JP2000000047U - 切削工具の検査装置。 - Google Patents

切削工具の検査装置。

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削工具の被測定位置で集束し測定方向に直
交する方向にのみ一直線状の光を得て、種々の測定を高
精度かつ短時間で行なうことができるようにする。 【構成】 発光部21からの光線を測定位置で測定方向
に直交する方向のみに集束した一直線状の放射光を形成
するレンズ系23と、このレンズ系23により形成され
た照射光から放射される放射光の照射領域内に配置され
ていて、切削工具(被測定物M)の被検査部位を介して
受光する1個のフォトダイオード25aを備え、フォト
ダイオード25aの上記被検査部位の状態に関連する光
量検出信号を基に最大値保持回路30b,30cにより
二つの最大値保持信号を得、これらの最大値保持信号を
減算回路32aにより減算処理して上記被検査部位の振
れ量を算出する振れ測定部Bにより構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はドリルやリーマ等の切削工具の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、切削工具の刃部に欠損等の異常があるかどうか、刃部の外径が所定寸 法に形成されているかどうか、または工具使用時に振れがあるかどうかを検査す るために、画像処理装置が利用されている。そして、切削工具の外径寸法を測定 するための検査装置としては、例えば図11に示されているものが知られており 、1は発光部である発光ダイオード(LED)、2はコリメートレンズ、3は受 光部であるCCD(電荷結合素子)を用いたリニアイメージセンサ、4は被測定 物である工具であって、これらによって光学系が構成される一方、5は発光部駆 動回路、6は発信回路、7は分配回路、8はカウンタ、9は表示回路であって、 これらによって測定処理部10が構成される。
【0003】 発光部1は発光部駆動回路5によって駆動され、この発光部1から出た光はコ リメートレンズ2を通り、出力分布の均一な平行光線となる。この平行光線は被 測定物4によって生ずる暗の部分と明の部分に分かれ、受光部3であるイメージ センサの受光面に暗部DKと明部LTを写し出す。受光部3は空間的な明暗の光 学情報を時系列の電気信号に変換する。受光部3に写し出された影の部分である 暗部DKの画素数を電気的にカウントして画素ピッチで換算すると、被測定物4 の外径値になり、外径(μm)=影の部分の画素数×画素ピッチ(μm)となる 。実際には、被測定物4は回転しているので、その刃部を検出することにより外 径を測定する。電気的には計数値の最大値を保持することにより測定する。
【0004】 一方、被測定物の振れ測定には静電容量式と磁気式が主に使用されているが、 ここでは静電容量式を例にとって説明する。図12は静電容量式の検査装置を示 すもので、ゲージピン(丸棒)11と変換器12の電極13との間の静電容量C はその距離dの関数C=f(d)となる。変換器12は静電容量Cを時系列の関 数信号C(t)に変換し、これを時間的に記憶して順次変換回路14に入力する 。変換回路14は関数信号C(t)を距離dの関数信号d(t)に変換する。こ の関数信号d(t)には図13に示すように最大値dmaxと最小値dminが 存在し、最大値dmaxは最大値保持回路15によって保持される一方、最小値 dminは最小値保持回路16によって保持される。減算回路17は最大値dm axと最小値dminによる減算を行ない、振れ量(dmax−dmin)を算 出する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図11に示す従来の検査装置では、受光部3がCCDを用いたリニアイメージ センサであるため、検出信号が時系列に出力され、データの取出し時間が長くな る(例えば数msec)。したがって、高速回転する工具の外径測定は不可能で あり、また、分解能は光学系の倍率とCCDの画素ピッチに依存するため、高分 解能に欠けるという問題があった。更に、図12に示す従来の検査装置では、測 定原理上、ゲージピン11と変換器12との距離が小さくなるために変換器12 の設置が難しく、時間がかかると共に、ドリル類を使用した振れを測定すること ができないという問題があった。
【0006】 一方、本考案者等の知見によれば、ドリルのように軸方向に外径値が変化して いる形状の被測定物の外径測定は、軸方向の位置により外径が異なるので、基本 的には、外径の変化値が要求される測定分解能より小さくなる軸方向の範囲の位 置で測定することが必要である。若し、軸方向の範囲が広く外径の測定変化値が 測定分解能より大きい場合は、軸方向範囲内での外径の測定変化値を平均化した 値となり、外径測定値の測定精度が悪くなるので、これを解決するためには、測 定位置で軸方向の幅をできるだけ狭くした、一直線状に集束した測定媒体を利用 することが有効であると思考される。
【0007】 本考案は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は特定のレン ズ系によって発光部からの光線を測定位置で集束し、測定方向に直交する方向の みに一直線状の照射光を得、この照射光に関連した光量を受光部である1個のフ ォトダイオードで検出し、この光量検出信号を用いて演算処理することにより、 切削工具の測定、特に刃部の振れ量の測定を可能にすることである。また、本考 案の他の目的は上記受光部を2個のフォトダイオードにより構成し、各フォトダ イオードの光量検出信号を用いて演算処理することにより、切削工具、特に軸方 向に外径値が変化する工具の外径測定や先端部検出を高精度に行なうことができ 、かつ、測定時間を大巾に短縮できるように改良した切削工具の検査装置を提供 することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の考案に係る切削工具の検査装置は、光 源である発光部からの光線を測定位置で測定方向に直交する方向のみに集束した 一直線状の照射光を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成された照射光 から放射される放射光の照射領域内に配置されていて、切削工具の被検査部位を 介して受光する1個のフォトダイオードを備え、このフォトダイオードの上記被 検査部位の状態に関連する光量検出信号を基に複数の最大値保持信号を得、これ らの最大値保持信号を減算処理して上記被検査部位の振れ量を算出する振れ測定 部によって構成されている。
【0009】 また、請求項2の考案に係る切削工具の検査装置は、光源である発光部からの 光線を測定位置で測定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照射光を形 成するレンズ系と、このレンズ系により形成された照射光から放射される放射光 の照射領域内に分離して配置されていて、切削工具の被検査部位を介して受光す る2個のフォトダイオードを備え、この2個のフォトダイオードの上記被検査部 位の状態に関連する各光量検出信号を加算して最大値保持信号を得、この最大値 保持信号を基に上記被検査部位の外径を測定する外径測定部によって構成されて いる。
【0010】 更に、請求項3の考案に係る切削工具の検査装置は、上記請求項2の考案での 外径測定部に代えて、2個のフォトダイオードの各光量検出信号を加算して加算 信号を得、この加算信号を所定レベルの基準信号と比較演算して切削工具の先端 部を検出する先端測定部によって構成されているものである。
【0011】
【作用】
発光部からの光線はレンズ系により測定位置で集束し、測定方向に直交する方 向のみに一直線状の照射光が得られ、この照射光から放射される放射光は受光部 であるフォトダイオードに照射される。ここで、放射された上記光の照射領域内 に切削工具の被検査部位が存在していると、受光部には暗部と明部が写し出され る。受光部ではこれらの暗部と明部を1個又は2個のフォトダイオードが検出し て光量検出信号が出力され、各々の測定部はその光量検出信号を基に各種の演算 処理を実行し、切削工具の外径や振れ量等各種の検査が実行される。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図1〜図10を参照しながら説明する。先ず、本発 明の実施例を示す図1のブロック図及び図2の斜視図において、21は光源であ る発光部(発光ダイオード)で、この発光部21の光路上に絞り22が設けられ ている。23はレンズ系であって、絞り22を介して発光部21からその焦点距 離だけ離間して設置されたレンズ(球面レンズ)24aと、これと対向して設置 されたレンズ(円筒形レンズ)24bから構成されている。
【0013】 そして、発光部21からの光は絞り22のスリット22aを通って楕円状の放 射光束Lとなり、この放射光束L2レンズ24aを経て楕円状の平行光束L になる。平行光束Lはレンズ24bによって被測定物Mの軸方向のみに集束 され、集束光Lになると共に、レンズ24bの焦点距離位置に測定方向に直交 する方向のみに集束(結像)されて一直線状の照射光(直線焦点光)Lが形成 され、さらに照射光Lから放射して放射光Lが形成される。
【0014】 25はレンズ系23の後方に所定距離だけ離間して設置された受光部であって 、この受光部25は、レンズ系23による照射領域内に分離して設けられ電気的 に並列に接続されている、第1のフォトダイオード25aと第2のフォトダイオ ード25bからなり、レンズ系23と受光部25により光学系20を構成してい る。なお、26はレンズ系23の照射領域内に設置されたフォトセンサ、27は フォトセンサ26の光量検出信号を入力として発光部21の発光量を一定に調整 する光量制御回路である。
【0015】 そして、図1において、28aは第1のフォトダイオード25a(以下、単に フォトダイオード25aという)の光量検出信号を増幅する第1のアンプ、28 bは第2のフォトダイオード25b(以下、単にフォトダイオード25bという )の光量検出信号を増幅する第2のアンプ、29は光量検出信号SとSを入 力とする加算回路、30aは加算回路29の加算信号Sを入力として、この加 算信号Sの最大値を保持(記憶)する最大値保持回路、33aは最大値保持信 号Sをデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路(A/D変換回路 )、34aはA/D変換回路33aのデジタル出力信号を入力として被測定物M の外径を表示する外径表示器であって、これらの部材により外径測定部Aが構成 される。
【0016】 また、30b,30cは一方のフォトダイオード25aからの光量検出信号S を入力とし、その複数(図示の場合は二つ)の最大値保持信号を保持する最大 値保持回路、32aは最大値保持回路30b,30cの最大値保持信号SとS を入力として減算を行なう減算回路、33bは減算回路32aの減算信号S をデジタル信号に変換するA/D変換回路、34bはA/D変換回路33bのデ ジタル出力信号を入力として振れ量を表示する振れ量表示器であって、これらの 部材により振れ測定部Bが構成される。
【0017】 更にまた、前述した加算回路29の加算信号Sを入力し、これを基準信号と 比較する比較回路35を設けてあり、36は比較回路35の比較信号S12を基 にドリルの高さを表示する表示回路であり、これらの加算回路29、比較回路3 5及び表示回路36により切削工具の先端部を検出する先端(高さ)測定部Dが 構成される。
【0018】 なお、前述したレンズ系23と受光部25を利用して、以下のように構成すれ ば、ゲージピン(丸棒を)の使用によりスピンドルの振れ量測定も可能である。 即ち、32bは光量検出信号SとSを入力として、これらを減算する減算回 路、30dは減算回路32bの減算信号Sを入力とし、この減算信号Sの最 大値を保持する最大値保持回路、31は減算信号Sの最小値を保持する最小値 保持回路、32cは最大値保持信号Sと最小値保持信号S10を入力として、 これらの減算を行なう減算回路、33cは減算回路32cの減算信号S11をデ ジタル信号に変換するA/D変換回路、34cはA/D変換回路33cのデジタ ル出力信号を入力として振れ量を表示する振れ量表示器で、これらの部材により ゲージピンの振れ測定部Cを構成できる。
【0019】 光学系20の動作原理として、図3に示すように照射光(図2の照射光L) から放射される放射光(図2の放射光L)がフォトダイオード25a,25b に照射されている状態において被測定物Mが照射領域に挿入されると、被測定物 Mの部分は影になり、フォトダイオード25a,25bに暗部DK(明部はLT で示す)として写し出され、その短絡電流Iはフォトダイオードの受光する光量 に比例する。ここで、平行光のパワーを一定と仮定し、被測定物がなく、フォト ダイオード25a,25bが全面受光するときの短絡電流をIとし、被測定物 が存在するときの短絡電流をiとすると、図4に示すように(I−i)はその 時の暗部DKの大きさ(位置x)に比例する。したがって、(I−i)=k・ x(kは比例定数)となり、被測定物Mの大きさ(位置x)を測定でき、x=f (i)となる。
【0020】 外径測定部Aにおいて、光学系20における受光部25のフォトダイオード2 5a,25bの光量検出信号SとSを加算回路29に入力すると、加算回路 29はこれらの信号SとSを加算し、その加算信号Sを最大値保持回路3 0aに入力する。最大値保持回路30aは最大値保持信号SをA/D変換回路 33aに入力し、この信号Sをデジタル量に変換して外径表示器34aで被測 定物Mの外径をデジタル表示する。
【0021】 ここで、被測定物Mとしてドリルを例にとると、フォトダイオード25a,2 5bは、図5に示すようにドリル41の刃部42と溝部を交互に検出する。フォ トダイオード25a,25bの出力は第1アンプ28a及び第2のアンプ28b によって増幅され、それぞれ検出信号SとSとなって、その波形は図示のよ うになる。光量検出信号SとSの波形において、山形はドリル41の刃部4 2を、谷部はドリル41の溝部をそれぞれ検出しており、光量検出信号SとS はドリル41の左右各々の像に対応しているので、その量を加算回路29によ って加算すればドリル41の外径信号になる。
【0022】 この外径信号を加算信号Sとすると、加算信号Sの波形において山部はド リル41の刃部42の刃kとkを同時に検出しているときである。このとき の加算信号Sの値を最大値保持回路30aで保持すると、その最大値保持信号 Sはドリル41の外径に相当する量になり、前述したように外径表示器34a でドリル41の外径を表示できることになる。
【0023】 また、図1に示す切削工具の検査装置によれば、振れ測定はドリルを使用した 場合とゲージピン(丸棒)を使用した場合の2通りがあって、ゲージピンを使用 するとスピンドルの振れ量を測定でき、ドリルを使用するとスピンドルを含めた 総合的な刃部の振れ量測定ができるもので、それらの振れ量測定は前述した振れ 測定部B,Cによってそれぞれ実行される。
【0024】 即ち、ドリルの刃部の振れ量測定の場合は、1個のフォトダイオードによる光 量検出信号を使用するもので、図6に示すように、センサ信号としてフォトダイ オード25aからの光量検出信号Sをみると、一つおきに高さが変動している 。これはフォトダイオード25aがドリルの刃kとkと対応しており、振れ 測定部Bにおいては最大値保持信号Sで刃kの信号を保持し、最大値保持信 号Sで刃kの信号を保持する。これらの最大値保持信号S,Sの差を減 算回路32aで算出すると減算信号Sが得られ、この減算信号Sがドリルの 振れ量となるもので、減算信号SはA/D変換回路33bでデジタル変換され 、振れ量表示器34bでドリル刃部の振れをデジタル表示する。
【0025】 次に、先端測定部Dによるドリル先端部の検出について説明する。ドリルで孔 をあける場合、孔あけ機の数値制御装置(NC)がドリルの先端位置を知る必要 がある。図9に示すように、ドリル41の検出位置では照射光は一直線状(図9 では直線光として表示)になっており、ドリル41を徐々に下降させたときのド リル先端部の検出は、前述したように外径信号(加算信号S)を比較回路35 によって比較レベル(基準信号)と比較することにより行なうことができる。そ して、ドリル41を下降させて行くときの状態は図10に示されており、同図に 示すようにドリルの外径信号(S)が比較レベルを超えると、比較回路35が 動作して比較信号S12を出力する。照射光は、前述したようにドリル41を測 定する位置では一直線状になっているので、細いドリルから太いドリル(例えば 0.1〜6.5mm)の外径と振れ量を正確に測定することができると共に、そ の先端検出も可能となる。
【0026】 なお、発光部21からの光はレンズ24bの焦点距離に置かれたドリルに径方 向の一直線状の光(照射光L)となって照射され(図2を参照)、ドリルの先 端や外径等は光の影を形成し、フォトダイオード25a,25bの位置では楕円 光になる。そして、フォトダイオード25a,25bは図8に示すようにドリル 41の左右部の各々の像を検出する。
【0027】 一方、振れ測定部Cによるゲージピンの振れ量測定では、フォトダイオード2 5a,25bから出力された光量検出信号SとSの差を減算回路32bによ って算出すると、その減算信号Sは、図7に示すようにゲージピンの位置信号 となる。この位置信号の最大値を最大値保持回路30dで保持すると共に、最小 値を最小値保持回路31で保持し、その最大値保持信号Sと最小値保持信号S10 の差を減算回路32cで算出する。そして、得られた減算信号S11はA/ D変換回路33cによりデジタル変換され、振れ量表示器34cでゲージピンの 振れをデジタル表示することができる。
【0028】
【考案の効果】
本考案は上記の如くであって、レンズ系により測定位置で測定方向に直交する 方向のみに集束した一直線状の照射光を測定媒体としているので、軸方向に外径 寸法が変化するドリル等の測定を精度良く行なうことができ、また、受光部とし てCCDリニアイメージセンサではなくフォトダイオードを用いているため、高 速で回転(例えば12万rpm)するドリルの測定が可能であり、分解能を高く でき、かつ測定を短時間で行なうことができる。更にまた、受光部を2個のフォ トダイオードによって構成し、両フォトダイオードの検出信号を演算処理するも のであるから、ドリルを始めとして回転中の工具の外径や振れ量及び、孔あけ機 等に必要な工具の先端検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すものの光学系の斜視図である。
【図3】図1に示すものの光学系の動作原理図である。
【図4】図1に示すものの光学系の動作特性図である。
【図5】図1に示すもののドリルを検査する場合の外径
測定部の動作説明図である。
【図6】図1に示すもののドリルを検査する場合の振れ
測定部の動作説明図である。
【図7】図1に示すもののゲージピンを検査する場合の
振れ測定部の動作説明図である。
【図8】図1に示すもののドリルを検査する場合のドリ
ルとフォトダイオードの位置関係を示す説明図である。
【図9】図1に示すもののドリルの先端位置を検出する
場合のドリルと照射光の位置関係を示す説明図である。
【図10】図1に示すもののドリルの先端位置を検出す
る場合の先端測定部の信号波形図である。
【図11】従来知られている切削工具の形状検査装置を
示すブロック図である。
【図12】従来知られている切削工具の振れ量検査装置
の他の例を示すブロック図である。
【図13】図12に示すものの測定回路部における信号
波形図である。
【符号の説明】
21は発光部、22は絞り、23はレンズ系、24a,
24bはレンズ、25a,25bはフォトダイオード、
28a,28bはアンプ、29は加算回路、30a,3
0b,30cは最大値保持回路、32aは減算回路、3
3a,33bはA/D変換回路、34aは外径表示器、
34bは振れ量表示器、35は比較回路、36は表示回
路、Aは外径測定部、Bは振れ測定部、Dは先端測定
部、Lは照射光、Lは放射光である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源である発光部からの光線を測定位置
    で測定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照
    射光を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成さ
    れた照射光から放射される放射光の照射領域内に配置さ
    れていて、切削工具の被検査部位を介して受光する1個
    のフォトダイオードを備え、このフォトダイオードの上
    記被検査部位の状態に関連する光量検出信号を基に複数
    の最大値保持信号を得、これらの最大値保持信号を減算
    処理して上記被検査部位の振れ量を算出する振れ測定部
    によって構成されていることを特徴とする切削工具の検
    査装置。
  2. 【請求項2】 光源である発光部からの光線を測定位置
    で測定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照
    射光を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成さ
    れた照射光から放射される放射光の照射領域内に分離し
    て配置されていて、切削工具の被検査部位を介して受光
    する2個のフォトダイオードを備え、この2個のフォト
    ダイオードの上記被検査部位の状態に関連する各光量検
    出信号を加算して最大値保持信号を得、この最大値保持
    信号を基に上記被検査部位の外径を測定する外径測定部
    によって構成されていることを特徴とする切削工具の検
    査装置。
  3. 【請求項3】 光源である発光部からの光線を測定位置
    で測定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照
    射光を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成さ
    れた照射光から放射される放射光の照射領域内に分離し
    て配置されていて、切削工具の被検査部位を介して受光
    する2個のフォトダイオードを備え、この2個のフォト
    ダイオードの上記被検査部位の状態に関連する各光量検
    出信号を加算して加算信号を得、この加算信号を所定レ
    ベルの基準信号と比較演算して上記切削工具の先端部を
    検出する先端測定部によって構成されていることを特徴
    とする切削工具の検査装置。
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