。受光信号は、接続部40およびコード30を介して、図示しないアンプユニットへと送信される。これにより、アンプユニットは、受光信号のレベル等に基づいて、検出対象物Sの有無等を判定することができる。
(移動機構70)
移動機構70は、図5に示すように、本体部10の背面11bから光軸方向に沿って内部に配置された機構であって、上述したLD51と投光レンズ53との間における光軸方向に沿った距離を、投光レンズ53の位置を移動させることで調整する。具体的には、移動機構70は、投光レンズ53とLD51との間の距離が投光レンズ53の焦点距離とほぼ一致する投光レンズ53の位置を基準位置P0とし、LD51に対して投光レンズ53を光路上において前後に移動させる。また、移動機構70は、図8に示すように、操作部(回転体)71、回転軸72、リング73、摺動部74、シャフト75、コイルバネ76、および板バネ77,77を有している。
操作部71は、本体部10の背面11b側から外部に露出した円筒状の部材であって、本体部10の背面11bに対して押し込まれた状態(図5等参照)では、ギヤ71aが背面11b側に設けられたギヤ(図示せず)に係合して回転が規制される(ロック状態)。これにより、操作部71の回転が規制されるため、投光レンズ53の位置は固定される。
一方、操作部71は、本体部10の背面11bに対して引き出された状態(図8参照)では、時計回り・反時計回りに回転可能な状態となる(調整可能状態)。よって、操作部71が引き出された状態において回転させることで、投光レンズ53が取り付けられたレンズホルダ52を光軸方向において前後に移動させることができる。
回転軸72は、操作部71の回転中心となる円筒状の部材であって、図8に示すように、本体部10の背面11bから露出した操作部71と摺動部74とを連結する。
リング73は、図8に示すように、回転軸72の外周に取り付けられたゴム製のOリングであって、本体部10の背面11bに形成された貫通孔11baと回転軸72の外周面との間の隙間に介在してシールすることで、背面11b側からの異物や水等の浸入を防止する。
摺動部74は、操作部71および回転軸72と一体成形された円筒状の部材であって、図8に示すように、背面11b側の端部が回転軸72と連結されている。また、摺動部74は、長軸方向における中央部分付近に、両端部分から中央部分に向かって先細りとなるテーパ状の窪み74aが形成されている。また、摺動部74における窪み74aの背面11b側には、円筒状の外周面に沿って形成された溝74bが形成されている。
ここで、摺動部74の外周面に形成された窪み74aおよび溝74bは、上述した操作部71を引き出す動作、押し込む動作に連動して、板バネ77,77の先端部分に形成された屈曲部77a,77aが移動する。
シャフト75は、摺動部74の前面11a側の端部に、相対回転不能な状態で連結されている。これにより、操作部71を回転させた際の回転トルクを、回転軸72および摺動部74を介して、シャフト75へと確実に伝達することができる。また、シャフト75の前面11a側における端部には、径大部75cが形成されており、径大部75cよりも背面11b側の位置には、径小部75bが形成されている。径小部75bは、レンズホルダ52のシャフト挿入孔52c内に挿入された後、コイルバネ76の内周部分に挿入されている。さらに、シャフト75の径小部75bには、ネジ部75a(図8参照)が形成されている。
ネジ部75aは、レンズホルダ52のシャフト挿入孔52c内に形成されたネジ部52ca(図6参照)に螺合する。これにより、シャフト75を回転させることにより、レンズホルダ52を光軸方向において移動させることができる。この結果、操作部71を引き出した調整可能状態において、シャフト75が連結されている操作部71を回転させることにより、レンズホルダ52を光軸方向に沿って前後に移動させることができる。すなわち、操作部71を時計回り/反時計回りに回転させることにより、本体部10内に固定配置されたLD51と投光レンズ53との間の距離を調整することができる。
コイルバネ76は、ネジ部75aが形成されたシャフト75の径小部75bの外周に装着されている。また、コイルバネ76は、シャフト75の前面11a側の端部に形成された径大部75cと、レンズホルダ52の前面11a側の面との間に挟まれるように配置されている。このため、コイルバネ76は、常時、レンズホルダ52を背面11b側に向かって付勢する。これにより、レンズホルダ52のネジ部52caとシャフト75のネジ部75aとが螺合した状態で生じるガタツキを、コイルバネ76の付勢力によって押さえることができる。よって、LD51から照射されるレーザ光が通過する絞り部52bおよび投光レンズ53を安定した状態で配置することができる。
板バネ77,77は、図5に示すように、断面視において、摺動部74を上下から挟み込むように筐体部11内に固定配置されており、摺動部74の外周部分に対してその一部(屈曲部77a,77a)が接するように配置されている。より詳細には、板バネ77,77は、摺動部74に対して上下方向から、円筒状の摺動部74の径方向に向かって付勢する付勢力を付与する。そして、板バネ77,77は、摺動部74に対して接触する側の端部に、屈曲部77a,77aを有している。このため、操作部71を本体部10の背面11bに対して押し込んだり引き出したりすると、屈曲部77a,77aが摺動部74の外周面に形成された窪み74aや溝74bに当接して径方向に付勢力を付与した状態で、回転軸72方向に沿って摺動部74が移動する。
ここで、図5に示すように、操作部71を本体部10の背面11bに対して押し込んだロック状態では、摺動部74が本体部10の前面11a側に移動する。このため、板バネ77,77の先端に設けられた屈曲部77a,77aは、摺動部74の窪み74aに嵌まり込む。
一方、図8に示すように、操作部71を本体部10の背面11bから引き出した調整可能状態では、摺動部74が本体部10の背面11b側に移動する。このため、板バネ77,77の先端に設けられた屈曲部77a,77aは、摺動部74の溝74bに嵌まり込む。このとき、屈曲部77a,77aが溝74bに嵌まり込むことにより、操作者はクリック感を得ることができる。よって、操作者は、操作部71の回転を規制するロック状態となったことをクリック感によって確認することができるとともに、ロック状態を保持することができる。
なお、操作部71を引き出してロック状態を解除する際にも、操作者は摺動部74の窪み74aに嵌まり込むことで、調整可能状態となったことを認識することができる。また、摺動部74をシャフト75に沿って移動させた際に、屈曲部77a,77aが径方向に付勢力を付与しながらテーパ状の窪み74a上を滑るように移動することで、窪み74aの最も径小部分において安定させることができる。よって、ロック状態と調整可能状態との間の中途半端な位置において保持されて、操作部71を誤って操作してしまうことを防止することができる。
また、操作部71を引き出す動作時には、屈曲部77a,77aが溝74bから外れて、摺動部74の窪み74aを形成する2つの傾斜面のうち、背面11b側から前面11a側へ下方傾斜する面に当接しながら移動する。これにより、引き出す動作に連動して、板バネ77,77が摺動部74を背面11b側へと付勢するため、引き出す操作をアシストすることができる。
<断面長円形状のラインビームの照射>
まず、本実施形態の光電センサ100では、上述した構成からアタッチメント20を外した状態(図3参照)において、所望の長円形状のラインビームを照射することが可能である。
具体的には、図9(a)および図9(b)に示すように、X方向における隙間が小さく、Y方向における隙間がX方向よりも大きい絞り部52bと、光軸対称レンズである投光レンズ53とを組み合わせることで、所望の長円形状のラインビームを生成する。
すなわち、X方向において、LD51から照射されたレーザ光Bは、図9(a)に示すように、絞り部52bの開口を通過した後、投光レンズ53によって略平行光化されて、検出対象物Sへ投光される。このため、絞り部52bと投光レンズ53との距離が近い場合には、検出対象物Sに対して投光されたレーザ光BのX方向における長さは、絞り部52bのX方向における開口の大きさとほぼ同程度となる。
一方、Y方向において、LD51から照射されたレーザ光Bは、図9(b)に示すように、絞り部52bの開口を通過した後、投光レンズ53によって略平行光化されて、検出対象物Sへ投光される。このため、絞り部52bと投光レンズ53との距離が近い場合には、検出対象物Sに対して投光されたレーザ光BのY方向における長さは、絞り部52bのY方向における開口の大きさとほぼ同程度となる。
よって、検出対象物Sに対して投光されるレーザ光Bは、絞り部52bの形状と同様に、Y方向における長さがX方向よりも長い長円形状となる。この結果、断面が所望の長円形状となるラインビームを対象物に対して照射することができる。この結果、光電センサ100の検知範囲を広げて平均化の対象を増やすことができる。
<レーザ光の形状の調整>
本実施形態の光電センサ100は、上述した長円形状のラインビームを照射するとともに、移動機構70によって、LD51と投光レンズ53との間の距離を調整することで、検出対象物(対象物)Sに対して投光されるレーザ光を、縦長形状、横長形状、および円形のスポット形状等に切り替えることができる。
具体的には、光電センサ100から投光されるレーザ光Bを、スポット光B0、縦長のラインビームB1、横長のラインビームB2に調整する際の操作について、図10(a)〜図12(c)を用いて以下で説明する。
なお、本実施形態の光電センサ100は、上述したように、LD51から照射されたレーザ光は、投光レンズ53を通過した後、X方向(水平方向)よりもY方向(鉛直方向)に長い縦長の開口が形成された絞り部52bを通過する。このため、アタッチメント20のシリンドリカルレンズ23を通過する直前のレーザ光は、絞り部52bの形状に影響を受けた縦長形状となる。そして、シリンドリカルレンズ23は、絞り部52bの短軸方向に相当するX方向においてのみ曲率を有している。以上の条件において、各形状のレーザ光を生成する際の操作について以下で説明する。
(スポット光B0)
本実施形態の光電センサ100は、LD51と投光レンズ53との間の距離を調整することで、X方向およびY方向においてほぼ同じ長さを有するレーザ光を生成して、図10(a)に示すスポット光B0を投光する。
具体的には、図10(b)および図10(c)に示すように、投光レンズ53が、LD51の投光面から投光レンズ53の焦点距離だけ離れた基準位置P0にある状態では、上述したX方向よりもY方向に長い略長方形の絞り部52bを通過したレーザ光Bは、ともに投光レンズ53によって略平行光化される。
このとき、X方向においては、絞り部52bの隙間が小さいため、投光レンズ53を通過する光束の幅は狭く、Y方向においては、X方向よりも絞り部52bの隙間が大きいため、投光レンズ53を通過する光束の幅はX方向よりも広い。
次に、投光レンズ53を通過したレーザ光Bは、X方向において、シリンドリカルレンズ23の曲率を有する曲面によって、投光レンズ53側から見て、検出対象物Sの手前側に焦点が位置するように集光され、検出対象物Sの表面に投光される。
一方、投光レンズ53を通過したレーザ光Bは、Y方向において、シリンドリカルレンズ23が曲率を有しないため、シリンドリカルレンズ23の影響を受けることなくそのまま透過し、投光レンズ53側から見て、検出対象物Sの奥側に焦点が位置するように集光され、検出対象物Sの表面に投光される。
ここで、X方向における検出対象物Sの表面から焦点までの距離d1は、Y方向における検出対象物Sの表面から焦点までの距離d2とほぼ同じになる。
これにより、検出対象物Sの表面には、X方向、Y方向においてほぼ同じ幅の光が照射される。よって、図10(b)および図10(c)に示すように、LD51に対して投光レンズ53が基準位置P0に配置された状態では、図10(a)に示す略円形のスポット光B0を投光することができる。
(縦長のラインビームB1)
本実施形態の光電センサ100は、LD51と投光レンズ53との間の距離を調整することで、X方向に短く、Y方向に長い縦長形状を有するレーザ光を生成して、図11(a)に示す縦長のラインビームB1を投光する。
具体的には、図11(b)および図11(c)に示すように、投光レンズ53が、LD51の投光面から投光レンズ53の焦点距離だけ離れた基準位置P0よりもLD51寄りに移動した状態では、上述したX方向よりもY方向に長い略長方形の絞り部52bを通過したレーザ光Bは、ともに投光レンズ53によって若干広がりながら略平行光化される。
このとき、X方向においては、絞り部52bの隙間が小さいため、投光レンズ53を通過する光束の幅は狭く、Y方向においては、X方向よりも絞り部52bの隙間が大きいため、投光レンズ53を通過する光束の幅はX方向よりも広い。
次に、投光レンズ53を通過したレーザ光Bは、X方向において、シリンドリカルレンズ23の曲率を有する曲面によって集光され、検出対象物Sの表面に投光される。
一方、投光レンズ53を通過したレーザ光Bは、Y方向において、シリンドリカルレンズ23が曲率を有しないため、シリンドリカルレンズ23の影響を受けることなくそのまま透過し、光束の幅が大きいまま検出対象物Sの表面に投光される。
これにより、検出対象物Sの表面には、X方向において幅が小さく、Y方向において幅が広い縦長のラインビームB1が投光される。よって、図11(b)および図11(c)に示すように、LD51に対して投光レンズ53を基準位置P0よりも近づけた位置へ移動させることで、絞り部52bの形状をそのまま反映させたように、図11(a)に示す縦長のラインビームB1を投光することができる。
なお、図11(a)に示す縦長のラインビームB1は、LD51に対する投光レンズ53の距離を調整することで、X方向、Y方向における寸法を適宜調整可能である。
(横長のラインビームB2)
本実施形態の光電センサ100は、LD51と投光レンズ53との間の距離を調整することで、X方向に長く、Y方向に短い横長形状を有するレーザ光を生成して、図12(a)に示す横長のラインビームB2を投光する。
具体的には、図12(b)および図12(c)に示すように、投光レンズ53が、LD51の投光面から投光レンズ53の焦点距離だけ離れた基準位置P0よりもLD51から離間した位置に移動した状態では、上述したX方向よりもY方向に長い略長方形の絞り部52bを通過したレーザ光Bは、ともに投光レンズ53によって集光されながらシリンドリカルレンズ23へ入射する。
このとき、X方向においては、絞り部52bの隙間が小さいため、投光レンズ53を通過する光束の幅は狭く、Y方向においては、X方向よりも絞り部52bの隙間が大きいため、投光レンズ53を通過する光束の幅はX方向よりも広い。
次に、投光レンズ53を通過したレーザ光Bは、X方向において、シリンドリカルレンズ23の曲率を有する曲面によって集光され、投光レンズ53側から見て、検出対象物Sの手前側において焦点位置を形成した後、幅が広がった状態で検出対象物Sの表面に投光される。
一方、投光レンズ53を通過したレーザ光Bは、Y方向において、シリンドリカルレンズ23が曲率を有しないため、シリンドリカルレンズ23の影響を受けることなくそのまま透過し、投光レンズ53によって集光されて幅を狭めながら検出対象物Sの表面に投光される。
これにより、検出対象物Sの表面には、X方向において幅が大きく、Y方向において幅が小さい横長のラインビームB2が投光される。よって、図12(b)および図12(c)に示すように、LD51に対して投光レンズ53を基準位置P0よりも遠ざけた位置へ移動させることで、絞り部52bの形状を90度回転させたように、図12(a)に示す横長のラインビームB2を投光することができる。
なお、図12(a)に示す縦長のラインビームB1は、LD51に対する投光レンズ53の距離を調整することで、X方向、Y方向における寸法を適宜調整可能である。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、レーザ光の形状を変更するために、LD(光源部)51と投光レンズ53との間の距離を調整する移動機構70を備えた光電センサ100を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、絞り部の形状とレンズの種類等を組み合わせることで、長円形状のラインビームを照射できるような構成であれば、図9(a)および図9(b)に示すように、アタッチメント(シリンドリカルレンズ)や移動機構が搭載されていない簡素な構成を採用してもよい。
なお、図9(a)および図9(b)に示す簡素な構成では、縦・横の長さが異なる開口が形成された絞り部と集光レンズ(第1レンズ)とを組み合わせた例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図13(a)および図13(b)に示すように、縦・横の長さがほぼ等しい開口が形成された絞り部152bと光軸非対称レンズ(シリンドリカルレンズ)123とを組み合わせた構成を採用してもよい。
この場合、絞り部152bの開口は、略正方形、あるいは略円形となる。
これにより、X方向、Y方向においてほぼ等しい長さのレーザ光のうち、シリンドリカルレンズ123によって所定の一方向(図13(a)の例ではX方向)においてのみレーザ光が集光されることで、所望の長円形状のラインビームを生成することができる。
(B)
上記実施形態では、光電センサ100から照射されるレーザ光Bの形状を変更する場合には、LD51と投光レンズ53との間の距離を変化させるために、投光レンズ53側を筐体部11内における光路上において前後に移動させる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図14(a)〜図15(c)に示すように、投光レンズ53の位置を固定して、LD51側を光路上において前後に移動させてもよい。
具体的には、図14(a)に示すように、X方向(水平方向)よりもY方向(鉛直方向)に長い縦長のラインビームB1を照射する場合には、図14(b)および図14(c)に示すように、LD51を基準位置P0から投光レンズ53側(図中右側)へ前進移動させればよい。
一方、図15(a)に示すように、Y方向よりもX方向に長い横長のレーザ光B2を照射する場合には、図15(b)および図15(c)に示すように、LD51を基準位置P0から投光レンズ53から離間する方向(図中左側)へ後退移動させればよい。
すなわち、本発明は、光源部としてのLD51と第1レンズとしての投光レンズ53との間の距離を焦点距離を基準位置として調整することができる構成であれば、上記と同様の効果を得ることができる。
また、光源部を移動させる機構としては、上記実施形態において説明した移動機構70と同様の機構を用いることができる。
(C)
上記実施形態では、シリンドリカルレンズ23が、アタッチメント20側に取り付けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の投光ユニットを構成するLD(光源部)51、投光レンズ(第1レンズ)53、シリンドリカルレンズ(第2レンズ)23、絞り部52b、および移動機構70が1つのユニット内に一体的に設けられている構成であってもよい。
(D)
上記実施形態では、X方向(水平方向)よりもY方向(鉛直方向)に長い縦長の絞り部52bを用いて、LD51から照射されたレーザ光Bの光路の一部を制限する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、Y方向がX方向よりも長い横長の絞り部を形成し、LD51から照射されたレーザ光Bの光路の一部を制限するような構成であってもよい。
ただし、この場合には、絞り部の向きが90度回転しているのに合わせて、1軸方向にのみ曲率を有するシリンドリカルレンズ(非球面トーリックレンズ)の向きも90度回転させる必要がある。つまり、本発明の効果を得るためには、絞り部の短軸方向とシリンドリカルレンズの曲率を有する面の方向とが一致するように配置されていればよい。
これにより、上記と同様に、LDと投光レンズとの間の距離を基準位置を中心に調整することで、X方向に長い横長のレーザ光と、Y方向に長い縦長のレーザ光とを照射することができる。
(E)
上記実施形態では、絞り部52bの開口の形状として、略長方形状の開口を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、絞り部の開口としては、略円形、あるいは略長円形状のものを用いてもよい。
(F)
上記実施形態では、絞り部52bが形成されたレンズホルダ52に投光レンズ53が搭載されており、絞り部52bと投光レンズ53とが一体化して移動する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、絞り部の位置を固定し、投光レンズ側が単体で移動するような構成を採用してもよい。
ただし、上記実施形態のように、絞り部と投光レンズとの距離を一定に保った状態とすることで、絞り部を通過した光の形状を維持することができるという効果を奏する。よって、上記観点からは、上記実施形態のように、絞り部と投光レンズとを一体化させて移動させる構成を採用することがより好ましい。
(G)
上記実施形態では、1軸方向にのみ曲率を有する非球面トーリックレンズとして、凸状のシリンドリカルレンズ23を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、凸状のシリンドリカルレンズの代わりに、凹状の非球面トーリックレンズを用いてもよい。
この場合でも、レンズが一軸方向にのみ曲率を有しているため、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(H)
上記実施形態では、光源部として、LD(Laser Diode)51を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、光源部として、LDの代わりに、LED(Light Emitting Diode)を用いてもよい。
(I)
上記実施形態では、いわゆる回帰反射型の光電センサ100に搭載された投光ユニット50を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明に係る投光ユニットとしては、反射型に限らず、拡散反射型、限定反射型等の他の形式を採用した光電センサの投光ユニットとして用いられていてもよい。
(J)
上記実施形態では、投光窓12a(投光ユニット50)と受光窓12b(受光ユニット60)とが鉛直方向に沿って配置された非同軸タイプの光電センサ100を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、投光窓と受光窓とが共通となる同軸タイプの光電センサに搭載される投光ユニットとして用いられていてもよい。
本発明の光電センサは、ユニットの取付け方向を変更したり、ラインビーム用のアタッチメントを交換したりすることなく、自由にラインビームの長軸方向の向きや長さを変更することができるという効果を奏することから、光電センサに限らず、各種投光装置やレーザ加工装置等に対して広く適用可能である。
10 本体部
11 筐体部
11a 前面
11b 背面
11ba 貫通孔
11c 上面
11d 下面
11e 側面
11f 傾斜面
12a 投光窓
12b 受光窓
13a,13b 係止溝
20 アタッチメント
21 平面部
21a 投光部
21b 開口部
22a,22b 把持部
22aa,22ba 係合部
23 シリンドリカルレンズ(レンズ、第2レンズ、非球面トーリックレンズ)
30 コード
31 コードホルダ
40 接続部
50 投光ユニット
51 LD(レーザダイオード)(光源部)
52 レンズホルダ(レンズ保持部)
52a 本体部
52b 絞り部
52c シャフト挿入孔
52ca ネジ部(ネジ機構)
52d 開口部
53 投光レンズ(レンズ、第1レンズ)
60 受光ユニット
61 受光レンズ
62 フィルタ
63 受光素子
70 移動機構
71 操作部(回転体)
71a ギヤ
72 回転軸
73 リング
74 摺動部
74a 窪み
74b 溝
75 シャフト
75a ネジ部(ネジ機構)
75b 径小部
75c 径大部
76 コイルバネ
77 板バネ
77a 屈曲部
100 光電センサ
123 シリンドリカルレンズ(レンズ)
152b 絞り部
B レーザ光
B0 スポット光
B1 縦長のラインビーム
B2 横長のラインビーム
d1,d2 距離
S 検出対象物(対象物)

Claims (13)

  1. 想定距離だけ離れた位置にある対象物に対して光を照射してその反射光を検知する反射型光電センサであって、
    光源部と、
    前記光源部から照射された光の外周部分を遮光する絞り部と、
    前記絞り部を通過した光を略平行な光束に変換するレンズと、
    を備え、
    前記光束は、前記想定距離だけ離れた位置において、長軸と短軸の長さの比が、2以上10以下の断面長円形状である、
    反射型光電センサ。
  2. 前記光束は、前記想定距離だけ離れた位置において、前記長軸と前記短軸の長さの比が、2以上5以下の断面長円形状である、
    請求項1に記載の反射型光電センサ。
  3. 前記絞り部は、縦・横の長さが異なる開口を有しており、
    前記レンズは、前記絞り部の前記開口を通過した光束を略平行光化するレンズである、
    請求項1または2に記載の反射型光電センサ。
  4. 前記絞り部は、縦・横の長さがほぼ等しい開口を有しており、
    前記レンズは、光軸方向に垂直な平面における1軸方向にのみ曲率を有し、当該光軸に対して垂直な少なくとも1軸方向に集光もしくは発散する光を略平行光化するレンズである、
    請求項1または2に記載の反射型光電センサ。
  5. 前記レンズは、光軸を中心として回転対称な面を有し、前記光源部から照射された光を集光する第1レンズと、前記第1レンズから入射される前記光に対して直交する平面における第1方向にのみ曲率を有し、前記第1方向に直交する第2方向には曲率を持たない第2レンズと、を有しており、
    前記絞り部は、前記短軸方向と前記第2レンズの前記第1方向とが略平行になるように配置されており、
    前記光源部から照射される光の光軸方向において、前記光源部の投光面から前記第1レンズの焦点距離だけ離れた位置を基準位置とし、前記光源部に対する前記第1レンズの相対位置を前記基準位置から前後に移動させる移動機構を、
    さらに備えている、
    請求項1から4のいずれかに記載の反射型光電センサ。
  6. 前記第1レンズが前記基準位置にある場合において、前記対象物側の焦点位置は、前記第1レンズ側から見て、前記第1方向において前記対象物よりも手前側にあり、前記第2方向において前記対象物よりも奥側にあるように、前記光源部および前記第1・第2レンズが配置されている、
    請求項5に記載の反射型光電センサ。
  7. 前記移動機構は、前記光源部から照射される光の光軸方向に沿って、前記第1レンズを移動させる、
    請求項5または6に記載の反射型光電センサ。
  8. 前記移動機構は、前記光源部から照射される光の光軸方向に沿って、前記第1レンズとともに前記絞り部を移動させる、
    請求項5または6に記載の反射型光電センサ。
  9. 前記光源部から照射される光の光軸方向に略垂直な平面に形成された前記絞り部を有し、前記第1レンズを保持するレンズ保持部を、さらに備えている、
    請求項8に記載の反射型光電センサ。
  10. 前記移動機構は、前記光源部から照射される光の方向に沿って、前記光源部を移動させる、
    請求項5または6に記載の反射型光電センサ。
  11. 少なくとも前記光源部、前記第1レンズ、前記絞り部を内包する筐体部を、さらに備えており、
    前記移動機構は、前記筐体部の外部に露出した状態で設けられた回転体と、前記回転体の回転に伴って前記第1レンズを前記光軸方向において移動させるネジ機構と、を有している、
    請求項5から10のいずれか1項に記載の反射型光電センサ。
  12. 前記第2レンズは、非球面トーリックレンズである、
    請求項5から11のいずれか1項に記載の反射型光電センサ。
  13. 前記第2レンズは、シリンドリカルレンズである、
    請求項12に記載の反射型光電センサ。
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