JP2607722Y2 - 切削工具の検査装置。 - Google Patents

切削工具の検査装置。

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はドリルやリーマ等の切削
工具の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、切削工具の刃部に欠損等の異常
があるかどうか、刃部の外径が所定寸法に形成されてい
るかどうか、または工具使用時に振れがあるかどうかを
検査するために、画像処理装置が利用されている。そし
て、切削工具の外径寸法を測定するための検査装置とし
ては、例えば図11に示されているものが知られてお
り、1は発光部である発光ダイオード(LED)、2は
コリメートレンズ、3は受光部であるCCD(電荷結合
素子)を用いたリニアイメージセンサ、4は被測定物で
ある工具であって、これらによって光学系が構成される
一方、5は発光部駆動回路、6は発信回路、7は分配回
路、8はカウンタ、9は表示回路であって、これらによ
って測定処理部10が構成される。
【0003】発光部1は発光部駆動回路5によって駆動
され、この発光部1から出た光はコリメートレンズ2を
通り、出力分布の均一な平行光線となる。この平行光線
は被測定物4によって生ずる暗の部分と明の部分に分か
れ、受光部3であるイメージセンサの受光面に暗部DK
と明部LTを写し出す。受光部3は空間的な明暗の光学
情報を時系列の電気信号に変換する。受光部3に写し出
された影の部分である暗部DKの画素数を電気的にカウ
ントして画素ピッチで換算すると、被測定物4の外径値
になり、外径(μm)=影の部分の画素数×画素ピッチ
(μm)となる。実際には、被測定物4は回転している
ので、その刃部を検出することにより外径を測定する。
電気的には計数値の最大値を保持することにより測定す
る。
【0004】一方、被測定物の振れ測定には静電容量式
と磁気式が主に使用されているが、ここでは静電容量式
を例にとって説明する。図12は静電容量式の検査装置
を示すもので、ゲージピン(丸棒)11と変換器12の
電極13との間の静電容量Cはその距離dの関数C=f
(d)となる。変換器12は静電容量Cを時系列の関数
信号C(t)に変換し、これを時間的に記憶して順次変
換回路14に入力する。変換回路14は関数信号C
(t)を距離dの関数信号d(t)に変換する。この関
数信号d(t)には図13に示すように最大値dmax
と最小値dminが存在し、最大値dmaxは最大値保
持回路15によって保持される一方、最小値dminは
最小値保持回路16によって保持される。減算回路17
は最大値dmaxと最小値dminによる減算を行な
い、振れ量(dmax−dmin)を算出する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図11に示す従来の検
査装置では、受光部3がCCDを用いたリニアイメージ
センサであるため、検出信号が時系列に出力され、デー
タの取出し時間が長くなる(例えば数msec)。した
がって、高速回転する工具の外径測定は不可能であり、
また、分解能は光学系の倍率とCCDの画素ピッチに依
存するため、高分解能に欠けるという問題があった。更
に、図12に示す従来の検査装置では、測定原理上、ゲ
ージピン11と変換器12との距離が小さくなるために
変換器12の設置が難しく、時間がかかると共に、ドリ
ル類を使用した振れを測定することができないという問
題があった。
【0006】一方、本考案者等の知見によれば、ドリル
のように軸方向に外径値が変化している形状の被測定物
の外径測定は、軸方向の位置により外径が異なるので、
基本的には、外径の変化値が要求される測定分解能より
小さくなる軸方向の範囲の位置で測定することが必要で
ある。若し、軸方向の範囲が広く外径の測定変化値が測
定分解能より大きい場合は、軸方向範囲内での外径の測
定変化値を平均化した値となり、外径測定値の測定精度
が悪くなるので、これを解決するためには、測定位置で
軸方向の幅をできるだけ狭くした、一直線状に集束した
測定媒体を利用することが有効であると思考される。
【0007】本考案は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は特定のレンズ系によって発光部
からの光線を測定位置で集束し、測定方向に直交する方
向のみに一直線状の照射光を得、この照射光に関連した
光量を受光部である1個のフォトダイオードで検出し、
この光量検出信号を用いて演算処理することにより、切
削工具の測定、特に刃部の振れ量の測定を可能にするこ
とである。また、本考案の他の目的は上記受光部を2個
のフォトダイオードにより構成し、各フォトダイオード
の光量検出信号を用いて演算処理することにより、切削
工具、特に軸方向に外径値が変化する工具の外径測定や
先端部検出を高精度に行なうことができ、かつ、測定時
間を大巾に短縮できるように改良した切削工具の検査装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の考案に係る切削工具の検査装置は、光源
である発光部からの光線を測定位置で測定方向に直交す
る方向のみに集束した一直線状の照射光を形成するレン
ズ系と、このレンズ系により形成された照射光から放射
される放射光の照射領域内に配置されていて、切削工具
の被検査部位を介して受光する1個のフォトダイオード
を備え、このフォトダイオードの上記被検査部位の状態
に関連する光量検出信号を基に複数の最大値保持信号を
得、これらの最大値保持信号を減算処理して上記被検査
部位の振れ量を算出する振れ測定部によって構成されて
いる。
【0009】また、請求項2の考案に係る切削工具の検
査装置は、光源である発光部からの光線を測定位置で測
定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照射光
を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成された
照射光から放射される放射光の照射領域内に分離して配
置されていて、切削工具の被検査部位を介して受光する
2個のフォトダイオードを備え、この2個のフォトダイ
オードの上記被検査部位の状態に関連する各光量検出信
号を加算して最大値保持信号を得、この最大値保持信号
を基に上記被検査部位の外径を測定する外径測定部によ
って構成されている。
【0010】更に、請求項3の考案に係る切削工具の検
査装置は、上記請求項2の考案での外径測定部に代え
て、2個のフォトダイオードの各光量検出信号を加算し
て加算信号を得、この加算信号を所定レベルの基準信号
と比較演算して切削工具の先端部を検出する先端測定部
によって構成されているものである。
【0011】発光部からの光線は、レンズ系によって測
定方向とは直交する軸方向のみに集光された軸方向幅の
狭い一直線状の照射光に形成されて、切削工具の被検査
部位に対して照射され、受光部側に写し出される暗部と
明部を1個(或いは2個)のフォトダイオードが検出し
て光量検出信号が出力される。この光量検出信号を基に
各々の測定部は所要の演算処理を実行して、切削工具の
外径や振れ等各種の検査が実行される。そして、被検査
部位に照射された一直線状の照射光の大半がフォトダイ
オードに放射されるため、高い光量検出信号出力が得ら
れてノイズ成分が小さく、また、アナログ処理のため高
速測定ができ、測定分解能も高い。
【0012】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図1〜図10を参
照しながら説明する。先ず、本発明の実施例を示す図1
のブロック図及び図2の斜視図において、21は光源で
ある発光部(発光ダイオード)で、この発光部21の光
路上に絞り22が設けられている。23はレンズ系であ
って、絞り22を介して発光部21からその焦点距離だ
け離間して設置されたレンズ(球面レンズ)24aと、
これと対向して設置されたレンズ(円筒形レンズ)24
bから構成されている。
【0013】そして、発光部21からの光は絞り22の
スリット22aを通って楕円状の放射光束Lとなり、
この放射光束L2レンズ24aを経て楕円状の平行光
束Lになる。平行光束Lはレンズ24bによって被
測定物Mの軸方向のみに集束され、集束光Lになると
共に、レンズ24bの焦点距離位置に測定方向に直交す
る方向のみに集束(結像)されて一直線状の照射光(直
線焦点光)Lが形成され、さらに照射光Lから放射
して放射光Lが形成される。
【0014】25はレンズ系23の後方に所定距離だけ
離間して設置された受光部であって、この受光部25
は、レンズ系23による照射領域内に分離して設けられ
電気的に並列に接続されている、第1のフォトダイオー
ド25aと第2のフォトダイオード25bからなり、レ
ンズ系23と受光部25により光学系20を構成してい
る。なお、26はレンズ系23の照射領域内に設置され
たフォトセンサ、27はフォトセンサ26の光量検出信
号を入力として発光部21の発光量を一定に調整する光
量制御回路である。
【0015】そして、図1において、28aは第1のフ
ォトダイオード25a(以下、単にフォトダイオード2
5aという)の光量検出信号を増幅する第1のアンプ、
28bは第2のフォトダイオード25b(以下、単にフ
ォトダイオード25bという)の光量検出信号を増幅す
る第2のアンプ、29は光量検出信号SとSを入力
とする加算回路、30aは加算回路29の加算信号S
を入力として、この加算信号Sの最大値を保持(記
憶)する最大値保持回路、33aは最大値保持信号S
をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換回路
(A/D変換回路)、34aはA/D変換回路33aの
デジタル出力信号を入力として被測定物Mの外径を表示
する外径表示器であって、これらの部材により外径測定
部Aが構成される。
【0016】また、30b,30cは一方のフォトダイ
オード25aからの光量検出信号Sを入力とし、その
複数(図示の場合は二つ)の最大値保持信号を保持する
最大値保持回路、32aは最大値保持回路30b,30
cの最大値保持信号SとSを入力として減算を行な
う減算回路、33bは減算回路32aの減算信号S
デジタル信号に変換するA/D変換回路、34bはA/
D変換回路33bのデジタル出力信号を入力として振れ
量を表示する振れ量表示器であって、これらの部材によ
り振れ測定部Bが構成される。
【0017】更にまた、前述した加算回路29の加算信
号Sを入力し、これを基準信号と比較する比較回路3
5を設けてあり、36は比較回路35の比較信号S12
を基にドリルの高さを表示する表示回路であり、これら
の加算回路29、比較回路35及び表示回路36により
切削工具の先端部を検出する先端(高さ)測定部Dが構
成される。
【0018】なお、前述したレンズ系23と受光部25
を利用して、以下のように構成すれば、ゲージピン(丸
棒を)の使用によりスピンドルの振れ量測定も可能であ
る。即ち、32bは光量検出信号SとSを入力とし
て、これらを減算する減算回路、30dは減算回路32
bの減算信号Sを入力とし、この減算信号Sの最大
値を保持する最大値保持回路、31は減算信号Sの最
小値を保持する最小値保持回路、32cは最大値保持信
号Sと最小値保持信号S10を入力として、これらの
減算を行なう減算回路、33cは減算回路32cの減算
信号S11をデジタル信号に変換するA/D変換回路、
34cはA/D変換回路33cのデジタル出力信号を入
力として振れ量を表示する振れ量表示器で、これらの部
材によりゲージピンの振れ測定部Cを構成できる。
【0019】光学系20の動作原理として、図3に示す
ように照射光(図2の照射光L)から放射される放射
光(図2の放射光L)がフォトダイオード25a,2
5bに照射されている状態において被測定物Mが照射領
域に挿入されると、被測定物Mの部分は影になり、フォ
トダイオード25a,25bに暗部DK(明部はLTで
示す)として写し出され、その短絡電流Iはフォトダイ
オードの受光する光量に比例する。ここで、平行光のパ
ワーを一定と仮定し、被測定物がなく、フォトダイオー
ド25a,25bが全面受光するときの短絡電流をI
とし、被測定物が存在するときの短絡電流をiとする
と、図4に示すように(I−i)はその時の暗部DK
の大きさ(位置x)に比例する。したがって、(I
i)=k・x(kは比例定数)となり、被測定物Mの大
きさ(位置x)を測定でき、x=f(i)となる。
【0020】外径測定部Aにおいて、光学系20におけ
る受光部25のフォトダイオード25a,25bの光量
検出信号SとSを加算回路29に入力すると、加算
回路29はこれらの信号SとSを加算し、その加算
信号Sを最大値保持回路30aに入力する。最大値保
持回路30aは最大値保持信号SをA/D変換回路3
3aに入力し、この信号Sをデジタル量に変換して外
径表示器34aで被測定物Mの外径をデジタル表示す
る。
【0021】ここで、被測定物Mとしてドリルを例にと
ると、フォトダイオード25a,25bは、図5に示す
ようにドリル41の刃部42と溝部を交互に検出する。
フォトダイオード25a,25bの出力は第1アンプ2
8a及び第2のアンプ28bによって増幅され、それぞ
れ検出信号SとSとなって、その波形は図示のよう
になる。光量検出信号SとSの波形において、山形
はドリル41の刃部42を、谷部はドリル41の溝部を
それぞれ検出しており、光量検出信号SとSはドリ
ル41の左右各々の像に対応しているので、その量を加
算回路29によって加算すればドリル41の外径信号に
なる。
【0022】この外径信号を加算信号Sとすると、加
算信号Sの波形において山部はドリル41の刃部42
の刃kとkを同時に検出しているときである。この
ときの加算信号Sの値を最大値保持回路30aで保持
すると、その最大値保持信号Sはドリル41の外径に
相当する量になり、前述したように外径表示器34aで
ドリル41の外径を表示できることになる。
【0023】また、図1に示す切削工具の検査装置によ
れば、振れ測定はドリルを使用した場合とゲージピン
(丸棒)を使用した場合の2通りがあって、ゲージピン
を使用するとスピンドルの振れ量を測定でき、ドリルを
使用するとスピンドルを含めた総合的な刃部の振れ量測
定ができるもので、それらの振れ量測定は前述した振れ
測定部B,Cによってそれぞれ実行される。
【0024】即ち、ドリルの刃部の振れ量測定の場合
は、1個のフォトダイオードによる光量検出信号を使用
するもので、図6に示すように、センサ信号としてフォ
トダイオード25aからの光量検出信号Sをみると、
一つおきに高さが変動している。これはフォトダイオー
ド25aがドリルの刃kとkと対応しており、振れ
測定部Bにおいては最大値保持信号Sで刃kの信号
を保持し、最大値保持信号Sで刃kの信号を保持す
る。これらの最大値保持信号S,Sの差を減算回路
32aで算出すると減算信号Sが得られ、この減算信
号Sがドリルの振れ量となるもので、減算信号S
A/D変換回路33bでデジタル変換され、振れ量表示
器34bでドリル刃部の振れをデジタル表示する。
【0025】次に、先端測定部Dによるドリル先端部の
検出について説明する。ドリルで孔をあける場合、孔あ
け機の数値制御装置(NC)がドリルの先端位置を知る
必要がある。図9に示すように、ドリル41の検出位置
では照射光は一直線状(図9では直線光として表示)に
なっており、ドリル41を徐々に下降させたときのドリ
ル先端部の検出は、前述したように外径信号(加算信号
)を比較回路35によって比較レベル(基準信号)
と比較することにより行なうことができる。そして、ド
リル41を下降させて行くときの状態は図10に示され
ており、同図に示すようにドリルの外径信号(S)が
比較レベルを超えると、比較回路35が動作して比較信
号S12を出力する。照射光は、前述したようにドリル
41を測定する位置では一直線状になっているので、細
いドリルから太いドリル(例えば0.1〜6.5mm)
の外径と振れ量を正確に測定することができると共に、
その先端検出も可能となる。
【0026】なお、発光部21からの光はレンズ24b
の焦点距離に置かれたドリルに径方向の一直線状の光
(照射光L)となって照射され(図2を参照)、ドリ
ルの先端や外径等は光の影を形成し、フォトダイオード
25a,25bの位置では楕円光になる。そして、フォ
トダイオード25a,25bは図8に示すようにドリル
41の左右部の各々の像を検出する。
【0027】一方、振れ測定部Cによるゲージピンの振
れ量測定では、フォトダイオード25a,25bから出
力された光量検出信号SとSの差を減算回路32b
によって算出すると、その減算信号Sは、図7に示す
ようにゲージピンの位置信号となる。この位置信号の最
大値を最大値保持回路30dで保持すると共に、最小値
を最小値保持回路31で保持し、その最大値保持信号S
と最小値保持信号S10の差を減算回路32cで算出
する。そして、得られた減算信号S11はA/D変換回
路33cによりデジタル変換され、振れ量表示器34c
でゲージピンの振れをデジタル表示することができる。
【0028】
【考案の効果】本考案は上記の如くであって、レンズ系
により測定位置で測定方向に直交する方向のみに集束し
た一直線状の照射光を測定媒体としているので、軸方向
に外径寸法が変化するドリル等の測定を精度良く行なう
ことができ、また、受光部としてCCDリニアイメージ
センサではなくフォトダイオードを用いているため、高
速で回転(例えば12万rpm)するドリルの測定が可
能であり、分解能を高くでき、かつ測定を短時間で行な
うことができる。更にまた、受光部を2個のフォトダイ
オードによって構成し、両フォトダイオードの検出信号
を演算処理するものであるから、ドリルを始めとして回
転中の工具の外径や振れ量及び、孔あけ機等に必要な工
具の先端検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すものの光学系の斜視図である。
【図3】図1に示すものの光学系の動作原理図である。
【図4】図1に示すものの光学系の動作特性図である。
【図5】図1に示すもののドリルを検査する場合の外径
測定部の動作説明図である。
【図6】図1に示すもののドリルを検査する場合の振れ
測定部の動作説明図である。
【図7】図1に示すもののゲージピンを検査する場合の
振れ測定部の動作説明図である。
【図8】図1に示すもののドリルを検査する場合のドリ
ルとフォトダイオードの位置関係を示す説明図である。
【図9】図1に示すもののドリルの先端位置を検出する
場合のドリルと照射光の位置関係を示す説明図である。
【図10】図1に示すもののドリルの先端位置を検出す
る場合の先端測定部の信号波形図である。
【図11】従来知られている切削工具の形状検査装置を
示すブロック図である。
【図12】従来知られている切削工具の振れ量検査装置
の他の例を示すブロック図である。
【図13】図12に示すものの測定回路部における信号
波形図である。
【符号の説明】
21は発光部、22は絞り、23はレンズ系、24a,
24bはレンズ、25a,25bはフォトダイオード、
28a,28bはアンプ、29は加算回路、30a,3
0b,30cは最大値保持回路、32aは減算回路、3
3a,33bはA/D変換回路、34aは外径表示器、
34bは振れ量表示器、35は比較回路、36は表示回
路、Aは外径測定部、Bは振れ測定部、Dは先端測定
部、Lは照射光、Lは放射光である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−210414(JP,A) 特開 平1−306156(JP,A) 特開 昭61−246605(JP,A) 特開 昭50−50952(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 17/24 G01B 11/24 G01B 11/30

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源である発光部からの光線を測定位置
    で測定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照
    射光を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成さ
    れた照射光から放射される放射光の照射領域内に配置さ
    れていて、切削工具の被検査部位を介して受光する1個
    のフォトダイオードを備え、このフォトダイオードの上
    記被検査部位の状態に関連する光量検出信号を基に複数
    の最大値保持信号を得、これらの最大値保持信号を減算
    処理して上記被検査部位の振れ量を算出する振れ測定部
    によって構成されていることを特徴とする切削工具の検
    査装置。
  2. 【請求項2】 光源である発光部からの光線を測定位置
    で測定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照
    射光を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成さ
    れた照射光から放射される放射光の照射領域内に分離し
    て配置されていて、切削工具の被検査部位を介して受光
    する2個のフォトダイオードを備え、この2個のフォト
    ダイオードの上記被検査部位の状態に関連する各光量検
    出信号を加算して最大値保持信号を得、この最大値保持
    信号を基に上記被検査部位の外径を測定する外径測定部
    によって構成されていることを特徴とする切削工具の検
    査装置。
  3. 【請求項3】 光源である発光部からの光線を測定位置
    で測定方向に直交する方向のみに集束した一直線状の照
    射光を形成するレンズ系と、このレンズ系により形成さ
    れた照射光から放射される放射光の照射領域内に分離し
    て配置されていて、切削工具の被検査部位を介して受光
    する2個のフォトダイオードを備え、この2個のフォト
    ダイオードの上記被検査部位の状態に関連する各光量検
    出信号を加算して加算信号を得、この加算信号を所定レ
    ベルの基準信号と比較演算して上記切削工具の先端部を
    検出する先端測定部によって構成されていることを特徴
    とする切削工具の検査装置。
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