JP2015115211A - 薄型コネクタ - Google Patents

薄型コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2015115211A
JP2015115211A JP2013256809A JP2013256809A JP2015115211A JP 2015115211 A JP2015115211 A JP 2015115211A JP 2013256809 A JP2013256809 A JP 2013256809A JP 2013256809 A JP2013256809 A JP 2013256809A JP 2015115211 A JP2015115211 A JP 2015115211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
contacts
connector
receptacle
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013256809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6247520B2 (ja
Inventor
哲也 古本
Tetsuya Furumoto
哲也 古本
中村 恵介
Keisuke Nakamura
恵介 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2013256809A priority Critical patent/JP6247520B2/ja
Priority to CN201410575269.2A priority patent/CN104716460B/zh
Priority to US14/539,743 priority patent/US9293846B2/en
Publication of JP2015115211A publication Critical patent/JP2015115211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6247520B2 publication Critical patent/JP6247520B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/712Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
    • H01R12/716Coupling device provided on the PCB
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/22Contacts for co-operating by abutting
    • H01R13/24Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
    • H01R13/2442Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted with a single cantilevered beam

Abstract

【課題】複数のコンタクトの配列方向に対して垂直な方向の長さを低減することができる薄型コネクタを提供する。【解決手段】レセプタクルコンタクト13は、レセプタクルコンタクト13の配列方向に対して傾斜した方向に延びるバネ部を有すると共にバネ部の先端にレセプタクル接点部を有し、レセプタクルコンタクト13と同一方向に配列されたプラグコンタクト14はプラグ接点部を有し、レセプタクル11およびプラグ12を嵌合面上で互いに重ね合わせてレセプタクルコンタクト13およびプラグコンタクト14の配列方向に相対的にスライドさせることにより、プラグコンタクト14のプラグ接点部がレセプタクルコンタクト13のレセプタクル接点部に接触して電気導通する。【選択図】図1

Description

この発明は、薄型コネクタに係り、特に、平板状の第1コネクタと平板状の第2コネクタとを嵌合面上で互いに重ね合わせて嵌合させる基板対基板コネクタに関する。
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1には、図31に示されるようなコネクタが開示されている。このコネクタは、第1基板1に実装されたレセプタクル2と第2基板3に実装されたプラグ4(図示せず)とからなり、レセプタクル2に、図32に示されるような、バネ性を有する複数のレセプタクルコンタクト5が配列形成され、プラグ4に、図33に示されるような、突起状のプラグコンタクト6が配列形成されている。
それぞれのレセプタクルコンタクト5は、図34に示されるように、内側に開口部Sが形成されるように湾曲する主腕部5aと、主腕部5aに対向するように配置された補助腕部5bと、主腕部5aの先端および補助腕部5bの先端に近接して配置された突出部5cとを有している。開口部Sは、プラグコンタクト6を収容するためのものである。
図35に示されるように、レセプタクル2にプラグ4を重ね合わせると、プラグ4の突起状のプラグコンタクト6が、対応するレセプタクルコンタクト5の開口部S内に挿入され、この状態で、図36に示されるように、第1基板1に実装されたレセプタクル2に対して第2基板3に実装されたプラグ4を矢印C方向にスライドさせることで、プラグ4の突起状のプラグコンタクト6の側面が、主腕部5aの全長にわたって接触しながら移動し、主腕部5aの先端と補助腕部5bの先端と突出部5cの間に弾性的に挟まれる。これにより、レセプタクル2とプラグ4とが嵌合し、レセプタクルコンタクト5とプラグコンタクト6とが電気導通される。
特開2012−226977号公報
しかしながら、図36に示したように、第1基板1に実装されたレセプタクル2に対して第2基板3に実装されたプラグ4を、レセプタクルコンタクト5およびプラグコンタクト6の配列方向に対して垂直な矢印C方向にスライドさせることで、コネクタの嵌合を行う構造のため、レセプタクルコンタクト5およびプラグコンタクト6の配列方向に対して垂直な方向のコネクタの長さが長くなってしまうという問題があった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、複数のコンタクトの配列方向に対して垂直な方向の長さを低減することができる薄型コネクタを提供することを目的とする。
この発明に係る薄型コネクタは、平板状の第1コネクタと平板状の第2コネクタとを嵌合面上で互いに重ね合わせて嵌合させる薄型コネクタであって、第1コネクタは、それぞれ第1接点部が形成されると共に配列された複数の第1コンタクトを有し、第2コネクタは、それぞれ第2接点部が形成されると共に複数の第1コンタクトと同一方向に配列された複数の第2コンタクトを有し、それぞれの第1コンタクトは、複数の第1コンタクトの配列方向に対して斜めに交差する方向に延びると共に第1接点部が形成されたバネ部を有し、第1コネクタおよび第2コネクタを嵌合面上で互いに重ね合わせて複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトの配列方向に相対的にスライドさせることにより、第2コネクタのそれぞれの第2コンタクトの第2接点部が第1コネクタの対応する第1コンタクトの第1接点部に接触して第1コネクタと第2コネクタとが互いに嵌合するものである。
好ましくは、第1コンタクトのバネ部は、片持ち梁形状を有し、第1接点部は、バネ部の先端に形成されている。
また、第1コンタクトのバネ部は、複数の第1コンタクトの配列方向に対して斜めに延び、隣接する第1コンタクトのバネ部と複数の第1コンタクトの配列方向に一部重なるように形成されることが好ましい。
第1コネクタおよび第2コネクタは、それぞれ、樹脂により成形され且つ複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトを保持する第1インシュレータおよび第2インシュレータを有することができる。
複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトは、それぞれ、導電材にプレス加工を施すことにより形成することができる。
また、複数の第1コンタクトは、補強板と絶縁層との積層体の絶縁層の上に配置された状態で、第1インシュレータにより保持されることができる。
好ましくは、第1コンタクトの第1接点部および第2コンタクトの第2接点部の一方は凸形状を有し、他方は凹形状を有し、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合時に第1接点部と第2接点部とが互いに嵌め合わされる。
この場合、第1コンタクトの第1接点部および第2コンタクトの第2接点部のうち凹形状を有する前記他方の接点部は、平板状の第1コネクタおよび第2コネクタに対する垂直方向の両端部が第1インシュレータまたは第2インシュレータにより閉じられ、第1コンタクトの第1接点部および第2コンタクトの第2接点部のうち凸形状を有する一方の接点部は、第1コネクタおよび第2コネクタに対する垂直方向にロックされた状態で他方の接点部に嵌め合わされるように構成することができる。
さらに、第1コネクタおよび第2コネクタは、複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトの配列方向の両端部にそれぞれ配置され且つ互いの嵌合状態を保持するための第1ロック部および第2ロック部を有することが好ましい。
また、複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトは、それぞれ、補強板、絶縁層および導電層が順次積層された積層体を用いて形成され、第1接点部および第2接点部は、それぞれ、導電層にエッチング加工またはプレス抜き加工を施すことにより形成されるように構成することもできる。
あるいは、複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトは、それぞれ、補強板および絶縁層が積層された積層体の絶縁層上に電解メッキを施すことにより形成することもできる。
好ましくは、第2コンタクトは、嵌合面に対して垂直方向に突出する突起部を有し、第2接点部は、突起部の側面に形成されている。
第2コンタクトの突起部は、アディティブメッキにより形成することができる。
また、好ましくは、第1コンタクトおよび第2コンタクトの一方は変形抑制用凸部を有し、他方は複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトの配列方向に形成された変形抑制用凹部を有し、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合時に変形抑制用凹部に変形抑制用凸部が挿入される。
この発明によれば、第1コンタクトが複数の第1コンタクトの配列方向に対して斜めに交差する方向に延びるバネ部を有し、第1コネクタおよび第2コネクタを複数の第1コンタクトおよび複数の第2コンタクトの配列方向に相対的にスライドさせることにより、第1コンタクトのバネ部に形成された第1接点部が第2コンタクトの第2接点部に接触するので、第1コンタクトおよび第2コンタクトの配列方向に対して垂直な方向の長さを低減することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る薄型コネクタのレセプタクルとプラグを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態1に係る薄型コネクタのレセプタクルとプラグを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態1の薄型コネクタに用いられたレセプタクルを示し、(A)は斜め上方から見た斜視図、(B)は平面図、(C)は正面図、(D)は底面図、(E)は側面図である。 レセプタクルコンタクトを示す部分拡大斜視図である。 レセプタクルインシュレータの一端を示す斜視図である。 レセプタクルインシュレータの他端を示す斜視図である。 レセプタクルの組立図である。 実施の形態1の薄型コネクタに用いられたプラグを示し、(A)は斜め上方から見た斜視図、(B)は平面図、(C)は正面図、(D)は底面図、(E)は側面図である。 プラグコンタクトを示し、(A)は斜め下方から見た部分拡大斜視図、(B)はプラグコンタクトのプラグ接点部を拡大した斜視図である。 プラグの端部を示し、(A)は斜め上方から見た斜視図、(B)は斜め下方から見た斜視図である。 プラグの組立図である。 実施の形態1に係る薄型コネクタの嵌合前の状態を下方から見た底面図である(接点部が明確に見えるように説明に不要な部品は除去されている)。 嵌合前のレセプタクルコンタクトとプラグコンタクトの位置関係を示し、(A)は部分拡大底面図、(B)は部分拡大斜視図である(接点部が明確に見えるように説明に不要な部品は除去されている)。 嵌合前のレセプタクルインシュレータとプラグインシュレータの位置関係を示し、(A)は部分拡大斜視図、(B)は部分拡大正面図である。 レセプタクルの底部を除去して実施の形態1に係る薄型コネクタの嵌合後の状態を下方から見た底面図である。 嵌合後のレセプタクルコンタクトとプラグコンタクトの位置関係を示し、(A)は部分拡大底面図、(B)は部分拡大斜視図である(接点部が明確に見えるように説明に不要な部品は除去されている)。 嵌合後のレセプタクルインシュレータとプラグインシュレータの位置関係を示し、(A)は部分拡大斜視図、(B)は部分拡大正面図である。 この発明の実施の形態2に係る薄型コネクタのレセプタクルとプラグを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る薄型コネクタのレセプタクルとプラグを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態2の薄型コネクタに用いられたレセプタクルを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。 レセプタクルの分解図である。 実施の形態2の薄型コネクタに用いられたプラグを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。 プラグの分解図である。 実施の形態2に係る薄型コネクタの嵌合前の状態を斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る薄型コネクタの嵌合前の状態を示す底面図である。 嵌合前のレセプタクルコンタクトとプラグコンタクトの位置関係を示す部分拡大底面図である。 実施の形態2に係る薄型コネクタの嵌合後の状態を斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る薄型コネクタの嵌合後の状態を示す底面図である。 嵌合後のレセプタクルコンタクトとプラグコンタクトの位置関係を示す部分拡大底面図である。 他の実施の形態に係る薄型コネクタに用いられたレセプタクルコンタクトを示す平面図である。 従来のコネクタの構成を示す斜視図である。 従来のコネクタに用いられたレセプタクルを示す部分平面図である。 従来のコネクタに用いられたプラグを示す部分平面図である。 従来のコネクタに用いられたレセプタクルコンタクトを示す拡大平面図である。 嵌合前の従来のコネクタを示す側面図である。 従来のコネクタにおける嵌合動作を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1および図2に、この発明の実施の形態1に係る薄型コネクタの構成を示す。薄型コネクタは、平板状のレセプタクル(第1コネクタ)11と平板状のプラグ(第2コネクタ)12とを備えており、これらレセプタクル11およびプラグ12を互いに重ね合わせた状態で嵌合が行われる。図1および図2では、レセプタクル11およびプラグ12が互いに平行で間隔を隔てて配置され、斜め上方から見た様子、および、斜め下方から見た様子がそれぞれ示されている。
レセプタクル11は、2列に配列された複数のレセプタクルコンタクト(第1コンタクト)13を有し、プラグ12は、2列に配列された複数のプラグコンタクト(第2コンタクト)14を有している。これら複数のレセプタクルコンタクト13と複数のプラグコンタクト14は、互いに同一のピッチPで配列されている。
ここで、平板状のレセプタクル11およびプラグ12が延びる平面をXY面、複数のレセプタクルコンタクト13および複数のプラグコンタクト14の配列方向をY方向とし、プラグ12がレセプタクル11に対してZ方向に間隔を隔てて配置されているものとする。
図3に示されるように、レセプタクル11は、ステンレス等からなる補強板とポリイミド等からなる絶縁層が積層された積層体15と、積層体15の絶縁層の上に配置された複数のレセプタクルコンタクト13と、それぞれのレセプタクルコンタクト13の一部と積層体15の一部を覆うように枠形状にインサート成形されたレセプタクルインシュレータ(第1インシュレータ)16を有している。積層体15は、この薄型コネクタの嵌合時にプラグ12から受ける力により変形しないようにレセプタクル11を補強するためのものである。
図4に示されるように、それぞれのレセプタクルコンタクト13は、枠形状のレセプタクルインシュレータ16の内側において、XY面内で複数のレセプタクルコンタクト13の配列方向に対して斜めに交差する方向、具体的には、+X方向または−X方向から−Y方向に傾斜した方向に延びる片持ち梁形状のバネ部17を有している。これらのバネ部17は、隣接するバネ部17とY方向に一部重なり合うように配列され、それぞれのバネ部17の先端に丸みを帯びた凸形状のレセプタクル接点部(第1接点部)18が形成されている。
また、図5に示されるように、レセプタクルインシュレータ16の−Y方向端部には、+Y方向を向いた端面19が形成されると共に、−Y方向端部の隅部に、一対の矩形状の張り出し部20が形成され、これら張り出し部20により互いにX方向に対向する一対のガイド面21が形成され、さらに、張り出し部20の下部に切り欠き部22が形成されている。
一方、レセプタクルインシュレータ16の+Y方向端部には、図6に示されるように、−Y方向を向いた端面23が形成されると共に、端面23よりも所定距離だけ−Y方向にずれた位置に、互いにX方向に対向する一対の矩形状の張り出し部24が形成され、これらの張り出し部24によりX方向に対向する一対のガイド面25が形成されると共に、張り出し部24はレセプタクルインシュレータ16の枠部分よりも肉薄に形成されており、張り出し部24の下部に切り欠き部26が形成されている。
これら端面19および23並びにガイド面21および25により、レセプタクルインシュレータ16の内側におけるプラグ12のスライド動作がガイドされ、張り出し部20および24並びに切り欠き部22および26により、レセプタクル11とプラグ12との嵌合状態を保持するための第1ロック部が形成されている。
レセプタクル11は、図7に示されるように、プレス加工により打ち抜きと曲げを施して複数のレセプタクルコンタクト13が形成された導電材27と、積層体15の形状に切り抜かれた補強板と絶縁層からなる複合材28とを、例えば、合体プレスにより貼り合わせた後、樹脂を用いてレセプタクルインシュレータ16をインサート成形することにより、作製することができる。
図8に示されるように、プラグ12は、複数のプラグコンタクト14と、複数のプラグコンタクト14を保持するようにインサート成形されたプラグインシュレータ(第2インシュレータ)29と、Y方向の両端部にそれぞれ配置され且つプラグインシュレータ29により保持されたロック部材30を有している。
プラグインシュレータ29は、概ね直方体形状を有し、−Y方向端部に端面31が形成されると共に+Y方向端部に端面32が形成されている。
また、プラグインシュレータ29は、レセプタクル11に対向する下面29aに、−Z方向に突出し且つY方向に沿って延びる突起部33を有している。この突起部33の側面には、図9(A)に示されるように、凸部34と凹部35が交互に形成されており、凸部34の表面にプラグコンタクト14のプラグ接点部(第2接点部)36が露出形成されている。プラグ接点部36は、プラグインシュレータ29の内部に埋設されたプラグコンタクト部分を介してプラグインシュレータ29の側方から+X方向または−X方向にプラグコンタクト引出部14aとして引き出されている。図9(B)に示されるように、プラグインシュレータ29の凸部34に露出するプラグ接点部36には、中央部が窪んだ凹形状のノッチ36aが形成されている。ノッチ36aの+Z方向端部には、プラグインシュレータ29の下面29aが存在し、ノッチ36aの−Z方向端部には、ノッチ36aの上に張り出したプラグインシュレータ29の張り出し部29bが存在している。すなわち、ノッチ36aは、Z方向の両端部がプラグインシュレータ29により閉じられ、+X方向または−X方向にのみ開放された状態にある。
なお、凸部34および凹部35は、それぞれ、プラグコンタクト14の配列ピッチPと同じピッチPでY方向に配列され、互いに隣接する凸部34と凹部35は、プラグコンタクト14の配列ピッチPの半分の距離P/2だけ離れている。
また、ロック部材30は、第2ロック部を構成し、図10に示されるように、プラグインシュレータ29の端部から+X方向および−X方向にそれぞれ突出した平板形状を有している。
プラグ12は、図11に示されるように、プレス加工により打ち抜きと曲げを施して複数のプラグコンタクト14が形成された導電材37と、ロック部材30が形成された補強板38とを、例えば、合体プレスにより貼り合わせた後、樹脂を用いてプラグインシュレータ29をインサート成形することにより、作製することができる。
なお、プラグ12のプラグインシュレータ29は、レセプタクル11の枠形状のレセプタクルインシュレータ16の内側にスライド可能に収容されるもので、X方向には、レセプタクルインシュレータ16の内周部のX方向長さにほぼ対応する長さを有し、Y方向には、レセプタクルインシュレータ16の内周部のY方向長さよりも、レセプタクルコンタクト13およびプラグコンタクト14の配列ピッチPの半分の距離P/2だけ短い長さを有している。
次に、この実施の形態1に係る薄型コネクタの嵌合時の動作について説明する。まず、レセプタクル11の枠形状のレセプタクルインシュレータ16の内側にプラグ12のプラグインシュレータ29が突起部33を下方に向けた状態で挿入され、レセプタクル11にプラグ12が重ね合わされる。このとき、レセプタクル11のレセプタクルインシュレータ16の枠内における上面およびプラグインシュレータ29の下面により薄型コネクタの嵌合面が形成され、プラグ12は、概ね直方体形状のプラグインシュレータ29の側面がレセプタクルインシュレータ16のガイド面21および25によりガイドされつつ、嵌合面内でレセプタクル11に対して相対的にY方向にスライド可能にレセプタクル11のレセプタクルインシュレータ16の内側に配置される。
レセプタクルコンタクト13とプラグコンタクト14の位置関係を見やすくするために、レセプタクル11の底部から積層体15を除去したときの薄型コネクタを下方から見た図を図12および図13に示す。
図12に示されるように、プラグ12がレセプタクルインシュレータ16の内側でもっとも+Y方向側に位置し、プラグインシュレータ29の+Y方向端部の端面32がレセプタクルインシュレータ16の端面23に接触するときは、図13に示されるように、プラグインシュレータ29の突起部33の側面に形成された複数の凹部35が、それぞれレセプタクル11の対応するレセプタクルコンタクト13の先端のレセプタクル接点部18に対向する。このため、レセプタクルコンタクト13のレセプタクル接点部18とプラグコンタクト14のプラグ接点部36は、互いに離間した位置となり、プラグ12の複数のプラグコンタクト14は、それぞれレセプタクル11の対応するレセプタクルコンタクト13に対して非導通の状態にある。
なお、このとき、図14に示されるように、プラグ12の−Y方向端部のロック部材30は、レセプタクルインシュレータ16の張り出し部20の下に形成された切り欠き部22内に挿入されておらず、また、図示しないが、プラグ12の+Y方向端部のロック部材30も、レセプタクルインシュレータ16の張り出し部24の下に形成された切り欠き部26に挿入されておらず、プラグ12は、レセプタクル11に拘束されることなく、上下方向すなわちZ方向に移動可能な状態にある。
ここで、図15に示されるように、プラグインシュレータ29の−Y方向端部の端面31がレセプタクルインシュレータ16の端面19に接触するまで、プラグ12をレセプタクル11に対して、レセプタクルコンタクト13およびプラグコンタクト14の配列ピッチPの半分の距離P/2だけ相対的に−Y方向にスライドさせると、図16に示されるように、プラグインシュレータ29の突起部33の側面に形成された複数の凸部34が、それぞれレセプタクル11の対応するレセプタクルコンタクト13の先端のレセプタクル接点部18に対向する位置となる。このため、レセプタクルコンタクト13のバネ部17がプラグインシュレータ29の凸部34に押されて弾性変形し、レセプタクル接点部18とプラグコンタクト14のプラグ接点部36がバネ部17の弾性力により互いに所定の接触力をもって接触する。これにより、プラグ12の複数のプラグコンタクト14は、それぞれレセプタクル11の対応するレセプタクルコンタクト13に対して電気導通状態となり、レセプタクル11とプラグ12とが互いに嵌合する。なお、図15および図16も、図12および図13と同様に、レセプタクル11の底部から積層体15を除去したときの薄型コネクタを下方から見た図である。
図9(A)および(B)に示したように、プラグコンタクト14のプラグ接点部36には、中央部が窪んだノッチ36aが形成されているので、丸みを帯びた突出形状を有するレセプタクル接点部18は、対応するプラグ接点部36のノッチ36aに嵌まり込む。ここで、ノッチ36aのZ方向の両端部は、それぞれプラグインシュレータ29の下面29aおよび張り出し部29bにより閉じられているため、レセプタクル接点部18は、プラグ接点部36のノッチ36aからZ方向に外れることなく、Z方向にロックされた状態でノッチ36aに嵌め合わされ、レセプタクル接点部18とプラグ接点部36の接触状態が保持される。
このとき、図17に示されるように、プラグ12の−Y方向端部のロック部材30は、レセプタクルインシュレータ16の張り出し部20の切り欠き部22内に挿入され、また、図示しないが、プラグ12の+Y方向端部のロック部材30も、レセプタクルインシュレータ16の張り出し部24の切り欠き部26に挿入される。これにより、プラグ12は、レセプタクル11から上下方向すなわちZ方向に外れることなく、レセプタクル11にロックされた状態となる。
このようにして、レセプタクル11とプラグ12との嵌合により、プラグ12の複数のプラグコンタクト14が、同時に、レセプタクル11の対応するレセプタクルコンタクト13に電気導通されることとなる。
この実施の形態1に係る薄型コネクタにおいては、レセプタクルコンタクト13がレセプタクルコンタクト13の配列方向であるY方向に対して斜めに延びるバネ部17を有すると共にバネ部17の先端にレセプタクル接点部18が形成され、プラグ12をレセプタクル11に対してレセプタクルコンタクト13およびプラグコンタクト14の配列方向に相対的にスライドさせることにより、レセプタクル11とプラグ12との嵌合を行うので、レセプタクルコンタクト13およびプラグコンタクト14の配列方向に対して垂直なX方向にレセプタクル11とプラグ12とを相対的にスライドさせるための空間を確保する必要がなく、X方向の長さを低減することが可能となる。
また、図3および図4に示したように、レセプタクルコンタクト13のバネ部17は、Y方向に対して傾斜した方向に延びると共に隣接するバネ部17とY方向に一部重なり合うように配列されているので、レセプタクルコンタクト13の配列ピッチPをバネ部17の長さよりも小さくすることができ、狭ピッチ化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態1では、凸形状のレセプタクル接点部18がプラグ接点部36の凹形状のノッチ36aに嵌まり込むことで、レセプタクル接点部18とプラグ接点部36の接触状態が保持されたが、逆に、レセプタクル接点部18に凹形状のノッチを形成すると共にプラグ接点部36を凸形状に形成しても、同様にして、レセプタクル接点部18とプラグ接点部36の接触状態を保持することができる。
実施の形態2
図18および図19に、この発明の実施の形態2に係る薄型コネクタの構成を示す。薄型コネクタは、平板状のレセプタクル(第1コネクタ)41と平板状のプラグ(第2コネクタ)42とを備えており、これらレセプタクル41およびプラグ42を互いに重ね合わせた状態で嵌合が行われる。図18および図19では、レセプタクル41およびプラグ42が互いに平行で間隔を隔てて配置され、斜め上方から見た様子、および、斜め下方から見た様子がそれぞれ示されている。
レセプタクル41は、2列に配列された複数のレセプタクルコンタクト(第1コンタクト)43を有し、プラグ42は、2列に配列された複数のプラグコンタクト(第2コンタクト)44を有している。これら複数のレセプタクルコンタクト43と複数のプラグコンタクト44は、互いに同一のピッチPで配列されている。
ここで、平板状のレセプタクル41およびプラグ42が延びる平面をXY面、複数のレセプタクルコンタクト43および複数のプラグコンタクト44の配列方向をY方向とし、プラグ42がレセプタクル41に対してZ方向に間隔を隔てて配置されているものとする。
レセプタクル41は、図20および図21に示されるように、ステンレス等からなる補強板45、ポリイミド等からなる絶縁層46および銅等からなる導電材47が順次積層された3層構造の積層体48を用いて作製されており、さらに、積層体48の上面の+X方向側の側縁部および−X方向側の側縁部には、それぞれY方向に沿って延びる一対の枠体51が配置されている。枠体51は、絶縁層49と補強板50を積層して形成されている。
枠体51は、プラグ42をY方向にスライド可能にガイドするもので、一対の枠体51は、プラグ42のX方向長さにほぼ対応する間隔を有している。
積層体48の補強板45および絶縁層46には、積層体48の中央部においてY方向に沿って延びる開口部52が形成されている。複数のレセプタクルコンタクト43は、導電材47からパターン形成され、それぞれ基端部分が補強板45および絶縁層46の上に保持され、先端部分がXY面内で複数のレセプタクルコンタクト43の配列方向に対して斜めに交差する方向、具体的には、+X方向または−X方向から−Y方向に傾斜した方向に延びて、開口部52内に片持ち梁形状のバネ部53を形成している。バネ部53の先端にレセプタクル接点部(第1接点部)54が形成されている。
また、それぞれのレセプタクルコンタクト43は、基端部分に、+Y方向に向かって開くように形成された切り欠き状の変形抑制用凹部55を有している。この変形抑制用凹部55が配置された部分の補強板45および絶縁層46に開口部56が形成され、変形抑制用凹部55の下方は開口部56を通して開放されている。
さらに、積層体48の補強板45および絶縁層46には、Y方向の中央部において、開口部52をX方向に横切って+X方向側と−X方向側とを連結する連結部57が形成されている。この連結部57は、レセプタクル41とプラグ42との嵌合時にプラグ42から受ける力に対してレセプタクル41の変形を防止するためのものである。
レセプタクル41は、平板形状の積層体48の補強板45および絶縁層46にそれぞれエッチングにより開口部52および56を形成すると共に、導電材47をエッチングすることにより、それぞれバネ部53と変形抑制用凹部55を有する複数のレセプタクルコンタクト43を形成した後、積層体48の上面に絶縁層49と補強板50からなる一対の枠体51を貼り付けることで作製することができる。
プラグ42は、図22および図23に示されるように、ステンレス等からなる補強板58、ポリイミド等からなる絶縁層59および銅等からなる導電材60が順次積層された3層構造の積層体61を用いて作製されている。
導電材60をXY面内でパターニングすることにより、複数のプラグコンタクト44が形成されている。それぞれのプラグコンタクト44は、レセプタクルコンタクト43と同様に、XY面内で+X方向または−X方向から−Y方向に傾斜した方向に延びており、その先端部分にXY面に対して垂直な−Z方向に突出形成された突起部62を有し、突起部62の側面によりプラグ接点部(第2接点部)63が形成されている。また、プラグコンタクト44の基端部分には、XY面に対して垂直な−Z方向に突出する変形抑制用凸部64が形成されている。この変形抑制用凸部64は、プラグ42がレセプタクル41に嵌合したときに、対応するレセプタクルコンタクト43の変形抑制用凹部55内に挿入されて、レセプタクル41の変形を防止するためのものである。
プラグ42は、平板形状の積層体61の導電材60をエッチングすることにより、複数のプラグコンタクト44の平面部分を形成した後、例えばアディティブメッキを施すことにより、プラグコンタクト44の先端部分に突起部62を、基端部分に変形抑制用凸部64をそれぞれ形成することで作製することができる。
次に、この実施の形態2に係る薄型コネクタの嵌合時の動作について説明する。まず、レセプタクル41の一対の枠体51で挟まれた導電材47の上にプラグ42が導電材60を下方に向けて重ね合わされる。このとき、レセプタクル41の導電材47の上面およびプラグ42の導電材60の下面により薄型コネクタの嵌合面が形成され、プラグ42は、嵌合面内でレセプタクル41に対して相対的にY方向にスライド可能にレセプタクル41の枠体51の内側に配置される。
プラグ42の+Y方向端部がレセプタクル41の+Y方向端部とほぼ等しい位置にあるときのレセプタクルコンタクト43とプラグコンタクト44の位置関係が見やすくなるように、下方から見た斜視図および底面図を図24および図25に示す。
このとき、プラグ42の複数の突起部62は、それぞれXY面内において、レセプタクル41の互いに隣接するレセプタクル接点部54の間に位置し、図26に示されるように、対応するレセプタクルコンタクト43のレセプタクル接点部54から離れ、レセプタクルコンタクト43のレセプタクル接点部54とプラグコンタクト44のプラグ接点部63は、互いに離間した状態にある。
なお、図26も図24および図25と同様に、下方から薄型コネクタを見た図であり、このとき、プラグコンタクト44の基端部分に形成されている変形抑制用凸部64は、まだレセプタクルコンタクト43の変形抑制用凹部55内に挿入されていない。
ここで、プラグ42をレセプタクル41に対して、レセプタクルコンタクト43およびプラグコンタクト44の配列ピッチPの半分の距離P/2だけ相対的に−Y方向にスライドさせると、図27および図28に示されるように、それぞれのプラグコンタクト44の突起部62は、XY面内において、レセプタクル41の対応するレセプタクルコンタクト43のレセプタクル接点部54に対向する位置となる。このため、図29に示されるように、レセプタクルコンタクト43のバネ部53がプラグコンタクト44の突起部62に押されて弾性変形し、バネ部53の先端に形成されたレセプタクル接点部54と突起部62の側面に形成されたプラグ接点部63がバネ部53の弾性力により互いに所定の接触力をもって接触する。これにより、プラグ42の複数のプラグコンタクト44は、それぞれレセプタクル41の対応するレセプタクルコンタクト43に対して電気導通状態となり、レセプタクル41とプラグ42とが互いに嵌合する。なお、図27〜29も、図24〜26と同様に、薄型コネクタを下方から見た図である。
このようにして、レセプタクル41とプラグ42との嵌合により、プラグ42の複数のプラグコンタクト44が、同時に、レセプタクル41の対応するレセプタクルコンタクト43に電気導通されることとなる。
このとき、図29に示されるように、それぞれのプラグコンタクト44の基端部分に形成されている変形抑制用凸部64が、対応するレセプタクルコンタクト43の基端部分に形成されている変形抑制用凹部55内に挿入される。このため、レセプタクルコンタクト43のバネ部53により所定の接触力が作用しても、レセプタクル41の変形を抑制することができる。
この実施の形態2に係る薄型コネクタにおいても、実施の形態1と同様に、レセプタクルコンタクト43がレセプタクルコンタクト43の配列方向であるY方向に対して斜めに延びるバネ部53を有すると共にバネ部53の先端にレセプタクル接点部54が形成され、プラグ42をレセプタクル41に対してレセプタクルコンタクト43およびプラグコンタクト44の配列方向に相対的にスライドさせることにより、レセプタクル41とプラグ42との嵌合を行うので、レセプタクルコンタクト43およびプラグコンタクト44の配列方向に対して垂直なX方向にレセプタクル41とプラグ42とを相対的にスライドさせるための空間を確保する必要がなく、X方向の長さを低減することが可能となる。
また、図20に示したように、レセプタクルコンタクト43のバネ部53は、Y方向に対して傾斜した方向に延びると共に隣接するバネ部53とY方向に一部重なり合うように配列されているので、レセプタクルコンタクト43の配列ピッチPをバネ部53の長さよりも小さくすることができ、狭ピッチ化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態2では、プラグコンタクト44の変形抑制用凸部64がレセプタクルコンタクト43の変形抑制用凹部55内に挿入されたが、逆に、プラグコンタクト44に変形抑制用凹部を形成すると共にレセプタクルコンタクト43に変形抑制用凸部を形成しても、同様にして、レセプタクル41の変形を抑制することが可能となる。
また、上記の実施の形態2では、レセプタクルコンタクト43並びにプラグコンタクト44の平面部分を、それぞれ積層体48および61の導電材47および60をエッチングすることで形成したが、これに限るものではなく、導電材47および60をそれぞれプレス抜き加工することにより形成することもできる。例えば、積層体48の補強板45および絶縁層46にそれぞれエッチングにより開口部52および56を形成した後、導電材47にプレス抜き加工を施してレセプタクルコンタクト43を形成することができる。プラグコンタクト44の平面部分についても同様である。
一般に、プレス抜き加工により導電材を打ち抜くと、エッチングで形成するよりも高精度にコンタクト形状を製造することができるため、接点部分のみをプレス抜き加工により形成し、その他のコンタクト部分をエッチングで形成することもできる。
さらに、3層の積層体48および61を用いずに、補強板および絶縁層からなる2層の積層体の絶縁層の表面上に電解メッキを施してレセプタクルコンタクトまたはプラグコンタクトを形成することも可能である。
上記の実施の形態1および2では、レセプタクルコンタクト13および43のバネ部17および53が隣接するバネ部17および53とY方向に一部重なり合うように配列されていたが、これに限るものではなく、例えば、図30に示されるように、レセプタクルコンタクト71のバネ部72が隣接するバネ部72とY方向に重ならないように構成することもできる。ただし、実施の形態1および2のように、バネ部17および53を隣接するバネ部17および53とY方向に一部重なり合わせて配列する方が、狭ピッチ化を図る上で有利である。
また、上記の実施の形態1および2では、レセプタクル11および41が、2列に配列された複数のレセプタクルコンタクト13および43を有し、プラグ12および42も、2列に配列された複数のプラグコンタクト14および44を有していたが、複数のレセプタクルコンタクトおよび複数のプラグコンタクトは、1列に配列してもよく、あるいは、3列以上に配列してもよい。
1 第1基板、2 レセプタクル、3 第2基板、4 プラグ、5 レセプタクルコンタクト、5a 主腕部、5b 補助腕部、5c 突出部、6 プラグコンタクト、11,41 レセプタクル、12,42 プラグ、13,43,71 レセプタクルコンタクト、14,44 プラグコンタクト、14a プラグコンタクト引出部、15,48,61 積層体、16 レセプタクルインシュレータ、17,53,72 バネ部、18,54 レセプタクル接点部、19,23,31,32 端面、20,24 張り出し部、21,25 ガイド面、22,26 切り欠き部、27,37,47,60 導電材、28 複合材、29 プラグインシュレータ、29a 下面、29b 張り出し部、30 ロック部材、33,62 突起部、34 凸部、35 凹部、36,63 プラグ接点部、36a ノッチ、38,45,50,58 補強板、46,49,59 絶縁層、51 枠体、52,56 開口部、55 変形抑制用凹部、57 連結部、64 変形抑制用凸部、S 開口部、C スライド方向、P ピッチ。

Claims (14)

  1. 平板状の第1コネクタと平板状の第2コネクタとを嵌合面上で互いに重ね合わせて嵌合させる薄型コネクタであって、
    前記第1コネクタは、それぞれ第1接点部が形成されると共に配列された複数の第1コンタクトを有し、
    前記第2コネクタは、それぞれ第2接点部が形成されると共に前記複数の第1コンタクトと同一方向に配列された複数の第2コンタクトを有し、
    それぞれの前記第1コンタクトは、前記複数の第1コンタクトの配列方向に対して斜めに交差する方向に延びると共に前記第1接点部が形成されたバネ部を有し、
    前記第1コネクタおよび前記第2コネクタを前記嵌合面上で互いに重ね合わせて前記複数の第1コンタクトおよび前記複数の第2コンタクトの配列方向に相対的にスライドさせることにより、前記第2コネクタのそれぞれの前記第2コンタクトの前記第2接点部が前記第1コネクタの対応する前記第1コンタクトの前記第1接点部に接触して前記第1コネクタと前記第2コネクタとが互いに嵌合することを特徴とする薄型コネクタ。
  2. 前記第1コンタクトの前記バネ部は、片持ち梁形状を有し、前記第1接点部は、前記バネ部の先端に形成される請求項1に記載の薄型コネクタ。
  3. 前記第1コンタクトの前記バネ部は、前記複数の第1コンタクトの配列方向に対して斜めに延び、隣接する前記第1コンタクトの前記バネ部と前記複数の第1コンタクトの配列方向に一部重なるように形成されている請求項1または2に記載の薄型コネクタ。
  4. 前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、それぞれ、樹脂により成形され且つ前記複数の第1コンタクトおよび前記複数の第2コンタクトを保持する第1インシュレータおよび第2インシュレータを有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄型コネクタ。
  5. 前記複数の第1コンタクトおよび前記複数の第2コンタクトは、それぞれ、導電材にプレス加工を施すことにより形成される請求項4に記載の薄型コネクタ。
  6. 前記複数の第1コンタクトは、補強板と絶縁層との積層体の前記絶縁層の上に配置された状態で、前記第1インシュレータにより保持される請求項4または5に記載の薄型コネクタ。
  7. 前記第1コンタクトの前記第1接点部および前記第2コンタクトの前記第2接点部の一方は凸形状を有し、他方は凹形状を有し、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合時に前記第1接点部と前記第2接点部とが互いに嵌め合わされる請求項4〜6のいずれか一項に記載の薄型コネクタ。
  8. 前記第1コンタクトの前記第1接点部および前記第2コンタクトの前記第2接点部のうち凹形状を有する前記他方の接点部は、平板状の前記第1コネクタおよび前記第2コネクタに対する垂直方向の両端部が前記第1インシュレータまたは前記第2インシュレータにより閉じられ、前記第1コンタクトの前記第1接点部および前記第2コンタクトの前記第2接点部のうち凸形状を有する前記一方の接点部は、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタに対する垂直方向にロックされた状態で前記他方の接点部に嵌め合わされる請求項7に記載の薄型コネクタ。
  9. 前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、前記複数の第1コンタクトおよび前記複数の第2コンタクトの配列方向の両端部にそれぞれ配置され且つ互いの嵌合状態を保持するための第1ロック部および第2ロック部を有する請求項4〜8のいずれか一項に記載の薄型コネクタ。
  10. 前記複数の第1コンタクトおよび前記複数の第2コンタクトは、それぞれ、補強板、絶縁層および導電層が順次積層された積層体を用いて形成され、
    前記第1接点部および前記第2接点部は、それぞれ、前記導電層にエッチング加工またはプレス抜き加工を施すことにより形成される請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄型コネクタ。
  11. 前記複数の第1コンタクトおよび前記複数の第2コンタクトは、それぞれ、補強板および絶縁層が積層された積層体の前記絶縁層上に電解メッキを施すことにより形成される請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄型コネクタ。
  12. 前記第2コンタクトは、前記嵌合面に対して垂直方向に突出する突起部を有し、前記第2接点部は、前記突起部の側面に形成されている請求項10または11に記載の薄型コネクタ。
  13. 前記第2コンタクトの前記突起部は、アディティブメッキにより形成される請求項12に記載の薄型コネクタ。
  14. 前記第1コンタクトおよび前記第2コンタクトの一方は変形抑制用凸部を有し、他方は前記複数の第1コンタクトおよび前記複数の第2コンタクトの配列方向に形成された変形抑制用凹部を有し、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合時に前記変形抑制用凹部に前記変形抑制用凸部が挿入される請求項10〜13のいずれか一項に記載の薄型コネクタ。
JP2013256809A 2013-12-12 2013-12-12 薄型コネクタ Active JP6247520B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013256809A JP6247520B2 (ja) 2013-12-12 2013-12-12 薄型コネクタ
CN201410575269.2A CN104716460B (zh) 2013-12-12 2014-10-24 薄型连接器
US14/539,743 US9293846B2 (en) 2013-12-12 2014-11-12 Thin connector having a first connector slidably superimposed on a second connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013256809A JP6247520B2 (ja) 2013-12-12 2013-12-12 薄型コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015115211A true JP2015115211A (ja) 2015-06-22
JP6247520B2 JP6247520B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=53369624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013256809A Active JP6247520B2 (ja) 2013-12-12 2013-12-12 薄型コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9293846B2 (ja)
JP (1) JP6247520B2 (ja)
CN (1) CN104716460B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6090930B2 (ja) * 2013-09-17 2017-03-08 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP6199220B2 (ja) * 2014-03-26 2017-09-20 日本航空電子工業株式会社 薄型コネクタ
JP6734676B2 (ja) * 2016-03-28 2020-08-05 日本航空電子工業株式会社 スライド型コネクタ
JP7265443B2 (ja) * 2019-07-31 2023-04-26 日本航空電子工業株式会社 配線板組立体
CN113422231B (zh) * 2021-06-22 2022-04-01 中航光电科技股份有限公司 一种连接器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0458973U (ja) * 1990-09-26 1992-05-20
JP2004517450A (ja) * 2000-12-30 2004-06-10 インテル・コーポレーション 電流搬送能力を向上させ、より高いic電力送付が得られるソケット/パッケージ・パワー/グランド・バー装置
US20050112959A1 (en) * 2003-11-20 2005-05-26 Kuang-Chih Lai Large elastic momentum conduction member of IC device socket
JP2008233022A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Japan Electronic Materials Corp コンタクトプローブ
JP2009253117A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Mitsumi Electric Co Ltd 光通信モジュール
JP2012226977A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Molex Inc 基板対基板コネクタ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5395250A (en) * 1994-01-21 1995-03-07 The Whitaker Corporation Low profile board to board connector
TWM339799U (en) * 2008-02-29 2008-09-01 Advanced Connectek Inc Signal terminal and male connector containing same
CN103782619B (zh) * 2011-08-05 2019-02-15 谷歌有限责任公司 用于在移动电信系统的小小区中干扰的适应性减少的方法和装置
JP2014010899A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Molex Inc コネクタ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0458973U (ja) * 1990-09-26 1992-05-20
JP2004517450A (ja) * 2000-12-30 2004-06-10 インテル・コーポレーション 電流搬送能力を向上させ、より高いic電力送付が得られるソケット/パッケージ・パワー/グランド・バー装置
US20050112959A1 (en) * 2003-11-20 2005-05-26 Kuang-Chih Lai Large elastic momentum conduction member of IC device socket
JP2008233022A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Japan Electronic Materials Corp コンタクトプローブ
JP2009253117A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Mitsumi Electric Co Ltd 光通信モジュール
JP2012226977A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Molex Inc 基板対基板コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
US20150171532A1 (en) 2015-06-18
JP6247520B2 (ja) 2017-12-13
US9293846B2 (en) 2016-03-22
CN104716460A (zh) 2015-06-17
CN104716460B (zh) 2017-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5772909B2 (ja) 基板接続用電気コネクタ装置
JP6247520B2 (ja) 薄型コネクタ
TWI299470B (ja)
JP6199220B2 (ja) 薄型コネクタ
TWI659572B (zh) Connector terminal assembly and connector
JP4525699B2 (ja) 基板間接続コネクタ
JP6016244B2 (ja) コネクタ
JP6247517B2 (ja) 薄型コネクタ
JP5798846B2 (ja) コネクタ
JP2017103095A (ja) コネクタ及びコネクタの接続解除方法
US20220149551A1 (en) Electric connector for flat conductor
JP2019129137A (ja) コネクタ、相手方コネクタ及びコネクタ組立体
JP2006059724A (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JP5928415B2 (ja) メモリーカード用コネクタ
KR101150761B1 (ko) 슬림형 푸쉬 스위치장치
JP2017195032A (ja) プラグコネクタ
JP2019032968A (ja) コネクタ
TWI424457B (zh) Slide switch
JP2010033843A (ja) スライド操作型電気部品
JP6342314B2 (ja) 薄型コネクタ
KR20160012866A (ko) 무접촉단자형 fpc 커넥터 및 이를 이용한 배터리팩 fpc의 접속방법
JP6052842B2 (ja) スライドスイッチ
JP2020035727A (ja) 電気コネクタ
JP2019169320A (ja) 電気コネクタ
JP2010033844A (ja) スライド操作型電気部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6247520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250